JP6636020B2 - 圧力波式過給機により内燃機関内の過給圧を調節する方法及び装置 - Google Patents

圧力波式過給機により内燃機関内の過給圧を調節する方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載の、圧力波式過給機により内燃機関内の過給圧を調節する方法に関する。本発明は更に、請求項11の上位概念に記載の、圧力波式過給機により内燃機関内の過給圧を調節する装置に関する。
背景技術
内燃機関の出力若しくは効率を、圧力波式過給機の使用により高めることは周知である。圧力波式過給機は、吸い込まれた新鮮空気を圧縮し、これにより、内燃機関の過給圧を高める。自動車の内燃機関はコールドスタートから出発して、引き続く運転段階の最中には様々に異なる状態で運転される。よって効率的な運転のためには、圧力波式過給機も、内燃機関のそのときどきの実際の運転状態に適合させることが必要とされる。
独国特許出願公開第102006020522号明細書には、新鮮空気が圧力波式過給機により圧縮される、内燃機関の運転方法が開示されている。この圧力波式過給機における欠点は、その制御のためにハウジングをずらすことが必要とされる、という事実にある。国際公開第2011/100958A1号には、圧力波式過給機により内燃機関の過給圧を調節する別の方法が開示されている。この圧力波式過給機における欠点は、その制御のために空気ハウジング内で変位可能なゲートが必要とされる、という事実にある。両方法とも、コールドスタート時、並びにエンジン低負荷時若しくは体積流量が少ない場合には、極めて低い圧力しか発生させることができないため、効率的には運転不可能である、という欠点を有している。更に、これらの公知の圧力波式過給機は両方とも、構造に起因して、回転構成部材と固定構成部材との間に比較的大きな隙間が必要とされる、という欠点を有しており、このことは効率を付加的に低下させる。
発明の概要
本発明の課題は、エミッション特性、応答特性及び効率に関してより有利な圧力波式過給機により、内燃機関内の過給圧を調節する方法並びに装置を形成することにある。本発明による方法若しくは本発明による装置は、特に少ない体積流量においても所定の圧力を溜められることが望ましく、更に、より高い効率を有していることが望ましい。
この課題は、請求項1記載の特徴を有する、圧力波式過給機により内燃機関内の過給圧を調節する方法により解決される。従属請求項2〜10は、更に有利な方法ステップに関する。前記課題は更に、請求項11記載の特徴を有する、圧力波式過給機により内燃機関内の過給圧を調節する装置により解決される。従属請求項12〜13は、更に有利に構成された装置に関する。
前記課題を解決する、圧力波式過給機により内燃機関内の過給圧を調節する方法では特に、前記圧力波式過給機は、1回転当たり少なくとも2圧縮サイクルを行うセルロータを有しており、高圧排気ガス流が、第1の高圧排気ガス部分流と第2の高圧排気ガス部分流とに分割され、第1の圧縮サイクルでは、新鮮空気流と前記第1の高圧排気ガス部分流とが前記セルロータに供給され、且つ該セルロータから第1の圧縮新鮮空気流と低圧排気ガス流とが導出され、第2の圧縮サイクルでは、前記新鮮空気流と前記第2の高圧排気ガス部分流とが前記セルロータに供給され、且つ該セルロータから第2の圧縮新鮮空気流と前記低圧排気ガス流とが導出され、前記第1の圧縮新鮮空気流と前記第2の圧縮新鮮空気流とが合流して過給空気を形成し、該過給空気が内燃機関に供給され、前記第1の高圧排気ガス部分流と前記第2の高圧排気ガス部分流の量は、互いに独立して制御され、これにより、前記過給空気の圧力又は場合により量を制御する。前記過給空気の過給圧を制御するために、好適には、前記第1の高圧排気ガス部分流は、制御されずに前記セルロータに供給され、前記第2の高圧排気ガス部分流は、制御されて前記セルロータに供給され、これにより、前記第2の圧縮新鮮空気流が逆止弁を通って案内された後に、前記第1の圧縮新鮮空気流と前記第2の圧縮新鮮空気流とが合流して、前記過給空気を形成することになる。
