JP6641697B2 - 太陽電池付き表示体 - Google Patents

太陽電池付き表示体 Download PDF

Info

Publication number
JP6641697B2
JP6641697B2 JP2015021459A JP2015021459A JP6641697B2 JP 6641697 B2 JP6641697 B2 JP 6641697B2 JP 2015021459 A JP2015021459 A JP 2015021459A JP 2015021459 A JP2015021459 A JP 2015021459A JP 6641697 B2 JP6641697 B2 JP 6641697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
base
display
panel
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015021459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016143044A (ja
Inventor
高 陽 介 尾
高 陽 介 尾
美 帆 佐々木
美 帆 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2015021459A priority Critical patent/JP6641697B2/ja
Publication of JP2016143044A publication Critical patent/JP2016143044A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6641697B2 publication Critical patent/JP6641697B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Description

本発明は、太陽電池付き表示体に関する。
特許文献1には、広告用の文字等を表示するための表示部を有する看板本体に、太陽電池パネルと発光体とが設けられる看板が開示されている。この看板において、太陽電池パネルは、発光体に電力を供給するために設けられている。発光体は、表示部において効果的な情報表示を行うために設けられている。
この看板によれば、太陽電池パネルを利用することにより、煩雑な配線設備を用いることなく発光体を発光させることができる。また、発光体を外部電源に接続する必要がないため、看板の設置自由度を向上させることができる。
特開2008−15438号公報
ところで、特許文献1に開示された看板では、太陽電池パネルが看板本体の外部に露出した状態で設けられている。しかしながら、このような構成では、太陽電池パネルが比較的大型である場合に、黒色等の太陽電池パネルが目立つ状態となり、看板全体の意匠性が良好であるとは言い難い状態となってしまう。また、看板全体のサイズに制約があり、太陽電池パネルが比較的大型である場合には、太陽電池パネルによって看板本体の設計自由度が制約され、看板本体の表示部を小さく設計せざるを得ず、表示機能(情報表示機能、意匠性)までもが損なわれることもある。
その一方、上記の構成においては、太陽電池パネルのサイズを小型化した場合に、太陽電池パネルによる、看板全体の意匠性への影響および看板本体の設計自由度への影響(情報表示機能、意匠性への影響)を抑制することができるが、この場合には、太陽電池パネルの発電量が小さくなる。そのため、発光体の発光に必要な太陽電池パネルの発電量を確保し難い状況が生じる場合がある。
本発明はこのような実情を考慮してなされたものであり、太陽電池パネルを備える表示体であって、太陽電池パネルによって全体的な意匠性および表示部分の表示機能が損なわれることを防止しつつ、発光体等の電気的駆動体の駆動に必要な太陽電池パネルの発電量を確保し易くすることができる太陽電池付き表示体を提供することを目的とする。
本発明は、情報を表示する又は意匠性を有する表示面を有するとともに光透過性を有する表示層を有する筐体と、前記表示層の前記表示面とは反対の面側において前記筐体の内部に収容される太陽電池パネルと、前記筐体に取り付けられ、電気的に駆動される電気的駆動体と、前記太陽電池パネルと前記電気的駆動体とに電気的に接続し、前記太陽電池パネルが発電する電力によって前記電気的駆動体を駆動する回路基盤と、を備える、ことを特徴とする。
前記表示体において、前記筐体は、前記表示層と、前記太陽電池パネルを収容する筐体本体と、を有し、前記表示層は、前記筐体本体に着脱可能に取り付けられていてもよい。
また、前記筐体本体は、自立可能に設置される基台と、前記太陽電池パネルを保持する太陽電池保持部と、を有し、前記太陽電池保持部は、前記基台に着脱可能に取り付けられ、前記表示層は、前記太陽電池保持部に着脱可能に取り付けられていてもよい。
また、前記基台は、互いに沿うように配置される一対の基体を有し、前記一対の基体の間に隙間が形成される基台本体と、前記一対の基体の各々の下端部に屈曲可能に取り付けられ、前記基台本体を自立可能に保持する保持体と、前記隙間に保持されるとともに前記保持体に連結され、前記保持体の屈曲にともなって、前記隙間を移動する移動体と、を有し、前記回路基盤と前記太陽電池パネルとを接続する受電配線および前記回路基盤と前記電気的駆動体とを接続する給電配線のうちの少なくとも一方が、前記隙間の内部に配置されていてもよい。
また、前記一対の基体のうちの一方の基体に、前記隙間に連通する開口部が形成されるとともに、前記太陽電池保持部が着脱可能に取り付けられており、前記太陽電池保持部は、一対の面のうちの一方の面で前記太陽電池パネルを保持するとともに、他方の面で前記一方の基体に取り付けられ、且つ開口部が形成された保持パネルと、前記他方の面における前記開口部の外周縁部から突出する箱体と、を有し、前記回路基盤は、前記箱体に収容され、前記箱体は、前記一方の基体の前記開口部の内部および前記隙間の内部に跨がって収容され、前記給電配線が、前記箱体の内部から前記隙間の内部に延びるように配置されていてもよい。
また、前記隙間は、前記基台本体の上端部で開放しており、前記給電配線は、前記基台本体の上端部から外部に延びて、前記電気的駆動体に接続してもよい。
また、前記太陽電池保持部は、前記保持パネルのうちの前記一方の面に積層される積層パネルをさらに有し、前記積層パネルには、前記保持パネルに保持された前記太陽電池パネルを内部に収容して、前記太陽電池パネルの外周部分を囲む収容孔が形成されていてもよい。
また、前記基台本体は、屈曲部を介して折り畳み可能であり、前記屈曲部は、前記一対の基体のうちの前記一方の基体に形成される折り曲げ部と、他方の基体において前記折り曲げ部よりも下方に形成され、前記他方の基体を上下に区分けする切込部と、を有し、前記移動体の先端部は、前記切込部を越えて配置され、前記他方の基体の上部下端縁には、下方に突出する突出片が、前記一方の基体と切り離されて設けられ、前記移動体の移動前において、前記移動体の先端部と重なり合い、前記屈曲部は、前記一方の基体における前記太陽電池保持部の下端部の取り付け位置よりも下方に設けられていてもよい。
