JP2534271Y2 - 密封容器 - Google Patents

密封容器

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JP2534271Y2
JP2534271Y2 JP1991002998U JP299891U JP2534271Y2 JP 2534271 Y2 JP2534271 Y2 JP 2534271Y2 JP 1991002998 U JP1991002998 U JP 1991002998U JP 299891 U JP299891 U JP 299891U JP 2534271 Y2 JP2534271 Y2 JP 2534271Y2
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sealing ring
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sealed
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浩 大石
喬治 青塚
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Pola Chemical Industries Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、容器の口部を蓋体で密
封する密封容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の口部を蓋体で密封する密封
容器として、実開昭59−83763号公報がある。前
記公報に記載された密封容器は、図10に示すように、
容器本体1に装着する蓋体10に、円板状吸盤35を取
り付け、蓋体10の装着時に、この蓋体10を下方に押
圧して、円板状吸盤35を、口筒部2の水平状面36に
圧接させて、前記水平状面36に円板状吸盤35を吸着
させて密封するものである。
【0003】前記図10に示す従来の密封容器は、円板
状吸盤35によって、容器本体1を密封し、内容物の揮
散や変質を防ぐことができるものである。
【0004】しかしながら、密封後に気温が上昇した
り、容器が熱せられると、容器内の気体が膨張すると共
に、内容物から揮散した成分により、容器内の気圧が上
昇して、円板状吸盤35が、容器本体1の水平状面36
から離れ、気密状態が破られてしまう。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前記事項に
鑑みなされたものであり、容器の密封後に、容器内部の
気圧が上昇しても、密封状態が破られない密封容器であ
って、しかも、蓋体の着脱が容易な容器とすることを技
術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の考案は、容器本体
1の口筒部2外周に、環状の外向き凸部3を設けると共
に、外向き凸部3の下方に突出部5を設け、この容器本
体1に被嵌される蓋体10の周壁部11に、柔軟性を有
すると共に、弾力性を有する材料で形成された密封用環
体20を気密に装着し、この密封用環体20は、下部2
8を上部21よりも大径に形成すると共に、密封用環体
20に、環状の薄肉部により形成されたヒンジ部24を
設けて、密封用環体20の下部28を、前記ヒンジ部2
4で、外方に拡開できる下部28に形成し、この下部2
8の下端部内周には、前記容器本体1の外向き凸部3
に、気密に係合する環状の内向き凸部29を設け、か
つ、前記突出部5を密封用環体20の下端部の当接でき
る突出部5に形成して密封容器とした。
【0007】第2の考案は、第1の考案の密封容器にお
いて、蓋体10の周壁部11に、密封用環体20を装着
する構成に代えて、周壁部11と密封用環体20を一体
に形成した構成として密封容器とした。
【0008】第3の考案は、第1の考案又は第2の考案
の容器本体1の一端部と、蓋体10の一端部とを、蝶番
で連結して密封容器とした。
【0009】
【作用】第1及び第2の考案は、蓋体10に装着した密
封用環体20を、容器本体1の口筒部2に載せて、蓋体
10を軽く下方に押す。そうすると、密封用環体20は
下部28が大径に形成され、胴部が傾斜しているので、
下部28は、ヒンジ部24を支点として外方に拡開す
