JP6645675B2 - 皿移送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、皿移送装置に関する。
近年、外食産業の発展に伴い、厨房機器の自動化が進んでいる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2006−188337号公報
食器皿を大量に取り扱う飲食店では、作業量を削減するため、食器皿を自動的に洗浄する皿洗浄装置が用いられている。皿洗浄装置には、皿受入口に食器皿が入ると洗浄動作を自動的に開始し、洗浄済みの食器皿を皿排出口に排出するタイプのものがある。このタイプの皿洗浄装置では、皿受入口に積み上がった皿が無くなると食器皿の洗浄が止まるため、未洗浄の食器皿が厨房等に多数ある場合には、皿受入口に食器皿を絶え間なく積み重ね続ける必要がある。また、このタイプの皿洗浄装置では、皿排出口に食器皿が溜まり過ぎると次の食器皿の洗浄ができなくなるため、皿排出口に溜まった食器皿を適当なタイミングで取り除く必要がある。
ところで、近年は少子化の影響や人員の合理化に伴い、食器皿を大量に取り扱う飲食店においても皿洗浄装置の取扱いに十分な人員を配置することが容易でない。よって、一人の作業者が、皿洗浄装置の皿受入口に食器皿を積み上げる作業と、皿洗浄装置の皿排出口から排出される食器皿を取り除く作業とを繰り返す場合が多い。しかし、皿受入口に積み上げる食器皿は洗浄前の汚れた皿である一方、皿排出口に積み上がる食器皿は洗浄済みの清潔な皿であるため、一人の作業者が皿受入口に食器皿を積み上げる作業と皿排出口から排出される食器皿を取り除く作業とを交互に繰り返すと、洗浄済みの清潔な皿を汚す可能性がある。
そこで、本願は、皿受入口から受け入れた食器皿を洗浄して皿排出口へ排出する皿洗浄装置において、当該皿排出口へ排出される食器皿が汚れる可能性を可及的に抑制しつつ、当該皿洗浄装置の皿受入口へ食器皿を途切れなく積み上げ可能にする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、積み上がった食器皿を複数載置可能なコンベア装置と、皿洗浄装置の皿排出口とコンベア装置のコンベアの上流側の端部とに跨って設置される皿取出装置とを設けておき、皿排出口に食器皿が積み上がると、当該積み上がった食器皿をコンベアの上流側の端部へ移動させ、当該コンベアを所定量だけ作動させることにした。
詳細には、本発明は、食器皿を洗浄して皿排出口に積み上げる皿洗浄装置に隣接して設置される皿移送装置であって、積み上がった食器皿を複数載置可能なコンベア装置と、皿洗浄装置の皿排出口とコンベア装置のコンベアの上流側の端部とに跨って設置される皿取出装置であって、皿排出口に積み重なった食器皿を保持する皿保持装置と、皿保持装置を
皿排出口と端部との間で移動する移動装置とを有する皿取出装置と、皿排出口に食器皿が積み上がると、皿保持装置に皿排出口の食器皿を保持させてから移動装置に皿保持装置を皿排出口から端部へ移動させると共に、コンベアの上流側の端部に食器皿を載せるスペースが空くようにコンベアを所定量だけ作動させる制御装置と、を備える。
ここで、所定量とは、コンベアの上流側の端部に載った食器皿が移動を開始してから、当該コンベアの上流側の端部に他の食器皿を載せるスペースが空くまでに要するコンベアの動作量であり、例えば、食器皿の直径よりもやや長い量だけコンベアが回転するのに要する動作量である。
