JP6642933B2 - 自転車用ハブ組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車用ハブ組立体に関する。
自転車に乗ることは、移動の手段であるとともに、レクリエーションの形態としてもますます人気が高まっている。また、自転車に乗ることは、プロ、アマを問わず、競技スポーツとしても人気が高い。レクリエーション、移動、競技の用途に関わらず、自転車産業において、様々な自転車部品の改良が常に行われている。広く設計を繰り返してきた自転車部品の1つに、ハブ組立体がある(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第8820852号公報
本願に開示される技術の課題は、スプロケット支持体の耐久性を向上させること、および/または、スプロケット支持体の耐久性を低下させることなくスプロケット支持体の材料を選択する自由度を高めることにある。
本発明の第1側面によれば、自転車用ハブ組立体はスプロケット支持体を備える。スプロケット支持体は、自転車用リアスプロケット組立体と係合するように構成される少なくとも10本の外側スプライン歯を含む。少なくとも10本の外側スプライン歯のそれぞれは、外側スプライン駆動面と外側スプライン非駆動面とを有する。
第1側面に係る自転車用ハブ組立体では、9本以下の外側スプライン歯を含むスプロケット支持体に比べて、少なくとも10本の外側スプライン歯により、少なくとも10本の外側スプライン歯のそれぞれに作用する回転力が低減される。これにより、スプロケット支持体の耐久性が向上する、および/または、スプロケット支持体の耐久性を低下させることなくスプロケット支持体の材料を選択する自由度が高まる。
本発明の第2側面によれば、第1側面に係る自転車用ハブ組立体において、少なくとも10本の外側スプライン歯の総数は20本以上である。
第2側面に係る自転車用ハブ組立体では、9本以下の外側スプライン歯を含むスプロケット支持体に比べて、少なくとも20本の外側スプライン歯により、少なくとも20本の外側スプライン歯のそれぞれに作用する回転力がさらに低減される。これにより、スプロケット支持体の耐久性がさらに向上する、および/または、スプロケット支持体の耐久性を低下させることなくスプロケット支持体の材料を選択する自由度がさらに高まる。
本発明の第3側面によれば、第2側面に係る自転車用ハブ組立体において、少なくとも10本の外側スプライン歯の総数は25本以上である。
第3側面に係る自転車用ハブ組立体では、9本以下の外側スプライン歯を含むスプロケット支持体に比べて、少なくとも25本の外側スプライン歯により、少なくとも25本の外側スプライン歯のそれぞれに作用する回転力がさらに低減される。これにより、スプロケット支持体の耐久性がさらに向上する、および/または、スプロケット支持体の耐久性を低下させることなくスプロケット支持体の材料を選択する自由度がさらに高まる。
本発明の第4側面によれば、第1〜第3側面のいずれか1つに係る自転車用ハブ組立体において、少なくとも10本の外側スプライン歯は、第1外側ピッチ角と、第1外側ピッチ角とは異なる第2外側ピッチ角と、を有する。
第4側面に係る自転車用ハブ組立体では、特に自転車用リアスプロケット組立体の各スプロケットの周方向位置に関して、第1外側ピッチ角と第2外側ピッチ角との間の差異により、ユーザが自転車用リアスプロケット組立体をスプロケット支持体に正しく装着しやすくなる。
本発明の第5側面によれば、第1〜第4側面のいずれか1つに係る自転車用ハブ組立体において、少なくとも10本の外側スプライン歯のうち少なくとも1つは第1スプライン形状を有する。第1スプライン形状は、少なくとも10本の外側スプライン歯のうち別の歯の第2スプライン形状とは異なる。
第5側面に係る自転車用ハブ組立体では、特に自転車用リアスプロケット組立体の各スプロケットの周方向位置に関して、第1スプライン形状と第2スプライン形状との間の差異により、ユーザが自転車用リアスプロケット組立体をスプロケット支持体に正しく装着しやすくなる。
本発明の第6側面によれば、第1〜第5側面のいずれか1つに係る自転車用ハブ組立体において、少なくとも10本の外側スプライン歯のうち少なくとも1つは第1スプラインサイズを有する。第1スプラインサイズは、少なくとも10本の外側スプライン歯のうち別の歯の第2スプラインサイズとは異なる。
第6側面に係る自転車用ハブ組立体では、特に自転車用リアスプロケット組立体の各スプロケットの周方向位置に関して、第1スプラインサイズと第2スプラインサイズとの間の差異により、ユーザが自転車用リアスプロケット組立体をスプロケット支持体に正しく装着しやすくなる。
本発明の第7側面によれば、第1〜第6側面のいずれか1つに係る自転車用ハブ組立体において、少なくとも10本の外側スプライン歯のそれぞれは周方向最大幅を有する。周方向最大幅の合計は55mm以上である。
第7側面に係る自転車用ハブ組立体では、少なくとも10本の外側スプライン歯の剪断方向への強度を高めることができる。
本発明の第8側面によれば、第7側面に係る自転車用ハブ組立体において、周方向最大幅の合計は60mm以上である。
第8側面に係る自転車用ハブ組立体では、少なくとも10本の外側スプライン歯の剪断方向への強度をさらに高めることができる。
本発明の第9側面によれば、第8側面に係る自転車用ハブ組立体において、周方向最大幅の合計は65mm以上である。
第9側面に係る自転車用ハブ組立体では、少なくとも10本の外側スプライン歯の剪断方向への強度をさらに高めることができる。
本発明の第10側面によれば、自転車用ハブ組立体はスプロケット支持体を備える。スプロケット支持体は、自転車用リアスプロケット組立体と係合するように構成される複数の外側スプライン歯を含む。複数の外側スプライン歯のうち少なくとも2つの外側スプライン歯は、自転車用ハブ組立体の回転中心軸心に関する周方向に第1外側ピッチ角で配置される。第1外側ピッチ角は10度〜20度の範囲内にある。
第10側面に係る自転車用ハブ組立体では、第1外側ピッチ角よりも大きな外側ピッチ角を有するスプロケット支持体に比べて、第1外側ピッチ角により、少なくとも2つの外側スプライン歯のそれぞれに作用する回転力が低減される。これにより、スプロケット支持体の耐久性が向上する、および/または、スプロケット支持体の耐久性を低下させることなくスプロケット支持体の材料を選択する自由度が高まる。
本発明の第11側面によれば、第10側面に係る自転車用ハブ組立体において、第1外側ピッチ角は12度〜15度の範囲内にある。
第11側面に係る自転車用ハブ組立体では、第1外側ピッチ角よりも大きな外側ピッチ角を有するスプロケット支持体に比べて、第1外側ピッチ角により、少なくとも2つの外側スプライン歯のそれぞれに作用する回転力がさらに低減される。これにより、スプロケット支持体の耐久性がさらに向上する、および/または、スプロケット支持体の耐久性を低下させることなくスプロケット支持体の材料を選択する自由度がさらに高まる。
本発明の第12側面によれば、第11側面に係る自転車用ハブ組立体において、第1外側ピッチ角は13度〜14度の範囲内にある。
第12側面に係る自転車用ハブ組立体では、第1外側ピッチ角よりも大きな外側ピッチ角を有するスプロケット支持体に比べて、第1外側ピッチ角により、少なくとも2つの外側スプライン歯のそれぞれに作用する回転力がさらに低減される。これにより、スプロケット支持体の耐久性がさらに向上する、および/または、スプロケット支持体の耐久性を低下させることなくスプロケット支持体の材料を選択する自由度がさらに高まる。
本発明の第13側面によれば、第10〜第12側面のいずれか1つよる自転車用ハブ組立体において、複数の外側スプライン歯のうち少なくとも2つの外側スプライン歯は、自転車用ハブ組立体の回転中心軸心に関する周方向に第2外側ピッチ角で配置される。第2外側ピッチ角は第1外側ピッチ角とは異なる。
第13側面に係る自転車用ハブ組立体では、特に自転車用リアスプロケット組立体の各スプロケットの周方向位置に関して、第1外側ピッチ角と第2外側ピッチ角の間の差異により、ユーザが自転車用リアスプロケット組立体をスプロケット支持体に正しく装着しやすくなる。
本発明の第14側面によれば、自転車用ハブ組立体はスプロケット支持体を備える。スプロケット支持体は、自転車用リアスプロケット組立体と係合するように構成される少なくとも1つの外側スプライン歯を含む。少なくとも1つの外側スプライン歯は、30mm以下の外側スプライン山径を有する。
第14側面に係る自転車用ハブ組立体では、外側スプライン山径により、10本以下のスプロケット歯を有するスプロケットを含む自転車用リアスプロケット組立体を自転車用ハブ組立体に装着できるようになる。これにより、自転車用ハブ組立体に装着する自転車用リアスプロケット組立体のギアレンジが広がる。
本発明の第15側面によれば、第14側面に係る自転車用ハブ組立体において、自転車用ブレーキロータと係合するように構成される少なくとも1つの追加外側スプライン歯を含むブレーキロータ支持体をさらに備える。少なくとも1つの追加外側スプライン歯は、外側スプライン山径よりも大きな追加外側スプライン山径を有する。
第15側面に係る自転車用ハブ組立体では、自転車用ハブ組立体に装着された自転車用リアスプロケット組立体のギアレンジを広げつつ、ブレーキロータ支持体により制動性能が向上する。
本発明の第16側面によれば、第14側面または第15側面に係る自転車用ハブ組立体において、外側スプライン山径は25mm以上である。
第16側面に係る自転車用ハブ組立体では、10本以下のスプロケット歯を有するスプロケットを含む自転車用リアスプロケット組立体を自転車用ハブ組立体に装着可能としつつ、スプロケット支持体の強度を確保できる。
