JP2507657Y2 - 注出容器 - Google Patents

注出容器

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JP2507657Y2
JP2507657Y2 JP1989063717U JP6371789U JP2507657Y2 JP 2507657 Y2 JP2507657 Y2 JP 2507657Y2 JP 1989063717 U JP1989063717 U JP 1989063717U JP 6371789 U JP6371789 U JP 6371789U JP 2507657 Y2 JP2507657 Y2 JP 2507657Y2
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valve
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container
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康宏 藤原
哲三 中村
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は注出容器に係り、特に、口部に設けた弁の開
閉に特徴を有する注出容器に関する。
〔従来の技術〕
従来、注出容器としては、容器口部にキャップを備
え、このキャップの取着時に容器口部内に設けた注出栓
の注出孔をキャップ内面に設けた突起などで塞ぐように
したものが多い。
そして、キャップ内面に設けた突起で注出孔を塞がな
いようにした塗布式容器が、実公昭58-9529号公報に記
載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記多くのタイプの注出容器では、キャップ
内面で注出孔を開閉するようにしてあるため、容器内容
物が液体である場合、キャップの繰り返し開閉に伴い、
内容液がキャップ内面に付着し、ひいては、容器口部周
辺に付着し、周囲を汚す結果となる。
そして、前記実公昭58-9529号公報に記載された塗布
式容器は、内容液がキャップ内面に付着しないものであ
るが、蛇腹状の部分を設けてあり、そして、蛇腹状の部
分は、中栓の中間部を伸縮できるようにするため、中央
部が外方に屈曲して突出した蛇腹状側壁に形成し、しか
も、その上端と下端に、上板の肩部と底部を一体的に連
結して形成されたものである。
したがって、蛇腹状の部分を成形する金型は、型抜き
のため、外型又は中型のうち、少なくとも一方の金型
は、2つに分割しなければならず、そして、いずれか他
方の金型は、一体に形成できても、型抜きが面倒であ
る。
本考案は、前記事項に鑑みなされたものであり、内容
液がキャップの内面に付着しない注出容器を、容易に成
形できる構成にすることを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、このような従来の問題に鑑みなされたもの
で、キャップに接触しない容器口部内での注出路の遮断
を行って、容器口部周りを内容液の残液で汚すことのな
いようにした注出容器である。
すなわち、本考案は、容器口筒部2により形成された
容器口部2aに装着される弁座体3に、前記容器口筒部2
の軸方向に摺動自在となるよう弁体10を設け、さらに、
前記容器口筒部2にキャップ20を着脱自在に取着してあ
り、前記弁座体3の周囲には、外周縁が下方となる環状
の傾斜面4を設けてあり、前記弁体10には下方に延びる
とともに、下端縁が開放された円筒状のばね部13を設け
てあり、このばね部13は下降して下端縁が傾斜面4に当
接して外方に屈曲し、容器口筒部2の中心軸線に向かう
復元力を有するように形成されており、かつ、前記外方
への屈曲により、前記弁体10を前記弁座体3から離反す
る向きに付勢するばね部13に形成して設けてあり、前記
弁体10と前記弁座体3には相互を貫く注出孔16と注出路
7をそれぞれ設けてあるとともに、相互の当接によりこ
の注出路7を閉ざす弁部17及び弁座部6をそれぞれ形成
してあり、そして、前記キャップ20を閉じた時、前記キ
ャップ20に前記弁体10が押されて前記弁座体3側へと移
