JP6945221B2 - 液体注出用の部材及び容器 - Google Patents
液体注出用の部材及び容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6945221B2 JP6945221B2 JP2017125023A JP2017125023A JP6945221B2 JP 6945221 B2 JP6945221 B2 JP 6945221B2 JP 2017125023 A JP2017125023 A JP 2017125023A JP 2017125023 A JP2017125023 A JP 2017125023A JP 6945221 B2 JP6945221 B2 JP 6945221B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- nozzle
- container
- tip
- pouring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
(1)少なくとも1つの残留液防止用通路が前記注出位置の下方に形成されている。
(2)2つの残留液防止用通路が、前記注出位置の下方に形成されている。
(3)残留液防止用通路は、前記内側表面及び前記外側表面の間を貫通する孔である。前記孔は、略楕円状に形成されていてもよく、また前記孔は、該孔の幅が略一定であるように形成されていてもよい。
(4)残留液防止用通路は、前記内側表面及び前記外側表面の間を貫通するスリットであり、該スリットは、前記注出位置で前記ノズル先端部の端縁を切り込む形状を有する。
(第1の実施形態)
図1(a)〜(e)には、本発明の第1の実施形態に係る、液体注出用の部材である中栓1aが示されている。中栓1aは、後述するように、薬品等の液体を蓄える容器に嵌合され、当該液体を注出することを可能とする部材である。中栓1aは、射出成形により一体の部品として作ることができるが、これに限定されるものではない。
図2(a)には、第1の実施形態に係る中栓1aを薬品等の液体30が入った容器20の口部21に挿入し正立させた正立状態が示されている。
本実施形態との比較のため、図16には、従来技術に係る中栓が嵌合された容器を水平倒立状態から正立状態に戻す際の動作が示されている。先ず、図16(a)に示されるように、水平倒立状態から正立状態への戻し初めでは、凸状リップ部の裏面に付着した液滴は、当該裏面とノズル部の側面と接している部分の表面張力によって残留する。次に図16(b)に示されるように、正立状態に戻していくと、液滴は容器内に戻ることはなく凸状リップ部の裏面に残留したままとなる。図16(c)に示されるように、容器を正立状態に戻したとき、(液滴に対する表面張力の上向きの力の合計よりも液滴の重力の方が大きい場合)、液滴はさらに下方へと垂れることとなる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、残留液防止用通路12aを1つの貫通孔として構成したが、図3(a)及び図3(c)に示されるように、注出位置14bの下方に形成された2つの残留液防止用通路12b、12bとして構成することもできる。勿論、3つ以上の残留液防止用通路12bを形成してもよい。他の構成要件については第1の実施形態と同様とすることができる。
(第3の実施形態)
第1及び第2の実施形態では、残留液防止用通路12a、12bを貫通孔として構成したが、図4(a)及び図4(c)に示されるように、内側表面10c及び外側表面11cの間を貫通するスリット12cとして形成することもできる。スリット12cは、注出位置14cでノズル先端部9cの端縁(リップ部13c)を切り込む形状を有する。他の構成要件については第1及び第2の実施形態のいずれかと同様とすることができる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態では、残留液防止用通路12aとしての貫通孔は略楕円形状であったが、図5(a)に示されるように、残留液防止用通路12dは、該貫通孔の幅が略一定(ストレート形)であるように形成されてもよい。また、第2の実施形態のようにストレート形の残留液防止用通路12dが2つ以上形成されていてもよい。他の構成要件については第1乃至第3の実施形態と同様とすることができる。
(第5の実施形態)
第1の実施形態では、連結部6aの内壁表面15aに、溝16aが形成されていたが、図6(d)〜(e)に示されるように、連結部6eの内壁表面15eに、溝を形成しない実施形態も考えられる。他の構成要件については第1乃至第4の実施形態と同様とすることができる。
(第6の実施形態)
第1の実施形態では、連結部6a及びその内壁表面15aは内部通路7aに対して傾斜しているが、図7(d)に示されるように、連結部6f及びその内壁表面15fが、内部通路7fに対して垂直であるように形成することも可能である。他の構成要件については第1乃至第5の実施形態と同様とすることができる。
(第7の実施形態)
第1の実施形態では、ノズル部3aは、斜切頭形状の柱状体として形成されていたが、図8(a)〜(c)に示されるように、ノズル部3gが、平頭の柱状体として形成されてもよい。第7の実施形態では、平頭の柱状体の先端部がノズル先端部を画定しており、2つ以上の残留液防止用通路12gが、ノズル先端部の端縁の下方に形成されている。図8(a)〜(c)の例では、残留液防止用通路12gは、90度毎に4つ形成されている。他の構成要件については第1乃至第6の実施形態と同様とすることができる。
(第8の実施形態)
第1の実施形態では、ノズル先端部9aの端縁のうち、注出位置14aを含む少なくとも一部の端縁に沿って凸状のリップ部13aが形成されていたが、図9(a)〜(d)に示されるように、ノズル先端部9hの端縁に沿って凸状のリップ部が形成されていない態様も考えられる。
(第9の実施形態)
第1の実施形態では、ノズル先端部9aの端縁のうち、注出位置14aを含む少なくとも一部の端縁に沿って凸状のリップ部13aが形成されていたが、図10(a)〜(d)に示されるように、ノズル先端部9iの端縁ではなく、残留液防止用通路12iの下方に凸部13iを形成することもできる。
(キャップ)
第1乃至第9の実施形態に係る中栓1a〜1iを覆うためのキャップを図13(a)〜(d)に示す。キャップ40の天板内壁には、中栓の出口8に嵌合するための突起部41が形成されている。また、キャップ40の内側壁には、容器の口部の外周に形成されたネジと螺合するネジ42が形成されている。
(ヒンジ付キャップ)
第1乃至第9の実施形態に係る部材1a〜1iは、容器の口部に挿入される中栓として説明したが、ヒンジ付のキャップとして構成することもできる。
1 中栓
2 基部
3 ノズル部
4 係合部
5 フランジ
6 連結部
7 内部通路
8 出口
9 ノズル先端部
10 内側表面
11 外側表面
12 残留液防止用通路
13 リップ部(凸部)
14 注出位置
15 内壁表面
16 溝
17 入口
20 容器
30 液体
31 液滴
33 液滴
40 キャップ
41 突起部
42 ネジ
50 ノズル部
51 基部
52 ヒンジ部
53 上蓋
55 突起部
Claims (6)
- 液体注出用の部材であって、
容器の口部に係合する基部と、
前記基部から延在するノズル部と、
を備え、
前記ノズル部は、
前記容器からの液体が通過する内部通路と、
前記内部通路を通過した液体が流れ出る出口と、
前記出口の外周囲に形成されたノズル先端部と、を備え、
前記ノズル部は、平頭の柱状体として形成され、前記平頭の柱状体の先端部が前記ノズル先端部を画定し、
前記ノズル先端部は、
前記出口から延在する内側表面であって、該出口から流れ出た液体は該内側表面上を流れて外部へと注出される、前記内側表面と、
