JP6631220B2 - ハイブリッド自動車の制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、ハイブリッド自動車の制御装置に関する。
特許文献1には、車両駆動用のエンジンと、車両駆動と発電兼用のモータジェネレータとを有し、少なくとも一方の出力で車両の駆動力を発生させて車両を走行させるハイブリッド自動車が記載されている。かかるハイブリッド自動車は、モータジェネレータによる車両駆動時に該モータジェネレータへ電力を供給するとともに、モータジェネレータによる発電電力を充電可能なバッテリーと、エンジンの排気通路に設けられ、排気中のガス成分を浄化するとともにパティキュレート(微粒子)を捕集して、該捕集したパティキュレートを酸化除去することで再生する排気浄化装置とを備えている。
そして、排気浄化装置を制御する制御装置は、車両の要求駆動力を検出する要求駆動力検出手段と、バッテリーの充電残量を検出する充電残量検出手段と、各検出手段によって検出された車両の要求駆動力とバッテリーの充電残量とに基づいて、エンジンの運転要否判断を行う運転要否判断手段と、運転要否判断手段がエンジンの運転が必要と判断してエンジンが始動されたとき、排気浄化装置の再生の要否を判断する再生要否判断手段と、再生要否判断手段によって排気浄化装置の再生が必要と判断されたとき、該排気浄化装置の再生が完了するまで、排気浄化装置に捕集されたパティキュレートを酸化除去可能な出力範囲でエンジンを継続運転させた状態で、バッテリーの充電残量に応じて、車両の要求駆動力のうちエンジン及びモータジェネレータ各々が負担する出力を変更制御する駆動パターン変更制御手段とを含んで構成されている。
かかる制御装置によれば、排気浄化装置の状態、車両の要求駆動力及びバッテリーの充電残量に応じて、車両の要求駆動力のうちエンジン及びモータジェネレータ各々が負担する出力を変更制御するため、バッテリーが過充電となって性能を低下させることがなく、排気浄化装置の再生及び排気浄化の性能を確保できるとされている。
特開2009−35236号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたハイブリッド自動車は、排気浄化装置の再生中に交通渋滞に巻き込まれると車両の要求駆動力が小さくなり、特許文献1に記載された制御装置は、エンジンの出力を排気浄化装置の再生に必要な出力範囲にすることができない。したがって、特許文献1に記載されたハイブリッド自動車の制御装置は、排気浄化装置の再生中に交通渋滞に巻き込まれると排気浄化装置の再生を中断し、交通渋滞を抜けてから排気浄化装置の再生を再開する必要があった。これにより、特許文献1に記載されたハイブリッド自動車は、交通渋滞に巻き込まれ、車両の要求駆動力が制限されると、排気浄化装置の効率的な再生が妨げられていた。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、交通渋滞等により、車両の要求駆動力が制限されても、排気浄化装置を効率的に再生することができるハイブリッド自動車の制御装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るハイブリッド自動車の制御装置は、内燃機関及び電動機を含む動力源と、前記内燃機関により駆動されて発電する発電機と、前記電動機に電力を供給するとともに、前記発電機で発電された電力が供給される走行用バッテリーと、前記内燃機関に付設された排気通路に未燃燃料を供給する未燃燃料供給装置と、前記排気通路に設けられ、前記排気通路に供給された未燃燃料で微粒子を燃焼再生する排気浄化装置と、を備え、少なくとも、前記走行用バッテリーに充電された電力で前記電動機を駆動する第1走行と、前記内燃機関により前記発電機を駆動し、前記発電機で発電された電力で前記電動機を駆動する第2走行と、を有するハイブリッド自動車の制御装置であって、前記排気浄化装置の再生の要否を判断する再生要否判断部と、前記走行用バッテリーの充電レベルを監視する充電レベル監視部と、前記再生要否判断部で前記排気浄化装置の再生が要と判断され、且つ、前記充電レベル監視部で監視された充電レベルが所定閾値未満である場合に、前記排気浄化装置の再生が完了するまで前記第1走行を禁止し、前記内燃機関の運転中に前記未燃燃料供給装置に未燃燃料を供給させる再生制御部と、を備える。
上記(1)の構成によれば、再生要否判断部で排気浄化装置の再生が要と判断され、且つ、充電レベル監視部で監視された充電レベルが所定閾値未満である場合に、排気浄化装置の再生が完了するまで第1走行が禁止され、内燃機関の運転中に未燃燃料供給装置が未燃燃料を供給する。これにより、排気浄化装置の再生が完了するまで第1走行が禁止され、内燃機関の運転中に排気通路に未燃燃料が供給されるので、交通渋滞等により、車両の要求駆動力が制限されても、内燃機関の運転が継続され、排気浄化装置を効率的に再生することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記未燃燃料供給装置は、前記内燃機関の燃焼室への主噴射及び該主噴射後のポスト噴射を可能にする燃料供給装置で構成され、前記再生制御部は、前記充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルの増加率が予め設定された増加率よりも小である場合に、前記主噴射の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも増大させるとともに、前記ポスト噴射の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも減少させる。