動するとともに、前記円筒状のばね部13の下端縁が前記
傾斜面4に押されて前記容器口筒部2の中心軸線から離
反する方向に移動し、かつ、前記弁部17と前記弁座部6
とが当接して前記注出路7を遮断し、前記キャップ20を
開いた時、前記ばね部13が復元力で前記容器口筒部2の
中心軸線側に移動して前記傾斜面4を押しその抗力で前
記弁体10が前記弁座体3から離反する方向に移動し、前
記弁部17と前記弁座部6とを離反させて前記注出路7を
開通させる注出容器とした。
〔作用〕
本考案は、前記キャップ20を閉じた時、キャップ20に
弁体10が押されて弁座体3側へと移動するとともに、前
記円筒状のばね部13の下端縁が傾斜面4に押されて容器
口筒部2の中心軸線から離反する方向に移動し、かつ、
弁部17と弁座部6とが当接して注出路7を遮断し、前記
キャップ20を開いた時、前記ばね部13が復元力で容器口
筒部2の中心軸線側に移動して傾斜面4を押しその抗力
で弁体10が弁座体3から離反する方向に移動し、前記弁
部17と弁座部6とを離反させて注出路7を開通させる。
そして、本考案は、弁座体3の周囲には、外周縁が下
方となる環状の傾斜面4を設け、弁体10には下方に延び
るとともに、下端縁が開放された円筒状のばね部13を設
け、このばね部13は下降して下端縁が傾斜面4に当接し
て外方に屈曲し、復元力を有するように形成されてい
る。
前述の如く、本考案の弁体10のばね部13は、下方に延
びるとともに、下端縁が開放された円筒状に形成されて
いるので、金型の中型或は外型を、さらに分割する必要
はなく、しかも、射出成形した後の型抜きが、何の支障
もなく行なえるものであり、弁体10の成形が、きわめて
簡単にできるものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づい
て説明する。
この実施例における容器はチューブ容器であり、本体
1は可撓性のある材質で形成された上部に口筒部2を有
し、この口筒部2により形成された口部に弁座体3が嵌
合されるようになっている。
この弁座体3は、筒状をなし、上部外周に傾斜面4を
有し、内部に複数の支持橋5で支えられた弁座部6とし
て形成された弁座柱6が立設され、容器口筒部2の軸方
向に向いている。この弁座柱6の上端は弁座部6として
機能する。なお、複数の支持橋5間は注出路7になって
いる。また、弁座体3の上部内周に環状突起8が突設さ
れている。
そして、弁座体3に弁体10が前記容器口部2aの軸方向
に摺動自在に設けられている。この弁体10は、弁座体3
内に挿入されて摺動する摺動筒11を有し、この摺動筒11
の下部外周には突起部12が周設され、この突起部12は前
記環状突起8に引っかかって摺動筒11の抜け止めとなっ
ている。さらに、摺動筒11の中間部外周からは、バネ作
用を有するばね部13が下方に延びるとともに、下端縁が
開放された円筒状に形成されている。このばね部13は、
容器口筒部2の中心軸線に向かう復元力を有し、前記傾
斜面4への当接により弁体10を弁座体3から離反する方
向に付勢するように形成してある。また、摺動筒11の上
部内周からは、内側に平板部15が設けられ、この平板部
15の中央に設けた注出孔16から弁部17として形成された
注出筒17が垂設されている。そして、弁部17として形成
されたこの注出筒17から注出孔16へと注出路7が形成さ
れている。
この注出筒17の下端は弁部17として機能し、前記弁座
柱6に対向していて、弁体10の下降により弁座柱6に当
接して注出路7を遮断するようになっている。
次に、弁体10の摺動筒11上部に注出カバー18が取り付
けられている。この注出カバー18には、3つの孔19が穿
設されている。
そして、容器口筒部2にキャップ20が螺着されるよう
になっており、このキャップ20の天板内面に垂設した環
状部21がキャップ20螺着時に注出カバー18に当接し、弁
体10を押し下げるようになっている。
次に、この容器の操作方法を説明する。
前記キャップ20を閉じた時、キャップ20に弁体10が押
されて弁座体3側へと移動し、前記円筒状のばね部13の
下端縁が傾斜面4に押されて容器口筒部2の中心軸線か
ら離反する方向に移動し、かつ、弁部17としての注出筒
17下端が、弁座部6としての弁座柱6の先端に当接して