この皿移送装置では、皿洗浄装置の皿排出口に積み上がった食器皿が、積み重なった状態のまま皿取出装置によってコンベアの上流側の端部へ移送され、その後、コンベアの上流側の端部に食器皿を載せるスペースが空くようにコンベアが所定量動く。よって、皿取出装置による食器皿の移動が繰り返されると、積み上がった食器皿がコンベアの複数個所に載置された状態になる。したがって、作業者は、皿洗浄装置の皿受入口に食器皿を積み上げる作業に専念することが可能であり、皿洗浄装置の皿排出口から排出される食器皿を取り除く作業を頻繁に行う必要が無い。このため、皿洗浄装置の皿受入口に食器皿を積み上げる作業で汚れた手で、洗浄済みの清潔な食器皿を汚す可能性が極めて低くなる。すなわち、この皿移送装置を使えば、皿排出口へ排出される洗浄済みの食器皿が汚れる可能性を可及的に抑制しつつ、皿洗浄装置の皿受入口へ食器皿を途切れなく積み上げ可能となる。
なお、コンベア装置は、コンベアを形成する複数のベルトコンベアを有するものであってもよい。コンベアが複数のベルトコンベアで形成されていれば、コンベアを適宜の形状にすることができる。
また、コンベアは、ベルトコンベア同士が直角に繋がるコーナー部分を有し、コーナー部分では、上流側のベルトコンベアの終端が、下流側のベルトコンベアへ下流側のコンベアの側方から突き合わされていてもよい。コンベアにベルトコンベア同士が直角に繋がるコーナー部分があっても、上流側のベルトコンベアの終端が、下流側のベルトコンベアへ下流側のコンベアの側方から突き合わされていれば、コンベアに載っている積み重なった食器皿が上流側のベルトコンベアから下流側のベルトコンベアへ移る。
また、コーナー部分には、複数枚分の食器皿の高さを有する垂直な曲面状のガイドが備わっていてもよい。複数枚分の食器皿の高さを有する垂直な曲面状のガイドがコーナー部分にあれば、上流側のベルトコンベアから下流側のベルトコンベアへ移る積み重なった食器皿の姿勢が安定する。
また、コンベアは、食器皿を一列で並べることが可能な第1のベルトコンベアと、第1のベルトコンベアの側部に沿って配置される第2のベルトコンベアとを有し、コンベア装置は、第1のベルトコンベアに載っている食器皿を第2のベルトコンベア側へ押す皿押し装置を更に備えていてもよい。このように構成されるコンベアであれば、積み重なった食器皿を複数列で載せることが可能となる。
本発明に係る皿移送装置であれば、皿受入口から受け入れた食器皿を洗浄して皿排出口へ排出する皿洗浄装置において、当該皿排出口へ排出される食器皿が汚れる可能性を可及的に抑制しつつ、当該皿洗浄装置の皿受入口へ食器皿を途切れなく積み上げ可能である。
図1は、皿移送装置の外観を示した斜視図である。 図2は、皿移送装置における食器皿の流れを示した図である。 図3は、皿取出装置の内部機構を示した図である。 図4Aは、皿取出装置が実現する皿移送の様子を示した第1の図である。 図4Bは、皿取出装置が実現する皿移送の様子を示した第2の図である。 図5は、積み上がった食器皿がコンベアの複数個所に載置された状態を示した図である。 図6は、コンベアを形成する筐体のユニットのバリエーションを示した図である。 図7は、コンベアのコーナー部分を拡大した図である。 図8は、コンベア装置の変形例を示した図である。 図9は、変形例に係るコンベア装置の動作説明図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。下記に示す各実施形態や変形例は、例えば、寿司等の飲食物を皿に載せて提供する飲食店に好適である。
図1は、皿移送装置の外観を示した斜視図である。皿移送装置1は、図1に示すように、食器皿を自動的に洗浄する皿洗浄装置10から排出される食器皿を取り出して移送する装置であり、皿取出装置20とコンベア装置30とを備える。皿洗浄装置10は、皿受入口101に積み上がった食器皿を下から1枚ずつ内部に取り込んで洗浄し、洗浄した食器皿を皿排出口102に下から積み上げる。皿取出装置20は、皿洗浄装置10とコンベア装置30とに跨って設置される装置である。皿取出装置20やコンベア装置30は、図示しない制御装置によって制御される。
