JP3623598B2 - 定量注出容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体、粉体、クリーム状物等の内容物を収容して、倒立させて圧搾することによりほぼ定量の注出を得る定量注出容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、既にこの種の粉末用定量注出容器につき開発し、特許出願している(特願平7‐126732号)。
この粉末用定量注出容器は、スクイズボトルの口部の外側に、注出口を開口した注出キャップを装着し、該注出キャップの内側に、加圧された粉体(粉末)を通過させる吐出弁を内装し、また、その注出キャップの内側から上記スクイズボトルの変形を一定状態に制限する変形量規制筒を垂設してスクイズボトル内に遊挿させるるとともに、上端部をスクイズボトルの口部に嵌合させ、該変形量規制筒の上部に流通孔を穿設して成り、スクイズボトル内に適宜粉体を収容して使用するものである。
この場合、収容粉体の注出のときは、倒立させてスクイズボトルを圧搾すればよく、これにより収容粉体が加圧されて、吐出弁を経て注出口から外部へと注出されるが、その圧搾において、ボトル内面が変形量規制筒に突き当たることでボトルの変形量が一定に範囲に制限され、したがって、注出の都度、注出量が一定乃至ほぼ一定量となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる定量注出容器の開発の一環として更に発展させたものであり、吐出弁を網に代えることで、よりスムーズな注出を得ようとするものであり、また、スクイズボトルの変形量規制手段を更に改善して、ボトル内での流体の流れをとどこうりのないより良好なものにしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる観点に徴し、請求項1の発明は、スクイズボトル1の口部 11 の外側に、注出口 21 を開口した注出キャップ2を装着し、該注出キャップ2の内側に、所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御用網栓3を内装し、また、その注出キャップの内側には、上記スクイズボトル1の変形を一定状態に制限する筒状の変形量規制部材4を、上記吐出制御用網栓3の直下で上端を上記注出キャップ2の周壁 23 内周の適所に嵌合係止させることにより垂設してスクイズボトル1内に内挿しており、該変形量規制部材4として、上記スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する適長の規制筒 41 を設け、かつ該規制筒の外周面に複数の流体路縦溝 42 を形成するとともに、これらの流体路縦溝の上端部にそれぞれ規制筒内外を開通させる流通孔 43 を穿設したことを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明は、スクイズボトル1の口部11の外側に、注出口21を開口した注出キャップ2を装着し、該注出キャップ2の内側に、所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御用網栓3を内装し、また、その注出キャップの内側には、上記スクイズボトル1の変形を一定状態に制限する放射板状の変形量規制部材4を上端部で上記注出キャップ2の周壁 23 内周の適所に嵌合係止させることにより垂設してスクイズボトル1内に内挿しており、該変形量規制部材4として、上記スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する複数の規制板 46 を横断面放射状に配した適長の規制放射板体 45 を設け、該規制放射板体の上端に外向きフランジ付き口栓状部 47 を連設し、該外向きフランジ付き口栓状部の各規制板 46 間にそれぞれ流通孔 48 を穿設し、かつ、その外向きフランジ付き口栓状部 47 の栓状部外周を上記スクイズボトル1の口部 11 内周に嵌合させたことを特徴とする。
【0006】
請求項3の発明は、スクイズボトル1の口部11の外側に、垂下内筒22付きの注出口21を開口した注出キャップ2を周壁23の下部にて装着し、該注出キャップ2の周壁23上部の内側には、所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御用網栓3を内装し、該吐出制御用網栓としては、中間部に注出筒33を有する注出中栓32を設け、その注出筒33の下端に吐出制御網31を張って、その注出筒33の内周を上記垂下内筒22の外周に嵌合させ、また、その注出キャップの内側には、上記スクイズボトル1の変形を一定状態に制限する筒状の変形量規制部材4を上記吐出制御用網栓3の直下で上端を上記注出キャップ2の周壁23内周の適所に嵌合係止させることにより垂設してスクイズボトル1内に内挿し、該変形量規制部材4としては、上記スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する適長の規制筒41を設け、該規制筒の外周面に複数の流体路縦溝42を形成するとともに、これらの流体路縦溝の上端部にそれぞれ規制筒内外を開通させる流通孔43を穿設し、かつ、当該規制筒41の上端に外向きフランジ44を突設して、該外向きフランジの外周を上記注出キャップ2の周壁23内周の適所に嵌合係止させ、更に、当該規制筒41の上端部外周を上記スクイズボトル1の口部11内周に嵌合させたことを特徴とする。
