JP2020203033A - 食器皿洗浄装置 - Google Patents

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【課題】本願は、食器皿洗浄装置の内部を洗浄する洗浄機構の消費水量を可及的に抑制する食器皿洗浄装置を開示する。【解決手段】食器皿洗浄装置であって、洗浄する食器皿が入る皿受入口と、皿受入口から入った食器皿が通過する皿洗浄室と、皿洗浄室で洗浄された食器皿が出る皿排出口と、皿洗浄室に設置されており、皿受入口から入った食器皿の表面を皿受入口側に向かってブラッシングする回転ブラシと、皿洗浄室の内部のうち、ブラシが配置されている部位から皿受入口側の部分に洗浄水を吹き付ける内部洗浄ノズルと、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、食器皿洗浄装置に関する。
近年、飲食店においては、食器皿を自動的に洗浄する食器皿洗浄装置が用いられている。回転寿司店のように飲食物を載せた皿をコンベアで搬送する飲食店においては、同じ形状の皿が大量に用いられているため、これらの皿を効率的に洗浄する連続式の洗浄装置が利用されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−8319号公報
積み重ねられた食器皿を自動洗浄する食器皿洗浄装置では、皿投入口に積まれた食器皿を装置内へ順に繰り落とす動作が行われる。そして、皿投入口から装置内部へ繰り落とされた食器皿は、横方向へ1枚ずつスライドしながら回転ブラシと洗浄水によって洗浄される。よって、食器皿洗浄装置の内部には、回転ブラシの力で飛散した食器皿の付着物が付着する。このため、食器皿洗浄装置には定期的な清掃作業が必要である。
しかしながら、回転ブラシの力で様々な方向に飛散した付着物を、装置内に設けた自動洗浄機構で除去するには、食器皿洗浄装置の内部全域に洗浄水を吹き付ける必要がある。このため、食器皿洗浄装置が消費する洗浄水の量の増大を招いて経済的ではなく、装置内を洗浄する自動洗浄機構の実用化は現実的には困難であった。
そこで、本願は、食器皿洗浄装置の内部を洗浄する洗浄機構の消費水量を可及的に抑制する食器皿洗浄装置を開示する。
上記課題を解決するため、本発明では、皿受入口から入った食器皿の表面をブラッシングする回転ブラシを皿受入口側に向かってブラッシングさせると共に、回転ブラシが配置されている部位から皿受入口側の部分に内部洗浄ノズルで洗浄水を吹き付けることにした。
詳細には、本発明は、食器皿洗浄装置であって、洗浄する食器皿が入る皿受入口と、皿受入口から入った食器皿が通過する皿洗浄室と、皿洗浄室で洗浄された食器皿が出る皿排出口と、皿洗浄室に設置されており、皿受入口から入った食器皿の表面を皿受入口側に向かってブラッシングする回転ブラシと、皿洗浄室の内部のうち、ブラシが配置されている部位から皿受入口側の部分に洗浄水を吹き付ける内部洗浄ノズルと、を備える。
上記の食器皿洗浄装置では、皿投入口から入った食器皿が皿洗浄室で回転ブラシによって洗浄される。よって、皿洗浄室の内部には、回転ブラシの力で飛散した食器皿の付着物が付着する。そして、上記の食器皿洗浄装置では、回転ブラシが食器皿の表面を皿投入口側に向かってブラッシングするように回転するため、当該回転ブラシの力で飛散する食器皿の付着物の殆どは、当該回転ブラシから皿投入口の方へ向かって飛散することになる。また、皿投入口には洗浄前の食器皿が入るため、皿投入口付近は基本的に食器皿の付着物
