JP2021054495A - ウェットティッシュ収納容器 - Google Patents

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光 佐藤
康伸 大岡
Yasunobu Ooka
康伸 大岡
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Koji Okago
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Abstract

【課題】設置面積が小さくてすみ、ウェットティッシュを引き出しし易い、ウェットティッシュ収納容器を提供する。【解決手段】上端部50に開口部2を有し、ウェットティッシュのロール体を収納する容器本体1と、容器本体1の開口部2を閉塞するように着脱自在に取り付けられる蓋体3と、を備え、蓋体3は、天板5を有するとともに下端部が開放された形状をなし、天板5に穿設されたウェットティッシュ挿通孔6と、ウェットティッシュ挿通孔6を閉塞させる口栓8と、ウェットティッシュ挿通孔6を開閉自在に覆う小蓋7と、小蓋7を開閉自在に軸支するヒンジ部40と、有し、ヒンジ部40は、小蓋7を開閉方向に付勢し、付勢する方向が開方向と閉方向の間で切り替わる小蓋7の開き角度が50°以上80°以下であり、小蓋7の開き角度が100°以上140°以下の範囲で開いた状態で静止状態を保つよう構成されている、ウェットティッシュ収納容器Sを提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、ウェットティッシュ収納容器に関する。
従来、長手方向に所定の間隔で易切断部が形成されたウェットティッシュのロール体を収納する容器本体と、該容器本体の開口部を閉塞するよう着脱自在に取り付けられる蓋体とを備え、蓋体にウェットティッシュを引き出す引き出し孔を設け、この引き出し孔とウェットティッシュとの摩擦抵抗によって易切断部が切断されることにより、ウェットティッシュを1枚ずつ取り出せるようにしたウェットティッシュ収納容器が広く知られている(特許文献1参照)。
特開2016−216116号公報
しかしながら、従来のウェットティッシュ収納容器では、小蓋を開閉方向に付勢する構成において、付勢する方向が開方向と閉方向の間で切り替わる開き角度である屈曲点の角度が大きいため、ウェットティッシュ収納容器の背面に空間が必要となり、ウェットティッシュ収納容器の設置面積が広くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、小蓋の屈曲点における開き角度が50°以上80°以下であることで、設置面積が小さくてすむ、ウェットティッシュ収納容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下によって把握される。
(1)本発明のウェットティッシュ収納容器は、上端部に開口部を有し、ウェットティッシュのロール体を収納する容器本体と、前記容器本体の開口部を閉塞するように着脱自在に取り付けられる蓋体と、を備え、前記蓋体は、天板を有するとともに下端部が開放された形状をなし、前記天板に穿設されたウェットティッシュ挿通孔と、前記ウェットティッシュ挿通孔を閉塞させる口栓と、前記ウェットティッシュ挿通孔を開閉自在に覆う小蓋と、前記小蓋を開閉自在に軸支するヒンジ部と、有し、前記ヒンジ部は、前記小蓋を開閉方向に付勢し、付勢する方向が開方向と閉方向の間で切り替わる前記小蓋の開き角度が50°以上80°以下となるように構成されている。
(2)上記(1)において、前記ヒンジ部は、前記小蓋の開き角度が100°以上140°以下の範囲で開いた状態で静止状態を保つよう構成されている。
(3)上記(1)又は(2)において、前記蓋体は、前記天板よりも内側に形成されたベース部を有し、前記ヒンジ部は、前記ベース部に形成され、前記ベース部の内周面と、前記容器本体の上端部の外周面の距離が0.3mm以上0.5mm以下である。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記容器本体は、前記開口部を密封するシール材を有し、前記シール材の厚さが30μm以上60μm以下である。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記シール材が、前記容器本体の前記上端部の端面に封着され、前記容器本体の前記上端部の端面が、全周において内側より外側が低くなるように傾斜している。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記容器本体の前記上端円筒部の前記端面の外周縁部が面取りされている。
本発明によれば、小蓋を開閉する時の屈曲点の開き角度が50°以上80°以下であることで、設置面積が小さくてすむ、ウェットティッシュ収納容器を提供することができる。