【0007】
請求項4の発明は、スクイズボトル1の口部11の外側に、垂下内筒22付きの注出口21を開口した注出キャップ2を周壁23の下部にて装着し、該注出キャップ2の周壁23上部の内側には、所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御用網栓3を内装し、該吐出制御用網栓としては、中間部に注出筒33を、かつ、周縁部に嵌合筒34有する注出中栓32を設け、その注出筒33の下端に吐出制御網31を張って、その注出筒33の内周を上記垂下内筒22の外周に嵌合させ、また、その注出キャップの内側には、上記スクイズボトル1の変形を一定状態に制限する放射板状の変形量規制部材4を上端部で上記注出キャップ2の周壁23内周の適所に嵌合係止させることにより垂設してスクイズボトル1内に内挿し、該変形量規制部材4としては、上記スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する複数の規制板46を横断面放射状に配した適長の規制放射板体45を設け、該規制放射板体の上端に外向きフランジ付き口栓状部47を連設し、該外向きフランジ付き口栓状部の各規制板46間にそれぞれ流通孔48を穿設し、かつ、その外向きフランジ付き口栓状部47の上端に起立筒49を突設して、該起立筒乃至外向きフランジ付き口栓状部の外向きフランジの外周を上記注出キャップ2の周壁23上部の内周に嵌合係止させ、その起立筒49の内周に上記吐出制御用網栓3の嵌合筒34の外周を嵌合させ、更に、上記外向きフランジ付き口栓状部47の栓状部外周を上記スクイズボトル1の口部11内周に嵌合させたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項5の発明は、上述の請求項3又は請求項4の発明にあって、注出キャップ2における注出口21の垂下内筒22内に小棒25を遊挿して、該小棒を適数の支持片26を介して周りの垂下内筒22に連設し、かつ、上記注出キャップ2の上にその注出口21を開閉させる蓋体5を配して、該蓋体をその注出キャップ2に薄肉ヒンジをもって回動可能に連設して成る。
【0009】
而して、請求項1乃至請求項5の発明では、いずれもスクイズボトル1内に所要の流体(液体、粉体、クリーム状物等)を収容して使用するが、その収容流体を注出するときは、全体を倒立させ、スクイズボトル1を圧搾する。
ところで、この圧搾の前の収容流体は、倒立させても吐出制御網31、吐出制御用網栓3における流路抵抗から、この吐出制御網31、吐出制御用網栓3で自然流出が阻止される。なお、吐出制御網31、吐出制御用網栓3における流路抵抗の大きさは、網目の粗さで決定されるが、収容流体が自然流出しない程度に、その網目の粗さを選定する。
このように、倒立態勢で吐出制御網31、吐出制御用網栓3に阻止されている収容流体は、その圧搾により加圧されて、吐出制御網31、吐出制御用網栓3の流路抵抗に打ち勝ってこれを通過し、注出キャップ2の注出口21から外部へと注出される。
また、その圧搾において、ボトル内面が変形量規制手段、変形量規制部材4に突き当たり、これによりスクイズボトル1はその変形量が一定の範囲に制限されて、所定量の注出流体が得られる。
この注出の後、スクイズボトル1の圧搾を放すことで、スクイズボトル1は自体の弾力で原形に復元し、吐出制御網31、吐出制御用網栓3を通じて外気を吸入する。
こうして、倒立させて圧搾する都度、注出流体はその注出量が一定乃至ほぼ一定量となり、定量注出容器としての機能を発揮するのである。
【0010】
加えて、請求項3乃至請求項5の発明では、それぞれの具体的構成から、容易かつ適確な物品の具現化を可能にし、支障なき容易な製造を実現せしめる。
そして、変形量規制部材4において、請求項3の発明では、スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する適長の規制筒41の外周面に、複数の流体路縦溝42を形成するとともに、これらの流体路縦溝の上端部に規制筒内外を開通させる流通孔43を穿設しており、請求項4の発明では、スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する複数の規制板46を横断面放射状に配した適長の規制放射板体45の上端に、外向きフランジ付き口栓状部47を連設し、該外向きフランジ付き口栓状部の各規制板46間にそれぞれ流通孔48を穿設しているから、それらの流体路縦溝42と流通孔43、各規制板46間と流通孔48は、いずれも、スクイズボトル1の圧搾の有無にかかわらず常に収容流体の良好な流れを確保する。
また、請求項5の発明では、注出キャップ2における注出口21の垂下内筒22内に小棒25を遊挿して、該小棒を適数の支持片26を介して周りの垂下内筒22に連設しているから、その小棒25は、注出流体の流れを調整して、一瞬に急激に流出するのをおさえる一方、スムーズな流れにするとともに、外気の流入を円滑化し、かつ、外部からの異物等の侵入を極力阻止し、吐出制御用網栓3を保護する。
【0011】
【発明の実施の形態】
その1.
