JP6639536B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
また、従来、排気ガスを浄化する触媒装置がエンジンの排気管に設けられる(例えば、特許文献2参照)。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、エンジンのシリンダー部が側面視で前後方向に延びる鞍乗り型車において、触媒装置及び冷却構造を効率良く配置できるようにすることを目的とする。
また、上記発明において、前記シリンダーヘッド(46)は、前記排気管(77)が接続される排気管接続部(46E)を備え、前記冷却水入口部(85)は、前記排気管接続部(46E)に隣接しても良い。
さらに、上記発明において、前記冷却水入口部(85)は、側面視で、前記シリンダー部(44)の下壁面(46a)から下方に突出しても良い。
また、上記発明において、前記冷却水を送るウォーターポンプユニット(81)がシリンダーヘッド(46)の側面(67R)に設けられ、前記ウォーターポンプユニット(81)の吐出口(93)は、前記開口(85a)に直接連通しても良い。
また、上記発明において、前記シリンダー部(44)は、クランクケース(43)から車両前後方向に延び、前記連結部(48)は、前記クランクケース(43)の上方に配置され、側面視で、前記触媒装置(121)の少なくとも一部は、前記シリンダー(45)よりも下方に配置され、且つ、前記連結部(48)を前記車体(12)に連結する車体側揺動軸(48b)と前記クランクケース(43)の前端(43b)とを結ぶ仮想線(L1)と、前記排気管(77)の端が接続される前記シリンダー部(44)の排気管接続部(46E)と前記車体側揺動軸(48b)とを結ぶ仮想線(L2)との間の領域に位置しても良い。
また、上記発明において、シリンダー部は、シリンダー部からの冷却水の出口となる冷却水出口部を上面に備えても良い。この構成によれば、シリンダー部の下面の冷却水入口部から入る冷却水をシリンダー部の上面の冷却水出口部から排出でき、シリンダー部を効率良く冷却できる。
また、上記発明において、シリンダー部は、クランクケースから車両前後方向に延び、連結部は、クランクケースの上方に配置され、側面視で、触媒装置の少なくとも一部は、シリンダーよりも下方に配置され、且つ、連結部を車体に連結する車体側揺動軸とクランクケースの前端とを結ぶ仮想線と、排気管の端が接続されるシリンダー部の排気管接続部と車体側揺動軸とを結ぶ仮想線との間の領域に位置しても良い。この構成によれば、車体側揺動軸とクランクケースの前端とを結ぶ仮想線と、排気管接続部と車体側揺動軸とを結ぶ仮想線との間の領域に触媒装置を効率良く配置できる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、シート10に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア11を有するスクータ型の鞍乗型車両である。自動二輪車1は、車体フレーム12(車体)の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジン13(内燃機関、エンジン)に軸支される。
自動二輪車1は、車体フレーム12等の車体を覆う車体カバー16を備える。
ロアフレーム19,19及びシートフレーム20,20は、前後方向に延びるパイプ状である。
また、車体フレーム12は、シートフレーム20,20の立ち上がり部21から後方に突出するエンジンブラケット26,26を左右一対備える。
また、車体カバー16は、ロアフレーム19,19を下方から覆うアンダーカバー33と、ロアフレーム19,19を上方から覆うステップフロア11と、シート10の下方でシートフレーム20,20及び収納ボックス27を側方から覆う左右一対のサイドカバー34と、シート10の下方で収納ボックス27及びユニットスイングエンジン13を前方から覆うセンターロアカバー35とを備える。
また、自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー36を備える。
ユニットスイングエンジン13は、駆動源であるエンジン本体40と後輪3を支持するアーム部41とが一体化されたユニットスイングパワーユニットである。
後輪3は、アーム部41の後端部の後輪車軸3aに軸支される。
シリンダー部44は、クランクケース43側から順に、シリンダー45、シリンダーヘッド46、及びヘッドカバー47を備える。
エンジン本体40は、シリンダー部44のシリンダー軸線44aが略水平に車両前後方向へ延びる水平エンジンである。詳細には、シリンダー部44は、車両側面視でやや前上がりに車両前方へ略水平に延びる。
リンク機構48は、クランクケース43の上部に連結される揺動軸48aと、シートフレーム20,20のエンジンブラケット26,26に連結される左右一対の車体側揺動軸48b,48bと、揺動軸48aと車体側揺動軸48b,48bとを接続するリンク部材48cとを備える。言い換えれば、シリンダー部44のシリンダー軸線44aより上方に位置するクランクケース43の上部に揺動軸48aが設けられ、リンク部材48cを介して、揺動軸48aと車体側揺動軸48b,48bとが連結され、ユニットスイングエンジン13は、車体フレーム12に揺動可能に支持される。
揺動軸48a及び車体側揺動軸48bは、車幅方向に延びる水平な軸である。ユニットスイングエンジン13は、揺動軸48a及び車体側揺動軸48b,48bを中心として揺動可能である。
燃料タンク38は、クロスメンバ23の前方で左右のロアフレーム19,19の間に配置され、ステップフロア11及びアンダーカバー33によって上下方向に覆われる。
図2〜図5を参照し、クランクケース43は、クランクシャフト42に直交する支持壁51及び支持壁52を備え、クランクシャフト42は、ベアリングを介して支持壁51及び支持壁52に支持される。支持壁51支持壁52との間にはクランク室53が形成される。
シリンダー45内を往復するピストン54は、コンロッド55を介し、クランク室53でクランクシャフト42に連結される。
発電機室56内に延出するクランクシャフト42の一端には、クランクシャフト42の回転によって発電する発電機58が設けられる。発電機58は、クランクシャフト42と一体に回転する。発電機58の外側面には、送風ファン59が設けられる。送風ファン59は、ファンカバー57によって周囲を覆われる。
シリンダーヘッド46の壁内には、冷却水が通るウォータージャケット40aが設けられる。シリンダー45の壁内には、冷却水が通るウォータージャケット40bが設けられる。ウォータージャケット40aとウォータージャケット40bとは連通している。
