JP6640908B2 - パーキングブレーキ装置 - Google Patents

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    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/02Brake-action initiating means for personal initiation
    • B60T7/08Brake-action initiating means for personal initiation hand actuated
    • B60T7/10Disposition of hand control
    • B60T7/101Disposition of hand control by means of a pull rod

Description

本発明は、車両のパーキングブレーキ装置に関する。
車体に固定されたブラケットに上端において回転可能に結合されたレバーと、前端においてレバーの下端に結合し、後端にハンドルを備えたステムとを有し、レバーとステムとの間に、ステムに前方への荷重が加わると変形してステムをレバーから分離させる脆弱部が設けられたパーキングブレーキ装置がある(例えば、特許文献1)。特許文献1のパーキングブレーキ装置では、車両衝突時に運転者の膝がハンドルに衝突すると、脆弱部の変形によって、ステムがレバーから分離する。これによって、ステムの前方への移動可能となり、運転者の膝に荷重が伝わり難くなる。
実開平5−1644号公報
特許文献1のパーキングブレーキ装置ではステムとレバーとが分離させるときに、運転者の膝には同等の荷重が加わることになる。
本発明は、以上の背景を鑑み、パーキングブレーキ装置において、運転者に加わる荷重を低減することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の一態様は、パーキングブレーキ装置(4)であって、車体(1)に固定され、車幅方向に延びるシャフト(15)を有するブラケット(5)と、前記シャフトに回転可能に支持された上端を有し、コントロールケーブル(20)を介してブレーキ本体に接続されたレバー(17)と、棒状をなし、前記車体に対して軸方向に移動可能に設けられ、車両前後方向前側の端部が前記レバーの下端に結合され、車両前後方向後側の端部がハンドル(42)に接続されたステム(32)と、前記ブラケットに設けられ、前記レバーの車両前後方向前方への回転を規制するストッパ(21)とを有し、前記ブラケットは、前記シャフトから所定の荷重を受けたときに前記シャフトを離脱させる脆弱部を備え、前記ストッパは、前記レバーの長手方向における上端側において当接することを特徴とする。
この態様によれば、ステムに前方に向かう荷重が加わると、レバーの下端に前方に向く荷重が加わり、ストッパを中心としてレバーが回転する。これによって、レバーの上端には後方に向く荷重が加わるため、脆弱部が変形してシャフトが離脱する。シャフトの離脱によって、ブラケットとレバーが分離するため、ステムの前方への移動が可能となり、運転者の膝に荷重が伝わり難くなる。このとき、ストッパは、レバーの長手方向における上端側において当接するため、レバーの上端にはてこの原理によって下端に加わる荷重よりも大きな荷重を発生させることができる。そのため、より小さい荷重で、ブラケットとレバーとを分離させることができる。
上記の態様において、前記ブラケットは、前記ブラケットは、車幅方向に貫通して前記シャフトを受容し、車両前後方向後側に開口する軸受部(8)を有し、前記軸受部は前記シャフトから荷重を受けたときに拡開する前記脆弱部として機能するよい。
この態様によれば、脆弱部を簡単に構成することができる。また、軸受部の形状を変更することによってシャフトを離脱させるときの荷重を容易に調整することができる。
上記の態様において、前記ブラケットは、前記車体に結合された基部(6)と、前記基部から突出する一対の側板部(7)とを有し、前記軸受部は前記側板部のそれぞれに設けられ、前記レバーの上端は、前記一対の側板部の間に配置されているとよい。
この態様によれば、シャフトの両端が側板部に支持されているため、シャフトの位置が変化し難くなる。
上記の態様において、前記ストッパは、前記レバーの車両前後方向前方に設けられ、前記レバーの車両前後方向前側に当接可能であるとよい。
この態様によれば、ストッパを簡単に構成することができる。
