JP5721270B2 - 白金ルツボ - Google Patents

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Description

本発明は、光学ガラス製品などの高品質ガラス製品を成形するために、ガラスを溶融するのに適した白金ルツボに関する。
図4は、ガラスルツボ1によるガラス溶融装置の概略断面を示す説明図である。白金ルツボ1は、外側を耐火物(アルミナ)製の鞘ルツボ6で覆った状態で、耐火レンガなどで形成された断熱ケース4内に固定される。ガラス原料は、原料投入口40から水冷ジャケットで出来た柄杓でルツボ内に投入される。白金ルツボ1内のガラス原料は、断熱ケース4内に設けられたヒータ(図示せず)で加熱され、溶融する。白金ルツボ1内には、ガラス原料を撹拌するための、回転するスターラ5が設けられている。溶融したガラス原料は、白金ルツボ底部の流出口20に接続した流出管21から流出して成形型に流入し、成形される。
図5は、従来の白金ルツボ1の正面図、図2は作製方法の説明図である。白金ルツボ1は、皿状の底皿部2と、円筒状の周壁部3を溶接一体化することで作製される。
底皿部2は白金円板を平絞り成形するなどして製作することができる。周壁部3は、図6に示すように、長方形の周壁板30(白金製)を曲げて円筒状とし、両側端を突き合わせ溶接して溶接部31を形成することで作製される。周壁板30の下端と底皿部2の上端を溶接して溶接部32を形成することで白金ルツボ1が作製される。底皿部2及び周壁部3の厚みは例えば0.8mm程度にすることができる。
溶接部31,32の外側には、補強テープ33,34を鍛接し、補強することができる。補強テープは白金の板で、厚みは例えば0.3mm程度にすることができる。
このような従来の白金ルツボは、下記特許文献1などに開示されている。
特公昭64−6854号公報
白金ルツボでのガラス溶融は1300〜1400℃程度で行われ、ガラス原料を投入すると白金ルツボの温度は500〜600℃程度に急激に低下し、それから徐々に上昇していく。このように、白金ルツボは繰り返し大きな温度変化が生じる。
白金ルツボが加熱されると熱膨張するが、外側が鞘ルツボで拘束されて膨張が妨げられるため、熱応力が発生する。白金ルツボは繰り返し大きな温度変化が生じるので、この熱応力は繰り返し変動する応力となる。
白金ルツボは、繰り返し変動する熱応力による金属疲労で、周壁板30の両側端を溶接した溶接部31にクラックが生じ、漏れが生じるおそれがある。なお、周壁部3と底皿部2の間の溶接部32は比較的温度変化が小さいので、金属疲労によるクラックは生じにくい。
図7上段は、正常な状態の溶接部31である。溶接部31の外側には補強テープ33が鍛接により設けられている。同図下段は、溶接部31に両側から熱膨張による力Fが作用した状態である。溶接部31は力Fによって内側に向かって面外変形を生じる。この面外変形が繰り返され、金属疲労によって同図下段に示すように溶接部31が切断しクラックとなる。このとき、外側の補強テープ33は、その強度が小さい(厚みが薄い)と中央(図7の符号A)でクラックが生じ、その強度が大きい(厚みが厚い)と、端部(図7の符号B)付近の本体周壁部にクラックが生じる。
このように、従来の白金ルツボは、繰り返しの面外変形による金属疲労で、周壁板30の両側端を突き合わせ溶接した溶接部31にクラックが生じることで、耐久性に問題があった。
本発明は、周壁板30の両側端を突き合わせ溶接した溶接部31のクラックを発生しにくくして、白金ルツボの耐久性を高めることを課題とするものである。
本発明は、皿状の底皿部の上端に、周壁板を円筒状に丸め両側端を溶接して溶接部とし、円筒状の周壁部を形成すると共に、該周壁部の下端と前記底皿部の上端を溶接して一体化した白金ルツボにおいて、前記溶接部が、水平面となす角度θが15°以上60°以下になるように傾斜していることを特徴とする白金ルツボである。
周壁板を円筒状に丸め両側端を溶接した溶接部を傾斜させることで、熱膨張により溶接部に作用する力のうち、面外変形の原因となる溶接部に直角に作用する力が減少し、面外変形が起こりにくく、すなわち溶接部にクラックが生じにくくなり、白金ルツボの耐久性が向上する。
接部に直角に作用する力は、熱膨張により溶接部に作用する水平方向(円周方向)の力をFとすると、F*sinθになる。したがって、従来のθ=90°の場合と比較して水平方向の力は(sinθ)倍に減少する。さらに、溶接部の面積が従来のθ=90°の場合と比較して(1/sinθ)倍に増加しているので、熱膨張による溶接部に直角方向に働く応力は(sinθ)倍に減少する。θは90°以下のなるべく小さい角度の方が
面外変形の原因となる溶接部に直角に作用する応力が小さくなり、面外変形が起こりにくい。θが60°以下であれば、従来のθが90°の場合に比べ、溶接部に直角に作用する応力が75%になるので、実用上有効な効果がある。更に好ましいθは45°以下で、この場合は溶接部に直角に作用する力が50%になり、耐久性は飛躍的に向上する。
θが小さくなると、溶接部に直角に作用する力が小さくなり耐久性が向上する反面、溶接長さが長くなり、白金ルツボの作製が困難になってくる。溶接長さは、従来のθが90°の場合を1とすると、1/sinθになる。θが15°未満になると、溶接長さは約3.9倍を越えるので、実用的にはθが15°以上であることが望ましい。
本発明の白金ルツボは、前記周壁部に螺旋状に形成された前記溶接部の外側に白金製の補強テープを鍛接し、補強することができる。
本発明の白金ルツボは、熱膨張により溶接部に作用する力のうち、面外変形の原因となる溶接部に直角に作用する力が減少し、面外変形が起こりにくく、すなわち溶接部にクラックが生じにくくなり、白金ルツボの耐久性が向上する。
本発明実施形態の白金ルツボの正面図である。 本発明実施形態の周壁板の説明図である。 本発明実施形態の溶接部における熱膨張により作用する力の説明図である。 白金ルツボによるガラス溶融装置の概略断面を示す説明図である。 従来の白金ルツボの正面図である。 従来の白金ルツボの作製方法説明図である。 従来の白金ルツボの溶接部の説明図である。
図1は本発明の実施形態である白金ルツボ1の正面図である。白金ルツボ1は皿状の底皿部2と円筒状の周壁部3からなる。
底皿部2は、例えば、厚さ0.8mmの白金円板を平絞り成形して作製することができる。周壁部3は、図2に示すような平行四辺形の周壁板30を筒状に丸め、両側端を突き合わせ溶接して溶接部31とし、作製する。溶接部31は螺旋状になる。
周壁板30は白金製で、厚さは例えば0.8mmにすることができる。周壁板30の底辺の長さは周壁部3の周長であり、その直径をDとすれば、底辺の長さはπDとなる。周壁板30の高さHは、周壁部3の高さHと等しくなる。
周壁板30の斜辺の傾きθは、溶接部31が、水平面となす角度θに等しくなる。
図1に示す実施形態は、溶接部31が螺旋状に周壁部3を丁度1周回している。この場合、D=320mm、H=385mm、θ=20.96°である。
白金ルツボ1を作製にするには、平行四辺形の周壁板30を円筒状に曲げ、両側端を突き合わせ、螺旋状の溶接部31を溶接する。これにより、円筒状の周壁部3が形成される。次に、円筒状の周壁部3の下端と底皿部2の上端を溶接して溶接部32を形成することで、白金ルツボ1が作製される。
なお、先ず、底皿部2の上端に周壁板30の底辺を丸めながら溶接し、その後溶接部31を螺旋状に溶接して白金ルツボ1を作製することも可能である。
溶接部31,32の外側には、補強テープ33,34を鍛接により取り付ける。これにより、溶接部の耐久性がさらに向上する。
図3は、白金ルツボ1の溶接部31に、熱膨張により作用する力の説明図である。白金ルツボ1が熱膨張することで、溶接部31に水平方向の力Fが作用する。力Fは溶接部31に直角方向の力Faと、溶接部31に沿う力Fbに分解できる。Faは溶接部31に直角方向であるので、溶接部31を面外変形(図7下段)させるように作用する。Fa=F*sinθである。
したがって、従来のθ=90°の場合と比較して水平方向の力は(sinθ)倍に減少する。さらに、溶接部の面積が従来のθ=90°の場合と比較して(1/sinθ)倍に増加しているので、熱膨張による溶接部に直角方向に働く応力は(sinθ)倍に減少する。
溶接部31の面積は、θ=90°の場合と比較して(1/sinθ)
Fbは溶接部31に沿う方向の力であるので、溶接部31を面外変形させることはない。Fb=F*cosθである。
1 白金ルツボ
2 底皿部
20 流出口
21 流出管
3 周壁部
30 周壁板
31 溶接部
32 溶接部
33 補強テープ
34 補強テープ
4 断熱ケース
40 原料投入口
5 スターラ
6 鞘ルツボ

Claims (2)

  1. 皿状の底皿部の上端に、周壁板を円筒状に丸め両側端を溶接して溶接部とし、円筒状の周壁部を形成すると共に、該周壁部の下端と前記底皿部の上端を溶接して一体化した白金ルツボにおいて、前記溶接部が、水平面となす角度θが15°以上60°以下になるように傾斜していることを特徴とする白金ルツボ。
  2. 前記周壁部に螺旋状に形成された前記溶接部の外側に白金製の補強テープを鍛接した請求項1に記載の白金ルツボ。
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