本発明の第17側面によれば、第16側面に係る自転車用ハブ組立体において、外側スプライン山径は29mm以上である。
第17側面に係る自転車用ハブ組立体では、10本以下のスプロケット歯を有するスプロケットを含む自転車用リアスプロケット組立体を自転車用ハブ組立体に装着可能としつつ、スプロケット支持体の強度を確保できる。
本発明の第18側面によれば、第14〜第17側面のいずれか1つに係る自転車用ハブ組立体において、少なくとも1つの外側スプライン歯は外側スプライン谷径を有する。外側スプライン谷径は28mm以下である。
第18側面に係る自転車用ハブ組立体では、外側スプライン谷径により、少なくとも1つの外側スプライン歯の駆動面の径方向長さを長くできる。これにより、スプロケット支持体の強度が向上する。
本発明の第19側面によれば、第18側面に係る自転車用ハブ組立体において、外側スプライン谷径は25mm以上である。
第19側面に係る自転車用ハブ組立体では、自転車用ハブ組立体に装着した自転車用リアスプロケット組立体のギアレンジを広げつつ、スプロケット支持体の強度を確実に確保できる。
本発明の第20側面によれば、第19側面に係る自転車用ハブ組立体において、外側スプライン谷径は27mm以上である。
第20側面に係る自転車用ハブ組立体では、自転車用ハブ組立体に装着した自転車用リアスプロケット組立体のギアレンジを広げつつ、スプロケット支持体の強度を確実に確保できる。
本発明の第21側面によれば、第14側面〜第20側面のいずれか1つに係る自転車用ハブ組立体において、少なくとも1つの外側スプライン歯は、ペダリング中に自転車用リアスプロケット組立体からの駆動回転力を受けるための複数の外側スプライン駆動面を含む複数の外側スプライン歯を含む。複数の外側スプライン駆動面のそれぞれは、径方向最外周縁と、径方向最内周縁と、径方向最外周縁から径方向最内周縁まで定義される径方向長さと、を含む。複数の外側スプライン駆動面の径方向長さの合計は7mm以上である。
第21側面に係る自転車用ハブ組立体では、複数の外側スプライン駆動面の径方向長さを長くできる。これにより、スプロケット支持体の強度が向上する。
本発明の第22側面によれば、第21側面に係る自転車用ハブ組立体において、径方向長さの合計は10mm以上である。
第22側面に係る自転車用ハブ組立体では、複数の外側スプライン駆動面の径方向長さをさらに長くできる。これにより、スプロケット支持体の強度がさらに向上する。
本発明の第23側面によれば、第22側面に係る自転車用ハブ組立体において、径方向長さの合計は15mm以上である。
第23側面に係る自転車用ハブ組立体では、複数の外側スプライン駆動面の径方向長さをさらに長くできる。これにより、スプロケット支持体の強度がさらに向上する。
本発明の第24側面によれば、第14〜第23側面のいずれか1つに係る自転車用ハブ組立体において、スプロケット支持体は、外側スプライン山径より大きい外径を有する大径部を含む。
第24側面に係る自転車用ハブ組立体では、自転車用ハブ組立体の内部構造の設計の自由度を高めることができる。例えば、このようなスプロケット支持体の大径部の内部空洞の中にワンウェイクラッチ機構のような駆動構造を収容することができる。
本発明の第25側面によれば、第24側面に係る自転車用ハブ組立体において、外径は32mm〜40mmの範囲内にある。
第25側面に係る自転車用ハブ組立体では、自転車用ハブ組立体の内部構造の設計の自由度をさらに高めることができる。例えば、このような大径部の内部空洞の中にワンウェイクラッチ機構のような駆動構造を簡単に配置することができる。
本発明の第26側面によれば、第24側面に係る自転車用ハブ組立体において、自転車用フレームと接触するための軸方向接触面を含むハブ軸をさらに備える。スプロケット支持体は、回転中心軸心回りに回転可能にハブ軸に装着される。回転中心軸心に関する軸方向において軸方向接触面から大径部まで第1軸方向長さが定義される。第1軸方向長さは35mm〜41mmの範囲内にある。
第26側面に係る自転車用ハブ組立体では、少なくとも1つの外側スプライン歯の軸方向長さを確保できる。
本発明の第27側面によれば、第26側面に係る自転車用ハブ組立体において、第1軸方向長さは39mm以上である。
第27側面に係る自転車用ハブ組立体では、少なくとも1つの外側スプライン歯の軸方向長さをさらに確保できる。
本発明の第28側面によれば、第26側面に係る自転車用ハブ組立体において、第1軸方向長さは35mm〜37mmの範囲内にある。
第28側面に係る自転車用ハブ組立体では、少なくとも1つの外側スプライン歯の軸方向長さをさらに確保できる。
本発明の第29側面によれば、第26側面に係る自転車用ハブ組立体において、大径部は、軸方向において軸方向接触面から最も遠い軸方向端部を有する。軸方向において軸方向接触面から軸方向端部まで第2軸方向長さが定義される。第2軸方向長さは38mm〜47mmの範囲内である。
第29側面に係る自転車用ハブ組立体では、自転車用ハブ組立体の内部構造の設計の自由度を高めつつ、少なくとも1つの外側スプライン歯の軸方向長さを確保できる。
本発明の第30側面によれば、第29側面に係る自転車用ハブ組立体において、第2軸方向長さは44mm〜45mmの範囲内にある。
第30側面に係る自転車用ハブ組立体では、自転車用ハブ組立体の内部構造の設計の自由度を高めつつ、少なくとも1つの外側スプライン歯の軸方向長さをさらに確保できる。
本発明の第31側面によれば、第29側面に係る自転車用ハブ組立体において、第2軸方向長さは40mm〜41mmの範囲内にある。
第31側面に係る自転車用ハブ組立体では、自転車用ハブ組立体の内部構造の設計の自由度を高めつつ、少なくとも1つの外側スプライン歯の軸方向長さをさらに確保できる。
本発明の第32側面によれば、第24側面〜第31側面のいずれか1つに係る自転車用ハブ組立体において、大径部の軸方向長さは3mm〜6mmの範囲内にある。
第32側面に係る自転車用ハブ組立体では、自転車用ハブ組立体の内部構造の設計の自由度をさらに高めることができる。例えば、このようなスプロケット支持体の大径部の内部空洞の中にワンウェイクラッチ機構のような駆動構造を収容することができる。
本発明の第33側面によれば、自転車用ハブ組立体はスプロケット支持体を備える。スプロケット支持体は、自転車用リアスプロケット組立体と係合するように構成される少なくとも9本の外側スプライン歯を含む。少なくとも9本の外側スプライン歯のうち少なくとも1つは、周方向歯先中心線に対して非対称な形状を有する。少なくとも9本の外側スプライン歯のうち少なくとも1つは、外側スプライン駆動面および外側スプライン非駆動面を備える。外側スプライン駆動面は、外側スプライン駆動面と第1径方向線との間に定義される第1外側スプライン面角度を有する。第1径方向線は自転車用ハブ組立体の回転中心軸心から外側スプライン駆動面の径方向最外周縁まで延びる。外側スプライン非駆動面は、外側スプライン非駆動面と第2径方向線との間に定義される第2外側スプライン面角度を有する。第2径方向線は自転車用ハブ組立体の回転中心軸心から外側スプライン非駆動面の径方向最外周縁まで延びる。第2外側スプライン面角度は第1外側スプライン面角度とは異なる。
第33側面に係る自転車用ハブ組立体では、スプロケット支持体の複数の外側スプライン歯の強度を確保しつつ、スプロケット支持体を軽量化できる。
本発明の第34側面によれば、第33側面に係る自転車用ハブ組立体において、第1外側スプライン面角度は第2外側スプライン面角度よりも小さい。
第34側面に係る自転車用ハブ組立体では、スプロケット支持体の複数の外側スプライン歯の強度を確保しつつ、スプロケット支持体を効率的に軽量化できる。
本発明の第35側面によれば、第33側面または第34側面に係る自転車用ハブ組立体において、第1外側スプライン面角度は0度〜10度の範囲内にある。
第35側面に係る自転車用ハブ組立体では、第1外側スプライン面角度が外側スプライン駆動面の強度を確保する。
本発明の第36側面によれば、第33〜第35側面のいずれか1つに係る自転車用ハブ組立体において、第2外側スプライン面角度は0度〜60度の範囲内にある。
第36側面に係る自転車用ハブ組立体では、第2外側スプライン面角度によりスプロケット支持体の複数の外側スプライン歯を軽量化できる。
本発明の第37側面によれば、第33側面〜第36側面のいずれか1つに係る自転車用ハブ組立体において、少なくとも10本の外側スプライン歯は、第1外側ピッチ角と、第1外側ピッチ角とは異なる第2外側ピッチ角と、を有する。
第37側面に係る自転車用ハブ組立体では、特に自転車用リアスプロケット組立体の各スプロケットの周方向位置に関して、第1外側ピッチ角および第2外側ピッチ角の間の差異により、ユーザが自転車用リアスプロケット組立体をスプロケット支持体に正しく装着しやすくなる。
本願に開示される技術であれば、スプロケット支持体の耐久性が向上する、および/または、スプロケット支持体の耐久性を低下させることなくスプロケット支持体の材料を選択する自由度が高まる。