図1、図2は、請求項1、請求項2、請求項3及び請求項5に係る定量注出容器の実施の形態を示している。
図において、1は、スクイズボトル、2は、該スクイズボトルの口部11の外側に螺着した注出キャップ、3は、該注出キャップ2の内側に内装した所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御用網栓、4は、その注出キャップの内側から垂設してスクイズボトル1内に内挿し、該スクイズボトルの変形を一定状態に制限する変形量規制部材、5は、注出キャップ2の上に配して、該注出キャップ2に薄肉ヒンジをもって回動可能に連設した蓋体、6は、パッキングであり、これらは、合成樹脂により成形して成る。
注出キャップ2は、周壁23の下部内周をスクイズボトル1の口部11の外側に螺着しており、該周壁23の上端に連なる頂壁27の中央に垂下内筒22付きの注出口21を開口し、その周壁23の上部内周に吐出制御用網栓受けの複数の縦突条24を配設し、上記注出口21の垂下内筒22内に小棒25を遊挿して、該小棒を適数の支持片26を介して周りの垂下内筒22に連設している。
吐出制御用網栓3は、中央部に注出筒33を有する鍔状の注出中栓32を設け、その注出筒33の下端に所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御網31を張って成り、注出キャップ2内の上部に内装して、その注出筒33の内周を上記垂下内筒22の外周に嵌合させるとともに、その注出中栓32の周縁を上記各縦突条24の下端に当接させている。そして、その吐出制御網31の網目の粗さは、液体、粉体、クリーム状物等の収容流体の種類に応じてそれぞれ自然流出しない程度に適宜に選定する。
変形量規制部材4は、スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する適長の規制筒41を設け、該規制筒の外周面に4本の流体路縦溝42を形成するとともに、これらの流体路縦溝の上端部にそれぞれ流通孔43を穿設し、かつ、当該規制筒41の上端に外向きフランジ44を突設して、該外向きフランジを吐出制御用網栓3の下面に密接させて、かつ、外周を該吐出制御用網栓の直下で注出キャップ2の周壁23内周の適所に嵌合係止させて、注出キャップ2の内側から垂設しており、そして、規制筒41の上端部外周を上記スクイズボトル1の口部11内周に嵌合させて、以下の大半をスクイズボトル1内に遊挿している。
【0012】
その2.
図3、図4は、請求項1、請求項2、請求項4及び請求項5に係る粉末用定量注出容器の実施の形態を示している。
図において、1は、スクイズボトル、2は、該スクイズボトルの口部11の外側に螺着した注出キャップ、3は、該注出キャップ2の内側に内装した所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御用網栓、4は、その注出キャップの内側から垂設してスクイズボトル1内に内挿し、該スクイズボトルの変形を一定状態に制限する変形量規制部材、5は、注出キャップ2の上に配して、該注出キャップ2に薄肉ヒンジをもって回動可能に連設した蓋体、6は、パッキングであり、これらは、合成樹脂により成形して成る。
注出キャップ2は、周壁23の下部内周をスクイズボトル1の口部11の外側に螺着しており、該周壁23の上端に連なる頂壁27の中央に垂下内筒22付きの注出口21を開口し、その垂下内筒22内に小棒25を遊挿して、該小棒を適数の支持片26を介して周りの垂下内筒22に連設している。
吐出制御用網栓3は、中央部に注出筒33を有する鍔状の注出中栓32を設け、該注出中栓の周縁部から嵌合筒34を突設し、その注出筒33の下端に所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御網31を張って成り、注出キャップ2内の上部に内装して、その注出筒33の内周を上記垂下内筒22の外周に嵌合させるとともに、その嵌合筒34を変形量規制部材4の下記起立筒49の内周に嵌合させている。
変形量規制部材4は、スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する8枚の規制板46を横断面放射状に配した適長の規制放射板体45を設け、該規制放射板体の上端に外向きフランジ付き口栓状部47を連設し、該外向きフランジ付き口栓状部の各規制板46間にそれぞれ流通孔48を穿設し、かつ、その外向きフランジ付き口栓状部47の上端に起立筒49を突設して、該起立筒乃至外向きフランジ付き口栓状部の外向きフランジの外周を注出キャップ2の周壁23上部の内周に嵌合係止させ、その起立筒49の内周に吐出制御用網栓3の嵌合筒34の外周を嵌合させ、更に、上記外向きフランジ付き口栓状部47の栓状部外周をスクイズボトル1の口部11内周に嵌合させて、以下の大半をスクイズボトル1内に遊挿している。
