JP2007154836A - 過給機付きエンジンの空燃比制御装置 - Google Patents

過給機付きエンジンの空燃比制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】排気系におけるエンジン本体と排気ターボ過給機のタービンとを接続する部分が、第1の排気通路と第2の排気通路とで構成されていると共に、前記タービン下流の排気通路にNOx浄化装置が設けられた過給機付きエンジンにおいて、過給効果を損なうことなく、リッチスパイクによる過給圧の変動を抑制可能な空燃比制御装置を提供する。
【解決手段】ECU30は、空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立したときは、第1、第2の排気通路20a,20bの少なくとも一方の排気通路側のウエストゲート弁を開き、該一方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比をリーンに制御し、他方の空燃比を理論空燃比に制御し、リーン運転中に、リッチスパイクすべき所定の条件が成立したときは、前記一方の空燃比を理論空燃比に制御する
【選択図】図1

Description

本発明は、過給機付きエンジンの空燃比制御装置に関し、エンジン制御の技術分野に属する。
従来より、自動車用エンジンの出力向上を目的として例えば排気ターボ過給機や電動過給機等の過給機を設ける場合があるが、これらのうち排気ターボ過給機を有するエンジンの出力向上可能な構成として、例えば特許文献1に記載のものがある。これは、図10に示すように、4個の気筒#1〜#4を有する4気筒エンジンAにおいて、排気系Cにおけるエンジン本体Bから排気ターボ過給機DのタービンD1に至る部分を、点火順序が偶数番目の第2気筒#2及び第3気筒#3から導かれた複数の独立排気通路E2,E3と該独立排気通路E2,E3の下流部が集合されてなる集合排気通路F1とでなる第1の排気通路G1と、点火順序が奇数番目の第1気筒#1及び第4気筒#4から導かれた複数の独立排気通路E1,E4と該独立排気通路E1,E4の下流部が集合されてなる集合排気通路F2とでなる第2の排気通路G2とで構成したものである。
これによれば、各気筒#1〜#4から排出された燃焼ガスが過給機DのタービンD1に導かれるに際して、排気系C上で排気干渉を生じることがないので、過給効率及び充填効率が高まる。また、第2、第3気筒#2,#3用の第1排気通路G1、及び第1、第4気筒#1,#4用の第2排気通路G2の容積が、排気系Cにおけるエンジン本体Bから排気ターボ過給機DのタービンD1に至る部分を分割しない場合と比較していずれも小さくなるので、各気筒#1〜#4から排出される排気ガスの膨張率が小さくなり、過給機DのタービンD1に作用する排気圧力の低下も抑制される。その結果、前記排気干渉の解消とあいまってエンジン出力が大きく向上することとなる。
特開2004−124749号公報
ところで、従来より、エンジン燃費の向上等を目的として空燃比を理論空燃比よりもリーンにして運転する場合があるが、このような運転を行うと排気ガス中のNOx成分の量が増加するので、これを浄化するため、排気系にNOx浄化装置が備えられる場合がある。このNOx浄化装置は、NOx吸蔵還元触媒を有しており、リーン運転状態において排気ガス中のNOxをトラップ(吸蔵)すると共に、理論空燃比または理論空燃比よりもリッチな空燃比での運転状態においてNOxを還元して放出するものであるが、リーン運転の頻度が少ないと、NOxのトラップ量がトラップ可能限度を超えたり、NOxのトラップを阻害する硫黄が前記触媒に多量に付着し、NOxをトラップしきれなくなる場合がある。そこで、リーン運転領域であっても、例えばNOxのトラップ量が所定量以上になったり、硫黄の付着量が第2所定量以上となったときに、所定の期間、空燃比をリーンから理論空燃比または理論空燃比よりもリッチな空燃比とすることにより(リッチスパイク)、強制的にNOxを還元して放出したり、硫黄を放出させるように構成する場合がある。
ここで、排気系に排気ターボ過給機が設けられているものに対してNOx浄化装置を設ける場合、該NOx浄化装置は、通常、排気ターボ過給機のタービンの下流側に設置されることとなるが、この場合、NOx還元のために空燃比をリーンから理論空燃比または理論空燃比よりもリッチな空燃比としたときに、排気ターボ過給機に供給される排気エネルギーが急増し、その結果、過給圧が急増してエンジントルクに急変を生じる虞がある。
この問題の対処策として、例えば、リーン運転領域において、リッチスパイクすべき条件が成立したときは、排気エネルギーを排気ターボ過給機に供給せずにバイパスさせることが考えられるが、これは、排気ターボ過給機に供給される排気エネルギーが減少することでもあるから、過給圧が低下してエンジントルクが低下すると共に、過給効果が大きく損なわれるという別の問題がある。
そこで、本発明は、排気系におけるエンジン本体と排気ターボ過給機のタービンとを接続する部分が、前記偶数個の気筒のうち点火順序が奇数番目または偶数番目のいずれか一方の気筒から導かれた独立排気通路と該独立排気通路の下流部が集合されてなる集合排気通路とでなる第1の排気通路と、前記複数の気筒のうち点火順序が奇数番目または偶数番目の他方の気筒から導かれた独立排気通路と該独立排気通路の下流部が集合されてなる集合排気通路とでなる第2の排気通路とで構成されていると共に、前記タービン下流の排気通路にNOx浄化装置が設けられた過給機付きエンジンにおいて、過給効果を損なうことなく、リッチスパイクによる過給圧の変動を抑制可能な空燃比制御装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、偶数個の気筒を有するエンジン本体と、該エンジン本体に接続された排気系と、該排気系に設けられた排気ターボ過給機とを有し、かつ該排気系におけるエンジン本体から排気ターボ過給機のタービンに至る部分が、前記偶数個の気筒のうち点火順序が奇数番目または偶数番目のいずれか一方の気筒から導かれた複数の独立排気通路と該独立排気通路の下流部が集合されてなる集合排気通路とでなる第1の排気通路と、前記偶数個の気筒のうち点火順序が奇数番目または偶数番目の他方の気筒に連通する独立排気通路と該独立排気通路の下流部が集合されてなる集合排気通路とでなる第2の排気通路とで構成されていると共に、前記タービン下流の排気通路にNOx浄化装置が設けられており、かつ混合気の空燃比を制御する空燃比制御手段が備えられた過給機付きエンジンの空燃比制御装置であって、前記第1、第2の排気通路の少なくとも一方の排気通路側には、前記排気ターボ過給機のタービンの上流側で排気ガスをリリーフするウエストゲート弁が設けられていると共に、リリーフされた排気ガスを前記タービン下流でNOx浄化装置上流の排気通路に導くリリーフ通路が設けられており、空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立したときに、前記ウエストゲート弁を制御するウエストゲート弁制御手段は、前記一方の排気通路側のウエストゲート弁を開き、前記空燃比制御手段は、該一方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御すると共に、他方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御し、かつ、リーン運転中に、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立したときに、前記空燃比制御手段は、前記一方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御することを特徴とする。
ここで、空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件は、例えば、エンジン負荷が所定の高負荷よりも小さいこと、エンジン回転数が所定の高回転数よりも小さいこと、あるいはこれらの両条件が成立していること等である。また、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件は、請求項4で定義している。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の過給機付きエンジンの空燃比制御装置において、前記第1、第2の排気通路毎に、前記排気ターボ過給機のタービンの上流側で排気ガスをリリーフするウエストゲート弁が設けられていると共に、リリーフされた排気ガスを前記タービン下流でNOx浄化装置上流の排気通路に導くリリーフ通路が設けられており、前記第1の排気通路は、第2の排気通路よりも容積が小さく、かつ通路長が短くされており、空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立した場合においてエンジン回転が所定回転数よりも低回転のときは、前記ウエストゲート弁を制御するウエストゲート弁制御手段は、第2の排気通路に対応するウエストゲート弁を開き、前記空燃比制御手段は、該第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御すると共に、第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御し、かつ、リーン運転中に、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立したときに、前記空燃比制御手段は、第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御し、空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立した場合においてエンジン回転が所定回転数よりも低回転でないときは、前記ウエストゲート弁制御手段は、第1の排気通路に対応するウエストゲート弁を開き、前記空燃比制御手段は、該第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御すると共に、第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御し、リーン運転中に、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立したときに、前記空燃比制御手段は、第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御することを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の過給機付きエンジンの空燃比制御装置において、第1の排気通路に対応する気筒に連通する第1の集合吸気通路と、第2の排気通路に対応する気筒に連通する第2の集合吸気通路とが備えられていると共に、各集合吸気通路に、吸気量を制御可能な吸気制御弁が備えられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれかに記載の過給機付きエンジンの空燃比制御装置において、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件は、NOx浄化装置にトラップされたNOx量が所定量以上となったことと、NOx浄化装置に付着した硫黄量が第2の所定量以上となったこととの少なくとも一方であることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、請求項1に記載の発明によれば、空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立したときに、一方の排気通路側のウエストゲート弁が開かれ、該一方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比が理論空燃比よりもリーンに制御されると共に、他方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比が理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御される。そして、リーン運転中に、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立すると、前記一方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比が理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御される(リッチスパイクが行われる)こととなる。
すなわち、リーン運転中(空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立しているとき)、一方の排気通路側のウエストゲート弁は、リッチスパイクすべき条件の成立如何にかかわらず開かれ、リッチスパイクはこの排気通路側で行われるのである。したがって、該リッチスパイクにより排気エネルギーが増大しても、排気エネルギーはリリーフ通路を通って排気ターボ過給機のタービンをバイパスすることとなり、その結果、過給圧の変動、ひいてはエンジントルクの変動が抑制されることとなる。
ところで、リーン運転中、このように一方の排気通路側のウエストゲート弁を開いておくと、該通路側の排気エネルギーが排気ターボ過給機のタービンの駆動に寄与しないので、他方の排気通路に対応する気筒の混合気の空燃比がリーンであると、排気ターボ過給機のタービンに供給される排気エネルギーが不足する虞がある。そこで、本発明においては、リーン運転中においても、前記他方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を、理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御するようにしたものであり、これによれば、リーン運転中に一方の排気通路側のウエストゲート弁が開かれていても、排気ターボ過給機のタービンに十分な排気エネルギーが供給されることとなり、その結果、排気ターボ過給機が良好に駆動されることとなる。
