JP2011111907A - 圧力波過給機を備えた内燃機関 - Google Patents

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二三郎 高宮
Keiji Yotsueda
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成人 山根
Satoshi Sugiyama
怜 杉山
Hiroyuki Suganuma
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Abstract

【課題】空燃比が理論空燃比よりもリーンの気筒の燃焼状態が不安定になることを抑制可能な内燃機関を提供する。
【解決手段】#1、#4の気筒2aの吸気ポートと第1吸気吐出口17が接続されるとともに#2、#3の気筒2aの吸気ポートと第2吸気吐出口18が接続され、かつ#1、#4の気筒2aの排気ポートと第1排気導入口19が接続されるとともに#2、#3の気筒2aの排気ポートと第2排気導入口20が接続され、第2排気案内通路4bと第1吸気案内通路3bとがセル13を介して連通するように第2排気導入口20と第1吸気吐出口17とが設けられた圧力波過給機10を備え、#1、4の気筒2aの空燃比が理論空燃比よりもリーンになるとともに#2、3の気筒2aの空燃比が理論空燃比よりもリッチになるように各気筒2aの空燃比が制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気の圧力波を利用して過給を行う圧力波過給機を備えた内燃機関に関する。
ケース内に設けられている複数のセルに吸気と排気とを交互に導入し、導入した排気でセル内の吸気を加圧して内燃機関の過給を行う圧力波過給機が知られている(特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2、3が存在する。
特開平07−310556号公報 特表2001−515172号公報 特開2007−278160号公報
ところで、内燃機関の燃費を改善する方法の一つとして、気筒の空燃比を理論空燃比よりもリーンにして内燃機関を運転する方法が知られている。また、このように空燃比をリーンにして運転する際に吸気とともに水素(H)や一酸化炭素(CO)等の燃焼促進剤を気筒内に導入し、これにより筒内燃焼状態が不安定になることを防止する方法が知られている。周知のようにHやCO等は空燃比を理論空燃比よりもリッチにした気筒(以下、リッチ気筒と称することがある。)の排気に含まれている。そのため、複数の気筒を備えた内燃機関では、一部の気筒の空燃比をリッチに、残りの気筒の空燃比をリーンにし、リッチ気筒の排気を空燃比が理論空燃比よりもリーンの気筒(以下、リーン気筒としょうすることがある。)に導入すればこのリーン気筒の燃焼状態を改善できる。圧力波過給機を備えた内燃機関では、吸気通路と排気通路とが圧力波過給機を介して接続される。そのため、圧力波過給機を介して排気を吸気通路に還流させることができるが、特許文献1には圧力波過給機を利用してリーン気筒の燃焼状態を安定化させることについては開示も示唆もされていない。
そこで、本発明は、空燃比が理論空燃比よりもリーンの気筒の燃焼状態が不安定になることを抑制可能な内燃機関を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関は、第1気筒群と第2気筒群とに分けられる複数の気筒と、軸線回りに回転可能なようにケース内に設けられたロータと、前記ケースの前記軸線方向の一方の端部から他方の端部まで貫通するように前記ケース内に設けられて前記ロータと一体に回転する複数のセルと、を有し、前記ケースの前記一方の端部には、第1吸気導入部、第2吸気導入部、第1吸気吐出部、及び第2吸気吐出部が開口し、前記ケースの前記他方の端部には、第1排気導入部、第2排気導入部、第1排気吐出部、及び第2排気吐出部が開口している圧力波過給機と、