が付着しやすい環境にある。そこで、上記の食器皿洗浄装置では、回転ブラシの回転方向を上記のようにすることで、ブラッシングによって飛散する食器皿の付着物を、基本的に食器皿の付着物が付着しやすい皿投入口の方へ向かって飛散させる。これにより、皿洗浄室の内部全域に洗浄水を吹き付けるのではなく、ブラシから皿投入口側の部分に洗浄水を吹き付けるだけで、皿洗浄室内全域の清浄度が維持可能となる。したがって、皿洗浄室内全域に洗浄水を吹き付ける場合に比べて洗浄水の量が少なく、経済的である。なお、内部洗浄ノズルから吹き出る洗浄水は、装置内を浄化できるものであればよく、洗剤が混ざった水であると否とを問わない。
ところで、内部洗浄ノズルは、食器皿の洗浄動作開始前に洗浄水を吹き付けてもよい。食器皿の洗浄動作開始前に洗浄水の吹き付けが行われれば、ブラシから皿投入口側の部分がブラッシングの前に湿潤状態となるため、ブラッシングによって飛散した付着物の硬化による固着が抑制され、皿洗浄室内の清浄度が高まる。
また、内部洗浄ノズルは、食器皿の洗浄動作終了後に洗浄水を吹き付けてもよい。食器皿の洗浄動作終了後に洗浄水の吹き付けが行われれば、ブラッシングによって飛散した付着物の硬化による固着前に水洗が行われるため、皿洗浄室内の清浄度が高まる。
また、皿洗浄室では、皿受入口から入った食器皿が1枚ずつスライドし、回転ブラシは、食器皿のスライド方向に対して中心軸が交差する回転軸の外周面から起立するブラシ毛が食器皿をブラッシングしてもよい。このような回転ブラシのブラッシングであれば、食器皿の付着物が皿投入口の方へ飛散しやすい。
本発明に係る食器皿洗浄装置であれば、食器皿洗浄装置の内部を洗浄する洗浄機構の消費水量を可及的に抑制することが可能となる。
図1は、実施形態に係る食器皿洗浄装置の外観を示した斜視図の一例である。 図2は、食器皿洗浄装置の内部で食器皿が洗浄される様子を示した斜視図の一例である。 図3は、食器皿がスライドする洗浄経路を示した図の一例である。 図4は、食器皿洗浄装置のシステム構成図である。 図5は、内部洗浄ノズルの取付位置の一例を示した図である。 図6は、内部洗浄ノズル群によって洗浄される部位の一例を示した図である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。以下に示す各実施形態や変形例は、例えば、寿司や飲料物、そばやうどんといった丼物、から揚げや天ぷらといった各種の飲食物を提供する飲食店に好適である。
図1は、実施形態に係る食器皿洗浄装置の外観を示した斜視図の一例である。食器皿洗浄装置1は、図1に示すように、略直方体の筐体2の上面に皿投入口3と皿排出口4とを備えている。また、筐体2の上面には、食器皿Dの洗浄や食器皿洗浄装置1内の洗浄を開始する操作を受け付ける操作パネルCが設けられている。皿投入口3には、飲食で使用された未洗浄の食器皿Dが積み重ねられる。皿排出口4には、食器皿洗浄装置1が洗浄した洗浄済の食器皿Dが積み重ねられる。皿投入口3および皿排出口4の周囲には、積み重ね
られた食器皿Dの転倒を防ぐ複数のガイドバー5が皿投入口3および皿排出口4を取り囲むように立設されている。食器皿洗浄装置1は、図1の矢印が示すように、皿投入口3に積み重ねられた食器皿Dを1枚ずつ機内に取り込んで洗浄し、皿排出口4に積み上げる。