注出路7が遮断した状態となる。
次に、前記キャップ20を開いた時、前記ばね部13が復
元力で容器口筒部2の中心軸線側に移動して傾斜面4を
押しその抗力で弁体10が弁座体3から離反する方向に移
動し、前記弁座部6先端から注出筒17下端が離れ、注出
路7が開通する。
なお、容器本体、弁座体3、弁体10、注出カバー18は
合成樹脂で形成されるのがよいが、ばね部13を弁体10に
一体に設ける場合には、弁体10を形成する樹脂は可撓性
を発揮できるものがよい。そして、この注出カバー18は
合成樹脂でもよいが、ゴムあるいはエラストマーなど柔
軟性材が好適である。
また、図示しないが、弁座体3に弁座柱6を設けずに
連通孔のみを設け、一方弁体10に連通孔を開閉する弁柱
を設けるようにしてもよい。
また、ばね部13は筒に形成する必要はなく、片状ある
いは柱状のものでもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、注出路がキャップにより直接開閉さ
れるのではなく、容器口部に設けた弁部と弁座部により
キャップ操作に連動して開閉させるようにしたので、注
出路をキャップで直接開閉する場合に比較して、キャッ
プ内面が内溶液の残液で汚れるおそれがない。
そして、本考案は、弁座体3の周囲には、外周縁が下
方となる環状の傾斜面4を設け、弁体10には下方に延び
るとともに、下端縁が開放された円筒状のばね部13を設
け、このばね部13は下降して下端縁が傾斜面4に当接し
て外方に屈曲し、復元力を有するように形成されてい
る。
前述の如く、本考案の弁体10のばね部13は、下方に延
びるとともに、下端縁が開放された円筒状に形成されて
いるので、金型の中型或は外型を、分割しなくとも、射
出成形した後の型抜きが、何の支障もなく行なえるもの
であり、弁体10の成形が、きわめて簡単にできるもので
あり、注出容器のコストを安くできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した半裁断面図、第2図
はその分解斜面図である。 2……容器口筒部、2a……容器口部、3……弁座体、4
……傾斜面、6……弁座部としての弁座柱、7……注出
路、10……弁体、13……ばね部、17……弁部としての注
出筒、20……キャップ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器口筒部2により形成された容器口部2a
    に装着される弁座体3に、前記容器口筒部2の軸方向に
    摺動自在となるよう弁体10を設け、さらに、前記容器口
    筒部2にキャップ20を着脱自在に取着してあり、前記弁
    座体3の周囲には、外周縁が下方となる環状の傾斜面4
    を設けてあり、前記弁体10には下方に延びるとともに、
    下端縁が開放された円筒状のばね部13を設けてあり、こ
    のばね部13は下降して下端縁が傾斜面4に当接して外方
    に屈曲し、容器口筒部2の中心軸線に向かう復元力を有
    するように形成されており、かつ、前記外方への屈曲に
    より、前記弁体10を前記弁座体3から離反する向きに付
    勢するばね部13に形成して設けてあり、前記弁体10と前
    記弁座体3には相互を貫く注出孔16と注出路7をそれぞ
    れ設けてあるとともに、相互の当接によりこの注出路7
    を閉ざす弁部17及び弁座部6をそれぞれ形成してあり、 前記キャップ20を閉じた時、前記キャップ20に前記弁体
    10が押されて前記弁座体3側へと移動するとともに、前
    記円筒状のばね部13の下端縁が前記傾斜面4に押されて
    前記容器口筒部2の中心軸線から離反する方向に移動
    し、かつ、前記弁部17と前記弁座部6とが当接して前記
    注出路7を遮断し、前記キャップ20を開いた時、前記ば
    ね部13が復元力で前記容器口筒部2の中心軸線側に移動
    して前記傾斜面4を押しその抗力で前記弁体10が前記弁
    座体3から離反する方向に移動し、前記弁部17と前記弁
    座部6とを離反させて前記注出路7を開通させる注出容
    器。
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