前記第1気筒群の各気筒の吸気ポートと前記第1吸気吐出部とを接続する第1吸気案内通路と、前記第1気筒群の各気筒の排気ポートと前記第1排気導入部とを接続する第1排気案内通路と、前記第2気筒群の各気筒の吸気ポートと前記第2吸気吐出部とを接続する第2吸気案内通路と、前記第2気筒群の各気筒の排気ポートと前記第2排気導入部とを接続する第2排気案内通路と、前記第1気筒群及び前記第2気筒群のうちの一方の気筒群の各気筒の空燃比が理論空燃比よりもリーンとなり、他方の気筒群の各気筒の空燃比が理論空燃比よりもリッチとなるように各気筒の空燃比を制御する空燃比制御手段と、を備え、前記第1吸気吐出部、前記第2吸気吐出部、前記第1排気導入部、及び前記第2排気導入部は、前記第1吸気案内通路と前記第2排気案内通路とが前記セルを介して連通し、前記第2吸気案内通路と前記第1排気案内通路とが前記セルを介して連通するように前記ケースにそれぞれ設けられている(請求項1)。
本発明の内燃機関によれば、第1吸気案内通路と第2排気案内通路とがセルを介して連通し、第2吸気案内通路と第1排気案内通路とがセルを介して連通するので、第1気筒群の気筒の排気を第2気筒群の気筒に導入したり、第2気筒群の気筒の排気を第1気筒群の気筒に導入したりすることができる。そのため、空燃比が理論空燃比よりもリッチである気筒(リッチ気筒)の排気を、空燃比が理論空燃比よりもリーンである気筒(リーン気筒)に圧力波過給機を介して導入できる。これによりリッチ気筒の排気に含まれるHやCOにてリーン気筒の燃焼を促進させることができるので、リーン気筒の燃焼状態が不安定になることを抑制できる。また、これによりリーン気筒の空燃比をさらにリーンにすることができるので、燃費をさらに改善できる。さらに、リーン気筒の燃焼温度を低下させることができるので、窒素酸化物(NOx)を低減することができる。
本発明の内燃機関の一形態においては、前記第1気筒群の各気筒から排出された排気が前記圧力波過給機を介して前記第2気筒群の各気筒に導入され、かつ前記第2気筒群の各気筒から排出された排気が前記圧力波過給機を介して前記第1気筒群の各気筒に導入されるように前記ロータの回転数を制御する回転数制御手段をさらに備えていてもよい(請求項2)。このようにロータの回転数を制御することにより、一方の気筒群の各気筒から排出された排気を他方の気筒群の各気筒に確実に導入することができる。
本発明の内燃機関の一形態においては、前記気筒を4つ備えるとともにそれら4つの気筒が直列に配置され、かつ外側の一対の気筒間の爆発時期がクランク角にして360°ずれるように爆発順序が設定された等間隔爆発式の直列4気筒4サイクル式の内燃機関であり、前記第1気筒群は外側の一対の気筒であり、かつ前記第2気筒群は内側の一対の気筒であってもよいし(請求項3)、前記気筒を6つ備えるとともにそれら6つの気筒が直列に配置された等間隔爆発式の直列6気筒4サイクル式の内燃機関であり、前記第1気筒群は爆発時期がクランク角にして240°ずつずれた3つの気筒であり、前記第2気筒群は残りの3つの気筒であってもよい(請求項4)。このように各気筒を2つの気筒群に分けることにより、各排気案内通路における排気干渉を抑制することができる。
以上に説明したように、本発明の内燃機関によれば、リッチ気筒の排気を圧力波過給機を介してリーン気筒に導入することができるので、リーン気筒の燃焼状態が不安定になることを抑制できる。
本発明の第1の形態に係る内燃機関を概略的に示す図。 図1の圧力波過給機の概略を示す図。 図1の圧力波過給機をロータの回転方向に沿って展開した図。 本発明の第2の形態に係る内燃機関を概略的に示す図。
(第1の形態)
図1は、本発明の第1の形態に係る内燃機関を概略的に示している。この内燃機関(以下、エンジンと称することがある。)1Aは、車両の走行用動力源として搭載される直列4気筒4サイクルエンジンであり、複数(図1では4つ)の気筒2aを有する機関本体2と、各気筒2aにそれぞれ接続された吸気通路3及び排気通路4とを備えている。なお、各気筒2aにはそれらの並び方向一端から他端側に向かって#1〜#4の気筒番号を付して互いに区別する。各気筒2aには、筒内に燃料を噴射するためのインジェクタ5がそれぞれ設けられている。