前記ノズル先端部の端縁を境界として前記内側表面と反対側の外側表面と、
前記内側表面及び前記外側表面の間を貫通し、前記ノズル先端部の端縁から切り込まれた形状を有する2つ以上のスリットと、を備え、
前記ノズル先端部の端縁には、前記スリットの下端より上方に、前記スリットが形成された部分を除き全周に亘って凸状のリップ部が形成され、
前記ノズル部には、前記スリットの下方に、前記ノズル部の全周に亘る凸状の凸部が形成されている、
液体注出用の部材。 - 前記2つ以上のスリットは周方向に等間隔に分布している、請求項1に記載の液体注出用の部材。
- 前記内側表面は、少なくとも部分的に凸状の曲面を有する、請求項1又は2に記載の液体注出用の部材。
- 前記液体注出用の部材は、前記容器の口部に挿入される、中栓である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体注出用の部材。
- 前記液体注出用の部材は、前記ノズル部を覆うための枢動式の蓋を備えるキャップである、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体注出用の部材。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体注出用の部材を備える、容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017125023A JP6945221B2 (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | 液体注出用の部材及び容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017125023A JP6945221B2 (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | 液体注出用の部材及び容器 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019006475A JP2019006475A (ja) | 2019-01-17 |
JP2019006475A5 JP2019006475A5 (ja) | 2020-08-06 |
JP6945221B2 true JP6945221B2 (ja) | 2021-10-06 |
Family
ID=65025652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017125023A Active JP6945221B2 (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | 液体注出用の部材及び容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6945221B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7405104B2 (ja) * | 2021-01-29 | 2023-12-26 | Jfeスチール株式会社 | 液体注出用ノズルおよび液体注出用ノズル付き液体容器 |
-
2017
- 2017-06-27 JP JP2017125023A patent/JP6945221B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019006475A (ja) | 2019-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8302824B2 (en) | Dispensing closure having a flow conduit with key-hole shape | |
EP2074052B1 (en) | Dispensing closure with obstructed, offset, non-linear flow profile | |
US7980432B2 (en) | Dispensing closure having a flow conduit with key-hole shape | |
US20080054026A1 (en) | Dispensing cap with center channel and helical flow profile | |
US20110284541A1 (en) | Handled Bottle | |
US8336745B2 (en) | Dispensing closure having a flow conduit with key-hole shape | |
JP6945221B2 (ja) | 液体注出用の部材及び容器 | |
EP2731905B1 (en) | Delayed flow baffled dispensing closure | |
JP2019006475A5 (ja) | ||
JP7051277B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP2019119452A (ja) | 注出キャップ | |
JP2007145352A (ja) | キャップ | |
JP5191703B2 (ja) | 容器の注出キャップ | |
JP5133009B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6632801B2 (ja) | 小出し可能な複合液出しキャップ | |
JP6921639B2 (ja) | 吐出キャップ | |
JP7301475B2 (ja) | 定量吐出キャップ | |
JP6033355B2 (ja) | スクイズ容器用キャップ | |
JP3113185U (ja) | 容器 | |
JP2007055659A (ja) | 注出容器 | |
KR200481095Y1 (ko) | 용기의 캡 | |
JP3623598B2 (ja) | 定量注出容器 | |
KR200295694Y1 (ko) | 병마개 조립체 | |
JP2006224986A (ja) | ノズルキャップ付き容器 | |
JP2008184191A (ja) | 容器の注出キャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190624 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20190624 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20200428 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20200501 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200623 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210409 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210427 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210611 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210817 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6945221 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |