JP6635282B2 - 直動装置および電子部品実装装置 - Google Patents

直動装置および電子部品実装装置 Download PDF

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Description

本発明は、ビームの延伸方向にスライダを移動可能にした直動装置、およびこの直動装置を備えた電子部品実装装置に関するものである。
電子部品実装分野においては、直動装置によって水平方向に移動可能な実装ヘッドを用いて基板に部品を実装する電子部品実装装置が広く知られている。直動装置としては、水平な一方向に延伸した金属製(例えば鉄やアルミニウム)のビームを備え、リニアモータや送りねじ機構などの移動機構を駆動することによって実装ヘッドをビームに沿って移動させる構成のものが用いられている。
近年、生産性と実装品質を向上させる目的で実装ヘッドの移動の高速化と位置決め精度の高精度化要求されており、その要求に応えるべくビームの剛性強化と軽量化が進んでいる。その一例として、筒状に成形されたCFRP(Carbon Fiber Reinforce Plastic(炭素繊維強化樹脂))で構成されたビームが提案されている(例えば特許文献1,2を参照)。CFRPは、炭素繊維にエポキシ樹脂などの高分子材料を含浸した後、硬化させて成形した複合材料である。このCFRPは強度に優れ、且つ鉄やアルミニウムなどの金属に比べて格段に比重が小さいため、上記問題の解決を目的としたビームの材料に適している。
特開2008−108949号公報 特開2013−206934号公報
しかしながら、CFRPはコストが高いため、ビーム全体をこの材料で成形することは現実的でなかった。また、ビームには直動装置の構成部品である金属製のガイド部材をネジ等で固定する必要があるが、CFRPは穴あけやネジ穴を形成するためのタップ加工が困難であり、さらに加工するための特殊な工具も必要であるため、さらなるコストアップの要因にもなっていた。
そこで本発明は、炭素繊維強化樹脂を用いつつネジ穴等を形成するための加工を容易に行うことができるビームを備えた直動装置およびこの直動装置を備えた電子部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の直動装置は、水平な一方向に細長いビームと、前記ビームに前記一方向に延伸して設けられたガイド部材と、前記ガイド部材に沿って移動自在に設けられた移動部材と、前記移動部材を移動させる移動手段を有する直動機構を備え、前記ビームは、前記一方向に貫通する複数の開口部が形成された金属製の筒状体と、炭素繊維強化樹脂シートが前記複数の開口部の内面に密着した複数の炭素繊維強化樹脂製の筒状補強部を備え、前記筒状体は前記一方向に延伸して形成された厚肉部と薄肉部を有し、前記厚肉部には少なくともネジ部材によって前記ガイド部材を前記筒状体に固定するためのネジ穴が形成されている。
本発明の電子部品実装装置は、水平な一方向に細長いビームと、前記ビームに前記一方向に延伸して設けられたガイド部材と、前記ガイド部材に沿って移動自在に設けられた移動部材と、前記移動部材を移動させる移動手段を有する第1の直動機構と、前記第1の直動機構を前記一方向に直交する水平な方向に移動させる第2の直動機構によって構成されたXY移動機構と、前記移動部材に装着された実装ヘッドを備え、電子部品を保持した前記実装ヘッドを前記XY移動機構によって基板に位置決めし、位置決めされた前記実装ヘッドによって前記電子部品を前記基板に搭載する電子部品実装装置であって、前記ビームは、前記一方向に貫通する複数の開口部が形成された金属製の筒状体と、炭素繊維強化樹脂シートが前記複数の開口部の内面に密着した複数の炭素繊維強化樹脂製の筒状補強部を備え、前記筒状体は前記一方向に延伸して形成された厚肉部と薄肉部を有し、前記厚肉部には少なくともネジ部材によって前記ガイド部材を前記筒状体に固定するためのネジ穴が形成されている。
本発明によれば、炭素繊維強化樹脂を用いつつネジ穴等を形成するための加工を容易に行うことができるビームを実現することができる。
本発明の実施の形態1における電子部品実装装置の斜視図 本発明の実施の形態1における電子部品実装装置に備えられた第1の直動機構の構造説明図 (a)(b)本発明の実施の形態1における電子部品実装装置に備えられた第1の直動機構を構成するガイド部材とビームを固定する構造説明図 (a)(b)本発明の実施の形態1における電子部品実装装置に備えられた第1の直動機構を構成する固定子とビームを固定する構造の説明図 本発明の実施の形態2における電子部品実装装置に備えられた第1の直動機構の構造説明図 本発明の実施の形態2における電子部品実装装置に備えられた第1の直動機構を構成する固定子とビームを固定する構造の説明図
(実施の形態1)
まず図1、図2を参照して、本発明の実施の形態1における電子部品実装装置1について説明する。電子部品実装装置1は、基板2に電子部品3(図2)を実装する機能を有する。以下、基板2の搬送方向をX方向、X方向と水平面内において直交する方向をY方向と定義する。
基台4の中央部には、X方向に延びた一対の搬送コンベアを備えた基板搬送機構5が設けられている。基板搬送機構5は、基板2を搬送して所定の実装作業位置に位置決めする。基板搬送機構5の両側には、部品供給部6がそれぞれ配置されている。部品供給部6は、基台4の両側に配置された台車7aと台車7aに装着された複数のテープフィーダ7bより構成される。テープフィーダ7bは、電子部品3を保持したキャリアテープ(図示省略)をピッチ送りすることによって、後述する実装ヘッド11による部品取出位置まで電子部品3を供給する。
基台4の上方には、第1の直動機構8(直動装置)が設けられている。第1の直動機構8は、基台4のX方向における両側部に設けられたY軸移動テーブル9にジョイントブラケット10を介して支持されている。Y軸移動テーブル9はリニア駆動機構を備えており、また、Y方向に延伸したガイド部材9aを有している。このガイド部材9aに、ジョイントブラケット10が備えるえるスライダがY方向に移動自在に装着されている。Y軸移動テーブル9は、第1の直動機構8を一方向(X方向)に直交する水平な方向(Y方向)に移動させる第2の直動機構となっている。
第1の直動機構8には実装ヘッド11がX方向に移動自在に装着されている。第1の直動機構8と第2の直動機構は、実装ヘッド11をX方向とY方向に移動させるXY移動機構を構成する。実装ヘッド11は吸着ノズル12を備えている(図2)。実装ヘッド11は部品取出位置まで供給された電子部品3を吸着ノズル12によって吸着して取り出す。XY移動機構は電子部品3を保持した実装ヘッド11を基板2に対して位置決めする。その後、実装ヘッド11は電子部品3を基板2に搭載する。このように、電子部品実装装置1は、電子部品3を保持した実装ヘッド11をXY移動機構によって基板2に位置決めし、位置決めされた実装ヘッド11によって電子部品3を基板に搭載する。
次に図2を参照して、第1の直動機構8の構造について説明する。第1の直動機構8は、水平な一方向(図1、図2ではX方向)に延伸された細長いビーム13と、ビーム13に装着されたガイド部材17と、ガイド部材17に沿って移動自在に設けられた移動部材18と、移動部材18を移動させるリニアモータ19を備えている。ビーム13は、金属製の筒状体14とこれを補強する筒状補強部16で構成されている。筒状体14はX方向に細長い筒状であり、X方向に貫通する第1の開口部15a、第2の開口部15b、第3の開口部15c、第4の開口部15dを備えている。筒状体14は断面形状が略コの字状である。筒状体14は金属製であり、例えば鉄やアルミニウムで構成されている。
開口部15a〜15dは、ビーム13の軽量化を目的として形成されたものである。本実施の形態1において、第1の開口部15aと第2の開口部15bは上下方向に並んだ位置に形成されている。また、第3の開口部15cと第4の開口部15dは、略コの字状の筒状体14において水平方向に延出した上部と下部の位置にそれぞれ形成されている。また、第1の開口部15aと第2の開口部15b、第3の開口部15cと第4の開口部15dは開口面積が略同一に設定されている。さらに、第1の開口部15aと第2の開口部15bは、第3の開口部15cと第4の開口部15dよりも開口面積が大きく設定されている。なお、本実施の形態1の筒状体14は4つの開口部を備えているが、開口部の数はこれに限定されるものではなく、例えば1個でもよい。
次に、筒状補強部16について説明する。筒状補強部16は筒状体14の内面14aに密着した状態で形成されている。筒状補強部16は炭素繊維強化樹脂によって形成されている。炭素繊維強化樹脂(CFRP)は強度に優れ、鉄やアルミニウムなどの金属に比べて格段に比重が小さい材料として知られている。筒状補強部16を炭素繊維強化樹脂とすることで筒状補強部16による重量増加を低く抑えることができる。また、筒状体14については補強された分だけ肉厚を薄くして比重の大きな金属を減らし、筒状補強部16による重量増加分を大幅に超える軽量化を実現することができる。結果としてビーム13全体では、従来の金属製のビームと同等以上の剛性を実現しつつ大幅な軽量化を図ることができる。
筒状補強部16は内圧成形方法により形成されている。内圧成形方法とは、炭素繊維強化樹脂シートを心材の外周に巻き付けた状態で筒状体14の内面14aに沿って配置し、加熱処理により心材熱膨張させて炭素繊維強化樹脂シートを内面14aに加圧すると共に炭素繊維強化樹脂シートを熱硬化させて筒状に形成する方法である。これにより簡単に内面14aに密着する筒状補強部16を形成することができる。筒状補強部16は内面14aの全体に密着させるのが理想的だが、製造の都合で密着しない部分が残ったとしても内面14aの大半が密着していれば所期の剛性を損なうことはない。
なお、本実施の形態1では筒状補強部16を全ての開口部15a〜15dに対応する内面14aに形成した例を説明したが、必要な開口部の内面14aにのみ形成するようにしてもよい。炭素繊維強化樹脂は高価であるため、所定の開口部にのみ筒状補強部16を形成することによって製造コストを抑えることができる。例えば、第3の開口部15c、第4の開口部15dは面積が小さく、そこに筒状補強部16を設けたとしてもビーム13の剛性改善への寄与度は低いと考えられる。このため、比較的開口面積が大きい第1の開口部15a、第2の開口部15bに対応する内面14aにのみ筒状補強部16を形成して剛性強化と経済性を両立させるようにしてもよい。
再び話を筒状体14に戻す。筒状体14は、軽量化のため厚み(肉厚)を全体的に薄くしているが、組立や機械加工の都合で部分的に厚みを増した厚肉部14bを設けている。すなわち、筒状体14は、薄肉部と厚肉部14bを有している。なお、図2には厚肉部14bのみ破線で示している。本実施の形態1における筒状体14は、実装ヘッド11の装着側であって、略コの字状における水平方向に延出した上部と下部の先端の位置にそれぞれ第1の厚肉部14b1、第2の厚肉部14b2を有している。また、筒状体14は、実装ヘッド11の装着側であって、略中間の位置(第1の開口部15aと第2の開口部15bの間の位置)に第3の厚肉部14b3を有している。その他にも、筒状体14は所望の位置に第4の厚肉部14b4、第5の厚肉部14b5、第6の厚肉部14b6、第7の厚肉部14b7、第8の厚肉部14b8、第9の厚肉部14b9を有している。厚肉部14b1〜14b9には、以下に説明する各種の部材をビーム13に取り付けるためのネジ穴が穴あけやタップ加工などの工程を経て形成されている。
筒状体14において、第1の厚肉部14b1と第2の厚肉部14b2に対応する位置には、金属製のガイド部材17が一方向(ビーム13の長手方向)に平行に装着されている。このガイド部材17には、スライダ18aが当該ガイド部材17に沿ってX方向に移動自在に設けられている。スライダ18aには平板状のプレート部材18bが固定されている。スライダ18aとプレート部材18bは移動部材18を構成し、この移動部材18に実装ヘッド11が装着されている。
次に、実装ヘッド11をX方向に移動させるリニア駆動機構(移動手段)について説明する。リニア駆動機構はビーム13側に設けた固定子20と実装ヘッド11側に設けた可動子21を含んで構成される。固定子20は筒状体14の第3の厚肉部14b3に対応する位置に装着されている。固定子20は、ガイド部材17と平行な平板状の鉄板部材22と、鉄板部材22の表面に配置されたマグネット部材23を含んで構成される。一方、可動子21はプレート部材18bに装着されている。可動子21は断面形状が略コの字状であって、僅かな隙間を空けて固定子20を包囲している。可動子21に内蔵されたコイルに電気を流して磁束を発生させると、マグネット部材23との間で作用する引斥力により可動子21に推進力が発生する。この推進力を利用して、実装ヘッド11はガイド部材17に沿って移動する。固定子20と可動子21はリニアモータ19を構成し、移動部材18をX方向に移動させる移動手段となっている。なお、移動手段としてはリニアモータ以外、例えば送りねじやベルトを使用したものでもよい。このように、第1の直動機構8は、ビーム13、ガイド部材17、移動部材18および移動手段を有する。
次に図2、図3を参照して、ガイド部材17をビーム13に固定する構造について説明する。なお、図3は第1の厚肉部14b1のみを示しているが、第2の厚肉部14b2についても同様である。図3(a)において、第1の厚肉部14b1には、穴あけやタップ加工などの工程を経てネジ溝を有するネジ穴24が形成されている。筒状体14は金属製のためタップ加工などを容易に行うことができる。図3(a)において、ネジ穴24の底部Aは隣接する第3の開口部15cの筒状補強部16まで到達(貫通)していない。つまり、ネジ穴24は有底である。第2の厚肉部14b2側でのネジ穴24と第4の開口部15dの筒状補強部16との間においても同様である。
図3(b)において、ガイド部材17には第1のネジ部材25を挿入するための挿入孔17aが形成されている。挿入孔17aを介して第1のネジ部材25をネジ穴24に螺合させることで、ガイド部材17は筒状体14に固定される。
次に図4を参照して、固定子20をビーム13に固定する構造について説明する。第3の厚肉部14b3には、ネジ溝を有するネジ穴26が形成されている。図4(a)において、ネジ穴26の底部Bは第1の開口部15a、第2の開口部15bを避けた位置に設定されている。つまり、ネジ穴26も有底であり、いずれの筒状補強部16にも到達していない。また、筒状体14の表面であって、第3の厚肉部14b3に対応する位置には、鉄板部材22の厚みt(図4(b))に対応した幅を有する凹部14cが形成されている。
図4(b)において、鉄板部材22の内部には第2のネジ部材27を挿入するための挿入孔22aが形成されている。鉄板部材22の先端部を凹部14cに嵌め込み、この状態で挿入孔22aを介して第2のネジ部材27をネジ穴26に螺合させることで、固定子20は筒状体14に固定される。
次に図2を参照して、第1の直動機構8をジョイントブラケット10に固定する構造について説明する。筒状体14において、第4の厚肉部14b4〜第9の厚肉部14b9と対応する位置にはネジ穴28がそれぞれ形成されている。また、ジョイントブラケット10において、第4の厚肉部14b4〜第9の厚肉部14b9と対応する位置には図示しない第3のネジ部材を挿入するための挿入孔が形成されている。ジョイントブラケット10の挿入孔を介して第3のネジ部材をネジ穴28に螺合させることで、第1の直動機構8はジョイントブラケット10に固定される。
このように、本実施の形態1におけるビーム13では、金属製の筒状体14の内面14aに炭素繊維強化樹脂製の筒状補強部16を密着して形成している。これにより、筒状補強部16を用いつつネジ穴を形成するための加工を容易に行えるビーム13を実現することができる。なお、筒状体14にはタップ加工以外の各種の加工を施してもよい。
(実施の形態2)
次に図5を参照して、本発明の実施の形態2における第1の直動機構8Aついて説明する。本実施の形態1における第1の直動機構8と共通する部材については同じ符号(若しくは同じ符号に「A」)を付し、説明を省略する。本実施の形態2は、移動手段の構成が本実施の形態1と異なる。
図5において、ビーム13AはX方向に貫通する開口部15Aa〜15Adを備えた断面形状が略コの字状の筒状体14Aと、筒状体14Aの内面14Aaに密着した状態で形成された炭素繊維強化樹脂製の筒状補強部16Aを備えている。筒状体14Aにおいて、実装ヘッド11の装着側であって水平方向に延出した上部と下部の間の位置には、リニアモータ19Aを構成する固定子20Aが装着されている。また、プレート部材18bの固定子20Aと相対する位置には、同じくリニアモータ19Aを構成する可動子21Aが装着されている。移動部材18をX方向に移動させる原理は、本実施の形態1で説明したとおりである。
筒状体14Aは、実装ヘッド11の装着側であって、固定子20Aを上下方向に挟んだそれぞれの位置に第1の厚肉部14Ab1と第2の厚肉部14Ab2を有している。
次に図6を参照して、固定子20Aをビーム13Aに固定する構造について説明する。なお、図6は第1の厚肉部14Ab1のみを示しているが、第2の厚肉部14Ab2についても同様である。第1の厚肉部14Ab1には、ネジ溝を有するネジ穴29が形成されている。ネジ穴29の底部Cは、隣接する第1の開口部15Aaの筒状補強部16Aまで到達していない。つまり、ネジ穴29は有底である。第2の厚肉部14Ab2側でのネジ穴29と第2の開口部15Abの筒状補強部16Aとの間においても同様である。
固定子20Aは、筒状体14Aの長手方向に沿って延伸したプレート部材30を介してビーム13Aに固定される。プレート部材30の第1の厚肉部14Ab1に対応する位置には第4のネジ部材31を挿入するための挿入孔30aが形成されている。挿入孔30aを介して第4のネジ部材31をネジ穴29に螺合させることにより、固定子20Aはプレート部材30を介してビーム13Aに固定される。第2の厚肉部14Ab2側についても同様である。本実施の形態2においても、炭素繊維強化樹脂製の筒状補強部16Aを用いつつネジ穴などを形成するための加工を容易に行うことができる。
本発明の直動装置および電子部品実装装置は、本実施の形態1,2で説明したものに限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。なお、ネジ穴は少なくともガイド部材を筒状体に固定するために形成されていればよい。
本発明によれば、炭素繊維強化樹脂を用いつつネジ穴等を形成するための加工を容易に行えるビームを実現することができ、電子部品実装分野において有用である。
1 電子部品実装装置
2 基板
3 電子部品
8 第1の直動機構(直動装置)
9 Y軸移動テーブル(第2の直動機構)
11 実装ヘッド
13,13A ビーム
14,14A 筒状体
14a,14Aa 内面
14b(14b1,14b2,14b3,14b4,14b5,14b6,14b7,14b8,14b9),14Ab1,14Ab2 厚肉部
15a,15b,15c,15d,15Aa,15Ab,15Ac,15Ad
開口部
16,16A 筒状補強部
17 ガイド部材
18 移動部材
19,19A リニアモータ
24,26,28,29 ネジ穴
25 第1のネジ部材
27 第2のネジ部材
31 第4のネジ部材

Claims (2)

  1. 水平な一方向に細長いビームと、前記ビームに前記一方向に延伸して設けられたガイド部材と、前記ガイド部材に沿って移動自在に設けられた移動部材と、前記移動部材を移動させる移動手段を有する直動機構を備え、
    前記ビームは、前記一方向に貫通する複数の開口部が形成された金属製の筒状体と、炭素繊維強化樹脂シートが前記複数の開口部の内面に密着した複数の炭素繊維強化樹脂製の筒状補強部を備え、
    前記筒状体は前記一方向に延伸して形成された厚肉部と薄肉部を有し、
    前記厚肉部には少なくともネジ部材によって前記ガイド部材を前記筒状体に固定するためのネジ穴が形成されていることを特徴とする直動装置。
  2. 水平な一方向に細長いビームと、前記ビームに前記一方向に延伸して設けられたガイド部材と、前記ガイド部材に沿って移動自在に設けられた移動部材と、前記移動部材を移動させる移動手段を有する第1の直動機構と、前記第1の直動機構を前記一方向に直交する水平な方向に移動させる第2の直動機構によって構成されたXY移動機構と、前記移動部材に装着された実装ヘッドを備え、
    電子部品を保持した前記実装ヘッドを前記XY移動機構によって基板に位置決めし、位置決めされた前記実装ヘッドによって前記電子部品を前記基板に搭載する電子部品実装装置であって、
    前記ビームは、前記一方向に貫通する複数の開口部が形成された金属製の筒状体と、炭素繊維強化樹脂シートが前記複数の開口部の内面に密着した複数の炭素繊維強化樹脂製の筒状補強部を備え、
    前記筒状体は前記一方向に延伸して形成された厚肉部と薄肉部を有し、
    前記厚肉部には少なくともネジ部材によって前記ガイド部材を前記筒状体に固定するためのネジ穴が形成されていることを特徴とする電子部品実装装置。
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