一般に直列4気筒の4サイクルエンジンでは、外側の一対の気筒(#1、#4)2aの爆発時期が360°CA(クランク角を意味する。)ずらされ、内側の一対の気筒(#2、#3)2aの爆発時期が#1の気筒2aの爆発時期を基準として180°CA、540°CAずらされることにより180°CA毎の等間隔爆発が実現されている。なお、#2の気筒2aと#3の気筒2aの爆発時期の前後は適宜に定めてよい。そこで、エンジン1Aでは、爆発時期が360°CAずれる一対の気筒2aをまとめて一つの気筒群とする。以降、4つの気筒2aのうち外側の一対の気筒(#1、#4)2aをまとめて第1気筒群、内側の一対の気筒(#2、#3)2aをまとめて第2気筒群と呼ぶ。
また、エンジン1Aは、圧力波過給機10を備えている。図2は、圧力波過給機10の概略を示した図である。この図に示したように圧力波過給機10は、ケース11と、そのケース11内に設けられたロータ12とを備えている。なお、この図においては便宜上ケース11とロータ12との間の隙間を大きく示したが、実際はこの隙間は殆ど無い。ロータ12は、軸線Ax回りに回転自在にケース11に支持されている。ロータ12の外周面には、その一端から他端まで軸線Ax方向に延びる複数の隔壁12aが設けられている。ケース11内は、これら隔壁12aによって軸線Ax方向に延びる複数のセル13に区分されている。この図に示したように各セル13は、ケース11の吸気側端部11aから排気側端部11bまで軸線Ax方向にそれぞれ貫通している。これらセル13は、ロータ12とともに一体に回転する。ロータ12は、電動モータ14にて回転駆動される。
図1に示したようにケース11の吸気側端部11aには、第1吸気導入部としての第1吸気導入口15、第2吸気導入部としての第2吸気導入口16、第1吸気吐出部としての第1吸気吐出口17、及び第2吸気吐出部としての第2吸気吐出口18が設けられている。この図に示したようにこれらは軸線Axの周りに第1吸気導入口15、第1吸気吐出口17、第2吸気導入口16、第2吸気吐出口18の順番で並ぶように配置されている。ケース11の排気側端部11bには、第1排気導入部としての第1排気導入口19、第2排気導入部としての第2排気導入口20、第1排気吐出部としての第1排気吐出口21、及び第2排気吐出部としての第2排気吐出口22が設けられている。これらは軸線Axの周りに第1排気導入口19、第1排気吐出口21、第2排気導入口20、第2排気吐出口22の順番で並ぶように配置されている。図3は圧力波過給機10をロータ12の回転方向に沿って展開した図を示している。なお、図3の破線Eは、圧力波過給機10内における排気の動きを示している。また、セル13は矢印F方向に順次移動する。この図に示したように第1吸気吐出口17と第2排気導入口20とは、セル13を介して相互に通じるように配置されている。また、第2吸気吐出口18と第1排気導入口19も同様にセル13を介して相互に通じるように配置されている。
図1に示したように吸気通路3は、導入通路3aと、第1吸気案内通路3bと、第2吸気案内通路3cとを備えている。導入通路3aは、不図示のエアクリーナから第1吸気導入口15及び第2吸気導入口16にそれぞれ空気を導くために設けられている。第1吸気案内通路3bは、第1吸気吐出口17と第1気筒群の各気筒2aの吸気ポートとを接続している。第2吸気案内通路3cは、第2吸気吐出口18と第2気筒群の各気筒2aの吸気ポートとを接続している。
排気通路4は、第1排気案内通路4aと、第2排気案内通路4bと、排出通路4cとを備えている。第1排気案内通路4aは、第1気筒群の各気筒2aの排気ポートと第1排気導入口19とを接続している。第2排気案内通路4bは、第2気筒群の各気筒2aの排気ポートと第2排気導入口20とを接続している。排出通路4cは、第1排気吐出口21及び第2排気吐出口22から排出された排気を集めて圧力波過給機10よりも下流側に導くために設けられている。
各インジェクタ5及び電動モータ14の動作は、エンジンコントロールユニット(ECU)30にてそれぞれ制御される。ECU30は、マイクロプロセッサ及びそのマイクロプロセッサの動作に必要なRAM、ROM等の周辺機器を備えたコンピュータとして構成され、エンジン1Aに設けられた各種センサからの出力信号に基づいてエンジン1Aの運転状態を制御する周知のコンピュータユニットである。ECU30には、エンジン1Aのクランク軸の回転速度(回転数)に対応する信号を出力するクランク角センサ31が接続されている。この他にもECU30には種々のセンサが接続されているがそれらの図示は省略した。
ECU30は、第1気筒群の各気筒2aの空燃比が理論空燃比よりもリーンになり、かつ第2気筒群の各気筒2aの空燃比が理論空燃比よりもリッチになるように各インジェクタ5から噴射すべき燃料量を算出し、この算出した量の燃料が各気筒2a内にそれぞれ噴射されるように各インジェクタ5の動作を制御する。そのため、このエンジン1Aでは、#1、#4の気筒2aの空燃比が理論空燃比よりもリーンになり、#2、#3の気筒2aの空燃比が理論空燃比よりもリッチになる。従って、エンジン1Aでは、#1、#4の気筒がリーン気筒であり、#2、#3の気筒がリッチ気筒である。なお、このように各気筒2aに噴射する燃料量を制御することにより、ECU30が本発明の空燃比制御手段として機能する。
また、ECU30は、図3に示したように各セル13が、第1排気導入口19、第2吸気吐出口18、第1排気吐出口21、第1吸気導入口15、第2排気導入口20、第1吸気吐出口17、第2排気吐出口22、第2吸気導入口16の順番でこれらと接続されるように電動モータ14の回転方向を制御する。そして、ECU30は、この際にエンジン1Aの回転数に応じて電動モータ14の回転数を制御する。具体的には、図1に矢印Aで示したように第2排気導入口20からセル13内に導入された排気の一部が第1吸気吐出口17から第1吸気案内通路3bに吐出され、かつ矢印Bで示したように第1排気導入口19からセル13内に導入された排気の一部が第2吸気吐出口18から第2吸気案内通路3cに吐出されるようにエンジン1Aの回転数に応じて電動モータ14の回転数を制御する。これにより図3に示したように#1、#4の気筒2aから排出された排気が#2、#3の気筒2aに還流され、#2、#3の気筒2aから排出された排気が#1、#4の気筒2aに還流される。なお、このようにロータ12の回転数を制御することにより、電動モータ14及びECU20が本発明の回転数制御手段として機能する。
以上に説明したように、この第1の形態のエンジン1Aによれば、第2排気導入口20からセル13内に導入された排気の一部が第1吸気吐出口17から第1吸気案内通路3bに吐出されるようにロータ12を回転せるので、圧力波過給機10を介してリッチ気筒の排気をリーン気筒に還流することができる。周知のようにリッチ気筒の排気には、HやCO等の燃焼促進剤が含まれているので、これらをリーン気筒に還流させることでリーン気筒の燃焼を促進させることができる。そのため、リーン気筒の燃焼状態が不安定になることを抑制できる。また、これによりリーン気筒の空燃比をさらにリーンにすることができるので、燃費をさらに改善できる。さらに、リーン気筒の燃焼温度を低下させることができるので、NOxを低減することができる。
また、このエンジン1Aでは、第1気筒群の#1、#4の気筒2aの排気を第1排気案内通路4aでまとめ、第2気筒群の#2、#3の気筒2aの排気を第2排気案内通路4bでまとめる。上述したように各気筒群の2つの気筒2aの爆発時期は、それぞれ360°CAずれている。そのため、このように気筒群毎に排気をまとめることにより、排気干渉を回避することができる。
(第2の形態)