上記(2)の構成によれば、充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルの増加率が予め設定された増加率よりも小である場合に、主噴射の燃料噴射量が予め設定された主噴射基準量よりも増大するとともに、ポスト噴射の燃料噴射量が予め設定されたポスト噴射基準量よりも減少する。これにより、内燃機関により駆動される発電機の発電量が増大し、充電レベルを高めることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記未燃燃料供給装置は、前記内燃機関の燃焼室への主噴射及び該主噴射後のポスト噴射を可能にする燃料供給装置で構成され、前記再生制御部は、前記充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルの増加率が予め設定された増加率よりも大である場合に、前記主噴射の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも減少させるとともに、前記ポスト噴射の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大させる。
上記(3)の構成によれば、充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルの増加率が予め設定された増加率よりも大である場合に、主噴射の燃料噴射量が予め設定された主噴射基準量よりも減少するとともに、ポスト噴射の燃料噴射量が予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大する。これにより、排気浄化装置の再生を早めることができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記未燃燃料供給装置は、前記内燃機関の燃焼室への主噴射及び該主噴射後のポスト噴射を可能にする燃料供給装置で構成され、前記再生制御部は、前記充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルが予め設定された充電レベルよりも低い場合に、前記主噴射の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも増大させるとともに、前記ポスト噴射の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも減少させる。
上記(4)の構成によれば、充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルが予め設定された充電レベルよりも低い場合に、主噴射の燃料噴射量が予め設定された主噴射基準量よりも増大するとともに、ポスト噴射の燃料噴射量が予め設定されたポスト噴射基準量よりも減少する。これにより、内燃機関により駆動される発電機の発電量が増大し、充電レベルを高めることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記未燃燃料供給装置は、前記内燃機関の燃焼室への主噴射及び該主噴射後のポスト噴射を可能にする燃料供給装置で構成され、前記再生制御部は、前記充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルが予め設定された充電レベルより高い場合に、前記主噴射の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも減少させるとともに、前記ポスト噴射の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大させる。
上記(5)の構成によれば、充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルが予め設定された充電レベルより高い場合に、主噴射の燃料噴射量が予め設定された主噴射基準量よりも減少するとともに、ポスト噴射の燃料噴射量が予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大する。これにより、排気浄化装置の再生を早めることができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(4)の構成において、前記再生制御部は、前記充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルが前記所定閾値よりも低い第1の閾値よりもさらに低い場合に、前記主噴射の燃料噴射量を前記主噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大させるとともに、前記ポスト噴射の燃料噴射量を前記ポスト噴射基準量を減少させた量よりもさらに減少させる。
上記(6)の構成によれば、充電レベル監視部で監視された充電レベルが所定閾値よりも低い第1の閾値よりもさらに低い場合に、主噴射の燃料噴射量が主噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大し、ポスト噴射の燃料噴射量がポスト噴射基準量を減少させた量よりもさらに減少する。これにより、内燃機関により駆動される発電機の発電量がさらに増大し、充電を早めることができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(5)の構成において、前記再生制御部は、前記充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルが前記所定閾値よりも高い第2の閾値よりもさらに高い場合に、前記主噴射の燃料噴射量を前記主噴射基準量を減少させた量よりもさらに減少させるとともに、前記ポスト噴射の燃料噴射量を前記ポスト噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大させる。
上記(7)の構成によれば、充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルが所定閾値よりも高い第2の閾値よりもさらに高い場合に、主噴射の燃料噴射量が主噴射基準量を減少させた量よりもさらに減少し、ポスト噴射の燃料噴射量がポスト噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大する。これにより、内燃機関により駆動される発電機の発電量がさらに減少し、充電を遅らせるとともに、排気浄化装置の再生を早めることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)から(7)のいずれか一つの構成において、前記所定閾値は、前記排気浄化装置の再生が終了するまで前記内燃機関を運転することで前記発電機から前記走行用バッテリーに電力を供給しても前記走行用バッテリーの充電レベルに余裕が残る充電レベルである。
上記(8)の構成によれば、排気浄化装置の再生が終了するまで内燃機関を運転することで発電機から走行用バッテリーに電力を供給しても走行用バッテリーの充電レベルに余裕を残すことができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(6)の構成において、前記第1の閾値は、前記第1走行から前記第2走行に移行する際の閾値となる充電レベルである。
上記(9)の構成によれば、走行用バッテリーに電力が充電され、排気浄化装置の再生後に第1走行することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(7)の構成において、前記主噴射をさらに減少させる燃料噴射量は、前記内燃機関が失火直前となる燃料噴射量である。
上記(10)の構成によれば、走行用バッテリーが満充電になるのを遅らせることができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(7)又は(10)の構成において、前記再生制御部は、前記走行用バッテリーの消費電力が増大するように前記走行用バッテリーによって作動する電気機器の電力負荷を制御する。
上記(11)の構成によれば、走行用バッテリーが満充電になるのを遅らせることができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、交通渋滞等により、車両の要求駆動力が制限されても、内燃機関の運転が継続され、排気浄化装置を効率的に再生することができる。
本発明の実施形態に係るハイブリッド自動車の概略を示す平面模式図である。 図2は、走行モードを説明するための側面模式図であって、(a)はEV走行モードを説明するための図、(b)はシリーズ走行モードを説明するための図、(c)はパラレル走行モードを説明するための図である。 本実施形態に係るエンジンの概略を示す模式図である。 図3に示した燃料噴射装置の燃料噴射パターンの概略を示す概念図である。 微粒子捕集フィルターを再生するための制御装置を示す模式図である。 再生時間と充電レベルとの関係を示す図であって、再生開始の閾値を説明するためのものである。 再生時間と充電レベルとの関係を示す図であって、増加率が予め設定された増加率よりも低い状態を示すものである。 再生時間と充電レベルとの関係を示す図であって、増加率が予め設定された増加率よりも高い状態を示すものである。 再生時間と充電レベルとの関係を示す図であって、充電レベルが予め設定された充電レベルよりも低い状態を示すものである。 再生時間と充電レベルとの関係を示す図であって、充電レベルが予め設定された充電レベルよりも高い状態を示すものである。 再生時間と充電レベルとの関係を示す図であって、充電レベルが第1閾値よりも低い状態を示すものである。 再生時間と充電レベルとの関係を示す図であって、充電レベルが第2閾値よりも高い状態を示すものである。 主噴射の噴射量及びポスト噴射の噴射量を説明するための概略図である。 微粒子捕集フィルターを再生するための制御手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
まず、図1及び図2に基づいて、本発明の実施形態に係るハイブリッド自動車1の概略を説明する。尚、図1は、本発明の実施形態に係るハイブリッド自動車の概略を示す平面模式図であり、図2は、走行モードを説明するための側面模式図であって、(a)はEV走行モード(第1走行モード)を説明するための図、(b)はシリーズ走行モード(第2走行モード)を説明するための図、(c)はパラレル走行モード(第3走行モード)を説明するための図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るハイブリッド自動車1は、エンジン(内燃機関)21及びモータ(電動機)22(フロントモータ22A,リヤモータ22B)を含む動力源2と、エンジン21により駆動されるジェネレータ(発電機)23と、モータ22に電力を供給するとともに、ジェネレータ23で発電された電力が供給される駆動用バッテリー(走行用バッテリー)24と、エンジン21又はモータ22で生成された動力で駆動される走行装置25(25A,25B)と、エンジン21又はモータで生成された動力を走行装置25に伝達するトランスアスクル(動力伝達装置)26(フロントトランスアスクル26A,リヤトランスアスクル26B)とを備えている。
また、本発明の実施形態に係るハイブリッド自動車1は、エンジン21に供給する燃料を貯留するための燃料タンク27と、モータ22及びジェネレータ23を制御するコントロールユニット28(フロントモータ等コントロールユニット28A,リヤモータコントロールユニット28B)とを備えている。
また、本実施形態に係るハイブリッド自動車1は、EV走行モード(第1走行モード)、シリーズ走行モード(第2走行モード)、又はパラレル走行モード(第3走行モード)のいずれか一つが任意に選択可能であり、EV走行モード、シリーズ走行モード、又はパラレル走行モードのいずれか一つが選択され、いずれか一つのモードで走行するように構成されている。