図2は、食器皿洗浄装置1の内部で食器皿Dが洗浄される様子を示した斜視図の一例である。皿投入口3から筐体2内に入った食器皿Dは、皿投入口3から皿排出口4へ向けて平行に配置された一対の搬送スクリューS1,S2によって横方向に1枚ずつスライドされ、皿排出口4に到達する。一対の搬送スクリューS1,S2には、螺旋状の溝M1,M2が互いに相異なる方向に形成されている。食器皿Dは、皿投入口3および皿排出口4と搬送スクリューS1,S2との間に各々設けられた図示しない装置によって上げ下げされる。各搬送スクリューS1,S2の溝M1,M2には、食器皿Dの縁が嵌る。食器皿Dは、一対の搬送スクリューS1,S2の内側に設けられた図示しないレールによって支持される。よって、食器皿Dは、縁が溝M1,M2に嵌った状態で一対の搬送スクリューS1,S2が相対する方向に回転動作すると、レールを滑りながら横方向にスライドすることになる。なお、図2では、皿投入口3が装置の左側に配置され、皿排出口4が装置の右側に配置されているため、食器皿Dが食器皿洗浄装置1内を左側から右側へ移動する形態となっている。しかし、食器皿洗浄装置1は、皿投入口3を装置の右側に配置し、皿排出口4を装置の左側に配置することにより、食器皿Dが食器皿洗浄装置1内を右側から左側へ移動する形態であってもよい。
図3は、食器皿Dがスライドする洗浄経路10を示した図の一例である。食器皿洗浄装置1には、食器皿Dがスライドする洗浄経路10に沿って、順に第1段目の洗浄ノズル6、回転ブラシ7U,7L、第2段目の洗浄ノズル8、乾燥ノズル9が設けられている。第1段目の洗浄ノズル6は、洗浄用の薬液を混ぜた水を食器皿Dに吹き付ける。回転ブラシ7Uは、食器皿Dの表面をブラッシングし、食器皿Dに付着している固形物を除去するものであり、図示しないモータの動力で回転する。回転ブラシ7Uは、食器皿Dのスライド方向に対して中心軸が横方向に交差する回転軸の外周面から起立するブラシ毛を有する、略円柱状の回転ブラシである。回転ブラシ7Lは、食器皿Dの裏面をブラッシングし、食器皿Dに付着している固形物を除去するものであり、図示しないモータの動力で回転する。回転ブラシ7Lは、食器皿Dのスライド方向に対して中心軸が上下方向に交差する基材を有し、ブラシ毛が当該基材から上方向(回転軸方向)に起毛する略円盤状の回転ブラシである。第2段目の洗浄ノズル8は、食器皿Dを濯ぐ水を食器皿Dに吹き付ける。乾燥ノズル9は、食器皿Dに付着している水分を吹き飛ばすための風を食器皿Dに吹きつける。
よって、皿投入口3に入れられた食器皿Dは、一対の搬送スクリューS1,S2の回転動作により皿排出口4へスライドする途中で、第1段目の洗浄ノズル6から吹き出た水で洗浄され、回転ブラシ7U,7Lでブラッシングされ、第2段目の洗浄ノズル8から吹き出た水で濯がれ、乾燥ノズル9から吹き出た風で乾かされ、清浄な状態になる。清浄な状態になった洗浄済の食器皿Dは、皿排出口4に下側から積み上げられる。
図4は、食器皿洗浄装置1のシステム構成図である。食器皿洗浄装置1は、搬送スクリューS1,S2を駆動するスクリュー駆動モータ13を備える。また、食器皿洗浄装置1は、第1段目の洗浄ノズル6や第2段目の洗浄ノズル8へ送られる水を貯える貯湯槽23、貯湯槽23から洗浄ノズル6,8へ洗浄水を送る洗浄水ポンプ16、貯湯槽23の水位を一定範囲内に保つ電磁弁17を備える。また、食器皿洗浄装置1は、電磁弁17から第1段目の洗浄ノズル6へ流れる水に洗剤を添加する洗剤タンク15及び洗剤ポンプ14を備える。また、食器皿洗浄装置1は、乾燥ノズル9へ空気を送るブロワ18を備える。スクリュー駆動モータ13,洗剤ポンプ14,洗浄水ポンプ16,電磁弁17,ブロワ18は、皿センサ19に繋がる制御装置20によって制御される。皿センサ19は、皿投入口3に積まれている食器皿Dの有無を検知する光学センサである。皿センサ19が食器皿D
を検知している間、制御装置20は、スクリュー駆動モータ13と洗剤ポンプ14と洗浄水ポンプ16とブロワ18を作動させる。また、皿センサ19が食器皿Dを検知していない間、制御装置20は、スクリュー駆動モータ13と洗剤ポンプ14と洗浄水ポンプ16とブロワ18を停止させる。