図4は、本発明の第2の形態に係るエンジン1Bを概略的に示している。なお、この図において第1の形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。この図に示したようにこの形態では、機関本体2に6つの気筒2aが設けられている。また、これら6つの気筒2aは直列に配置されている。すなわち、エンジン1Bは、直列6気筒の4サイクルエンジンとして構成されている。なお、このエンジン1Bにおいても各気筒2aにはそれらの並び方向一端から他端側に向かって#1〜#6の気筒番号を付して互いに区別する。
このエンジン1Bでは、爆発順序が#1、#5、#3、#6、#2、#4の順番に設定されている。また、これら気筒2aの爆発時期はそれぞれ120°CAずつずらされ、これにより120°CA毎の等間隔爆発が実現されている。すなわち、エンジン1Bでは、#1、#2、#3の気筒2aの爆発時期が240°CAずつずらされ、#4、#5、#6の気筒2aの爆発時期が240°CAずつずらされている。このエンジン1Bでは、#1、#2、#3の気筒2aが第1気筒群としてまとめられ、#4、#5、#6の気筒2aが第2気筒群としてまとめられる。
このエンジン1Bにおいても、第1吸気案内通路3bは第1吸気吐出口17と第1気筒群の各気筒2aの吸気ポートとを接続し、第2吸気案内通路3cは第2吸気吐出口18と第2気筒群の各気筒2aの吸気ポートとを接続している。また、第1排気案内通路4aは第1気筒群の各気筒2aの排気ポートと第1排気導入口19とを接続し、第2排気案内通路4bは第2気筒群の各気筒2aの排気ポートと第2排気導入口20とを接続している。
また、ECU30は、第1気筒群の各気筒2aの空燃比が理論空燃比よりもリーンになり、第2気筒群の各気筒2aの空燃比が理論空燃比よりもリッチになるように各インジェクタ5の動作を制御する。そのため、この形態では、#1、#2、#3の気筒2aがリーン気筒となり、#4、#5、#6の気筒2aがリッチ気筒となる。以上で説明した以外の部分は上述した第1の形態と同じである。そのため、説明を省略する。
この第2の形態のエンジン1Bにおいても、圧力波過給機10を介してリッチ気筒の排気をリーン気筒に還流することができるので、リーン気筒の燃焼状態が不安定になることを抑制できる。そして、これによりリーン気筒の空燃比をさらにリーンにすることができるので、燃費を改善できる。また、リーン気筒の燃焼温度を低下させてNOxを低減できる。
エンジン1Bでは、爆発時期が240°CAずつずれた気筒2aの排気を共通の排気案内通路4a、4bでまとめる。そのため、このエンジン1Bでも排気干渉を回避することができる。
なお、このエンジン1Bにおける各気筒2aの爆発順序は、上述した順序に限定されない。例えば、各気筒2aの爆発順序が#1、#4、#2、#6、#3、#5の順番に設定されていてもよい。この場合でも、#1、#2、#3の気筒2aの爆発時期が240°CAずつずれ、#4、#5、#6の気筒2aの爆発時期が240°CAずつずれる。そのため、この場合も上述した形態と同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、上述した各形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本発明が適用される内燃機関は、6気筒又は8気筒のものに限定されない。例えば、10気筒、12気筒の内燃機関に適用してもよい。また、直列型内燃機関に限定されず、V型内燃機関に本発明を適用してもよい。さらに、燃焼を直接気筒内に噴射する直噴式の内燃機関に限定されず、吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射式の内燃機関に適用してもよい。
圧力波過給機のロータは、機関本体のクランク軸の回転を利用して回転駆動してもよい。この場合、クランク軸からロータまでの間の動力伝達経路中に無段変速機等の変速機構を設け、これによりロータの回転数を変更する。この場合、変速機構及びECUが本発明の回転数制御手段に相当する。