本発明の実施形態に係るウェットティッシュ収納容器の一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るウェットティッシュ収納容器の断面図である。 本発明の実施形態に係るウェットティッシュ収納容器の蓋体の小蓋を開いた状態の上面を示す図である。 本発明のウェットティッシュ収納容器のヒンジ部の構造について説明する図である。 本発明のウェットティッシュ収納容器の蓋体におけるヒンジ部の背面側を示す図である。 本発明のウェットティッシュ収納容器の上端部、蓋体の上面図、及び、縦断面図である。 本発明のウェットティッシュ収納容器の上端部及び蓋体を拡大した断面図である。 本発明のウェットティッシュ収納容器の上端部の端面を示す図である。
以下、本発明に係るウェットティッシュ収納容器Sの実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るウェットティッシュ収納容器Sの一例を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るウェットティッシュ収納容器Sの断面図である。図3は、本発明の実施形態に係るウェットティッシュ収納容器Sの蓋体3の小蓋7を開いた状態の上面を示す図である。
図1から図3に示すように、ウェットティッシュ収納容器Sは、ウェットティッシュPのロール体を収納する容器本体1と、該容器本体1の開口部2を閉塞するよう着脱自在に取り付けられる蓋体3とで構成されている。容器本体1に収納されるウェットティッシュPのロール体は、長手方向に所定の間隔で易切断部が形成されており、紙や不織布等の基布に予め化粧水やアルコール成分、除菌剤、防腐剤等を含む薬液が含浸されている。
容器本体1は、上端部50に開口部2を有する有底円筒状であって、容器本体1の上端部50の外周面には、先端の途中まで、周方向に沿って雄ねじ部4が形成されている。上端部50は、雄ねじ部4の上側終端位置から上端部50の先端まで、円筒形で、外周面が雄ねじ部4の谷の径とほぼ同じ径の上端円筒部51が設けられている。容器本体1は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂を用いて射出成形等により成型される。
蓋体3は、天板5を有するとともに下端部が開放された円筒状の形状を持ち、天板5に穿設されたウェットティッシュ挿通孔6と、ウェットティッシュ挿通孔6を閉塞させる口栓8と、ウェットティッシュ挿通孔6を開閉自在に覆う小蓋7と、天板5の下面に突設され、口栓8を係止する口栓係止部9とを備えている。蓋体3には、小蓋7を開閉自在に軸支するヒンジ部40が設けられている。蓋体3は、その下端部の内周面には、周方向に沿って、容器本体1の雄ねじ部4と螺合する雌ねじ部10が形成され、容器本体1の開口部2に着脱自在に嵌着するようになっている。
雄ねじ部4は、雄ねじ部4の高さが、10〜26mm以下である。容器本体1のねじ部の高さである雄ねじ部4の高さが、蓋体3に吸収される高さに相当し、コンパクト性を付与する構造となる。
蓋体3は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂を用いて射出成形等により成型される。
蓋体3の天板5には、頂面部11の中央に頂面部11より一段低くなった段下げ面部12が形成されている。段下げ面部12には、円形状の囲繞壁13が立設され、囲繞壁13の内側には、中央に円形状のウェットティッシュ挿通孔6が穿設されている。
ウェットティッシュ挿通孔6は口栓8により閉塞されており、ウェットティッシュ挿通孔6の大きさは、ウェットティッシュ挿通孔6に指先を押し入れることができるサイズとなっている。具体的には、直径が10〜20mmであることが好ましく、より好ましくは12〜18mm、さらに好ましくは14〜16mmである。
口栓8には、ウェットティッシュPを引き出す引き出し孔17が形成されている。
また、蓋体3の天板5には、周囲より高さが低い窪み領域14が段下げ面部12と段差を持った状態で連続して形成されており、この窪み領域14は、蓋体3の外周壁まで連続するように形成されている。
蓋体3の窪み領域14の反対側となる部分には、小蓋7が連設されており、小蓋7には、囲繞壁13を挟むようにして緊密に嵌り合い、囲繞壁13内を気密状態とする2重の嵌合壁15が形成されている。小蓋7を閉じることにより、囲繞壁13に嵌合壁15が緊密に嵌り合い、囲繞壁13内が気密状態となることで、容器本体1に収容されたウェットティッシュPの乾燥を防ぐことが可能となる。
窪み領域14は、平らな第1領域14aと平らな第2領域14bの間の領域に下りの傾斜である傾斜部14cが形成されている。窪み領域14は、連続的にすべて傾斜によって形成することもできるが、平らな領域を多く設ける方が蓋体3の下面の構造を簡素化することができる。