コンベア装置30のコンベア301は、複数のベルトコンベア301A,301B,301Cが組み合わさったコンベアである。各ベルトコンベア301A,301B,301Cは、何れも同じ回転速度で同時に作動する。よって、コンベア301に食器皿が置かれた状態でベルトコンベア301が作動すると、食器皿がコンベア301の上流側から下流側へ移動する。また、コンベア装置30には、コンベア301の下流側の端部にセンサが備わっている。コンベア301の下流側の端部に食器皿があると、それ以上コンベア301を作動させることができない。そこで、皿移送装置1は、コンベア301の下流側の端部に食器皿があることをコンベア装置30のセンサで検知すると、食器皿の取出しを促すメッセージを表示器あるいは警報音等で報知すると共に、皿取出装置20とコンベア装置30の動きを停止する。
なお、図1では、各ベルトコンベア301A,301B,301Cが互いに直角に繋がっているが、各ベルトコンベア301A,301B,301Cは互いに直線状に繋がっていてもよいし、直線状に繋がる部分と直角に繋がる部分とが混在していてもよい。また、本実施形態では、コンベア301が3つのベルトコンベア301A,301B,301Cで形成されているが、コンベア301は、2つ以下のベルトコンベアで形成されていてもよいし、4つ以上のベルトコンベアで形成されていてもよい。
図2は、皿移送装置1における食器皿の流れを示した図である。皿洗浄装置10の皿受入口101に積み上がった食器皿Dは皿洗浄装置10内で洗浄され、皿排出口102に積み上げられる。皿洗浄装置10の皿排出口102に積み重なった食器皿Dは、積み重なった状態のままで皿取出装置20によりコンベア装置30のコンベア301へ移送される。コンベア301に置かれた食器皿Dは、コンベア301の下流側へ徐々に移送される。
図3は、皿取出装置20の内部機構を示した図である。皿取出装置20は、皿洗浄装置10の皿排出口102に積み重なった食器皿Dを保持する皿保持ユニット201、皿保持ユニット201を移動する移動ユニット202、移動ユニット202を支持する移動レール206,206、皿洗浄装置10の皿排出口102に積み上がった食器皿Dが規定の高さに達したか否かを検出する図示しないセンサ等を備えている。そして、皿保持ユニット201は、積み重なった食器皿Dを受け入れる収容部208を形成している。収容部208は、コンベア装置30の皿受入口305に向かう側が開放されている上面視U字状の収容部であり、上側と下側も開放されている収容部である。よって、皿保持ユニット201が皿洗浄装置10の皿排出口102上に居る場合、皿排出口102に徐々に積み上げられる食器皿Dは収容部208の下側から上側へ向かって徐々に積み上がることになる。
皿保持ユニット201は、収容部208の側方の開放部分において、収容部208内に積み上がった食器皿D全体を側方から抱え込むように保持することにより、収容部208の側方の開放部分から食器皿Dが出て倒れるのを防ぐ可動式の皿抱え込み棒209,209を有している。また、皿保持ユニット201は、収容部208の下側の開放部分において、食器皿Dの縁の4か所に引っ掛けて食器皿Dを下側から支持する可動式の皿抱え込み爪210,210,210,210を有している。皿保持ユニット201は、皿抱え込み棒209,209や皿抱え込み爪210,210,210,210を動かす図示しない駆動装置類を内蔵しており、皿抱え込み棒209,209や皿抱え込み爪210,210,210,210を自動的に開閉することができる。
皿取出装置20は、皿排出口102に積み上がった食器皿Dをセンサで検出すると、皿洗浄装置10を一時停止させ、皿排出口102に積み上がった食器皿Dを皿保持ユニット201に皿抱え込み棒209,209で抱え込ませて保持させ、食器皿Dを移動ユニット202でコンベア301の上流側の端部へ移送する。