る。
【0010】そして、内向き凸部29が、容器本体1の
外向き凸部3を乗り越えて、前記密封用環体20の内向
き凸部29が、容器本体1の外向き凸部3に係合し、容
器本体1を気密に密封する。
【0011】密封状態にある蓋体10を外すには、蓋体
10を下方に押す。そうすると、密封用環体20の下端
部が、容器本体1の突出部5に当接する。そして、密封
用環体20の下部28は、ヒンジ部24を支点として外
方に拡開する。
【0012】そこで、蓋体10をさらに強く押すと、前
記下部28は、反転しデットポイントを越えると、前記
下部28は反転状態に保持され、蓋体10の内向き凸部
29が、容器本体1の外向き凸部3から外れ、蓋体10
は、容器本体1から外される。
【0013】また、密封用環体20の下部28が、デッ
トポイントを越えない程度に、蓋体10を押し、そし
て、蓋体10を傾けるようにして、密封用環体20の一
方の端部から、内向き凸部29と外向き凸部3の係合を
外して、蓋体10を外すこともできる。
【0014】第3の考案は、蓋体10を閉鎖する向きに
回動させると、密封用環体20の内向き凸部29は、蝶
番を設けた側の一端部から、容器本体1の外向き凸部3
から係合する。そして、蓋体10を開放するには、蓋体
10の蝶番を設けていない側の他端部を下方に押す。
【0015】そうすると、密封用環体20の下部28の
他端部側が部分的に反転する。そこで、この部分的に反
転した部分に指を掛けて上方に引き上げると、蓋体10
を開放できる。
【0016】
【実施例】図1及び図2は、第1の考案の一実施例の密
封容器を示すものである。この実施例の密封容器は、容
器本体1の口筒部2の外周に、環状凹溝4を設け、この
環状凹溝4の上側を、環状の外向き凸部3に形成し、環
状凹溝4の下側を、後記する密封用環体20の下端部の
当接する突出部5に形成している。
【0017】前記容器本体1に被嵌される蓋体10は、
その周壁部11に内側に、環状凸出部12が設けてあ
る。そして、この蓋体10の周壁部11に装着される密
封用環体20は、柔軟性を有すると共に、弾力性を有す
る材料であるゴム、エスストマー等で形成されている。
【0018】この密封用環体20は、上端部の外周に環
状凹入部22を形成しており、この環状凹入部22に、
蓋体10の環状凸出部12を係合して、蓋体10に密封
用環体20を気密に装着している。
【0019】前記密封用環体20は、下部28を上部2
1よりも大径に形成してラッパ状に形成すると共に、密
封用環体20の上部21と下部28の境界部の内側に、
環状の溝23を設けて、環状の薄肉部を形成してある。
【0020】前記密封用環体20は、前記薄肉部によ
り、環状のヒンジ部24を形成しており、前記密封用環
体20の下部28は、前記ヒンジ部24で、外方に拡開
できる下部28に形成してある。
【0021】前記下部28の下端部の内周には、前記容
器本体1の外向き凸部3に、気密に係合する環状の内向
き凸部29が設けてある。そして、前記容器本体1の突
出部5は、蓋体10を開放するため蓋体10を下方に押
したとき、密封用環体20の内向き凸部29の下端部が
当接できる突出部5に形成してある。
【0022】図3及び図4は、第1の考案の別の実施例
の密封容器を示すものであり、以下先に記載した実施例
と同様の部分は同一の符号を用い説明を省略し、或は符
号も省略した。
【0023】この実施例は、密封用環体20の下部28
の周囲4箇所に、縦方向のスリット30を設け、密封用
環体20の下部28が反転し易いように形成してある。
そして、前記スリット30の外側には、薄膜ひだ31が
張設してある。前記薄膜ひだ31は、前記下部20が反
転し、前記スリット30が開いた状態で、前記スリット
30の外側に沿うように形成してある。また、密封用環
体20の下部28には、スリット30のみ設け、薄膜ひ
だ31を設けないものに形成することも可能である。
【0024】図5は、第2の考案の一実施例の説明用の
図である。この実施例は、蓋体10の直径が図1に示さ
れ実施例の蓋体10よりも小径の場合に適用されるもの
であり、蓋体10の周壁部11と密封用環体20を一体
に形成したものである。
【0025】したがって、蓋体10も柔軟性を有する材
料で形成されるので、蓋体10を厚く形成してあり、ま
た、蓋体10が大径であると、蓋体10が屈曲するの
で、大径のものには不向きである。
