JP6633455B2 - 坩堝 - Google Patents

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Description

本態様は、単結晶育成装置に使用される坩堝に関する。
垂直ブリッジマン(VB)法、カイロポーラス(KY)法、CZ(チョクラルスキー)法などによる単結晶育成装置用の坩堝として、金属製の坩堝が用いられている。特に、サファイア(単結晶アルミナ)などの高融点材料の単結晶育成には、イリジウム、モリブデン、タングステンおよびそれらを主成分とする合金からなる坩堝が知られている(例えば下記特許文献1参照)。
坩堝の製造方法としては、下記特許文献2および特許文献3に、側部となる矩形板を円筒形状とし、底部となる円形板に溶接により接合する方法が開示されている。
特開2010−52993号公報 特開平5−148074号公報 特開2006−205200号公報
しかし、単結晶育成用の坩堝は、使用によって変形しやすいという課題があった。例えば、融液が凝固する際の体積変化、坩堝と固化物との熱膨張率の差などにより、坩堝が変形しやすい。坩堝が変形すると、坩堝の均熱化の妨げとなったり、周囲の部材と干渉したりし、最悪の場合は坩堝が破損する。
なお、坩堝が融液によって酸化(変質)してしまっては、固化時における破損につながりやすくなる。そのため、酸化の観点からは、モリブデンやタングステン等よりも、イリジウムや白金の方がよい。しかし、これらイリジウムや白金は高価な材料であるため、購入コストに見合ったものとするには、繰り返しの使用に耐え得るものである必要がある。また。今般の量産性の向上のための育成する単結晶の大型化に応えるために、坩堝も大型化してきているが、大型化した坩堝は、部分的な熱分布差や応力分布差が大きくなるため、さらに変形しにくいことが求められる。また、イリジウムや白金が主成分である大型化の坩堝はさらに高価であるため、複数回の使用に耐え得るものでなければならない。
そこで、本態様は、強度に優れるとともに変形しにくいことによって、繰り返しの使用に耐え、ランニングコストの低い坩堝を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、イリジウムまたは白金を主成分とし、底部と筒状部とを有し、該筒状部は、複数の部位からなり、各部位が隣り合う位置に環状の厚肉部を備えることを特徴とする坩堝を提供する。
また、イリジウムまたは白金を主成分とし、底部と筒状部とを有し、該筒状部は、複数の部位からなり、各部位が隣り合う位置に環状の第1溶接部を備えることを特徴とする坩堝を提供する。
本態様の坩堝は、強度に優れるとともに変形しにくく、繰り返しの使用に耐えることができるため、ランニングコストが低い。
本態様の坩堝の一実施形態を示す断面図である。 本態様の坩堝の他の実施形態を示す断面図である。 本態様の坩堝の他の実施形態を示す断面図である。 本態様の坩堝の他の実施形態を示す断面図である。 本態様の坩堝の他の実施形態を示す断面図である。 本態様の坩堝の他の実施形態を示す側面図である。 本態様の坩堝の他の実施形態を示す側面図である。 本態様の坩堝の他の実施形態を示す断面図である。
本実施形態の坩堝10について、図を参照しながら説明する。図1〜4は本実施形態の複数の例を示す断面図である。
坩堝10は、イリジウムまたは白金を含んでなり、底部1と筒状部2とを有し、筒状部2は、複数の部位からなり、各部位が隣り合う位置に環状の厚肉部3を備える。単結晶育成に用いられる坩堝10は、底部1の直径(Φ)、および高さが約100mm以上の比較的大型の坩堝である。筒状部2は第1部位2aと第2部位2bを備えて構成されている。図1に示す坩堝10は、底部1と、底部1と接続する第1部位2aと、第1部位2aと接続する第2部位2bと、第1部位2aと第2部位2bと隣り合う位置に、環状の第1厚肉部3aを有する。第1厚肉部3aは肉厚が大きく、いわゆる補強リングの役割をなす。第1厚肉部3aを有する坩堝10は変形しにくい。
本実施形態の第1厚肉部3aおよび後述する各厚肉部は、坩堝10を構成する複数の部位を溶接することで形成されている。各図において、溶接によって形成された部分については、筒状部2とは異なる太さの(太い)斜線ハッチングで示している。
また坩堝10では、第1厚肉部3aを有している分だけ、熱履歴によって坩堝10の構成材料(本実施形態ではイリジウムまたは白金)の結晶の成長に伴って生じるクラックの進展を抑制できるため、強度低下を低減できる。この点でも坩堝10は強度に優れ、変形しにくい。
第1厚肉部3aは、坩堝10の外周に設けられている。すなわち、第1厚肉部3aは、坩堝10の外周面から外側に向かって凸状である。上記クラック等は坩堝10の外周面に生じやすく、第1厚肉部3aが外側に凸状であることで、これらクラックの進展を効果的に抑制することができ、クラック等にともなう強度低下等を効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態の坩堝10は、イリジウムを主成分(イリジウムやイリジウムを含む合金等)とする。ここで主成分とは、坩堝10の総量に対し、質量比で50%を超える成分のこととする。なお、坩堝10は、白金を主成分とするものであってもよい。イリジウムや白金は、モリブデン、タングステンなどと比較して、酸化されにくいので、坩堝10は、特にタンタル酸リチウムなどの酸化物単結晶製造用に適している。また、イリジウムは、サファイアの融点(約2050℃)においても酸化されにくく安定しているので、サファイア単結晶製造用に適している。
なお、坩堝10は図1に示すように、底部1と筒状部2との境界部分、いうなれば底部1と筒状部2とのコーナー部分にも底部厚肉部5を有していてもよい。応力等が集中し易いコーナー部分に底部厚肉部を有することで、坩堝10の変形等がさらに抑制される。
図2、図3、図4は、他の実施形態を示す断面図である。図2に示す坩堝12のように、図1で示す坩堝10よりも多くの部位(第1部位2a、第2部位2b、第3部位2c)と複数の厚肉部3(第1厚肉部3a、第2厚肉部3b)とを有していてもよい。つまり、Nを1以上の自然数としたとき、筒状部2がN+1個の部位を有し、各部位を接合するN個の厚肉部3を有していてもよい。例えばN=2のとき、坩堝12は、図2のように、筒状の第3部位2cと第2部位2bとの間に配置された第2厚肉部3bと、筒状の第2部位2bと第1部位2aとの間に配置された第1厚肉部3aとを有している。厚肉部3を複数備えることで、坩堝12の強度はより向上する。
また図3に示す坩堝13のように、第1厚肉部3aが、外径(外周)において筒状部2とほぼ面一となっており、内径側にはみだすように厚みが大きくなっていてもよい。この場合でも、坩堝13の強度は比較的高く、変形しがたい。
また、図4に示す坩堝14のように、筒状部2は、底部1側における部位の厚みが、筒状部2の開口側に位置する部位の厚みよりも大きくなっていてもよい。具体的には、図4に示す第1部位2aの厚みが、第2部位2bの厚みよりも大きい。これにより、特に変形しやすい領域である、坩堝14の下部領域の強度が向上する。なお、図4に示すように、第1部位2aの外径が第2部位2bの外径と略同じである場合、第1部位2aと第2部位2bは面一の関係となり、比較的クラック等は生じやすい外周面における応力集中等を抑制するので、坩堝14は変形しにくい。
以下の記載においては、図1〜図4の坩堝10、12、13、14に共通するものであるため、煩雑なものとならぬよう坩堝10と記載して説明する。坩堝10は、使用を重ねると、その熱履歴によって結晶粒の成長が見られる。金属は一般に粒径が大きくなると強度が低下する(ホール・ペッチの関係式)。また、結晶粒の成長に合わせて、粒界同士の押し合いにともなうクラック等が成長し易く、このようなクラックによる強度低下が生じ易い。
第1厚肉部3aは補強リングとしての機能を有するとともに、このような結晶粒や粒界の成長によって生じたクラックの進展を遮断する機能を有する。これにより、特に底部1に近い部分で生じ易いクラック等の進展が、坩堝10の上部に進行することを抑制することができる。
このような厚肉部(第1厚肉部3aや第2厚肉部3b等)は、例えば溶接によって容易に形成することができる。溶接によって生じた接合部分における金属組織は、例えば鍛造によって形成された筒状部2における金属組織とは、例えば結晶粒の大きさが大きく異なるなど、それぞれ異なった状態となる。金属組織が異なることで、クラックの進展等が抑制されるので、第1厚肉部3aを溶接によって形成することで、クラック等の進展をより確実に抑制し、坩堝10をさらに変形し難くすることができる。
図5〜図8は、坩堝の他の実施態様について説明する断面図または側面図である。図5に示す坩堝15は、底部1と底部1に繋がる筒状部2とを有し、筒状部2は、複数の部位からなり、各部位が隣り合う位置に環状の第1溶接部30を備える。また、底部1と筒状部2との境界部分、いうなれば底部1と底部2とのコーナー部分にも底部溶接部50を有している。
図5に示す坩堝15は、第1溶接部30の厚さが、隣り合った部位(第1部位2aおよび第2部位2b)の厚さと同等である。このような構成を満たす坩堝15は、溶接部30において金属組織が異なることから、クラック等の進展を抑制することができるため、坩堝15は変形し難い。また、溶接条件等を調整することで、溶接部30の機械的強度を高めた場合など、この第1溶接部30は補強リングとして機能することができ、坩堝15の変形等をさらに抑制することができる。
図6に示す坩堝16は、第1溶接部30と繋がった、第1溶接部30と非平行な第2溶接部40を備える。この場合、第2溶接部40もクラック等の進展の抑制の効果があるので、坩堝16の強度がより高くなっている。また図6に示す坩堝16は、第2溶接部40が第1溶接部30に直交している。
図7に示す坩堝17は、第1部位2aに設けられた第2溶接部40aと第2部位2bに設けられた第2溶接部40bを有し、第2溶接部40aと第2溶接部40bは、周方向において離間している例を示している。
図8に示す坩堝18は、第1溶接部30が、内径から外径に向かって下り傾斜である。この場合、溶接金属が坩堝内内壁まで回りこみにくい。また、坩堝10の内周側から外向きに広げるような圧力がかかった場合など、第1溶接部30の変形や剥がれが比較的生じ難い。
また、図1〜図8に示す坩堝は、例えば加熱や冷却が繰り返される、坩堝18の下部領域(底部1と第1部位2a)にクラックや変形が生じたとしても、これら坩堝18の下部領域の不良部分(例えば第1部位2aのみ)を修理・交換すればよく、坩堝18の上部領域(例えば図4では第2部位2b)は繰り返し再利用可能となっている。
以上、複数の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得る。例えば、底部1は円板形状に限らず、楕円形状、矩形形状などでも可能である。例えば、筒状部2は、上部ほど広がっている形状であってもよい。
<坩堝の製造方法>
以下、坩堝の製造方法の一例を説明する。以下の実施形態では、イリジウムからなる坩堝を製造する場合を例にしている。まず、イリジウムを溶解・鋳造してイリジウムインゴットを製造する。そして、インゴットを鍛造、圧延し、平板に加工する、そして、平板から、底部1となる円板と、筒状部2となる複数の矩形板とを切り出す。
次に、複数の矩形板を円筒状に加工して端部をつき合わせ溶接して円筒状の第1部位2aと第2部位2bを形成する。このつき合わせ部の溶接部分は第2溶接部40に対応する部分となる。溶接方法としては、MIG溶接(metal inert gas welding)、TIG溶接
(Tungsten Inert Gas welding)などのアーク溶接を用いることができる。
次に、第1部位2aの下端と円板状の底部1とを溶接により接合する。これにより、底部1と第1部位2aとが接合された溶接部50が形成される。溶接方法としては、同様にアーク溶接を用いることができる。さらに、第1部位2aの上端と第2部位2bの下端とを溶接により接合する。これにより、第1部位2aと第2部位2bとが接合された第1溶接部30が形成される。溶接方法としては、同様に、アーク溶接を用いることができる。アーク溶接等の溶接によって形成された第1溶接部30や底部溶接部50を形成した場合、この溶接部分は容易に厚肉状にできる。すなわち、溶接によって、第1溶接部30の形状を第1厚肉部3aのように厚肉状にすることができる。また同様に、底部溶接部50の形状を溶接部5のように厚肉状にすることができる。
上記方法により、底部1と、底部1と接続する筒状の第1部位2aと、第1部位2aと接続する筒状の第2部位2bと、第1部位2aと第2部位2bとを接合する第1厚肉部3aを有する図1に示す坩堝10や、第1溶接部30を有する図7に示す坩堝17などを形成することができる。
また、例えば、厚みの異なる平板からそれぞれ、第1部位2a、第2部位2bとなる矩形板を切り出すことで、筒状部2における各部位の厚みを変えることができる。厚みの大きい第1の平板から底部1と第1部位2aを、厚みの小さい第2の平板から第2の側2bを切り出して、坩堝を形成すると、底部1と第1部位2aの厚みが第2部位2bの厚みよりも大きい坩堝14が形成できる。
また、第1溶接部30を形成するとき、筒状部2となる矩形板の、突合せ端面(例えば、第1部位2aの上端と第2部位2bの下端)を斜めに切断することで、図8のような第1溶接部30が、内径から外径に向かって下り傾斜した坩堝18を形成できる。これにより、坩堝18の強度が向上し、変形しにくくなるとともに、溶接時にずれにくく、また、溶接金属が坩堝内内壁まで回りこみにくくなる。第2溶接部40を形成するときも、同様に、矩形板の端面を斜めに切断して突合せ溶接すると、坩堝の強度が向上する。
以下、本態様の実施例を説明する。
まず、イリジウムを溶解・鋳造して製造したイリジウムインゴットを鍛造、圧延し、厚さ2mmの平板に加工した。これらの平板から、底部となるΦ105mmの円板と、第1部位となる75mm×330mmの矩形板と、第2部位となる75mm×330mmの矩形板とを切り出した。そして、矩形板を加工して端部をつき合わせ溶接して円筒状の筒状部とし、底部と第1部位の下端、第1部位の上端と第2部位の下端とを、それぞれ溶接して、坩堝を形成した。
また、比較例として、厚さ2mmの平板から、底部となるΦ105mmの円板と、筒状部となる150mm×330mmの矩形板とを切り出した。そして、矩形板を加工して端部をつき合わせ溶接して円筒状の筒状部とし、底部と筒状部の下端とを溶接して、坩堝を形成した。
それぞれの坩堝を用いて、CZ法によりサファイア単結晶を作成して比較したところ、いずれの坩堝でも、使用前後の坩堝の変形(外径の変化)が2.5mmと、比較例の7.5mmと比べて大きく改善していることがわかった。
1 :底部
2 :筒状部
2a:第1部位
2b:第2部位
2c:第3部位
3 :厚肉部
3a:第1厚肉部
3b:第2厚肉部
5 :底部厚肉部
10,12,13,14、15、16,17、18 坩堝
30:第1溶接部
40:第2溶接部
50:底部溶接部

Claims (5)

  1. イリジウムまたは白金を主成分とし、
    底部と該底部と繋がる筒状部とを有し、
    該筒状部は、複数の部位からなり、各部位が隣り合う位置に環状の厚肉部を備えることを特徴とする坩堝。
  2. 前記厚肉部を複数備える請求項1記載の坩堝。
  3. 前記厚肉部を前記筒状部の外周に備える請求項1または2記載の坩堝。
  4. 前記筒状部は、前記底部側における部位の厚みが、前記筒状部の開口側に位置する部位の厚みよりも厚い請求項1〜3のいずれかに記載の坩堝。
  5. 前記厚肉部と繋がった、前記厚肉部と非平行な溶接部を備える請求項1〜4のいずれかに記載の坩堝。
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