窪み領域14に傾斜を設けることによって小蓋7が閉じた状態において、窪み領域14の傾斜部14cに指を当てることにより小蓋7の端に指が引っ掛かり、小蓋7の開閉がスムーズになる。
次に本発明の実施形態に係るウェットティッシュ収納容器Sの蓋体3の小蓋7の開き角度について説明する。
図2に示すように、本実施形態のウェットティッシュ収納容器Sでは、蓋体3の小蓋7の開き角度は100以上140°以下であることが好ましく、より好ましくは110°以上130°以下であり、この開き角度に開いた状態で静止状態を保つようにしている。
また、小蓋7の開き角度が小さすぎると、ウェットティッシュPを引き出し孔17に挿入する際や、斜め上方よりウェットティッシュPを引き出す際に、小蓋7が邪魔になる。逆に、小蓋7の開き角度が大きすぎると、ウェットティッシュ収納容器の背面に空間が必要となり、ウェットティッシュ収納容器の設置面積が広くなってしまう。このため、小蓋7の開き角度を100°以上140°以下の範囲とし、この開き角度に開いた状態で静止状態を保つようにしている(図2では120°の例を示している)。
次に、本実施形態に係るウェットティッシュ収納容器Sのヒンジ部40の構造について説明する。図4は、本実施形態のウェットティッシュ収納容器Sのヒンジ部40の構造について説明する図である。図5は、本実施形態のウェットティッシュ収納容器Sの蓋体3におけるヒンジ部40の背面側を示す図である。
ヒンジ部40は、小蓋7が閉じた状態から開き角度の100°以上140°以下の範囲で開いた状態で静止状態を保つように構成されている。図4に示す例では、小蓋7が120°程度開いた状態で静止状態を保っている。
蓋体3には、天板5よりも内側に設けられたベース部25が形成されている。そして、ヒンジ部40は、このベース部25に形成されており、第1ヒンジ部41、42と、第1ヒンジ部41、42よりも下側に位置し、小蓋7を閉まる方向、又は、開く方向に付勢する第2ヒンジ部43と、を有する。第2ヒンジ部43の湾曲部分の湾曲変形量、湾曲変形量がゼロになる長さを調整することで、小蓋7を閉まる方向、又は、開く方向に付勢している。
この付勢する力が0になる小蓋7の開き角度を屈曲点と言い、屈曲点より開き角度が小さい状態で小蓋7から手を離すと、小蓋7は閉じる方向に動き、逆に、屈曲点より開き角度が大きい状態で小蓋7から手を離すと、小蓋7は開く方向に動く。すなわち、屈曲点を境にして小蓋7を付勢する方向が逆方向に切り替わる。この屈曲点が大きいと、ウェットティッシュ収納容器Sを壁面等に接して設置した場合、小蓋7が壁に接触して屈曲点まで到達しないため、この状態で小蓋7から手を離すと小蓋7が開いた状態を維持することができずに閉じてしまい、ウェットティッシュPを取り出すのに小蓋7が邪魔になり、使用しにくい。逆に、屈曲点が小さすぎると、小蓋7を閉じる際、開いて静止状態にある小蓋7を手で屈曲点を超えるまでの大きな角度を閉じなければならないため、小蓋7を閉じる際の操作性が非常に悪くなる。したがって、屈曲点が適正な範囲に設定されていることが小蓋7の操作性をよくするために非常に重要である。このような観点で、屈曲点は50°以上80°以下であることが好ましく、より好ましくは60°以上70°以下である。
ウェットティッシュ収納容器Sを蓋体3が上になるように設置した場合の上と下の方向を上下方向とし、上下方向と直行する方向で、ベース部25に垂直の方向を、ベース部25の厚さ方向として、以下説明する。
第1ヒンジ部41、42を構成する薄肉部41a、42aは、ベース部25の外側付近に位置するよう形成されている。小蓋7は、薄肉部41aと42a結ぶ線を中心にして、開閉する。同様に、第2ヒンジ部43を構成する薄肉部43aも、ベース部25の外側付近に位置するよう形成されている。薄肉部41a、42aに対して、薄肉部43aの位置を、ベース部25の厚さ方向で、外側にするか、同一にするか、あるいは内側にするか、及び、位置の差異の距離を変更することにより、小蓋7を開いた場合に、小蓋7を閉まる方向に付勢する、又は、開く方向に付勢するかが切り替わる角度を調整することができる。
薄肉部41a、42aに対する薄肉部43aの、上下方向の位置関係とベース部25の厚さ方向の位置関係、及び、第2ヒンジ部43の湾曲部分の湾曲変形量、湾曲変形量がゼロになる長さ、を調整することによって、本実施形態では、小蓋7の開き角度が100°から140°で静止状態を保ち、また屈曲点の開き角度が50°以上80°以下となるように設定している 。
このように設定することで、ウェットティッシュ収納容器Sを壁面等に接して設置した場合であっても、ウェットティッシュPを取り出すために、小蓋7を、屈曲点を超える角度まで開いて手を離すと、小蓋7は開く方向に動いて壁面等に接して静止状態を保つ。この状態において、ウェットティッシュPは非常に取り出し易い。また、ウェットティッシュPを取り出した後、小蓋7を閉じる際も屈曲点を超えるまでのわずかな角度を閉じて手を離すことで、小蓋7は閉じる方向に動く。このため、ウェットティッシュ収納容器Sを壁面等に接して設置されていても、支障なく小蓋7を開閉し、ウェットティッシュPを取り出すことができる。このような構成にすることにより、ウェットティッシュ収納容器Sの設置面積を最小にすることができる。また、意図せずウェットティッシュ収納容器Sを壁面等に接して設置してしまっていても、ウェットティッシュ収納容器Sを移動させずに使用することができるため、設置の際に背面の隙間を気にせずに済み、使い易く、煩わしさを感じさせないウェットティッシュ収納容器となっている。
第1ヒンジ部41、42の薄肉部41a、42aに連続して当接部41b、42bが形成され、小蓋7を閉じると、この当接部41b、42bがベース部25に当接するようになっている。第2ヒンジ部43の薄肉部43aに連続して斜めに形成された当接部43bが形成され、小蓋7を閉じると、この当接部43bがベース部25の凹部26に形成された傾斜部に当接する。
図6は、本発明のウェットティッシュ収納容器Sの上端部50、蓋体3の上面図、及び、AAにおける縦断面図である。
図7は、本発明のウェットティッシュ収納容器Sの上端部50及び蓋体3を拡大した断面図である。
図6、図7に示すように、蓋体3には、天板5よりも内側に設けられたベース部25が形成されており、ベース部25の内周面25aと、容器本体1の上端円筒部51の外周面51aは、隙間の距離Tが設けられている。距離Tは、0.3mm以上0.5mm以下に設定されている。従来、この隙間の距離Tは1.3mmから1.5mm程度に設定されており、本実施形態においては、1mm程度隙間を狭くしている。これにより、ベース部25及びヒンジ部40を蓋体3の天板5より内側に設けることができる。
また、図2に示すように、ウェットティッシュ収納容器Sは、外径が開口部2の内径以下であれば、底から上端部50までの幅のウェットティッシュPのロール体を収納することが可能であり、コンパクトでありながら、従来と同様の収納容量を確保している。
一般に、ウェットティッシュ製品は、ウェットティッシュPのロール体を収納したウェットティッシュ収納容器Sに外装フィルムを被せた状態で製品として販売されている。これにより、製造された製品が流通過程や店頭での陳列状態において、開封されたり、使用されたりするのを防止している。蓋体3において、ベース部25が天板5よりも外側に設けられている場合には、外装フィルムがベース部25のエッジ等により損傷してしまう事故が発生し易い。本実施形態では、ベース部25が天板5よりも内側に設けられているため、ベース部25における外装フィルムの損傷を防止することができる。
図6、図7に示すように、容器本体1には、開口部2の全域を覆う防湿性を備えたシール材60が設けられており、容器本体1を密封して容器本体1の中に収納されているウェットティッシュPの基布に予め含浸された化粧水やアルコール成分、除菌剤、防腐剤等を含む薬液が蒸発し、乾燥するのを防止している。そして、ウェットティッシュPのロール体が、ウェットティッシュ収納容器Sに収納されて製品として製造され、流通過程、店頭での販売を経て、使用者が開封するまで、シール材60が容器本体1の内部の密封状態を維持する。
シール材60は、樹脂フィルム、アルミニウム蒸着樹脂フィルム、又は、樹脂フィルムとアルミニウム箔が積層(ラミネート)されたもの等が用いられる。シール材60は、容器本体1の端面52に接着、又は、ヒートシール、により封着することで、その密封性を保っている。樹脂フィルムは、例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等が用いられる。また、ヒートシールにより封着する場合には、シール材60には、更に、ポリプロピレンフィルム等がラミネートされる。
蓋体3は、容器本体1の雄ねじ部4と螺合する雌ねじ部10が形成され、容器本体1の開口部2を閉塞するように着脱自在に嵌着するようになっている。一方、製造工程においては、ねじ部を締めて蓋体3を、容器本体1に取り付けると時間がかかり、生産性が悪いため、蓋体3を容器本体1の上端円筒部51に嵌合させて押し込むことで、蓋体3と容器本体1が撓み、蓋体3の内周面が雄ねじ部4を乗り越えて、所定の閉位置に固定されるようになっている。
図6、図7に示すように、シール材60は、外周面51aに被さっている。このため、製造工程において、蓋体3を所定の閉位置に固定する工程で、蓋体3を容器本体1の上端円筒部51に嵌合させて押し込む際に、シール材60に蓋体3のベース部25の内周面25aが接触すると、シール材60に傷を付けたり、破いてしまうことが想定される。このため、本実施形態において、シール材60は、厚さを30μm以上60μm以下にすることで、シール材60と内周面25aの隙間に余裕があるようにして、蓋体3の取り付け作業においてシール材60を損傷することなく、安定して作業ができるようにしている。
図8は、本発明のウェットティッシュ収納容器Sの上端部50の端面52を示す図である。
図8に示すように、上端円筒部51の端面52は、内周側が高く、外周側が低くなるように傾斜しており、端面52の全周において同様になっている。これにより、蓋体3を所定の閉位置に固定する工程で、蓋体3を容器本体1の上端円筒部51に嵌合させて押し込む際に、蓋体3がシール材60に接触した場合でも、シール材60に緩やかな角度で接触するため、シール材60の損傷を防止することができる。
また、端面52の外周縁部53が、シャープエッジになっていると、蓋体3を所定の閉位置に固定する工程等で、シール材60が外周縁部53に接触した場合に、外周縁部53の部分でシール材60が損傷することが想定される。これを防止するために、端面52の外周縁部53は面取りされている。
図8において、上端円筒部51の端面52の傾斜の角度θは、端面52の内周側がなす面に対して、5°〜15°としている。また、外周縁部53の面取りは、外周縁部53を曲面にする面取りとしているが、これに限定されるものではなく、例えば、平面で構成する面取り、あるいは、曲面と平面の面取りの組み合わせであってもよい。
以上において説明したように、本発明によれば、小蓋7を開閉する時の屈曲点の開き角度が50°以上80°以下であることで、設置面積が小さくてすみ、小蓋を開いた角度が100〜140°で静止することで、ウェットティッシュを引き出し孔へ通しやすく、ウェットティッシュPを引き出しし易い、ウェットティッシュ収納容器Sを提供することができる。
以上、実施形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施形態の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
S ウェットティッシュ収納容器
1 容器本体
2 開口部
3 蓋体
4 雄ねじ部
5 天板
6 ウェットティッシュ挿通孔
7 小蓋
8 口栓
9 口栓係止部
10 雌ねじ部
12 段下げ面部
14 窪み領域
17 引き出し孔
25 ベース部
25a 内周面
40 ヒンジ部
41、42 第1ヒンジ部
43 第2ヒンジ部
41a、42a、43a 薄肉部
50 上端部
51 上端円筒部
51a 外周面
52 端面
53 外周縁部
60 シール材

Claims (6)

  1. 上端部に開口部を有し、ウェットティッシュのロール体を収納する容器本体と、
    前記容器本体の開口部を閉塞するように着脱自在に取り付けられる蓋体と、を備え、
    前記蓋体は、天板を有するとともに下端部が開放された形状をなし、前記天板に穿設されたウェットティッシュ挿通孔と、前記ウェットティッシュ挿通孔を閉塞させる口栓と、
    前記ウェットティッシュ挿通孔を開閉自在に覆う小蓋と、前記小蓋を開閉自在に軸支するヒンジ部と、有し、
    前記ヒンジ部は、前記小蓋を開閉方向に付勢し、付勢する方向が開方向と閉方向の間で切り替わる前記小蓋の開き角度が50°以上80°以下となるように構成されている、ウェットティッシュ収納容器。
  2. 前記ヒンジ部は、前記小蓋の開き角度が100°以上140°以下の範囲で開いた状態で静止状態を保つよう構成されている、請求項1に記載のウェットティッシュ収納容器。
  3. 前記蓋体は、前記天板よりも内側に形成されたベース部を有し、
    前記ヒンジ部は、前記ベース部に形成され、
    前記ベース部の内周面と、前記容器本体の上端部の外周面の距離が0.3mm以上0.5mm以下である、
    請求項1又は請求項2に記載のウェットティッシュ収納容器。
  4. 前記容器本体は、前記開口部を密封するシール材を有し、
    前記シール材の厚さが30μm以上60μm以下である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のウェットティッシュ収納容器。
  5. 前記シール材が、前記容器本体の前記上端部の端面に封着され、
    前記上端部の前記端面が、全周において内側より外側が低くなるように傾斜している、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のウェットティッシュ収納容器。
  6. 前記容器本体の前記上端部の前記端面の外周縁部が面取りされている、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のウェットティッシュ収納容器。
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