更に前記課題を解決する、圧力波式過給機により内燃機関内の過給圧を調節する装置では特に、前記圧力波式過給機は、セルロータと、吸気通路と、過給空気通路と、高圧排気ガス通路と、排気通路とを有しており、前記吸気通路と、前記高圧排気ガス通路と、前記過給空気通路とは、前記吸気通路を介して新鮮空気流が前記セルロータに供給可能であり且つ前記高圧排気ガス通路を介して高圧排気ガス流が前記セルロータに供給可能であるように配置されており、前記セルロータから前記過給空気通路を介して、圧縮新鮮空気が導出可能であり、前記圧力波式過給機は、前記吸気通路が第1及び第2の吸気部分通路に分岐していること、前記高圧排気ガス通路が第1及び第2の高圧排気ガス部分通路に分岐していること、及び前記過給空気通路には第1及び第2の過給空気部分通路から供給されることに基づき、当該圧力波式過給機が1回転する間に少なくとも第1及び第2の圧縮サイクルを実施するように形成されており、前記第2の高圧排気ガス部分通路を通流する高圧排気ガス流の量を制御するために、前記第2の高圧排気ガス部分通路内には制御可能な弁が配置されており、前記第2の空気案内通路内には逆止弁が配置されており、負荷基準、特にアクセルペダルに応じて、前記制御可能な弁を操作する制御・調整装置が配置されており、これにより、前記内燃機関に供給される過給空気の量を制御することができるようになっている。
本発明による方法において、圧力波式過給機は、少なくとも2つの圧縮サイクルを有しており、これらの圧縮サイクルの少なくとも一方には、例えば制御スライダとして形成された弁が配置されており、この弁により、高圧排気ガス流を解放又は遮断することができる、若しくは前記弁により、高圧排気ガス流のガス通流量若しくは圧力を調整することができる。制御スライダの位置が、第2の高圧排気ガス部分流に作用する堰止め面積若しくは制御スライダを通流する流量を決定するので、制御スライダの位置は、第2の圧縮新鮮空気流に作用する圧力を決定することになる。高圧排気ガス流を調整することにより、圧力若しくは圧力波式過給機から供給される過給空気量を調整することができるようになっている。この方法が有する利点は、エンジン低負荷時若しくは排気ガスの体積流量が少ない場合には、第2の圧縮サイクル中に前記弁が全閉され続けることにより、第2の圧縮サイクルは完全に遮断されたままになる、という点にある。一方の高圧排気ガス流を遮断することにより、圧力波式過給機内に存在するガス案内通路が少なくなり、このことは、少ない体積流量においても過給空気の相応の圧力を発生させることができる、という利点を生ぜしめる。一方の圧縮サイクルを遮断することにより、この運転状態では本発明による装置の高圧排気ガス流は、1/2の堰止め面積を介してしか進行せず、空いている横断面の大きさは、サイクル遮断無しの運転に比べ半分にしかならないので、少ない体積流量においても十分に高い圧力を溜める若しくは発生させることが可能であり、これにより、相応の圧力を有する過給空気を生ぜしめることができるようになっている。本発明による方法が有する利点は、圧力波式過給機が、コールドスタート時にはるかに良好な応答特性を有しているという点、即ち、内燃機関に加圧された過給空気を供給するため若しくは内燃機関をより高い出力で以て運転するために、圧力波式過給機は、コールドスタート時に比較的迅速に適当な過給圧を形成することができる、という点にある。別の有利な構成において当該方法が有する利点は、圧力波式過給機は、その全容量の約1/2までは単一の圧縮サイクルで以て運転可能であり、圧力波式過給機は、全容量の1/2を上回ると2つの圧縮サイクルで以て運転され、第2の圧縮サイクルの接続時に、圧力波式過給機の回転数を、有利には僅かに変更するだけで済む、という点にある。これにより圧力波式過給機は、大体において上方の回転数範囲内で回転することになり、このことは、例えば刊行物である欧州特許出願公開第2562381号明細書に記載の従来技術から公知のような、変位可能なゲート若しくは制御エッジは、最早不要である、という利点を生ぜしめる。