【0013】
これらの実施の形態に係るものは、上述の作用、機能を奏するものであり、この点については、上述の記載をもって省略する。
【0014】
【発明の効果】
既述構成であるから、請求項1乃至請求項5の発明によれば、スクイズボトル1内に所要の流体(液体、粉体、クリーム状物等)を収容して使用するが、スクイズボトル1の圧搾の前には、倒立させても吐出制御網31、吐出制御用網栓3における流路抵抗により収容流体の流出を阻止することができ、また、全体を倒立させて、スクイズボトル1を圧搾することにより、収容流体を加圧して、吐出制御網31、吐出制御用網栓3の流路抵抗に打ち勝たせてこれを通過させることができ、しかも、変形量規制手段、変形量規制部材4によりスクイズボトル1の変形量を一定の範囲に制限できて、圧搾の都度、定量乃至ほぼ定量の流体を注出できる。したがって、吐出弁を簡単で強靱な吐出制御網31、吐出制御用網栓3に代えることができる。
【0015】
加えて、請求項3乃至請求項5の発明では、既述構成により、容易かつ適確な物品を具現化でき、また、支障なく容易に製造することができる。
【0016】
そして、請求項3の発明によれば、変形量規制部材4として、スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する適長の規制筒41を設け、該規制筒の外周面に、複数の流体路縦溝42を形成するとともに、これらの流体路縦溝の上端部に流通孔43を穿設しており、また、請求項4の発明では、スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する複数の規制板46を横断面放射状に配した適長の規制放射板体45を設け、該規制放射板体の上端に、外向きフランジ付き口栓状部47を連設し、該外向きフランジ付き口栓状部の各規制板46間にそれぞれ流通孔48を穿設しているから、それらの流体路縦溝42と流通孔43、各規制板46間と流通孔48により、スクイズボトル1の圧搾の有無にかかわらず常に収容流体の良好な流れを確保することができ、ボトル内での流体の流れを、とどこうりのないより良好なものにすることができる。したがって、上述のように吐出制御用網栓3を用いたことと相俟ってスムーズな操作、動作を得ることができ、途切れのない的確な定量乃至ほぼ定量の注出を得ることができる。
【0017】
更に、請求項5の発明によれば、注出キャップ2における注出口21の垂下内筒22内に小棒25を遊挿して、該小棒を適数の支持片26を介して周りの垂下内筒22に連設しているので、その小棒25により、注出流体の流れを適正に調整できて、一瞬に急激に流出するのをおさえることができる一方、注出口21での流れをスムーズなものにすることができるとともに、外気の流入を円滑化でき、しかも、外部からの異物等の侵入を極力阻止できて、吐出制御用網栓3を保護することができる。
その上、注出キャップ2の上にその注出口21を開閉させる蓋体5を配して、該蓋体をその注出キャップ2に薄肉ヒンジをもって回動可能に連設しているので、不使用時にその蓋体5を閉じることにより、塵埃や湿気等の侵入を的確に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項3及び請求項5の発明に係る定量注出容器の実施の形態を示す一部截断正面図である。
【図2】同実施の形態における変形量規制部材の下面図である。
【図3】同実施の形態における注出キャップの要部截断斜視図である。
【図4】請求項1、請求項2、請求項4及び請求項5の発明に係る定量注出容器の実施の形態を示す一部截断正面図である。
【図5】同実施の形態における変形量規制部材の下面図である。
【図6】同実施の形態における注出キャップの要部截断斜視図である。
【符号の説明】
1…スクイズボトル
11…口部
2…注出キャップ
21…注出口 22…垂下内筒
23…周壁 24…縦突条
25…小棒 26…支持片
27…頂壁
3…吐出制御用網栓
31…吐出制御網 32…注出中栓
33…注出筒 34…嵌合筒
4…変形量規制部材
41…規制筒 42…流体路縦溝
43…流通孔 44…外向きフランジ
45…規制放射板体 46…規制板
47…外向きフランジ付き口栓状部 48…流通孔
49…起立筒
5…蓋体
6…パッキング
Claims (5)
- スクイズボトル1の口部11の外側に、注出口21を開口した注出キャップ2を装着し、該注出キャップ2の内側に、所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御用網栓3を内装し、また、その注出キャップの内側には、上記スクイズボトル1の変形を一定状態に制限する筒状の変形量規制部材4を、上記吐出制御用網栓3の直下で上端を上記注出キャップ2の周壁 23 内周の適所に嵌合係止させることにより垂設してスクイズボトル1内に内挿しており、該変形量規制部材4として、上記スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する適長の規制筒 41 を設け、かつ該規制筒の外周面に複数の流体路縦溝 42 を形成するとともに、これらの流体路縦溝の上端部にそれぞれ規制筒内外を開通させる流通孔 43 を穿設したことを特徴とする、定量注出容器。
