JP6635246B1 - 配線部材の支持構造 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、実施形態に係る配線部材及びその支持構造について説明する。図1は、実施形態に係る配線部材の支持構造1を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る配線部材の支持構造1を示す正面図である。図3は、支持部材30の分解底面図である。図4は、電線保持部材31、32、33、34を示す分解平面図である。図5は、電線保持部材31、32、33、34の連結の様子を示す説明図である。図6は、電線保持部材31、32、33、34をベース60に取付ける様子を示す説明図である。
配線部材20は、例えば、以下のように組み立てられる。
配線部材20は、例えば、上述のように組立てられて、車両組立工場に搬送される。車両組立工場において、配線部材20における支持部材30が取付対象部材10に固定される。これにより、電線22が取付対象部材10に沿って支持されて、配線部材の支持構造1が形成される。なお、電線22と支持部材30とが別々に車両組立工場に搬送され、当該車両組立工場において、電線22に支持部材30が取付けられた配線部材20に組立てられると共に、支持部材30が取付対象部材10に固定されてもよい。
図7は、電線保持部材同士の連結構造の第1変形例を示す斜視図である。
このほかこれまで電線保持部材を複数含むものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。電線保持部36を複数含む電線保持部材が一つのみ設けられていてもよい。この場合、係る電線保持部材は、天井壁が電線22に対して外周側に位置するように電線保持部36間で曲げ可能であるとよい。また電線保持部材を複数含む場合でも、複数の電線保持部材が連結部を備えることは必須の構成ではない。例えば、複数の電線保持部材が、それぞれ独立して設けられていてもよい。この場合、上記電線保持部材35のように、それぞれがベース取付部を備える複数の電線保持部材35が一のベースに取付けられているとよい。この場合、例えば、ベースの上方をあけるため、一のベースに対して、両側方に電線保持部材35が一つずつ設けられている構成などが考えられる。
第1の態様に係る配線部材の支持構造は、取付対象部材と、複数の電線と、前記複数の電線を分けて保持し、前記電線に対して前記取付対象部材とは反対側に位置する天井壁を有する複数の電線保持部と、を含み、前記取付対象部材に取付けられた配線部材と、を備える。
第2の態様に係る配線部材の支持構造は、第1の態様に係る配線部材の支持構造であって、前記配線部材は、それぞれが前記電線保持部を少なくとも1つ含むように別に成形された電線保持部材を複数備える。
第3の態様に係る配線部材の支持構造は、第2の態様に係る配線部材の支持構造であって、前記電線保持部材は、前記電線保持部と一体に形成されて前記電線保持部材同士を並列状に連結する連結部をさらに含む。
第4の態様に係る配線部材の支持構造は、第3の態様に係る配線部材の支持構造であって、相互に連結された第1及び第2の前記電線保持部材は、少なくとも平坦に並ぶ状態と、前記取付対象部材の外周に沿って並ぶ状態との間で回転可能である。
第5の態様に係る配線部材の支持構造は、第4の態様に係る配線部材の支持構造であって、第1の前記電線保持部材は、前記連結部として軸部を含み、第2の前記電線保持部材は、前記連結部として前記軸部を回転可能に支持する軸受部を含む。
第6の態様に係る配線部材の支持構造は、第4の態様に係る配線部材の支持構造であって、第1及び第2の前記電線保持部材の少なくとも一方は、前記連結部と前記電線保持部との間に介在するように前記連結部と前記電線保持部と一体に形成され、前記連結部と前記電線保持部とを回転可能につなぐヒンジ部をさらに含む。
第7の態様に係る配線部材の支持構造は、第4の態様に係る配線部材の支持構造であって、第1の前記電線保持部材は、前記連結部として孔部が形成された被係止部を含み、第2の前記電線保持部材は、前記連結部として前記孔部に通された柱部と前記孔部の周縁部に係止する係止片とを有する係止部を含み、前記孔部が前記柱部よりも大きく形成されて第1及び第2の前記電線保持部材が回転可能に連結している。
第8の態様に係る配線部材の支持構造は、第4から第7のいずれか1つの態様に係る配線部材の支持構造であって、第1及び第2の前記電線保持部材同士の回転量を規制する回転量規制部が設けられている。
第9の態様に係る配線部材の支持構造は、第2から第8のいずれか1つの態様に係る配線部材の支持構造であって、前記配線部材は、前記取付対象部材の周囲の少なくとも一部を囲った状態で前記取付対象部材に取付けられるとともに、その外周側に前記電線保持部材が取付けられるベースをさらに含み、複数の前記電線保持部材のうち少なくとも1つは、前記ベースに形成された被取付部に取付けられるベース取付部をさらに含む。
第10の態様に係る配線部材の支持構造は、第9の態様に係る配線部材の支持構造であって、前記ベースは、前記被取付部として、共通して設けられる電線を保持する前記電線保持部材が取付けられる第1被取付部と、オプション用の電線を保持する前記電線保持部材が取付けられる第2被取付部とを含む。
第11の態様に係る配線部材は、取付対象部材に取付けられる配線部材であって、複数の電線と、前記取付対象部材の周囲の少なくとも一部を囲うように前記取付対象部材に取付けられるベースと、前記複数の電線を分けて保持し、前記ベースの外周側に取付けられ、前記電線に対して前記ベースとは反対側に位置する天井壁を有する複数の電線保持部と、を備える。
第12の態様に係る配線部材は、取付対象部材に取付けられる配線部材であって、複数の電線と、それぞれが電線の少なくとも一部を保持可能に形成され、前記複数の電線を分けて保持する複数の電線保持部と、を備え、前記複数の電線保持部は、前記電線に対して外周側に天井壁が位置するように前記電線の延在方向と平行な軸回りに相対回転可能につながっている。
各態様によると、天井壁によって取付対象部材から外方への電線の広がりが抑制される。これにより、取付対象部材からの配線部材の高さを抑制できる。
第2の態様によると、電線保持部材の数を変えることで、電線保持部の数の調整が容易となる。
第3の態様によると、それぞれ別に形成された複数の電線保持部材を連結部によってつなげることができる。
第4の態様によると、複数の電線保持部材が連結されていても、取付対象部材の外周に沿って並ぶことができる。これにより、取付対象部材からの配線部材の高さをさらに抑制できる。また複数の電線保持部材が平坦に並ぶ状態で複数の電線保持部材へ電線を保持させる作業を行った後に、複数の電線保持部材を回転させて取付対象部材の周囲を囲んだ状態にすることができる。これにより、複数の電線保持部へ電線を保持させる作業が容易となる。
第5の態様によると、第1及び第2の電線保持部材が連結部で回転可能となる。
第6の態様によると、第1及び第2の電線保持部材が連結部とは別に設けられたヒンジ部で回転可能となる。
第7の態様によると、第1及び第2の電線保持部材が連結部で回転可能となる。
第8の態様によると、第1及び第2の電線保持部材同士の回転しすぎを抑制できる。
第9の態様によると、複数の電線保持部材は、ベースに取付けられることによって取付対象部材の周囲に沿うように並んだ状態に維持される。これにより、取付対象部材への配線部材の取付けが容易となる。
第10の態様によると、共通して設けられる電線とオプション用の電線とを分けて支持することが容易となる。これにより、設計変更などに容易に対応できる。
第11の態様によると、取付対象部材に配線部材のベースを取付けることによって、天井壁によって取付対象部材から外方への電線の広がりが抑制された状態をなすことができる。これにより、取付対象部材からの配線部材の高さを抑制できる。
第12の態様によると、取付対象部材に配線部材を取付ける際に、電線保持部を回転させることによって、電線保持部を取付対象部材の周囲に沿わせて位置させることができる。そして取付対象部材に配線部材を取付けることによって、天井壁によって取付対象部材から外方への電線の広がりが抑制された状態をなすことができる。これらより、取付対象部材からの配線部材の高さを抑制できる。
10 取付対象部材
20 配線部材
22 電線
30 支持部材
31、32、33、34、35 電線保持部材
36 電線保持部
37 第1板部(天井壁)
40 連結部
42 軸部
44 連結部
47、48、49 軸受部
50、51 ベース取付部
54 回転量規制部
258 ヒンジ部
60 ベース
66、67 被取付部
68a、68b 第1被取付部
69a、69b 第1被取付部
Claims (3)
- 取付対象部材と、
複数の電線と、前記複数の電線を分けて保持し、前記電線に対して前記取付対象部材とは反対側に位置する天井壁を有する複数の電線保持部と、を含み、前記取付対象部材に取付けられた配線部材と、
を備え、
前記配線部材は、それぞれが前記電線保持部を少なくとも1つ含むように別に成形された電線保持部材を複数備え、
前記電線保持部材は、前記電線保持部と一体に形成されて前記電線保持部材同士を並列状に連結する連結部をさらに含み、
相互に連結された第1及び第2の前記電線保持部材は、少なくとも平坦に並ぶ状態と、前記取付対象部材の外周に沿って並ぶ状態との間で回転可能であり、
第1の前記電線保持部材は、前記連結部として軸部を含み、第2の前記電線保持部材は、前記連結部として前記軸部を回転可能に支持する軸受部を含む、配線部材の支持構造。 - 取付対象部材と、
複数の電線と、前記複数の電線を分けて保持し、前記電線に対して前記取付対象部材とは反対側に位置する天井壁を有する複数の電線保持部と、を含み、前記取付対象部材に取付けられた配線部材と、
を備え、
前記配線部材は、それぞれが前記電線保持部を少なくとも1つ含むように別に成形された電線保持部材を複数備え、
前記配線部材は、前記取付対象部材の周囲の少なくとも一部を囲った状態で前記取付対象部材に取付けられるとともに、その外周側に前記電線保持部材が取付けられるベースをさらに含み、
複数の前記電線保持部材のうち少なくとも1つは、前記ベースに形成された被取付部に取付けられるベース取付部をさらに含む、配線部材の支持構造。 - 請求項2に記載の配線部材の支持構造であって、
前記ベースは、前記被取付部として、共通して設けられる電線を保持する前記電線保持部材が取付けられる第1被取付部と、オプション用の電線を保持する前記電線保持部材が取付けられる第2被取付部とを含む、配線部材の支持構造。
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