図4Aは、皿取出装置20が実現する皿移送の様子を示した第1の図である。また、図4Bは、皿取出装置20が実現する皿移送の様子を示した第2の図である。皿洗浄装置10が食器皿Dを洗浄している間、皿洗浄装置10の皿排出口102には食器皿Dが徐々に積み上がる(図4Aの(A)から(B))。皿洗浄装置10の皿排出口102に積み上がった食器皿Dが規定の高さに達したことをセンサが検出すると、皿取出装置20は、皿洗浄装置10を一時停止させ、皿保持ユニット201の高さ調整を行う(図4Aの(B)から(C))。そして、皿保持ユニット201の高さ調整が完了すると、皿取出装置20は、皿抱え込み棒209,209や皿抱え込み爪210,210,210,210を閉じて食器皿Dを保持する(図4Aの(C)から(D))。皿取出装置20は、食器皿Dの保持が完了すると、皿保持ユニット201を移動ユニット202で動かす(図4Aの(D)から図4Bの(E))。皿保持ユニット201がコンベア装置30の皿受入口305に到着すると、皿取出装置20は、皿抱え込み棒209,209や皿抱え込み爪210,210,210,210を開いて食器皿Dを解放する(図4Bの(E)から(F))。食器皿Dを解放すると、皿取出装置20は、皿抱え込み棒209,209や皿抱え込み爪210,210,210,210を開いたまま皿保持ユニット201を皿洗浄装置10の皿排出口102へ戻す(図4Bの(F)から(G))。
コンベア装置30は、皿取出装置20の皿保持ユニット201が皿洗浄装置10の皿排出口102へ戻ると、コンベア301を所定量(約一皿分)だけ動かす。コンベア301が所定量だけ動くと、コンベア301の上流側の端部に食器皿Dを載せるスペースが空く。皿取出装置20による食器皿Dの移送とコンベア301の所定量の動きとが繰り返されると、積み上がった食器皿Dがコンベア301の複数個所に載置された状態になる。図5は、積み上がった食器皿Dがコンベア301の複数個所に載置された状態を示した図である。皿洗浄装置10は、皿受入口101に食器皿Dが入るとこれを洗浄し、皿排出口10
2に排出するタイプの装置なので、皿受入口101に積み上がった皿が無くなると食器皿Dの洗浄が止まる。よって、厨房の作業者は、未洗浄の食器皿Dが多数ある場合、皿受入口101に食器皿Dを絶え間なく積み重ね続ける必要がある。また、皿洗浄装置10は、皿排出口102に食器皿Dが溜まり過ぎると次の食器皿Dの洗浄ができなくなるため、皿排出口102に溜まった食器皿Dを適当なタイミングで取り除く必要がある。この点、上記の皿移送装置1は、皿洗浄装置10の皿排出口102から排出される食器皿Dを自動的にコンベア301へ移送するため、厨房の作業者は、皿排出口102に溜まる食器皿Dを取り除く作業を行う必要がない。したがって、一人の作業者が、皿洗浄装置10の皿受入口101に食器皿Dを積み上げる作業と、皿洗浄装置10の皿排出口102から排出される食器皿Dを取り除く作業とを繰り返すことが殆ど無い。このため、皿洗浄装置10の皿受入口101に食器皿Dを積み上げる作業で汚れた手で、洗浄済みの清潔な食器皿Dを汚す可能性が極めて低い。すなわち、この皿移送装置1を使えば、皿排出口102へ排出される洗浄済みの食器皿Dが汚れる可能性を可及的に抑制しつつ、皿洗浄装置10の皿受入口101へ食器皿Dを途切れなく積み上げ可能となる。