EV走行モードは、図2(a)に示すように、駆動用バッテリー24に充電された電力でモータ22(22A,22B)を駆動するモードで、駆動用バッテリー24からモータ22(22A,22B)に電力が供給される。これにより、エンジン21は停止され、モータ22(22A,22B)のみを動力源として走行装置25(25A,25B)が駆動される(第1走行)(以下「EV走行」という)。
シリーズ走行モードは、図2(b)に示すように、エンジン21によりジェネレータ23を駆動し、ジェネレータ23で発電された電力でモータ22(22A,22B)を駆動するモードで、エンジン21で駆動されたジェネレータ23で発電された電力がモータ22(22A,22B)と駆動用バッテリー24とに供給される。これにより、エンジン21が運転され、モータ22(22A,22B)を動力源として走行装置25(25A,25B)が駆動される(第2走行)(以下、「シリーズ走行」という)。
パラレル走行モードは、図2(c)に示すように、エンジン21及びモータ22(22A,22B)を動力源とするモードで、エンジン21及びモータ22(22A、22B)で走行装置25(25A,25B)が駆動され、エンジン21で駆動されたジェネレータ23から駆動用バッテリー24に余剰電力が供給される。これにより、エンジン21が運転され、エンジン21及びモータ22(22A,22B)を動力源として走行装置25(25A,25B)が駆動される(第3走行)(以下「パラレル走行」という)。
つぎに、図3及び図4に基づいて、本実施形態に係るハイブリッド自動車1のエンジン(内燃機関)21の概略を説明する。尚、図3は、本実施形態に係るエンジン21の概略を示す模式図である。また、図4は、図3に示したインジェクター42の燃料噴射パターンの概略を示す概念図である。
図3に示すように、本実施形態に係るハイブリッド自動車1のエンジン21は、コモンレール式のディーゼルエンジンであって、エンジン本体3、燃料供給系統4、吸気系統5、排気系統6、及び排気再循環系統7を備えている。
エンジン本体3は、シリンダブロック31と、シリンダブロック31の上に固定されたシリンダヘッド32とにより構成される。シリンダブロック31には、複数のシリンダ(気筒)311が一列に設けられ、その下方域に共通する一つのクランクシャフト33が回転可能に支持されている。シリンダ311は、円筒形に形成され、その内部にはピストン34が上下方向に往復動可能に収容されている。ピストン34は、頭部が閉塞された円筒形に形成され、その胴部には径方向に貫通するピン穴が設けられている。また、ピストン34の胴部には、コネクティングロッド35の一端(スモール・エンド)が収容され、ピン穴を挿通するピストンピン342により、コネクティングロッド35の一端がピストン34に連結されている。そして、シリンダヘッド32とピストン34との間には燃焼室36が形成される。
クランクシャフト33は、コネクティングロッド35とともにピストン34の往復運動(下降運動)を回転運動に変換するもので、クランクシャフト33の回転中心を通る軸線に対して平行にクランクピン(図示せず)を有している。そして、クランクピンには、コネクティングロッド35の他端(ラージ・エンド)が連結されている。これにより、ピストン34の往復運動は、クランクシャフト33の回転運動に変換される。
シリンダヘッド32には、シリンダ311ごとに吸気ポート312と排気ポート313とが設けられている。
また、各吸気ポート312には、吸気ポート312を開閉する吸気弁が取り付けられている。吸気ポート312は、吸入行程において開放され、吸気ポート312からシリンダ311内に空気の吸入が可能となり、圧縮行程、膨張行程、排気行程において閉鎖される。また、各排気ポート313には、排気ポート313を開閉する排気弁が取り付けられている。排気ポート313は、排気行程において開放され、排気ポート313から排気ガスの排出が可能となり、吸入行程、圧縮行程、膨張行程において閉鎖される。これにより、燃焼室36は、圧縮行程と膨張行程において閉鎖される。
また、シリンダヘッド32には、シリンダ311ごとにグロープラグ37が設けられている。グロープラグ37は、冷間時の始動を助ける補助熱源であって、燃料供給系統4から供給(噴射)された燃料が直接触れる位置に配置される。
燃料供給系統4は、所定のタイミングで所定量の燃料を燃焼室36に噴射するもので、本実施形態では、コモンレール式の燃料噴射装置41を備えている。コモンレール式の燃料噴射装置41は、シリンダ311ごとに設けられたインジェクター42と、各インジェクター42に共通するコモンレール43と、コモンレール43に高圧燃料を供給する高圧燃料ポンプ44とを備えて構成されている。燃料噴射装置41(インジェクター42)は、一燃焼サイクル中で複数回の燃料噴射が可能で、本実施形態に係るインジェクター42は、図4に示すように、一燃焼サイクル中で、パイロット噴射(Pilot)、プレ噴射(Pre)、主噴射(Main)、アフター噴射(After)、ポスト噴射(Post)に分けて燃料を噴射することができる。これにより、本実施形態に係るインジェクター42は、シリンダ311内に燃焼に寄与せず未燃燃料として排気系統6(排気通路61)に排出するタイミングで燃料を噴射(ポスト噴射)することができる。
図3に示すように、吸気系統5は、エンジン本体3に空気を供給するためのもので、外部からエンジン本体3に空気を供給するための吸気通路(吸気管)51を備えている。吸気通路51は、上流から下流(外部からエンジン本体3)に向けて、エアクリーナ52、ターボチャージャ53、インタークーラ54、吸気スロットル56、及びインテークマニホールド57を備えている。
エアクリーナ52は、大気中に含まれる粉塵等を分離し清浄な空気をエンジン本体3に供給するためのもので、吸気通路51の最上流に配置されている。