本発明による方法は有利には、圧力波式過給機を第1の運転状態で運転し、第1の運転状態では、第1の圧縮サイクル中に第1の高圧排気ガス部分流がセルロータに供給され、且つ第2の圧縮サイクル中には第2の高圧排気ガス部分流はセルロータに一切供給されず、圧力波式過給機を第2の運転状態で運転し、第2の運転状態では、第1の圧縮サイクル中に第1の高圧排気ガス部分流がセルロータに供給され、且つ第2の圧縮サイクル中にも第2の高圧排気ガス部分流がセルロータに供給され、測定された運転状態値と、予め設定された目標切換値とに応じて、第1の運転状態と第2の運転状態とを切り換えるように行われる。圧力波式過給機の運転中の状態値である、測定される運転状態値としては特に、内燃機関に供給された過給空気量、又は過給空気圧、又はエンジン回転数が適している。目標切換値としては特に、最大限に可能な運転状態値の40%〜50%の範囲内の値が適している。
本発明による方法が有する利点は、エンジンのその時々の出力範囲に適合させられた過給空気の圧力を生ぜしめるため、若しくはエンジンのその時々の出力範囲に適合させられた可変量の過給空気を内燃機関に供給するために、内燃機関から到来する高圧排気ガス流を特に有利に利用することができる、という点にある。供給される過給空気の量は、特に過給空気スロットルバルブの位置に対して定められる。
別の有利な構成手段において、本発明による方法は、第1の運転状態において、第2の圧縮サイクル中に第2の高圧排気ガス部分流若しくは第2の高圧排気ガス部分主流が完全には遮断されないように行われる。つまりこの別の有利な方法は、圧力波式過給機を第1の運転状態で運転し、第1の運転状態では、第1の圧縮サイクル中に第1の高圧排気ガス部分流がセルロータに供給され、且つ第2の圧縮サイクル中に第2の高圧排気ガス部分流若しくは第2の高圧排気ガス部分主流が弁により減少させられることで、減少した第2の高圧排気ガス部分流がセルロータに供給され、圧力波式過給機を第2の運転状態で運転し、第2の運転状態では、第1の圧縮サイクル中に第1の高圧排気ガス部分流がセルロータに供給され、且つ第2の圧縮サイクル中にも第2の高圧排気ガス部分流が減少されずにセルロータに供給され、測定された運転状態値と、予め設定された目標切換値とに応じて、第1の運転状態と第2の運転状態とを切り換えるように行われる。
本発明による方法若しくは本発明による装置は、少なくとも2つの圧縮サイクルを有する圧力波式過給機を必要とし、この場合、3以上の圧縮サイクルが設けられていてもよく、これらの圧縮サイクルのうちの少なくとも1つは、制御可能な弁を有しており、該弁により、対応する圧縮サイクルの高圧排気ガス流を制御且つ遮断することができ、これにより、新鮮空気流の圧力若しくは量を制御することができ、延いては過給空気の量及び圧力を制御することができるようになっている。
有利な構成では、前記弁により、圧力波式過給機のセルロータに供給された高圧排気ガス部分流を調整することも、可変のガスポケットに供給される排気ガス量を調整することも可能である。特に有利な構成では、前記弁は、制御スライダとして形成されている。
以下に、本発明を実施例につき詳しく説明する。
実施例の説明に用いられる各図面に示されているのは:
圧力波式過給機を備える内燃機関の概略図; 圧力波式過給機により生ぜしめられる過給空気圧を、体積流量の関数で示した図; 圧力波式過給機の概略的な縦断面図; 回転スライダの1つの実施例の断面; 逆止弁の1つの実施例の断面; 回転スライダの回転部材の斜視図; 図6に示した回転スライダ用の外側スリーブの斜視図、である。
原則として、各図面において同一の部材には同一の符号を付してある。
本発明の実施方法
図1には、内燃機関39内の過給圧を調節する装置が示されている。内燃機関39は、複数のシリンダ30を有しており、これらのシリンダ30のうち、図1には唯一つだけが示されている。シリンダ30内にはピストン31が配置されている。シリンダ30は、吸気弁34と、排気弁35と、スパークプラグ33とを有している。シリンダ30には過給空気通路3を介して過給空気3eが供給され、この場合、過給空気3eには、噴射弁36を介して更に燃料が混加される。シリンダ30から流出する燃焼排気ガスは、高圧排気ガス流4cとして、排気ガス通路4を介して導出される。少なくとも1つのセンサ10、例えば過給空気3eの圧力を測定する圧力センサ10a、又は過給空気3eの量を測定するセンサ10b、例えばホットワイヤ式センサを用いて、制御・調整装置40が、内燃機関39若しくは圧力波式過給機1の運転状態Bを測定することができる、又は測定値から運転状態Bを算出することができるようになっている。
図1には更に、空気ハウジング6と、ガスハウジング7と、ガスハウジング7内に配置されていて回転可能に支持されたセルロータ8と、複数の供給導管と、導出導管と、駆動装置とを有する圧力波式過給機1が示されている。図1には、セルロータ8の360°にわたる円筒断面の展開図と、対応する供給導管と、導出導管と、駆動装置とが示されており、この場合、圧力波式過給機1若しくはセルロータ8は、1回転当たり2圧縮サイクルを行うように設計されている。
新鮮空気流2cは、吸気通路2を介して空気フィルタ16を通って案内され、次いで2つの部分流に分けられ、第1の吸気部分通路2aと、第2の吸気部分通路2bと、新鮮空気流入部6aとを介してセルロータ8に供給される。低圧排気ガスは、セルロータ8から排気ガス流出部5cと排気ガス流出部5dとを介して流出した後に、酸化触媒17と排気通路5とを通って、低圧排気ガス流5eとして環境に排出される。高圧排気ガス流4cは、排気ガス通路4を介して三元触媒19へ送られた後に、第1の高圧排気ガス部分通路4aと、第2の高圧排気ガス部分通路4bとを介して、第1の高圧排気ガス部分流4dと第2の高圧排気ガス部分流4eとに分けられる。第1の高圧排気ガス部分流4dは、第1の高圧排気ガス部分主流4gと、第1のガスポケット流4fとに分けられる。第1の高圧排気ガス部分主流4gは、排気ガス流入部7aを介してセルロータ8に供給され、第1のガスポケット流4fはガスポケット7eに供給される。第1の高圧排気ガス部分主流4gの場合、セルロータ8に向かう方向に弁は設けられていないので、第1の高圧排気ガス部分主流4gは、制御されずにセルロータ8に供給されるようになっている。ガスポケット弁駆動装置20aを有する第1のガスポケット弁20を介して、第1のガスポケット流4fとしてガスポケット7eに供給される第1の高圧排気ガス部分流4dの量を制御することができる。有利な方法では、例えばエンジンのコールドスタート後に、ガスポケット弁20は例えば暖機段階中は閉じられたままなので、高圧排気ガス部分主流4gは、第1の高圧排気ガス部分流4dに相当する。
第2の高圧排気ガス部分流4eは、第2の高圧排気ガス部分主流4iと、第2のガスポケット流4hとに分けられる。第2の高圧排気ガス部分主流4iは、制御可能な主ガス流弁21bを介して排気ガス流入部7dに送られ、その後セルロータ8に供給される。第2のガスポケット流4hは、ガスポケット7eに供給される。ガスポケット弁駆動装置21cを有する第2のガスポケット弁21aと、駆動装置21dを有する主ガス流弁21bとを介して、第2の高圧排気ガス部分流4eの、第2のガスポケット流4hと第2の高圧排気ガス部分主流4iへの分割を制御することができる。主ガス流弁21bと第2のガスポケット弁21aとは互いに連結されていてもよく、又は互いに独立制御されていてもよい、つまりそれぞれ異なる位置を取ることもでき、特に全開又は全閉されていてもよい。ガスポケット弁21aと主ガス流弁21bとは、ガスポケット弁と主ガス流弁の両方を形成する単独の弁21として形成されていてもよい。有利な方法では、例えばエンジンのコールドスタート後に、ガスポケット弁21aは例えば暖機段階中は閉じられたままなので、第2の高圧排気ガス部分主流4iは、第2の高圧排気ガス部分流4eに相当する。
新鮮空気流入部6aを介してセルロータ8に流入する新鮮空気流2cは、セルロータ8内で圧縮され、過給空気流出部6bを介して、第1の圧縮新鮮空気流3c及び第2の圧縮新鮮空気流3dとして第1の過給空気部分通路3a若しくは第2の過給空気部分通路3bを経て、過給空気冷却器18に供給され、次いで過給空気3eとしてシリンダ30に供給される。第2の過給空気部分通路3b内には、逆止弁9が配置されている。逆止弁9は、特に弁21若しくは21bが全閉している場合に過給空気3eがセルロータ8内へ逆流することを回避するために必要とされる。