また、前記基台本体は、屈曲部を介して折り畳み可能であり、前記屈曲部は、前記一対の基体のうちの前記一方の基体とは異なる他方の基体に形成される折り曲げ部と、前記一方の基体において前記折り曲げ部よりも下方に形成され、前記一方の基体を上下に区分けする切込部と、を有し、前記移動体の先端部は、前記切込部を越えて配置され、前記一方の基体の上部下端縁には、下方に突出する突出片が、前記他方の基体と切り離されて設けられ、前記移動体の移動前において、前記移動体の先端部と重なり合い、前記屈曲部は、前記一方の基体における前記太陽電池保持部の下端部の取り付け位置よりも下方に設けられていてもよい。
また、前記表示層と前記太陽電池パネルとの間に、光拡散層が設けられていてもよい。
また、前記電気的駆動体は、反射型表示装置、透過型表示装置、モータ駆動式の回転型の装飾部材、無線発信機、および発光体のうちの少なくともいずれかであってもよい。
本発明によれば、太陽電池パネルによって全体的な意匠性および表示部分の表示機能が損なわれることを防止しつつ、電気的駆動体の駆動に必要な太陽電池パネルの発電量を確保し易くすることができる。
本発明の一実施の形態による太陽電池付き表示体の斜視図である。 図1の表示体の側面図である。 図1の表示体の分解斜視図である。 (a)は、図1の表示体が備える筐体における基台の自立状態の様子を前方から見た斜視図であり、(b)は、当該基台の自立状態の様子を後方から見た斜視図である。 (a)は、図4に示した基台を第2収納状態から展開した第1収納状態の一例の斜視図であり、(b)は、その状態の縦断面図である。 (a)は、図4に示した基台の第2収納状態の斜視図であり、(b)は、その状態の縦断面図である。 図1の表示体が備える筐体の縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態による太陽電池付き表示体1(以下、表示体1と略す。)は、広告情報等の情報を表示する又は意匠性を有する表示面2Aを有するとともに光透過性を有する表示層2を有する筐体10と、表示層2の表示面2Aとは反対の面側において筐体10の内部に収容される太陽電池パネル40と、筐体10に取り付けられ、電気的に駆動される電気的駆動体である反射型表示装置50と、太陽電池パネル40と反射型表示装置50とに電気的に接続し、太陽電池パネル40が発電する電力によって反射型表示装置50を駆動する回路基盤60(図3参照)と、を備えている。
本実施の形態において、表示体1は自立式の表示体(例えば、広告体)であり、図1および図2には、表示体1の自立状態が示されている。本実施の形態では、説明の便宜上、表示体1が自立する方向を上下方向と呼ぶ。また、表示体1における表示層2の表示面2Aが指向する方向を前方と呼び、その反対の方向を後方と呼ぶ。本実施の形態の説明に用いる図面には、上下方向を示す矢印と、前後方向を示す矢印とが、適所に示されている。以下、表示体1を構成する各部について詳述する。
<筐体の構成>
図1乃至図3に示すように、筐体10は、表示層2と、太陽電池パネル40を収容する筐体本体100と、を有している。図示の例において、表示層2は、筐体本体100とは別体に形成されている。表示層2は、広告情報等の情報を表示する又は意匠性を有する表示面2Aを有するとともに光透過性を有するシート状の部材である。図示の例において、表示面2Aには、数字、文字、幾何学形状等の広告情報等の情報が表示されている。なお、表示面2Aには、単なる木目などの意匠性が発現される模様等が表示されてもよい。情報を表示する又は意匠性を有する表示面2Aとは、表示層2のうちの最外面に位置する面であって、外部に向いて、外部の観察者が視認可能なように情報を表示する面、または意匠を発現する面を意味する。
筐体本体100は、自立状態で配置される基台101と、太陽電池パネル40を保持する太陽電池保持部102と、を有している。本実施の形態では、太陽電池保持部102が、基台101に着脱可能に取り付けられている。表示層2は、筐体本体100のうちの太陽電池保持部102の基台101側(後方側)の面とは反対側(前方側)の面に、着脱可能に取り付けられている。
図3に示すように、本実施の形態の太陽電池保持部102は、太陽電池パネル40を保持する保持部本体105と、保持部本体105の前方側に配置される光拡散層106と、を有している。図示の例では、光拡散層106の上部および下部の各々に、ホルダ部107が設けられている。表示層2は、光拡散層106を覆うように上下のホルダ部107に取り付けられることにより、筐体本体100と一体化されている。
(筐体本体)
筐体本体100は、上述したように、基台101と太陽電池保持部102とを有している。図4乃至図6には、筐体本体100のうちの基台101が示されている。
基台
基台101は、図4に示すように自立する自立状態と、図5に示すように板状に折り畳まれた第1収納状態と、図6に示すように第1収納状態からさらに折り畳まれた第2収納状態と、に転換可能となっている。本実施の形態では、基台101を第1収納状態または第2収納状態とすることで、表示体1を簡単に持ち運ぶことが可能となっている。
図4に示すように、基台101は、太陽電池保持部102を取り付ける長方形の板状に形成された基台本体111と、この基台本体111を、その長手方向が上下方向に沿うように自立可能に下方で保持する自立保持部15と、を有している。基台本体111および自立保持部15の材質は、特に限定されるものではないが、発泡樹脂やダンボール等が用いられる場合には、軽量化を図ることができるため、可搬性を向上できる。
基台本体111は、互いに沿うように配置される長方形の板状の一対の基体112を有し、一対の基体112の間には、基体112の板面方向に沿って延びる隙間S(図5(b)参照)が形成されている。一対の基体112は、前方側に配置され、太陽電池保持部102が取り付けられる基体112Aと、後方側に配置される基体112Bとを有する。基体112Aには、太陽電池保持部102を取り付けるための取付部116が4つ設けられている(個数は特に限定されない。)。取付部116は、基体112Aの上部側と下部側とに設けられている。また、基体112Aには、隙間Sに連通する矩形状の開口部114が形成されている。開口部114は、回路基盤60を隙間Sの内部に収容するために形成されている。これについての詳細は、後述する。
図示省略するが、基体112Aと基体112Bの幅方向(長手方向および厚さ方向に直交する方向)の両端部には、スペーサ部材が設けられる。このスペーサ部材によって、基体112Aと基体112Bとが連結され、基体112Aと基体112Bとの間に、スペーサ部材の厚さと同等の厚さの隙間Sが形成されている。
図5(a),(b)に示すように、隙間Sは、基台本体111の上端部で開放するとともに、基台本体111の下端部で開放している。図5(a),(b)においては、隙間Sの下端開放部分が符号5aで示され、上端開放部分が符号5bで示されている。