実施形態に係る自転車用ドライブトレインの概略図。 図1に示す自転車用ドライブトレインの分解斜視図。 図2に示す自転車用ドライブトレインの別の斜視図。 図2のラインIV−IVに沿った自転車用ドライブトレインの断面図。 図2に示す自転車用ドライブトレインの自転車用ハブ組立体の分解斜視図。 図4に示す自転車用ドライブトレインの拡大断面図。 図2に示す自転車用ドライブトレインの自転車用ハブ組立体のスプロケット支持体の斜視図。 図2に示す自転車用ドライブトレインの自転車用ハブ組立体のスプロケット支持体の別の斜視図。 図7に示すスプロケット支持体の側面図。 変形例に係る自転車用ハブ組立体のスプロケット支持体の側面図。 図7に示すスプロケット支持体の拡大断面図。 図7に示すスプロケット支持体の断面図。 図2に示す自転車用ドライブトレインの自転車用ハブ組立体の斜視図。 図2に示す自転車用ドライブトレインの自転車用ハブ組立体の側面図。 図2に示す自転車用ドライブトレインの自転車用ハブ組立体の背面図。 図5のラインXVI−XVIに沿った自転車用ハブ組立体の断面図。 図2に示す自転車用ドライブトレインの自転車用リアスプロケット組立体の側面図。 図17に示す自転車用リアスプロケット組立体の分解斜視図。 図17に示す自転車用リアスプロケット組立体の部分分解斜視図。 図17に示す自転車用リアスプロケット組立体の別の部分分解斜視図。 図17に示す自転車用リアスプロケット組立体の別の部分分解斜視図。 図17に示す自転車用リアスプロケット組立体の別の部分分解斜視図。 図17のラインXXIII−XXIIIに沿った自転車用リアスプロケット組立体の斜視断面図。 図17に示す自転車用リアスプロケット組立体の最小スプロケットの斜視図。 図17に示す自転車用リアスプロケット組立体の最小スプロケットの別の斜視図。 図17に示す自転車用リアスプロケット組立体の最小スプロケットの側面図。 変形例に係る最小スプロケットの側面図。 図24に示す最小スプロケットの拡大断面図。 図24に示す最小スプロケットの断面図。 図2に示す自転車用ドライブトレインのスプロケット支持体および最小スプロケットの断面図。 図17に示す自転車用リアスプロケット組立体の部分分解斜視図。 図17に示す自転車用リアスプロケット組立体のスプロケット支持部の斜視図。
ここでは、添付の図面を参照して実施形態を説明する。種々の図面中、同様の参照符号は対応するまたは同一の要素を示す。
図1に示すように、実施形態に係る自転車用ドライブトレイン10は、自転車用ハブ組立体12および自転車用リアスプロケット組立体14を備える。自転車用ハブ組立体12は自転車用フレームBFに固定される。自転車用リアスプロケット組立体14は自転車用ハブ組立体12上に装着される。自転車用ブレーキロータ16は自転車用ハブ組立体12上に装着される。
自転車用ドライブトレイン10は、クランク組立体18および自転車用チェーン20をさらに備える。クランク組立体18は、クランク軸22、右側クランクアーム24、左側クランクアーム26、およびフロントスプロケット27を含む。右側クランクアーム24および左側クランクアーム26はクランク軸22に固定される。フロントスプロケット27は、クランク軸22および右側クランクアーム24の少なくとも一方に固定される。自転車用チェーン20は、フロントスプロケット27から自転車用リアスプロケット組立体14に踏力を伝達するように、フロントスプロケット27および自転車用リアスプロケット組立体14と係合している。図示される実施形態では、クランク組立体18はシングルスプロケットとしてフロントスプロケット27を含むが、クランク組立体18が複数のフロントスプロケットを含んでいてもよい。自転車用リアスプロケット組立体14はリアスプロケット組立体であるが、自転車用リアスプロケット組立体14の構造はフロントスプロケットに適用可能である。
本願では、「前(フロント)」、「後ろ(リア)」、「前方」、「後方」、「左」、「右」、「横」、「上方」、および「下方」などの方向を示す用語ならびにその他の任意の類似する方向を示す用語は、ハンドルバー(図示せず)に向かって自転車のサドル(図示せず)に座るユーザ(例えば、ライダ)を基準に決定される方向を指す。したがって、自転車用ドライブトレイン10、自転車用ハブ組立体12、または自転車用リアスプロケット組立体14を説明するために用いられるこれらの用語は、水平面上での直立乗車位置で使用される際の自転車用ドライブトレイン10、自転車用ハブ組立体12、または自転車用リアスプロケット組立体14を装備した自転車を基準に解釈される。
図2および図3に示すように、自転車用ハブ組立体12および自転車用リアスプロケット組立体14は回転中心軸心A1を有する。自転車用リアスプロケット組立体14は、自転車用フレームBF(図1)に対して回転中心軸心A1回りに回転可能に自転車用ハブ組立体12によって支持される。自転車用リアスプロケット組立体14は、ペダリング中に自転車用チェーン20および自転車用リアスプロケット組立体14の間で駆動回転力F1を伝達するように自転車用チェーン20と係合する。自転車用リアスプロケット組立体14は、ペダリング中に回転中心軸心A1回りに駆動回転方向D11に回転する。駆動回転方向D11は、自転車用ハブ組立体12または自転車用リアスプロケット組立体14の周方向D1に沿って定義される。逆回転方向D12は駆動回転方向D11と逆の方向であり、周方向D1に沿って定義される。
図2に示すように、自転車用ハブ組立体12はスプロケット支持体28を備える。自転車用リアスプロケット組立体14は、スプロケット支持体28および自転車用リアスプロケット組立体14の間で駆動回転力F1を伝達するようにスプロケット支持体28上に装着される。自転車用ハブ組立体12はハブ軸30をさらに備える。スプロケット支持体28は、回転中心軸心A1回りに回転可能にハブ軸30に装着される。自転車用ハブ組立体12はロックリング32を備える。回転中心軸心A1と平行な軸方向D2に自転車用リアスプロケット組立体14をスプロケット支持体28に対して保持するように、ロックリング32はスプロケット支持体28に固定される。
図4に示すように、自転車用ハブ組立体12は、車輪固定機構WSによって自転車用フレームBFに固定される。ハブ軸30は貫通孔30Aを有する。車輪固定機構WSの固定ロッドWS1が、ハブ軸30の貫通孔30Aを通って延びる。ハブ軸30は、第1軸端部30Bおよび第2軸端部30Cを含む。ハブ軸30は、第1軸端部30Bおよび第2軸端部30Cの間で回転中心軸心A1に沿って延びる。第1軸端部30Bは、自転車用フレームBFの第1フレームBF1の第1凹部BF11内に設けられる。第2軸端部30Cは、自転車用フレームBFの第2フレームBF2の第2凹部BF21内に設けられる。ハブ軸30は、車輪固定機構WSによって、第1フレームBF1および第2フレームBF2の間に保持される。車輪固定機構WSは自転車分野で周知の構造を含むので、簡略化のため、ここではその詳細な説明は省略する。
図4および図5に示すように、自転車用ハブ組立体12はブレーキロータ支持体34をさらに備える。ブレーキロータ支持体34は、回転中心軸心A1回りに回転可能にハブ軸30に装着される。ブレーキロータ支持体34は、制動回転力を自転車用ブレーキロータ16からブレーキロータ支持体34へ伝達するように自転車用ブレーキロータ16(図1)に連結される。
図5に示すように、自転車用ハブ組立体12はハブ体36をさらに備える。ハブ体36は、回転中心軸心A1回りに回転可能にハブ軸30に装着される。本実施形態では、スプロケット支持体28はハブ体36とは別の部材である。ブレーキロータ支持体34は、1つの単一部材としてハブ体36と一体に設けられる。しかし、スプロケット支持体28をハブ体36と一体に設けてもよい。ブレーキロータ支持体34はハブ体36とは別の部材であってもよい。
ハブ体36は第1フランジ36Aおよび第2フランジ36Bを含む。第1フランジ36Aには第1スポーク(図示せず)が連結される。第2フランジ36Bには第2スポーク(図示せず)が連結される。第2フランジ36Bは第1フランジ36Aから軸方向D2に離間している。第1フランジ36Aは、軸方向D2においてスプロケット支持体28および第2フランジ36Bの間に設けられる。第2フランジ36Bは、軸方向D2において第1フランジ36Aとブレーキロータ支持体34の間に設けられる。
ロックリング32は雄ネジ部32Aを含む。スプロケット支持体28は雌ネジ部28Aを含む。ロックリング32がスプロケット支持体28に固定される状態で、雄ネジ部32Aは雌ネジ部28Aに螺合する。
図6に示すように、自転車用ハブ組立体12はラチェット機構38をさらに備える。スプロケット支持体28はラチェット機構38によってハブ体36に操作可能に連結される。ラチェット機構38は、ペダリング中にスプロケット支持体28をハブ体36に沿って駆動回転方向D11(図5)に回転するようにスプロケット支持体28をハブ体36に連結するように構成される。ラチェット機構38は、惰性走行中にスプロケット支持体28のハブ体36に対する逆回転方向D12(図5)への回転を許容するように構成される。したがって、ラチェット機構38はワンウェイクラッチ機構38と言い換えられる。ラチェット機構38は、自転車分野において周知の構造を含むので、簡略化のため、ここではその詳細な説明は省略する。
自転車用ハブ組立体12は第1ベアリング39Aおよび第2ベアリング39Bを含む。第1ベアリング39Aおよび第2ベアリング39Bは、ハブ軸30に対して回転中心軸心A1回りに回転可能にスプロケット支持体28を支持するようにスプロケット支持体28およびハブ軸30の間に設けられる。
本実施形態では、スプロケット支持体28、ブレーキロータ支持体34、およびハブ体36のそれぞれは、アルミニウム、鉄、チタンのような金属材料から構成される。しかし、スプロケット支持体28、ブレーキロータ支持体34、およびハブ体36のうち少なくとも1つは非金属材料から構成されていてもよい。