圧力波式過給機1は更に、制御・調整装置40を有しており、制御・調整装置40は信号線路を介して、好適にはアクセルペダルとして形成された負荷基準38と、過給空気スロットルバルブ37と、電動モータ15と、駆動装置20a,21c,21dとに接続されている。電動モータ15は、ロータ軸12を介してセルロータ8に結合されており、これによりセルロータ8を駆動することができるようになっている。別の構成では、ロータ8の駆動は、電動モータ15の代わりに適当な伝動装置を介して内燃機関39により行うことができる。
圧力波式過給機1により内燃機関39内の過給圧を調節する方法は、セルロータ8が1回転当たり2圧縮サイクルを実行し、この場合、高圧排気ガス流4cは、第1の高圧排気ガス部分流4dと第2の高圧排気ガス部分流4eとに分けられ、第1の圧縮サイクルでは、新鮮空気流2cと第1の高圧排気ガス部分流4dとがセルロータ8に供給され、セルロータ8から第1の圧縮新鮮空気流3cと低圧排気ガス流5eとが導出され、且つ第2の圧縮サイクルでは、新鮮空気流2cと第2の高圧排気ガス部分流4eとがセルロータ8に供給され、セルロータ8から第2の圧縮新鮮空気流3dと低圧排気ガス流5eとが導出され、この場合、第1の圧縮新鮮空気流3cと第2の圧縮新鮮空気流3dとが合流して過給空気3eを形成し、この過給空気3eが内燃機関39に供給されるように行われる。第1及び第2の高圧排気ガス部分流4d,4eの量は、互いに独立して制御されるので、過給空気3eの所要圧力を生ぜしめることができる。好適には、このようにして過給空気の過給圧を制御するために、第1の高圧排気ガス部分流4dは制御されずにセルロータ8に供給され、第2の高圧排気ガス部分流4eは弁21,21bを介して制御されてセルロータ8に供給される。両弁20,21は、好適には互いに独立して制御可能であり、この場合、これらの弁20,21は、好適には機械的に分離されているので、互いに関係なく動作可能である。
図2には、過給空気3eの体積流量V若しくは過給空気量が、過給空気3eの圧力比Pの関数で示されている。量は、質量流量を意味する、即ち、過給空気量とは、過給空気の質量流量(Kg/秒)を意味する。体積流量Vは、内燃機関39と圧力波式過給機1とのそのときどきの組合せにおいて最大限に可能な最大体積流量の%で示されている。圧力比Pは、過給空気3eの過給空気圧Pと周囲圧との商である。下方出力範囲若しくは第1の運転状態L1では、内燃機関39は限定的な量の過給空気3eしか必要としない。内燃機関39には、最大過給空気量LMaxを供給することができる。目下供給される過給空気量3eが、最大過給空気量LMaxの約40%〜50%未満の場合、セルロータ8には第1の圧縮サイクル中に第1の高圧排気ガス部分流4dが供給されるのに対し、主ガス流弁21bと第2のガスポケット弁21aとは完全に閉じられているため、第2の圧縮サイクル中に第2の高圧排気ガス部分流4eが供給されることはない。内燃機関39が上方出力範囲若しくは第2の運転状態L2で運転されると直ちに、内燃機関39はより多量の過給空気3eを必要とする。この運転状態において圧力波式過給機は曲線L2に対応して作動し、第2の圧縮サイクル中には主ガス流弁21bと、必要な場合には第2のガスポケット弁21aも少なくとも部分的に開いているので、セルロータ8には第1の圧縮サイクル中に第1の高圧排気ガス部分流4dが供給され、且つ第2の圧縮サイクル中にも第2の高圧排気ガス部分流4eが供給される。
圧力波式過給機1は、下方出力範囲若しくは第1の運転状態L1においても、第1の圧縮サイクル中に第1の高圧排気ガス部分流4dが供給され、且つ第2の圧縮サイクル中にも第2の高圧排気ガス部分流4eが供給されるように運転可能である。両高圧排気ガス部分流4d,4eは、別個に制御可能な主ガス流弁と、必要な場合には付加的にガスポケット弁とを介して制御可能だからである。
好適な方法では、圧力波式過給機1は第1の運転状態L1で運転され、第1の運転状態L1では、第1の圧縮サイクル中に第1の高圧排気ガス部分流4dがセルロータ8に供給され、第2の圧縮サイクル中には第2の高圧排気ガス部分流4eがセルロータに一切供給されず、且つ圧力波式過給機1は第2の運転状態L2で運転され、第2の運転状態L2では、第1の圧縮サイクル中に第1の高圧排気ガス部分流4dがセルロータ8に供給され、且つ第2の圧縮サイクル中にも第2の高圧排気ガス部分流4eがセルロータ8に供給され、測定された運転状態値Bと、予め設定された目標切換値Sとに応じて、第1の運転状態L1と第2の運転状態L2とが切り換えられる。
運転状態値Bとしては、好適には過給空気3eの供給量の値又は過給空気3eの過給空気圧Pの値、又は内燃機関のエンジン回転数Uが用いられる。目標切換値Sとしては、好適には運転状態値に対応する基準値が予め設定される。目標切換値Sは例えば、内燃機関39に最大過給空気量LMaxが供給可能であり、且つ目標切換値Sが、最大過給空気量LMaxの40%〜50%の範囲S1内の値であるように選択される。また目標切換値Sは、例えば内燃機関39に供給される過給空気3eが、最大過給空気圧PMaxを有することができ、且つ目標切換値Sが、最大過給空気圧PMaxの40%〜50%の範囲内、例えば40%又は45%又は50%の値であるように選択されていてもよい。
目下供給される過給空気量3eが、設定された目標切換値S、好適には最大過給空気量LMaxの40%〜50%を上回ると、第2の運転状態L2において、第1の圧縮サイクル中に第1の高圧排気ガス部分流4dがセルロータ8に供給され、且つ第2の圧縮サイクル中にも第2の高圧排気ガス部分流4eがセルロータ8に供給される。主ガス流弁21bと、場合によっては第2のガスポケット弁21aも開かれるからである。両運転状態L1,L2間の切換は、図2に示すように、好適には範囲S1内で行われ、この場合、範囲S1は、図示の実施例では10%の幅を有している。有利には、両運転状態間の切換に関して、目標切換値Sが例えば40%又は45%又は50%に予め設定され、低い値を起点として目標切換値Sを上回ると、第1の圧縮サイクル中と第2の圧縮サイクル中の両方に、第1若しくは第2の高圧排気ガス部分流4d,4eが供給される運転状態L2に変化し、高い値を起点として目標切換値Sを下回ると、第1の圧縮サイクル中にのみ第1の高圧排気ガス部分流4dが供給される運転状態L1に変化する。
図2から判るように、本発明による方法は、過給空気3eの圧力が、曲線L1の範囲、即ちより少ない体積流量においても、比較的高い値に保持され得る、という利点を有している。
図1に示した圧力波式過給機1は、3以上の圧縮サイクル、例えば3,4,5又は6圧縮サイクルを有するように形成されていてもよく、この場合、図1及び図2に記載した効果を得るためには、少なくとも1つの高圧排気ガス部分流4eが、別の複数の高圧排気ガス部分流4dとは関係なく制御可能でなければならない。
図3に縦断面で示す、特に有利に形成された圧力波式過給機1は、空気ハウジング6と、セルロータ8と、セルロータ8を取り囲むロータケーシング11と、ガスハウジング7とを有している。セルロータ8は、ロータ軸12を介して両側を各1つの軸受13,14に支持されていて、電動モータ15又は伝動装置を介して駆動されている。新鮮空気流2cは、吸気通路2を介して供給され、セルモータ8内で圧縮され、圧縮新鮮空気流3cとして過給空気通路3を介して再び導出される。高圧排気ガス流4cは、排気ガス通路4を介してセルロータ8に供給され、低圧排気ガス流5eとして排気通路5を介して再び導出される。ガスハウジング7は、水冷部7b,7cを有しており、このことは、ガスハウジング7の温度が下げられている、という利点を生ぜしめる。これにより、高圧排気ガス流4cの高い温度にもかかわらず、確実に機能する弁21をガスハウジング7内に取り付けることが可能になる。
図4には、ガスハウジング7内に配置された弁21が概略的に示されている。第2の高圧排気ガス部分流4eは、第2の高圧排気ガス部分通路4bを介して弁21に送られ、第2の高圧排気ガス部分主流4iとして、排気ガス流入部7dを介してセルロータ8に供給される。更に弁21の位置に応じて、第2のガスポケット流4hがガスポケット7eに供給される。有利な構成では、弁21はスリーブ21eを有しており、スリーブ21e内では、回転スライダ21fが回転可能に支持されている。スリーブ21eは、好適には鋼から成り、有利にはガスハウジング7内に配置されている。
図5に例示する逆止弁9は、空気ハウジング6内で第2の過給空気部分通路3b内に配置されており、第2の圧縮新鮮空気流3dの、過給空気流出部6b若しくはセルロータ8への逆流を防いでいる。