また、食器皿洗浄装置1は、洗浄水を食器皿Dへ吹き付ける第1段目の洗浄ノズル6及び第2段目の洗浄ノズル8の他に、食器皿Dの洗浄が行われる皿洗浄室の内部を洗浄するための内部洗浄ノズル群24を備える。内部洗浄ノズル群24は、食器皿洗浄装置1の洗浄水の流路構成において、洗剤が添加されない第2段目の洗浄ノズル8と並列に設けられるノズルであるため、洗剤が添加されていない水を吹き出し可能である。内部洗浄ノズル群24の手前には電磁弁25が設けられており、第2段目の洗浄ノズル8から洗浄水が吹き出ている間であっても、内部洗浄ノズル群24からの洗浄水の吹き出しを停止可能となっている。
図5は、内部洗浄ノズルの取付位置の一例を示した図である。図5では、皿投入口3付近における食器皿洗浄装置1の内部構造が示されている。食器皿洗浄装置1の内部には、食器皿Dを横方向にスライドしながら洗浄するための洗浄経路10を形成する部材として、皿投入口3の下側部分から横方向へ向かって延在する第1支持レール11と、皿投入口3よりも横方向側において第1支持レール11の上側に設けられており、洗浄中の食器皿Dを上側から支持する第2支持レール21が設けられている。また、皿投入口3には、皿投入口3に積み重なる食器皿Dを下から順に筐体2内へ落とす繰り落とし装置12が設けられている。
繰り落とし装置12は、食器皿Dの縁が嵌る大きさの溝MKを各々設けた2つの繰り落とし部材R1,R2を備えている。繰り落とし部材R1,R2は、食器皿Dの横幅よりもやや狭い間隔を空けて平行に配置されているため、皿投入口3に積み重ねられる食器皿Dを下から支持可能である。繰り落とし部材R1,R2は、互いに逆方向へ回転駆動される部材であり、繰り落とし部材R1の溝MKが繰り落とし部材R2側を向く場合、繰り落とし部材R2の溝MKも繰り落とし部材R1側を向くように回転角が調整されている。よって、繰り落とし部材R1,R2に設けられている各溝MK同士が対向する状態において、各溝MKが共に下方向へ移動するように繰り落とし部材R1,R2が回転駆動されると、繰り落とし部材R1,R2に支持された状態で皿投入口3に積み重ねられる食器皿Dのうち最下段の食器皿Dは、繰り落とし部材R1,R2に各々設けられた2つの溝MKに嵌り、皿投入口3から筐体2内へ落とされることになる。また、洗浄経路10の入口部分には、表裏が逆向きの状態となった食器皿Dが通過するのを止める裏皿ストッパー22が設けられている。
そして、図5に示されるように、食器皿Dの洗浄が行われる皿洗浄室は、皿投入口3が設けられている部位と回転ブラシ7Uが設けられている部位とを仕切る仕切板27が設けられており、回転ブラシ7Uの回転によって飛散する飛散物が皿投入口3から食器皿洗浄装置1の機外へ飛び出さないようになっている。このため、仕切板27の回転ブラシ7U側には、回転ブラシ7Uの回転によって飛散し、仕切板27に付着した付着物を洗浄するための洗浄ノズル24Eが設けられている。また、仕切板27の下側付近には、回転ブラシ7Uの回転によって回転ブラシ7Uの周辺に飛散し、皿洗浄室の内壁面に付着した付着物を洗浄するための洗浄ノズル24B,24Dが設けられている。また、皿投入口3の下部には、回転ブラシ7Uの回転によって飛散し、仕切板27の下側を通り抜けて皿投入口3の内部に付着した付着物を洗浄するための洗浄ノズル24A,24Cが設けられている。各洗浄ノズル24A〜24Eは、先端の小さい開口から所定の広がり角で洗浄水を噴射する。各洗浄ノズル24A〜24Eの広がり角や取付角は、皿洗浄室の内壁面や搬送スクリューS1,S2の適当な箇所に洗浄水が吹き付けられるように調整されている。なお、
