JP6632444B2 - 感圧転写修正テープ - Google Patents

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Description

本発明は、紙面等に記録された文字等を隠蔽修正するために使用される感圧転写修正テープに関する。
従来、ボールペン、万年筆、マーキングペン等の筆記具による筆記描線やタイプライター、PPCコピーによるコピー描線等、消しゴム等では消せないものを消去・修正する際には、一般に修正液や自動巻き取り機構を持ったカセットタイプの感圧転写修正テープが用いられている。しかしながら、修正液でこのような誤字等を修正した際には、修正液の乾燥時間が長いことや、修正箇所が平滑になり難いため再筆記・再印字し難いという問題があり、現在では感圧転写修正テープが多く使用されている。
感圧転写修正テープにおいて、修正被覆層を形成するインク(以下、「修正被覆層インク」と称する。)は溶剤系、すなわち油性ベースが一般的であり、修正被覆層に含まれているポリマーは親油性のものが多い。そのため、水を主成分として高極性、高表面張力を有する水性インクまたは水性ゲルインクを用いた筆記具にて修正被覆層上に再筆記した場合には、高極性インクと修正被覆層との親和性が乏しく、インクが修正被覆層に浸透し難いためにインクの乾燥が遅くなる。その結果、紙面や指等によって擦過された際に再筆記された文字等が滲んでしまうことがある。
一方で、脱溶剤型の水性ベースの修正被覆層インクが塗工された感圧転写修正テープでは、修正被覆層に含まれているポリマーは、主に親水性ポリマーあるいは親水性を付与する界面活性剤を含むポリマーエマルションが使用されている。修正被覆層インクが水性ベースの感圧転写修正テープは、水性インクまたは水性ゲルインクとの親和性が高いため、水性インクまたは水性ゲルインクを主成分とした筆記具で再筆記した時のインク乾燥性は優れている。
しかし、脱溶剤型の水性ベースの修正被覆層インクの開発は進められているものの、従来の溶剤系の修正被覆層インクと比較した場合、製造時において、離型処理が施された紙やプラスチック基材に対して修正被覆層インクを塗工する際に、インクをはじいてしまい均一に塗工し難い、あるいはインクのベースが水性であるため溶剤系に比べ乾燥効率が悪い等の問題がある。また、水性ベースの修正被覆層インクを用いた感圧転写修正テープを製造するためには、修正被覆層インクの塗工工程を水性ベースのインクに適した工程とする必要があり、従来の溶剤型インクを用いた感圧転写修正テープの製造設備の大幅な変更を要し、製造コストの増大を招くという問題もある。したがって、設備の変更等を必要としない油性ベースの修正被覆層インクを用いた感圧転写修正テープであって、水性インクまたは水性ゲルインクで再筆記した際の乾燥性に優れた感圧転写修正テープが求められている。
特許文献1には、油性ベースの修正被覆層上を水性インクボールペンまたは水性ゲルインクボールペンで再筆記した際の乾燥性や、筆記直後の滲み、汚れについて言及されており、修正被覆層中のバインダーとして酸価が30mgKOH/g以上のカルボキシル基含有ポリマーを1〜15質量%含有する、油性ベースの修正被覆層インクを有する感圧転写修正テープが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された感圧転写修正テープは、水性インクまたは水性ゲルインクで再筆記した際に、これらインクが乾燥するまでの時間が長く乾燥性が未だ十分でないことが判明している。
特許文献2には、油性ベースの修正被覆層インクを有する感圧転写修正テープであって、充填剤として280ml/100g以上の吸油量の大きなシリカを修正被覆層に配合することによって、修正被覆層のインク吸収性を向上させ、再筆記箇所に手で触れた際や紙を重ねて擦り合わせた際等に再筆記箇所が滲むのを防止し、修正被覆層インクの乾燥性が向上することが開示されている。しかしながら、特許文献2に開示された感圧転写修正テープは、特許文献1の場合と同様、水性インクまたは水性ゲルインクで再筆記した際の乾燥性が未だ十分でない。