1A、1B 内燃機関
2a 気筒
3b 第1吸気案内通路
3c 第2吸気案内通路
4a 第1排気案内通路
4b 第2排気案内通路
10 圧力波過給機
11 ケース
12 ロータ
13 セル
14 電動モータ(回転数制御手段)
15 第1吸気導入口(第1吸気導入部)
16 第2吸気導入口(第2吸気導入部)
17 第1吸気吐出口(第1吸気吐出部)
18 第2吸気吐出口(第2吸気吐出部)
19 第1排気導入口(第1排気導入部)
20 第2排気導入口(第2排気導入部)
21 第1排気吐出口(第1排気吐出部)
22 第2排気吐出口(第2排気吐出部)
30 エンジンコントロールユニット(空燃比制御手段、回転数制御手段)
Ax 軸線

Claims (4)

  1. 第1気筒群と第2気筒群とに分けられる複数の気筒と、
    軸線回りに回転可能なようにケース内に設けられたロータと、前記ケースの前記軸線方向の一方の端部から他方の端部まで貫通するように前記ケース内に設けられて前記ロータと一体に回転する複数のセルと、を有し、前記ケースの前記一方の端部には、第1吸気導入部、第2吸気導入部、第1吸気吐出部、及び第2吸気吐出部が開口し、前記ケースの前記他方の端部には、第1排気導入部、第2排気導入部、第1排気吐出部、及び第2排気吐出部が開口している圧力波過給機と、
    前記第1気筒群の各気筒の吸気ポートと前記第1吸気吐出部とを接続する第1吸気案内通路と、
    前記第1気筒群の各気筒の排気ポートと前記第1排気導入部とを接続する第1排気案内通路と、
    前記第2気筒群の各気筒の吸気ポートと前記第2吸気吐出部とを接続する第2吸気案内通路と、
    前記第2気筒群の各気筒の排気ポートと前記第2排気導入部とを接続する第2排気案内通路と、
    前記第1気筒群及び前記第2気筒群のうちの一方の気筒群の各気筒の空燃比が理論空燃比よりもリーンとなり、他方の気筒群の各気筒の空燃比が理論空燃比よりもリッチとなるように各気筒の空燃比を制御する空燃比制御手段と、を備え、
    前記第1吸気吐出部、前記第2吸気吐出部、前記第1排気導入部、及び前記第2排気導入部は、前記第1吸気案内通路と前記第2排気案内通路とが前記セルを介して連通し、前記第2吸気案内通路と前記第1排気案内通路とが前記セルを介して連通するように前記ケースにそれぞれ設けられている内燃機関。
  2. 前記第1気筒群の各気筒から排出された排気が前記圧力波過給機を介して前記第2気筒群の各気筒に導入され、かつ前記第2気筒群の各気筒から排出された排気が前記圧力波過給機を介して前記第1気筒群の各気筒に導入されるように前記ロータの回転数を制御する回転数制御手段をさらに備えている請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記気筒を4つ備えるとともにそれら4つの気筒が直列に配置され、かつ外側の一対の気筒間の爆発時期がクランク角にして360°ずれるように爆発順序が設定された等間隔爆発式の直列4気筒4サイクル式の内燃機関であり、
    前記第1気筒群は外側の一対の気筒であり、かつ前記第2気筒群は内側の一対の気筒である請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 前記気筒を6つ備えるとともにそれら6つの気筒が直列に配置された等間隔爆発式の直列6気筒4サイクル式の内燃機関であり、
    前記第1気筒群は爆発時期がクランク角にして240°ずつずれた3つの気筒であり、前記第2気筒群は残りの3つの気筒である請求項1又は2に記載の内燃機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107002580A (zh) * 2014-10-13 2017-08-01 安卓瓦股份公司 用于通过压力波增压器调节内燃机中的增压进气压力的方法和装置

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