JP6636824B2 - 粒状物定量取り出し容器 - Google Patents

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Description

本発明は、収容した粒状物を定量で取り出すことができる粒状物定量取り出し容器に関する。
従来、菓子や薬剤等の粒状物を収容する容器としては、粒状物に対して比較的大きな口部を有する容器本体と、この口部に着脱可能に装着される蓋体とを備え、粒状物を取り出すには、蓋体を取り外した状態で容器本体を傾けて粒状物を落下させるものが一般的である。このような容器では、容器本体の傾き具合によっては意図した以上の粒状物が取り出されてしまうため、余分な粒状物を戻すのに手間がかかるうえ、一旦手で触れたものを容器本体に戻すことから衛生面でも問題がある。
このような容器に対し、特許文献1には、容器の開口部に対して直角方向に動くスライダーを設けるとともに、このスライダーに粒状物を1つ収容できるようにした定量キャップ付きの容器が示されている。このような容器によれば、容器本体を傾けて粒状物をスライダーに移動させ、スライダーを動かすことによって収容した1つの粒状物を取り出すことができる。
特開2000−226052号公報
ここで特許文献1に記載の容器は、容器本体(薬ビン)12、容器本体に装着される本体部14、本体部14に対して移動するスライダー32、及び本体部14に装着されたスライダー32を覆い隠すシール板40の4つの主要部品で構成されている。ところで市場では価格の安い商品が求められているものの、部品点数が多いことは組み立て工数が増えるうえ、各部品を形成する金型等も部品の数だけ必要になるため、このような比較的部品点数が多い従来の容器ではコスト削減にも限界があった。また特許文献1の容器では、容器を傾倒させた後、スライダーを容器本体に対して直角方向に移動させる必要があるため、操作性の面でも改善の余地が残されていた。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、従来よりも部品点数を削減することができ、また簡単な操作で粒状物を定量で取り出すことができる新規の粒状物定量取り出し容器を提供することを目的とする。
本発明は、
粒状物を収容する容器本体と、
前記容器本体に保持され、且つ、該容器本体の内側から外側に向かって延在する筒状壁と、該筒状壁に連結する根元から該容器本体の内側に向かって該筒状壁の中心軸線に近づく向きに傾斜して、先端で該粒状物の該容器本体外への移動を妨げる一方、該中心軸線から離れる向きに弾性変形可能な規制片とを有するキャップ本体と、
前記キャップ本体に保持される基部と、前記筒状壁に沿って移動可能なスライド筒とを有し、更に該基部と該スライド筒とを連結するとともに該スライド筒を前記容器本体の外側に向かって付勢する弾性部とを有するヘッドと、を備え、
前記ヘッドは、対象物に押し当てることによって前記スライド筒を前記容器本体の内側に向かって移動させる外側端と、該スライド筒を該容器本体の内側に向かって移動させた際に前記規制片に押し当たって該規制片を前記中心軸線から離れる向きに変位させる内側端と、該規制片における該先端と該外側端との間に形成され、該規制片における該先端を通過した前記粒状物を所定の数量で収容する計量空間とを有する粒状物定量取り出し容器である。
前記弾性部は、前記基部と前記スライド筒とを一体に連結する薄肉片であることが好ましい。
前記キャップ本体及び前記ヘッドの少なくとも一方は、前記スライド筒が前記容器本体の内側に向けて移動した際に他方に押し当たって弾性変形する脚片を有することが好ましい。
前記ヘッドは、前記基部、前記スライド筒、前記弾性部、及び前記内側端を有するヘッド本体と、前記外側端を有する可動体とで構成され、該可動体は、該ヘッド本体に対して該外側端を前記内側端に対して接近、離反させる向きに移動可能に装着されることが好ましい。