図7および図8に示すように、スプロケット支持体28は、自転車用リアスプロケット組立体14(図6)と係合するように構成される少なくとも1つの外側スプライン歯40を含む。スプロケット支持体28は、自転車用リアスプロケット組立体14(図6)と係合するように構成される複数の外側スプライン歯40を含む。すなわち、少なくとも1つの外側スプライン歯40は複数の外側スプライン歯40を含む。スプロケット支持体28は、自転車用リアスプロケット組立体14(図6)と係合するように構成される少なくとも9つの外側スプライン歯40を含む。スプロケット支持体28は、自転車用リアスプロケット組立体14(図6)と係合するように構成される少なくとも10本の外側スプライン歯40を含む。
スプロケット支持体28は筒形状を有するベース支持部41を含む。ベース支持部41は回転中心軸心A1に沿って延びる。外側スプライン歯40はベース支持部41から径方向外側に延びる。スプロケット支持体28は、大径部42、フランジ44、および複数の外側ヘリカルスプライン歯46を含む。大径部42およびフランジ44は、ベース支持部41から径方向外側に延びる。大径部42は、軸方向D2において複数の外側スプライン歯40とフランジ44の間に設けられる。大径部42およびフランジ44は、軸方向D2において複数の外側スプライン歯40と複数の外側ヘリカルスプライン歯46との間に設けられる。図6に示すように、自転車用リアスプロケット組立体14は、軸方向D2において大径部42とロックリング32のロックフランジ32Bとの間に保持される。大径部42は、ワンウェイクラッチ機構のような駆動構造を収容可能な内部空洞を内部に有していてもよい。必要に応じて自転車用ハブ組立体12から大径部42を省略してもよい。
図9に示すように、少なくとも10本の外側スプライン歯40の総数は20本以上である。少なくとも10本の外側スプライン歯40の総数は25本以上である。本実施形態では、少なくとも10本の外側スプライン歯40の総数は26本である。しかし、複数の外側スプライン歯40の総数は本実施形態および上記範囲に限定されない。
少なくとも10本の外側スプライン歯40は第1外側ピッチ角PA11および第2外側ピッチ角PA12を有する。複数の外側スプライン歯40のうち少なくとも2つの外側スプライン歯は、自転車用ハブ組立体12の回転中心軸心A1に関する周方向に第1外側ピッチ角PA11で配置される。複数の外側スプライン歯40のうち少なくとも2つの外側スプライン歯は、自転車用ハブ組立体12の回転中心軸心A1に関する周方向に第2外側ピッチ角PA12で配置される。本実施形態では、第2外側ピッチ角PA12は第1外側ピッチ角PA11とは異なる。しかし、第2外側ピッチ角PA12は第1外側ピッチ角PA11と実質的に等しくてもよい。
本実施形態では、複数の外側スプライン歯40は、周方向D1において第1外側ピッチ角PA11で配置される。複数の外側スプライン歯40のうち2つの外側スプライン歯は、周方向D1において第2外側ピッチ角PA12で配置される。しかし、複数の外側スプライン歯40のうち少なくとも2つの外側スプライン歯を、周方向D1において別の外側ピッチ角で配置してもよい。
第1外側ピッチ角PA11は10度〜20度の範囲内にある。第1外側ピッチ角PA11は12度〜15度の範囲内にある。第1外側ピッチ角PA11は13度〜14度の範囲内にある。本実施形態では、第1外側ピッチ角PA11は13.3度であるが、第1外側ピッチ角PA11は本実施形態および上記範囲に限定されない。
第2外側ピッチ角PA12は5度〜30度の範囲内にある。本実施形態では、第2外側ピッチ角PA12は26度であるが、第2外側ピッチ角PA12は本実施形態および上記範囲に限定されない。
複数の外側スプライン歯40は実質的にいずれも同じ形状である。複数の外側スプライン歯40は実質的にいずれも同じスプラインサイズを有する。複数の外側スプライン歯40は、回転中心軸心A1に沿って見た場合に、いずれも実質的に同じ外形を有する。しかし、図10に示すように、少なくとも10本の外側スプライン歯40のうち少なくとも1本は、少なくとも10本の外側スプライン歯40のうち別の歯の第2スプライン形状とは異なる第1スプライン形状を有していてもよい。少なくとも10本の外側スプライン歯40のうち少なくとも1本は、少なくとも10本の外側スプライン歯40のうち別の歯の第2スプラインサイズとは異なる第1スプラインサイズを有していてもよい。少なくとも10本の外側スプライン歯40のうち少なくとも1本は、回転中心軸心A1に沿って見た場合に、少なくとも10本の外側スプライン歯40のうち別の歯の外形とは異なる外形を有していてもよい。図10では、複数の外側スプライン歯40のうち1本は、複数の外側スプライン歯40のうち別の歯のスプライン形状とは異なるスプライン形状を有する。複数の外側スプライン歯40のうち1本は、複数の外側スプライン歯40のうち別の歯のスプラインサイズとは異なるスプラインサイズを有する。複数の外側スプライン歯40のうち1本は、回転中心軸心A1に沿って見た場合に、複数の外側スプライン歯40のうち別の歯の外形とは異なる外形を有する。
図11に示すように、少なくとも10本の外側スプライン歯40のそれぞれは、外側スプライン駆動面48および外側スプライン非駆動面50を有する。複数の外側スプライン歯40は、ペダリング中に自転車用リアスプロケット組立体14(図6)からの駆動回転力F1を受けるための複数の外側スプライン駆動面48を含む。複数の外側スプライン歯40は複数の外側スプライン非駆動面50を含む。外側スプライン駆動面48は、ペダリング中に自転車用リアスプロケット組立体14(図6)からの駆動回転力F1を受けるように自転車用リアスプロケット組立体14と接触可能である。外側スプライン駆動面48は逆回転方向D12を向いている。外側スプライン非駆動面50は、周方向D1において外側スプライン駆動面48の裏側に設けられる。外側スプライン非駆動面50は、ペダリング中に自転車用リアスプロケット組立体14からの駆動回転力F1を受けないように駆動回転方向D11を向いている。
少なくとも10本の外側スプライン歯40のそれぞれは、周方向最大幅MW1を有する。複数の外側スプライン歯40のそれぞれは、周方向最大幅MW1を有する。周方向最大幅MW1は、外側スプライン歯40に作用するスラスト力F2を受ける最大幅として定義される。周方向最大幅MW1は、外側スプライン駆動面48を基準とした直線距離として定義される。
複数の外側スプライン駆動面48のそれぞれは、径方向最外周縁48Aと径方向最内周縁48Bを含む。外側スプライン駆動面48は、径方向最外周縁48Aから径方向最内周縁48Bまで延びる。第1基準円RC11は、径方向最内周縁48B上に定義され、回転中心軸心A1を中心とする。第1基準円RC11は外側スプライン非駆動面50と基準点50Rで交差する。周方向最大幅MW1は、周方向D1において径方向最内周縁48Bから基準点50Rまで直線的に延びる。
複数の外側スプライン非駆動面50のそれぞれは、径方向最外周縁50Aおよび径方向最内周縁50Bを含む。外側スプライン非駆動面50は、径方向最外周縁50Aから径方向最内周縁50Bまで延びる。基準点50Rは径方向最外周縁50Aおよび径方向最内周縁50Bの間に設けられる。しかし、基準点50Rは径方向最内周縁50Bと一致していてもよい。
周方向最大幅MW1の合計は55mm以上である。周方向最大幅MW1の合計は60mm以上である。周方向最大幅MW1の合計は65mm以上である。本実施形態では、周方向最大幅MW1の合計は68mmであるが、周方向最大幅MW1の合計は本実施形態および上記範囲に限定されない。
図12に示すように、少なくとも1つの外側スプライン歯40は外側スプライン山径DM11を有する。外側スプライン山径DM11は25mm以上である。外側スプライン山径DM11は29mm以上である。外側スプライン山径DM11は30mm以下である。本実施形態では、外側スプライン山径DM11は29.6mmであるが、外側スプライン山径DM11は本実施形態および上記範囲に限定されない。
少なくとも1つの外側スプライン歯40は外側スプライン谷径DM12を有する。少なくとも1つの外側スプライン歯40は、外側スプライン谷径DM12を有する外側スプライン歯底円RC12を有する。しかし、外側スプライン歯底円RC12は、外側スプライン谷径DM12とは異なるその他の直径を有していてもよい。外側スプライン谷径DM12は28mm以下である。外側スプライン谷径DM12は25mm以上である。外側スプライン谷径DM12は27mm以上である。本実施形態では、外側スプライン谷径DM12は27.2mmであるが、外側スプライン谷径DM12は本実施形態および上記範囲に限定されない。
大径部42は、外側スプライン山径DM11よりも大きい外径DM13を有する。外径DM13は32mm〜40mmの範囲内にある。本実施形態では、外径DM13は35mmであるが、外径DM13は本実施形態に限定されない。
図11に示すように、複数の外側スプライン駆動面48のそれぞれは、径方向最外周縁48Aから径方向最内周縁48Bに定義される径方向長さRL11を含む。複数の外側スプライン駆動面48の径方向長さRL11の合計は7mm以上である。径方向長さRL11の合計は10mm以上である。径方向長さRL11の合計は15mm以上である。本実施形態では、径方向長さRL11の合計は19.5mmであるが、径方向長さRL11の合計は本実施形態に限定されない。
複数の外側スプライン歯40は追加径方向長さRL12を有する。追加径方向長さRL12は、それぞれ外側スプライン歯底円RC12から複数の外側スプライン歯40の径方向最外周端部40Aまでの長さとして定義される。追加径方向長さRL12の合計は12mm以上である。本実施形態では、追加径方向長さRL12の合計は31.85mmであるが、追加径方向長さRL12の合計は本実施形態に限定されない。