【0026】しかしながら、この考案の他の実施例とし
て、前記第1の考案の別の実施例と同様に、密封用環体
20の下部28に、スリットを設けると、大径の容器に
も適用できる(図示省略)。
【0027】図6ないし図9は、第3の考案の一実施例
を示すものである。この実施例は、コンパクト容器とし
て形成したものであり、容器本体1内に中皿6を備え、
蓋体10の内側に鏡13を備えている。そして、容器本
体1の一端部と、蓋体10の一端部とを図示していない
蝶番で連結し、容器本体1に対して蓋体10を一端部で
回動して、容器本体1を閉鎖し、また、開放するように
形成したものである。
【0028】そして、この第3の考案の他の実施例とし
ては、図5に示すような蓋体10と密封用環体20を一
体に形成したもの、或は、スリットを設けたものがある
(図示省略)。
【0029】
【考案の効果】本考案は、蓋体10を容器本体1の口筒
部2に載せて、蓋体10を下方に押すことにより、蓋体
10を容器本体に嵌着し、容器本体1の外向き凸部3
に、蓋体10の密封用環体20の内向き凸部29を気密
に係合できるものである。
【0030】したがって、密封容器の蓋体10を簡単に
容器本体1に装着できるものであり、また、容器内の気
圧が上昇しても、容器本体1の外向き凸部3と、蓋体1
0側の内向き凸部29で、確実に蓋体を保持して密封状
態を維持できるものである。
【0031】そして、蓋体10を開放するには、蓋体1
0を下方に押して、密封用環体20の下部28をヒンジ
部24で反転させ、容器本体1の外向き凸部3と蓋体1
0側の内向き凸部29の係合を外すことにより、容易に
蓋体10を開放することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の考案の一実施例の半裁断面図である。
【図2】第1の考案の蓋体の一実施例の半裁断面図であ
る。
【図3】第1の考案の別の実施例の蓋体の断面図であ
る。
【図4】第1の考案の別の実施例の蓋体の斜視図であ
る。
【図5】第2の考案の蓋体の一実施例の半裁断面図であ
る。
【図6】第3の考案の一実施例の斜視図である。
【図7】図6のA−A線で断面した第3の考案の蓋体の
一実施例の断面図である。
【図8】図6のA−A線で断面した第3の考案の容器本
体の一実施例の断面図である。
【図9】図6のB−B線で断面した第3の考案の一実施
例の半裁断面図である。
【図10】従来例の分解した断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 口筒部 3 外向き凸部 5 突出部 10 蓋体 11 周壁部 20 密封用環体 21 上部 24 ヒンジ部 28 下部 29 内向き凸部 30 スリット 31 薄膜ひだ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体1の口筒部2外周に、環状の外
    向き凸部3を設けると共に、外向き凸部3の下方に突出
    部5を設け、この容器本体1に被嵌される蓋体10の周
    壁部11に、柔軟性を有すると共に、弾力性を有する材
    料で形成された密封用環体20を気密に装着し、この密
    封用環体20は、下部28を上部21よりも大径に形成
    すると共に、密封用環体20に、環状の薄肉部により形
    成されたヒンジ部24を設けて、密封用環体20の下部
    28を、前記ヒンジ部24で、外方に拡開できる下部2
    8に形成し、この下部28の下端部内周には、前記容器
    本体1の外向き凸部3に、気密に係合する環状の内向き
    凸部29を設け、かつ、前記突出部5を密封用環体20
    の下端部の当接できる突出部5に形成した密封容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の密封容器において、蓋体
    10の周壁部11に、密封用環体20を装着する構成に
    代えて、周壁部11と密封用環体20を一体に形成した
    構成とした密封容器。
  3. 【請求項3】 容器本体1の一端部と、蓋体10の一端
    部とを、蝶番で連結した請求項1又は請求項2のいずれ
    かに記載した密封容器。
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