- スクイズボトル1の口部11の外側に、注出口21を開口した注出キャップ2を装着し、該注出キャップ2の内側に、所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御用網栓3を内装し、また、その注出キャップの内側には、上記スクイズボトル1の変形を一定状態に制限する放射板状の変形量規制部材4を上端部で上記注出キャップ2の周壁 23 内周の適所に嵌合係止させることにより垂設してスクイズボトル1内に内挿しており、該変形量規制部材4として、上記スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する複数の規制板 46 を横断面放射状に配した適長の規制放射板体 45 を設け、該規制放射板体の上端に外向きフランジ付き口栓状部 47 を連設し、該外向きフランジ付き口栓状部の各規制板 46 間にそれぞれ流通孔 48 を穿設し、かつ、その外向きフランジ付き口栓状部 47 の栓状部外周を上記スクイズボトル1の口部 11 内周に嵌合させたことを特徴とする、定量注出容器。
- スクイズボトル1の口部11の外側に、垂下内筒22付きの注出口21を開口した注出キャップ2を周壁23の下部にて装着し、該注出キャップ2の周壁23上部の内側には、所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御用網栓3を内装し、該吐出制御用網栓としては、中間部に注出筒33を有する注出中栓32を設け、その注出筒33の下端に吐出制御網31を張って、その注出筒33の内周を上記垂下内筒22の外周に嵌合させ、また、その注出キャップの内側には、上記スクイズボトル1の変形を一定状態に制限する筒状の変形量規制部材4を上記吐出制御用網栓3の直下で上端を上記注出キャップ2の周壁23内周の適所に嵌合係止させることにより垂設してスクイズボトル1内に内挿し、該変形量規制部材4としては、上記スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する適長の規制筒41を設け、該規制筒の外周面に複数の流体路縦溝42を形成するとともに、これらの流体路縦溝の上端部にそれぞれ規制筒内外を開通させる流通孔43を穿設し、かつ、当該規制筒41の上端に外向きフランジ44を突設して、該外向きフランジの外周を上記注出キャップ2の周壁23内周の適所に嵌合係止させ、更に、当該規制筒41の上端部外周を上記スクイズボトル1の口部11内周に嵌合させたことを特徴とする定量注出容器。
- スクイズボトル1の口部11の外側に、垂下内筒22付きの注出口21を開口した注出キャップ2を周壁23の下部にて装着し、該注出キャップ2の周壁23上部の内側には、所定圧以上の加圧流体を通過させる吐出制御用網栓3を内装し、該吐出制御用網栓としては、中間部に注出筒33を、かつ、周縁部に嵌合筒34を有する注出中栓32を設け、その注出筒33の下端に吐出制御網31を張って、その注出筒33の内周を上記垂下内筒22の外周に嵌合させ、また、その注出キャップの内側には、上記スクイズボトル1の変形を一定状態に制限する放射板状の変形量規制部材4を上端部で上記注出キャップ2の周壁23内周の適所に嵌合係止させることにより垂設してスクイズボトル1内に内挿し、該変形量規制部材4としては、上記スクイズボトル1の変形を一定の範囲に制限する複数の規制板46を横断面放射状に配した適長の規制放射板体45を設け、該規制放射板体の上端に外向きフランジ付き口栓状部47を連設し、該外向きフランジ付き口栓状部の各規制板46間にそれぞれ流通孔48を穿設し、かつ、その外向きフランジ付き口栓状部47の上端に起立筒49を突設して、該起立筒乃至外向きフランジ付き口栓状部の外向きフランジの外周を上記注出キャップ2の周壁23上部の内周に嵌合係止させ、その起立筒49の内周に上記吐出制御用網栓3の嵌合筒34の外周を嵌合させ、更に、上記外向きフランジ付き口栓状部47の栓状部外周を上記スクイズボトル1の口部11内周に嵌合させたことを特徴とする定量注出容器。
- 注出キャップ2における注出口21の垂下内筒22内に小棒25を遊挿して、該小棒を適数の支持片26を介して周りの垂下内筒22に連設し、かつ、上記注出キャップ2の上にその注出口21を開閉させる蓋体5を配して、該蓋体をその注出キャップ2に薄肉ヒンジをもって回動可能に連設して成る請求項3又は請求項4に記載の定量注出容器。
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