カムシャフト64は、カムシャフト64とクランクシャフト42とを接続するカムチェーン65を介し、クランクシャフト42によって駆動される。
点火プラグ68は、他方側(左側)の側壁部67L側において、シリンダーヘッド46に設けられる。
伝動ケース部70は、車幅方向の外側面が開放したケース状に形成されており、この開放部は、伝動ケースカバー71によって閉じられる。
また、クランクケース43における車幅方向の一方側(右側)の後部には、後方に延びるサブアーム72が固定される。
後輪車軸3aは、アーム部41の後端部とサブアーム72の後端部とによって両端部を支持され、後輪3は、アーム部41とサブアーム72との間に配置される。
クランクシャフト42の駆動力は、ベルト式無段変速機73、クラッチ機構74、及び減速機構75を介し、後輪3に伝達される。
エンジン本体40の吸気装置は、エアクリーナボックス78と、シリンダーヘッド46の上面46bの吸気ポート46Iに接続されるスロットルボディ79と、エアクリーナボックス78とスロットルボディ79とを繋ぐコネクティングチューブ80とを備える。エアクリーナボックス78は、アーム部41に支持される。
ユニットスイングエンジン13がリンク機構48を介して揺動する際、エンジン本体40、排気管77、吸気装置、及びラジエーター60等は、一体に揺動する。
図3〜図6を参照し、自動二輪車1は、エンジン本体40を冷却水で冷却する冷却構造として、冷却水を送るウォーターポンプユニット81と、ラジエーター60と、エンジン本体40側からラジエーター60に流れる冷却水が通る送り側ホース82(ラジエーターホース)と、ラジエーター60からエンジン本体40側に戻る冷却水が通る戻り側ホース83と、冷却水の流路を切り替えるサーモアクチュエーターユニット84とを備える。
ウォーターポンプユニット81は、シリンダー部44の左右方向(車幅方向)の側壁部67R,67Lの内の一方側(右側)の側壁部67Rに設けられる。また、ラジエーター60も、左右方向(車幅方向)において、クランクケース43の一方側(右側)の側方に設けられる。
送風ファン59(図5)の回転によってラジエーターカバー61の通気口61aから吸い込まれる空気とラジエーター60との間で熱交換が行われる。これにより、冷却水の放熱が促進される。
冷却水入口部85及び冷却水出口部86は、シリンダーヘッド46に設けられる。
図7〜図9を参照し、冷却水入口部85は、シリンダーヘッド46の下面46aの後部から下方に突出する。冷却水入口部85は、下面46aの車幅方向の中央部からウォーターポンプユニット81側へ車幅方向外側に延びるチューブ状(通路状)に形成されており、車幅方向外側の端に入口開口85a(開口)を備える。冷却水入口部85は、シリンダーヘッド46のウォータージャケット40aに連通する。下面46aは、シリンダーヘッド46の下壁面である。
冷却水入口部85の基端部85bは、排気管接続部46Eの外周部に一体に形成される。すなわち、冷却水入口部85は、排気管接続部46Eに近接して設けられる。このため、排気管接続部46E周辺を冷却水で効率良く冷却できる。
排気管接続部46E及び冷却水入口部85は、シリンダーヘッド46を鋳造する際にシリンダーヘッド46と一体に形成される。
図7、図8及び図10を参照し、冷却水出口部86は、シリンダーヘッド46の上面46bの後部から上方に突出する。冷却水出口部86は、上面46bの車幅方向の中央部からウォーターポンプユニット81側へ車幅方向外側に延びるチューブ状(通路状)に形成されており、車幅方向外側の端に出口開口86aを備える。冷却水出口部86は、シリンダーヘッド46のウォータージャケット40aに連通する。
冷却水出口部86の基端部86bは、吸気ポート46Iの外周部に一体に形成される。すなわち、冷却水出口部86は、吸気ポート46Iに近接して設けられる。
吸気ポート46I及び冷却水出口部86は、シリンダーヘッド46を鋳造する際にシリンダーヘッド46と一体に形成される。
図9及び図10に示すように、シリンダー部44の側壁部67Lにおけるシリンダーヘッド46の部分には、動弁装置63の可変動弁機構のアクチュエーター69が設けられる。この可変動弁機構では、アクチュエーター69の動作によって吸気弁及び排気弁の作動特性を変更可能である。アクチュエーター69は、ウォーターポンプユニット81が設けられる側面である側壁部67Rとは反対側の側壁部67Lに点火プラグ68と共に配置される。
また、図7及び図8を参照し、冷却水入口部85及び冷却水出口部86は、車幅方向においてカムチェーン室66と同一の位置にある部分では、カムチェーン室66に対し上下方向に離間している。すなわち、冷却水入口部85及び冷却水出口部86は、シリンダーヘッド46の側壁部67Rを臨む側面視では、カムチェーン室66に対し外側に離間しており、カムチェーン室66に重ならない。入口開口85a及び出口開口86aは、側面視でカムチェーン室66に重なっていない。このため、カムチェーン室66のレイアウトに影響せずに冷却水入口部85及び冷却水出口部86を設けることができる。
また、図8に示すように、入口開口85a及び出口開口86aは、シリンダーヘッド46の側壁部67Rよりも車幅方向内側(シリンダー軸線44a側)にオフセットされている。
図5及び図6を参照し、羽根車87は、カムシャフト64の端部に接続される軸部87aと、軸部87aの外周に設けられる羽根部87bとを備える。軸部87aは、カムシャフト64と同軸に配置され、カムシャフト64と一体に回転する。羽根部87bは、シリンダーヘッド46の側壁部67Rの外側に設けられる。すなわち、羽根車87は、カムシャフト64を介してクランクシャフト42に駆動される。
図11は、ポンプカバー90をポンプケース89側から見た図である。図11では、ポンプカバー90にサーモアクチュエーターユニット84が取り付けられた状態が図示されている。図12は、ポンプケース89をシリンダーヘッド46側から見た斜視図である。
ポンプ収納部91、吐出水路部92、バイパス水路部96、及びエア抜き通路97では、ポンプケース89とポンプカバー90との間に形成される通路を冷却水または空気が通る。
吐出水路部92は、側面視では、ポンプ収納部91から後下方に斜めに延び、側面視で、下端部が外側から冷却水入口部85の入口開口85aに重なる。すなわち、吐出水路部92は、シリンダーヘッド46の下面46aよりも下方に突出する突出部である。
吐出口93は、ポンプケース89に設けられるパイプ部である。吐出口93は、吐出水路部92の下端部から車幅方向内側に延出し、冷却水入口部85の入口開口85aに嵌合して接続される。吐出口93は、側面視では、シリンダーヘッド46の下面46aよりも下方に位置する。
接続水路部95は、ポンプケース89に設けられるパイプ部である。接続水路部95は、バイパス水路部96の上端部から車幅方向内側に延出し、冷却水出口部86の出口開口86aに嵌合して接続される。接続水路部95は、側面視では、シリンダーヘッド46の上面46bよりも上方に位置する。
ポンプケース89は、接続水路部95から前方に延びる筒状のセンサ取付部98を備える。センサ取付部98には、冷却水の温度を計測する水温センサ99が前方から差し込まれて固定される。水温センサ99は、側面視でシリンダーヘッド46と重なるように配置される。
また、ポンプカバー90は、バイパス水路部96の下端部を後方に開口させるバイパス筒部96aを備える。
吸込口94及びバイパス筒部96aは、互いに平行に設けられ、前後方向に延びる。
サーモアクチュエーターユニット84は、吸込口94及びバイパス筒部96aにポンプカバー90の後方から取り付けられる。すなわち、サーモアクチュエーターユニット84は、ポンプカバー90に固定される。
さらに、ポンプカバー90は、バイパス水路部96の上端部から後上方に延びるパイプ状のホース接続部100を備える。
また、ポンプカバー90は、吐出水路部92の外周部及びバイパス水路部96の外周部に車幅方向外側から挿通される各ポンプカバー固定ボルト102によってポンプケース89に締結される。
また、サーモアクチュエーターユニット84は、バイパス接続管84bを吸込口接続管84cに連通させるアクチュエーター内バイパス水路84e(バイパス水路)と、ホース接続管84dを吸込口接続管84cに連通させるアクチュエーター内戻り水路84f(通常経路の冷却水が通る水路)とを備える。
筒状部84aは、アクチュエーター内戻り水路84fとアクチュエーター内バイパス水路84eとによって形成される直線状の切り替え通路84gを備える。
サーモアクチュエーターユニット84は、バイパス接続管84bがバイパス筒部96aに差し込まれ、吸込口接続管84cが吸込口94に差し込まれることで、ポンプカバー90に接続される。すなわち、サーモアクチュエーターユニット84は、ポンプカバー90を介してウォーターポンプユニット81に接続される。
切り替え弁84hは、冷却水の温度に応じて切り替え通路84g内を移動する。詳細には、切り替え弁84hは、戻り側ホース83を吸込口94に連通させるとともに、バイパス水路部96と吸込口94との連通を遮断する「通常位置」と、バイパス水路部96を吸込口94に連通させるとともに、戻り側ホース83と吸込口94との連通を遮断する「バイパス位置」とのいずれかの状態になる。
ラジエーター60は、ラジエーター60の上端部に設けられる上部タンク105と、ラジエーター60の下端部に設けられる下部タンク106と、上部タンク105と下部タンク106とを上下に繋ぐラジエーターコア107とを備える。
ラジエーターコア107は、側面視では略矩形である。ラジエーター60は、ラジエーターコア107の板厚方向が車幅方向を指向する向きで配置される。
ラジエーター60は、上部タンク105の上面の前部から上方に突出する補充口108を前部の上部に備える。冷却水は補充口108から補充可能である。補充口108は、ラジエータキャップ109で塞がれる。上部タンク105は、補充口108の前下方の位置から前方に延びる上部接続管110を備える。
送り側ホース82(ラジエーター流入ホース)の下流端は、上部接続管110に接続される。送り側ホース82の上流端は、ポンプカバー90のホース接続部100に接続される。側面視では、送り側ホース82は、ホース接続部100から上部接続管110まで後上がりに延びる。
側面視では、戻り側ホース83は、下部接続管111からホース接続管84dまで前上がりに延びる。
詳細には、通常経路では、羽根車87によって圧送される冷却水は、吐出水路部92から吐出口93を通り、ウォーターポンプユニット81からシリンダーヘッド46の冷却水入口部85に直接流入する。
冷却水入口部85に流入する冷却水は、ウォータージャケット40a及びウォータージャケット40bを通ってシリンダーヘッド46内を上方に移動し、冷却水出口部86からシリンダーヘッド46の外側に流れる。
下部タンク106の冷却水は、戻り側ホース83を通ってサーモアクチュエーターユニット84に流れ、アクチュエーター内戻り水路84f及び吸込口接続管84cを通り、吸込口94からポンプ収納部91に戻る。
通常経路では、冷却水をラジエーター60で放熱させてエンジン本体40を効率良く冷却できる。
詳細には、バイパス経路では、羽根車87によって圧送される冷却水は、吐出水路部92から吐出口93を通り、ウォーターポンプユニット81からシリンダーヘッド46の冷却水入口部85に直接流入する。
冷却水入口部85に流入する冷却水は、ウォータージャケット40a及びウォータージャケット40bを通ってシリンダーヘッド46内を上方に移動し、冷却水出口部86からシリンダーヘッド46の外側に流れる。
バイパス経路では、冷却水出口部86から出た冷却水がラジエーター60をバイパスしてウォーターポンプユニット81に戻る。切り替え弁84hは、冷却水の温度が所定温度よりも低くエンジン本体40の暖機運転が必要な場合に「バイパス位置」になる。
このように、暖機運転が必要な場合には、冷却水がラジエーター60をバイパスするため、冷却水の温度を速やかに上昇させて効率良く暖機運転をすることができる。
図2、図3及び図13を参照し、シリンダー部44は、クランクケース43の前面から前方に延び、左右のシートフレーム20,20の立ち上がり部21,21の間に位置する。
クランクケース43の下部には、エンジン本体40のオイルを貯留するオイルパン部43aが設けられる。オイルパン部43aは、シリンダー部44及び排気管接続部46Eよりも下方に膨出する。
クランクケース43の前端43bは、オイルパン部43aの前端である。クランクケース43の下面43cは、オイルパン部43aの下面であり、ラジエーター60の下端よりも下方に位置する。
図13に示すように、シリンダーヘッド46の排気管接続部46Eは、車幅方向において、後輪3の幅内に位置し、車幅方向の中央部に位置する。車幅方向の中心線Cは、後輪3の中央を通る。
触媒装置121は、排気の流れ方向において、上流側排気管120と下流側排気管122との間に位置し、排気管77の途中に設けられる。
下流側排気管122は、触媒装置121から後方に延びる排気管部123と、排気管部123の下流端に接続されるマフラー部124とを備える。
マフラー部124は、後輪3に対し、車幅方向の一側(右側)に配置される。すなわち、マフラー部124は、車幅方向の中心線C上に位置する後輪3に対し、車幅方向の一側に配置され、アーム部41は、後輪3に対し、車幅方向の他側(左側)に配置される。
図13〜図15を参照し、上流側排気管120は、排気管接続部46Eから触媒装置121の前方を下方に延びる下方延出部125と、下方延出部125の下端から車幅方向においてマフラー部124側(車幅方向の他側)とは反対側の外側へ延びる側方延出部126と、側方延出部126の外端から後方且つ車幅方向内側にU字状に折り返す湾曲部127とを備える。
湾曲部127の外側面部127aは、シートフレーム20,20の立ち上がり部21,21よりも内側に位置する。
触媒装置121は、上流側排気管120及び下流側排気管122の排気管部123よりも大径である。触媒装置121は、触媒装置121の長手方向を車幅方向に向けて配置される。
触媒装置121は、車幅方向の外端に位置する上流端が湾曲部127の下流端に接続される。
詳細には、触媒装置121は、クランクケース43の前端43bの前方、且つ、シリンダーヘッド46の排気管接続部46Eの後方で、シリンダー45の下方に配置される。触媒装置121は、側面視で、上流側排気管120の後方且つクランクケース43の前端43bの前方に位置する。
触媒装置121は、触媒装置121の車幅方向の中心121c(図13に図示)が、自動二輪車1の車幅方向の中心線Cに対し、車幅方向の一側、すなわちマフラー部124が位置する側に位置するように、車幅方向にオフセットして配置される。ここで、触媒装置121の車幅方向の中心121cは、触媒装置121の長手方向の中心である。
図14に示すように、上流側排気管120の湾曲部127の下流端側の後面部には、湾曲部127の内側に凹むくびれ部(凹部)127cが設けられる。湾曲部127の中心を通る仮想の軸線127bは、触媒装置121の径方向中心を通る線(触媒装置121の軸線)121bに対して、距離Dだけ触媒装置121の径方向外側にオフセットしている。これにより、触媒装置121の上流側に湾曲部127が設けられる場合でも、排気ガスを触媒装置121の中心に当てることができ、排気ガスのガス当たりが良くなり、触媒装置121が局所的に劣化することを抑制できる。
さらに、別の見方をすると、触媒装置121は、クランクケース43の前端43bの前方において、平面視で少なくとも一部がシリンダー45に下方から重なる位置に配置される。触媒装置121は、平面視で、全体がシリンダー45に下方から重なっても良いが、前端部や車幅方向の外端部がシリンダー45よりも外側に位置しても良い。
本第1の実施の形態では、リンク機構48がクランクケース43の上方に配置されているため、シリンダー45の下方且つ仮想線L1と仮想線L2との間の領域に空間を確保でき、この空間に触媒装置121を配置することができる。このため、触媒装置121が触媒装置121の周辺の他の部品に当たらないように触媒装置121をコンパクトに配置できる。
また、上流側排気管120は、側方延出部126及び湾曲部127を備え、マフラー部124とは反対側に車幅方向に延出してから折り返して触媒装置121に接続されるため、上流側排気管120の管長を長く確保でき、エンジン本体40の要求特性に応じて上流側排気管120を長くできる。
さらに、触媒装置121は、車幅方向の中心121cが、自動二輪車1の車幅方向の中心線Cよりもマフラー部124側にオフセットされているため、上流側排気管120の管長を長く確保できる。
マフラー部124は、後方延出部129の後端に接続される。
屈曲部128は、クランクケース43の前端43bの前方で左側の立ち上がり部21の下方に位置する。屈曲部128の前端部は、下流側排気管122の前端部122aである。この前端部122aは、触媒装置121の下流端に接続される部分であり、ラジエーター60の前端部の前下方に位置する。
後方延出部129は、クランクケース43のオイルパン部43aの外側方を通って後方に延びる。後方延出部129は、ラジエーター60の下方を通っており、下面視では、後方延出部129の一部はラジエーター60に下方から重なる。
消音機であるマフラー部124は、ラジエーター60の後方で後輪3の右側方に配置され、前後方向に延びる。マフラー部124は、サブアーム72に固定される。マフラー部124は、排気管部123よりも大径の管であり、隔壁で区画される複数の膨張室を内部に備える。
触媒装置121は、センタースタンド28の下端28bよりも上方に配置されている。このため、触媒装置121をシリンダー45の下方に配置した構成であっても、触媒装置121を路面に対して十分に高い位置に配置できる。
また、触媒装置121は、ラジエーター60における車幅方向の外端部60b(図13)よりも車幅方向内側に位置する。
図16及び図17を参照し、リンク機構48のリンク部材48cは、車体側揺動軸48b,48bに軸支される第1ピボット部130,130(外端部)と、第1ピボット部130,130の後部を車幅方向に連結する棒状の左右連結部131と、左右連結部131から下方に延びて揺動軸48aに軸支される第2ピボット部132とを備える。
揺動軸48aは、側面視で車体側揺動軸48b,48bの後下方に位置するとともに、左右の車体側揺動軸48b,48bよりも車幅方向内側に位置する。
ラジエーター60は、側面視でラジエーターコア107の前縁部107a(ラジエーターの前縁部)が鉛直線に対して後傾するように、全体的に傾斜して配置される。このため、側面視で、ラジエーターコア107の後縁部107bは、前縁部107aと同様に後傾し、上部タンク105及び下部タンク106は、前上がりの姿勢で配置される。
下部タンク106は、側面視で、触媒装置121の後方に位置するとともに、上下方向では、触媒装置121とシリンダー部44との間に配置される。
このように、触媒装置121の少なくとも一部を、上下方向においてラジエーター60の下部に重複するように設けることで、触媒装置121及びラジエーター60を上下方向にコンパクトに配置できる。
詳細には、揺動軸48aは、前縁部107aの上部の前方に位置するとともに、前縁部107aの下端部107dよりも後方に位置する。
すなわち、揺動軸48aは、ラジエーターコア107が後傾することでラジエーターコア107の上部の前方に確保されたスペースに配置される。
また、揺動軸48aは、送り側ホース82の下方且つ立ち上がり部21の後方に配置される。
クランクシャフト42の回転中心42aは、送風ファン59(図5)の回転中心に一致する。すなわち、ラジエーター60は、ラジエーターコア107の中心107eが送風ファン59の回転中心に対して後方に位置するように配置される。このため、ラジエーターコア107の前縁部107aの前方にスペースを確保でき、ラジエーターコア107の前縁部107aの前方に揺動軸48aを配置できる。
図17に示すように、上部接続管110は、上部タンク105から車幅方向内側且つ前方に向かって斜めに延出する。
また、上部接続管110は、リンク機構48の車幅方向の外端部である第1ピボット部130よりも車幅方向内側に位置する。このため、第1ピボット部130によって上部接続管110を保護できる。