なお、コンベア301は、単一の筐体によって各ベルトコンベア301A,301B,301Cが組み合わせられる一体品であってもよいし、コンベア301の直線部分を形成する筐体のユニット(直線ユニット)と、コンベア301のコーナー部分を形成する筐体のユニット(コーナーユニット)とを連結して各ベルトコンベア301A,301B,301Cが組み合わせられる複合品であってもよい。図6は、コンベア301を形成する筐体のユニットのバリエーションを示した図である。コンベア301は、例えば、比較的短めの直線部分を形成する延長ユニット302S(図6(A)を参照)や、比較的長めの直線部分を形成する延長ユニット302L(図6(B)を参照)、コーナー部分を形成するコーナーユニット303K(図6(C)を参照)を適宜組み合わせて任意の形状の搬送経路を形成することができる。
ところで、コンベア301のコーナー部分は、以下のように構成されている。図7は、コンベア301のコーナー部分を拡大した図である。コンベア301のコーナー部分は、例えば、図7に示されるように、上流側のベルトコンベア(図7の場合であればベルトコンベア301Aが該当)の終端が、下流側のベルトコンベア(図7の場合であればベルトコンベア301Bが該当)へ下流側のベルトコンベアの側方から突き合わされている。そして、下流側のベルトコンベアの始端は、食器皿Dの進行方向を曲げる垂直な曲面状のガイド301Kで覆われている。ガイド301Kは、数枚分の食器皿Dの高さを有している。よって、積み重なった食器皿Dは、上流側のベルトコンベアに押されて下流側のベルトコンベアへ移る際、ガイド301Kに接触しても安定した姿勢を保つ。
なお、コンベア装置30は、例えば、以下のように変形してもよい。図8は、コンベア装置30の変形例を示した図である。変形例に係るコンベア装置31のコンベア311は、図8に示すように、ベルトコンベア311A(本願でいう「第1のベルトコンベア」に相当)とベルトコンベア311B(本願でいう「第2のベルトコンベア」に相当)が組み合わさっている。ベルトコンベア311Aは、食器皿Dを一列で並べることが可能なベルトコンベアである。ベルトコンベア311Bは、ベルトコンベア311Aの側部に沿って配置されるベルトコンベアであり、食器皿Dを複数列で並べることが可能な横幅を有している。ベルトコンベア311Aの動く方向とベルトコンベア311Bの動く方向とは直交する。そして、各ベルトコンベア311A,311Bは、互いに独立して作動する。
また、変形例に係るコンベア装置31には、ベルトコンベア311Aに載っている食器皿Dをベルトコンベア311B側へ押す皿押し装置316が備わっている。皿押し装置316は、ベルトコンベア311Aの長手方向に沿って延在する皿押し部材314と、皿押し部材314をベルトコンベア311Bの方へ向かって出し入れする出し入れ機構315
とを備える。また、コンベア装置31は、ベルトコンベア311Bの下流側の端部に食器皿Dの有無を検知するセンサが備わっている。
コンベア装置31は、以下のように動く。図9は、変形例に係るコンベア装置31の動作説明図である。すなわち、コンベア装置31は、皿取出装置20によって移送された食器皿Dがベルトコンベア311Aの上流側の端部に載り、皿取出装置20の皿保持ユニット201が皿洗浄装置10の皿排出口102へ戻ると、ベルトコンベア311Aを所定量だけ動かす(図9(A)を参照)。皿取出装置20による食器皿Dの移動が繰り返されると、積み上がった食器皿Dがベルトコンベア311Aの複数個所に載置された状態になる。コンベア装置31は、積み上がった食器皿Dがベルトコンベア311Aの下流側の端部まで到達したことをベルトコンベア311Aの動作回数のカウンタ値またはセンサで検知すると(図9(B)を参照)、ベルトコンベア311Aを停止状態で出し入れ機構315を作動させ、皿押し部材314をベルトコンベア311Bの方へ出す。皿押し部材314がベルトコンベア311Bの方へ出ると、ベルトコンベア311Aに載っていた食器皿Dがベルトコンベア311Bの上流側の端部へ移る(図9(C)を参照)。出し入れ機構315は、ベルトコンベア311Bの方へ出した皿押し部材314を元の位置へ戻す。ベルトコンベア311Aからベルトコンベア311Bへの食器皿Dの移動が繰り返されると、やがてベルトコンベア311Bの下流側の端部に食器皿Dが到達する(図9(D)を参照)。
