JP5200479B2 - 発射薬点火用火管体 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば大口径の戦車砲やりゅう弾砲に使用される弾薬に用いられる発射薬点火用火管体に関するものである。
一般に、この種の弾薬は、薬きょうの先端部に弾丸が固定され、薬きょう内部には弾丸の翼部、その周囲に充填された発射薬及び後端部に設けられた火管により構成されている。弾丸の翼部には、開翼と固定翼とがある。開翼とは、薬きょう内に組み込まれているときには翼部が折り畳まれており、砲から放出された後に翼部が展開して飛翔を安定させるものである。固定翼とは、既に飛翔を安定させるのに十分な翼部が弾丸に固定されており、砲から放出された後もそのままの状態を維持するものである。
前記火管は、図13に示すように構成されている。すなわち、火管41は有蓋円筒状をなす火管体42と、その内部に充填された着火薬43と、火管体42の開口端部に螺合された雷管44とより構成されている。火管体42の周壁45の中央部及び雷管44側並びに端壁46側には、着火薬43の燃焼により生じる火炎を前記薬きょうの発射薬に導くための着火孔47が透設されている。
近年、火管に求められる要求は厳しいものがあり、主な要求項目としては射撃性能を安定させるための圧力波抑制が挙げられる。この要求を満足させるため、例えば火管体の先端側着火孔の孔径が底部側(雷管側)着火孔の孔径より大きい構造を有する発射薬用火管体が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。また、火管体の長さが薬きょうの長さの0.3倍から0.7倍の範囲にあり、着火孔のトータル孔面積が火管体側面の面積の0.01倍から0.04倍の範囲にあり、火管体側面の面積1平方センチメートル当たりの着火孔の数が0.3個から1.0個の範囲にある火管体が開示されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2001−311598号(第2頁及び図5) 特開2001−311600号(第2〜4頁)
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載された火管体は、着火孔が火管体の底部側にも設けられているため、薬きょう内の底部に充填されている発射薬に火炎が噴出し、その部分から燃焼が開始する。このように、薬きょう内の発射薬の燃焼が薬きょう内の中央部に加えて底部からも開始されると、不均一な燃焼となる傾向が強くなる。そのため、発射薬の不均一な燃焼によって薬きょう内に圧力波が発生するという問題があった。さらに、薬きょう内の底部から発生する燃焼ガス及び発射薬粒が薬きょうの先端方向に移動することにより、薬きょう内の圧力波が増大するという問題があった。
そこで本発明の目的とするところは、発射薬の均一燃焼によって薬きょう内に発生する圧力波を抑制することができる発射薬点火用火管体を提供することにある。
本発明者らは、上記した従来技術の課題を解決するべく鋭意検討を行った。通常、圧力波を抑制するためには、火管体の長さを長くし、火管体の側面に着火孔を均一に分布させることが好ましいと考えられるが、意外にも着火孔を火管体の先端部に偏在させて設けることにより上記課題を解決できることを見出し本発明を完成した。
すなわち、第1の発明の発射薬点火用火管体は、薬きょうの先端部には弾丸が配設され、薬きょう内には発射薬が充填されると共に、薬きょうの底部内面の中心には着火薬が収容された火管体が薬きょうの軸線方向に沿って先端側へ突出するように支持された弾薬において、前記発射薬を着火させるための着火孔が火管体の先端部に偏在するように設けられ、前記火管体の先端壁の外面には傾斜面が設けられ、前記火管体の先端壁の外面においては、前記傾斜面にのみ着火孔が設けられていることを特徴とする。
第2の発明の発射薬点火用火管体は、第1の発明において、前記着火孔は火管体の周壁にもさらに設けられ、前記着火孔が設けられる先端部は、火管体の長さを基準にして火管体の先端面から底部側へ1/5までの範囲であることを特徴とする。
第3の発明の発射薬点火用火管体は、第2の1項の発明において、前記着火孔は火管体の周方向に均等に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
第1の発明の発射薬点火用火管体においては、発射薬を着火させるための着火孔が火管体の先端部に偏在するように設けられている。このため、着火薬の燃焼によって火管体先端部に偏在する着火孔から噴出する火炎が薬きょう内に充填された発射薬の中央部へ向けられ、そこから発射薬が周囲に向かって効率良く燃焼する形態をとるため、均一燃焼が果たされるものと考えられる。従って、発射薬の均一燃焼によって薬きょう内に発生する圧力波を抑制することができる。また、火管体の先端壁の外面には傾斜面が設けられ、該傾斜面に着火孔が設けられている。よって、着火孔から噴出される火炎を斜め外方へ向けることができ、発射薬の燃焼効率を高めることができる。
第2の発明の発射薬点火用火管体では、前記着火孔は火管体の周壁にもさらに設けられ、着火孔が設けられる先端部は、火管体の長さを基準にして火管体の先端面から底部側へ1/5までの範囲である。このため、着火孔がこの範囲の先端部に設けられることにより、第1の発明の効果を一層有効に発揮することができる。
の発明の発射薬点火用火管体おいては、着火孔が火管体の周方向に均等に設けられている。従って、第の発明の効果に加えて、着火孔から噴出される火炎を薬きょう内に充填された発射薬の中央部に均一に向けることができ、発射薬の均一燃焼性を向上させ、圧力波をさらに抑制することができる。
以下、本発明の最良と思われる実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図3に示すように、弾薬10を構成する薬きょう11の先端部には弾丸12が固定され、薬きょう11内の中央部には弾丸12から後方へ延びる連結部13の後端に翼部14が設けられている。この翼部14により、弾丸12が飛翔したとき安定した飛翔を得ることができるようになっている。薬きょう11の底部としての後端壁15の内面中心には、発射薬点火用火管体(以下、単に火管体ともいう)16より構成される火管17が薬きょう11の中心線に沿って内方へ突出するように取付けられている。薬きょう11内には、燃焼により弾丸12を発射させるための発射薬18が充填されている。
前記火管17について説明すると、図1(a)及び(b)に示すように、有蓋円筒状をなす火管体16の開口端部(底部)は縮径され、その外周には雄ねじ19が形成され、該雄ねじ19には有底円筒状をなす雷管支持筒20の内周に形成された雌ねじ21が螺合されている。雷管支持筒20の中心には雷管22が支持されている。火管体16内には着火薬23が充填されている。火管体16の周壁24の先端部には、着火薬23の燃焼により生じる火炎を前記薬きょう11内の発射薬18に導くための着火孔25(火管体16の軸線方向に直交する方向に延びる着火孔を着火孔25aとする)が周方向に一定の間隔をおいて透設されている。これらの着火孔25aは同じ大きさの円孔状に形成され、周壁24の12箇所に均等間隔で設けられている。さらに、火管体16の先端壁としての蓋体26には、180度対向する位置に一対の着火孔25(火管体16の軸線方向に延びる着火孔を着火孔25bとする)が透設されている。前記雷管支持筒20の外周面には第2雄ねじ27が螺刻され、前記薬きょう11の後端壁15の中心部に螺合されるように構成されている。
火管体16の材質は特に制限されず、いずれのものも使用でき、例えば鉄、真鍮、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属材料、パルプとニトロセルロースとを主成分とする焼尽性材料などが挙げられる。火管体16の強度、加工性及び取扱性を考慮すれば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム及び真鍮等の金属材料が好ましい。特に好ましくは、鉄及び真鍮である。
火管体16の外径及び長さに関しては、使用する用途に合わせて任意に決定することができ、特に制限されるものではない。発射薬18及び着火薬23の装填性、発射薬18への着火性を考慮すれば、火管体16の外径は、薬きょう11の外径の0.07〜0.35倍であることが好ましく、0.15〜0.3倍であることがより好ましく、0.2〜0.25倍であることが特に好ましい。火管体16の外径が、薬きょう11の外径の0.07倍未満の場合には、着火薬23を火管体16内に規定量装填することができないため、発射薬18への着火性に問題が生じる。その一方、火管体16の外径が薬きょう11の外径の0.35倍を超える場合には、薬きょう11内に規定量の発射薬18を装填することができなくなるため射撃性能に問題が生じる。
また、火管体16の長さは、薬きょう11の長さの0.05〜0.65倍であることが好ましく、0.1〜0.45倍であることがより好ましく、0.15〜0.3倍であることが特に好ましい。火管体16の長さが、薬きょう11の長さの0.05倍未満の場合には、着火薬23を火管体16内に規定量装填することができず、かつ薬きょう11底部側の発射薬18に火炎が噴出されるため、薬きょう11内に圧力波が発生する傾向にある。一方、火管体16の長さが、薬きょう11の長さの0.65倍を超える場合には、発射薬18を薬きょう11内に規定量装填することができず、また火管体16が翼部14と干渉する可能性があり、かつ薬きょう11先端部側の発射薬18に火炎が噴出するため、薬きょう11内に圧力波が発生する傾向にある。
次に、火管体16に装填する着火薬23について説明する。着火薬23は、雷管22から発生する火炎により瞬時に燃焼を開始することができる薬剤である。そして、着火薬23が燃焼することにより生じた火炎が着火孔25を通じて発射薬18を燃焼させる。着火薬23としては特に制限されず、いずれのものも使用できる。着火薬23として具体的には、ベナイト、黒色火薬、ボロン硝石、無煙火薬等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。これらの着火薬23のうち、発射薬18への着火性及び取扱性を考慮すれば、ベナイト及び黒色火薬が好ましい。なお、ベナイトは、ニトロセルロース、硝酸カリウム、硫黄、木炭及びエチルセントラリットを含有する組成物である。
着火薬23の形状は、火管体16に装填できるものであれば特に制限されず、いずれの形状のものも使用できる。具体的には、粉状薬、粒状薬、無孔円柱状薬、有孔円柱状薬等の形状から選ばれる1種又は2種以上の形状が採用される。着火孔25の孔径よりも細かい着火薬23を使用する場合には、着火孔25からの漏れを防止するため火管体16の内面と着火薬23との間に紙や布で作られた内筒を介在させることが好ましい。
次に、着火孔25が火管体16の先端部に設けられている点について説明する。着火薬23を火管体16先端部に偏在させることにより、着火孔25から噴出される火炎が薬きょう11内の中央部へ向けられ、発射薬18の燃焼がその中央部から周囲に拡がる形態をとり、薬きょう11内での発射薬18の均一燃焼を図ることができる。火管体16の先端部については、火管17の先端面から底部側へ火管体16全体の長さの1/5(20%)までの範囲であることが好ましく、1/8(12.5%)までの範囲であることがより好ましく、1/10(10%)までの範囲であることが特に好ましい。ここで、着火孔25の位置は、着火孔25の中心を基準とする。着火孔25の位置が火管体16の先端面より火管体16の長さ全体の1/5を超える場合には、薬きょう11内の底部側に位置する発射薬18に着火薬23から発生する火炎が噴出され、薬きょう11内の底部側の発射薬18から燃焼が開始され、薬きょう11内の先端側に燃焼が進行してゆくため、薬きょう11内に圧力波が発生する傾向にある。
着火孔25の孔径は、具体的に好ましくは0.2〜0.8cm、より好ましくは0.3〜0.7cm、特に好ましくは0.4〜0.6cmである。着火孔25の孔径が、0.2cm未満の場合には、着火薬23の未燃物や燃焼残渣が着火孔25を塞ぎ、発射薬18への着火性が低下し、また火管体16内部の燃焼圧力が上がり過ぎて火管体16が破損する可能性がある。その一方、着火孔25の孔径が0.8cmを超える場合には、噴出する火炎の威力が弱まり、発射薬18を瞬時に着火できないため、発射薬18の着火遅れを生じる可能性がある。ここでいう着火孔25の孔径は、着火孔25の周囲2点間のうち、最も長い距離、例えば楕円形の場合には長径のことを意味する。
着火孔25の孔数は火管体16の直径等にもよるが、例えば4〜36個であることが好ましく、6〜24個であることがより好ましく、8〜12個であることが特に好ましい。着火孔25の孔数が4個未満の場合には、着火孔25から噴出する火炎が一部分に偏るために発射薬18への着火性が悪くなる可能性がある。一方、着火孔25の孔数が36個を超える場合には、火管体16の加工性に問題が生じたり、また火管体16内部の燃焼圧力が所定圧力となる前に火炎が噴出したりするため、着火薬23の機能が十分に果たせなくなる傾向にある。
着火孔25の総開口面積は、1.0〜6.0cmであることが好ましく、1.3〜4.0cmであることがより好ましく、1.5〜2.5cmであることが特に好ましい。着火孔25の総開口面積が1.0cm未満の場合には、火管17内部の燃焼圧力が上がり過ぎ、火管体16が破損する可能性がある。その一方、着火孔25の総開口面積が6.0cmを超える場合には、火管17内部の燃焼圧力が所定圧力となる前に火炎が着火孔25から噴出してしまうため、着火薬23の機能が十分に発揮できない傾向にある。
着火孔25の形状は特に限定されず、いずれの形状であっても差し支えない。具体的には、着火孔25の外面直上から見て正円、楕円等の形状が挙げられる。火管体16の加工性を考慮すれば、着火孔25の形状は正円であることが好ましい。着火孔25の断面形状は特に限定されず、いずれの形状のものも使用できる。具体的には、図2(a)に示すように、着火孔25は直孔状(ストレート孔状)に形成されているが、図2(b)に示すように、外面側ほど拡径するテーパ状に形成された孔であってもよい。着火孔25の加工性を考慮すれば、着火孔25の断面形状は直孔状であることが好ましい。そして、雷管22により火管体16内の着火薬23が着火されると、着火薬23の燃焼による火炎が着火孔25から噴出され、薬きょう11内の発射薬18が燃焼されるようになっている。
火管体16先端部の蓋体26の形状は特に限定されず、いずれの形状のものも使用できる。具体的には、平板状、外面が凸となる円錐台状、円錐状及び外面が凸となる半球状等の形状が挙げられる。着火孔25の加工性、火管体16の強度及び発射薬への着火性を考慮すれば、外面が凸となる傾斜面28を有する円錐台状又は円錐状が好ましい。さらに、火管17を薬きょう11内に組み込んだ後、着火孔25からの火炎が翼部14に直接当たらないようにし、かつ火管体16の先端部が翼部14に接触しないようにするために、外面が凸となる円錐台状が最も好ましい。
薬きょう11内に発生する圧力波を抑制することのできる最適な火管体16について図4を用いて説明する。この火管体16は、先端部の蓋体26が外面凸となる円錐台状をなし、その傾斜面28に直交するように、すなわち火管体16の軸線方向に対して斜め45度方向に透設された着火孔25cが円周方向に一定の間隔をおいて均一になるように設けられている。該着火孔25cの形状はその外面直上から見て正円、断面形状が直孔状であることが最も好ましい。具体的には、着火孔25cの孔径が0.45cm、着火孔25cの孔数が12個のものが挙げられる。
以上の実施形態により発揮される作用、効果について、以下にまとめて記載する。
・ 本実施形態の発射薬点火用火管体16においては、発射薬18を着火させるための着火孔25が火管体16の先端部に偏在するように設けられている。このため、着火薬23の燃焼によって火管体16先端部に偏在する着火孔25から噴出する火炎が薬きょう11内に充填されている発射薬18の中央部へ向けられ、そこから発射薬18が周囲へと効率良く燃焼する形態をとるため、均一燃焼が果たされるものと考えられる。従って、発射薬18の均一燃焼によって薬きょう11内に発生する圧力波(燃焼波)を抑制することができる。具体的には、薬きょう11内の底部側における発射薬18の燃焼圧力と先端側における発射薬18の燃焼圧力との差の最大値を好ましくは30MPa以下、より好ましくは20MPa以下に抑えることができ、薬きょう11内の圧力波を抑制することができる。その結果、発射薬18の均一燃焼によって燃焼効率を向上させることができると共に、弾丸12の速度を一定に維持することができる。
・ 着火孔25が設けられる先端部は、火管体16の長さを基準にして火管体16の先端面から底部側へ1/5までの範囲であることにより、発射薬18の均一燃焼を向上させ、薬きょう11内における圧力波の発生を有効に抑制することができる。
・ 着火孔25が火管体16の周壁24又は蓋体26に設けられることにより、それらの着火孔25から噴出される火炎が薬きょう11内の発射薬18の中央部へ向けられ、発射薬18の均一燃焼を十分に図ることができる。
・ 着火孔25が火管体16の周方向に均等に設けられることにより、着火孔25から噴出される火炎を薬きょう11内の発射薬18の中央部に均一に向けることができ、発射薬18の均一燃焼性を向上させ、圧力波を一層抑制することができる。
・ 火管体16の端面には傾斜面28が設けられ、該傾斜面28に着火孔25が設けられることにより、着火孔25から噴出される火炎を斜め外方へ向けることができ、発射薬18の燃焼効率を高めることができる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例の範囲に限定されるものではない。
まずは、図5に示す破裂板ボンブ31を用いた破裂板ボンブ試験について説明する。破裂板ボンブ31は、金属製の破裂板32の破断によって発射薬18の燃焼を中断させるものであり、破裂板32が破断するまでの圧力領域内における燃焼挙動を取得することができる試験装置である。そのため、前記弾丸12や火砲を使用することなく発射薬18の砲内燃焼挙動を測定することができる。ボンブ本体33は有底円筒状に形成され、その底壁34の内面中心部には前記火管17が固着されている。ボンブ本体33の開口端部35には、その開口端部35を塞ぐように破裂板32が配置され、該破裂板32はほぼ円筒状に形成された破裂板押え部材36にてボンブ本体33に固定されている。ボンブ本体33内には容積が約9500ml(直径150mm、深さ550mm)である燃焼空間37が設けられ、その燃焼空間37には発射薬18が装填されている。
また、火管17内には着火薬23及び黒色火薬付点火玉が装填されており、その黒色火薬付点火玉は接続配線38を介して図示しない点火装置に接続されている。そして、点火装置を作動させることにより接続配線38を経て黒色火薬付点火玉が点火し、火管17内の着火薬23が燃焼する。着火薬23の燃焼による火炎が着火孔25cから噴出され、その火炎が燃焼空間37内の発射薬18を着火させ、発射薬18が燃焼するようになっている。
ボンブ本体33の周体39の底壁34側、開口端部35側及びそれらの中間部には、それぞれ圧力変換器40(順に40a、40c、40b)が取り付けられ、各圧力変換器40a、40b、40cが燃焼空間37に連通されている。そして、発射薬18が燃焼した際の燃焼時間(ms)と燃焼圧力(MPa)との関係を圧力変換器40を介してオシロスコ−プ(図示せず)にて計測し、破裂板32が破断するまでの範囲における底壁34側の圧力変換器40aによる燃焼圧力(P1)と開口端部35側の圧力変換器40cによる燃焼圧力(P3)との差の最大値を差圧として求めた。
(実施例1)
上記図5に示した破裂板ボンブ試験装置を用いて発射薬18の燃焼状況の確認を行った。破裂板32は、厚さ9mmの鉄製のものを用いた。また、火管体16として図4に示した構造のもので、外径28.5mm、内径19.4mm及び長さ114mmの鉄製であり、蓋体26はその外面が凸となる円錐台状のものを使用した。着火孔25cは、火管体16の先端面から8mm(火管体16の長さの7.0%)底部側に位置する蓋体26の傾斜面28に設け、円周方向に均一に配置した。着火孔25cの孔径は4.5mmとし、孔数は12個とした。ここで、着火孔25cと火管体16の先端面との距離は、着火孔25cの外面側開口部の中心と火管体16の先端面とについて火管体16の軸線方向における距離を意味する。
火管体16内には着火薬23としてベナイトを22g及び黒色火薬付点火玉を常法による所要量装填した。発射薬18としては、ニトロセルロース25質量%、ニトログリセリン21質量%、ニトログアニジン50質量%、エチルセントラリット1.5質量%、ジブチルフタレート1.5質量%及び硝酸カリウム1質量%のトリプルベース発射薬を用いた。この発射薬18は、外径14.5mm、内孔径0.5mm、薬厚2.0mm及び薬長15mmの19孔六角柱体である。
そして、その発射薬18を8.4kg燃焼空間37に装填し、破裂板ボンブ試験を実施した。係る破裂板ボンブ試験の結果を図6に示した。圧力変換器40aより得られた燃焼圧力(P1)と圧力変換器40cより得られた燃焼圧力(P3)の差圧の最大値を確認した結果、11.8MPaであることがわかり、圧力波の発生を十分に抑えることができた。
(実施例2)
図7に示したように、着火孔25として、火管体16の周壁24の先端部の着火孔25aと、蓋体26の傾斜面28の着火孔25cとを設けた。着火孔25cは火管体16の先端面から8mm底部側に位置するように設け、着火孔25aは火管体16の先端面から15mm(火管体16の長さの13.2%)底部側に位置するように設けた。蓋体26の傾斜面28に設けた着火孔25cの孔径は4.5mm、孔数は8個とし、円周方向に均一に配置した。また、火管体16の周壁24に設けた着火孔25aの孔径は4.5mm、孔数は4個とし、円周方向に等間隔に配置した。それ以外は実施例1と同様の方法にて破裂板ボンブ試験を実施した。その結果、燃焼圧力(P1)と燃焼圧力(P3)との差圧の最大値は16.5MPaであることを確認できた。
(実施例3)
図8に示したように、着火孔25を蓋体26の傾斜面28に設けた。該着火孔25cは、火管体16の先端面から8mm底部側に位置するように設けた。着火孔25cの孔径は3.5mm、孔数は12個とした。この火管体16を用い、それ以外は実施例1と同様の方法にて破裂板ボンブ試験を実施した。その結果、燃焼圧力(P1)と燃焼圧力(P3)との差圧は19.3MPaであることを確認できた。
(実施例4)
図9に示したように、着火孔25を実施例3と同様に蓋体26の傾斜面28に設けた。該着火孔25cを火管体16の先端面から8mm底部側に位置するように設けた。着火孔25cの孔径は4.5mm、孔数は8個とした。この火管体16を用い、それ以外は実施例1と同様の方法にて破裂板ボンブ試験を実施した。その結果、燃焼圧力(P1)と燃焼圧力(P3)との差圧の最大値は15.1MPaであることが確認できた。
(実施例5)
図10に示したように、着火孔25を蓋体26の傾斜面28の内周側と外周側に設けた。すなわち、内周側の着火孔25cは火管体16の先端面から3mm(火管体16の長さの2.6%)底部側に位置するように設け、外周側の着火孔25cは火管体16の先端面から8mm底部側に位置するように設けた。着火孔25cの孔径は全て4.5mm、孔数は内周側の着火孔25cが4個、外周側の着火孔25cが8個で合計12個とした。この火管体16を用い、それ以外は実施例1と同様の方法にて破裂板ボンブ試験を実施した。その結果、燃焼圧力(P1)と燃焼圧力(P3)との差圧の最大値は14.4MPaであることが確認できた。
参考例6)
前記実施例1において、蓋体26の傾斜面28に設けた着火孔25cを周壁24の先端部に設けた着火孔25aに変更した。その着火孔25aの位置は火管体16の先端面から20mm(火管体16の長さの17.5%)とした。それ以外は実施例1と同様に構成し、同様の方法にて破裂板ボンブ試験を実施した。その結果、燃焼圧力(P1)と燃焼圧力(P3)との差圧の最大値は27.9MPaであることが確認できた。
(実施例7)
前記実施例2において、着火孔25a、25cの孔径を6.5mmに変更した。それ以外は実施例1と同様に構成し、同様の方法にて破裂板ボンブ試験を実施した。その結果、燃焼圧力(P1)と燃焼圧力(P3)との差圧の最大値は20.5MPaであることが確認できた。
(実施例8)
実施例2において、着火孔25aを火管体16の先端面から12mm底部側及び18mm底部側に位置するように2列に設け、周壁24に設けた着火孔25aの孔径は4.0mm、孔数はそれぞれ8個で合計16個とした。さらに、蓋体26の傾斜面28に設けた着火孔25cの孔径は4.0mm、孔数は12個とした。従って、着火孔25の総数を28個とした。そして、実施例1と同様の方法にて破裂板ボンブ試験を実施した。その結果、燃焼圧力(P1)と燃焼圧力(P3)との差圧の最大値は17.7MPaであることが確認できた。
(実施例9)
実施例2において、周壁24に設けた着火孔25aを火管体16の先端面から13mm底部側及び20mm底部側に位置するように2列に設け、着火孔25aの孔径は5.0mm、孔数はそれぞれ8個で合計16個とした。さらに、蓋体26の傾斜面28に設けた着火孔25cの孔径は4.5mm、孔数は12個とした。すなわち、着火孔25a、25cの総開口面積を5.1cmとした。そして、実施例1と同様の方法にて破裂板ボンブ試験を実施した。その結果、燃焼圧力(P1)と燃焼圧力(P3)との差圧の最大値は12.2MPaであることが確認できた。
(比較例1)
図11に示したように、前記図4に示す火管17において、蓋体26の傾斜面28に着火孔25cを設けることなく、周壁24の底部側から先端側に渡って均等間隔でそれぞれ180度対向するように着火孔47を設けた。これらの着火孔47は火管体16の先端面から15mmの位置より底部側に設けた。各着火孔47の孔径4.5mm、全孔数は12個とし、それ以外は実施例1と同様の方法にて破裂板ボンブ試験を実施した。その結果を図12に示した。そして、燃焼圧力(P1)と燃焼圧力(P3)との差圧の最大値を確認した結果、68.7MPaであり、圧力波の発生が明らかになった。
以上の通り、実施例1〜5,7〜9では着火孔25が火管体16の先端面より火管体16の長さ全体の1/5までの範囲内に設けられていることから、燃焼圧力(P1)と燃焼圧力(P3)との差圧の最大値を27.9MPa以下に低減でき、薬きょう11内に発生する圧力波を抑制できることが明確になった。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 火管体16先端部の着火孔25として、火管体16の周壁24先端部のみに設けることもできる。
・ また、着火孔25を火管体16の周壁24先端部に千鳥状に設けることも可能である。
・ さらに、着火孔25をその孔径が周壁24の先端側ほど大きくなるように、或いは小さくなるように設定することもできる。
・ 着火孔25を、火管体16の周壁24先端部に2列、3列などの複数列で形成することもできる。
・ 前記蓋体26の傾斜面28に設けた着火孔25の角度を火管体16の軸線方向に対して60度などの適宜の方向に設定することができる。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記着火孔の孔径は0.1〜0.8cmであることを特徴とする前記発射薬点火用火管体。このように構成した場合、前記効果に加えて、着火孔が塞がれたり、着火孔から噴出する火炎の威力が弱まったりすることなく、着火孔から着火薬の燃焼による火炎を十分な噴出力で噴出することができる。
・ 前記着火孔の孔数は4〜36個であることを特徴とする前記発射薬点火用火管体。このように構成した場合、前記効果に加えて、着火孔から噴出する火炎が偏ったり、着火薬の燃焼による火管体内の燃焼圧力が高まる前に着火孔から火炎が噴出したりすることなく、着火薬の機能を十分に発揮させることができる。
・ 前記着火孔の総開口面積が1.0〜6.0cmの範囲であることを特徴とする前記発射薬点火用火管体。このように構成した場合、前記効果に加えて、着火薬の燃焼圧力が上がり過ぎたり、該燃焼圧力が上がる前に火炎が着火孔から噴出したりすることなく、着火薬の機能を良好に発揮させることができる。
・ 前記薬きょうの先端部と底部における発射薬の燃焼圧力の差圧の最大値が10〜30MPaとなるように構成することを特徴とする前記発射薬点火用火管体。このように構成した場合、前記効果に加えて、発射薬の燃焼圧力の差圧を十分に抑えることができ、圧力波を抑制することができる。
参考例としての(a)は発射薬点火用の火管を示す概略断面図、(b)は(a)の1b−1b線における断面図。 (a)及び(b)は、着火孔の断面形状を表すための部分拡大断面図。 参考例としての火管体を備える弾薬を示す概略説明図。 (a)は実施例1で用いた発射薬点火用火管体を示す概略断面図、(b)はその火管体の右側面図。 破裂板ボンブ試験装置を示す概略断面図。 実施例1における通電開始からの時間と燃焼圧力との関係を示すグラフ。 (a)は実施例2で用いた発射薬点火用火管体を示す概略断面図、(b)はその火管体の右側面図。 (a)は実施例3で用いた発射薬点火用火管体を示す概略断面図、(b)はその火管体の右側面図。 (a)は実施例4で用いた発射薬点火用火管体を示す概略断面図、(b)はその火管体の右側面図。 (a)は実施例5で用いた発射薬点火用火管体を示す概略断面図、(b)はその火管体の右側面図。 (a)は比較例1で用いた発射薬点火用火管体を示す概略断面図、(b)はその火管体の右側面図。 比較例1における通電開始からの時間と燃焼圧力との関係を示すグラフ。 (a)は従来の発射薬点火用火管体を示す概略断面図、(b)はその火管体の右側面図。
符号の説明
10…弾薬、11…薬きょう、12…弾丸、16…火管体、18…発射薬、23…着火薬、24…周壁、25、25a、25b、25c…着火孔、26…先端壁としての蓋体、28…傾斜面。

Claims (3)

  1. 薬きょうの先端部には弾丸が配設され、薬きょう内には発射薬が充填されると共に、薬きょうの底部内面の中心には着火薬が収容された火管体が薬きょうの軸線方向に沿って先端側へ突出するように支持された弾薬において、
    前記発射薬を着火させるための着火孔が火管体の先端部に偏在するように設けられ
    前記火管体の先端壁の外面には傾斜面が設けられ、
    前記火管体の先端壁の外面においては、前記傾斜面にのみ着火孔が設けられていることを特徴とする発射薬点火用火管体。
  2. 前記着火孔は火管体の周壁にもさらに設けられ、前記着火孔が設けられる先端部は、火管体の長さを基準にして火管体の先端面から底部側へ1/5までの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の発射薬点火用火管体。
  3. 前記着火孔は火管体の周方向に均等に設けられていることを特徴とする請求項項に記載の発射薬点火用火管体。
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