上部接続管110に接続される送り側ホース82は、立ち上がり部21よりも車幅方向内側を通るとともに、側面視で、揺動軸48aと車体側揺動軸48bとの間を通って前方に配索される。このため、送り側ホース82をコンパクトに配索できる。
また、下流側排気管122には、下流側排気管122を流れる排気ガスを検知する下流側排気ガスセンサ141が設けられる。
ここでは、上流側排気ガスセンサ140及び下流側排気ガスセンサ141は、排気ガス中の酸素濃度を検知する酸素センサである。
なお、上流側排気ガスセンサ140及び下流側排気ガスセンサ141は、例えば、排気ガスの温度を検知する温度センサであっても良い。
下流側排気ガスセンサ141は、棒状に形成されており、軸方向の一端部に酸素を検知する検知部141aを備え、軸方向の他端部に端子部141bを備える。検知部141aが検知した情報は、端子部141bから延びるハーネス141cを介して出力される。
ハーネス140c,141cは、自動二輪車1のユニットスイングエンジン13等を制御する電子制御ユニット(不図示)に接続される。
詳細には、上流側排気ガスセンサ140は、下方延出部125の前面から前上方且つ車幅方向外側に向けて斜めに立設される。上流側排気ガスセンサ140は、車幅方向において、湾曲部127側とは反対側に向かって立設される。
上流側排気ガスセンサ140は、下方延出部125の前面に、前上方且つ車幅方向外側から斜めに差し込まれて下方延出部125に固定される。
検知部140aは、上流側排気管120内に位置し、端子部140bは、上流側排気管120の外側に露出する。
上流側排気ガスセンサ140は、下方延出部125を通る排気ガスの流れに沿う向きで配置される。詳細には、上流側排気ガスセンサ140は、検知部140aが配置される部分の排気ガスの流れ方向に対して、検知部140aの軸線140dが鋭角に交差する向きで配置される。
下方延出部125では、排気ガスは下方に流れるため、上流側排気ガスセンサ140は、先端の検知部140aが下方を指向する向きで配置される。これにより、排気ガスの流れが検知部140aの周囲で乱れることが抑制されるため、検知部140aによって酸素濃度を効率良く検知できる。
上流側排気ガスセンサ140は、触媒装置121の前方に位置する下方延出部125に前方側から差し込まれるため、上流側排気ガスセンサ140を差し込む際に、触媒装置121と干渉しにくい。このため、上流側排気ガスセンサ140を容易に下方延出部125に取り付けできる。
また、図2に示すように、上流側排気ガスセンサ140は、サイドカバー34の下端部34aによって外側から覆われる。
上流側排気ガスセンサ140のハーネス140cは、端子部140bから前方且つ車幅方向外側に引き出される。切り欠き部33aは、上流側排気ガスセンサ140のハーネス140cを避けるように前方へ切り欠かれる。
下流側排気ガスセンサ141は、側面視で、傾斜部129aの上面から前上方に向けて斜めに立設される。下流側排気ガスセンサ141は、傾斜部129aの後上がりの上面に、前上方から斜めに差し込まれて傾斜部129aに固定される。
検知部141aは、下流側排気管122内に位置し、端子部141bは、下流側排気管122の外側に露出する。
下流側排気ガスセンサ141は、傾斜部129aを通る排気ガスの流れに沿う向きで配置される。詳細には、下流側排気ガスセンサ141は、検知部141aが配置される部分の排気ガスの流れ方向に対して、検知部141aの軸線141dが鋭角に交差する向きで配置される。
傾斜部129aでは、排気ガスは後上方に流れるため、下流側排気ガスセンサ141は、先端の検知部141aが後方を指向する向きで配置される。これにより、排気ガスの流れが検知部141aの周囲で乱れることが抑制されるため、検知部141aによって酸素濃度を効率良く検知できる。
また、下流側排気ガスセンサ141は、車両前後方向では、ラジエーターコア107の後縁部107bと、マフラー部124の前端部の前壁部124aとの間に位置する。
すなわち、触媒装置121及び下流側排気ガスセンサ141は、ラジエーター60に対して前後方向に離間して設けられる。このため、触媒装置121、ラジエーター60、及び下流側排気ガスセンサ141を上下方向にコンパクトに配置できる。
図18は、オイル注入口150の周辺部を上方側から見た斜視図である。
図16及び図18を参照し、オイル注入口150は、ラジエーターコア107の後縁部107bの後方に設けられ、後縁部107bとサブアーム72の前縁72aとの間に位置する。また、オイル注入口150は、上下方向では、ラジエーターコア107の後縁部107bの上端と下端との間に位置する。オイル注入口150及びキャップ151は、傾斜部129aよりも車幅方向内側に位置する。
キャップ151の軸線151aは、側面視では後上がりに延びる。
下流側排気ガスセンサ141は、オイル注入口150及びキャップ151の真下に位置する。下流側排気ガスセンサ141の検知部141aの軸線141dは、側面視で前上がりに延び、オイル注入口150、及びキャップ151の軸線151aに略直交する。
このように、キャップ151の下方に位置する下流側排気ガスセンサ141は、軸線141dがキャップ151の軸線151aに交差するため、キャップ151の着脱時に干渉しにくく作業効率が向上する。
また、シリンダー部44は、クランクシャフト42の回転をシリンダーヘッド46の動弁装置63に伝達するカムチェーン65と、カムチェーン65が通るカムチェーン室66とを備え、側壁部67Rを臨む側面視で、冷却水入口部85及び冷却水出口部86は、カムチェーン室66に重ならない。この構成によれば、冷却水入口部85及び冷却水出口部86をシリンダー部44に設けた構造であっても、カムチェーン室66を適切に設けることができる。
また、シリンダー部44は、シリンダー軸線44aが車両前後方向に延び、シリンダーヘッド46に接続される排気管77の触媒装置121は、シリンダーヘッド46の側壁部67Rを臨む側面視でシリンダー45の下方に配置され、冷却水入口部85は、シリンダーヘッド46の下面46aに設けられる。この構成によれば、前後に延びるシリンダー部44の下方のスペースを効率的に利用して、触媒装置121及び冷却水入口部85をコンパクトに配置できる。
また、シリンダーヘッド46に点火プラグ68が設けられ、ウォーターポンプユニット81は、点火プラグ68が設けられる側面である側壁部67Lとは反対側に位置する側壁部67Rに設けられる。この構成によれば、ウォーターポンプユニット81は、点火プラグ68が設けられる側壁部67Lとは反対側に位置する側壁部67Rに設けられるため、ウォーターポンプユニット81及び点火プラグ68をシリンダーヘッド46の側壁部67R,67Lに効率良く設けることができる。