図6及び図7には、鋼スリーブ21eと、鋼スリーブ21e内に回転可能に支持された弁部材21gとを有する弁21の実施例が示されている。スリーブ21eは、流入開口7fと流出開口7d,7eとを有している。回転可能な弁部材21gは回転スライダ21fを有しており、この場合、回転可能な弁部材21gは、スリーブ21e内に回転可能に支持されており、回転スライダ21fはその位置に応じて、流出開口7d,7eを部分的又は完全に覆うことができる、又は全開させることができる。

Claims (13)

  1. 圧力波式過給機(1)により内燃機関(39)内の過給圧を調節する方法であって、
    前記圧力波式過給機(1)は、1回転当たり少なくとも2圧縮サイクルを行うセルロータ(8)を有し、高圧排気ガス流(4c)が、第1の高圧排気ガス部分流(4d)と第2の高圧排気ガス部分流(4e)とに分割され、
    第1の圧縮サイクルでは、新鮮空気流(2c)と前記第1の高圧排気ガス部分流(4d)とが前記セルロータ(8)に供給され、且つ該セルロータ(8)から第1の圧縮新鮮空気流(3c)と低圧排気ガス流(5e)とが導出され、
    第2の圧縮サイクルでは、前記新鮮空気流(2c)と前記第2の高圧排気ガス部分流(4e)とが前記セルロータ(8)に供給され、且つ該セルロータ(8)から第2の圧縮新鮮空気流(3d)と前記低圧排気ガス流(5e)とが導出され、
    前記第1の圧縮新鮮空気流(3c)と前記第2の圧縮新鮮空気流(3d)とが合流して過給空気(3e)を形成し、該過給空気(3e)が前記内燃機関(39)に供給される方法において、
    前記第1及び第2の高圧排気ガス部分流(4d,4e)の量を互いに独立して制御して、前記過給空気(3e)の量を調整することで過給圧を制御し、前記第1の圧縮新鮮空気流(3c)と前記第2の圧縮新鮮空気流(3d)とが合流して前記過給空気(3e)を形成する前に、逆止弁(9)を通じて前記第2の圧縮新鮮空気流(3d)を案内することを特徴とする、圧力波式過給機(1)により内燃機関(39)内の過給圧を調節する方法。
  2. 前記圧力波式過給機(1)を第1の運転状態(L1)で運転し、該第1の運転状態(L1)では、前記第1の圧縮サイクル中に前記第1の高圧排気ガス部分流(4d)が前記セルロータ(8)に供給され、且つ前記第2の圧縮サイクル中には前記第2の高圧排気ガス部分流(4e)は前記セルロータ(8)に一切供給されず、
    前記圧力波式過給機(1)を第2の運転状態(L2)で運転し、該第2の運転状態(L2)では、前記第1の圧縮サイクル中に前記第1の高圧排気ガス部分流(4d)が前記セルロータ(8)に供給され、且つ前記第2の圧縮サイクル中にも前記第2の高圧排気ガス部分流(4e)が前記セルロータ(8)に供給され、
    測定された運転状態値(B)と、予め設定された目標切換値(S)とに応じて、前記第1の運転状態(L1)と前記第2の運転状態(L2)とを切り換える、請求項1記載の方法。
  3. 前記圧力波式過給機(1)を第1の運転状態(L1)で運転し、該第1の運転状態(L1)では、前記第1の圧縮サイクル中に前記第1の高圧排気ガス部分流(4d)が前記セルロータ(8)に供給され、且つ前記第2の圧縮サイクル中に前記第2の高圧排気ガス部分流(4e)が弁(21)により減少させられることで、減少した前記第2の高圧排気ガス部分流(4e)が前記セルロータ(8)に供給され、
    前記圧力波式過給機(1)を第2の運転状態(L2)で運転し、該第2の運転状態(L2)では、前記第1の圧縮サイクル中に前記第1の高圧排気ガス部分流(4d)が前記セルロータ(8)に供給され、且つ前記第2の圧縮サイクル中にも前記第2の高圧排気ガス部分流(4e)が減少されずに前記セルロータ(8)に供給され、
    測定された運転状態値(B)と、予め設定された目標切換値(S)とに応じて、前記第1の運転状態(L1)と前記第2の運転状態(L2)とを切り換える、請求項1記載の方法。
  4. 前記運転状態値(B)は、前記過給空気(3e)の供給量の値、又は過給空気圧(P)の値、又は内燃機関のエンジン回転数(U)であり、前記目標切換値(S)は、前記運転状態値(B)に対応して予め設定された基準値である、請求項2又は3記載の方法。
  5. 前記内燃機関(39)には最大過給空気量LMaxが供給可能であり、前記目標切換値(S)は、前記最大過給空気量LMaxの40%〜50%の範囲内の値である、請求項4記載の方法。