前記スライド筒は、前記筒状壁を取り囲む外側筒部を有し、前記可動体は、該外側筒部を取り囲む外筒を有し、該外側筒部と該外筒の何れか一方は、該外側筒部と該外筒の何れか他方に対して突出する凸部を有し、該外側筒部と該外筒の何れか他方は、該凸部を収容して該可動体を前記ヘッド本体に対して移動させるにあたってのガイドとなる溝部を有することが好ましい。
本発明の粒状物定量取り出し容器は、容器本体、キャップ本体、及びヘッドの3つの部品で構成されていて、従来の定量取り出し容器よりも部品点数が少ないため、コスト削減に有利である。また、スライド筒を容器本体の内側に向かって移動させると、規制片によって移動が制限されていた容器本体の粒状物を計量空間へ移動させることができるため、容器本体を傾倒させたままスライド筒を対象物に押し当てるだけで、所定数量の粒状物を対象物上に取り出すことができる。
基部とスライド筒とを連結する弾性部を設けるにあたっては、例えば合成樹脂で形成された基部とスライド筒とを金型にセットしておき、エラストマーで射出成形を行ってこれらを一体にするインサート成形で得られるが、基部とスライド筒とを一体に連結する薄肉片によって弾性部とする場合は、これらを同一材料で形成することができるので、更にコスト削減を図ることができる。
キャップ本体及びヘッドの少なくとも一方に、スライド筒が容器本体の内側に向けて移動した際に他方に押し当たって弾性変形する脚片を設ける場合は、対象物に押し当てたスライド筒がより安定的に戻されて、規制片をより確実に復元させることができるため、余分な粒状物が取り出されてしまう不具合を防止することができる。
ヘッドを、基部、スライド筒、弾性部、及び内側端を有するヘッド本体と、外側端を有する可動体とで構成し、ヘッド本体に対して可動体を、外側端が内側端に接近、離反する向きに移動可能に装着する場合は、可動体の移動に応じて計量空間の容積を可変させることができるため、計量空間に収まる粒状物の数量を変えることができる。すなわち、操作一回当たりで取り出される粒状物の数量を簡単に切り替えることが可能になるため、使い勝手が向上する。
本発明に従う粒状物定量取り出し容器の第一実施形態を示す、(a)は側面視での断面図((b)に示すA−Aに沿う断面図)であり、(b)は(a)に示す矢印Bに沿う矢視図である。 図1に示す粒状物定量取り出し容器を傾倒させてヘッドのスライド筒を対象物に当接させた状態を示す図である。 図2の状態から容器本体を対象物に向けて移動させて、スライド筒を対象物に押し当てた状態を示す図である。 図3の状態から容器本体を反対方向に移動させた状態を示す図である。 図1に示す粒状物取り出し容器の変形例を示す図である。 本発明に従う粒状物定量取り出し容器の第二実施形態を示す、側面視での断面図(図7(a)に示すC−Cに沿う断面図)である。 図6に示す粒状物定量取り出し容器につき、(a)はスライド筒に設けた溝部を示す側面図(可動体は取り外している)であり、(b)は粒状物を1つ取り出す場合の側面図であり、(c)は(b)の状態から可動体を回転させて粒状物を2つ取り出す場合の側面図である。 図6に示す粒状物定量取り出し容器から粒状物を1つ取り出す状況を説明する図であり、(a)は、可動体を対象物に当接させた状態を示す図であり、(b)は、(a)の状態から容器本体を対象物に向けて移動させて可動体を対象物に押し当てた状態を示す図であり、(c)は、(b)状態から容器本体を反対方向に移動させた状態を示す図である。 図6に示す粒状物定量取り出し容器から粒状物を2つ取り出す状況を説明する図であり、(a)は、可動体を対象物に当接させた状態を示す図であり、(b)は、(a)の状態から容器本体を対象物に向けて移動させて可動体を対象物に押し当てた状態を示す図であり、(c)は、(b)状態から容器本体を反対方向に移動させた状態を示す図である。
以下、図1〜図5を参照して、本発明に従う粒状物定量取り出し容器の第一実施形態について説明する。図面中、符号1は本実施形態の粒状物定量取り出し容器を示す。粒状物定量取り出し容器1は、容器本体2、キャップ本体3、ヘッド4、オーバーキャップ5で構成されている。
