JP6566559B2 - キャップ - Google Patents
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Description
特にチューブ容器の場合、容器内の内容物の残量が少なくなるにつれてキャップが邪魔になって内容物を押し出し難くなる。そのため、容器本体からキャップを取り外して使用出来るようにネジ嵌合等が採用されるが、そのときキャップは容器本体から長時間取り外さずに使われることになる。結果として、湿度・温度条件や水浸入の影響によりキャップ内やキャップによって覆われていた容器本体の一部分にカビが発生することが考えられる。一方、キャップが打込み式(キャップが外せないタイプ)の場合、カビの発生の可能性はあるが、最後まで外さないため気が付かないことが考えられる。
使用者が使用の都度、好みによって開封方式を選択することが想定されていない。つまり、容器本体からキャップ自体を取り外して使用することが想定されていないため、本体容器からキャップを一度取り外してしまうと再度セットすることが不可能となっている。
なお、キャップとしては、ヒンジ式キャップに限られることなく、倒立載置される容器であれば適宜応用が可能である。
図1は、第1実施形態におけるヒンジ式キャップを容器本体に装着した状態の様子を示す図である。図2は、ヒンジ式キャップの一例を示す図であり、容器本体は側面図で示し、キャップは断面図で示す。図3は、図2のキャップにおける蓋部を開いた図であり、容器本体は側面図で示し、キャップは断面図で示す。図4は、キャップの斜視図である。図5は、図4のキャップにおける蓋部を開いた図である。図6は、キャップ本体の構成を示す断面図である。図7は、キャップの背面側の構成を示す図である。図8は、キャップの内側の構成を部分的に示す断面図である。図9は、周壁部の構成を部分的に拡大して示す斜視図である。
容器本体101としては、特に限定されず、歯磨剤、練りワサビ、練りガラシ等の内容物や化粧クリーム等を収容できるものであればよく、例えば、チューブ、ボトル、パウチ、金属缶、瓶等が挙げられる。
本実施形態のヒンジ式キャップ(以下、単にキャップ3と称する。)は、図2及び図3に示すように、キャップ本体2と蓋部26とがヒンジ部24を介して連結されてなる。
内筒壁22は、外筒壁18よりも内側において、上板部20から注出口20aを囲うように垂下されている。
外筒壁18は、平面視形状が円形におけるヒンジ部24側が曲線状に欠けた欠円状である。外筒壁18における前面部分及び側面部分は、下方に向かって暫時拡径している。
このように、キャップ3においては、上板部20の平面視形状をヒンジ部24側が欠けた形状にすることで、平面視において、ヒンジ部24が、容器本体101の胴部102における上端の外縁よりも内側に収まるようにしている。これにより、使用時、保管時、輸送時等にヒンジ部24が引っ掛かって取り扱いにくくなることを抑制できる。
図5及び図6に示すように、上板部20における、中央に対してヒンジ部24が配置される方向(X方向)と交差する方向(Y方向)には、一対の水抜き孔(貫通孔)25,25が形成されている。これら一対の水抜き孔25,25は、上板部20における、平面視でヒンジ部24の開閉方向(X方向)に交差する方向(Y方向)で、内筒壁22の両側の外筒壁18寄りの位置にそれぞれ形成され、外筒壁18の内部に通じている。
また、内筒壁22の内周面22aにおける下端寄りの部分には、キャップ3を容器本体101に取り付けたときに容器本体101側の第一係合部106と係合する第二係合部28が設けられている。第二係合部28は、内周面22aの周方向に全周にわたって延び、径方向の内側に突き出る環状の凸条からなる。
本実施形態では、水抜き孔25,25の周囲に周壁部25A,25Aをそれぞれ設けることで、キャップ本体2内に浸入した水が、すぐに水抜き孔25,25から蓋部26側に流れ出るのを防ぐ構成とした。
本発明者らは、本実施形態のヒンジ式キャップの効果を検証するために、実施例Aと、比較例B,比較例Cの構造をそれぞれ作製し、キャップ本体内に存在する水滴の蒸発スピードを比較した。
キャップ本体2の上板部20に水抜き孔25を有するヒンジ式キャップにおいて、キャップ本体2内に浸入した水の乾燥速度へ影響(効果)を確認する。
キャップ本体2内に数滴(0.4ml〜0.5ml)の水を垂らし、室温(通常実験室)で放置したときの蒸発スピードの比較を行った。ここでは、水の初期滴下量を0.45gとした。
水抜き孔25の寸法は、一例として、幅1,6mm×10.0mmとした。
空気孔27の寸法は、一例として、幅3mm×高さ2mmとした。
Claims (6)
- 内容物を収容する容器本体の上端に着脱可能に取り付けられるキャップであって、
キャップ本体に対して蓋部が係合されてなり、
前記キャップ本体は、中央部分に注出口が形成された上板部と、前記上板部から下方に突出する内筒壁と、前記上板部における前記内筒壁の外側から下方に突出する外筒壁と、を有し、
前記内筒壁の内周面には、前記キャップを前記容器本体に取り付けたときに前記容器本体側と係合する係合部が形成され、
前記上板部には、前記外筒壁の内部に通じる複数の貫通孔と、前記複数の貫通孔の各々の周囲を囲う周壁部と、が形成されており、
前記周壁部は、前記上板部から下方に向かって突出しており、
前記周壁部、前記上板部、前記外筒壁及び前記内筒壁によって囲まれる領域に凹部が形成され、
前記複数の貫通孔は、前記注出口の両側の前記上板部にそれぞれ配置されていることを特徴とするキャップ。 - 前記キャップ本体と前記蓋部とがヒンジ部を介して結合されてなる
請求項1に記載のキャップ。 - 前記複数の貫通孔は、中央部分に対して前記ヒンジ部が配置される方向と交差する方向における前記上板部の両側の前記外筒壁側にそれぞれ配置されている
請求項2に記載のキャップ。 - 前記複数の貫通孔は、軸方向から見た前記外筒壁の形状に沿って長穴形状とされている 請求項1から3のいずれか一項に記載のキャップ。
- 前記蓋部は、接地面と、接地面から下方に突出する外壁部と、を有しており、
前記外壁部には、中央部分に対して前記ヒンジ部が配置される方向と交差する方向における前記ヒンジ部の両側に空気孔がそれぞれ設けられている
請求項1から4のいずれか一項に記載のキャップ。 - 前記空気孔は、前記接地面とは反対側の前記キャップ本体側に設けられている
請求項5に記載のキャップ。
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JP2017065782A JP2017065782A (ja) | 2017-04-06 |
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JP (1) | JP6566559B2 (ja) |
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JP2017065782A (ja) | 2017-04-06 |
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