ターボチャージャ53は、エンジン本体3に圧縮された空気を供給するためのもので、吸気通路51にはコンプレッサ(図示せず)が設けられ、排気タービン(図示せず)は、後述するように、排気通路61に設けられている。そして、コンプレッサのコンプレッサホイール(図示せず)と、排気タービンのタービンホイール(図示せず)とが同軸に設けられ、タービンホイールがコンプレッサを駆動する。これにより、吸気通路51の空気(吸気)はコンプレッサで圧縮され、圧縮された空気はエンジン本体3に供給される(過給)。
インタークーラ54は、吸気通路51に導入され、ターボチャージャ53で圧縮された空気を冷却するためのもので、吸気通路51に導入され、ターボチャージャ53で圧縮された空気は、インタークーラ54を通過する際に冷却される。
吸気スロットル56は、エンジン本体3に供給する空気(吸気)の流量を調整し、エンジン21の出力を調整するためのもので、インタークーラ54とインテークマニホールド57との間に設けられている。
インテークマニホールド57は、各吸気ポート312に空気を分配する多気管であり、吸気通路51の下流に設けられ、端部(分岐側端部)が各吸気ポート312に接続されている。これにより、吸気通路51に供給された空気は、インテークマニホールド57で均等に分配され、各吸気ポート312に均等に供給される。
また、吸気通路51は、第1温度センサ511、酸素濃度センサ512、及び第2温度センサ513を備えている。
第1温度センサ511は、外部から吸入した空気の温度を計測するためのもので、エアクリーナ52の下流、エアクリーナ52とターボチャージャ(コンプレッサ)53との間に設けられている。
酸素濃度センサ512は、吸気ポート312に供給する空気に含まれる酸素の濃度を計測するためのもので、後述するEGR通路71の合流位置よりも下流であって、吸気スロットル56とインテークマニホールド57との間に設けられている。
第2温度センサ513は、吸気ポート312に供給する空気の温度を計測するためのもので、インテークマニホールド57に設けられている。
排気系統6は、エンジン本体3から排気ガスを排出するもので、エンジン本体3から外部に排気ガスを排出するための排気通路(排気管)61を備えている。排気通路61は、上流から下流(エンジン本体3から外部)に向けて、エキゾーストマニホールド62、排気タービン(ターボチャージャ53)、酸化触媒63、微粒子捕集フィルター(排気浄化装置)64、尿素水噴射インジェクター65、撹拌ミキサ66、及びSCR触媒67を備えている。
エキゾーストマニホールド62は、各排気ポート313から排出された排気ガスが集合する多気管であり、排気通路61の上流に設けられ、端部(分岐側端部)が各排気ポート313に接続されている。これにより、各排気ポート313からエキゾーストマニホールド62に排出された排気ガスは、エキゾーストマニホールド62で集合する。
排気タービン(図示せず)は、上述したように、ターボチャージャ53を構成するもので、排気通路61に設けられている。これにより、エンジン本体3から排出された排気ガスがタービンホイールを回転させ、コンプレッサを駆動するので、吸気通路51の空気(吸気)はコンプレッサで圧縮され、圧縮された空気はエンジン本体3に供給される(過給)。
酸化触媒(Diesel Oxidation Catalyst)63は、排気ガスに含まれる炭化水素(HC)を酸化するためのもので、ターボチャージャ53のタービンの直下流に設けられている。酸化触媒63は、円柱状に形成され、円筒の前後に円錐を組み合わせた形状に形成された第1触媒収容部68の上流側部分に収容されている。
微粒子捕集フィルター(Diesel Particulate Filter)64は、酸化触媒63を通過した排気ガスに含まれる微粒子(PM)(有害物質)を捕集(浄化)するためのもので、酸化触媒63の下流に設けられている。微粒子捕集フィルター64は、酸化触媒63と同一直径の円柱状に形成され、上述した第1触媒収容部68の下流側部分に収容されている。
尿素水噴射インジェクター65は、排気通路61の内部を流れる排気ガスに尿素水を供給(噴射)するための還元剤供給手段で、排気通路61のSCR触媒67の上流となる位置に設けられている。これにより、尿素水噴射インジェクター65から排気通路61に流れる排気ガスに噴射された尿素水は熱分解されてアンモニア(NH)となり、SCR触媒67に供給される。
撹拌ミキサ66は、尿素水噴射インジェクター65から排気通路61の内部に噴射された尿素水(熱分解されたアンモニアを含む)と排気通路61の内部に流れる排気ガスとの混合を促進するためのもので、排気通路61の内部、尿素水噴射インジェクター65とSCR触媒67との間に設けられている。撹拌ミキサ66は、排気ガスの流れに旋回成分を付加することにより、尿素水と排気ガスの混合を促進可能であり、例えば、排気ガスの流れ方向に対して傾斜する複数の静止翼により構成される。
SCR触媒67は、排気通路61に設けられ、エンジン本体3から排出された排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を選択的に還元する選択還元触媒で、本実施形態に係るSCR触媒67は、アンモニア(NH)を用いて窒素酸化物を選択的に還元する。また、本実施形態に係るSCR触媒67は、円柱状に形成され、円筒の前後に円錐を組み合わせた形状に形成された第2触媒収容部69に収容されている。
また、排気通路61は、酸素濃度センサ611、第1温度センサ612、第2温度センサ613、第3温度センサ614、第4温度センサ615、第1NOxセンサ616、第2NOxセンサ617、及びアンモニアセンサ618を備えている。
酸素濃度センサ611は、エンジン本体3から排出された排気ガスに含まれる酸素の濃度を計測するためのもので、ターボチャージャ(排気タービン)53の下流、排気タービンと酸化触媒63との間に設けられている。
第1温度センサ612は、酸化触媒63に流入する排気ガスの温度を計測するためのもので、第1触媒収容部68の入口側に設けられている。
第2温度センサ613は、酸化触媒63を通過した排気ガスの温度を計測するためのもので、酸化触媒63と微粒子捕集フィルター64との間となる第1触媒収容部68の中程に設けられている。
第3温度センサ614は、微粒子捕集フィルター64を通過した排気ガスの温度を計測するためのもので、第1触媒収容部68の出口側に設けられている。
第4温度センサ615は、SCR触媒67の温度を計測するためのもので、第2触媒収容部69の入口側に設けられている。
第1NOxセンサ616は、SCR触媒67に流入する排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)の濃度を計測するためのもので、SCR触媒67の上流、微粒子捕集フィルター64とSCR触媒67との間に設けられている。
第2NOxセンサ617は、SCR触媒67から排出された排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)の濃度を計測するためのもので、SCR触媒67の下流に設けられている。
アンモニアセンサ618は、SCR触媒67から排出された排気ガスに含まれるアンモニアの濃度を計測するためのもので、SCR触媒67の下流に設けられている。
排気再循環系統7は、エンジン本体3から排出された排気ガスの一部を吸気系統5に供給(再循環)するもので、排気系統6と吸気系統5とに跨がって設けられている。排気再循環系統7は、エキゾーストマニホールド62から分岐し吸気通路(吸気管)51に合流するEGR通路(排気再循環通路)71を備えている。これにより、排気系統6を流れる排気ガスの一部がEGR通路71を通り吸気通路51に導入される(排気再循環)。
EGR通路71には、上流側(排気系統6側)から下流側(吸気系統5側)に向けて順に、EGRクーラ72、及びEGRバルブ73を備えている。
EGRクーラ72は、EGR通路71に導入された排気ガスを冷却するためのもので、EGR通路71に導入された排気ガスは、EGRクーラ72を通過する際に冷却される。
EGRバルブ73は、排気再循環する排気ガスの流量を調整するためのもので、その開度により任意の流量の排気ガスがEGR通路71を通り吸気通路51に供給される。
ところで、上述した微粒子捕集フィルター64(排気浄化装置)は、微粒子(有害物質)を捕集することにより、微粒子が堆積され、排気ガスの通過性能が徐々に劣化する。これにより、微粒子捕集フィルター64に堆積された微粒子が閾値(所定量)を超えると、微粒子捕集フィルター64は再生する必要が生じる。
微粒子捕集フィルター64の再生は、エンジン21の運転中にポスト噴射することにより行われる。エンジン21の運転中にポスト噴射されると、エンジン本体3(燃焼室36)から排気通路61に未燃燃料が排出され、酸化触媒63で燃焼される。これにより、エンジン本体3(燃焼室36)から排出された排気ガスは加熱され、微粒子捕集フィルター64に堆積した微粒子は燃焼され、微粒子捕集フィルター64は再生される。したがって、微粒子捕集フィルター64の再生が完了するまで、エンジン21の運転を継続するとともにポスト噴射を継続することが求められる。
つぎに、図5から図7に基づいて、上述した微粒子捕集フィルター64(排気浄化装置)を再生するための制御装置8について説明する。尚、図5は、微粒子捕集フィルター64を再生するための制御装置8を示す模式図である。また、図6から図12は、再生時間と充電レベルとの関係を示す図であり、図13は、主噴射の噴射量及びポスト噴射の噴射量を説明するための概略図である。
図5に示すように、微粒子捕集フィルター64を再生するための各種制御は、制御装置(ECU(Electronic Control Unit))8により実現される。
制御装置8は、各種演算処理を実行するためのCPU(図示せず)、その制御に必要なプログラムやデータが記憶されたROM(図示せず)、CPUの演算結果が一時記憶されるRAM(図示せず)、及び外部との間で信号を入出力するための入・出力ポート(図示せず)を備えて構成される。これらは、図5に示すように、堆積量監視部81、再生要否判断部82、充電レベル監視部83、及び再生制御部84を構成する。
堆積量監視部81は、微粒子捕集フィルター64に堆積した微粒子の堆積量を監視するためのもので、任意の手段で計測又は推定された微粒子の堆積量を監視可能である。尚、微粒子の堆積量を計測等する手段は、例えば、微粒子捕集フィルター64の上流側と下流側とに設けられた圧力センサにより構成され、微粒子捕集フィルター64の上流側の圧力と下流側の圧力の圧力差により微粒子の堆積量が計測される。これにより、堆積量監視部81は、常に微粒子の堆積量を監視することができる。また、微粒子の堆積量を推定等する手段は、例えば、ハイブリッド自動車1の走行距離に基づいて推定するものでもよい。これによっても、堆積量監視部81は、常に微粒子の堆積量を監視することができる。
再生要否判断部82は、微粒子捕集フィルター64の再生の要否を判断するためのもので、堆積量監視部81で監視する微粒子の堆積量が閾値を超えた場合に微粒子捕集フィルター64の再生を要と判断する。
充電レベル監視部83は、駆動用バッテリー24の充電レベルを監視するためのもので、任意の手段で計測された充電レベルを監視可能である。駆動用バッテリー24の充電レベルは、例えば、SOC(State Of Charge)で評価され、例えば、駆動用バッテリー24の充放電電流を管理し、積算することにより求められる。これにより、充電レベル監視部83は、常にSOC(充電レベル)を監視することができる。
再生制御部84は、再生要否判断部82で再生が要と判断され、且つ、充電レベル監視部83で監視された充電レベル(SOC)が所定閾値未満、すなわち、再生開始の閾値未満である場合に、微粒子捕集フィルター64の再生が完了するまでEV走行を禁止し、エンジン21の運転中にインジェクター42にポスト噴射させるものである。
ここで、再生開始の閾値は、図6に示すように、微粒子捕集フィルター64の再生が終了するまでエンジン21の運転することで駆動用バッテリー24に電力を供給しても駆動用バッテリー24の充電レベルに余裕が残る充電レベル(満充電とならない充電レベル)である。本実施形態において、再生開始の閾値は、微粒子捕集フィルター64の再生が終了するまでシリーズ走行を継続することで駆動用バッテリー24に電力を供給した場合に駆動用バッテリー24の充電レベルが後述する第2閾値となる充電レベルである。尚、ここで想定するシリーズ走行における充電レベルは予め設定されたものであり、予め設定された充電レベルは走行時間(再生時間)と正比例の関係にある。これにより、予め設定された充電レベルは再生時間の経過に伴い徐々に増大する。したがって、充電レベルの増加率も設定されたものであり、予め設定された充電レベルの増加率は一定である。また、ここで想定するシリーズ走行における燃料噴射量は基準量であり、一燃焼サイクル中における主噴射(Main)の燃料噴射量は予め設定されたものであり(以下「主噴射基準量」という)、ポスト噴射の燃料噴射量は予め設定されたされたものである(以下「ポスト噴射基準量」という)(図13(a))。
また、再生制御部84は、図7に示すように、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)の増加率が予め設定された増加率よりも小である場合に、図13(b)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも増大させるとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも減少させるように構成されている。
また、再生制御部84は、図8に示すように、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)の増加率が予め設定された増加率よりも大である場合に、図13(c)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも減少させるとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大させるように構成されている。
また、再生制御部84は、図9に示すように、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が予め設定された充電レベルよりも低い場合に、図13(b)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも増大させるとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射量よりも減少させるように構成されている。
また、再生制御部84は、図10に示すように、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が予め設定された充電レベルよりも高い場合に、図13(c)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも減少させるとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大させるように構成されている。
また、再生制御部84は、図11に示すように、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が再生開始の閾値よりも低い第1の閾値よりもさらに低い場合に、図13(d)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量を主噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大させるとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量をポスト噴射基準量を減少させた量よりもさらに減少させるように構成されている。
ここで、第1の閾値は、EV走行からシリーズ走行に移行する際の閾値となる充電レベルである。
また、再生制御部84は、図12に示すように、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が再生開始の閾値よりも高い第2の閾値よりもさらに高い場合に、図13(e)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量を主噴射基準量を減少させた量よりも更に減少させるとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量をポスト噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大させるように構成されている。
ここで、主噴射(Main)をさらに減少させる燃料噴射量は、エンジン21が失火直前となる燃料噴射量である。
また、再生制御部84は、駆動用バッテリー24の消費電力が増大するように駆動用バッテリー24よって作動する電気機器の電力負荷を制御するように構成されている。具体的には、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が再生開始の閾値よりも高い第2の閾値よりもさらに高い場合に、空調装置(図示せず)、リヤデフォッガ(図示せず)等の駆動用バッテリー24によって作動する電気機器の電力負荷を増大するように構成されている。
つぎに、図14に基づいて、微粒子捕集フィルター64を再生するための制御手順を説明する。尚、図14は、微粒子捕集フィルター64を再生するための制御手順を示すフローチャートである。