自立保持部15は、図4および図5に示すように、基体112A,112Bの各々の下端部から下方に延びるように設けられ、水平方向に延びる折り目線18を介して双方が離れる方向(以下、「外側」と称する。)に屈曲可能に配置されている2つの支持部材16、17(保持体)と、この支持部材16、17間に配置され、上下方向に移動可能であって一部が前記隙間Sに挿入される移動体20と、を有している。
前後2つの支持部材16、17は、移動体20の下端部に連結されている。図5に示すように、各支持部材16、17には、上下を区分けするようにして水平方向に延びる折り目線19が形成されており、さらには、下端部近傍にも水平方向に延びる折り目線19bが形成されている。そして、図4に示すように、自立保持部15は、各支持部材16、17の上部が外側に屈曲することで、各支持部材16、17の下部が折り目線19を介して内側に屈曲し、側面視において略トラス形状に形成されることで、基台本体111を下方から安定して自立可能に保持するようになっている。
このように支持部材16、17の上部は、基台本体111の基体112A,112Bに対して傾斜する傾斜体として機能し、支持部材16、17の下部は、傾斜体と移動体20とを繋ぐ連結体として機能する。また、移動体20は、支持部材16,17の下部のうちの折り目線19bよりも下方の部分に連結されており、支持部材16、17の下部の屈曲動作にともなって隙間Sを上方に移動する。
移動体20の厚みは、基台本体111に用いられる材質の弾性力を考慮して隙間Sよりも大きく設計されることが好ましい。このようにすれば、移動体20は、弾性力により基体112A,112Bが多少変形しつつも移動可能であるため、多少の寸法誤差があっても、基台101をがたつくことなくしっかりと組み立てることができる。特に、大型の表示体1を製造するために基台101を大型化する際には、寸法誤差をシビアに気にする必要がなくなるため製造コストの低減を図れる。
このように、本実施の形態で用いられる基台101は、自立保持部15が略トラス状に形成されることで、容易に剛性を高め安定して自立可能となっている。よって、大型の太陽電池保持部102を保持する場合であっても十分な強度を確保することができる。
また、この基台101では、基台本体111が、屈曲部30を介して2つに折り畳み可能であり、上述したように、図5に示す第1収納状態からさらに折り畳まれた第2収納状態に転換可能となっている。
屈曲部30は、図5に示すように、基体112Aに形成された折り目線11(折り曲げ部)と、基体112Bに形成された切込部13と、で構成される。折り目線11は、図4(a)および図5(a)に示すように、基体112Aの中央部と下端部との間の中間位置に水平方向に延びるようにして形成されている。一方、切込部13は、図5(b)及び図6(a)に示すように、前記折り目線11よりも下方の位置に水平方向に延びるようして形成されており、この切込部13によって、基体112Bが上下に区分けされている。
基台本体111は、この折り目線11と切込部13により、図5の状態から図6の状態に示すように、折り目線11に沿ってその上部が前方に屈曲可能になっている。この結果、基台本体111は、図6に示すように、上下方向において折り畳むことが可能である。
また、図5(b)に示すように、基台本体111の基体112Bの下端縁には、下方に延びる突出体14が当該基体112Bの上部(上下に区分けされた部分のうちの上方側の部分)と一体的に形成されている。また、図5および図6に示すように、この突出体14は、前方側の基体112Aとは切り離されて設けられている。厳密に説明すると、突出体14は、上述したスペーサ部材によって基体112Aのうちの折り目線11よりも下方側に位置する下部に連結されておらず、基体112Aのうちの下部とは切り離されて設けられている。
すなわち、基体112Aと基体112Bとは、上述したスペーサ部材によって連結されるが、スペーサ部材は、屈曲部30を挟んで上部と下部に分断されている。そして、スペーサ部材の上部は、基体112Aの折り目線11よりも上方に位置する上部と、基体112Bの切込部13よりも上方に位置する上部とを連結する。一方、スペーサ部材の下部は、基体112Aの折り目線11よりも下方に位置する下部と、基体112Bの切込部13よりも下方に位置する下部とを連結する。そして、基体112Aの上部および基体112Bの上部と、基体112Aの下部および基体112Bの下部とは、折り目線11のみで連結されている。そのため、基台本体111は、折り目線11に沿ってその上部が前方に屈曲可能となり、その結果、上下方向に折り畳むことが可能となっている。ここで、上述の突出体14が、基体112Aの下部に連結されてしまうと、基台本体111を折り畳むことが不能となる。したがって、突出体14は、基体112Aのうちの下部とは切り離されて設けられている。
なお、突出体14は、見栄えを考慮しないのであれば、少なくとも一部が下方に突出していれば良く、その形状は、例えば、逆三角形、凹凸形状などのような形態であっても構わない。また、後述するが、この突出体14は、移動体20がスムースに隙間Sへと挿入されるようにガイドするガイド体として機能する。
ここで、屈曲部30と基台101の他の要素との配置関係について説明する。図5に示すように、移動体20の先端部は、基体112Bの下部の上端部(切込部13)を超えて配置されており、移動体20の移動によってその上方の隙間Sに挿入される。なお、この先端部は、基台本体111を折り畳むときに邪魔にならなければ良いため、前記折り目線11を越えない範囲で配置される。また、先端部が基体112Bの下部の上端部を超えて配置される必要がある理由は、移動体20が移動する際に、基体112Bの下部の上端縁と引っ掛かる場合が想定されるからである。
また、上述した突出体14は、移動体20の移動前(図5の状態)において、移動体20の先端部と少なくとも一部が重なり合うように配置される。これにより、移動体20は、基台本体111の組立時において、基体112Bの上部の下端縁と引っ掛かることなく、隙間Sへとスムースにガイドされる。
また、図4に示すように、屈曲部30は、基体112Aにおける太陽電池保持部102の下端部の取り付け位置よりも下方に設けられている。すなわち、屈曲部30は、基体112Aに設けられる取付部116のうちの下部側に設けられた取付部116よりも下方に設けられている。
上述の構成を有する基台101は、一例として、以下のように組み立てられる。まず、図6に示す基台本体111の上部を、折り目線11を介して上方へと持ち上げて、図5に示すように展開するとともに、基台本体111を載置する載置面に支持部材16、17の下端面を押し当てる。この結果、図4に示すように、支持部材16、17の下部が折り目線19を介して内側へと屈曲するとともに、支持部材16、17の上部が折り目線18を介して外側へと屈曲する。そして、支持部材16、17の上部が基台本体111の基体112A,112Bに対して前後方向へと傾斜し、自立保持部15の組立が完了する。