上記の態様において、前記レバーは車幅方向に幅広な本体部(18)と、前記本体部の車両前後方向前側の縁部から車幅方向に延出するフランジ部(23)とを有し、前記フランジ部において前記ストッパに当接するとよい。
この態様によれば、フランジ部が設けられることでレバーの剛性が高められる。そのため、レバーがストッパから受ける荷重によって変形し難くなる。また、レバーとストッパとが当接する面積を大きくすることができるため、荷重を分散することができ、レバーの変形を防止できる。
上記の態様において、前記ストッパは、円柱状をなし、前記フランジ部は、前記ストッパは、円柱状をなし、前記フランジ部は車両前後方向後方に凹み、前記ストッパを車両前後方向後方から受容可能な凹部(25)を有するとよい。
この態様によれば、凹部にストッパが受容されることによって、レバーがストッパに当接する場所を定めることができるため、ステムに加わる荷重とレバーの上端に生じる荷重との比の精度を高めることができる。
上記の態様において、前記ストッパの車幅方向両端のそれぞれは、前記側板部のそれぞれに結合されているとよい。
この態様によれば、ストッパの両端が側板部に結合されているため、ストッパの位置が変化し難くなる。
以上の構成によれば、パーキングブレーキ装置において、運転者に加わる荷重を低減することができる。
本実施形態に係るパーキングブレーキ装置が設けられた車両の運転席近傍の上面図 パーキングブレーキ装置の斜視図 パーキングブレーキ装置の側面図 ブラケット及びレバーの結合部分の斜視図 ラチェット歯とラチェット爪の噛合を説明するための説明図 パーキングブレーキ装置と運転者の膝の位置を説明するための説明図 別実施形態に係るパーキングブレーキ装置のブラケット及びレバーの結合部分の斜視図
以下、図面を参照して、本発明に係るパーキングブレーキ装置の実施形態について説明する。以下では、車両の前方を基準として、前後及び左右の各方向を定める。
車両にはエンジンルームと車室を区分けするダッシュボード1が設けられている。ダッシュボード1の後方かつ運転席の前方には、図1に示すように、スピードメータ、燃料計、警報ランプ等の各種インジケータを備えたインストルメントパネル2が設けられている。運転席の前方には、インストルメントパネル2を貫通して車室内に達するステアリングシャフトが設けられ、その後端にステアリングホイール3が結合されている。以下では、必要に応じて、車両の前後、左右、及び上下を基準として方向を記載する。
(パーキング装置)
パーキングブレーキ装置4は、図2及び図3に示すように、ダッシュボード1の後面に固定されたブラケット5を有している。
ブラケット5はダッシュボード1の後面に沿う板状の基部6を備えている。基部6には所定の位置にボルトによって基部6はダッシュボード1の後面に締結されている。
図4に示すように、ブラケット5は基部6から後上方に突出する左右一対の側板部7を備えている。側板部7はそれぞれ、左右方向を向く面を有する板状をなしている。
側板部7のそれぞれには軸受部8が形成されている。軸受部8はそれぞれ左右に貫通した貫通孔である支持孔9を有している。左右の側板部7に形成された支持孔9はそれぞれ同形をなし、左右に延びる軸線Xを中心として同軸に形成されている。軸受部8は支持孔9の後端部から後方に筋状に延びてブラケット5の後縁に達する切欠部10を含み、軸受部8はそれぞれ後側に開口している。切欠部10は上縁を画定する上壁部11と、下縁を画定する下壁部12とを備えている。上壁部11と下壁部12とはそれぞれ、後方に向けて互いに離れる方向に傾斜している。上壁部11及び下壁部12は後方への荷重が加わると、互いに離れる方向に変形し、軸受部8が拡開する。
左右の側板部7の支持孔9には両者を同時に通過する円柱状のシャフト15が設けられている。シャフト15の外径は支持孔9の内径と概ね等しく、シャフト15は軸線Xに同軸に配置されている。シャフト15の左右端部にはそれぞれ径外方向に円板状に延出する抜止部15Aが設けられている。抜止部15Aによってシャフト15の左右方向の移動が規制されている。このように、シャフト15の両端は支持孔9に受容されているため、シャフト15はブラケット5に安定して支持されている。シャフト15の両端は支持孔9に固定されていても、回転可能に支持されていてもよい。
シャフト15には左右に延びる円筒状のカラー16を介して板金部材であるレバー17が回転自在に結合している。レバー17は左右方向を向く面を有する板状をなし、2つの側板部7の間に位置している。レバー17は、略上下方向に延び、車幅方向に幅広な本体部18を備えている。本体部18の上端には円形の貫通孔が設けられて、カラー16はその貫通孔に挿入されて固着されている。カラー16は左右の側板部7の間に位置し、シャフト15はカラー16を貫通している。これによって、レバー17の上端は左右の側板部7の間に位置し、シャフト15の軸線Xを中心とする回転可能にブラケット5に結合している。
カラー16には後方に突出する突出部19が結合されている。突出部19はレバー17の右方に位置している。突出部19の突端部分にはパーキングブレーキ本体に接続されたコントロールケーブル20の一端が固定されている。パーキングブレーキ本体は2つの摩擦部を有し、コントロールケーブル20が引っ張られると2つの摩擦部を接触させて、2つの摩擦部の間に摩擦力を発生させ、車輪に制動力を発生させる。コントロールケーブル20が緩められると、2つの摩擦部を分離し、車輪に加えられた制動力を解除する。
側板部7の後縁であってレバー17の前縁に前方から対向する位置において、左右に延びる円柱状のストッパ21が設けられている。ストッパ21は側板部7それぞれに設けられた貫通孔を貫通し、左右両端においてそれぞれ側板部7に固定されている。ストッパ21はレバー17の前縁に当接して、レバー17の前方への回転を規制する。レバー17の前縁がストッパ21に当接するときのレバー17の位置を初期位置とする。ストッパ21の両端がそれぞれ側板部7に結合されているため、ストッパ21はブラケット5に安定して支持されている。ストッパ21は、左側の側板部7の左側から2つの側板部7の貫通孔を貫通するボルトと、右側の側板部7の右側からボルトに螺合するナットと、ボルトに装着されたカラー16とによって形成されるとよい。
レバー17は、本体部18の前縁の長手方向における略中央部分が左方に折曲形成され、本体部18の前縁から車幅方向(左方)に延出するフランジ部23を備えている。フランジ部23が設けられることによって、レバー17の剛性が高められている。
フランジ部23には後方に凹む受容凹部25を備えている。受容凹部25はフランジ部23において左右方向に延在している。受容凹部25はレバー17が初期位置にあるときにストッパ21を受容する位置であり、レバー17の長手方向における上端側に位置している。受容凹部25は上端側から長手方向における長さの5分の1〜3分の1の位置にあることが好ましく、本実施形態では、受容凹部25はレバー17の上端側から約3分の1の位置に設けられている。
突出部19と右側の側板部7との間には、ねじりコイルばね29が配置されている。ねじりコイルばね29にはその軸線にそってシャフト15が貫通し、ねじりコイルばね29はシャフト15に支持されている。左右の側板部7にはそれぞれ上部前端が互いに近づく方向に折り返されることによって形成された折返部27が設けられている。左右の折返部27はその端部において互いに接続して、一枚の板状をなしている。ねじりコイルばね29は一端において突出部19に当接し、他端において折返部27の右側上端に当接している。ねじりコイルばね29は折返部27に対して突出部19を回転付勢している。これによってレバー17の下端は前方、すなわち、初期位置に向けて回転付勢されている。
図2及び図3に示すように、レバー17の下端にはヨーク31が設けられている。ヨーク31の一端は、レバー17の後端に車幅方向に延びる軸線を中心とする回転可能に結合されている。ヨーク31の他端は円筒状に形成され、その他端に前後に延在する丸棒状のステム32の前端が挿入されている。
ステム32の前端には、径方向に突出するセットピン33が設けられている。ヨーク31の他端には、周方向に延びるガイド孔35が設けられている。セットピン33の先端はガイド孔35に受容されている。これによって、ヨーク31の他端に対するステム32の軸線方向の移動が規制されるとともに、ステム32はヨーク31の他端に軸線方向を中心として所定の角度範囲で回転可能に結合されている。
ヨーク31の他端側の外周にはコイルばね36が巻き回されている。コイルばね36の一端はレバー17に掛け止めされている。コイルばね36の他端はセットピン33に結合されている。ステム32は、コイルばね36によってセットピン33がガイド孔35の周方向の一端に当接する係合可能位置に向かって回転付勢されている。
インストルメントパネル2を支持するフレームにはチューブブラケット37が結合されている。ステム32はチューブブラケット37に支持されたガイドチューブ38に挿入されている。これにより、ステム32はその軸方向にスライド移動可能かつ、ステム32の軸線を中心とする回転可能に支持されている。
ガイドチューブ38の後上方には、チューブブラケット37に枢支され、ねじりコイルばね39によって弾性的に下方に付勢されたラチェット爪40が設けられている。ステム32の中間部には、ラチェット爪40と係合可能(噛合可能)なラチェット歯41がレバー17の周方向における一側面であって、ステム32が係合可能位置にあるときの上面に設けられている。図5に示すように、ラチェット爪40とラチェット歯41とが噛合うと、ステム32の軸線方向に対する移動が規制される。ラチェット爪40とラチェット歯41とが噛合っているときに、軸線を中心としてステム32を回転させると、ラチェット爪40とラチェット歯41との噛合は解除される。
図1及び図6に示すように、ステム32はインストルメントパネル2を貫通し、車室にまで延びている。ステム32の後端には運転者が把持して、ステム32を操作するためのハンドル42が設けられている。ハンドル42はステアリングホイール3の左下方向に位置している。ステム32の後端は運転席に着座する運転者の膝(本実施形態では左膝)の前方に位置している。ハンドル42はステムに32に一体に固着されていても、運転者がハンドル42をステム32に対して後方に引っ張ったときに、ステム32に結合するように構成してもよい。
以上のように構成したパーキングブレーキ装置4の動作について説明する。ステム32が前方にあり、かつハンドル42に運転者から荷重が加えられていないときには、コントロールケーブル20は緩められ、パーキングブレーキが解除されている。このとき、ラチェット爪40とラチェット歯41とが噛合っておらず、レバー17はねじりコイルばね29によって付勢されて、その前縁においてストッパ21に当接する初期位置にある。また、ステム32はラチェット歯41が上方を向く係合可能位置にある。
運転者がハンドル42を後方に移動させると、コントロールケーブル20が引っ張られて、パーキングブレーキが作動状態となる。このとき、ラチェット爪40とラチェット歯41とが噛合い、ステム32はその位置に保持される。
パーキングブレーキが作動しているときに、運転者がハンドル42を回転させると、ステム32が回転し、ラチェット爪40とラチェット歯41との噛合が解除される。これによって、ステム32の前方への移動が可能となり、ねじりコイルばね29によって付勢されてレバー17は初期位置となる。これによって、コントロールケーブル20が緩められ、パーキングブレーキが解除される。
以上のように構成したパーキングブレーキ装置4の効果について説明する。走行時に車両が前突すると、ダッシュボード1は後方に押し出される。これによって、パーキングブレーキ装置4が後方に移動し、運転者の膝がハンドル42に衝突する場合がある。運転者の膝がハンドル42に衝突すると、ステム32には前方に向く荷重が加わる。
車両走行時にはレバー17はストッパ21が受容凹部25に受容された初期位置にあり、パーキングブレーキが解除されている。ステム32に加わる前方に向く荷重によってレバー17の下端に前方に向く荷重が加わると、レバー17の下端を力点、受容凹部25を支点とするてこの原理によって、作用点となるレバー17の上端には後方に向く荷重が加わる。レバー17の上端に加わる後方の荷重によって、シャフト15がレバー17に引っ張られてブラケット5に対して後方に移動する。シャフト15に加わる後方の荷重によって、上壁部11及び下壁部12が互いに離れる方向に変形して、軸受部8の後端部が拡開する。切欠部10の変形によってシャフト15が軸受部8の後方に離脱し、ステム32とレバー17とが分離される。これによって、ステム32と車体との結合が解除されて、ハンドル42から運転者に荷重が伝わることを防止することができる。
このとき、レバー17の上端はレバー17の長手方向上端側に位置している。そのため、てこの原理によってレバー17の下端に加わる荷重よりも大きな荷重をレバーの上端に発生させることができる。そのため、ブラケット5とレバー17とをより小さい荷重で分離させることができ、運転者に加わる荷重を低減することができる。
シャフト15からの荷重を受けると切欠部10が変形してシャフト15がブラケット5から離脱するため、軸受部8はシャフト15をブラケット5から離脱させる脆弱部として機能している。このように、軸受部8を設けることによって容易に脆弱部を形成することができる。また、切欠部10の形状(例えば、上壁部11の前端と下壁部12の前端との間の距離)を調節することによって、シャフト15が離脱可能となるまで軸受部8の後端部を拡開させるためにシャフト15に加えるべき荷重を容易に設定することができる。
また、レバー17にフランジ部23を設けることによって、レバー17とストッパ21とが当接する面積を大きくすることができる。これによって、レバーとストッパとが当接する面積を大きくすることができるため、荷重を分散することができ、レバー17の変形を防止できる。また、フランジ部23に受容凹部25を設けることによって、レバー17がストッパ21に当接する場所を精度よく定めることができる。そのため、レバー17の下端に加わる前方への荷重とレバー17の上端に生じる後方への荷重との比の精度を高めることができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、側板部7に左右方向に延びるシャフト15が掛け渡されて、その両端において側板部に固着され、そのシャフト15を受容する軸受部8がレバー17に設けられていてもよい。この場合は、レバー17にシャフト15を貫通させる支持孔9と、支持孔9から前方に延びる切欠部10が設けられているとよい。
上記実施形態では、軸受部8に切欠部10が設けられていたがこの態様には限定されず、ブラケット5にシャフト15から所定の荷重が加わったときに、ブラケット5がシャフト15を離脱させる構成であれば、いかなる態様であってもよい。例えば、図7に示すように、軸受部8には支持孔9の後縁から後方に延び、ブラケット5の他の部分に比べて薄肉な薄肉部50が設けられていてもよい。ブラケット5にシャフト15から所定の荷重が加わると、薄肉部50が破断し、軸受部8が拡開する。軸受部8の拡開によって、第1実施形態と同様に、シャフト15がブラケット5から離脱する。シャフト15がブラケット5から離脱すると、ステム32とレバー17とが分離されるため、ハンドル42から運転者に荷重が伝わることを防止することができる。
1 :ダッシュボード(車体)
4 :パーキングブレーキ装置
5 :ブラケット
6 :基部
7 :側板部
8 :軸受部
11 :上壁部
12 :下壁部
15 :シャフト
16 :カラー
17 :レバー
18 :本体部
20 :コントロールケーブル
21 :ストッパ
23 :フランジ部
25 :受容凹部(凹部)
29 :ねじりコイルばね(付勢部材)
32 :ステム
42 :ハンドル

Claims (7)

  1. パーキングブレーキ装置であって、
    車体に固定され、車幅方向に延びるシャフトを有するブラケットと、
    前記シャフトに回転可能に支持された上端を有し、コントロールケーブルを介してブレーキ本体に接続されたレバーと、
    棒状をなし、前記車体に対して軸方向に移動可能に設けられ、車両前後方向前側の端部が前記レバーの下端に結合され、車両前後方向後側の端部がハンドルに接続されたステムと、
    前記ブラケットに設けられ、前記レバーの車両前後方向前方への回転を規制するストッパとを有し、
    前記ブラケットは、前記シャフトから所定の荷重を受けたときに前記シャフトを離脱させる脆弱部を備え、
    前記ストッパは、前記レバーの長手方向における上端側において当接することを特徴とするパーキングブレーキ装置。
  2. 前記ブラケットは、車幅方向に貫通して前記シャフトを受容し、車両前後方向後側に開口する軸受部を有し、
    前記軸受部は前記シャフトから荷重を受けたときに拡開する前記脆弱部として機能することを特徴とする請求項1に記載のパーキングブレーキ装置。
  3. 前記ブラケットは、前記車体に結合された基部と、前記基部から突出する一対の側板部とを有し、
    前記軸受部は前記側板部のそれぞれに設けられ、
    前記レバーの上端は、前記一対の側板部の間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のパーキングブレーキ装置。
  4. 前記ストッパは、前記レバーの車両前後方向前方に設けられ、前記レバーの車両前後方向前側に当接可能であることを特徴とする請求項3に記載のパーキングブレーキ装置。
  5. 前記レバーは車幅方向に幅広な本体部と、前記本体部の車両前後方向前側の縁部から車幅方向に延出するフランジ部とを有し、
    前記フランジ部において前記ストッパに当接することを特徴とする請求項4に記載のパーキングブレーキ装置。
  6. 前記ストッパは、円柱状をなし、
    前記フランジ部は車両前後方向後方に凹み、前記ストッパを車両前後方向後方から受容可能な凹部を有することを特徴とする請求項5に記載のパーキングブレーキ装置。
  7. 前記ストッパの車幅方向両端のそれぞれは、前記側板部のそれぞれに結合されていることを特徴とする請求項6に記載のパーキングブレーキ装置。
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