特許文献3及び特許文献4には、感圧転写修正テープの構成として、修正被覆層と粘着層の他に、インク受容層等少なくとも1つ以上の層をさらに設けた構成が開示されている。これらの感圧転写修正テープでは、転写後にインク受容層等の層が修正被覆層の表面に設けられることにより、筆記具等の水性インクまたは水性ゲルインクを素早く吸収することで乾燥性が向上するとされている。しかしながら、当該構成では、3層以上の層を設ける必要があり、使用する材料や製造工程の増加を余儀なくされ、製造工程の複雑化やコストアップに繋がる。さらに、特許文献4では、基材(支持体)と修正被覆層との間に設けた離形層を凝集破壊させることでインク受容層としているが、安定して凝集破壊を生じさせる制御が難しいという問題がある。
特開2011−126241号公報 特開2013−208898号公報 特開2008−221556号公報 特開2012−000938号公報
本発明は、離型処理が施された紙やプラスチック基材(以下、剥離基材と称する。)に少なくとも修正被覆層と粘着層が順次積層されてなる感圧転写層を有する感圧転写修正テープであって、従来の製造工程の変更や製造コストの増大をもたらすことなく、水性インクまたは水性ゲルインクで修正被覆層に再筆記した際のインクの乾燥性に優れる感圧転写修正テープを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、有機溶剤、顔料、分散剤等を含む修正被覆層インク中に両親媒性ポリマーを含有させることにより、水性インクまたは水性ゲルインクを用いた筆記具で再筆記した際のインクの乾燥性に優れる修正被覆層が形成されることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は下記のとおりである。
(1)紙又はプラスチックフィルムよりなる剥離基材の片面に、少なくとも、修正被覆層と、粘着層とが順次積層されてなる感圧転写層を有する感圧転写修正テープであって、前記修正被覆層に、ヒドロキシル基を親水部として有し、かつ疎水部を有する両親媒性ポリマーが含まれていることを特徴とする感圧転写修正テープ。
(2)両親媒性ポリマーが、溶解パラメータ(SP値)11.0〜15.0の有機溶剤に可溶なポリマーである上記(1)に記載の感圧転写修正テープ。
(3)両親媒性ポリマーが、ポリビニルアルコールである上記(1)または(2)に記載の感圧転写修正テープ。
(4)ポリビニルアルコールが、JIS K 6726−1994に準拠して求めたケン化度が5〜45mol%、重合度が170〜1600である上記(3)に記載の感圧転写修正テープ。
(5)両親媒性ポリマーが、溶解パラメータ(SP値)8.5〜10.0の有機溶剤に可溶なポリマーである上記(1)に記載の感圧転写修正テープ。
(6)両親媒性ポリマーが、水酸基価が30〜550mgKOH/gのポリエーテルポリオール、または、ヒドロキシル基含有量が15〜40mol%のポリビニルアセタールである上記(1)または(5)に記載の感圧転写修正テープ。
(7)ポリエーテルポリオールが、グリセリンまたはポリプロピレングリコールのプロピレンオキサイド付加体もしくはエチレンオキシド・プロピレンオキサイド付加体である上記(6)に記載の感圧転写修正テープ。
(8)両親媒性ポリマーのヒドロキシル基含有量が、0.5〜10mmol/gである上記(1)〜(7)のいずれかに記載の感圧転写修正テープ。
(9)両親媒性ポリマーが、修正被覆層中に0.5〜35質量%含まれている上記(1)〜(8)のいずれかに記載の感圧転写修正テープ。
(10)修正被覆層に、さらにバインダー樹脂が含まれており、当該バインダー樹脂が合成ゴム及びエラストマーから選択される少なくとも一種である上記(1)〜(9)のいずれかに記載の感圧転写修正テープ。
(11)修正被覆層が、修正被覆層インクを乾燥させた塗工層であり、
前記修正被覆層インクは、有機溶剤、顔料、体質顔料、分散剤、バインダー樹脂及び両親媒性ポリマーが含まれている上記(1)〜(10)のいずれかに記載の感圧転写修正テープ。
本発明によれば、水性ボールペンや水性ゲルインクボールペン等、水性インクまたは水性ゲルインクを用いた筆記具で修正被覆層に再筆記した際に、これら水性インクや水性ゲルインクが素早く乾燥する、乾燥性に優れる感圧転写修正テープを提供することができる。また、従来の油性ベースの修正被覆層インクを用いる感圧転写修正テープと同様に製造できるため、製造工程の変更や製造コストの増大と言った問題を惹き起こすことがなく経済性に優れている。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の感圧転写修正テープは、紙又はプラスチックフィルムよりなる剥離基材の片面に、少なくとも修正被覆層と粘着層が順次積層されてなる感圧転写層を有する感圧転写修正テープであって、前記修正被覆層に、ヒドロキシル基を親水部として有し、かつ疎水部を有する両親媒性ポリマーが含まれていることを特徴とするものである。