  6. 前記内燃機関(39)に供給される前記過給空気(3e)は、最大過給空気圧PMaxを有することができ、前記目標切換値(S)は、前記最大過給空気圧PMaxの40%〜50%の範囲内の値である、請求項4記載の方法。
  7. 前記第1の圧縮サイクル中に、前記第1の高圧排気ガス部分流(4d)は、制御されずに前記セルロータ(8)に供給され、前記第2の圧縮サイクル中に、前記第2の高圧排気ガス部分流(4e)は、弁(21)を介して制御されて前記セルロータ(8)に供給される、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記第1の高圧排気ガス部分流(4d)は、第1のガスポケット流(4f)と第1の高圧排気ガス部分主流(4g)とに分けられ、前記第1のガスポケット流(4f)は、前記過給空気(3e)の所要圧力に応じて制御される、請求項2又は3記載の方法。
  9. 前記第2の高圧排気ガス部分流(4e)は、第2のガスポケット流(4h)と第2の高圧排気ガス部分主流(4i)とに分けられ、前記第2のガスポケット流(4h)及び/又は前記第2の高圧排気ガス部分主流(4i)は、前記過給空気(3e)の所要圧力に応じて制御される、請求項2又は3記載の方法。
  10. 前記圧力波式過給機(1)を前記第2の運転状態(L2)で運転するときには、前記セルロータ(8)の回転数を下げ、前記圧力波式過給機(1)を前記第1の運転状態(L1)で運転するときには、前記セルロータ(8)の回転数を上げる、請求項2又は3記載の方法。
  11. 圧力波式過給機(1)により内燃機関(39)内の過給圧を調節する装置であって、
    前記圧力波式過給機(1)は、セルロータ(8)と、吸気通路(2)と、過給空気通路(3)と、高圧排気ガス通路(4)と、排気通路(5)とを有し、前記吸気通路(2)と、前記高圧排気ガス通路(4)と、前記過給空気通路(3)とは、前記吸気通路(2)を介して新鮮空気流(2c)が前記セルロータ(8)に供給可能であり且つ前記高圧排気ガス通路(4)を介して高圧排気ガス流(4c)が前記セルロータ(8)に供給可能であるように配置されており、前記セルロータ(8)から前記過給空気通路(3)を介して、圧縮新鮮空気が導出可能であり、前記圧力波式過給機(1)は、前記吸気通路(2)が第1及び第2の吸気部分通路(2a,2b)に分岐していること、前記高圧排気ガス通路(4)が第1及び第2の高圧排気ガス部分通路(4a,4b)に分岐していること、及び前記過給空気通路(3)には第1及び第2の過給空気部分通路(3a,3b)から供給されることに基づき、当該圧力波式過給機(1)が1回転する間に少なくとも第1及び第2の圧縮サイクルを実施するように形成されている、装置において、
    前記第1の高圧排気ガス部分通路(4a)を通流する第1の高圧排気ガス部分流(4d)の量を制御するために、前記第1の高圧排気ガス部分通路(4a)内には制御可能な弁(20)が配置されており、
    前記第2の高圧排気ガス部分通路(4b)を通流する第2の高圧排気ガス部分流(4)の量を制御するために、前記第2の高圧排気ガス部分通路(4b)内には制御可能な弁(21)が配置されており、
    前記制御可能な弁(20,21)は互いに独立して制御可能であり、
    前記第2の空気案内通路(3b)内には逆止弁(9)が配置されており、
    制御・調整装置(40)が配置されており、前記制御・調整装置(40)は、負荷基準(38)に応じて、前記制御可能な弁(20,21)を操作して、前記内燃機関(39)に供給される過給空気(3e)の圧力を制御することを特徴とする、装置。
  12. 前記制御可能な弁(21)は、回転スライダ弁として形成されている、請求項11記載の装置。
  13. 前記弁(21)は2つの部分弁を有し、第1の部分弁(21a)に続く流体案内通路はガスポケットに開口しており、第2の部分弁(21b)に続く流体案内通路は、前記セルロータ(8)の主要通路(8a)に開口している、請求項12記載の装置。
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