容器本体2は、円板状の底部2aに円筒状の胴部2bを一体に連結するとともに、胴部2bよりも小径になる口部2cを胴部2bの上部に設けたものである。また口部2cの外周面には、雄ねじ部2dを設けている。このような形状になる容器本体2の内側には、本実施形態では球状になる粒状物R(図2参照)が収容される内部空間Nが形成される。なお、本実施形態の容器本体2はブロー成形やインジェクション成形で得られる合成樹脂製のものであるが、ガラス製であってもよい。
キャップ本体3は、円筒状をなして口部2cを取り囲む装着筒3aと、装着筒3aの内面に設けられて雄ねじ部2dに係合する雌ねじ部3bとを備えている。装着筒3aの上端には、口部2cの上方を容器本体2の中心軸線Oに向けて水平に延在する平坦部と、平坦部に連結するとともに中心軸線Oに向かって内部空間Nから離れる向きに傾く傾斜部とを有する天壁3cが設けられ、その先には中心軸線Oに沿って内部空間Nから離れる向きに延在する円筒状の筒状壁3dが設けられている(筒状壁3dの中心軸線は容器本体2の中心軸線Oに一致する)。
そして筒状壁3dの内面には、内部空間Nに向かって中心軸線Oに近づく向きに傾斜する規制片3eが設けられている。ここで規制片3eは、中心軸線Oから離れる向きに弾性変形可能に設けられている。なお、筒状壁3dは、規制片3eが連結する部分(規制片3eの根元)の厚みに対して、規制片3eと背中合わせになる部分(規制片3eの根元から筒状壁3dと天壁3cとが連結する部位まで)の厚みが薄くなっていて、規制片3eが弾性変形する際のスペースを確保している。また本実施形態の規制片3eは、図1(b)に示すように中心軸線Oを中心として周方向に等間隔で3つ設けられている。なお、規制片3eの先端3e1同士をつなぐ仮想円Cの直径は、図2に示す粒状物Rの直径よりも小さくなっているため、粒状物Rは、通常は規制片3eによって内部空間Nの外へ出ないように規制されている。
またキャップ本体3は、筒状壁3dの外面から突出する外向き突起3fと、筒状壁3dと天壁3cとの連結部付近に設けられ、天壁3cから部分的(全周でもよい)に突出する突起(受け部)3gと、中心軸線Oに対して受け部3gよりも外側に起立して設けられた環状壁3hとを備えている。
ヘッド4は、環状壁3hの内面に嵌合保持される筒状の基部4aを備えている。また、中心軸線Oと同心に設けられるとともに筒状壁3dに沿って移動可能なスライド筒4bを備えている。
本実施形態のスライド筒4bは、筒状壁3dの内面に取り囲まれる内側筒部4cと、内側筒部4cにおける内部空間N寄りの端部である内側端4dと、内側端4dの反対側に位置する外側端4eと、外側端4eに連結するとともに中心軸線Oから離れる向きに延在する頂壁部4fと、筒状壁3dの外面を取り囲んで頂壁部4fに連結する外側筒部4gとを備えている。外側筒部4gの内面には、外向き突起3fに係合してスライド筒4bを抜け止め保持する内向き突起4hを設けている。なお内側筒部4cの内側には、後述する方法によって規制片3eを通過した粒状物Rを、規制片3eと外側端4eの間で所定の数量で収容する計量空間Kが形成される。
またヘッド4は、基部4aとスライド筒4bとを連結するとともにスライド筒4bを内部空間Nの外側に向かって付勢する弾性部4jを備えている。本実施形態の弾性部4jは、基部4aの上端と外側筒部4gの下端とを厚みの薄い薄肉片(中心軸線Oから離れるに従って内部空間Nに近づく向きに傾いている)で連結していて、更に基部4aと外側筒部4gとに連結する部位には、薄肉片の厚みより更に薄い薄肉部を設けて屈曲可能とすることによって弾性力を発現させている。
更にヘッド4は、外側筒部4gに連結するとともに受け部3gに向けて湾曲しながら延在する脚片4kを備えている。脚片4kは、スライド筒4bが内部空間Nの内側に向けて移動した際に受け部3gに押し当たって弾性変形することによって、スライド筒4bに、内部空間Nの外側に向かう復元力を与えるように機能する。
オーバーキャップ5は、有蓋筒状に形成されるものであって、環状壁3hの外面に着脱可能に保持(アンダーカット嵌合や螺合等)される。なお、オーバーキャップ5は、キャップ本体3、或いはヘッド4とヒンジを介して一体に連結するものであってもよい。
このように構成される粒状物定量取り出し容器1から粒状物Rを取り出すにあたっては、オーバーキャップ5を取り外した後、図2に示すように容器本体2を傾倒させて粒状物Rを取り出したい対象物T(例えば手の平)に近づける。
そして、図3に示すように容器本体2をそのまま対象物Tに押し付けると、対象物Tに押し当たった外側端4eがスライド筒4bを内部空間Nの内側に向けて移動させ、内側端4dが規制片3eの根元に押し当たって規制片3eを中心軸線Oから離れる向きに変位させる。これにより、規制片3eの先端3e1によって遮られていた粒状物Rが規制片3eを通過して計量空間Kに至り、外側端4eと規制片3eとの間で所定の数量(本実施形態では1つ)を収容する。なお、この状態において脚片4kは受け部3gに押し当たって弾性変形している。
その後、図4に示すように容器本体2を対象物Tから離反させると、弾性部4jの復元力によってスライド筒4bが内部空間Nの外側に向かって移動する。これにより内側端4dによって弾性変形していた規制片3eが復元して、他の粒状物Rの計量空間Kへの移動が遮断されるため、計量空間Kに収容されていた1つの粒状物Rだけが取り出される。なお本実施形態では、弾性部4jに加えて脚片4kもスライド筒4bを移動させるため、スライド筒4bをより安定的に戻すことができる。これにより、規制片3eをより確実に復元させることができるため、余分な粒状物Rが取り出されてしまう不具合を防止することができる。
ところで上述した実施形態では、粒状物Rを1つだけ取り出すようにしていたが、計量空間Kにおける規制片3eから外側端4eへ至る長さを変更することによって、任意の数で取り出すことが可能である。例えば粒状物Rを2つ取り出したい場合には、図5に示すように、計量空間Kにおける規制片3eから外側端4eへ至る長さを粒状物Rが2つ収容されるように設定すればよい。
次に、本発明に従う粒状物定量取り出し容器の第二実施形態について、図6〜図9を参照しながら説明する。なお、先に述べた実施形態と機能が共通する部分は、図面中に同一の符号を付して説明を省略する。
図面中、符号10は本実施形態の粒状物定量取り出し容器を示す。粒状物定量取り出し容器10は、先に説明した粒状物定量取り出し容器1に対して、キャップ本体3をキャップ本体13に変更し、またヘッド4を、ヘッド本体14と可動体16とで構成したものである。
キャップ本体13は、キャップ本体3が備える装着筒3a、雌ねじ部3b、天壁3c、筒状壁3d、規制片3e、規制片3eの先端3e1、外向き突起3f、及び環状壁3hと同様の構成になる装着筒13a、雌ねじ部13b、天壁13c、筒状壁13d、規制片13e、規制片13eの先端13e1、外向き突起13f、及び環状壁13hを備えている。一方、キャップ本体3の受け部3gは、天壁3cから部分的に突出するものであったが、キャップ本体13の受け部13gは、天壁13c自身を外側に突出させて形成している。
ヘッド本体14は、先に説明した基部4a、弾性部4j、及び脚片4kと同様の構成になる基部14a、弾性部14j、及び脚片14kを備えていて、弾性部14jの径方向内側にはスライド筒14bが連結している。スライド筒14bは、筒状壁13dの内面に取り囲まれる内側筒部14cと、内側筒部14cにおける内部空間N寄りの端部である内側端14dと、内側端14dの反対側に位置するスライド筒外側端14eと、スライド筒外側端14eに連結するとともに中心軸線Oから離れる向きに延在する頂壁部14fと、筒状壁13dの外面を取り囲んで頂壁部14fに連結する外側筒部14gとを備えている。外側筒部14gの内面には、外向き突起13fに係合してスライド筒14bを抜け止め保持する内向き突起14hを設けている。また外側筒部14gの外面には、溝部14mを設けている。ここで、図7(a)に示すように溝部14mは、容器本体2に近い側で水平方向に延在する下側水平部14nと、下側水平部14nから外側筒部14gの外面を周回するように上方へ向かう傾斜部14pと、傾斜部14pの上部で水平方向に延在する上側水平部14qと、上側水平部14qから上方に向けて延在する垂直部14rとで構成されている。またヘッド本体14の外面には、図7(b)、図7(c)に示すように、図示の例では三角形で示される表示が設けられている。
可動体16は、外側筒部14gを取り囲む外筒16aを備えている。外筒16aの上端には、径方向内側に向けて延在する内向きフランジ16bが設けられている。内向きフランジ16bの中央部には、その径方向内側において内側筒部14cの内径と略同径になる穴16cを形成する外側端16dが設けられている。ここで、内側筒部14c及び穴16cの内側には、規制片13eと外側端16dの間で粒状物Rを所定の数量で収容する計量空間Kが形成される。
また外筒16aの内面には、溝部14mに収容される凸部16eが設けられている。そして、可動体16をヘッド本体14に対して回転させると、凸部16eを収容した溝部14mがガイドとして機能し、凸部16eが下側水平部14nに位置する状態(図7(b)に示す状態)と、凸部16eが上側水平部14qに位置する状態(図7(c)に示す状態)との間で可動体16を上下動させることができる。すなわち、可動体16をヘッド本体14に対して回転させると、規制片13eに対して外側端16dが上下動するため、計量空間Kの容積を変えることができる。なお、本実施形態では、凸部16eが下側水平部14nに位置する状態(図7(b)に示す状態)では、計量空間Kに粒状物Rが1つ収容され、凸部16eが上側水平部14qに位置する状態(図7(c)に示す状態)では、計量空間Kに粒状物Rが2つ収容されるように設定している。また、図7(b)、図7(c)に示すように可動体16の外面には、計量空間Kに収容される粒状物Rの個数を示す表示が、ヘッド本体14に設けた三角形の表示に対応させて設けられている。更に可動体16の外面には、可動体16を回転させる際に指掛かりとなる摘まみ16fが設けられている。
このような構成になる粒状物定量取り出し容器1から粒状物Rを取り出すにあたり、粒状物Rを1つ取り出す場合は、可動体16を図7(b)に示す状態に回転させた後、図8(a)に示すように容器本体2を傾倒させて対象物Tに近づけ、図8(b)に示すように容器本体2をそのまま対象物Tに押し付ける。これにより、内側端14dが規制片13eの根元に押し当たって規制片13eを中心軸線Oから離れる向きに変位させ、容器本体2内の粒状物Rを計量空間Kに1つ移動させることができる。そして図8(c)に示すように容器本体2を対象物Tから離反させると、他の粒状物Rの計量空間Kへの移動が遮断される一方、計量空間Kに収容されていた1つの粒状物Rだけを取り出すことができる。
また粒状物Rを2つ取り出したい場合は、可動体16を図7(c)に示す状態に回転させた後、図9(a)〜(c)の順に容器本体2を動かせばよい。
なお、本実施形態では取り出す粒状物Rの数量を1つ又は2つに設定しているが、規制片13eから外側端16dに至る長さやヘッド本体14に対する可動体16の移動量を変えることによって、その数を変えることが可能である。また、本実施形態では取り出す粒状物Rの数量を1つ又は2つの2段階に切り替えることが可能であるが、溝部14mにおける水平部の数を増やすことによって、更に多段階に切り換えることができる。
本発明の粒状物定量取り出し容器は、これまでに述べた実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を含むものである。例えば上述した実施形態では、薄肉片によって弾性部を設けたが、例えばインサート成形等を利用して、合成樹脂で形成された基部とスライド筒とをエラストマーの弾性部で一体に連結してもよい。またヘッドに設けた脚片をキャップ本体に設けてもよい。また可動体をヘッド本体に対して移動させる構成としては、外側筒部の外面に設けた溝部と外筒の内面に設けた凸部とを、相互に入れ換えたものでもよい。更に粒状物は球体に限られず、規制片の形状や配置、数等を適宜選択することによって任意の形状のものに対応することができる。
1 :粒状物定量取り出し容器(第一実施形態)
2 :容器本体
2a :底部
2b :胴部
2c :口部
2d :雄ねじ部
3 :キャップ本体
3a :装着筒
3b :雌ねじ部
3c :天壁
3d :筒状壁
3e :規制片
3e1 :規制片の先端
3f :外向き突起
3g :受け部
3h :環状壁
4 :ヘッド
4a :基部
4b :スライド筒
4c :内側筒部
4d :内側端
4e :外側端
4f :頂壁部
4g :外側筒部
4h :内向き突起
4j :弾性部
4k :脚片
5 :オーバーキャップ
10 :粒状物定量取り出し容器(第二実施形態)
13 :キャップ本体
13a :装着筒
13b :雌ねじ部
13c :天壁
13d :筒状壁
13e :規制片
13e1:規制片の先端
13f :外向き突起
13g :受け部
13h :環状壁
14 :ヘッド本体
14a :基部
14b :スライド筒
14c :内側筒部
14d :内側端
14e :スライド筒外側端
14f :頂壁部
14g :外側筒部
14h :内向き突起
14j :弾性部
14k :脚片
14m :溝部
14n :下側水平部
14p :傾斜部
14q :上側水平部
14r :垂直部
16 :可動体
16a :外筒
16b :内向きフランジ
16c :穴
16d :外側端
16e :凸部
16f :摘まみ
K :計量空間
N :内部空間
O :中心軸線
R :粒状物
T :対象物

Claims (5)

  1. 粒状物を収容する容器本体と、
    前記容器本体に保持され、且つ、該容器本体の内側から外側に向かって延在する筒状壁と、該筒状壁に連結する根元から該容器本体の内側に向かって該筒状壁の中心軸線に近づく向きに傾斜して、先端で該粒状物の該容器本体外への移動を妨げる一方、該中心軸線から離れる向きに弾性変形可能な規制片とを有するキャップ本体と、
    前記キャップ本体に保持される基部と、前記筒状壁に沿って移動可能なスライド筒とを有し、更に該基部と該スライド筒とを連結するとともに該スライド筒を前記容器本体の外側に向かって付勢する弾性部とを有するヘッドと、を備え、
    前記ヘッドは、対象物に押し当てることによって前記スライド筒を前記容器本体の内側に向かって移動させる外側端と、該スライド筒を該容器本体の内側に向かって移動させた際に前記規制片に押し当たって該規制片を前記中心軸線から離れる向きに変位させる内側端と、該規制片における該先端と該外側端との間に形成され、該規制片における該先端を通過した前記粒状物を所定の数量で収容する計量空間とを有する粒状物定量取り出し容器。
  2. 前記弾性部は、前記基部と前記スライド筒とを一体に連結する薄肉片である請求項1に記載の粒状物定量取り出し容器。
  3. 前記キャップ本体及び前記ヘッドの少なくとも一方は、前記スライド筒が前記容器本体の内側に向けて移動した際に他方に押し当たって弾性変形する脚片を有する請求項1又は2に記載の粒状物定量取り出し容器。
  4. 前記ヘッドは、前記基部、前記スライド筒、前記弾性部、及び前記内側端を有するヘッド本体と、前記外側端を有する可動体とで構成され、該可動体は、該ヘッド本体に対して該外側端を前記内側端に対して接近、離反させる向きに移動可能に装着される請求項1〜3の何れか一項に記載の粒状物定量取り出し容器。
  5. 前記スライド筒は、前記筒状壁を取り囲む外側筒部を有し、前記可動体は、該外側筒部を取り囲む外筒を有し、該外側筒部と該外筒の何れか一方は、該外側筒部と該外筒の何れか他方に対して突出する凸部を有し、該外側筒部と該外筒の何れか他方は、該凸部を収容して該可動体を前記ヘッド本体に対して移動させるにあたってのガイドとなる溝部を有する請求項4に記載の粒状物定量取り出し容器。
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