この際、移動体20は、支持部材16、17の下部の屈曲動作にともなって、突出片14によってガイドされつつ、その先端部が基台本体111の上部の隙間Sへと挿入される。この結果、図4に示すように、基台本体111の上部が立設し、基台101の組立が完了する。
太陽電池保持部
続いて、図3および図7を参照して、太陽電池保持部102を説明する。太陽電池保持部102は、図3および図7に示すように、太陽電池パネル40を保持する保持部本体105と、保持部本体105の前方側に配置される光拡散層106と、を有している。保持部本体105は、保持パネル103によって基台101に取り付けられるようになっている。保持部本体105には、保持パネル103と、保持パネル103に積層される積層パネル104と、保持パネル103に設けられた箱体108と、が含まれている。
保持パネル103は、例えば、アクリル等から長方形の板状に形成されている。保持パネル103は、その一対の面のうちの一方の面(前面)で太陽電池パネル40を保持するとともに、他方の面(後面)で基台体本111の基体112Aに取り付けられるようになっている。図示の例において、保持パネル103の前面には、4つの太陽電池パネル40が上下方向に並んで取り付けられている。太陽電池パネル40は、例えば、ネジで保持パネル103に取り付けられてもよいし、接着剤で保持パネル103に取り付けられてもよい。
保持パネル103の後面は、例えば、マジックテープ(登録商標)により、基台体本111の基体112Aに設けられた上述の取付部116に着脱可能に取り付けられている。基体112Aに対する取付態様は、これに限らず種々の態様が採用され得る。例えば、基体112Aの取付部116にフックを設け、保持パネル103の後面に設けた穴やリング等を係合させることにより、保持パネル103が、基体112Aに着脱可能に取り付けられてもよい。
また、保持パネル103には、矩形状の開口部103Aが、板面を直交する方向に貫通した状態で形成されている。上述の箱体108は、保持パネル103の後面における開口部103Aの外周縁部から突出するように設けられている。箱体108は、回路基盤60を収容するために設けられている。
図7に示すように、箱体108は、回路基盤60を収容した状態で、基体112Aに形成された上述の開口部114を通されることにより、開口部114の内部および隙間Sの内部に跨がって収容される。これにより、本実施の形態では、回路基盤60が、開口部114の内部および隙間Sの内部に収容される。また、図3に示すように、太陽電池パネル40から延びる受電配線61は、上述の保持パネル103に形成された開口部103Aを通して、箱体108内に至り、回路基盤60に接続されるようになっている。
積層パネル104は、保持パネル103に接着された状態で積層されてもよいし、取り外し可能に積層されてもよい。積層パネル104には、保持パネル103に保持された太陽電池パネル40を内部に収容して、太陽電池パネル40の外周部分を囲む収容孔104Aが形成されている。図示の例では、太陽電池パネル40の個数に対応して、収容穴104Aが、4つ形成されている。図7に示すように、収容孔104Aの深さは、太陽電池パネル40の厚さよりも大きいことが好ましい。積層パネル104は、例えばPET等により形成され、図示の例において、保持パネル103と略同一寸法の長方形状に形成されている。積層パネル104の前面には、グレー、濃紺色、黒色等の太陽電池パネル40の色に近い色を着色することが好ましい。より具体的には、太陽電池パネル40の前面の明度と、積層パネル104の前面の明度と、の差が、2.3以内となるように調整されることが好ましい。この場合、表示層2が取り付けられた際に、表示層2の表示面2Aに、太陽電池パネル40等の後方側に配置された部材の影響で色ムラが生じることを抑制できる。なお、本実施の形態では、積層パネル104に収容孔104Aが形成されているが、このような収容孔104Aは形成されなくてもよい。この場合、積層パネル104は、保持パネル103を全体的に覆う透明パネルのうちの太陽電池パネル40に向き合う部分以外の部分に、太陽電池パネル40の色に近い色を着色(印刷)することにより、構成されてもよい。
また、光拡散層106は、表示層2と太陽電池パネル40との間に設けられ、積層パネル104の収容孔104Aを通して前方を指向する太陽電池パネル40を前方から覆っている。図示の例において、光拡散層106は、保持パネル103と略同一寸法の長方形状に形成されている。光拡散層106は、入射光を拡散し得るものであれば特に限定されることはなく、例えば公知の各種光拡散層を適宜選択して用いることができる。例えば、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂やポリオレフィン系樹脂からなるフィルムを用い、当該フィルムの表面に凹凸を形成することにより、光拡散層106を作製してもよい。なお、光拡散層106は、無くても構わない。
また、本実施の形態の太陽電池保持部102は、保持部本体105の外周縁と光拡散層106の外周縁とを取り囲んで一体化するレール部材109をさらに有している。レール部材109は、上レール109U、下レール109D、左レール109Lおよび右レール109Rを有する。各レール109U,109D,109L,109Rは、断面が略U字状に形成されている。
上レール109Uは、保持部本体105の外周縁の上部と光拡散層106の外周縁の上部とを前後から挟み込む。下レール109Dは、保持部本体105の外周縁の下部と光拡散層106の外周縁の下部とを前後から挟み込む。左レール109Lは、保持部本体105の外周縁の幅方向の一方側と光拡散層106の外周縁の幅方向の一方側とを前後から挟み込む。右レール109Rは、保持部本体105の外周縁の幅方向の他方側と光拡散層106の外周縁の幅方向の他方側とを前後から挟み込む。各レール109U,109D,109L,109Rは、その端部で、隣接するレールの端部に連結される。これにより、本実施の形態では、図7に示すように、レール部材109によって、保持部本体105と光拡散層106とが一体化されている。
(表示層)
表示層2は、例えば、PETにより形成される透明の基材層と、情報を表示する又は意匠性を発現するために形成された着色層と、で構成される。この場合、表示層2においては、基材層の表面(前面)に着色層が形成され、着色層が表示層2のうちの最外面に位置する表示面2Aを構成し、表示面2Aにおいては、着色層の表面によって、外部の観察者が視認可能なように情報が表示されるか、または意匠が発現されてもよい。また、表示層2においては、基材層の裏面(後面)に着色層が形成され、基材層の表面(前面)が表示層2のうちの最外面に位置する表示面2Aを構成し、表示面2Aにおいては、着色層の表面によって、透明の基材層を通して、外部の観察者が視認可能なように情報が表示されるか、または意匠が発現されてもよい。また、表示層2は、着色部分と透明部分とが混在して一体に成形され、着色部分によって、外部の観察者が視認可能なように情報が表示されるか、または意匠が発現されてもよい。