また、前記一方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比は、リッチスパイク時以外はリーンに制御されるので、全体として、リーン運転による燃費改善効果も享受することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立した場合においてエンジン回転が所定回転数よりも低回転のときは、第2の排気通路に対応するウエストゲート弁が開かれ、該第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比が理論空燃比よりもリーンに制御されると共に、第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比が理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御される。そして、リーン運転中に、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立すると、第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比が理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御される。
すなわち、リーン運転中、第2の排気通路に対応するウエストゲート弁は、リッチスパイクすべき条件の成立如何にかかわらず開かれ、リッチスパイクはこの排気通路側で行われることとなる。したがって、該リッチスパイクにより排気エネルギーが増大しても、該排気エネルギーはリリーフ通路を通って排気ターボ過給機のタービンをバイパスすることとなり、その結果、過給圧の変動、ひいてはエンジントルクの変動が抑制されることとなる。
また、リーン運転中においても、第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比は、理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御されるので、第2の排気通路側のウエストゲート弁が開かれていても、排気ターボ過給機のタービンに十分な排気エネルギーが供給されることとなり、その結果、排気ターボ過給機が良好に駆動されることとなる。
また、前記第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比は、リッチスパイク時以外はリーンに制御されるので、全体として、リーン運転による燃費改善効果も享受することができる。
そして、特に、第2の排気通路よりも容積が小さく、排気圧力が低下しにくい、換言すれば排気エネルギを増加させた場合に効果の現れやすい第1の排気通路側の空燃比がリッチ化されて排気エネルギが増加されるので、もともと排気エネルギーが少ないエンジン低回転時等においても過給機を効果的に駆動し、低速エンジントルクやエンジン出力を確保することができる。
これに対し、空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立した場合においてエンジン回転が所定回転数よりも低回転でないとき(高回転のとき)は、第1の排気通路に対応するウエストゲート弁が開かれ、該第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比が理論空燃比よりもリーンに制御されると共に、第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比が理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御される。そして、リーン運転中に、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立すると、第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比が理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御される。
すなわち、リーン運転中、第1の排気通路に対応するウエストゲート弁は、リッチスパイクすべき条件の成立如何にかかわらず開かれ、リッチスパイクはこの排気通路側で行われるのである。したがって、該リッチスパイクにより排気エネルギーが増大しても、該排気エネルギーはリリーフ通路を通って排気ターボ過給機のタービンをバイパスすることとなり、その結果、過給圧の変動、ひいてはエンジントルクの変動が抑制されることとなる。
また、リーン運転中においても、第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比は、理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御されるので、第1の排気通路側のウエストゲート弁が開かれていても、排気ターボ過給機のタービンに十分な排気エネルギーが供給されることとなり、その結果、排気ターボ過給機が良好に駆動されることとなる。
また、前記第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比は、リッチスパイク時以外はリーンに制御されるので、全体として、リーン運転による燃費改善効果も享受することができる。
そして、特に、第1の排気通路よりも通路長が長くまた容積が大きいことにより排気ガス温度が低下しやすい第2の排気通路側の空燃比がリッチ化されて排気エネルギが増加されるので、高回転時であっても、過給機が過熱しにくく、その結果、過給機の能力を最大限に引き出すことができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、燃料の量を制御するだけでなく、吸気量を制御することにより空燃比を第1、第2排気通路に対応する気筒毎に調整することができるようになる。
また、請求項4に記載の発明によれば、NOx浄化装置にトラップされたNOx量が所定量値以上となったことと、NOx浄化装置に付着した硫黄量が第2の所定量以上となったこととの少なくとも1つの条件が成立したときに、確実に、NOxの還元が行われることとなる。したがって、新たに排出されるNOxをトラップしきれなくなるようなことがない。
以下、本発明の実施の形態に係る過給機付きエンジンの排気ガス温度制御装置について説明する。
図1に示すように、本発明にかかる過給機付エンジン1(以下、「エンジン1」という。)は、直列配置された第1〜第4の4つの気筒#1〜#4を備えた直列4気筒エンジンである。このエンジン1の本体2に設けられた各気筒#1〜#4においては、それぞれ、吸気弁(図示せず)が開かれたときに、吸気系10から吸気ポートを経由して燃焼室2a〜2d内に燃料燃焼用のエアが吸入される。そして、各燃焼室2a〜2d内のエア中に、所定のタイミングで燃料噴射弁(図示せず)から吸入エア量に対応する量の燃料(ガソリン)が直接噴射され、混合気が形成される。この混合気は、ピストン(図示せず)によって圧縮され、所定のタイミングで点火プラグ(図示せず)により点火されて燃焼する。なお、このエンジン1においては、点火は、第1気筒#1、第3気筒#3、第4気筒#4、第2気筒#2の順に行われる。そして、燃焼ガスすなわち排気ガスは、排気弁(図示せず)が開かれたときに、排気ポートを経由して排気系20に排出される。
吸気系10には、1つの共通吸気通路11が設けられている。この共通吸気通路11には、エアの流れ方向にみて、上流側から順に、エア取入口(図示せず)と、エア中のダスト等を除去するエアクリーナ(図示せず)と、エアの流量を検出するエアフローセンサ(図示せず)と、ツインスクロール式のターボ過給機12のコンプレッサ12pと、コンプレッサ12pにより加圧されて高温となったエアを冷却するインタクーラ13とが設けられている。
共通吸気通路11の下流端は、第1、第2集合吸気通路14,15に接続されている。第1、第2集合吸気通路14,15における共通吸気通路11との接続部近傍には、エア量を調整する第1、第2スロットルバルブ16,17が設けられている。第1、第2集合吸気通路14,15におけるスロットルバルブ16,17よりも下流側の部分は、それぞれ、エアの流れを安定させるサージタンクとしての機能を有しており、第1集合吸気通路14には、下流端が第2、第3気筒#2,#3の吸気ポートに接続された、第2、第3気筒#2,#3用の独立吸気通路18b,18cが接続され、第2集合吸気通路15には、下流端が第1、第4気筒#1,#4の吸気ポートに接続された、第1、第4気筒#1,#4用の独立吸気通路18a,18dが接続されている。なお、以下、必要に応じて、吸気系10における独立吸気通路18b,18c及び第1集合吸気通路16をまとめて第1の吸気通路10aといい、独立吸気通路18a,18d及び第2集合吸気通路17をまとめて第2の吸気通路10bという。
排気系20には、それぞれ上流端が第1〜第4気筒#1〜#4の排気ポートに接続された、第1〜第4気筒#1〜#4用の独立排気通路21a〜21dが設けられている。ここで、独立排気通路21a〜21dは、点火順序が連続せず、かつ排気行程が隣り合わない気筒の独立排気通路同士が同一の排気グループに属するようにして、第1、第2の2つの排気グループにグルーピング(グループ分け)されている。具体的には、点火順序が偶数番目の第2、第3気筒#2、#3から導かれた独立排気通路21b,21cは第1グループに属し、点火順序が奇数番目の第1、第4気筒#1、#4から導かれた独立排気通路21a,21dは第2排気グループに属している。
第1排気グループに属する独立排気通路21b,21cの下流部は集合して第1集合排気通路22に接続され、第2排気グループに属する独立排気通路21a,21dの下流部は第2集合排気通路23に接続されている。そして、第1集合排気通路22の下流端はツインスクロール式ターボ過給機12の第1スクロール部12aに接続され、第2集合排気通路23の下流端は集合して第2スクロール部12bに接続されている。両スクロール部12a,12bの下流端は1つの共通排気通路24に接続されている。なお、以下、必要に応じて、第1排気グループに属する独立排気通路21b,21c及び第1集合排気通路22をまとめて第1排気通路20aといい、第2排気グループに属する独立排気通路21a,21d及び第2集合排気通路23をまとめて第2排気通路20bという。
排気ターボ過給機12のタービン12tにおいては、そのハウジング内に、タービン軸線とほぼ垂直な方向に広がる仕切壁が設けられ、この仕切壁によって排気渦巻室ないしスクロールがタービン軸線方向に2分されている。このように2分された排気渦巻室ないしスクロールの一方(コンプレッサ12pに近い方)が第1スクロール部12aとされ、他方が第2スクロール部12bとされている。したがって、この排気ターボ過給機12ないしタービン12tでは、排気干渉が起こるのが防止され、過給効率が高まることとなる。
また、共通排気通路24における排気ターボ過給機12の下流には、NOx浄化装置25が設けられている。このNOx浄化装置25は、NOx吸蔵還元触媒を有しており、リーン運転状態において排気ガス中のNOxをトラップ(吸蔵)すると共に、理論空燃比または理論空燃比よりもリッチな空燃比での運転状態においてNOxを還元して放出するものである。しかし、例えばリーン運転の頻度が少ないと、NOxのトラップ量がトラップ可能限度を超えたり、NOxのトラップを阻害する硫黄が前記触媒に多量に付着し、NOxをトラップしきれなくなる虞がある。そこで、本実施の形態においては、後述するように、リーン運転領域であっても、例えばNOxのトラップ量が所定量以上になったり、硫黄の付着量が第2所定量以上となったときに、所定の期間、空燃比をリーンから理論空燃比または理論空燃比よりもリッチな空燃比とすることにより(リッチスパイク)、強制的にNOxを還元して放出させたり、硫黄を放出させ、これにより、NOxをトラップ出来なくなることがないように構成されている。なお、本発明は、NOx浄化装置25に加えて三元触媒装置が設けられている場合にも、適用可能である。
ここで、前述のように、第1の排気通路20aは隣接して配置された第2、第3気筒#2,#3をグループ化したものであり、第2の排気通路20bは離間して配置された第1、第4気筒#1,#4をグループ化したものであるため、図1からも明らかなように、第1の排気通路20bは、第2の排気通路20aと比べて、通路長が長く、かつ容積が大きくなっている。なお、本実施の形態に係るエンジン1においては、エンジン本体2のシリンダブロック側面における第2、第3気筒#2,#3の中間位置に過給機12が取り付けられており、第1の排気通路20aを構成する排気マニホルド部分の通路長は約3cmと極短く、第2の排気通路20bを構成する排気マニホルド部分の通路長は約40cmと長くされている。これは、後述する作用・効果が顕著にあらわれるようにするためである。なお、容積とは、エンジン本体2の排気ポートと排気系20における第1の排気通路20a部分とを合せた部分の容積、エンジン本体2の排気ポートと排気系20における第2の排気通路20b部分とを合せた部分の容積をいう。
図2は、この排気通路の容積(通路長)と、過給圧及び排気通路内の排気圧力との一般的関係を示しており、この図から明らかなように、過給圧及び排気通路内の排気圧力はいずれも排気通路長が長くなるほど低下する傾向にある。したがって、図1に示す本実施の形態の構成においては、図3に実線で示すように、排気通路長が短く排気容積が小さな第1の排気通路20a内の排気圧力の方が、排気通路長が長く排気容積が大きな第2の排気通路20b内の排気圧力よりも大きくなる。
図4は、排気通路長と過給機のタービン直前位置における排気温度との一般的関係を示しており、この図から明らかなように、タービン直前位置における排気温度は排気通路長が長くなるほど低くなる傾向にある。また、図示していないが、排気容積が大きいほど膨張して低くなる傾向にある。したがって、図1に示す本実施の形態の構成においては、ターボ過給機12のタービン12t直前位置における排気温度は、排気通路長が短く排気容積が小さな第1の排気通路20aの方が、排気通路長が長く排気容積が大きな第2の排気通路20bよりも高くなる。
排気ターボ過給機12のタービン12tの上流側には、排気ガスをリリーフする第1、第2ウエストゲートバルブ26,27が、第1、第2の排気通路20a,20b毎に設けられていると共に、リリーフされた排気ガスを前記タービン12tの下流でNOx浄化装置25上流の共通排気通路24に導く第1、第2リリーフ通路28,29が設けられている。
図1に示すように、エンジン1の排気ガス温度制御装置には、コントロールユニット30(ECU)と、エンジン回転数を検出するエンジン回転センサ31とが備えられており、該コントロールユニット30は、エンジン回転センサ31からエンジン回転数に関する信号を入力し、前記各スロットルバルブ16,17、及びウエストゲートバルブ26,27に制御信号を出力する。なお、コントロールユニット30は、特許請求の範囲の空燃比制御手段、及びウエストゲート弁を制御する制御手段を構成している。
次に、このコントロールユニット30による制御の一例について図5、図6のフローチャートを用いて説明すると、まず、ステップS1で、各種信号を入力する。次いで、ステップS2で、NOx浄化装置25にトラップされているNOx吸蔵量(トラップ量)を推定する。なお、この推定方法は、種々の文献等に開示されているが、例えば、前制御周期において推定されたNOx量に、本制御周期において新たに発生するNOx量を加算し、及びNOx浄化装置25により還元されるNOx量を減算することにより算出される。また、新たに発生するNOx量、及び還元されるNOx量は、現在のエンジン回転数、エンジン負荷、空燃比等に基づいて求められる。
次いで、ステップS3で、現在、リーン運転領域にあるか否かを判定する。なお、この判定は、現在のエンジン回転数とエンジン負荷とに基づいて図7のマップから判定される。なお、このマップによれば、エンジン負荷が中、低負荷以下の領域にある場合、空燃比を理論空燃比よりも大きくすべきリーン運転領域にあると判定され、高負荷の領域にある場合、空燃比を理論空燃比とするλ1運転領域にあると判定される。なお、図7のマップは一例であり、例えば、エンジン回転数が所定回転数以下の領域、またはエンジン回転数が所定回転数以下でエンジン負荷が中、低負荷以下の領域にある場合にリーン運転するようにしてもよい。また、前記λ1領域内に、さらに理論空燃比よりもリッチにする領域を設けた場合にも適用可能である。
そして、リーン運転領域にない場合は、ステップS4で、第1〜第4気筒#1〜#4に供給する混合気の空燃比(の目標値)を全て理論空燃比(λ=1)に設定すると共に、ステップS5で、第1、第2ウエストゲートバルブ26,27を閉に設定する。そして、ステップS6で、空燃比が前記ステップS4で設定した空燃比となるように、燃料噴射量を制御すると共に、第1、第2スロットルバルブ16,17の開度を制御する。また、第1、第2ウエストゲートバルブ26,27を、ステップS5で設定した状態となるように制御する。
一方、前記ステップS3で、リーン運転領域にある場合は、ステップS7で、エンジン回転が低回転状態か否かを判定する。詳しくは、エンジン回転センサで検出されたエンジン回転数が、所定回転数Noよりも低い場合は、低回転状態と判定され、所定回転数No以上の場合は、高回転状態と判定される。
そして、エンジン回転が低回転の場合は、ステップS8で、リッチスパイクフラグFが1か否かを判定する。そして、1でない場合は、ステップS9で、前記ステップS2で推定されたNOx吸蔵量が第1所定量α以上か否かを判定する。ここで、この第1所定量αは、リッチスパイクを開始すべき量である。そして、第1所定量α以上でない場合は、ステップS10で、第2、第3気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比を理論空燃比(λ=1)に設定すると共に、第1、第4気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比をリーンに設定する。また、ステップS11で、第1ウエストゲートバルブ26を閉に設定すると共に、第2ウエストゲートバルブ27を開に設定する。そして、ステップS6で、空燃比が前記ステップS10で設定した空燃比となるように制御すると共に、第1、第2ウエストゲートバルブ26,27がステップS11で設定した状態となるように制御する。
一方、ステップS9でNOx吸蔵量が第1所定量α以上の場合は、ステップS12で、リッチスパイクフラグFを1に設定する。なお、このフラグFは、後述するステップS15で0(ゼロ)に設定されるまでは、1に保持される。次いで、ステップS13で、前記ステップS2で推定されたNOx吸蔵量が第2所定量β以下か否かを判定する。ここで、第2所定量βは、第1所定量αよりも小さく、ゼロまたはほぼゼロの値である。そして、第2所定量β以下でない場合は、ステップS14で、第1〜第4気筒#1〜#4に供給する混合気の空燃比を全て理論空燃比に設定し、ステップS11以後を実行する。すなわち、第1、第4気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比がリーンから理論空燃比に変更されることにより、NOx浄化装置25に対するリッチスパイクが行なわれることとなる。
一方、ステップS13で第2所定量β以下の場合は、ステップS15でリッチスパイクフラグFに0(ゼロ)を設定した後、ステップS10に進む。すなわち、リッチスパイクを終えて、通常のリーン運転に復帰する。なお、このフラグFは、ステップS12で1に設定されるまでは、0(ゼロ)に保持される。
一方、ステップS8で、リッチスパイクフラグFが1の場合は、前記ステップS13以後を実行する。
これに対し、ステップS7で、エンジン回転が低回転状態でない場合、すなわち高回転状態の場合は、ステップS16で、リッチスパイクフラグFが1か否かを判定する。そして、1でない場合は、ステップS17で、前記ステップS2で推定されたNOx吸蔵量が第1所定量α以上か否かを判定する。そして、第1所定量α以上でない場合は、ステップS18で、エンジン回転が低回転のときとは逆に、第2、第3気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比をリーンに設定すると共に、第1、第4気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比を理論空燃比に設定する。また、ステップS19で、エンジン回転が低回転のときとは逆に、第1ウエストゲートバルブ26を開に設定すると共に、第2ウエストゲートバルブ27を閉に設定する。そして、ステップS6で、空燃比が前記ステップS18で設定した空燃比となるように制御すると共に、第1、第2ウエストゲートバルブ26,27がステップS19で設定した状態となるように制御する。
一方、ステップS17でNOx吸蔵量が第1所定量α以上の場合は、ステップS20で、リッチスパイクフラグFを1に設定する。次いで、ステップS21で、前記ステップS2で推定されたNOx吸蔵量が第2所定量β以下か否かを判定する。そして、第2所定量β以下でない場合は、ステップS22で、第1〜第4気筒#1〜#4に供給する混合気の空燃比を全て理論空燃比に設定し、ステップS19以後を実行する。すなわち、第2、第3気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比がリーンから理論空燃比に変更されることにより、リッチスパイクが行なわれることとなる。
一方、ステップS21で第2所定量β以下の場合は、ステップS23でリッチスパイクフラグFに0(ゼロ)を設定した後、ステップS18以後を行う。すなわち、リッチスパイクを終えて、通常のリーン運転に復帰する。
一方、ステップS16でリッチスパイクフラグFが1の場合は、前記ステップS21以後を実行する。
次に、本制御による作用・効果について説明すると、まず、リーン運転条件が成立していない状態においては、全気筒#1〜4に対して混合気の空燃比が理論空燃比(λ=1)に制御され、かつ第1、第2ウエストゲートバルブ26,27の両方が閉じられた状態とされる。したがって、全気筒#1〜#4からの排気エネルギーが排気ターボ過給機12のタービン12tに供給されることとなり、該排気ターボ過給機12が、能力を最大限に発揮可能な状態で駆動されることとなる。
一方、リーン運転条件が成立した状態においては、エンジン回転が低回転か高回転かにより異なる制御が行われる。すなわち、図8に示すように、エンジン回転が低回転のとき(エンジン回転数が所定回転数No以下のとき)は、第2の排気通路20bに対応する第2ウエストゲートバルブ27が開かれ、第2の排気通路20bに対応する第1、第4気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比が理論空燃比よりもリーンに制御され、第1の排気通路20aに対応する第2、第3気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比が理論空燃比(λ=1)に制御される。そして、リーン運転中に、NOx浄化装置25に対してリッチスパイクすべき条件が成立したときは、第2の排気通路20bに対応する第1、第4気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比が理論空燃比に制御され、これにより、NOx浄化装置25にトラップされているNOxが還元されて放出され、また該装置25に付着している硫黄が放出され、以後、引き続き効果的にNOxをトラップすることが可能となる。
その場合に、本実施の形態においては、前述のように、リーン運転中、第2の排気通路20bに対応するウエストゲートバルブ27は、リッチスパイクすべき条件の成立如何にかかわらず開かれ、リッチスパイクはこの排気通路20b側で行われる。したがって、該リッチスパイクにより排気エネルギーが増大しても、該排気エネルギーは排気ターボ過給機12のタービン12tをバイパスすることとなり、その結果、過給圧の変動、ひいてはエンジントルクの変動が抑制されることとなる。
また、リーン運転中においても、第1の排気通路20aに対応する気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比は、理論空燃比に制御されるので、第2の排気通路20b側のウエストゲートバルブ27が開かれていても、排気ターボ過給機12のタービン12tに十分な排気エネルギーが供給されることとなり、その結果、排気ターボ過給機12が良好に駆動されることとなる。
また、前記第2の排気通路20bに対応する気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比は、リッチスパイク時以外はリーンに制御されるので、全体として、リーン運転による燃費改善効果も享受することができる。
そして、特に、低回転時においては、第2の排気通路20bよりも容積が小さく、排気圧力が低下しにくい、換言すれば排気エネルギーを増加させた場合に効果の現れやすい第1の排気通路20a側の空燃比がリッチ化されて排気エネルギーが増加されるので、もともと排気エネルギーが少ないエンジン低回転時等においても過給機12を効果的に駆動し、低速エンジントルクやエンジン出力を確保することができる。
これに対し、エンジン回転が高回転のときは、第1の排気通路20aに対応する第1ウエストゲートバルブ26が開かれ、第1の排気通路20aに対応する第2、第3気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比が理論空燃比よりもリーンに制御され、第2の排気通路20bに対応する第1、第4気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比が理論空燃比に制御される。そして、リーン運転中に、NOx浄化装置25に対してリッチスパイクすべき条件が成立したときは、第1の排気通路20aに対応する第2、第3気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比が理論空燃比に制御されることとなる。
すなわち、リーン運転中、第1の排気通路20aに対応するウエストゲートバルブ26は、リッチスパイクすべき条件の成立如何にかかわらず開かれ、リッチスパイクはこの排気通路20a側で行われるのである。したがって、該リッチスパイクにより排気エネルギーが増大しても、該排気エネルギーはリリーフ通路28を通って排気ターボ過給機12のタービン12tをバイパスすることとなり、その結果、過給圧の変動、ひいてはエンジントルクの変動が抑制されることとなる。
また、リーン運転中においても、第2の排気通路20bに対応する第1、第4気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比は、理論空燃比に制御されるので、第1の排気通路20a側のウエストゲートバルブ26が開かれていても、排気ターボ過給機12のタービン12tに十分な排気エネルギーが供給されて、排気ターボ過給機12が良好に駆動されることとなる。
また、前記第1の排気通路20aに対応する第2、第3気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比は、リッチスパイク時以外はリーンに制御されるので、全体として、リーン運転による燃費改善効果も享受することができる。
そして、特に、高回転時においては、第1の排気通路20aよりも通路長が長くまた容積が大きいことにより排気ガス温度が低下しやすい第2の排気通路20b側の空燃比がリッチ化されて排気エネルギが増加されるので、高回転時であっても、過給機12が過熱しにくく、その結果、過給機12の能力を最大限に引き出すことができる。
また、第1の排気通路20aに対応する第2、第3気筒#2,#3に連通する第1の集合吸気通路14と、第2の排気通路20bに対応する第1、第4気筒#1,#4に連通する第2の集合吸気通路15とが備えられていると共に、各集合吸気通路14,15に、吸気量を制御可能なスロットルバルブ16,17が備えられているから、燃料の量を制御するだけでなく、吸気量(過給量)を制御することにより空燃比を第1、第2排気通路20a,20bに対応する気筒#1〜#4毎に調整することができるようになる。
また、NOx浄化装置25にトラップされたNOx量が所定量以上となると、リッチスパイクが行われるので、確実に、NOxの還元が行われることとなる。したがって、新たに排出されるNOxをトラップしきれなくなるようなことがない。
なお、本第1の実施の形態においては、NOx浄化装置25にトラップされたNOx量が所定量α以上となったときにリッチスパイク制御を行うようにしたが、NOx浄化装置25に付着した硫黄量が第2の所定量以上となったときに、リッチスパイク制御を行ってもよい。なお、この場合、前記フローチャートにおいて、NOx吸蔵量との記載を硫黄付着量と置き換えればよい。また、これらの条件の両方について検出するようにし、いずれか一方が成立したときに、前記リッチスパイク制御を行ってもよい。
また、本実施の形態においては、第1、第2の排気通路20a,20b毎に、ウエストゲートバルブ26,27を設けると共に、リリーフ通路28,29を設けたが、第1、第2の排気通路20a,20bの一方の排気通路側にのみ、前記排気ターボ過給機12のタービン12tの上流側で排気ガスをリリーフするウエストゲートバルブを設けると共に、リリーフされた排気ガスを前記タービン12t下流でNOx浄化装置25上流の排気通路に導くリリーフ通路を設けたものに対しても適用可能である。
例えば、前記第1、第2の排気通路20a,20bのうちの一方の(第2の)排気通路20b側にのみ、前記排気ターボ過給機12のタービン12tの上流側で排気ガスをリリーフするウエストゲートバルブ(27相当)を設けると共に、リリーフされた排気ガスを前記タービン12tの下流でNOx浄化装置上流25の排気通路に導くリリーフ通路(29相当)を設け、空燃比をリーンにする所定の運転条件が成立したときに、ECU(ウエストゲート弁を制御する制御手段、空燃比制御手段)は、前記一方の(第2の)排気通路20b側のウエストゲートバルブ(27相当)を開き、該一方の排気通路20bに対応する第1、第4気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御すると共に、他方の(第1の)排気通路20aに対応する第2、第3気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御し、リーン運転中に、NOx浄化装置25に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立したときに、前記一方の排気通路20bに対応する第1、第4気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御するようにするのである。これによれば、前述した低回転時における作用・効果が得られることとなるが、特に、高回転時における排気過給機12の過熱の問題はあまりないが、低回転時におけるエンジントルクやエンジン出力の確保を重視する場合に、有効である。
また、前記第1、第2の排気通路20a,20bのうちの一方の(第1の)排気通路20a側にのみ、前記排気ターボ過給機12のタービン12tの上流側で排気ガスをリリーフするウエストゲートバルブ(26相当)を設けると共に、リリーフされた排気ガスを前記タービン12tの下流でNOx浄化装置上流25の排気通路に導くリリーフ通路(28相当)を設け、ECU(ウエストゲート弁を制御する制御手段、空燃比制御手段)は、空燃比をリーンにする所定の運転条件が成立したときに、前記一方の(第1の)排気通路20a側のウエストゲートバルブ(26相当)を開き、該一方の排気通路20aに対応する第2、第3気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御すると共に、他方の排気通路20bに対応する第1、第4気筒#1,#4に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御し、当該運転中に、NOx浄化装置25に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立したときに、前記一方の(第1の)排気通路20aに対応する気筒#2,#3に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御するようにするのである。これによれば、前述した高回転時における作用・効果が得られることとなるが、特に、低回転時におけるエンジントルクやエンジン出力はあまり重視しないが、高回転時における排気過給機12の過熱の問題に対処したいような場合に、有効である。
また、第1の実施の形態においては、直列4気筒エンジンの場合について説明したが、図9に示すような、第1〜第6の6つの気筒#1〜#6を有し、点火順序が第1気筒#1、第4気筒#4、第2気筒#2、第5気筒#5、第3気筒#3、第6気筒#6の順で行われ、排気系120におけるエンジン本体102と排気ターボ過給機112のタービン112tとを接続する部分が、点火順序が偶数番目の第4〜第6気筒#4〜#6に連通する独立排気通路121d〜121fと該独立排気通路121d〜121fの下流側に接続された集合排気通路123とでなる第1の排気通路120aと、点火順序が奇数番目の第1〜第3気筒#1〜#3に連通する独立排気通路121a〜121cと該独立排気通路121a〜121cの下流側に接続された集合排気通路122とでなる第2の排気通路120bとで構成されていると共に、第1の排気通路120aは、容積が第2の排気通路120bよりも小さく、かつ通路長が短く設定されたV型6気筒エンジン101にも適用可能である。なお、この場合、第1集合吸気通路114上に第1スロットルバルブ116を設けると共に、第2集合吸気通路115上に第2スロットルバルブ117を設け、コントロールユニット130により第1の実施の形態同様の制御を行えばよい。なお、これ以外の構成については、第1の実施の形態と類似の構成とされており、説明は省略する(なお、図面には、文中に登場しない同様の構成のものについても、第1の実施の形態において対応するものの符号に100を加算した符号を付している)。
また、本発明は、前記直列4気筒エンジン、V型6気筒エンジン以外にも、例えば、直列6気筒エンジンや、8個以上の偶数個の気筒を有する直列、V型、水平対向配置のエンジンにも適用可能である。また、4気筒エンジン及び6気筒エンジンにおいて説明した点火順序は一例であり、点火順序が異なる場合でも、排気系におけるエンジン本体から排気ターボ過給機のタービンに至る部分が、前記偶数個の気筒のうち点火順序が奇数番目または偶数番目のいずれか一方の気筒から導かれた複数の独立排気通路と該独立排気通路の下流部が集合されてなる集合排気通路とでなる第1の排気通路と、前記偶数個の気筒のうち点火順序が奇数番目または偶数番目の他方の気筒に連通する独立排気通路と該独立排気通路の下流部が集合されてなる集合排気通路とでなる第2の排気通路とで構成されていると共に、前記タービン下流の排気通路にNOx浄化装置が設けられており、かつ混合気の空燃比を制御する空燃比制御手段が備えられた過給機付きエンジンに広く適用可能である。
本発明は、排気ターボ過給機付きエンジンに広く適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る過給機付きエンジンの空燃比制御装置の構成図である。 排気通路容積(長)に対する過給圧、排気圧力の特性図である。 クランクアングルに対するタービン前排気温度の特性図である。 排気通路長に対するタービン前排気温度の特性図である。 コントロールユニットによる制御の一例を示すフローチャートである(その1)。 同フローチャートである(その2)。 空燃比設定に用いるマップである。 本制御による制御パターンを示すマップである。 本発明の第2の実施の形態に係る過給機付きエンジンの空燃比制御装置の構成図である。 背景技術に係る過給機付きエンジンの構成図である。
符号の説明
1,101 エンジン
2,102 エンジン本体
10,110 吸気系
14,15,114,115 集合吸気通路
12,112 過給機
16,17,116,117 スロットルバルブ(吸気制御弁)
20,120 排気系
20a,120a 第1の排気通路
20b,120b 第2の排気通路
21a〜21d,121a〜121f 独立排気通路
22,23,122,123 集合排気通路
25,125 NOx浄化装置
26,27,126,127 第1、第2ウエストゲートバルブ(ウエストゲート弁)
28,29,128,129 第1、第2リリーフ通路(リリーフ通路)
30,130 ECU(空燃比制御手段、ウエストゲート弁を制御する制御手段)
31,131 エンジン回転センサ
#1〜#6 気筒

Claims (4)

  1. 偶数個の気筒を有するエンジン本体と、該エンジン本体に接続された排気系と、該排気系に設けられた排気ターボ過給機とを有し、かつ該排気系におけるエンジン本体から排気ターボ過給機のタービンに至る部分が、前記偶数個の気筒のうち点火順序が奇数番目または偶数番目のいずれか一方の気筒から導かれた複数の独立排気通路と該独立排気通路の下流部が集合されてなる集合排気通路とでなる第1の排気通路と、前記偶数個の気筒のうち点火順序が奇数番目または偶数番目の他方の気筒に連通する独立排気通路と該独立排気通路の下流部が集合されてなる集合排気通路とでなる第2の排気通路とで構成されていると共に、前記タービン下流の排気通路にNOx浄化装置が設けられており、かつ混合気の空燃比を制御する空燃比制御手段が備えられた過給機付きエンジンの空燃比制御装置であって、
    前記第1、第2の排気通路の少なくとも一方の排気通路側には、前記排気ターボ過給機のタービンの上流側で排気ガスをリリーフするウエストゲート弁が設けられていると共に、リリーフされた排気ガスを前記タービン下流でNOx浄化装置上流の排気通路に導くリリーフ通路が設けられており、
    空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立したときに、前記ウエストゲート弁を制御するウエストゲート弁制御手段は、前記一方の排気通路側のウエストゲート弁を開き、前記空燃比制御手段は、該一方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御すると共に、他方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御し、
    かつ、リーン運転中に、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立したときに、前記空燃比制御手段は、前記一方の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御することを特徴とする過給機付きエンジンの空燃比制御装置。
  2. 前記請求項1に記載の過給機付きエンジンの空燃比制御装置において、
    前記第1、第2の排気通路毎に、前記排気ターボ過給機のタービンの上流側で排気ガスをリリーフするウエストゲート弁が設けられていると共に、リリーフされた排気ガスを前記タービン下流でNOx浄化装置上流の排気通路に導くリリーフ通路が設けられており、
    前記第1の排気通路は、第2の排気通路よりも容積が小さく、かつ通路長が短くされており、
    空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立した場合においてエンジン回転が所定回転数よりも低回転のときは、前記ウエストゲート弁を制御するウエストゲート弁制御手段は、第2の排気通路に対応するウエストゲート弁を開き、前記空燃比制御手段は、該第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御すると共に、第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御し、
    かつ、リーン運転中に、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立したときに、前記空燃比制御手段は、第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御し、
    空燃比をリーンにする所定のリーン運転条件が成立した場合においてエンジン回転が所定回転数よりも低回転でないときは、前記ウエストゲート弁制御手段は、第1の排気通路に対応するウエストゲート弁を開き、前記空燃比制御手段は、該第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御すると共に、第2の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御し、
    リーン運転中に、NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件が成立したときに、前記空燃比制御手段は、第1の排気通路に対応する気筒に供給する混合気の空燃比を理論空燃比または理論空燃比よりもリッチに制御することを特徴とする過給機付きエンジンの空燃比制御装置。
  3. 前記請求項1または請求項2に記載の過給機付きエンジンの空燃比制御装置において、
    第1の排気通路に対応する気筒に連通する第1の集合吸気通路と、第2の排気通路に対応する気筒に連通する第2の集合吸気通路とが備えられていると共に、
    各集合吸気通路に、吸気量を制御可能な吸気制御弁が備えられていることを特徴とする過給機付きエンジンの空燃比制御装置。
  4. 前記請求項1から請求項3のいずれかに記載の過給機付きエンジンの空燃比制御装置において、
    NOx浄化装置に対してリッチスパイクすべき所定の条件は、NOx浄化装置にトラップされたNOx量が所定量以上となったことと、NOx浄化装置に付着した硫黄量が第2の所定量以上となったこととの少なくとも一方であることを特徴とする過給機付きエンジンの空燃比制御装置。
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