また、ウォーターポンプユニット81は、シリンダーヘッド46の側壁部67Rを臨む側面視において、シリンダー部44の下面46aから外側に突出する突出部である吐出水路部92を備え、吐出水路部92に吐出口93が設けられる。この構成によれば、ウォーターポンプユニット81の吐出水路部92に吐出口93が設けられるため、吐出口93を簡単な構造で冷却水入口部85に接続できる。
また、シリンダーヘッド46は、排気管77が接続される排気管接続部46Eを備え、冷却水入口部85は、排気管接続部46Eに隣接する。この構成によれば、排気管接続部46Eを冷却水で効率良く冷却できる。
さらに、冷却水入口部85は、側面視で、シリンダー部44の下壁面である下面46aから下方に突出する。この構成によれば、シリンダー部44の下面46aよりも内側の構造を複雑化することなく冷却水入口部85を設けることができ、シリンダー部44の構造を簡略化できる。
また、シリンダー部44は、シリンダー部44からの冷却水の出口となる冷却水出口部86を上面46bに備える。この構成によれば、シリンダー部44の下面46aの冷却水入口部85から入る冷却水をシリンダー部44の上面46bの冷却水出口部86から排出でき、シリンダー部44を効率良く冷却できる。
また、シリンダー部44は、クランクケース43から車両前後方向に延び、リンク機構48は、クランクケース43の上方に配置され、側面視で、触媒装置121の少なくとも一部は、シリンダー45よりも下方に配置され、且つ、リンク機構48を車体フレーム12に連結する車体側揺動軸48b,48bとクランクケース43の前端43bとを結ぶ仮想線L1と、排気管77の端が接続されるシリンダー部44の排気管接続部46Eと車体側揺動軸48b,48bとを結ぶ仮想線L2との間の領域に位置する。この構成によれば、車体側揺動軸48b,48bとクランクケース43の前端43bとを結ぶ仮想線L1と、排気管接続部46Eと車体側揺動軸48b,48bとを結ぶ仮想線L2との間の領域に触媒装置121を効率良く配置できる。
この構成によれば、少なくとも一部がクランクケース43の前方でシリンダー部44の下方に配置される触媒装置121の最上端121dは、クランクケース43の側方に配置されるラジエーター60の最下端60aよりも上方に位置する。この構成によれば、ラジエーター60及び触媒装置121を上下方向にコンパクトに配置できる。
また、下部タンク106は、側面視で、上下方向において触媒装置121とシリンダー部44との間に配置される。この構成によれば、下部タンク106を触媒装置121とシリンダー部44との間にコンパクトに配置できる。
また、ユニットスイングエンジン13は、ユニットスイングエンジン13の上部に設けられる揺動軸48aを介して揺動可能に支持され、ラジエーター60は、側面視で矩形のラジエーターコア107を備え、ラジエーター60は、側面視におけるラジエーターコア107の中心107eが、クランクケース43のクランクシャフト42の回転中心42aよりも後方に位置するように配置され、ラジエーター60の前縁部107aの前方に揺動軸48aが配置される。この構成によれば、ラジエーター60の前縁部107aの前方にユニットスイングエンジン13の揺動軸48aが配置されるため、ユニットスイングエンジン13を上下にコンパクト化できる。
また、触媒装置121は、ラジエーター60の車幅方向の外端部60bよりも車幅方向内側に配置される。この構成によれば、ラジエーター60を車幅方向に避けて触媒装置121をコンパクトに配置できる。
この構成によれば、揺動軸48aは、ユニットスイングエンジン13の上部に設けられ、側面視で、ラジエーター60の前縁部107aの前方に配置されるため、ユニットスイングエンジン13を上下にコンパクト化できるとともに、揺動軸48aに容易にアクセスできる。
また、ユニットスイングエンジン13は、リンク機構48を介して車体フレーム12に揺動可能に支持され、リンク機構48は、揺動軸48aと、車体フレーム12に設けられる車体側揺動軸48b,48bと、車体側揺動軸48b,48bと揺動軸48aとを接続するリンク部材48cとを備え、送り側ホース82が接続される上部接続管110が、ラジエーター60の上部に設けられ、上部接続管110は、揺動軸48aの真上に配置され、送り側ホース82は、側面視で揺動軸48aと車体側揺動軸48b,48bとの間に配索される。
この構成によれば、揺動軸48aと車体側揺動軸48b,48bとの間のスペースを利用して、上部接続管110及び送り側ホース82をコンパクトに配置できる。
この構成によれば、シリンダー部44よりも下方で、車体側揺動軸48bとクランクケース43の前端43bとを結ぶ仮想線L1と、排気管接続部46Eと車体側揺動軸48bとを結ぶ仮想線L2との間の領域に触媒装置121を配置できる。また、上流側排気ガスセンサ140をシリンダー部44の下方で上流側排気管120に設けることができる。このため、触媒装置121及び上流側排気ガスセンサ140をシリンダー部44の下方に効率良く配置できる。また、触媒装置121の上流の排気ガスを検出できる。
また、上流側排気ガスセンサ140は、排気ガスを検知する検知部140aと、上流側排気管120の外側に突出する端子部140bとを備え、端子部140bが検知部140aよりも上方に位置する向きで配置される。この構成によれば、上流側排気ガスセンサ140の下方への出っ張りを抑制でき、上流側排気ガスセンサ140をコンパクトに配置できる。
また、側面視で、上流側排気ガスセンサ140は、車体を側方から覆うサイドカバー34に外側から覆われる。この構成によれば、サイドカバー34を利用して上流側排気ガスセンサ140を保護できるとともに、外観性を向上できる。
また、車体を下方から覆うアンダーカバー33が設けられ、アンダーカバー33は、上流側排気ガスセンサ140のハーネス140cを避ける切り欠き部33aを備える。この構成によれば、アンダーカバー33で車体を保護できるとともに、アンダーカバー33を切り欠き部33aで避けて上流側排気ガスセンサ140のハーネス140cを配置し易い。
この構成によれば、上流側排気ガスセンサ140が下方延出部125に設けられるため、排気管接続部46Eの近傍の排気ガスを上流側排気ガスセンサ140で検出できる。
この構成によれば、触媒装置121及び下流側排気ガスセンサ141は、ラジエーター60に対して車両前後方向に離間して配置されるため、触媒装置121、下流側排気ガスセンサ141、及びラジエーター60を上下方向にコンパクトに配置できる。
また、排気管77は、触媒装置121よりも下流に位置する下流側排気管122を備え、下流側排気ガスセンサ141は、下流側排気管122に設けられる。この構成によれば、触媒装置121を通過した後の排気を下流側排気ガスセンサ141で検出できる。