本発明における両親媒性ポリマーは、親水部としてヒドロキシル基を有しているため、感圧転写修正テープの修正被覆層上を水性ボールペンや水性ゲルインクボールペン等で再筆記した際に、これらのインクが修正被覆層に素早く吸収される。その結果、擦っても滲み等が生じない修正被覆層を形成することが可能となる。
また、本発明における両親媒性ポリマーは、油性ベースの修正被覆層インクを調製する場合に、溶媒として一般的に使用されるトルエン等の有機溶剤と親和性があるものが用いられる。そのため、顔料等の分散性、剥離基材に対する修正被覆層インクの塗工性に優れており均一な塗膜を形成することが可能となる。
両親媒性ポリマーは、修正被覆層インクの調製に用いる1種もしくは複数種の混合溶剤に対し、溶解もしくは良好に分散するものが好ましく、溶解するものがより好ましい。こうした、水への親和性と、トルエン等の有機溶剤への親和性を両立する両親媒性ポリマーとしては、特性が異なる下記ポリマー(A)及びポリマー(B)を挙げることができる。
(A)親水部としてヒドロキシル基を有し、かつ疎水部を有し、溶解パラメータ(SP値)が11.0〜15.0、好ましくはSP値が11.5〜14.5の有機溶剤に可溶な両親媒性ポリマー。
(B)親水部としてヒドロキシル基を有し、かつ疎水部を有し、溶解パラメータ(SP値)が8.5〜10.0、好ましくはSP値が8.5〜9.5の有機溶剤に可溶な両親媒性ポリマー。
具体的な両親媒性ポリマーとしては、分子内に親水部としてヒドロキシル基を有し、疎水部として、例えば、アルキル基、フェニル基等を有するポリマーが挙げられる。
上記ポリマー(A)としては、例えば、ポリビニルアルコール、 セルロース誘導体、親水性モノマーと疎水性モノマーの共重合体等が挙げられる。
上記ポリマー(B)としては、例えば、ポリビニルアルコールのアセタール化物であるポリビニルアセタール、ポリオキシプロピレン基を有するポリエーテルポリオール、ポリオキシエチレン基とポリオキシプロピレン基を有するポリエーテルポリオール、フェノールイミド、セルロース誘導体、親水性モノマーと疎水性モノマーの共重合体等が挙げられる。
セルロース誘導体としては、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースやメチルセルロースのヒドロキシル基の一部をエステル化した化合物等が挙げられる。
親水性モノマーと疎水性モノマーの共重合体としては、親水性モノマーとして、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルや(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレン、(N−メチロールアクリルアミド等を用い、疎水性モノマーとして、(メタ)アクリル酸メチルや(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の(メタ)アクリル酸エステル、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル等を用い、これらの親水性モノマーと疎水性モノマーを適宜な割合でランダム共重合またはブロック共重合した共重合体等が挙げられる。
上記の両親媒性ポリマーの中でも、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリエーテルポリオールが好ましく、それぞれ、分子中に存在するヒドロキシル基の量やポリマー分子量を調整することにより、SP値11.0〜15.0またはSP値8.5〜10.0の有機溶剤に可溶な両親媒性ポリマーとなる。
ポリビニルアルコールとしては、JIS K 6726−1994に準拠して求めた、ケン化度が5〜45mol%、重合度が170〜1600のポリビニルアルコールが好ましい。ポリビニルアルコールのケン化度は、より好ましくは15〜45mol%、特に好ましくは30〜42mol%である。ポリビニルアルコールの重合度は、より好ましくは200〜1000、特に好ましくは200〜600である。