表示面2Aに表示される情報は、広告情報、案内情報、ニュース情報等である。当該情報は、数字、文字、幾何学形状等の他、パターン、デザイン、絵、キャラクター、イメージ、マーク、ピクトグラム等で表現されるものである。また、情報は、文字およびパターン等の組合せや、文字・ピクトグラムで表現された模様、文字および絵柄の組合せ等の情報に加えて意匠性を含むものでもよい。また、表示面2Aには、単なる木目などの意匠性が発現される模様等が表示されてもよい。表示層2は、太陽電池パネル40の受光面(前面)側に、すなわち受光面を覆うように、位置するため、太陽電池パネル40の発電効率の観点から、可能な限り透明性、すなわち高い光透過性を有していることが好ましい。表示層2の光透過性は、表示された情報や模様等によって変動するが、表示層2は、平均透過率が、例えば20%以上となる光透過性を有することが好ましく、50%以上となる光透過性を有することがより好ましく、70%以上となる光透過性を有することがさらに好ましい。なお、表示面2Aに表示される情報や模様等は、光透過性を有していてもよいし、有していなくてもよいが、発電を考慮すると、光透過性を有する方が好ましい。
ここで、本件明細書における平均透過率は、表示層2の面内平均における可視光線透過率を意味する。可視光線透過率の値としては、例えば、SMカラーコンピュータSM−C(スガ試験機株式会社製)を用いて、380nmから750nmの可視光波長領域を測定し、任意に採取したサンプル12点の測定値を平均した値を採用することが精度向上の観点で好ましい。なお、表示層2に表示された情報や模様等が形成されている場合等、表示層2の面内に可視光線透過率が大きく異なる箇所がある場合には、占有面積が比較的広い箇所を選んでそれらの平均を採用すれば足りる。なお、光透過性を有する表示層2には、レンズやプリズムがさらに設けられてもよい。例えば、着色層と基材層とプリズム又はレンズとで表示層2が形成されてもよい。
<太陽電池パネルの構成>
次に、太陽電池パネル40について説明する。太陽電池パネル40は、受電配線61を介して回路基盤60に接続される。上述したように、受電配線61は、保持パネル103に形成された開口部103Aを通して、箱体108内に至り、回路基盤60に接続される。太陽電池パネル40は、図示省略する複数の太陽電池(太陽電池素子)を電気的に接続し、これら複数の太陽電池を図示省略する一対の基板によって挟持することで構成されている。太陽電池パネル40を構成する太陽電池としては、特に限定されることはなく、公知のものを適宜選択して用いることができる。上記太陽電池としては、例えば、単結晶シリコーン型太陽電池素子、多結晶シリコーン型太陽電池素子、アモルファスシリコン型太陽電池素子、化合物半導体型太陽電池素子、色素増感型太陽電池素子、量子ドット型太陽電池素子、および有機薄膜型太陽電池素子等を挙げることができる。
<反射型表示装置の構成>
次に、反射型表示装置50について説明する。図2および図3に示すように、反射型表示装置50は、筐体10の上端部に取り付けられている。図示の反射型表示装置50は、表示装置本体51と、表示装置本体51を支持するとともに筐体10の上端部に取り付けられる保持部材52と、を有している。反射型表示装置50は、表示装置本体51において任意の情報(図1に示すような「入口」という文字情報等)を表示することが可能である。これにより、反射型表示装置50は、例えば、表示層2における情報と協働して、効果的な情報表示を行うことができる。
図3に示すように、表示装置本体51は、「矢印」の形状に形成されている。表示装置本体51は、少なくとも一方が透光性を有しており各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に、少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入され、2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に表示媒体が所望の表示をするように構成されている。本実施の形態では、電気応答性材料として、粒子が二色に色分けされ電場により回転するツイストボールが用いられている。電気応答性材料としては、白や黒、カラーなどの色づけされた粒子が電場に応答して移動するいわゆる電気泳動材料が用いられてもよい。
表示装置本体51は、表示面とは反対側の裏面(後面)にコネクタ51Aを有している。コネクタ51Aに、回路基盤60から延びる給電配線62が接続されることにより、表示装置本体51に電力が供給される。
保持部材52は、表示装置本体51の形状に対応して「矢印」の形状に形成された本体52Aと、本体52Aの下部から突出する挿入部52Bと、を有している。本体52Aは、表示装置本体51を例えばネジ等により支持するようになっている。この支持状態で、上述の給電配線62をコネクタ51Aに接続できるように、本体52Aと表示装置本体51との間には、隙間が形成されていてもよい。本体52Aの幅寸法(上下方向および前後方向に直交する方向での寸法)は、基台本体111の幅寸法よりも大きく形成されている。一方、挿入部52Bの幅寸法は、隙間Sの幅寸法よりも小さく形成されている。これにより、挿入部52Bが基台本体111の上端部の上端開放部分5b(図5(b)等参照)から隙間Sに挿入され、本体52Aが、基台本体111の上端部の幅方向の両端部に接することで、この例では、図1および図2に示すように、反射型表示装置50が、保持部材52を介して筐体10の上端部に取り付けられるようになっている。
<回路基盤の構成>
次に、回路基盤60について説明する。回路基盤60は、上述したように、箱体108の内部に収容されている。回路基盤60は、例えば、ネジ等により箱体108の内壁面に取り付けられている。回路基盤60は、箱体108が基体112Aに形成された上述の開口部114の内部および隙間Sの内部に跨がって収容されることにより、開口部114の内部および隙間Sの内部に収容されている。
回路基盤60は、太陽電池パネル40と反射型表示装置50とに電気的に接続し、太陽電池パネル40が発電する電力によって反射型表示装置50を駆動する装置である。図3に示すように、回路基盤60は、太陽電池パネル40から延びる受電配線61によって太陽電池パネル40に電気的に接続している。また、回路基盤60は、給電配線62によって、反射型表示装置50に電気的に接続している。本実施の形態では、回路基盤60に、反射型表示装置50の表示を制御する表示制御装置が含まれている。当該表示制御装置からの指令は、給電配線62を介して反射型表示装置50に出力されるようになっている。ここで、図3に示すように、本実施の形態においては、回路基盤60から延びる給電配線61が、箱体108の内部から隙間Sの内部に延びるように配置されている。そして、給電配線61は、基台本体111の上端部の上端開放部分5bから外部に延びて、反射型表示装置50に接続している。
<作用・効果>
以上に記載した本実施の形態による表示体1では、太陽電池パネル40が、光透過性を有する表示層2の表示面2Aとは反対の面側において筐体10の内部に収容される。この構成によれば、表示層2を透過した光によって太陽電池パネル40が発電する。また、太陽電池パネル40が、表示体1の全体的な意匠性および表示層2における表示面2Aの設計自由度(情報表示機能または意匠性)に影響を与えることがない。また、太陽電池パネル40は、筐体10の内部に収容されること以外には、その配置自由度およびサイズに制約が生じないため、太陽電池パネル40の配置位置およびサイズを、比較的自由に設定することができる。
したがって、太陽電池パネル40によって全体的な意匠性および表示部分の表示機能(情報表示機能および/または意匠性)が損なわれることを防止しつつ、電気的駆動体である反射型表示装置50の駆動に必要な太陽電池パネル40の発電量を確保し易くすることができる。
また、本実施の形態によれば、筐体10が、表示層2と、太陽電池パネル40を収容する筐体本体100と、を有し、表示層2は、筐体本体100に着脱可能に取り付けられている。これにより、表示層2を適宜交換することができるため、所望の情報又は意匠を任意に表示体1で表示することができる。
また、本実施の形態によれば、筐体本体100が、自立可能に設置される基台101と、太陽電池パネル40を保持する太陽電池保持部102と、を有し、太陽電池保持部102は、基台101に着脱可能に取り付けられ、表示層2は、太陽電池保持部102に着脱可能に取り付けられている。これにより、表示層2、太陽電池保持部102、および基台101を分離可能となるため、各部材の取り扱い性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、基台101は、互いに沿うように配置される一対の基体112(112A,112B)を有し、一対の基体112の間に隙間Sが形成される基台本体111と、基体112A,112Bの各々の下端部に屈曲可能に取り付けられ、基台本体111を自立可能に保持する支持部材16,17(保持体)と、隙間Sに保持されるとともに支持部材16,17に連結され、支持部材16,17の屈曲にともなって、隙間Sを移動する移動体20と、を有している。そして、回路基盤60と反射型表示装置50とを接続する給電配線62が、隙間Sの内部に配置されている。これにより、基台101の利便性によって表示体1の利便性を向上させることができる。また、基台101において移動体20を移動させるために形成された隙間Sを利用して、給電配線62を外観に現れない状態に配置することができ、特別な構造を設けることなく、配線が表示体1の意匠性に影響を及ぼすことを抑制できる。なお、上記の基台101は、支持部材16,17の屈曲に応じて、自立状態と収納状態とを転換できる。また、基体112の間に形成された隙間Sに保持された移動体20を支持部材16,17に連結して、移動体20は、支持部材16,17の屈曲にともなって、隙間Sを移動するため、支持部材16,17がスムースに屈曲する。このため、使い勝手に優れる。なお、本実施の形態では、給電配線62が、隙間Sの内部に配置されるが、受電配線61が隙間Sの内部に配置されてもよいし、給電配線62および受電配線61の両方が隙間Sの内部に配置されてもよい。
また、本実施の形態によれば、基体112Aに、隙間Sに連通する開口部114が形成されるとともに、太陽電池保持部102が着脱可能に取り付けられている。また、太陽電池保持部102は、一対の面のうちの一方の面で太陽電池パネル40を保持するとともに、他方の面で基体112Aに取り付けられ、且つ開口部103Aが形成された保持パネル103と、前記他方の面における開口部103Aの外周縁部から突出する箱体108と、を有している。そして、回路基盤60は、箱体108に収容され、箱体108は、基体112Aの開口部114の内部および隙間Sの内部に跨がって収容され、給電配線61が、箱体108の内部から隙間Sの内部に延びるように配置されている。これにより、基台101において移動体20を移動させるために形成される隙間Sを有効に利用して、回路基盤60を、外観に現れない状態で配置することができ、しかも回路基盤60が表示体1から張り出すことを防止することができる。このため、簡易的な加工のみで、回路基盤60が表示体1の意匠性に影響を及ぼすことを抑制でき、且つ、表示体1の厚さを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、隙間Sは、基台本体111の上端部で開放しており、給電配線62は、基台本体111の上端部から外部に延びて、反射型表示装置50に接続する。これにより、基台本体111の上端部で開放する隙間Sを利用して、給電配線62を容易に反射型表示装置50まで引き回すことができる。
また、本実施の形態によれば、太陽電池保持部102が、保持パネル102の太陽電池パネル40を保持する面に積層される積層パネル104をさらに有し、積層パネル104には、太陽電池パネル40を内部に収容して、太陽電池パネル40の外周部分を囲む収容孔104Aが形成されている。これにより、太陽電池パネル40と積層パネル104との境界部分に段差が生じることが抑制できるため、その前面側に配置される光拡散層106あるいは表示層2を配置し易くすることができる。
また、本実施の形態によれば、基台本体111は、屈曲部30を介して折り畳み可能であり、屈曲部30は、基体112Aに形成される折り目線11(折り曲げ部)と、基体112Bにおいて前記折り目線11よりも下方に形成され、基体112Bを上下に区分けする切込部13と、を有している。また、移動体20の先端部は、切込部13を越えて配置され、基体112Bの上部下端縁には、下方に突出する突出片14が、基体112Aと切り離されて設けられ、移動体20の移動前において、移動体20の先端部と重なり合うようになっている。また、屈曲部30は、基体112Aにおける太陽電池保持部102の下端部の取り付け位置よりも下方に設けられている。これにより、基体112Aに太陽電池保持部102を保持した状態のまま、基台本体111を折り畳むことができるため、利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、表示層2と太陽電池パネル40との間に、光拡散層106が設けられている。これにより、表示層2に入射する光の入射角によらず、多くの光を、太陽電池パネル40に導くことができるため、太陽電池パネル40の発電効率の低下を抑制できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述の実施の形態においては、種々の置き換え、変更を行うことができる。
例えば、上述の実施の形態では、電気的駆動体としての一つの反射型表示装置50が、筐体10の上部に配置されているが、反射型表示装置50は、複数配置されてもよく、配置位置も任意に設定できる。例えば、反射型表示装置50は、筐体10の上部および両側部に設けられてもよい。また、反射型表示装置50は、表示層2の前面に設けられてもよい。
