JP6645226B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
(半導体装置)
第1の実施の形態における半導体装置について、図1に基づき説明する。尚、図1(a)は、本実施の形態における半導体装置の上面図であり、図1(b)は、図1(a)の一点鎖線1A−1Bにおいて切断した断面図である。本実施の形態における半導体装置は、基板10の上に、第1の絶縁膜21、ゲート電極膜22、第2の絶縁膜23が順に積層されたメサ構造が形成されている。基板10の上、メサ構造を形成している第1の絶縁膜21、ゲート電極膜22、第2の絶縁膜23の側面、及び、第2の絶縁膜23の上面は、第3の絶縁膜31により覆われている。このように形成された第3の絶縁膜31の上の一部には、グラフェンチャネル膜40が形成されている。具体的には、第2の絶縁膜23の上、第1の絶縁膜21、ゲート電極膜22、第2の絶縁膜23の側面、基板10の上における第3の絶縁膜31の上には、グラフェンチャネル膜40が形成されている。従って、グラフェンチャネル膜40は、一方の端部40aが第3の絶縁膜31を介した第2の絶縁膜23の上に形成されており、他方の端部40bが第3の絶縁膜31を介した基板10の上に形成されている。このため、第1の絶縁膜21、ゲート電極膜22、第2の絶縁膜23の側面には、第3の絶縁膜31を介してグラフェンチャネル膜40の一方の端部40aと他方の端部40bとの間の領域が形成されている。
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について説明する。
次に、第2の実施の形態における半導体装置について説明する。本実施の形態における半導体装置は、図10に示されるように、メサ構造の側面のうち、グラフェンチャネル膜40が形成されている側とは反対側の側面にゲート電極151を形成した構造の半導体装置である。尚、図10(a)は、本実施の形態における半導体装置の上面図であり、図10(b)は、図10(a)の一点鎖線10A−10Bにおいて切断した断面図である。
(付記1)
基板の上に順に積層された第1の絶縁膜、ゲート電極膜、第2の絶縁膜により形成されているメサ構造と、
前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極膜、前記第2の絶縁膜の側面を覆う第3の絶縁膜と、
前記ゲート電極膜の側面における前記第3の絶縁膜の上に形成される所望のバンドギャップを有するチャネル膜と、
前記チャネル膜の一方の端部と接続されているソース電極と、
前記チャネル膜の他方の端部と接続されているドレイン電極と、
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記チャネル膜は、グラフェンナノリボンにより形成されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記チャネル膜は、長手方向に沿ったエッジ構造がアームチェア型のリボン形状のグラフェン膜により形成されていることを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記チャネル膜は、短手方向におけるアームチェア型の幅が、0.7nm以上であることを特徴とする付記3に記載の半導体装置。
(付記5)
前記チャネル膜は、短手方向におけるアームチェア型の幅が、2.2nm以下であることを特徴とする付記4に記載の半導体装置。
(付記6)
前記グラフェンナノリボンは、単原子層構造であることを特徴とする付記2から5のいずれかに記載の半導体装置。
(付記7)
前記第3の絶縁膜は、金属窒化物により形成されていることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の半導体装置。
(付記8)
前記第2の絶縁膜の上には、前記ゲート電極膜と接続されるゲート電極が形成されていることを特徴とする付記1から7のいずれかに記載の半導体装置。
(付記9)
基板の上に、第1の絶縁膜、ゲート電極膜、第2の絶縁膜が順に積層されたメサ構造を形成する工程と、
前記メサ構造の側面における前記ゲート電極膜の側面を含む領域に金属膜を形成する工程と、
前記金属膜の上にグラフェンナノリボンによりチャネル膜を形成する工程と、
前記金属膜を窒化することにより第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜の上の前記チャネル膜の一方の端部に接続されるソース電極と、前記基板の上の前記チャネル膜の他方の端部に接続されるドレイン電極を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記金属膜は、Alを含む材料により形成されていることを特徴とする付記9に記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記金属膜は、前記メサ構造を形成している前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極膜、前記第2の絶縁膜の側面及び前記第2の絶縁膜の上面、前記基板の上に形成されており、
前記チャネル膜は、前記金属膜を介し、前記メサ構造を形成している前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極膜、前記第2の絶縁膜の側面及び前記第2の絶縁膜の上、前記基板の上に形成されており、
前記ソース電極は、前記第2の絶縁膜の上の前記第3の絶縁膜の上に形成されており、
前記ドレイン電極は、前記基板の上の前記第3の絶縁膜の上に形成されていることを特徴とする付記9または10に記載の半導体装置の製造方法。
20 メサ構造
21 第1の絶縁膜
22 ゲート電極膜
23 第2の絶縁膜
30 金属膜
31 第3の絶縁膜
40 グラフェンチャネル膜
40a 一方の端部
40b 他方の端部
51 ゲート電極
52 ソース電極
53 ドレイン電極
Claims (7)
- 基板の上に順に積層された第1の絶縁膜、ゲート電極膜、第2の絶縁膜により形成されているメサ構造と、
前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極膜、前記第2の絶縁膜の側面を覆う第3の絶縁膜と、
前記ゲート電極膜の側面における前記第3の絶縁膜の上に形成される所望のバンドギャップを有するチャネル膜と、
前記チャネル膜の一方の端部と接続されているソース電極と、
前記チャネル膜の他方の端部と接続されているドレイン電極と、
を有し、
前記チャネル膜は、グラフェンナノリボンにより形成されており、
前記第1の絶縁膜の膜厚は5nm〜20nmであり、前記ゲート電極膜の膜厚は5nm〜10nmであり、前記第2の絶縁膜23の膜厚は5nm〜20nmであることを特徴とする半導体装置。 - 前記第3の絶縁膜は、金属窒化物により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第3の絶縁膜は、Alの窒化物により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記チャネル膜は、長手方向に沿ったエッジ構造がアームチェア型のリボン形状のグラフェン膜により形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記チャネル膜は、短手方向におけるアームチェア型の幅が、0.7nm以上であることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
- 基板の上に、第1の絶縁膜、ゲート電極膜、第2の絶縁膜が順に積層されたメサ構造を形成する工程と、
前記メサ構造の側面における前記ゲート電極膜の側面を含む領域に金属膜を形成する工程と、
前記金属膜の上にグラフェンナノリボンによりチャネル膜を形成する工程と、
前記金属膜を窒化することにより第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜の上の前記チャネル膜の一方の端部に接続されるソース電極と、前記基板の上の前記チャネル膜の他方の端部に接続されるドレイン電極を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記金属膜は、Alを含む材料により形成されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
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