図5では図示されていないが、各洗浄ノズル24A〜24Eには配管が繋がっている。
図6は、内部洗浄ノズル群24によって洗浄される部位の一例を示した図である。洗浄ノズル24Eは、仕切板27の回転ブラシ7U側に設けられており、仕切板27の回転ブラシ7U側の面に向かって洗浄水を吹き付ける。また、洗浄ノズル24B,24Dは、仕切板27の下側付近から皿洗浄室26の壁面沿いに回転ブラシ7Uの方へ向かって洗浄水を吹き付ける。また、洗浄ノズル24A,24Cは、皿投入口3の下部から皿洗浄室26の壁面沿いに上の方へ向かって洗浄水を吹き付ける。よって、図6において斜線のハッチングで示すように、仕切板27の回転ブラシ7U側の面、及び、回転ブラシ7Uと皿投入口3付近の皿洗浄室26の壁面が洗浄水によって洗浄される。また、食器皿Dが接触する搬送スクリューS1,S2のうち皿投入口3付近の部分が洗浄水によって洗浄される。
本実施形態の食器皿洗浄装置1では、皿投入口3から皿洗浄室26内へ繰り落とされた食器皿Dが、洗浄経路10を1枚ずつスライドしながら回転ブラシ7U,7Bと洗浄水によって洗浄される。よって、皿洗浄室26の内部には、回転ブラシ7U,7Bの力で飛散した食器皿Dの付着物が付着する。食器皿Dの付着物の飛散は、飲食物が載置される食器皿Dの表面をブラッシングする回転ブラシ7Uによるものが著しい。そこで、本実施形態の食器皿洗浄装置1では、図5において回転ブラシ7U付近の矢印が示すように、回転ブラシ7Uが食器皿Dの表面を皿投入口3側に向かってブラッシングするように回転する。このため、回転ブラシ7Uの力で飛散する食器皿Dの付着物の殆どは、回転ブラシ7Uから皿投入口3の方へ向かって飛散することになる。皿投入口3には洗浄前の食器皿Dが入るため、皿投入口3付近は基本的に食器皿Dの付着物が付着しやすい環境にある。そこで、本実施形態の食器皿洗浄装置1では、回転ブラシ7Uの回転方向を上記のようにすることで、回転ブラシ7Uのブラッシングによって飛散する食器皿Dの付着物を、基本的に食器皿Dの付着物が付着しやすい皿投入口3の方へ向かって飛散させることにしたものである。これにより、皿洗浄室26の内部全域に洗浄水を吹き付けるのではなく、回転ブラシ7Uから皿投入口3側の部分に洗浄水を吹き付けるだけで、皿洗浄室26内全域の清浄度が維持可能となる。
仮に回転ブラシ7Uが食器皿Dの表面を皿投入口3側とは反対の方向に向かってブラッシングするように回転する場合、皿洗浄室26の内部に付着する付着物は皿投入口3付近に留まらず、例えば、回転ブラシ7Uから皿排出口4側にも付着することになる。よって、この場合、皿洗浄室26の内部全域に洗浄水を吹き付ける必要が生じるため、洗浄水の量が増大し、経済的ではない。一方、上記実施形態の食器皿洗浄装置1であれば、回転ブラシ7Uから皿投入口3側の部分に洗浄水を吹き付けるだけで、皿洗浄室26内全域の清浄度が維持可能となるため、皿洗浄室26の内部全域に洗浄水を吹き付ける場合に比べて洗浄水の量が少なく、経済的である。
なお、内部洗浄ノズル群24を使った皿洗浄室26の内部洗浄は、如何なるタイミングで行われてもよいが、例えば、食器皿Dの洗浄動作開始前または洗浄動作終了後に数秒から数十秒程度行うと効果的である。
例えば、食器皿Dの洗浄動作開始前と洗浄動作終了後に行う場合であれば、制御装置20は、皿センサ19で食器皿Dを検知すると、電磁弁25を開いてスクリュー駆動モータ13と洗剤ポンプ14と洗浄水ポンプ16とブロワ18を作動させ、数秒程度経過後に電磁弁25を閉じる。また、制御装置20は、皿センサ19が食器皿Dを検知しなくなると、電磁弁25を開いてから数秒程度経過後に、スクリュー駆動モータ13と洗剤ポンプ14と洗浄水ポンプ16とブロワ18を停止させて電磁弁25を閉じる。制御装置20がこのように動作すれば、内部洗浄ノズル群24を使った皿洗浄室26の内部洗浄が、食器皿Dの洗浄動作開始前と洗浄動作終了後に実現されることになる。
食器皿Dの洗浄動作開始前に洗浄水の吹き付けが行われれば、回転ブラシ7Uから皿投入口3側の部分がブラッシングの前に湿潤状態となるため、ブラッシングによって飛散した付着物の硬化による固着が抑制され、皿洗浄室26内の清浄度が高まる。また、食器皿Dの洗浄動作終了後に洗浄水の吹き付けが行われれば、ブラッシングによって飛散した付着物の硬化による固着前に洗浄が行われるため、皿洗浄室26内の清浄度が高まる。
また、皿洗浄室26の内部洗浄は、スクリュー駆動モータ13や洗剤ポンプ14、ブロワ18を停止させた状態で行ってもよい。例えば、洗浄水ポンプ16から洗浄ノズル6,8へ至る経路の途中に電磁弁を設けておき、この経路とは並列に、洗浄水ポンプ16から内部洗浄ノズル群24へ至る電磁弁25の経路を設けておけば、洗浄ノズル6,8から洗浄水を吹き出させずに内部洗浄ノズル群24のみから洗浄水を吹き出すことが可能となる。よって、例えば、皿洗浄室26の内部洗浄のみを行う内部洗浄動作を実現することも可能となる。
1・・食器皿洗浄装置
2・・筐体
3・・皿投入口
4・・皿排出口
5・・ガイドバー
6・・第1段目の洗浄ノズル
7U,7L・・回転ブラシ
8・・第2段目の洗浄ノズル
9・・乾燥ノズル
10・・洗浄経路
11・・第1支持レール
12・・繰り落とし装置
13・・スクリュー駆動モータ
14・・洗剤ポンプ
15・・洗剤タンク
16・・洗浄水ポンプ
17・・電磁弁
18・・ブロワ
19・・皿センサ
20・・制御装置
21・・第2支持レール
22・裏皿ストッパー
23・・貯湯槽
24・・内部洗浄ノズル群
24A,24B,24C,24D,24E・・洗浄ノズル
25・・電磁弁
26・・皿洗浄室
27,28・・仕切板
C・・操作パネル
S1,S2・・搬送スクリュー
M1,M2,MK・・溝
D・・食器皿
R1,R2・・繰り落とし部材

Claims (4)

  1. 洗浄する食器皿が入る皿受入口と、
    前記皿受入口から入った食器皿が通過する皿洗浄室と、
    前記皿洗浄室で洗浄された食器皿が出る皿排出口と、
    前記皿洗浄室に設置されており、前記皿受入口から入った食器皿の表面を前記皿受入口側に向かってブラッシングする回転ブラシと、
    前記皿洗浄室の内部のうち、前記ブラシが配置されている部位から前記皿受入口側の部分に洗浄水を吹き付ける内部洗浄ノズルと、を備える、
    食器皿洗浄装置。
  2. 前記内部洗浄ノズルは、食器皿の洗浄動作開始前に洗浄水を吹き付ける、
    請求項1に記載の食器皿洗浄装置。
  3. 前記内部洗浄ノズルは、食器皿の洗浄動作終了後に洗浄水を吹き付ける、
    請求項1または2に記載の食器皿洗浄装置。
  4. 前記皿洗浄室では、前記皿受入口から入った食器皿が1枚ずつスライドし、
    前記回転ブラシは、食器皿のスライド方向に対して中心軸が交差する回転軸の外周面から起立するブラシ毛が食器皿をブラッシングする、
    請求項1から3の何れか一項に記載の食器皿洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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