少なくとも9つの外側スプライン歯40のうち少なくとも1つは、周方向歯先中心線CL1に対して非対称な形状を有する。周方向歯先中心線CL1は、回転中心軸心A1と外側スプライン歯40の径方向最外周端部40Aの周方向中心点CP1とを接続するラインである。しかし、複数の外側スプライン歯40のうち少なくとも1つは周方向歯先中心線CL1に対して対称な形状を有していてもよい。少なくとも9つの外側スプライン歯40のうち少なくとも1つは、外側スプライン駆動面48および外側スプライン非駆動面50を有する。
外側スプライン駆動面48は第1外側スプライン面角度AG11を有する。第1外側スプライン面角度AG11は、外側スプライン駆動面48と第1径方向線L11との間に定義される。第1径方向線L11は、自転車用ハブ組立体12の回転中心軸心A1から外側スプライン駆動面48の径方向最外周縁48Aまで延びる。第1外側ピッチ角PA11または第2外側ピッチ角PA12は、隣接する第1径方向線L11(例えば図9を参照)同士の間に定義される。
外側スプライン非駆動面50は第2外側スプライン面角度AG12を有する。第2外側スプライン面角度AG12は、外側スプライン非駆動面50と第2径方向線L12との間に定義される。第2径方向線L12は、自転車用ハブ組立体12の回転中心軸心A1から外側スプライン非駆動面50の径方向最外周縁50Aまで延びる。
本実施形態では、第2外側スプライン面角度AG12は第1外側スプライン面角度とは異なる。第1外側スプライン面角度AG11は第2外側スプライン面角度AG12よりも小さい。しかし、第1外側スプライン面角度AG11は、第2外側スプライン面角度AG12以上であってもよい。
第1外側スプライン面角度AG11は0度〜10度の範囲内にある。第2外側スプライン面角度AG12は0度〜60度の範囲内にある。本実施形態では、第1外側スプライン面角度AG11は5度である。第2外側スプライン面角度AG12は45度である。しかし、第1外側スプライン面角度AG11および第2外側スプライン面角度AG12は、本実施形態および上記範囲に限定されない。
図13および図14に示すように、ブレーキロータ支持体34は、自転車用ブレーキロータ16(図4)と係合するように構成される少なくとも1つの追加外側スプライン歯52を含む。本実施形態では、ブレーキロータ支持体34は追加ベース支持部54および複数の追加外側スプライン歯52を含む。追加ベース支持部54は、筒形状を有し、ハブ体36から回転中心軸心A1に沿って延びる。追加外側スプライン歯52は追加ベース支持部54から径方向外側に延びる。複数の追加外側スプライン歯52の総数は52本である。しかし、複数の追加外側スプライン歯52の総数は本実施形態に限定されない。
図14に示すように、少なくとも1つの追加外側スプライン歯52は追加外側スプライン山径DM14を有する。図15に示すように、追加外側スプライン山径DM14は外側スプライン山径DM11よりも大きい。追加外側スプライン山径DM14は大径部42の外径DM13と実質的に等しい。しかし、追加外側スプライン山径DM14は外側スプライン山径DM11以下であってもよい。追加外側スプライン山径DM14は大径部42の外径DM13と異なっていてもよい。
図16に示すように、ハブ軸30は自転車用フレームBFと接触する軸方向接触面30B1を含む。本実施形態では、軸方向接触面30B1は自転車用フレームBFの第1フレームBF1と接触可能である。第1フレームBF1はフレーム接触面BF12を含む。自転車用ハブ組立体12が車輪固定機構WSによって自転車用フレームBFに固定された状態で、軸方向接触面30B1はフレーム接触面BF12と接触する。
第1軸方向長さAL11は、回転中心軸心A1に対する軸方向D2において軸方向接触面30B1から大径部42に定義される。第1軸方向長さAL11は35mm〜41mmの範囲内にある。第1軸方向長さAL11は39mm以上であってよい。第1軸方向長さAL11は35mm〜37mmの範囲内にあってもよい。本実施形態では、第1軸方向長さAL11は36.2mmであるが、第1軸方向長さAL11は本実施形態および上記範囲に限定されない。
大径部42は、軸方向D2において軸方向接触面30B1から最も遠い軸方向端部42Aを有する。第2軸方向長さAL12は、軸方向D2において軸方向接触面30B1から軸方向端部42Aに定義される。第2軸方向長さAL12は38mm〜47mmの範囲内にある。第2軸方向長さAL12は44mm〜45mmの範囲で異なっていてもよい。第2軸方向長さAL12は40mm〜41mmの範囲で異なっていてもよい。本実施形態では、第2軸方向長さAL12は40.75mmであるが、第2軸方向長さAL12は本実施形態および上記範囲に限定されない。
大径部42の軸方向長さAL13は3mm〜6mmの範囲内にある。本実施形態では、軸方向長さAL13は4.55mmであるが、軸方向長さAL13は本実施形態および上記範囲に限定されない。
図17に示すように、自転車用リアスプロケット組立体14は少なくとも1つのスプロケットを備える。少なくとも1つのスプロケットは最小スプロケットSP1および最大スプロケットSP12を含む。最小スプロケットSP1はスプロケットSP1とも称され得る。最大スプロケットSP12はスプロケットSP12とも称され得る。本実施形態では、少なくとも1つのスプロケットはスプロケットSP2〜SP11をさらに含む。スプロケットSP1はトップギアに対応している。スプロケットSP12はローギアに対応している。自転車用リアスプロケット組立体14のスプロケットの総数は本実施形態に限定されない。
最小スプロケットSP1は少なくとも1つのスプロケット歯SP1Bを含む。最小スプロケットSP1の少なくとも1つのスプロケット歯SP1Bの総数は10本以下である。本実施形態では、最小スプロケットSP1の少なくとも1つのスプロケット歯SP1Bの総数は10本である。しかし、最小スプロケットSP1の少なくとも1つのスプロケット歯SP1Bの総数は本実施形態および上記範囲に限定されない。
最大スプロケットSP12は少なくとも1つのスプロケット歯SP12Bを含む。最大スプロケットSP12の少なくとも1つのスプロケット歯SP12Bの総数は46本以上である。最大スプロケットSP12の少なくとも1つのスプロケット歯SP12Bの総数は50本以上である。本実施形態では、最大スプロケットSP12の少なくとも1つのスプロケット歯SP12Bの総数は51本である。しかし、最大スプロケットSP12の少なくとも1つのスプロケット歯SP12Bの総数は本実施形態および上記範囲に限定されない。
スプロケットSP2は少なくとも1つのスプロケット歯SP2Bを含む。スプロケットSP3は少なくとも1つのスプロケット歯SP3Bを含む。スプロケットSP4は少なくとも1つのスプロケット歯SP4Bを含む。スプロケットSP5は少なくとも1つのスプロケット歯SP5Bを含む。スプロケットSP6は少なくとも1つのスプロケット歯SP6Bを含む。スプロケットSP7は少なくとも1つのスプロケット歯SP7Bを含む。スプロケットSP8は少なくとも1つのスプロケット歯SP8Bを含む。スプロケットSP9は少なくとも1つのスプロケット歯SP9Bを含む。スプロケットSP10は少なくとも1つのスプロケット歯SP10Bを含む。スプロケットSP11は少なくとも1つのスプロケット歯SP11Bを含む。
少なくとも1つのスプロケット歯SP2Bの総数は12本である。少なくとも1つのスプロケット歯SP3Bの総数は14本である。少なくとも1つのスプロケット歯SP4Bの総数は16本である。少なくとも1つのスプロケット歯SP5Bの総数は18本である。少なくとも1つのスプロケット歯SP6Bの総数は21本である。少なくとも1つのスプロケット歯SP7Bの総数は24本である。少なくとも1つのスプロケット歯SP8Bの総数は28本である。少なくとも1つのスプロケット歯SP9Bの総数は33本である。少なくとも1つのスプロケット歯SP10Bの総数は39本である。少なくとも1つのスプロケット歯SP11Bの総数は45本である。スプロケットSP2〜SP11のそれぞれのスプロケット歯の総数は本実施形態に限定されない。
図18に示すように、スプロケットSP1〜SP12はいずれも別々の部材である。しかし、スプロケットSP1〜SP12のうち少なくとも1つは、スプロケットSP1〜SP12のうち別のスプロケットと少なくとも部分的に一体に設けられていてもよい。自転車用リアスプロケット組立体14は、スプロケット支持部56、複数のスペーサ58、第1リング59A、および第2リング59Bを有する。図示する実施形態では、スプロケットSP1〜SP12はスプロケット支持部56に取り付けられる。
図19に示すように、スプロケットSP1はスプロケット体SP1Aおよび複数のスプロケット歯SP1Bを含む。複数のスプロケット歯SP1Bはスプロケット体SP1Aから径方向外側に延びる。スプロケットSP2はスプロケット体SP2Aおよび複数のスプロケット歯SP2Bを含む。複数のスプロケット歯SP2Bはスプロケット体SP2Aから径方向外側に延びる。スプロケットSP3はスプロケット体SP3Aおよび複数のスプロケット歯SP3Bを含む。複数のスプロケット歯SP3Bはスプロケット体SP3Aから径方向外側に延びる。スプロケットSP4はスプロケット体SP4Aおよび複数のスプロケット歯SP4Bを含む。複数のスプロケット歯SP4Bはスプロケット体SP4Aから径方向外側に延びる。スプロケットSP5はスプロケット体SP5Aおよび複数のスプロケット歯SP5Bを含む。複数のスプロケット歯SP5Bはスプロケット体SP5Aから径方向外側に延びる。第1リング59AはスプロケットSP3およびSP4の間に設けられる。第2リング59BはスプロケットSP4およびSP5の間に設けられる。
図20に示すように、スプロケットSP6はスプロケット体SP6Aおよび複数のスプロケット歯SP6Bを含む。複数のスプロケット歯SP6Bはスプロケット体SP6Aから径方向外側に延びる。スプロケットSP7はスプロケット体SP7Aおよび複数のスプロケット歯SP7Bを含む。複数のスプロケット歯SP7Bはスプロケット体SP7Aから径方向外側に延びる。スプロケットSP8はスプロケット体SP8Aと複数のスプロケット歯SP8Bを含む。複数のスプロケット歯SP8Bは、スプロケット体SP8Aから径方向外側に延びる。
図21に示すように、スプロケットSP9はスプロケット体SP9Aおよび複数のスプロケット歯SP9Bを含む。複数のスプロケット歯SP9Bはスプロケット体SP9Aから径方向外側に延びる。スプロケットSP10はスプロケット体SP10Aおよび複数のスプロケット歯SP10Bを含む。複数のスプロケット歯SP10Bはスプロケット体SP10Aから径方向外側に延びる。スプロケットSP11はスプロケット体SP11Aおよび複数のスプロケット歯SP11Bを含む。複数のスプロケット歯SP11Bはスプロケット体SP11Aから径方向外側に延びる。スプロケットSP12はスプロケット体SP12Aおよび複数のスプロケット歯SP12Bを含む。複数のスプロケット歯SP12Bはスプロケット体SP12Aから径方向外側に延びる。
図22に示すように、スプロケット支持部56はハブ係合部60と複数の支持アーム62を含む。複数の支持アーム62は、ハブ係合部60から径方向外側に延びる。支持アーム62は第1取付部62A〜第8取付部62Hを含む。複数のスペーサ58は、複数の第1スペーサ58A、複数の第2スペーサ58B、複数の第3スペーサ58C、複数の第4スペーサ58D、複数の第5スペーサ58E、複数の第6スペーサ58F、および複数の第7スペーサ58Gを含む。
図23に示すように、複数の第1スペーサ58AはスプロケットSP5およびSP6の間に設けられる。複数の第2スペーサ58BはスプロケットSP6およびSP7の間に設けられる。複数の第3スペーサ58CはスプロケットSP7およびSP8の間に設けられる。複数の第4スペーサ58DはスプロケットSP8およびSP9の間に設けられる。複数の第5スペーサ58EはスプロケットSP9およびSP10の間に設けられる。複数の第6スペーサ58FはスプロケットSP10およびSP11の間に設けられる。複数の第7スペーサ58GはスプロケットSP11およびSP12の間に設けられる。
スプロケットSP6および第1スペーサ58Aは、接着剤のような結合構造によって第1取付部62Aに取り付けられる。スプロケットSP7および第2スペーサ58Bは、接着剤のような結合構造によって第2取付部62Bに取り付けられる。スプロケットSP8と第3スペーサ58Cは、接着剤のような結合構造によって第3取付部62Cに取り付けられる。スプロケットSP9と第4スペーサ58Dは、接着剤のような結合構造によって第4取付部62Dに取り付けられる。スプロケットSP10と第5スペーサ58Eは、接着剤のような結合構造によって第5取付部62Eに取り付けられる。スプロケットSP11と第6スペーサ58Fは、接着剤のような結合構造によって第6取付部62Fに取り付けられる。スプロケットSP12と第7スペーサ58Gは、接着剤のような結合構造によって第7取付部62Gに取り付けられる。スプロケットSP5と第2リング59Bは、接着剤のような結合構造によって第8取付部62Hに取り付けられる。ハブ係合部60、スプロケットSP1〜SP4、第1リング59A、および第2リング59Bは、軸方向D2において大径部42とロックリング32のロックフランジ32Bとの間に保持される。
本実施形態では、スプロケットSP1〜SP12のそれぞれは、アルミニウム、鉄、チタンのような金属材料から構成される。スプロケット支持部56、第1スペーサ58A〜第7スペーサ58G、第1リング59A、第2リング59Bは、それぞれ樹脂材料のような非金属材料から構成される。しかし、スプロケットSP1〜SP12のうち少なくとも1つは、少なくとも部分的に非金属材料から構成されていてもよい。スプロケット支持部56、第1スペーサ58A〜第7スペーサ58G、第1リング59A、および第2リング59Bのうち少なくとも1つは、少なくとも部分的に、アルミニウム、鉄、またはチタンのような非金属から構成されていてもよい。
少なくとも1つのスプロケットは、自転車用ハブ組立体12と係合するように構成される少なくとも1つの内側スプライン歯を含む。図24および図25に示すように、少なくとも1つのスプロケットは、自転車用ハブ組立体12と係合するように構成される少なくとも10本の内側スプライン歯を含む。少なくとも1つの内側スプライン歯は複数の内側スプライン歯を含む。したがって、少なくとも1つのスプロケットは、自転車用ハブ組立体12と係合するように構成される複数の内側スプライン歯を含む。本実施形態では、スプロケットSP1は、自転車用ハブ組立体12と係合するように構成される少なくとも10本の内側スプライン歯64を含む。本実施形態では、スプロケットSP1は、自転車用ハブ組立体12のスプロケット支持体28の複数の外側スプライン歯40と合致するように構成される複数の内側スプライン歯64を含む。スプロケット体SP1Aは環状の形状を有する。複数の内側スプライン歯64はスプロケット体SP1Aから径方向内側に延びる。
図26に示すように、少なくとも10本の内側スプライン歯64の総数は20以上である。少なくとも10本の内側スプライン歯64の総数は25以上である。本実施形態では、複数の内側スプライン歯64の総数は26本である。しかし、複数の内側スプライン歯64の総数は本実施形態および上記範囲に限定されない。
少なくとも10本の内側スプライン歯64は、第1内側ピッチ角PA21および第2内側ピッチ角PA22を有する。複数の内側スプライン歯64のうち少なくとも2つの内側スプライン歯は、自転車用リアスプロケット組立体14の回転中心軸心A1に関する周方向に第1内側ピッチ角PA21で配置される。複数の内側スプライン歯64のうち少なくとも2つの内側スプライン歯は、回転中心軸心A1に関する周方向に第2内側ピッチ角PA22で配置される。本実施形態では、第2内側ピッチ角PA22は第1内側ピッチ角PA21とは異なるが、第2内側ピッチ角PA22は第1内側ピッチ角PA21と実質的に等しくてもよい。
本実施形態では、複数の内側スプライン歯64は、周方向D1において第1内側ピッチ角PA21で配置される。複数の内側スプライン歯64のうち2つの内側スプライン歯は、周方向D1において第2内側ピッチ角PA22で配置される。しかし、複数の内側スプライン歯64のうち少なくとも2つの内側スプライン歯を、周方向D1において別の内側ピッチ角で配置されていてもよい。
第1内側ピッチ角PA21は10度〜20度の範囲内にある。第1内側ピッチ角PA21は12度〜15度の範囲内にある。第1内側ピッチ角PA21は13度〜14度の範囲内にある。本実施形態では、第1内側ピッチ角PA21は13.3度であるが、第1内側ピッチ角PA21は本実施形態および上記範囲に限定されない。
第2内側ピッチ角PA22は5度〜30度の範囲内にある。本実施形態では、第2内側ピッチ角PA22は26度であるが、第2内側ピッチ角PA22は本実施形態および上記範囲に限定されない。
少なくとも10本の内側スプライン歯64のうち少なくとも1つは、少なくとも10本の内側スプライン歯64のうち別の歯の第2スプライン形状とは異なる第1スプライン形状を有する。少なくとも10本の内側スプライン歯64のうち少なくとも1つは、少なくとも10本の内側スプライン歯64のうち別の歯の第2スプラインサイズとは異なる第1スプラインサイズを有する。少なくとも10本の内側スプライン歯64のうち少なくとも1つは、少なくとも10本の内側スプライン歯64のうち別の歯の断面形状とは異なる断面形状を有する。しかし、図27に示すように、複数の内側スプライン歯64が全て同じ形状であってもよい。複数の内側スプライン歯64は全て同じサイズであってもよい。複数の内側スプライン歯64は全て同じ断面形状を有していてもよい。
図28に示すように、少なくとも1つの内側スプライン歯64は、内側スプライン駆動面66および内側スプライン非駆動面68を備える。少なくとも1つの内側スプライン歯64は複数の内側スプライン歯64を含む。複数の内側スプライン歯64は、ペダリング中に自転車用ハブ組立体12(図6)からの駆動回転力F1を受けるための複数の内側スプライン駆動面66を含む。複数の内側スプライン歯64は複数の内側スプライン非駆動面68を含む。内側スプライン駆動面66は、ペダリング中にスプロケットSP1からスプロケット支持体28へ駆動回転力F1を伝達するようにスプロケット支持体28と接触可能である。内側スプライン駆動面66は駆動回転方向D11を向いている。内側スプライン非駆動面68は周方向D1における内側スプライン駆動面66の裏側に設けられる。内側スプライン非駆動面68は、ペダリング中にスプロケットSP1からスプロケット支持体28へ駆動回転力F1を伝達しないように逆回転方向D12を向いている。
少なくとも10本の内側スプライン歯64のそれぞれは、周方向最大幅MW2を有する。複数の内側スプライン歯64のそれぞれは、周方向最大幅MW2を有する。周方向最大幅MW2は、内側スプライン歯64にかかるスラスト力F3を受けるための最大幅として定義される。周方向最大幅MW2は、内側スプライン駆動面66を基準とした直線距離として定義される。
内側スプライン駆動面66は径方向最外周縁66Aおよび径方向最内周縁66Bを含む。内側スプライン駆動面66は径方向最外周縁66Aから径方向最内周縁66Bに延びる。第2基準円RC21は、径方向最外周縁66A上に定義され、回転中心軸心A1を中心とする。第2基準円RC21は内側スプライン非駆動面68と基準点68Rで交差する。周方向最大幅MW2は、径方向最内周縁66Bから基準点68Rへ周方向D1に直線的に延びる。
内側スプライン非駆動面68は径方向最外周縁68Aおよび径方向最内周縁68Bを含む。内側スプライン非駆動面68は径方向最外周縁68Aから径方向最内周縁68Bに延びる。基準点68Rは径方向最外周縁68Aと径方向最内周縁68Bの間に設けられる。
周方向最大幅MW2の合計は40mm以上である。周方向最大幅MW2の合計は45mm以上である。周方向最大幅MW2の合計は50mm以上である。本実施形態では、周方向最大幅MW2の合計は50.8mmであるが、周方向最大幅MW2の合計は本実施形態に限定されない。
図29に示すように、少なくとも1つの内側スプライン歯64は内側スプライン谷径DM21を有する。少なくとも1つの内側スプライン歯64は、内側スプライン谷径DM21を有する内側スプライン歯底円RC22を有する。しかし、内側スプライン歯底円RC22は、内側スプライン谷径DM21とは異なる別の直径を有していてもよい。内側スプライン谷径DM21は30mm以下である。内側スプライン谷径DM21は25mm以上である。内側スプライン谷径DM21は29mm以上である。本実施形態では、内側スプライン谷径DM21は29.8mmであるが、内側スプライン谷径DM21は本実施形態および上記範囲に限定されない。
少なくとも1つの内側スプライン歯64は、28mm以下の内側スプライン山径DM22を有する。内側スプライン山径DM22は25mm以上である。内側スプライン山径DM22は27mm以上である。本実施形態では、内側スプライン山径DM22は27.7mmであるが、内側スプライン山径DM22は本実施形態および上記範囲に限定されない。
図28に示すように、複数の内側スプライン駆動面66は径方向最外周縁66Aと径方向最内周縁66Bを含む。複数の内側スプライン駆動面66のそれぞれは、径方向最外周縁66Aから径方向最内周縁66Bに定義される径方向長さRL21を含む。複数の内側スプライン駆動面66の径方向長さRL21の合計は7mm以上である。径方向長さRL21の合計は10mm以上である。径方向長さRL21の合計は15mm以上である。本実施形態では、径方向長さRL21の合計は19.5mmであるが、径方向長さRL21の合計は本実施形態および上記範囲に限定されない。
複数の内側スプライン歯64は追加径方向長さRL22を有する。複数の追加径方向長さRL22のそれぞれは、複数の内側スプライン歯64の内側スプライン歯底円RC22から径方向最内周端部64Aに定義される。追加径方向長さRL22の合計は12mm以上である。本実施形態では、追加径方向長さRL22の合計は27.95mmであるが、追加径方向長さRL22の合計は本実施形態および上記範囲に限定されない。
内側スプライン歯64のうち少なくとも1つは、周方向歯先中心線CL2に対して非対称な形状を有する。周方向歯先中心線CL2は、回転中心軸心A1と内側スプライン歯64の径方向最内周端部64Aの周方向中心点CP2とを接続するラインである。しかし、複数の内側スプライン歯64のうち少なくとも1つは、周方向歯先中心線CL2に対して対称な形状を有していてもよい。内側スプライン歯64のうち少なくとも1つは、内側スプライン駆動面66および内側スプライン非駆動面68を有する。
内側スプライン駆動面66は第1内側スプライン面角度AG21を有する。第1内側スプライン面角度AG21は、内側スプライン駆動面66および第1径方向線L21の間に定義される。第1径方向線L21は、自転車用リアスプロケット組立体14の回転中心軸心A1から内側スプライン駆動面66の径方向最外周縁66Aに延びる。隣接する第1径方向線L21(例えば図26を参照)同士の間には、第1内側ピッチ角PA21または第2内側ピッチ角PA22が定義される。
内側スプライン非駆動面68は第2内側スプライン面角度AG22を有する。第2内側スプライン面角度AG22は、内側スプライン非駆動面68および第2径方向線L22の間に定義される。第2径方向線L22は、自転車用リアスプロケット組立体14の回転中心軸心A1から内側スプライン非駆動面68の径方向最外周縁68Aに延びる。
本実施形態では、第2内側スプライン面角度AG22は第1内側スプライン面角度AG21とは異なる。第1内側スプライン面角度AG21は第2内側スプライン面角度AG22よりも小さい。しかし、第1内側スプライン面角度AG21は第2内側スプライン面角度AG22以上であってよい。
第1内側スプライン面角度AG21は0度〜10度の範囲内にある。第2内側スプライン面角度AG22は0度〜60度の範囲内にある。本実施形態では、第1内側スプライン面角度AG21は5度である。第2内側スプライン面角度AG22は45度である。しかし、第1内側スプライン面角度AG21と第2内側スプライン面角度AG22は、本実施形態および上記範囲に限定されない。
図30に示すように、複数の内側スプライン歯64は、スプロケットSP1からスプロケット支持体28へ駆動回転力F1を伝達するように複数の外側スプライン歯40と噛み合う。内側スプライン駆動面66は、スプロケットSP1からスプロケット支持体28へ駆動回転力F1を伝達するように外側スプライン駆動面48と接触可能である。内側スプライン駆動面66が外側スプライン駆動面48と接触した状態で、内側スプライン非駆動面68は外側スプライン非駆動面50から離間している。
図31に示すように、スプロケットSP2は複数の内側スプライン歯70を含む。スプロケットSP3は複数の内側スプライン歯72を含む。スプロケットSP4は複数の内側スプライン歯74を含む。第1リング59Aは複数の内側スプライン歯76を含む。図32に示すように、スプロケット支持部56のハブ係合部60は複数の内側スプライン歯78を含む。複数の内側スプライン歯70は複数の内側スプライン歯64と実質的に同じ構造を有する。複数の内側スプライン歯72は複数の内側スプライン歯64と実質的に同じ構造を有する。複数の内側スプライン歯74は、複数の内側スプライン歯64と実質的に同じ構造を有する。複数の内側スプライン歯76は複数の内側スプライン歯64と実質的に同じ構造を有する。複数の内側スプライン歯78は複数の内側スプライン歯64と実質的に同じ構造を有する。したがって、簡略化のため、ここではその詳細な説明は省略する。
本願においては、「備える」およびその派生語は、構成要素の存在を説明する非制限用語であり、記載されていない他の構成要素の存在を排除しない。これは、「有する」、「含む」およびそれらの派生語にも適用される。
「〜部材」、「〜部」、「〜要素」、「〜体」、および「〜構造」という文言は、単一の部分や複数の部分といった複数の意味を有し得る。
「第1」や「第2」などの序数は、単に構成を識別するための用語であって、他の意味(例えば特定の順序など)は有していない。例えば、「第1要素」があるからといって「第2要素」が存在することを暗に意味するわけではなく、また「第2要素」があるからといって「第1要素」が存在することを暗に意味するわけではない。
ここで用いられる「一対の」という用語は、一対の要素が同じ形状や構造を有する場合に加えて、一対の要素が異なる形状や構造を有する場合も包含する。
程度を表す「実質的に」、「約」、および「およそ」などの文言は、最終結果が大きく変わらないような合理的なずれ量を意味し得る。本願に記載される全ての数値は、「実質的に」、「約」、および「およそ」などの文言を含むように解釈され得る。
上記の開示内容から考えて、本発明の種々の変更や修正が可能であることは明らかである。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、本願の具体的な開示内容とは別の方法で本発明が実施されてもよい。
10 自転車用ドライブトレイン、12 自転車用ハブ組立体、14 自転車用リアスプロケット組立体、16 自転車用ブレーキロータ、18 クランク組立体、20 自転車用チェーン、28 スプロケット支持体、30 ハブ軸、32 ロックリング、36 ハブ体、40 外側スプライン歯、41 ベース支持部、42 大径部、44 フランジ、64 内側スプライン歯、70 内側スプライン歯、72 内側スプライン歯、74 内側スプライン歯、76 内側スプライン歯、78 内側スプライン歯、A1 回転中心軸心

Claims (37)

  1. 自転車用リアスプロケット組立体を係合するように構成される少なくとも10本の外側スプライン歯を含むスプロケット支持体を備え、
    前記少なくとも10本の外側スプライン歯は、
    ペダリング中に前記自転車用リアスプロケット組立体からの駆動回転力を受けるための少なくとも10個の外側スプライン駆動面と、
    少なくとも10個の外側スプライン非駆動面と、を有
    前記少なくとも10個の外側スプライン駆動面のそれぞれは、
    径方向最外周縁と、
    径方向最内周縁と、
    前記径方向最外周縁から前記径方向最内周縁まで定義される径方向長さと、を含み、
    前記少なくとも10個の外側スプライン駆動面の径方向長さの合計は、7mm以上である、
    自転車用ハブ組立体。
  2. 前記少なくとも10本の外側スプライン歯の総数は、20本以上である、
    請求項1に記載の自転車用ハブ組立体。
  3. 前記少なくとも10本の外側スプライン歯の総数は、25本以上である、
    請求項2に記載の自転車用ハブ組立体。
  4. 前記少なくとも10本の外側スプライン歯は、第1外側ピッチ角と、前記第1外側ピッチ角とは異なる第2外側ピッチ角と、を有する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
  5. 前記少なくとも10本の外側スプライン歯のうち少なくとも1つは、前記少なくとも10本の外側スプライン歯のうち別の歯の第2スプライン形状とは異なる第1スプライン形状を有する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
  6. 前記少なくとも10本の外側スプライン歯のうち少なくとも1つは、前記少なくとも10本の外側スプライン歯のうち別の歯の第2スプラインサイズとは異なる第1スプラインサイズを有する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
  7. 前記少なくとも10本の外側スプライン歯のそれぞれは、周方向最大幅を有し、
    前記周方向最大幅の合計は、55mm以上である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
  8. 前記周方向最大幅は、60mm以上である、
    請求項7に記載の自転車用ハブ組立体。
  9. 前記周方向最大幅は、65mm以上である、
    請求項8に記載の自転車用ハブ組立体。
  10. 自転車用リアスプロケット組立体と係合するように構成される複数の外側スプライン歯を含むスプロケット支持体を備え、
    前記複数の外側スプライン歯のうち少なくとも2つの外側スプライン歯は、前記自転車用ハブ組立体の回転中心軸心に関する周方向に第1外側ピッチ角で配置され、
    前記第1外側ピッチ角は、10度〜20度の範囲内にある、
    前記複数の外側スプライン歯は、ペダリング中に前記自転車用リアスプロケット組立体からの駆動回転力を受けるための複数の外側スプライン駆動面を含み、
    前記複数の外側スプライン駆動面のそれぞれは、
    径方向最外周縁と、
    径方向最内周縁と、
    前記径方向最外周縁から前記径方向最内周縁まで定義される径方向長さと、を含み、
    前記複数の外側スプライン駆動面の径方向長さの合計は、7mm以上である、
    自転車用ハブ組立体。
  11. 第1外側ピッチ角は12度〜15度の範囲内にある、
    請求項10に記載の自転車用ハブ組立体。
  12. 前記第1外側ピッチ角は13度〜14度の範囲内にある、
    請求項11に記載の自転車用ハブ組立体。
  13. 前記複数の外側スプライン歯のうち少なくとも2つの外側スプライン歯は、前記自転車用ハブ組立体の前記回転中心軸心に関する周方向に第2外側ピッチ角で配置されており、
    前記第2外側ピッチは、前記第1外側ピッチ角とは異なる、
    請求項10〜12のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
  14. 自転車用リアスプロケット組立体と係合するように構成される少なくとも1つの外側スプライン歯を含むスプロケット支持体を備え、
    前記少なくとも1つの外側スプライン歯は、30mm以下の外側スプライン山径を有する、
    自転車用ハブ組立体。
  15. 自転車用ブレーキロータと係合するように構成される少なくとも1つの追加外側スプライン歯を含むブレーキロータ支持体をさらに備え、
    前記少なくとも1つの追加外側スプライン歯は、前記外側スプライン山径よりも大きい追加外側スプライン山径を有する、
    請求項14に記載の自転車用ハブ組立体。
  16. 前記外側スプライン山径は、25mm以上である、
    請求項14または15に記載の自転車用ハブ組立体。
  17. 前記外側スプライン山径は、29mm以上である、
    請求項16に記載の自転車用ハブ組立体。
  18. 前記少なくとも1つの外側スプライン歯は、外側スプライン谷径を有し、
    前記外側スプライン谷径は、28mm以下である、
    請求項14〜17のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
  19. 前記外側スプライン谷径は、25mm以上である、
    請求項18に記載の自転車用ハブ組立体。
  20. 前記外側スプライン谷径は、27mm以上である、
    請求項19に記載の自転車用ハブ組立体。
  21. 前記少なくとも1つの外側スプライン歯は、ペダリング中に前記自転車用リアスプロケット組立体からの駆動回転力を受けるための複数の外側スプライン駆動面を含む複数の外側スプライン歯を含み、
    前記複数の外側スプライン駆動面のそれぞれは、
    径方向最外周縁と、
    径方向最内周縁と、
    前記径方向最外周縁から前記径方向最内周縁まで定義される径方向長さと、を含み、
    前記複数の外側スプライン駆動面の径方向長さの合計は、7mm以上である、
    請求項14〜20のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
  22. 前記径方向長さの合計は10mm以上である、
    請求項21に記載の自転車用ハブ組立体。
  23. 前記径方向長さの合計は15mm以上である、
    請求項22に記載の自転車用ハブ組立体。
  24. スプロケット支持体は、前記外側スプライン山径よりも大きい外径を有する大径部を含む、
    請求項14〜23のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
  25. 前記外径は32mm〜40mmの範囲内にある、
    請求項24に記載の自転車用ハブ組立体。
  26. 自転車用フレームと接触するために軸方向接触面を含むハブ軸をさらに備え、
    前記スプロケット支持体は、回転中心軸心回りに回転可能にハブ軸に装着されており、
    前記回転中心軸心に関する軸方向において前記軸方向接触面から前記大径部まで第1軸方向長さが定義され、
    前記第1軸方向長さは、35mm〜41mmの範囲内にある、
    請求項24に記載の自転車用ハブ組立体。
  27. 前記第1軸方向長さは、39mm以上である、
    請求項26に記載の自転車用ハブ組立体。
  28. 前記第1軸方向長さは、35mm〜37mmの範囲内にある、
    請求項26に記載の自転車用ハブ組立体。
  29. 前記大径部は、前記軸方向において前記軸方向接触面から最も遠い軸方向端部を有し、
    前記軸方向において前記軸方向接触面から前記軸方向端部まで第2軸方向長さが定義され、
    前記第2軸方向長さは、38mm〜47mmの範囲内にある、
    請求項26に記載の自転車用ハブ組立体。
  30. 前記第2軸方向長さは、44mm〜45mmの範囲内にある、
    請求項29に記載の自転車用ハブ組立体。
  31. 前記第2軸方向長さは、40mm〜41mmの範囲内にある、
    請求項29に記載の自転車用ハブ組立体。
  32. 前記大径部の前記軸方向長さは、3mm〜6mmの範囲内にある、
    請求項24〜31のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
  33. 自転車用リアスプロケット組立体と係合するように構成される少なくとも9本の外側スプライン歯を含むスプロケット支持体を備え、
    前記少なくとも9本の外側スプライン歯のうち少なくとも1つの歯は、周方向歯先中心線に対して非対称な形状を有し、
    前記少なくとも9本の外側スプライン歯のうち前記少なくとも1つの歯は、外側スプライン駆動面および外側スプライン非駆動面を有し、
    前記外側スプライン駆動面は、前記外側スプライン駆動面と、前記自転車用ハブ組立体の回転中心軸心から前記外側スプライン駆動面の径方向最外周縁まで延びる第1径方向線と、の間に定義される第1外側スプライン面角度を有し、
    前記外側スプライン非駆動面は、前記外側スプライン非駆動面と、前記自転車用ハブ組立体の前記回転中心軸心から前記外側スプライン非駆動面の径方向最外周縁まで延びる第2径方向線と、の間に定義される第2外側スプライン面角度を有し、
    前記第2外側スプライン面角度は、前記第1外側スプライン面角度とは異な
    前記少なくとも9本の外側スプライン歯は、ペダリング中に前記自転車用リアスプロケット組立体からの駆動回転力を受けるための少なくとも9個の外側スプライン駆動面を含み、
    前記少なくとも9個の外側スプライン駆動面のそれぞれは、
    径方向最外周縁と、
    径方向最内周縁と、
    前記径方向最外周縁から前記径方向最内周縁まで定義される径方向長さと、を含み、
    前記少なくとも9個の外側スプライン駆動面の径方向長さの合計は、7mm以上である、
    自転車用ハブ組立体。
  34. 前記第1外側スプライン面角度は、前記第2外側スプライン面角度よりも小さい、
    請求項33に記載の自転車用ハブ組立体。
  35. 前記第1外側スプライン面角度は、0度〜10度の範囲内にある、
    請求項33または34に記載の自転車用ハブ組立体。
  36. 前記第2外側スプライン面角度は、0度〜60度の範囲内にある、
    請求項33〜35のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
  37. 前記少なくとも9本の外側スプライン歯は、第1外側ピッチ角と、前記第1外側ピッチ角とは異なる第2外側ピッチ角と、を有する、
    請求項33〜36のいずれか1項に記載の自転車用ハブ組立体。
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