また、上述の実施の形態では、電気的駆動体の一例として、反射型表示装置50を説明したが、電気的駆動体は、透過型表示装置、モータ駆動式の回転型の装飾部材、無線発信機、センサ(人感センサ、温度センサ、照度センサ、湿度センサ等)、または発光体等であっても構わない。また、電気的駆動体は、反射型表示装置、透過型表示装置、モータ駆動式の回転型の装飾部材、無線発信機、センサ(人感センサ、温度センサ、照度センサ、湿度センサ等)および発光体等のうちの二種以上の組合せでもよい。電気的駆動体として無線発信機を用いる場合には、無線発信機は、表示層2の表示面2Aとは反対の面に配置されてもよい。この場合に、表示面2Aにおいて、無線発信機の配置位置の近傍で無線を受信可能である旨を広告する文字や図形等を表示することにより、効果的な情報表示を行うことができる。また、モータ駆動式の回転型の装飾部材は、例えば、飲料ボトルの形状に形成された装飾体がモータによって回転されるような部材を意味する。
また、上述の実施の形態では、レール部材109によって、太陽電池保持部102の保持部本体105と光拡散層106とが一体化されるが、レール部材109によって、保持部本体105と光拡散層106と表示層2とが一体化されてもよい。また、このようなレール部材109を用いることなく、保持部本体105と光拡散層106とが一体化されてもよい、また、表示層2は、光拡散層106に設けられたホルダ部107によって取り付けられるが、その取付態様は、特に限定されるものではない。
また、上述の実施の形態では、基台本体111を折り畳み可能とするための屈曲部30のうちの折り目線11が基体112Aに形成され、切込部13が基体112Bに形成されることを説明したが、折り目線11が基体112Bに形成され、切込部13が基体112Aに形成されてもよい。太陽電池保持部102が取り付けられない側である基体112Bに折り目線11が形成され、その上部がその下部に向けて折り畳まれた方が、基台本体111をコンパクトに折り畳むことが可能となるため、有益な場合がある。
また、例えば、上述の実施の形態における表示体1は全体的に長方形状であるが、その形状は特に限定されることはなく、例えば、五角形状や、人型等でも構わない。
1 太陽電池付き表示体
2 表示層
2A 表示面
10 筐体
11 折り目線
13 切込部
14 突出体
15 自立保持部
16,17 支持部材
20 移動体
30 屈曲部
40 太陽電池パネル
50 反射型表示装置
60 回路基盤
61 受電配線
62 給電配線
100 筐体本体
101 基台
102 太陽電池保持部
103 保持パネル
103A 開口部
104 積層パネル
104A 収容孔
105 保持部本体
106 光拡散層
107 ホルダ部
108 箱体
111 基台本体
112,112A,112B 基体
114 開口部
S 隙間

Claims (8)

  1. 情報を表示する又は意匠性を有する表示面を有するとともに光透過性を有する表示層を有する筐体と、
    前記表示層の前記表示面とは反対の面側において前記筐体の内部に収容される太陽電池パネルと、
    前記筐体に取り付けられ、電気的に駆動されることで前記表示層とは異なる情報を表現する電気的駆動体と、
    前記太陽電池パネルと前記電気的駆動体とに電気的に接続し、前記太陽電池パネルが発電する電力によって前記電気的駆動体を駆動する回路基盤と、
    を備え
    前記筐体は、前記表示層と、前記太陽電池パネルを収容する筐体本体と、を有し、前記表示層は、前記筐体本体に着脱可能に取り付けられており、
    前記筐体本体は、自立可能に設置される基台と、前記太陽電池パネルを保持する太陽電池保持部と、を有し、前記太陽電池保持部は、前記基台に着脱可能に取り付けられ、前記表示層は、前記太陽電池保持部に着脱可能に取り付けられており、
    前記基台は、互いに沿うように配置される一対の基体を有し、前記一対の基体の間に隙間が形成される基台本体と、前記一対の基体の各々の下端部に屈曲可能に取り付けられ、前記基台本体を自立可能に保持する保持体と、前記隙間に保持されるとともに前記保持体に連結され、前記保持体の屈曲にともなって、前記隙間を移動する移動体と、を有し、
    前記回路基盤と前記太陽電池パネルとを接続する受電配線および前記回路基盤と前記電気的駆動体とを接続する給電配線のうちの少なくとも一方が、前記隙間の内部に配置されている、
    ことを特徴とする太陽電池付き表示体。
  2. 前記一対の基体のうちの一方の基体に、前記隙間に連通する開口部が形成されるとともに、前記太陽電池保持部が着脱可能に取り付けられており、
    前記太陽電池保持部は、一対の面のうちの一方の面で前記太陽電池パネルを保持するとともに、他方の面で前記一方の基体に取り付けられ、且つ開口部が形成された保持パネルと、前記他方の面における前記開口部の外周縁部から突出する箱体と、を有し、
    前記回路基盤は、前記箱体に収容され、
    前記箱体は、前記一方の基体の前記開口部の内部および前記隙間の内部に跨がって収容され、前記給電配線が、前記箱体の内部から前記隙間の内部に延びるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の太陽電池付き表示体。
  3. 前記隙間は、前記基台本体の上端部で開放しており、
    前記給電配線は、前記基台本体の上端部から外部に延びて、前記電気的駆動体に接続する、
    ことを特徴とする請求項に記載の太陽電池付き表示体。
  4. 前記太陽電池保持部は、前記保持パネルのうちの前記一方の面に積層される積層パネルをさらに有し、
    前記積層パネルには、前記保持パネルに保持された前記太陽電池パネルを内部に収容して、前記太陽電池パネルの外周部分を囲む収容孔が形成されている、
    ことを特徴とする請求項またはに記載の太陽電池付き表示体。
  5. 前記基台本体は、屈曲部を介して折り畳み可能であり、
    前記屈曲部は、前記一対の基体のうちの前記一方の基体に形成される折り曲げ部と、他方の基体において前記折り曲げ部よりも下方に形成され、前記他方の基体を上下に区分けする切込部と、を有し、
    前記移動体の先端部は、前記切込部を越えて配置され、
    前記他方の基体の上部下端縁には、下方に突出する突出片が、前記一方の基体と切り離されて設けられ、前記移動体の移動前において、前記移動体の先端部と重なり合い、
    前記屈曲部は、前記一方の基体における前記太陽電池保持部の下端部の取り付け位置よりも下方に設けられている、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の太陽電池付き表示体。
  6. 前記基台本体は、屈曲部を介して折り畳み可能であり、
    前記屈曲部は、前記一対の基体のうちの前記一方の基体とは異なる他方の基体に形成される折り曲げ部と、前記一方の基体において前記折り曲げ部よりも下方に形成され、前記一方の基体を上下に区分けする切込部と、を有し、
    前記移動体の先端部は、前記切込部を越えて配置され、
    前記一方の基体の上部下端縁には、下方に突出する突出片が、前記他方の基体と切り離されて設けられ、前記移動体の移動前において、前記移動体の先端部と重なり合い、
    前記屈曲部は、前記一方の基体における前記太陽電池保持部の下端部の取り付け位置よりも下方に設けられている、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の太陽電池付き表示体。
  7. 前記表示層と前記太陽電池パネルとの間に、光拡散層が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の太陽電池付き表示体。
  8. 前記電気的駆動体は、反射型表示装置、透過型表示装置、およびモータ駆動式の回転型の装飾部材のうちの少なくともいずれかである、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の太陽電池付き表示体。
JP2015021459A 2015-02-05 2015-02-05 太陽電池付き表示体 Expired - Fee Related JP6641697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015021459A JP6641697B2 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 太陽電池付き表示体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015021459A JP6641697B2 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 太陽電池付き表示体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016143044A JP2016143044A (ja) 2016-08-08
JP6641697B2 true JP6641697B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=56570440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015021459A Expired - Fee Related JP6641697B2 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 太陽電池付き表示体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6641697B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6781258B2 (ja) 2016-07-21 2020-11-04 日本碍子株式会社 センサ素子の製造方法
KR200490049Y1 (ko) * 2017-08-14 2019-09-17 주식회사 데코미스페이스 전력 생산이 가능한 간판
JP2020086156A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 セフテック株式会社 電源装置、撮影装置、および、撮影システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11282389A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Mitsubishi Electric Corp 表示装置
JP2004093707A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池装置
JP2007050173A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Hideki Ueshiba 消火器ボックス
JP2009175533A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Tokyo Coil Engineering Kk 照明装置
WO2010151388A2 (en) * 2009-06-26 2010-12-29 Cooley Group Holdings, Inc. Power generating outdoor display systems and associated methods therefor
US20130212366A1 (en) * 2012-02-09 2013-08-15 Altera Corporation Configuring a programmable device using high-level language
JP6011090B2 (ja) * 2012-07-13 2016-10-19 大日本印刷株式会社 広告表示体、及び広告表示用の基台
JP3189696U (ja) * 2014-01-10 2014-03-27 エコフューチャー株式会社 ソーラーサインパネル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016143044A (ja) 2016-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5890123B2 (ja) 表示装置
CN100405151C (zh) 平板显示装置及制造该平板显示装置的方法
JP6024035B2 (ja) 車載用表示装置
JP7058162B2 (ja) 連結表示装置
JP6641697B2 (ja) 太陽電池付き表示体
EP2840440A1 (en) Display device
US9470921B2 (en) Display device
KR20150072691A (ko) 평판형 영상 표시장치 및 그 조립방법
JP6774920B2 (ja) 光電スイッチおよびセンサユニット
JP2012142435A (ja) 基板の収納装置
WO2011074376A1 (ja) 液晶表示装置およびバックライトユニット
CN103164077B (zh) 显示装置及导航装置
JP7126844B2 (ja) 連結表示装置
JP3113085U (ja) ソーラ式表示器具
JP6963955B2 (ja) ファイバセンサ、受光ファイバおよび拡散部材
JP6519213B2 (ja) 太陽電池付き表示体
US8733997B2 (en) Display apparatus with dual screens capable of displaying images and merchandise samples
JP6590490B2 (ja) 表示装置
JP2017211556A (ja) Led表示パネル及びled情報表示装置
JP6917850B2 (ja) 光電スイッチおよびセンサユニット
KR20120077572A (ko) 측면 발광 디스플레이 모듈
JP2012189666A (ja) 表示装置
JP2015052732A (ja) 表示装置
JP5632220B2 (ja) 表示装置
JP6777064B2 (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6641697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees