JP6639921B2 - キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、キャップに関する。
歯磨剤等の収容に用いられるチューブ容器、化粧品等の収容に用いられるボトル容器におけるキャップとしては、容器本体の上端部に打ち込み式の嵌合によって固定されるヒンジ式キャップが知られている。このようなヒンジ式キャップを備える容器は、片手で閉止部を空けやすいため、使用性に優れる。
しかし、容器本体の径が大きい場合にはそれに伴ってヒンジ式キャップの径も大きくなるため、閉止部の開けやすさが低下する。また、該ヒンジ式キャップは、内容物の残量が少なくなるにつれて内容物を押し出しにくくなる。また、ヒンジ式キャップは一般的にその容積が大きいため、内容物がキャップ内部に残存して使い切れないというイメージを持たれやすい。
そこで、ネジ式螺合によって容器本体に固定し、内容物の残量が少なくなった際に、キャップを容器本体から外して内容物を使い切れるようにした容器が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。また、打込み嵌合(アンダーカット嵌合)キャップにおいて外壁部の対向する部分を内側に押圧することで、該外壁部が容器本体の肩部をせり上がってキャップが外れるようにした容器も提案されている(特許文献4)。
特開平10−258853号公報 特開2008−155961号公報 特開2010−275001号公報 特開2003−12005号公報
しかしながら、特許文献1〜3の構成はネジ式のためワンタッチ着脱機能を得ることができない。一方、特許文献4の構成は打込み嵌合(アンダーカット嵌合)のため、ワンタッチで容器本体から外すことは可能であるが、容器本体からキャップ自体を取り外して使用することが想定されていない。そのため、本体容器からキャップを一度取り外してしまうと再度装着することが難しい構成となっている。そこで、再度装着が容易なように、本体容器とキャップとの嵌合を切り欠き溝付き打込み嵌合とした、プッシュポン方式にすることが考えられる。
しかし、容器本体がコンプレッション成形によって形成されるラミネートチューブからなる場合は、チューブヘッド(容器本体のキャップ装着側)の寸法精度にバラつきがある。そのため、例えば、残量が少なくなった内容物を容器本体から押し出そうとして容器本体を変形させた際に、キャップの下端部にチューブヘッドに当たってキャップが押し上げられ、意図しないときにキャップが外れてしまうことがあった。そこで、容器本体に対するキャップの嵌合強度を高めるようにしたが、今度はキャップの取り外しに大きな力が必要となってしまい、使用性の面で課題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、容器本体の寸法精度に関わらず、ワンタッチで容器本体から着脱可能なヒンジ蓋付きのキャップを提供することを目的とする。
本発明の一態様のキャップは、内容物を収容する容器本体の上端に着脱可能に取り付けられるキャップであって、キャップ本体に対して蓋部がヒンジで接合されてなり、前記キャップ本体は、中央部分に注出口が形成された上板部と、前記上板部から下方に突出する内側筒部と、前記上板部における前記内側筒部の外側から下方に突出する外側筒部と、を有し、前記内側筒部の内周面には、前記キャップを前記容器本体に取り付けたときに前記容器本体側と係合する係合部が形成され、前記外側筒部は、周方向に円形壁部と非円形壁部とを有し、前記円形壁部には、前記非円形壁部側の領域に、前記容器本体側の端部から軸方向に延在するスリットが形成され、前記非円形壁部と前記スリットとの間の前記外側筒部の内側には、前記内側筒部に向かって延在する侵入阻止面が設けられている。
本発明の一態様のキャップにおいて、前記外側筒部の前記円形壁部は、特定方向から押圧される押圧部位と、前記押圧部位と前記非円形壁部との間に形成されたスリットと、を有している構成としてもよい。
本発明の一態様のキャップにおいて、前記円形壁部には前記スリットが複数形成されている構成としてもよい。
本発明の一態様のキャップにおいて、少なくとも一対の前記スリットが前記非円形壁部の周方向両側に形成されている構成としてもよい。
本発明の一態様のキャップにおいて、前記非円形壁部と前記スリットとの間の前記外側筒部の内側には、前記内側筒部に向かって延在する侵入阻止面が設けられている構成としてもよい。
本発明の一態様のキャップにおいて、前記容器本体の前記上端側は、コンプレッション成形によって形成されたものである構成としてもよい。
本発明のキャップによれば、容器本体の寸法精度に関わらず、容器本体に対して取り外しを容易に行うことができる。
第1実施形態におけるヒンジ式キャップを容器本体に装着した状態の容器の一例を示す斜視図。 第1実施形態におけるヒンジ式キャップの構成を示す断面図。 図2のヒンジ式キャップにおける蓋部を開いた状態を示す断面図。 第1実施形態におけるヒンジ式キャップの斜視図。 図4におけるヒンジ式キャップの蓋部を開いた状態を示す斜視図。 ヒンジ式キャップの背面側を示す図。 キャップ本体に構成を示す断面図。 スリットの位置を示す斜視図。 容器本体にヒンジ式キャップを装着した状態を示す断面図。 第2実施形態のヒンジ式キャップの底面側から見た平面図。 侵入阻止面を有するキャップ構成の一例を示す図。
本発明に係るキャップは、内容物を収納する容器本体の上端に着脱可能に取り付けられるキャップである。以下に、本発明に係るキャップの一例であるヒンジ式キャップについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態におけるヒンジ式キャップを容器本体に装着した状態の容器の一例を示す斜視図である。図2は、第1実施形態におけるヒンジ式キャップの構成を示す断面図である。図3は、図2のヒンジ式キャップにおける蓋部を開いた状態を示す断面図である。図4は、第1実施形態におけるヒンジ式キャップの斜視図である。図5は、図4におけるヒンジ式キャップの蓋部を開いた状態を示す斜視図である。図6は、ヒンジ式キャップの背面側を示す図である。図7は、キャップ本体に構成を示す断面図である。図8は、スリットの位置を示す斜視図である。図9は、容器本体にヒンジ式キャップを装着した状態を示す断面図である。
本実施形態のヒンジ式キャップ(キャップ)3は、図1に示すように、内容物を収容する容器本体101の端部に着脱可能に取り付けられるものである。容器本体101にヒンジ式キャップ3が装着されてなる容器100は、通常の使用状態において、図1に示すようにヒンジ式キャップ3を下側に向けて倒立載置される。
(容器本体)
容器本体101としては、特に限定されず、歯磨剤、練りワサビ、練りガラシ等の内容物や化粧クリーム等を収容できるものであればよく、例えば、チューブ、ボトル、パウチ、金属缶、瓶等が挙げられる。
容器本体101は、図2及び図3に示すように、内容物を収容する胴部102と、胴部102の上端に形成され、上方に向かって漸次窄まるように傾斜した肩部103と、肩部103の上端に突設され、上端が開口した筒状の首部104と、を有する。胴部102の断面形状は、特に限定されず、例えば、円形、多角形、楕円形、星形等、任意に選択できる。ここで「断面」とは、胴部102の長手方向に対して垂直方向に切断した時の断面を意味する。
首部104の外周面には、首部104の全周にわたって径方向の外側に突き出る環状の凸条からなる第1係合部(係合部)106が設けられている。第1係合部106の縦断面形状は、この例では三角形状であるが、三角形状には限定されず、半円形、矩形等であってもよい。
容器本体101の材質としては、公知の材質を使用でき、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、ポリスチレン(PS)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エラストマー、ポリオキシメチレン(POM)、シリカ、ガラス、金属箔、またはこれらの複合材料等が挙げられる。
容器本体101の肩部103及び首部104は、コンプレッション成形で一体的に形成できる。
(ヒンジ式キャップ)
本実施形態のヒンジ式キャップ3は、図2及び図3に示すように、キャップ本体2と蓋部26とがヒンジ部24を介して連結されている。
(キャップ本体)
キャップ本体2は、上板部20と、上板部20から下方に突出する内側筒部22と、上板部20の周縁、すなわち上板部20における内側筒部22よりも外側から下方に突出する外側筒部18と、を有している。
上板部20は、平面視で円の一部が直線状に欠けた形状(図4)であり、中央部には注出口20a(図5)が形成されている。蓋部26は、注出口20aを開閉自在に閉じるようになっている。
内側筒部22は、外側筒部18よりも内側において、上板部から注出口を囲うように垂下されている。
外側筒部18は、内側筒部22の外側において上板部20の外縁から垂下されている。外側筒部18は、平面視形状がD字形状とされ、円形におけるヒンジ部24側が直線状(実際には、僅かに中心に向かって湾曲する曲線状)に欠けた欠円状である。外側筒部18における前面部分及び側面部分は、下方に向かって漸次拡径している。
ヒンジ式キャップ3の外側筒部18における背面側の部分は、上板部20における背面部分から、上板部20に対して垂直に垂下されている。このように、外側筒部18における背面壁は、上下方向において外径が変化しないようになっている。これにより、特別な金型を用いることなく、より低コストにヒンジ式キャップ3を製造することができる。
(上板部)
上板部20の平面視形状は、図5に示すように、円におけるヒンジ部24側が直線状に欠けた形状である。ヒンジ式キャップ3においては、上板部20の平面視形状をヒンジ部24側が欠けた形状にすることで、平面視において、ヒンジ部24が、容器本体101の胴部102における上端の外縁よりも内側に収まるようにしている。これにより、使用時、保管時、輸送時等にヒンジ部24が引っ掛かって取り扱いにくくなることを抑制できる。
また、上板部20にこのようなヒンジ部24側が欠けた形状を採用することで、内容物の充填設備のサイズを変更する必要がなく、内容物の充填が容易になる。また、平面視においてヒンジ部24を胴部102における上端の外縁よりも内側に収めつつ、外側筒部18における前面部分及び側面部分の半径を胴部102の上端部の半径と同等となるまで大きくすることができる。これにより、外側筒部18における対向する部分を径方向の内側に押圧したときに、外側筒部18が肩部103をせり上がってヒンジ式キャップ3が充分に押し上げられやすくなることで、ヒンジ式キャップ3が容器本体101から外れやすくなる。
また、平面視において、上板部20におけるヒンジ部24と反対側の部分は、後述する凹部32により、径方向の外側に向かって凸状の曲線状に円の一部が欠けた形状になっている。このように、この例の上板部20全体の平面視形状は、Y方向に長い略楕円状になっている。
上板部20における内側筒部22の内側の中央部分には、平面視円形状の注出口20aが形成されている。注出口20aの直径は、図2及び図3に示すように、容器本体101の首部104における上端開口部104bの直径よりも小さくなっている。
上板部20の下面における内側筒部22よりも内側には、注出口20aの周縁から垂下された筒状のスリーブ21が設けられている。ヒンジ式キャップ3を容器本体101の首部104に取り付けた状態においては、スリーブ21は、首部104の上端開口部104bの内側に液密に挿入されるインナーリングとして作用する。これにより、ヒンジ式キャップ3を容器本体101に取り付けた状態で、上板部20の下方において首部104から肩部103に内容物が漏れることが抑制される。
上板部20の上面における内側筒部22よりも内側には、注出口20aの周縁から上方に突設された筒状の注出筒部23が設けられている。容器本体101内に収容された内容物は、首部104からスリーブ21、注出口20aを介して注出筒部23から注出される。
図5及び図6に示すように、上板部20における、中央に対してヒンジ部24が配置される方向(X方向)と交差する方向(Y方向)には、一対の水抜き孔(貫通孔)25,25が形成されている。これら一対の水抜き孔25,25は、上板部20における、平面視でヒンジ部24の開閉方向(X方向)に交差する方向(Y方向)で、内側筒部22の両側の外側筒部18寄りの位置にそれぞれ形成され、外側筒部18の内部に通じている。
水抜き孔25,25が形成されていることで、容器本体101の肩部103上の外側筒部18の内側に水が入り込んだとしても乾燥しやすくなり、肩部103や、キャップ本体2の内部(内面)にカビが生えにくい。また、水抜き孔25,25が上板部20における上記の位置、つまり注出口20aから離れた位置に形成されていることで、使用時に、後述の注出筒部23から出た内容物によって水抜き孔25,25が埋まることが抑制される。
水抜き孔25,25の平面視形状は、この例では長穴形状である。水抜き孔25,25の平面視形状は、長穴形状には限定されないが、外側筒部18の外形形状に沿って、長手方向が湾曲していることが好ましい。
(外側筒部)
外側筒部18は、図4〜図6に示すように、周方向に円形壁部18Aと非円形壁部18Bとを有しており、ヒンジ部24が設けられた非円形壁部18B側が直線状に欠けた欠円状になっている。
図5及び図6に示すように、外側筒部18における、ヒンジ部24の開閉方向(X方向)に交差する方向(Y方向)において対向する部分には、外側筒部18を径方向の内側に押圧する位置を示す、押圧位置表示部19,19が設けられている。
押圧位置表示部19,19は、外側筒部18におけるヒンジ部の開閉方向(X方向)に交差する方向(Y方向)の両側にそれぞれ設けられている。これら押圧位置表示部19,19を外側筒部18の内側(Y方向)へ向かって押圧したときには、外側筒部18の下端が容器本体101の肩部103の表面をせり上がり、ヒンジ式キャップ3(外側筒部18)が押し上げられて、ヒンジ式キャップ3側の第2係合部(係合部)28と、容器本体101側の第1係合部106との係合状態が解除される。
外側筒部18の平面視形状が上述したような欠円状である場合、本実施形態のように外側筒部18におけるY方向において対向する部分に押圧位置表示部19,19を設けることが好ましい。
外側筒部18の平面視形状が、ヒンジ部24側が欠けた欠円状である場合、外側筒部18のY方向において対向する部分を押圧する方が、外側筒部18におけるX方向において対向する部分を押圧する場合に比べて外側筒部18が、容器本体101の肩部103をせり上がりやすい。そのため、押圧位置表示部19,19を設けて、この押圧位置表示部19,19を押圧するように促すことで、容器本体101からヒンジ式キャップ3を容易に取り外すことが可能となる。
この例の押圧位置表示部19,19は、上下方向に延び且つ外側筒部18の外面側から外方に向かって突出する凸条からなる。押圧位置表示部19,19の態様は、複数の凸条からなる態様には限定されず、印刷等により形成してもよい。押圧位置表示部19,19の正面視形状は、半円形状等であってもよい。
外側筒部18においては、ヒンジ式キャップ3を容器本体101に取り付けた状態で、押圧位置表示部19,19が径方向の内側に押圧されたときに、下端部18aが肩部103に接するようになっている。そして、外側筒部18における押圧位置表示部19,19を径方向の内側に押圧したときには、外側筒部18の下端部18aが肩部103に接し、さらに外側筒部18の下端部18aが肩部103をせり上がることで、ヒンジ式キャップ3が押し上げられて容器本体101から外れるようになっている。
外側筒部18の押圧位置表示部19,19を径方向の内側に押圧していない状態において、外側筒部18の下端部18aは、ヒンジ式キャップ3を容器本体101に取り付けた状態で肩部103を上側に凸に湾曲させても肩部103と接触しないように、肩部103から離間していることが好ましい。これにより、内容物の残量が少ないときに容器本体101の胴部102における上端側部分を絞ることで、肩部103が上側に凸状に湾曲しても、ヒンジ式キャップ3が予期せず外れることを抑制できる。
外側筒部18の押圧位置表示部19,19を径方向の内側に押圧していない状態における外側筒部18の下端部18aと肩部103との距離は、外側筒部18を押圧したときに外側筒部18が肩部103をせり上がる範囲内で適宜設定でき、第1係合部106と後述の第2係合部28の嵌合力との兼ね合いで決まる。この距離は、例えば、0mm〜2.0mmとすることができる。
外側筒部18における、上板部20の切欠辺20c(図5)から垂直に垂下された非円形壁部18Bの下端は、容器本体101の肩部103の形状に沿って蓋部26側に向かって凹んだ円弧状になっている。
外側筒部18の円形壁部18Aには、図6〜図8に示すように、非円形壁部18Bとの境界近傍の各スリット形成領域15R,15Rに、容器本体101側の下端部18aから上板部20側へ向かって延在するスリット15がそれぞれ設けられている。スリット15は、円形壁部18Aにおいて、押圧位置表示部19と非円形壁部18Bとの間の領域のうち非円形壁部18B側の位置に設けられ、当該領域内にスリット15が形成されている。本実施形態においては、一対のスリット15,15が非円形壁部18Bの周方向両側に形成されている。
本実施形態では、スリット15の延在長さは、外側筒部18の軸方向中央位置を超える位置にまで延在しているが、押圧位置表示部19,19の延在長さよりは短い。寸法の一例として、本実施形態では、スリット長さが15mm、周方向におけるスリット幅が1mmあるいはそれ以下とされている。なお、スリット15の延在長さおよび形状については適宜設定可能であり、図示したものに限らない。
外側筒部18に一対のスリット15を設けることで、押圧位置表示部19,19が押圧されたときに径方向の内側へ撓みやすくなり、変形量を大きくすることができる。なお、スリット15の数は適宜変更することができる。仮に、スリット15が1つだけであっても外側筒部18の変形量を大きくする効果は得られるが、少なくとも一対のスリット15,15を設けることでヒンジ式キャップ3の取り外し容易性が格段に向上する。また、3つ以上のスリット15を設けることも可能である。
(内側筒部)
内側筒部22は、上板部20における外側筒部18よりも内側から下方に延びるように設けられている。内側筒部22は円筒状である。内側筒部22の内径は、容器本体101の首部104の外径とほぼ同等になっており、内側筒部22の内部に容器本体101の首部104が嵌まり込むようになっている。
内側筒部22には、図7に示すように、周方向において、内側筒部22の下端(外側筒部18の下端部18a)から上方に向かって延びる1つ以上の切欠溝22bが形成されていることが好ましい。切欠溝22bは細長いスリット状の隙間である。
また、内側筒部22の内周面22aにおける下端寄りの部分には、ヒンジ式キャップ3を容器本体101に取り付けたときに容器本体101側の第1係合部106と係合する第2係合部28が設けられている。第2係合部28は、内周面22aの周方向に全周にわたって延び、径方向の内側に突き出る環状の凸条からなる。
内側筒部22に設けられた切欠溝22bによって、内側筒部22が撓みやすくなるため、内側筒部22の内部に容器本体101の首部104を嵌め込んで、容器本体101が側の第1係合部106と、後述のヒンジ式キャップ3側の第2係合部28と、を係合させることが容易になる。内側筒部22に形成される切欠溝22bの数は、特に限定されず、1つであってもよく、複数であってもよい。本実施形態では、内側筒部22の周方向に所定の間隔をおいて複数の切欠溝22bが設けられている。
内側筒部22は可撓性を有しており、首部104をヒンジ式キャップ3の内側筒部22の内側に嵌め込んでヒンジ式キャップ3を容器本体101に取り付けたときに、第1係合部106に第2係合部28が係合するようになっている。具体的には、第2係合部28が第1係合部106の下側に引っ掛かって掛止されることで係合構造が形成される。これにより、容器本体101に取り付けたヒンジ式キャップ3が上方に移動することが規制され、ヒンジ式キャップ3が予期せず外れることが抑制されている。
第2係合部28の縦断面形状は、この例では三角形状であるが、三角形状には限定されず、半円形、矩形等であってもよい。
ヒンジ式キャップ3を容器本体101に取り付けた状態で、外側筒部18の対向する押圧位置表示部19,19を径方向の内側に押圧したときには、外側筒部18が肩部103をせり上がりつつ、第1係合部106に対する第2係合部28の係合状態が解除されることで、ヒンジ式キャップ3が押し上げられて容器本体101から外れる。
ヒンジ部24は、3点式ヒンジであって、ヒンジ式キャップ3の背面側中央に設けられた断面L字状の中央ヒンジ24Aと、中央ヒンジ24Aの両側に設けられた一対の薄肉ヒンジ24B,24Bと、を有する。中央ヒンジ24Aは、下部が外側筒部18の非円形壁部18Bに接続され、かつ上部が蓋部26に接続されて形成されている。薄肉ヒンジ24B,24Bは、非円形壁部18Bから後方に突出させた状態で形成されている。
なお、ヒンジ部24のヒンジ機構は、3点式に限定されず、例えば、1点式、2点式、バタフライ式、スナップヒンジ式、バネ嵌合式等を採用できる。
蓋部26の中央部には、蓋部26の下面から垂下された環状の突起部30が設けられている。ヒンジ式キャップ3を容器本体101に取り付けた状態においては、上板部20から上方に突出する注出筒部23の先端部が環状の突起部30内に嵌まり込むようになっている。すなわち、蓋部26は、いわゆるアウターリング方式によって注出口20aと通じる注出筒部23を開閉自在に塞ぐようになっている。これにより、蓋部26を閉めた状態において内容物が漏れることが抑制される。
なお、本発明の容器100においては、インナーリング方式を採用してもよく、インナーボス方式を採用してもよい。
図5に示すように、蓋部26及び外側筒部18におけるヒンジ部24と反対側の前面部分には、径方向の内側に凹んだ凹部32が形成されており、蓋部26の前面側の先端部が指掛部34とされている。これにより、指掛部34に指を掛けて蓋部26を容易に開くことができる。蓋部26の前面は容器の使用時において下側に向けられる面であって、洗面台等の載置面に接する接地面26aとなる部分である。
凹部32は、外側筒部18における下端部18aから上方に向かうにしたがって径方向に内側に凹み、かつ蓋部26の上端から下方に向かうにしたがって径方向に内側に凹むように形成されている。凹部32の形状及び大きさは、特に限定されず、ヒンジ式キャップ3の大きさ等に応じて適宜設定できる。
図6に示すように、この例では、蓋部26の背面部分には、中央に対してヒンジ部24が配置される方向(X方向)と交差する方向(Y方向)におけるヒンジ部24の両側に、空気孔27,27がそれぞれ形成されている。これにより、肩部103と外側筒部18の下端部18aの隙間から、肩部103上の外側筒部18の内側、上板部20に形成された水抜き孔25,25及び蓋部26に形成された空気孔27,27まで通じる空気の通り道ができる。そのため、肩部103上の外側筒部18の内側に水が入り込んだときの乾燥速度がより速くなるため、肩部103や、キャップ本体2の内部(内面)にカビがより生えにくくなる。
また、空気孔27,27は、蓋部26の外壁部26bにおける接地面26aとは反対側のキャップ本体2側に設けられている。これにより、容器100を倒立載置した際に、蓋部26の接地面26aよりも高い位置に空気孔27,27が位置することになるので、容器100を倒立載置させた載置面上に溜まった水が、空気孔27,27を介して蓋部26の内部に侵入するのを防ぐことができる。
空気孔27,27の正面視形状は、この例では矩形である。なお、空気孔27,27の平面視形状は矩形には限定されず、円形状、三角形状等であってもよい。
ヒンジ式キャップ3の材料は、ヒンジ式キャップ3に通常用いられる材料であれば特に限定されず、例えば、PP、PE、PA、PET、PS、金属、又はこれらの複合材料等が挙げられる。また、ヒンジ式キャップ3は、射出成形等で形成できる。
以上述べた構成の容器100は、容器本体101内において残量が少なくなった残量が少なくなった内容物を使い切る際に、ユーザーによって、ヒンジ式キャップ3の外側筒部18に設けられた一対の対向する押圧位置表示部19,19を内側に押圧されることで、該外側筒部18が容器本体101の肩部103をせり上がってヒンジ式キャップ3が外れるようになっている。スリット15のない従来のヒンジ式キャップ3の場合は、押圧位置表示部19,19を有する円形壁部18Aと非円形壁部18Bとが連続しているので、円形壁部18Aが変形しにくくヒンジ式キャップ3の取り外しにある程度の力を要していた。
これに対し本実施形態では、ヒンジ式キャップ3の外側筒部18にスリット15が設けられているため、押圧位置表示部19,19がユーザーによって押圧されることで円形壁部18Aのみが径方向内側に変形しやすく、比較的弱い力で取り外すことが可能となった。また、容器本体101からヒンジ式キャップ3を一度取り外したとしても再装着することが可能であり、ユーザーが使用の都度、好みによって開封方式を選択することができる。
また、上述したように容器本体101はコンプレッション成形によって形成される。そのため、容器本体101の寸法精度にバラつきが生じてしまう。この場合、容器本体101にヒンジ式キャップ3を装着した状態で、ヒンジ式キャップ3が容器本体101側のチューブヘッド(肩部103、首部104)に当たってしまうとヒンジ式キャップ3がせり上がり、容器本体101から外れてしまうことがある。
スリット15を有していない従来のヒンジ式キャップの場合、ユーザーの意図しないときにヒンジ式キャップが外れてしまわないように、容器本体101に対するヒンジ式キャップの嵌合力を強めに設定する必要があった。
これに対して本実施形態では、装着したヒンジ式キャップ3がチューブヘッドに当ってしまった場合であっても、ヒンジ式キャップ3に設けられた一対のスリット15,15が拡がることで応力を緩和することができる。このため、容器本体101に対するヒンジ式キャップ3の嵌合力を比較的弱めに設定することが可能となり、意図しないキャップ外れを防止しつつヒンジ式キャップ3の着脱を容易に行うことができる。このように、本実施形態では、容器本体10の寸法精度に関わらず、ワンタッチで容器本体10から着脱可能なヒンジ蓋付きのキャップを提供することができる。
さらに、本実施形態では、容器本体10に対するヒンジ式キャップ3の取り外しを何度も行うことが可能であるため、ユーザーの使用形態に柔軟に対応することができる。
また、本実施形態では、ヒンジ式キャップ3の外側筒部18における円形壁部18Aの非円形壁部18Bとの境界近傍の各スリット形成領域15Rに、それぞれ同様のスリット15を設けた。円形壁部18Aのうち、非円形壁部18Bにより近い位置にスリット15を設けることが好ましい。これにより、ヒンジ式キャップ3の取り外しにおいて、押圧位置表示部19,19を押圧するユーザーの指かけ時の邪魔にならない位置にスリット15を設けることによって、ヒンジ式キャップ3の取り外しをスムーズに行うことが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態におけるヒンジ式キャップについて説明する。
以下に示す本実施形態のヒンジ式キャップの基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、ユーザーの指や爪がスリットから侵入するのを阻止する侵入阻止壁(侵入阻止面)を有する点において異なる。よって、以下の説明では、先の実施形態と異なる個所について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1〜図9と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
図10は、第2実施形態のヒンジ式キャップの底面側から見た平面図である。
本実施形態のヒンジ式キャップ(キャップ)4には、図10に示すように、外側筒部18の内側に2つの侵入阻止壁41が設けられている。これら2つの侵入阻止壁41は、円形壁部18Aのスリット15と非円形壁部18Bとの間の位置に配置され、円形壁部18Aの各スリット15にそれぞれ対応している。侵入阻止壁41は、内側筒部22に向かって延出するとともに、スリット15の長手方向(軸方向)に沿って延在する板状のもので、キャップ本体42と一体に形成される。
侵入阻止壁41は、円形壁部18Aの内面18cに対して略垂直な姿勢とされ、寸法については適宜設定される。なお、上記内面18cに対する侵入阻止壁41の姿勢は必ずしも垂直な姿勢である必要はなく、所定の角度で傾斜していてもよい。
侵入阻止壁41は、スリット15からのユーザーの指や爪等の侵入を阻止する役割を果たすものであるため、スリット15になるべく近い位置に侵入阻止壁41を設けることが好ましい。より好ましくは、侵入阻止壁41の侵入阻止面41aがスリット15における非円形壁部18B側の側面と一致していることである。つまり、スリット15の一方の側面が侵入阻止面41aによって構成されていることが好ましい。
本実施形態では、円形壁部18Aの内面18c側において各スリット15の近傍であって非円形壁部18B側に、それぞれ侵入阻止壁41を設けたことにより、容器本体101からヒンジ式キャップ4を取り外す際に、ユーザーの指や爪がスリット15から内部に侵入してしまった場合でも、侵入阻止壁41(侵入阻止面41a)に当接するなどしてそれ以上の侵入を阻止することができる。このため、ユーザーの指や爪等がスリット15に挟まってしまうのを阻止することができる。
なお、ユーザーの指や爪等の侵入を阻止する機能が得られれば、上述した構成に限られない。
本実施形態では外側筒部18の内側に侵入阻止壁41を設けたがこれに限られず、必ずしも板状である必要もない。例えば、スリット15の近傍にユーザーの指や爪等の侵入を阻止するための侵入阻止面41aが設けられていれば良い。
図11は、侵入阻止面を有するキャップ構成の一例を示す図である。
例えば、図11に示すように、円形壁部18Aのスリット15と非円形壁部18B(の境界)との間に侵入阻止面41aを有する凸部35を設けた構成としてもよい。
また、侵入阻止壁41は、連続する一つの平板からなるものに限らず、メッシュ構造とされていてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
2,42…キャップ本体、3,4…ヒンジ式キャップ(キャップ)、15…スリット、18…外側筒部、18a…下端部、18A…円形壁部、18B…非円形壁部、20…上板部、20a…注出口、22…内側筒部、22a…内周面、26…蓋部、28…第2係合部(係合部)、41a…侵入阻止面、100…容器、101…容器本体、106…第1係合部(係合部)

Claims (5)

  1. 内容物を収容する容器本体の上端に着脱可能に取り付けられるキャップであって、
    キャップ本体に対して蓋部がヒンジで接合されてなり、
    前記キャップ本体は、中央部分に注出口が形成された上板部と、前記上板部から下方に突出する内側筒部と、前記上板部における前記内側筒部の外側から下方に突出する外側筒部と、を有し、
    前記内側筒部の内周面には、前記キャップを前記容器本体に取り付けたときに前記容器本体側と係合する係合部が形成され、
    前記外側筒部は、周方向に円形壁部と非円形壁部とを有し、
    前記円形壁部には、前記非円形壁部側の領域に、前記容器本体側の端部から軸方向に延在するスリットが形成され
    前記非円形壁部と前記スリットとの間の前記外側筒部の内側には、前記内側筒部に向かって延在する侵入阻止面が設けられていることを特徴とするキャップ。
  2. 前記外側筒部の前記円形壁部は、特定方向から押圧される押圧部位と、前記押圧部位と前記非円形壁部との間に形成されたスリットと、を有している、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記円形壁部には前記スリットが複数形成されている、請求項1または2に記載のキャップ。
  4. 少なくとも一対の前記スリットが前記非円形壁部の周方向両側に形成されている、請求項3に記載のキャップ。
  5. 前記容器本体の前記上端側は、コンプレッション成形によって形成されたものである、請求項1からのいずれか一項に記載のキャップ。
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