また、クランクケース43は、オイル注入口150と、オイル注入口150を塞ぐキャップ151とを備え、下流側排気ガスセンサ141は、ラジエーター60の後方でキャップ151の下方に配置される。この構成によれば、ラジエーター60の後方でキャップ151の下方のスペースを利用して、下流側排気ガスセンサ141を効率良く配置できる。
また、下流側排気ガスセンサ141は、排気ガスを検知する検知部141aと、下流側排気管122の外側に突出する端子部141bとを備え、端子部141bが検知部141aよりも上方に位置する向きで配置される。
この構成によれば、下流側排気ガスセンサ141の下方への出っ張りを抑制でき、下流側排気ガスセンサ141をコンパクトに配置できる。
また、下流側排気ガスセンサ141は、排気の流れに沿う向きで配置される。この構成によれば、下流側排気ガスセンサ141が排気の流れを乱すことを抑制でき、下流側排気ガスセンサ141で排気ガスを検出し易い。
図19は、第1の実施の形態の変形例において排気管77を上方側から見た平面図である。図20は、変形例において排気管77を右側方側から見た斜視図である。
変形例において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
この変形例では、上流側排気ガスセンサ及び下流側排気ガスセンサの配置位置のバリエーションを示す。
図13及び図16では、変形例の上流側排気ガスセンサ及び下流側排気ガスセンサの配置位置が仮想線で示されている。
以下に説明する上流側排気ガスセンサ240,340,440は、上流側排気ガスセンサ140と同一のセンサであり、検知部140a及び端子部140bを備える。
また、以下に説明する下流側排気ガスセンサ241,341,441は、下流側排気ガスセンサ141と同一のセンサであり、検知部141a及び端子部141bを備える。
上流側排気ガスセンサ240は、上流側排気管120において触媒装置121よりも前方に位置する部分に配置される。上流側排気ガスセンサ240は、湾曲部127の外側面部127aの上面に取り付けられる。
上流側排気ガスセンサ240は、湾曲部127の排気の流れに沿うように設けられるとともに、端子部140bが検知部140aよりも上方に位置する向きで配置される。
上流側排気ガスセンサ240は、湾曲部127の外側面部127aから前上方且つ車幅方向外側に向けて斜めに立設される。
湾曲部127は、排気管接続部46Eよりも車幅方向の外側寄りに設けられるため、湾曲部127の上流側排気ガスセンサ240には外側からアクセスし易い。このため、上流側排気ガスセンサ240のメンテナンス性が良い。
上流側排気ガスセンサ340は、上流側排気管120において触媒装置121よりも前方に位置する部分に配置される。上流側排気ガスセンサ340は、下方延出部125において湾曲部127側とは反対側の側面に設けられる。上流側排気ガスセンサ340は、下面視でシリンダー部44に重なり、シリンダー部44の下方に位置する。上流側排気ガスセンサ340は、平面視で立ち上がり部21,21の間に位置する。上流側排気ガスセンサ340は、サイドカバー34の下端部34a(図2)によって外側から覆われる。
上流側排気ガスセンサ340は、下方延出部125の排気の流れに沿うように設けられるとともに、端子部140bが検知部140aよりも上方に位置する向きで配置される。
上流側排気ガスセンサ340は、下方延出部125の側面から車幅方向外側且つ上方に向けて斜めに立設される。
上流側排気ガスセンサ440は、上流側排気管120において触媒装置121よりも前方に位置する部分に配置される。上流側排気ガスセンサ440は、側方延出部126の前面に前方側から差し込まれる。上流側排気ガスセンサ440は、下面視でシリンダー部44に重なり、シリンダー部44の下方に位置する。上流側排気ガスセンサ440は、平面視で立ち上がり部21,21の間に位置する。上流側排気ガスセンサ440は、サイドカバー34の下端部34aによって外側から覆われる。
上流側排気ガスセンサ440は、側方延出部126の排気の流れに沿うように設けられるとともに、端子部140bが検知部140aよりも上方に位置する向きで配置される。
上流側排気ガスセンサ440は、側方延出部126の前面から前上方且つ湾曲部127側とは反対側の車幅方向外側に向けて斜めに立設される。
下流側排気ガスセンサ241は、屈曲部128の前部の上面に前上方側から差し込まれる。
下流側排気ガスセンサ241は、端子部141bが検知部141aよりも上方に位置する向きで配置される。
下流側排気ガスセンサ241は、屈曲部128の前部の上面から前上方に向けて斜めに立設される。ラジエーター60は、側面視で前記前縁部107aが後傾するように傾斜して配置され、下流側排気ガスセンサ241は、戻り側ホース83の下方に配置される。
また、下流側排気ガスセンサ241の下部は、側面視で触媒装置121に重なる。このため、下流側排気ガスセンサ241を上下方向にコンパクトに配置できる。
下流側排気管122の前部は、側面視では、前上がりに傾斜するラジエーター60の下部タンク106に沿うように前方に延び、下流側排気管122の前端部122aは、下部タンク106の前端部の前下方に位置し、前端部122aの最上端を含む上部は、ラジエーター60の最下端60aよりも上方に位置する。
下流側排気ガスセンサ241は、下流側排気管122の前端部122aの上部に設けられており、ラジエーター60の前方でラジエーター60の最下端60aよりも上方に配置される。このため、下流側排気ガスセンサ241を上下方向にコンパクトに配置できる。
下流側排気ガスセンサ341は、マフラー部124の前端部の上面に前上方側から差し込まれる。下流側排気ガスセンサ341が取り付けられるマフラー部124の前端部は、後方側に向かって拡径するテーパー状に形成される。
下流側排気ガスセンサ341は、端子部141bが検知部141aよりも上方に位置する向きで配置される。
下流側排気ガスセンサ341は、屈曲部128の前部の上面から前上方且つ車幅方向内側に向けて斜めに立設される。
下流側排気ガスセンサ341は、キャップ151の下方に配置される。下流側排気ガスセンサ341の検知部141aの軸線141dは、キャップ151の軸線151aに交差する。
下流側排気ガスセンサ441は、屈曲部128の後部の上面に車幅方向外側の上方側から差し込まれる。
下流側排気ガスセンサ441は、端子部141bが検知部141aよりも上方に位置する向きで配置される。
下流側排気ガスセンサ441は、屈曲部128の後部の上面から車幅方向外側且つ上方に向けて斜めに立設される。
