JP6636318B2 - 苗木保護具 - Google Patents

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Description

本発明は、植樹された樹木の苗木が野生動物に食べられないように苗木を保護するための苗木保護具に関するものである。
公官庁や民間企業などにより行われている植樹において、樹木の苗木がシカやイノシシなどの野生動物に食べられないように保護する苗木保護具については、従来より種々の提案がなされており、例えば、幼齢木の周囲に所定間隔で立設される少なくとも2本の支柱と、上記支柱を介して幼齢木の周囲に筒状に起立保持される筒状ネットとを備え、上記支柱および筒状ネットが、ともに生分解性を有している幼齢木保護具である苗木保護具が開示されている。(特許文献1の請求項1参照)。
特開2000−279039号公報
しかしながら、上記従来の苗木保護具においては、苗木の周囲に筒状ネットを起立保持させる際、筒状ネットにコシが無く、きれいな筒状に形成して起立保持させるのが容易ではなかった。また、筒状ネットをコシのある材料で形成すると、苗木を植林している現地まで苗木用保護具を運搬する際、嵩高くなり運搬が容易なものではなくなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、苗木を植樹する現地まで運搬しやすく、かつ苗木の周囲に苗木保護具を設置する際、容易に筒形状を保持させて設置することができる苗木保護具を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち本発明に係る苗木保護具は、横材であるリング材が上下方向に複数配置され、この複数のリング材に柔軟性を備えた筒状のネット材が取付けられて形成されたネット状筒状体が、上下方向に畳まれた運搬時の状態と、上下方向に引き伸ばされた使用時の状態とが可変となされ、その上下方向に引き伸ばされた使用時の状態において、前記ネット状筒状体が支持体に支持されており、前記リング材は、押圧されて一時的に変形されたとしても元の形状に復元する熱可塑性合成樹脂で形成され、かつ、前記筒状のネット材の内側に接着されて取り付けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る苗木保護具によれば、横材であるリング材が上下方向に複数配置され、この複数のリング材に柔軟性を備えた筒状のネット材が取付けられて形成されたネット状筒状体が、上下方向に畳まれた運搬時の状態と、上下方向に引き伸ばされた使用時の状態とが可変となされ、その上下方向に引き伸ばされた使用時の状態において、前記ネット状筒状体が支持体に支持されるようにしているので、苗木を植樹する現地まで運搬する際には、ネット状筒状体を上下方向に畳んで運搬時の状態とすれば、容積を小さくできるため運搬しやすく、また苗木を植樹する現地で苗木の周囲に苗木保護具を設置する際には、畳まれた運搬状態のネット状筒状体を苗木の根元に配置し、リング材を持って上方向に引き伸ばし支持体に取付けさえすれば、容易に筒形状を保持させた苗木保護具を効率よく設置することができる。
本発明に係る苗木保護具の設置方法を示す説明図(a)〜(e)、及び、苗木保護具の使用時の状態を上方から見た斜視図(d),(e)である。 図1に示す苗木保護具の実施形態を構成するネット状筒状体の運搬時の状態を示す斜視図である。 図1に示す苗木保護具の実施形態を構成するネット状筒状体の使用時の状態の一例を示す斜視図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照し、具体的に説明する。
Pは本発明に係る苗木保護具であって、苗木Kが植樹されている地面Gに立設された支持体である棒状の支柱1と、該支柱1に取付けられ支持されて前記苗木Kの周囲を覆い、野生動物などの食害から苗木Kを保護するネット状筒状体2とを備えている。
前記ネット状筒状体2は、横材であるリング材21が上下方向に複数配置され、この複数のリング材21に柔軟性を備えた筒状のネット材22が取付けられて形成され、図2に示す上下方向に畳まれた運搬時の状態と、図1(d),(e)に示す上下方向に引き伸ばされた使用時の状態とが可変となされている。
前記苗木保護具Pの設置方法については、図1(a),(b)に示すように、保護する苗木Kの脇に前記支柱1を立設し、次に図1(c)に示すように、上下方向に畳まれた運搬時の状態の前記ネット材22を前記苗木Kの根元の周囲に配置し、次に図1(d),(e)に示すように、前記ネット材22を所望の高さになるよう上下方向に引き伸ばして、係止具3を介して前記支柱1に前記ネット状筒状体2を係止する。