ポリビニルアルコールのケン化度が5mol%以上であれば、水に対する親和性の点で十分な数のヒドロキシル基が分子中に含まれており、水性インクまたは水性ゲルインクで再筆記した際に、これらの水性インクや水性ゲルインクが修正被覆層に吸収され易くなることで乾燥性が向上する。一方、ケン化度が45mol%未満であれば、有機溶剤への親和性の点で分子中に十分な数のアセチル基が分子中に含まれており、修正被覆層インク中で分離あるいは沈降することがなく、修正被覆層インクの剥離基材への塗工に支障を来すこともない。
また、ポリビニルアルコールの重合度が170以上であれば、修正被覆層の塗膜強度が得られるため、感圧転写修正テープ使用時に修正被覆層が切れる恐れがない。一方、重合度が1600以下であれば、修正被覆層インクの有機溶剤への溶解性あるいは分散性が良く分離や沈降を起こすことがなく、修正被覆層インクの剥離基材への塗工に支障を来すこともない。
ポリビニルアルコールは、市販品を用いることができ、例えば、JMR−8L、JMR−10L、JMR−20L、JMR−150L(以上、日本酢ビ・ポバール株式会社製)、ゴーセネックスLL−920、同LL−940(以上、日本合成化学工業株式会社製)、LM−10HD、LM−20、LM−25(以上、株式会社クラレ製)等が挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、疎水部としてプロピレンオキサイド基を有する化合物が好ましい。例えば、アルコールのエチレンオキシド・プロピレンオキサイド付加体、アルコールのプロピレンオキサイド付加体、ポリエチレングリコールのプロピレンオキサイド付加体、ポリプロピレングリコールのエチレンオキサイド付加体、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのランダム・ブロックコポリマー等が挙げられる。これらのポリエーテルポリオールの中でも、グリセリンまたはポリプロピレングリコールのプロピレンオキサイド付加体もしくはエチレンオキシド・プロピレンオキサイド付加体が好ましい。エチレンオキシド・プロピレンオキサイドはランダム付加体でもブロック付加体でも良い。
ポリエーテルポリオールの水酸基価は、30〜550mgKOH/gが好ましく、より好ましくは30〜200mgKOH/g、特に好ましくは30〜100mgKOH/gである。ポリエーテルポリオールの水酸基価が30mgKOH/g以上、550mgKOH/g以下であれば、上記のポリビニルアルコールの場合と同様、再筆記インクの乾燥性、修正被覆層インクの安定性、修正被覆層の均一性が向上する。
ポリエーテルポリオールは、市販品を用いることができ、例えば、アデカポリエーテルP−3000、同PR−3007、同G3000B、同GR−3308、同G−300(以上、株式会社ADEKA製)、ハイフレックス750、同ND637、同641、DKポリオール3805、同3810(以上、第一工業製薬株式会社製)、エマルスターPF−701、同EL−512、同EL−551(以上、旭硝子株式会社製)等が挙げられる。
ポリビニルアセタールとしては、ヒドロキシル基含有量が15〜40mol%のポリビニルアセタールが好適である。より好ましくは20〜35mol%、特に好ましくは20〜30mol%である。ポリビニルアセタールのヒドロキシル基含有量が15mol%以上、40mol%以下であれば、上記のポリビニルアルコールの場合と同様、再筆記インクの乾燥性、修正被覆層インクの安定性、修正被覆層の均一性が向上する。
ポリビニルアセタールとしては、ポリビニルホルマールやポリビニルブチラール等が挙げられるが、塗膜の柔軟性に優れる点よりポリビニルブチラールが好ましい。また、ポリビニルアセタールは、市販品を用いることができ、例えば、エスレックBL−10、同BL−5、同BL−S、同BL−SH(以上、積水化学工業株式会社製)が挙げられる。
上記したように、両親媒性ポリマーとして用いられるポリビニルアルコール、ポリエーテルポリオール、ポリアセタールは、いずれも親水性のヒドロキシル基を有しており、当該ヒドロキシル基が水素結合等の相互作用により水との親和性を発揮するため、水性インクまたは水性ゲルインクで再筆記した際に、これらのインク中の水を素早く修正被覆層に吸収することが可能となり、再筆記した水性インクまたは水性ゲルインクの乾燥性が向上する。両親媒性ポリマーとしては、そのヒドロキシル基含有量が0.5〜10mmol/gのものが好ましい。
本発明において、両親媒性ポリマーは、修正被覆層中に0.5〜35質量%含まれていることが好ましく、より好ましくは0.5〜20質量%、さらに好ましくは1〜8質量%である。ポリビニルアルコールの場合は、修正被覆層中に0.5〜5質量%含まれていることが特に好ましい。
両親媒性ポリマーが0.5質量%以上含まれていれば、水性インクまたは水性ゲルインクで再筆記した際、これらのインク中に含まれる水を十分吸収することができ、再筆記した水性インクまたは水性ゲルインクの乾燥性が向上する。また両親媒性ポリマーの量が35質量%以下であれば、修正被覆層インク中で分離あるいは沈降することがなく、修正被覆層インクの剥離基材への塗工に支障を来すことがない。
また、ポリアセタールやポリエーテルポリオールの場合には、分子中にヒドロキシル基の他にエーテル結合やアセタール結合も有しており、これらのエーテル結合やアセタール結合の酸素原子が水素結合等により水との親和性を発揮するのに寄与するものと推察される。そのため、ポリエーテルポリオールの場合は、修正被覆層中に1〜8質量%含まれていることが好ましく、特に好ましくは3〜8質量%であり、ポリビニルアセタールの場合は、特に好ましくは1〜3質量%である。
本発明の感圧転写修正テープの修正被覆層は、顔料、体質顔料、分散剤、バインダー樹脂、及び両親媒性ポリマーを含む。顔料、体質顔料、分散剤、バインダー樹脂としては、公知の化合物を用いることができる。
バインダー樹脂は、顔料や体質顔料のバインダーとして用いる。例えば、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンゴム(SEBS)、スチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、ウレタンゴム等の合成ゴムやエラストマー、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、飽和あるいは不飽和の脂環族炭化水素樹脂、ロジン、ロジンエステル、テルペン樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、クロマン樹脂、ケトン樹脂等が挙げられ、これらから選ばれる1種または2種以上を組合せて使用することができる。
中でも、伸び率が高く、修正被覆層の柔軟性を良好にできるという理由から、合成ゴムやエラストマーの使用が好ましく、特に、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンゴム(SEBS)、スチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SBS)から選ばれる少なくとも1種類を用いるのが好ましい。
顔料としては、二酸化チタン等の高隠蔽性白顔料が好ましい。二酸化チタンとしては、高い隠蔽性を示すルチル型、アナターゼ型のいずれも用いることができる。具体的には、チタニックスJR−300、同JR−600A、同JR−801(以上、テイカ株式会社製)、タイピュアR−706、同R−900、同R−901、同R−931(以上、デュポン・ジャパン・リミテッド社製)、タイトーンSR−1、同R−310、同R−650、同R−3L、同A−110、同A−150、同R−5N(以上、堺化学工業株式会社製)、タイペークR−550、同R−580、同R−615、同R−630、同R−830、同R−930、同A−100、同A−220、同CR−58(以上、石原産業株式会社製)、クロノスKR−310、同KR−380、同KR−480、同KA−10、同KA−20、同KA−30(以上、チタン工業株式会社製)、バイエルチタンR−FD−1、同R−FD−2、同R−FB−1、同R−FB−3、同R−KB−3、同R−CK−20(以上、独国、バイエル社製)等が挙げられ、これらを単独または2種以上混合して使用することができる。
体質顔料としては、シリカ粉末、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、アルミノケイ酸塩、炭酸マグネシウム、タルク、クレー等を単独あるいは2種以上混合して使用することができる。具体的には、シリカ粉末としては、GASILシリカHP560、同HP880、同UV55c、同HP230、同23F、HP270(以上、ウイルバー・エリス株式会社製)、MIZUKASIL P−803、同P−50、同P−73、同P−78F、同P−707、同P−70(以上、水澤化学工業株式会社製)、サイリシアH−122、同H−33、同H−53(以上、AGCエスアイテック株式会社製)等が挙げられる。ケイ酸アルミニウムとしては、キョーワード700(協和化学工業株式会社製)等が挙げられ、アルミノケイ酸塩としては、アルミニウムシリケートP−820、同P−820A(以上、独国、デグッサ社製)等が挙げられ、炭酸マグネシウムとしては、軽質炭酸マグネシウム(協和化学工業株式会社製)、炭酸マグネシウムTT(ナイカイ塩業株式会社製)等が挙げられる。
顔料及び体質顔料は、合計で、修正被覆層中に60〜85質量%含むことが好ましく、60質量%以上であれば、修正被覆層に十分な隠蔽性を付与することができ、85質量%以下であれば、修正被覆層の塗膜形成性が良好となる。顔料は、修正被覆層中に40質量%以上含むことが好ましく、より好ましくは50〜80質量%である。顔料が40質量%以上であれば、修正被覆層に十分な隠蔽性を付与することができ、80質量%以下であれば修正被覆層の表面が平滑となることで、剥離基材に順次積層された修正被覆層と粘着層とが剥離基材背面に移行するブロッキング現象が生じる恐れがない。
分散剤(顔料分散剤)は、顔料の二酸化チタンや体質顔料の分散性を向上させるもので、使用する顔料や体質顔料の種類に応じて、公知の高分子化合物や界面活性剤等を選択して使用することができる。分散剤として用いる界面活性剤は、ノニオン系、アニオン系及びカチオン系を問わない。例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルノニルフェノール等のノニオン系界面活性剤;アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシアルキルエーテルリン酸塩等のアニオン系界面活性剤;アルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム塩等のカチオン系界面活性剤;が挙げられる。
さらに、必要に応じて、ベンゾトリアゾールやエチレンジアミン四酢酸塩等の防錆剤、尿素やエチレン尿素等の湿潤剤、ベンゾチアゾリン系やオマジン系等の防腐剤、シリコーン系やアクリル系等の消泡剤、フッ素系界面活性剤等のレベリング剤等の添加剤、あるいはカーボンブラックや酸化鉄、コバルトブルー、群青、クロムグリーン、酸化クロム等の無機顔料や有機顔料、無機蛍光顔料、有機蛍光顔料、着色樹脂粉、着色樹脂球、加工顔料等の着色剤を、本発明の目的を損なわない範囲で適宜選択して使用することができる。
修正被覆層は、剥離基材の片面に修正被覆層インクを塗工し、乾燥して形成する。修正被覆層インクは、両親媒性ポリマーを、SP値11.0〜15.0またはSP値8.5〜10.0の有機溶剤に溶解させた溶解液と、SP値8.5〜10.0の有機溶剤、顔料、体質顔料、分散剤、バインダー樹脂、その他所望に応じて加えられる各種添加剤とを、所定の割合で混合して調製することが好ましい。調製方法としては、ディスパーザー、サンドミル、ビーズミル等の分散機を用いれば良い。なお、分散剤、バインダー樹脂、各種添加剤は、両親媒性ポリマーと共に有機溶剤に溶解させても良い。
SP値8.5〜10.0の有機溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、シクロヘキサノン、アセトン等が挙げられる。SP値11.0〜15.0の有機溶剤としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等が挙げられる。これらの有機溶剤は、単独または2種以上を組合せて使用することができる。
本発明の感圧転写修正テープを構成する剥離基材としては、自動巻取り機構をもつ転写具に適合する曲げ剛性を有するプラスチックフィルムまたは紙が好ましい。プラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフィルム、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンフィルムを挙げることができる。剥離基材の厚さは3〜30μmが好ましく、剥離基材の片面もしくは両面には、必要に応じてシリコーン樹脂、無機顔料や有機顔料を分散させたシリコーン樹脂等の離型層が形成されている。
本発明の感圧転写修正テープは、剥離基材の片面に、修正被覆層インクと粘着剤を通常の方法により順次塗工・乾燥して形成される。修正被覆層の厚さは、描線や描画等を修正した際の隠蔽性を確保するために、乾燥後において10〜30μmの厚さを有することが好ましい。剥離基材と修正被覆層の厚さの比率は特に限定されないが、一般的には、剥離基材の厚さと修正被覆層の厚さの比が1:0.4〜1:4.2の範囲に調整するのが良い。
修正被覆層の上に形成する粘着層は、粘着剤を従来公知の方法で塗工・乾燥することで形成される。粘着剤としては公知のものを使用することができ、例えば、アクリル樹脂系、ロジン系、ゴム系、ビニル系の粘着剤を挙げることができる。これらの粘着剤は溶剤タイプ、水性タイプのいずれも使用できるが、樹脂エマルジョン系が好ましく、特にアクリル樹脂エマルジョン系粘着剤が好ましい。粘着層の厚さは乾燥後において0.3〜5μm程度が好ましい。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1〜8及び比較例1)
両親媒性ポリマーとして、表1に示す、ケン化度及び重合度の異なるポリビニルアルコールを用いた。両親媒性ポリマーをSP値11.0〜15.0の有機溶剤(イソプロピルアルコール:11.5)に溶解させ、SP値8.5〜10.0の有機溶剤(トルエン:8.8)、分散剤、SBR系樹脂(バインダー樹脂)を混合し、加温して樹脂を溶解させた後、二酸化チタン及び体質顔料を加えて攪拌、ディスパーザーにて分散させたミルベースを、さらにビーズミルで分散させて、修正被覆層インク(塗工液)を調製した。
調製した塗工液を、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムよりなる剥離基材上に、アプリケーターにて、乾燥後の厚みが20〜30μmになるように塗工、乾燥して修正被覆層を形成した。形成した修正被覆層の塗膜状態を目視観察し、修正被覆層の均一性を評価した。
評価終了後、修正被覆層の上に、アクリルエマルジョン粘着剤をバーコーターを用いて乾燥後の厚みが0.5〜0.8μmになるように塗工・乾燥し、感圧転写修正テープを得た。
得られた感圧転写修正テープを裁断小巻し、幅5mm、長さ10mのロール状に巻き付け、市販の感圧転写修正テープカセット(CT−CC5、株式会社トンボ鉛筆製)に装填した。感圧転写修正テープをPPC用紙に転写し、水性ボールペン及び水性ゲルインクボールペンを用いて修正被覆層上に筆記し、3秒後に、消しゴムで筆記線の表面を擦り、筆記線が伸びた長さを測定して、水性インク及び水性ゲルインクの乾燥性を評価した。
<評価方法>
(1)塗工液安定性
得られた修正被覆層インク(塗工液)を5分間静置し、状態を目視にて観察し、下記の基準で評価した。
○:塗工液の成分が分離または沈降しなかった。
×:塗工液の成分が分離または沈降した。
(2)修正被覆層の均一性
得られた修正被覆層の状態を目視にて観察し、下記の基準で評価した。
○:修正被覆層のクラックや塗工ムラが面積中の2割未満。
△:修正被覆層のクラックや塗工ムラが面積中の2割以上5割未満。
×:修正被覆層のクラックや塗工ムラが面積中の5割以上。
−:塗工液にならなかった、またはそれに相当する状態で評価不能。
(註)○、△が実用に適している領域である。
(3)再筆記インク乾燥性(対水性インク)
感圧転写修正テープをPPC用紙に転写し、水性ボールペン(uni−ball eye、ボール径0.5mm、インク色・黒、三菱鉛筆株式会社製)を用いて修正被覆層上に筆記し、3秒後に、消しゴムで筆記線の表面を擦り、筆記線が伸びた長さを測定して、乾燥性を下記の基準で評価した。
○:筆記線の伸び長さが5mm未満。
△:筆記線の伸び長さが5mm以上10mm未満。
×:筆記線の伸び長さが10mm以上。
−:塗膜にならなかった、またはそれに相当する状態で評価不能。
(註)○、△が実用に適している領域である。
(4)再筆記インク乾燥性(対水性ゲルインク)
感圧転写修正テープをPPC用紙に転写し、水性ゲルインクボールペン(G−2、ボール径0.7mm、インク色・ブラック、株式会社パイロットコーポレーション製)を用いて修正被覆層上に筆記し、3秒後に、消しゴムで筆記線の表面を擦り、筆記線が伸びた長さを測定して、乾燥性を(3)と同様の基準で評価した。
Figure 0006632444
調製した塗工液の組成(単位:重量部、以下同様。)ならびに評価結果を表2に示す 。
表2の結果より、両親媒性ポリマーとして、ケン化度が5〜45mol%で、重合度が170〜1600のポリビニルアルコールを、修正被覆層塗工液に添加することにより、均一な塗膜の修正被覆層が形成され、水性インクや水性ゲルインクで再筆記した際の乾燥性に優れた感圧転写修正テープが得られることがわかる。
Figure 0006632444
(実施例9〜13、比較例2)
表3に示す性状のポリエーテルポリオール、分散剤、バインダー樹脂を、SP値8.5〜10.0の有機溶剤(トルエン)に添加し、加温して樹脂を溶解させた後、さらに、二酸化チタン及び体質顔料を加えて攪拌、ディスパーザーにて分散させたミルベースを、さらにビーズミルで分散させて、修正被覆層インク(塗工液)を調製した。実施例1と同様にして、感圧転写修正テープの作成をした。評価結果を表4に示す。
Figure 0006632444
Figure 0006632444
表4の結果より、両親媒性ポリマーとして、ポリエーテルポリオールを用いることにより、均一な塗膜の修正被覆層が形成され、水性インク及び水性ゲルインクで再筆記した際の乾燥性に優れた感圧転写修正テープが得られることがわかる。
(実施例14〜17)
両親媒性ポリマーとして、表5に示す性状のポリビニルブチラールを用いた以外は、実施例9と同様にして、塗工液の調製と感圧転写修正テープの作成を行った。評価結果を表6に示す。
Figure 0006632444
Figure 0006632444
表6の結果より、両親媒性ポリマーとして、ポリビニルブチラールを用いることにより、均一な塗膜の修正被覆層が形成され、水性インクで再筆記した際の乾燥性が改良された感圧転写修正テープが得られることがわかる。
(比較例3〜5)
本発明の両親媒性ポリマーを用いずに、表7に示すバインダー樹脂のみを用いた以外は、実施例1と同様にして、塗工液の調製と感圧転写修正テープの作成を行い、修正被覆層の均一性及び乾燥性を評価した。塗工液組成ならびに修正被覆層の均一性及び乾燥性の評価結果を表7に示す。
Figure 0006632444
表7より、カルボン酸系ポリマーをバインダー樹脂として用いた塗工液から形成される修正被覆層は、修正被覆層の均一性は優れているが乾燥性に劣ることが分かる。

Claims (11)

  1. 紙又はプラスチックフィルムよりなる剥離基材の片面に、少なくとも、修正被覆層と、粘着層とが順次積層されてなる感圧転写層を有する感圧転写修正テープであって、前記修正被覆層に、ヒドロキシル基を親水部として有し、かつ疎水部を有する両親媒性ポリマーが含まれていることを特徴とする感圧転写修正テープ。
  2. 両親媒性ポリマーが、溶解パラメータ(SP値)11.0〜15.0の有機溶剤に可溶なポリマーである請求項1に記載の感圧転写修正テープ。
  3. 両親媒性ポリマーが、ポリビニルアルコールである請求項1または2に記載の感圧転写修正テープ。
  4. ポリビニルアルコールが、JIS K 6726−1994に準拠して求めたケン化度が5〜45mol%、重合度が170〜1600である請求項3に記載の感圧転写修正テープ。
  5. 両親媒性ポリマーが、溶解パラメータ(SP値)8.5〜10.0の有機溶剤に可溶なポリマーである請求項1に記載の感圧転写修正テープ。
  6. 両親媒性ポリマーが、水酸基価が30〜550mgKOH/gのポリエーテルポリオール、または、ヒドロキシル基含有量が15〜40mol%のポリビニルアセタールである請求項1または5に記載の感圧転写修正テープ。
  7. ポリエーテルポリオールが、グリセリンまたはポリプロピレングリコールのプロピレンオキサイド付加体もしくはエチレンオキシド・プロピレンオキサイド付加体である請求項6に記載の感圧転写修正テープ。
  8. 両親媒性ポリマーのヒドロキシル基含有量が、0.5〜10mmol/gである請求項1〜7のいずれかに記載の感圧転写修正テープ。
  9. 両親媒性ポリマーが、修正被覆層中に0.5〜35質量%含まれている請求項1〜8のいずれかに記載の感圧転写修正テープ。
  10. 修正被覆層に、さらにバインダー樹脂が含まれており、当該バインダー樹脂が合成ゴム及びエラストマーから選択される少なくとも一種である請求項1〜9のいずれかに記載の感圧転写修正テープ。
  11. 修正被覆層が、修正被覆層インクを乾燥させた塗工層であり、
    前記修正被覆層インクは、有機溶剤、顔料、体質顔料、分散剤、バインダー樹脂及び両親媒性ポリマーが含まれている請求項1〜10のいずれかに記載の感圧転写修正テープ。
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