以下、図21及び図22を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、排気管277及びリンク機構248の構成が上記第1の実施の形態と異なる。
図21及び図22に示すように、第2の実施の形態では、ユニットスイングエンジン213は、クランクケース43の下部に設けられるリンク機構248を介して車体フレーム12に揺動可能に支持される。
リンク機構248は、車体フレーム12に設けられる車体側連結部248aと、クランクケース43の下部の前部から前方に延びるエンジン側連結部248bと、車体側連結部248aとエンジン側連結部248bとを連結するピボット軸248cとを備える。ユニットスイングエンジン213は、車幅方向に延びるピボット軸248cを中心に揺動する。エンジン側連結部248bは、クランクケース43においてシリンダー部44のシリンダー軸線44aよりも下方の部分に設けられる。
触媒装置221は、排気の流れ方向において、第1排気管220と第2排気管222との間に位置し、排気管277の途中に設けられる。
第1排気管220は、排気管接続部46Eからシリンダー部44の下方を通って車幅方向外側に延びる。第1排気管220の下流端は、右側の立ち上がり部21の下方で後方に屈曲する。
触媒装置221は、シリンダー部44よりも車幅方向外側で右側の立ち上がり部21の下方に設けられる。触媒装置221は、図22の下面視で、ラジエーター60の前部に下方から重なる重なり部221aを備える。
触媒装置221は、側面視で、クランクケース43の前端43bの前方でシリンダー部44の下方に設けられる。触媒装置221の後部は、側面視で、ラジエーター60の下部の前端部である下部接続管111の下方に配置される。
このように、触媒装置221を、上下方向においてラジエーター60の下部に重複するように設けることで、触媒装置221及びラジエーター60を上下方向にコンパクトに配置できる。
第2排気管222は、触媒装置221の下流端から後方に延びる。第2排気管222は、後端にマフラー部224を備える。
上記実施の形態では、冷却水入口部85及び冷却水出口部86は、シリンダーヘッド46に設けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、冷却水入口部がシリンダー45の下面に設けられ、冷却水出口部がシリンダー45の上面に設けられても良い。
上記実施の形態では鞍乗型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗型車両、及び4輪以上を備えた鞍乗型車両などの鞍乗型車両に適用可能である。
12 車体フレーム(車体)
13 ユニットスイングエンジン(エンジン)
43 クランクケース
43b 前端
44 シリンダー部
44a シリンダー軸線
45 シリンダー
46 シリンダーヘッド
46a 下面(シリンダー部の下壁面)
46b 上面
46E 排気管接続部
48 リンク機構(連結部)
48b 車体側揺動軸
67R 側壁部(側面)
77 排気管
81 ウォーターポンプユニット
85 冷却水入口部
86 冷却水出口部
85a 入口開口(開口)
93 吐出口
121 触媒装置
L1 仮想線
L2 仮想線
Claims (9)
- シリンダー(45)及びシリンダーヘッド(46)を有するシリンダー部(44)を備える水冷式のエンジン(13)と、前記シリンダー部(44)に接続される排気管(77)と、前記排気管(77)に設けられる触媒装置(121)とを備え、前記シリンダー部(44)のシリンダー軸線(44a)が側面視で車両前後方向に延びる鞍乗型車両において、
前記触媒装置(121)は、前記シリンダー部(44)の下方に配置され、
前記シリンダー部(44)は、前記シリンダー部(44)への冷却水の入口となる冷却水入口部(85)を下面(46a)に備え、
前記冷却水入口部(85)は、前記触媒装置(121)に対し、車両前後方向にオフセットして配置されることを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記冷却水入口部(85)は、前記シリンダーヘッド(46)の前記下面(46a)に設けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
- 前記シリンダーヘッド(46)は、前記排気管(77)が接続される排気管接続部(46E)を備え、
前記冷却水入口部(85)は、前記排気管接続部(46E)に隣接することを特徴とする請求項2記載の鞍乗型車両。 - 前記エンジン(13)は、前記エンジン(13)の上方に設けられる連結部(48)を介して車体(12)に揺動自在に支持される上懸架式のユニットスイングエンジンであり、
前記触媒装置(121)は、前記触媒装置(121)の長手方向を車幅方向に向けて配置されるとともに、平面視で前記シリンダー(45)に重なることを特徴とする請求項2または3記載の鞍乗型車両。 - 前記冷却水入口部(85)は、側面視で、前記シリンダー部(44)の下壁面(46a)から下方に突出することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
- 前記冷却水入口部(85)は、前記冷却水入口部(85)への前記冷却水の入口となる開口(85a)を有し、前記開口(85a)は、車幅方向外側に開口することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
- 前記冷却水を送るウォーターポンプユニット(81)がシリンダーヘッド(46)の側面(67R)に設けられ、
前記ウォーターポンプユニット(81)の吐出口(93)は、前記開口(85a)に直接連通することを特徴とする請求項6記載の鞍乗型車両。 - 前記シリンダー部(44)は、前記シリンダー部(44)からの冷却水の出口となる冷却水出口部(86)を上面(46b)に備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
- 前記シリンダー部(44)は、クランクケース(43)から車両前後方向に延び、
前記連結部(48)は、前記クランクケース(43)の上方に配置され、
側面視で、前記触媒装置(121)の少なくとも一部は、前記シリンダー(45)よりも下方に配置され、且つ、前記連結部(48)を前記車体(12)に連結する車体側揺動軸(48b)と前記クランクケース(43)の前端(43b)とを結ぶ仮想線(L1)と、前記排気管(77)の端が接続される前記シリンダー部(44)の排気管接続部(46E)と前記車体側揺動軸(48b)とを結ぶ仮想線(L2)との間の領域に位置することを特徴とする請求項4記載の鞍乗型車両。
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