本変形例に係るコンベア装置31を上記実施形態のコンベア装置30に適用した場合も、上記実施形態と同様、皿洗浄装置10の皿排出口102から排出される食器皿Dが自動的にコンベア311へ移送されるため、厨房の作業者は、皿排出口102に溜まる食器皿Dを取り除く作業を行う必要がない。したがって、一人の作業者が、皿洗浄装置10の皿受入口101に食器皿Dを積み上げる作業と、皿洗浄装置の皿排出口から排出される食器皿を取り除く作業とを繰り返すことが殆ど無い。
なお、本変形例に係るコンベア装置31は、例えば、コンベア装置30に備わっている最下流側のベルトコンベア(すなわち、ベルトコンベア301C)の代わりに適用してもよい。この場合、ベルトコンベア301A,301Bを経由してベルトコンベア311Aに移送された食器皿Dが皿押し装置316に押され、ベルトコンベア311Bに移ることになる。
1・・皿移送装置
D・・食器皿
10・・皿洗浄装置:101・・皿受入口:102・・皿排出口
20・・皿取出装置:201・・皿保持ユニット:202・・移動ユニット:206・・移動レール:208・・収容部:209・・皿抱え込み棒:210・・皿抱え込み爪
30,31・・コンベア装置:301,311・・コンベア:301A,301B,301C,311A,311B・・ベルトコンベア:301K・・ガイド:302S,302L・・延長ユニット:303K・・コーナーユニット:314・・皿押し部材:315・・出し入れ機構:316・・皿押し装置

Claims (5)

  1. 食器皿を洗浄して皿排出口に積み上げる皿洗浄装置に隣接して設置される皿移送装置であって、
    積み上がった食器皿を複数載置可能なコンベア装置と、
    前記皿洗浄装置の前記皿排出口と前記コンベア装置のコンベアの上流側の端部とに跨って設置される皿取出装置であって、前記皿排出口に積み重なった食器皿を保持する皿保持装置と、前記皿保持装置を前記皿排出口と前記端部との間で移動する移動装置とを有する皿取出装置と、
    前記皿排出口に食器皿が積み上がると、前記皿保持装置に前記皿排出口の食器皿を保持させてから前記移動装置に前記皿保持装置を前記皿排出口から前記端部へ移動させると共に、前記端部に載った食器皿が移動を開始するように前記コンベアを作動させ、前記端部に食器皿を載せるスペースが空くと前記コンベアを停止させる制御装置と、を備える
    皿移送装置。
  2. 前記コンベア装置は、前記コンベアを形成する複数のベルトコンベアを有する、
    請求項1に記載の皿移送装置。
  3. 前記コンベアは、ベルトコンベア同士が直角に繋がるコーナー部分を有し、
    前記コーナー部分では、上流側のベルトコンベアの終端が、下流側のベルトコンベアへ該下流側のコンベアの側方から突き合わされている、
    請求項2に記載の皿移送装置。
  4. 前記コーナー部分には、複数枚分の食器皿の高さを有する垂直な曲面状のガイドが備わっている、
    請求項3に記載の皿移送装置。
  5. 前記コンベアは、食器皿を一列で並べることが可能な第1のベルトコンベアと、前記第1のベルトコンベアの側部に沿って配置される第2のベルトコンベアとを有し、
    前記コンベア装置は、前記第1のベルトコンベアに載っている食器皿を前記第2のベルトコンベア側へ押す皿押し装置を更に備える、
    請求項1から4の何れか一項に記載の皿移送装置。
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