JP5504902B2 - 円筒状弾薬用の梱包容器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばりゅう弾砲用発射装薬の梱包容器、火砲用弾薬の梱包容器等として利用される円筒状弾薬用の梱包容器に関する。
弾薬の分野でいう梱包容器とは、りゅう弾砲用発射装薬の保管時や運搬時に使用される金属容器のことを意味する。
ゅう弾砲用発射装薬等に使用される梱包容器とは、細かい粒状の発射薬を装填した発射装薬を弾薬庫に保管する際、又は発射装薬を運搬する際に一時的に使用する単なる金属容器のことである。発射装薬をりゅう弾砲等の薬室に挿入する際には梱包容器は取り除かれる。
一般に、りゅう弾砲用発射装薬、火砲用弾薬等に使用される梱包容器は、運用面を配慮して一定以上の落下強度と気密性を有する構造となっている。近年、火砲用弾薬やりゅう弾砲用発射薬は、平和貢献活動に基づく海外への派遣活動を理由に保管及び運用時における良好な取り扱い性が求められるようになってきている。火砲用弾薬や発射薬の取り扱い評価方法として、米国のITOP(International Test Operations Procedure)やSTANAG(Standardization Agreement、NATO規格)などで試験方法が規格化されている。これらの規格の中で運用面での取り扱い性を評価する試験項目としては、落下試験、クックオフ試験、殉爆試験及び銃撃感度試験が規定されている。
このような規定を満たすために、りゅう弾砲用発射装薬や火砲用弾薬の梱包容器には強固な落下強度と高い気密性が要求されている。
ところが、既存の梱包容器では、容器内部に収容された弾薬や発射装薬を構成する火薬類が発火した場合に、火薬類の燃焼反応が激しい状態に陥りやすい。その場合、爆発音を伴う爆発現象や、最悪の場合には爆薬の燃焼反応と同一の爆轟現象が発生し、周囲の人員や機材などに多大な被害や損失を与える事態がしばしば発生している。
そこで、本発明の目的とするところは、強度を保持しつつ、弾薬の燃焼反応を緩和することができる円筒状弾薬用の梱包容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、第1の発明の円筒状弾薬用の梱包容器は、螺旋状の接合部を有する金属製の円筒状弾薬用の梱包容器において、円筒部の外周面と内周面の少なくとも一方の面には接合部と干渉しない位置に切り込み部が設けられ、円筒部の肉厚に対する切り込み部の深さの比率が0.10〜0.95であることを特徴とする。
第2の発明の円筒状弾薬用の梱包容器では、第1の発明において、前記円筒部自体の体積に対する切り込み部全体の体積の比率が0.00005〜0.5である。
本発明の円筒状弾薬用の梱包容器は、螺旋状の接合部を有し、円筒部の外周面と内周面の少なくとも一方の面には接合部と干渉しない位置に切り込み部が設けられている。このように、切り込み部が接合部を避けて設けられており、円筒状弾薬用の梱包容器の強度低下を回避することができる。さらに、円筒部の肉厚に対する切り込み部の深さの比率が0.10〜0.95に設定されている。このため、円筒状弾薬用の梱包容器内の弾薬が燃焼したとき切り込み部が破れやすく、そこから燃焼反応が激しくなる前に燃焼ガスを放出することができる。
従って、円筒状弾薬用の梱包容器は、強度を保持しつつ、弾薬の燃焼反応を緩和することができる。
実施例1における円筒状弾薬用容器を示す図であって、(a)は部分破断正面図、(b)は(a)の1b−1b線における断面図、(c)は部分破断背面図及び(d)は切り込み部を拡大して示す部分拡大断面図。 実施例2における円筒状弾薬用容器を示す図であって、(a)は部分破断正面図、(b)は(a)の2b−2b線における断面図、(c)は部分破断背面図及び(d)は切り込み部を拡大して示す部分拡大断面図。 実施例3における円筒状弾薬用容器を示す図であって、(a)は部分破断正面図、(b)は(a)の3b−3b線における断面図、(c)は部分破断背面図及び(d)は切り込み部を拡大して示す部分拡大断面図。 実施例4における円筒状弾薬用容器を示す図であって、(a)は部分破断正面図、(b)は(a)の4b−4b線における断面図、(c)は部分破断背面図及び(d)は切り込み部を拡大して示す部分拡大断面図。 実施例5における円筒状弾薬用容器を示す図であって、(a)は部分破断正面図、(b)は(a)の5b−5b線における断面図、(c)は部分破断背面図及び(d)は切り込み部を拡大して示す部分拡大断面図。 実施例6における円筒状弾薬用容器を示す図であって、(a)は部分破断正面図、(b)は(a)の6b−6b線における断面図、(c)は部分破断背面図及び(d)は切り込み部を拡大して示す部分拡大断面図。 実施例7における円筒状弾薬用容器を示す図であって、(a)は部分破断正面図、(b)は(a)の7b−7b線における断面図、(c)は部分破断背面図及び(d)は切り込み部を拡大して示す部分拡大断面図。
以下に本発明を具体化した実施形態について詳細に説明する。
図1(a)〜(c)に示すように、本実施形態の円筒状弾薬用の梱包容器としての円筒状弾薬用容器10(以下、単に容器ともいう)は、有底円筒状をなす容器本体11の開口端部に蓋体12が接合されて構成され、内部に弾薬13が装填されるようになっている。容器本体11の円筒部14は、長尺状の金属板が螺旋状に巻かれ、その側縁が突き合わされて例えばシーム溶接により溶接された接合部15を有している。金属板の材質は、特に限定されず、従来から円筒状弾薬用容器に使用されている金属の全てが使用できる。金属板の材質として鋼板は好ましい。また、該接合部15は円筒状弾薬用容器10の底面11aに対して20〜40度程度の一定角度で螺旋状に延びている。
図1(d)に示すように、この円筒状弾薬用容器10において、円筒部14の外周面14aと内周面14bの少なくとも一方の面には、接合部15と干渉しない位置に切り込み部16が設けられている。すなわち、切り込み部16は円筒部14の外周面14aのみ、円筒部14の内周面14bのみ〔図1(d)の場合〕又は円筒部14の外周面14aと内周面14bの双方に設けられる。このような切り込み部16を設けることにより、円筒状弾薬用容器10内の弾薬13が燃焼したとき、切り込み部16が破れやすく、そこから燃焼ガスを放出することができ、容器10内における弾薬13の燃焼反応が急激に進行することを抑制することができる。この切り込み部16が円筒部14の外周面14aに形成されている場合には、円筒部14の内周面14b側に円筒部14自体が一体化されて残り、容器10の強度を保持することができる。
この切り込み部16は、正面形状が十字状、線状、四角形状、平行状、円形状、円弧状等の形状に形成される。切り込み部16が正面十字状に形成されている場合には、その部分が十字の交点を中心にして四方に開口されやすく、切り込み部16の機能を良好に発揮することができる。また、切り込み部16の断面形状は、四角溝状、V溝状、U溝状、円弧溝状等の形状に形成される。切り込み部16が、断面四角溝状に形成される場合には、切り込み部16における断面積(体積)が大きくなり、切り込み部16の機能発現が良好になる。
円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率は0.10〜0.95に設定される。切り込み部16をこの範囲内の深さdで形成することにより、容器10内の弾薬13が燃焼したときに切り込み部16が破れやすく、燃焼ガスが容易に放出される。この比率が0.1を下回る場合には、切り込み部16の機能を安定して発揮することができず、弾薬13の激しい燃焼反応で容器10内の圧力の急上昇を招くおそれがある。その一方、比率が0.95を上回る場合には、切り込み部16における肉厚tが過度に薄くなって弾薬13の梱包容器としての強度が低下し、保管や運用時に取扱性が悪くなる。
続いて、円筒部14自体の体積に対する切り込み部16全体の体積の比率は、円筒状弾薬用容器10全体において切り込み部16の有効な効果を得るために、0.00005〜0.5の範囲であることが好ましい。この比率が0.00005未満である場合、切り込み部16の体積が不足し、切り込み部16の機能を十分に発揮することができなくなる。一方、比率が0.5を超える場合、切り込み部16が過剰量となって円筒状弾薬用容器10の強度低下を招く。
以上の実施形態により発揮される効果を以下にまとめて記載する。
(1) 容器10を構成する円筒部14の外周面14aと内周面14bの少なくとも一方の面には、接合部15と干渉しない位置に切り込み部16が設けられている。このため、接合部15における強度低下を回避することができ、容器10の強度を保持することができる。さらに、円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率が0.10〜0.95に設定されている。そのため、容器10内の弾薬13が燃焼したとき切り込み部16が容易に破れ、弾薬13の燃焼反応が急激に進行する前にそこから燃焼ガスを速やかに放出することができる。
従って、円筒状弾薬用容器10は、強度を保持しつつ、弾薬13の燃焼反応を緩和することができる。
(2) 円筒部14自体の体積に対する切り込み部16全体の体積の比率が0.00005〜0.5に設定されている。このため、切り込み部16の長さm、幅n、深さd及び個数を考慮した立体的な大きさが十分となり、切り込み部16の機能を一層有効に発揮することができる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(実施例1−1〜1−3及び比較例1−1、1−2)
図1(a)〜(d)に示すように、切り込み部16を円筒状弾薬用容器10の内周面14bに設けた例である。円筒状弾薬用容器10は冷間圧延鋼板で形成されたスパイラル鋼管製金属容器である。円筒状弾薬用容器10の内径は159mm、長さは365mm、肉厚tは1.2mmである。接合部15は、容器10の底面11aに対する巻角度が30度に設定されている。切り込み部16は、円筒部14の内周面14bに設け、幅nが1.5mmで断面形状が四角溝状であり、一辺の長さmが77mmの十字状に設定し、接合部15であるシーム溶接部と干渉しない位置に4個設けた。円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率は実施例1−1では0.15、実施例1−2では0.50、実施例1−3では0.95、比較例1−1では0及び比較例1−2では0.05とした。また、円筒部14自体の体積に対する切り込み部16全体の体積の比率を表1に示した。
容器10の内部には、弾薬13としてニトロセルロース、ニトログリセリン及びニトログアニジンを主成分とするトリプルベース発射薬を2.3kg収容した。トリプルベース発射薬の形状は外径14mm、内径0.5mm、長さ14mm、断面形状6角形の19孔薬であった。このトリプルベース発射薬の中に点火薬として黒色火薬0.002kgを配置して発火試験を実施した。このとき、切り込み部16によって容器10の蓋体12が離脱するか否かを下記の評価基準に従って評価した。それらの発火試験結果を表1に示す。
(評価基準)
◎は切り込み部16が開放されて発射薬の燃焼ガスが放出され、容器10の蓋体12が離脱しなかったもの、○は切り込み部16が開放されて発射薬の燃焼ガスが放出されたが、容器10の蓋体12が一部開放されたもの、×は切り込み部16が開放されず、容器10の蓋体12が飛散したものを示す。
(実施例2−1〜2−3及び比較例2−1、2−2)
図2(a)〜(d)に示すように、切り込み部16を円筒状弾薬用容器10の外周面14aに設けた例である。それ以外の構成は、実施例1−1〜1−3と同様にして円筒状弾薬用容器10を得た。そして、この円筒状弾薬用容器10を用い、実施例1−1〜1−3と同様の発火試験を実施した。それらの発火試験結果を表1に示す。
(実施例3−1〜3−3及び比較例3−1、3−2)
図3(a)〜(d)に示すように、切り込み部16を円筒状弾薬用容器10の内周面14bと外周面14aとの両面に設けた例である。すなわち、実施例1−1〜1−3と同一の円筒状弾薬用容器10の内周面14bに、切り込み部16として、円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率が0.0〜0.95、幅nが1.5mmの断面形状が四角溝状であり、一辺の長さmが77mmの十字状である切り込み部16を4個設けた。
加えて、容器10の外周面14aに円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率が0.0〜0.95、幅nが1.5mmの断面形状が四角溝状であり、一辺の長さmが77mmの十字状をなす切り込み部16をスパイラル鋼管の接合部15であるシーム溶接部と干渉しない位置に4個設けた。すなわち、切り込み部16を合計8個設けた。この容器10を用いて、実施例1−1〜1−3と同様の発火試験を実施した。それらの発火試験結果を表1に示す。
(実施例4−1〜4−3及び比較例4−1、4−2)
図4(a)〜(d)に示すように、切り込み部16の形状を円筒状弾薬用容器10の長さ方向に対して平行にした例である。実施例1−1〜1−3と同一の円筒状弾薬用容器10の円筒部14内周面14bに容器10の長さ方向に平行に延び、断面形状が四角溝状で接合部15と干渉しない切り込み部16を4個設け、該切り込み部16の幅nを1.5mm、長さmを77mmに設定した。円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率は、実施例4−1では0.15、実施例4−2では0.50、実施例4−3では0.95、比較例4−1では0及び比較例4−2では0.05とした。この円筒状弾薬用容器10を用い、実施例1−1〜1−3と同様の発火試験を実施した。それらの発火試験結果を表1に示す。
(実施例5−1〜5−3及び比較例5−1、5−2)
図5(a)〜(d)に示すように、切り込み部16の正面形状が正方形状である円筒状弾薬用容器10の例である。実施例1−1〜1−3と同一の円筒状弾薬用容器10の内周面14bに、切り込み部16として、幅nが1.5mmの断面形状が四角溝状であり、一辺の長さmが50mmであり、接合部15と干渉しない位置に4個設けた。円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率は、実施例5−1では0.15、実施例5−2では0.50、実施例5−3では0.95、比較例5−1では0及び比較例5−2では0.05とした。この円筒状弾薬用容器10を用いて、実施例1−1〜1−3と同様の発火試験を実施した。それらの発火試験結果を表1に示す。
(実施例6−1〜6−3及び比較例6−1、6−2)
図6(a)〜(d)に示すように、切り込み部16の形状が容器10の接合部15に対して平行に延びる円筒状弾薬用容器10の例である。実施例1−1〜1−3と同一の円筒状弾薬用容器10の内周面14bに、容器10の円筒部14に対して幅nが1.5mm、断面形状が四角溝状である切り込み部16をスパイラル状に延びる溶接部間に接合部15に対して平行に設けた。円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率は、実施例6−1では0.15、実施例6−2では0.50、実施例6−3では0.95、比較例6−1では0及び比較例6−2では0.05とした。円筒状弾薬用容器10を用いて、実施例1−1〜1−3と同様の発火試験を実施した。それらの発火試験結果を表1に示す。
(実施例7−1〜7−3及び比較例7−1、7−2)
図7(a)〜(d)に示すように、断面形状がV字状である切り込み部16を円筒状弾薬用容器10の内周面14bに設けた例である。実施例1−1〜1−3と同一の円筒状弾薬用容器10の内周面14bに、容器10の円筒部14において溝底部の角度が60度である断面V字状であり、一辺の長さmが77mmの十字状である切り込み部16を、接合部15と干渉しない位置に4個設けた。円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率は、実施例7−1では0.15、実施例7−2では0.50、実施例7−3では0.95、比較例7−1では0及び比較例7−2では0.05とした。この円筒状弾薬用容器10を用いて、実施例1−1〜1−3と同様の発火試験を実施した。それらの発火試験結果を表1に示す。
表1に示した結果より、各実施例では円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率が0.15〜0.95であることから、容器10の蓋体12がほとんど離脱することなく、弾薬13の燃焼を十分に緩和することができた。その一方、各比較例では円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率が0.05以下であったため、いずれも容器10の蓋体12が飛散する結果となった。
なお、円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率が0.95より大きい場合には、容器10の強度低下が著しく、燃焼試験を実施することが困難であった。
(実施例8−1〜8−4)
十字状の切り込み部16を円筒状弾薬用容器10の内周面14bに1〜4個設けた例である。実施例1−1〜1−3と同一の容器10内周面14bに、円筒部14の肉厚tに対する切り込み部16の深さdの比率が0.50、幅1.5mm、断面形状が四角溝状であり、一辺の長さmが77mmの切り込み部16を、接合部15と干渉しない位置に1〜4個設けた。この円筒状弾薬用容器10を用いて、実施例1−1〜1−3と同様の発火試験を実施した。それらの発火試験結果を表2に示す。
表2に示した結果から、実施例8−1〜8−3では、切り込み部16の個数に拘らず発火試験の結果が良好であったが、切り込み部16の個数が1個又は2個の場合より3個又は4個の場合の方が一層良好であった。
なお、前記実施形態を次のように変更して実施することもできる。
・ 切り込み部16として、その底面を傾斜面とすること、すなわち切り込み部16の深さdが連続的に変化するように構成することも可能である。この場合、弾薬13の燃焼時に切り込み部16を効果的に破れやすくして、燃焼ガスを容易に放出させることができる。
・ 切り込み部16を、円筒部14の長さ方向及び周方向に均等間隔となるように配置することもできる。この場合、弾薬13の燃焼による切り込み部16の破裂を有効に導くことができる。
・ 円筒部14の接合部15を螺旋状ではなく、円筒部14の軸線方向に平行に設けるなどすることもできる。
10…円筒状弾薬用容器、14…円筒部、14a…外周面、14b…内周面、15…接合部、16…切り込み部、t…肉厚、d…深さ。

Claims (2)

  1. 螺旋状の接合部を有する金属製の円筒状弾薬用の梱包容器において、円筒部の外周面と内周面の少なくとも一方の面には接合部と干渉しない位置に切り込み部が設けられ、円筒部の肉厚に対する切り込み部の深さの比率が0.10〜0.95であることを特徴とする円筒状弾薬用の梱包容器。
  2. 前記円筒部自体の体積に対する切り込み部全体の体積の比率が0.00005〜0.5である請求項1に記載の円筒状弾薬用の梱包容器。
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