そして図1(d),(e)に示すように、前記ネット状筒状体2はその使用時の状態(設置された状態)においては、網目を備えた縦長の円筒状の形状となされている。そして、その使用時の状態において、前記ネット状筒状体2の外側面に沿って立設された前記支柱1に、前記ネット状筒状体2の前記リング材21の部分に係止具3が係止され、前記ネット状筒状体2が係止されている。
なお本実施形態においては、前記支柱1を1本用いて前記ネット状筒状体2を支持しているが、複数本の前記支柱1を用いて前記ネット状筒状体2を支持してもよい。また本実施形態においては、前記ネット状筒状体2の前記リング材21の部分が前記係止具3を介して前記支柱1に係止されているが、前記ネット状筒状体2の前記ネット材22の部分が前記係止具3を介して前記支柱1に係止されるようにしてもよい。
そして本願の記載において、前記ネット状筒状体2の運搬時の状態とは、前記ネット状筒状体2が上下方向に畳まれその高さ方向に最も縮められている状態を表すものである。また、前記ネット状筒状体2の使用時の状態とは、前記ネット状筒状体2がその高さ方向に最も縮められている状態である運搬時の状態から、保護する苗木Kの高さに合わせるなどして、所望の高さに前記ネット状筒状体2を上下方向に引き伸ばした状態を表すものである。
前記ネット状筒状体2の横材である前記リング材21は、ポリプロピレンやポリエチレンや塩化ビニルなどの熱可塑性合成樹脂で形成されており、その線径は0.5〜5mm、その硬度が日本工業規格(JIS)で規定されているショア硬度Aで80以上と比較的高く、所謂コシを持ったものであるので、前記リング材21自体の形状を保持することができるとともに、前記ネット状筒状体2が上下方向に蛇腹状に畳まれた運搬時の状態で、前記苗木Kが植樹されている現地まで運搬し、前記ネット状筒状体2を前記苗木Kの根元に配置して、前記リング材21を持って上方向に引き伸ばして使用時の状態とし、前記ネット状筒状体2を前記支柱1に取付けさえすれば、筒形状を保持させた苗木保護具Pを効率よく設置することができる。
また上述のように、前記リング材21は熱可塑性合成樹脂で形成され、元の形状に復元するようになされた所謂コシを持たせているため、前記リング材21が押圧されるなどして一時的に変形させられた状態となされても、元の形状に復元し前記ネット状筒状体2を筒状に保持させることができる。
前記ネット状筒状体2のネット材22は、ポリプロピレンやポリエチレンやポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性合成樹脂で形成されているが、前記リング材21とは異なり柔軟性を持たせて形成しているので、上述のように、前記ネット状筒状体2が運搬時の状態である蛇腹状に畳まれた状態と、使用時の状態である上下方向に引き伸ばされた状態とを可変とすることができる。
なお、前記ネット状筒状体2において、前記ネット材22は前記リング材21の内側に、熱により溶着したり接着剤などにより接着するなどして、取付けられている。このように、前記ネット材22を前記リング材21の内側に配置することにより、前記苗木Kが成長するに伴い、前記リング材21に前記苗木Kの枝部などが引っ掛かるのを防止することができ、好ましい。
前記苗木保護具Pの使用時の状態において、前記ネット状筒状体2のネット材22の網目の大きさは、目合いが0.2〜3mmであることが好ましが、日光を遮り過ぎない程度に大きく、野生動物の口が入りにくい程度に小さければ、特に本実施形態の数値範囲に限定されるものではない。
また、前記ネット状筒状体2の大きさは、図1における上下方向の高さが1300〜2000mmであり、上部及び下部の開口部の径が75〜200mmであることが好ましい。
前記支柱1は縦長の棒状体からなり、錆びることなく耐久性の高い繊維強化プラスチック(FRP)で形成されており、径は8.5mm、高さは1600〜2300mmとなされている。また言うまでもなく、ステンレスなどの金属パイプや金属パイプの外周に合成樹脂を被覆させたもので、前記支柱1を形成してもよい。
1 支柱
2 ネット状筒状体
21 リング材
22 ネット材
3 係止具
P 苗木保護具
K 苗木
G 地面

Claims (1)

  1. 横材であるリング材が上下方向に複数配置され、この複数のリング材に柔軟性を備えた筒状のネット材が取付けられて形成されたネット状筒状体が、上下方向に畳まれた運搬時の状態と、上下方向に引き伸ばされた使用時の状態とが可変となされ、その上下方向に引き伸ばされた使用時の状態において、前記ネット状筒状体が支持体に支持されており、
    前記リング材は、押圧されて一時的に変形されたとしても元の形状に復元する熱可塑性合成樹脂で形成され、かつ、前記筒状のネット材の内側に接着されて取り付けられていることを特徴とする苗木保護具。
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