図14に示すように、堆積量監視部81が微粒子捕集フィルター64に堆積した微粒子の堆積量を監視するとともに、充電レベル監視部83が駆動用バッテリー24のSOCを監視する(ステップS1,S2)。そして、堆積量監視部81で監視する微粒子の堆積量が閾値を超えた場合には、再生要否判断部82が微粒子捕集フィルター64の再生を要と判断する。
一方、再生制御部84は、再生要否判断部82で再生が要と判断され、且つ、充電レベル監視部83で監視された充電レベル(SOC)が閾値(再生開始の閾値)未満になると、微粒子捕集フィルター64の再生を開始する(ステップS3)。
そして、再生制御部84は、EV走行モードへの移行を禁止するとともに、エンジン21を始動し、エンジン21の運転中にインジェクターにポスト噴射(Post)を実行させる(ステップS4)。これにより、ハイブリッド自動車1は、高速走行などで大きな駆動力が必要となるとき以外は、シリーズ走行モードで走行することになる。
尚、微粒子捕集フィルター64の再生を目的としたシリーズ走行モードにおけるエンジン21の回転数は、微粒子捕集フィルター64の再生を早めるために、通常のシリーズ走行モードにおけるエンジン21の回転数よりも高く設定されることが望ましい。
これにより、インジェクター42から燃焼室36に燃料が噴射されるが、ポスト噴射(Post)された燃料は、燃焼室36における燃焼に寄与せず、未燃燃料として排気通路61に排出される。そして、排気通路61に排出された燃料(未燃燃料)は、酸化触媒63で燃焼され、燃焼室36から排出された排気ガスを加熱する。これにより、微粒子捕集フィルター64に堆積した微粒子は燃焼され、微粒子捕集フィルター64は再生される。
ところで、再生制御部84は、図7に示すように、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)の増加率が予め設定された増加率よりも小である場合に、図13(b)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも増大させるとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも減少させる。
また、再生制御部84は、図8に示すように、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)の増加率が予め設定された増加率よりも小である場合に、図13(c)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも減少させるとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大させる。
また、図14に示すように、再生制御部84は、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が予め設定された充電レベルよりも低い場合(図9参照)に(ステップS5:Yes)、図13(b)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量を主噴射基準量よりも増大させるとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量をポスト噴射基準噴射量よりも減少させる(ステップS6)。これにより、駆動用バッテリー24の再生開始後の充電レベル(SOC)が予め設定された充電レベルよりも低い場合には、燃焼室36で燃焼される燃料(主燃料)が増大するとともに、酸化触媒63で燃焼される燃料(未燃燃料)が減少する。これにより、燃焼室36における燃焼が促進され、駆動用バッテリー24の充電レベルが高められる。
一方、図14に示すように、再生制御部84は、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が予め設定された充電レベルよりも高い場合(図10参照)に(ステップS5:No)、図13(c)に示すように、主噴射(Post)の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも減少させるとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大させる(ステップS7)。これにより、駆動用バッテリー24の再生開始後の充電レベル(SOC)が予め設定された充電レベルよりも高い場合には、燃焼室36で燃焼される燃料(主燃料)が減少するとともに、酸化触媒63で燃焼される燃料(未燃燃料)が増大する。これにより、酸化触媒63における燃料の燃焼が促進され、微粒子捕集フィルター64の再生が早められる。
また、図14に示すように、再生制御部84は、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が再生開始の閾値よりも低い第1の閾値よりもさらに低い場合(図11参照)に(ステップS8:Yes)、図13(d)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量を主噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大させ、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量をポスト噴射基準量を減少させた量よりもさらに減少させる(ステップS9)。これにより、駆動用バッテリー24の充電レベル(SOC)が第1の閾値よりもさらに低い場合には、燃焼室36で燃焼される燃料(主燃料)が主噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大するとともに、酸化触媒63で燃焼される燃料が減少する。これにより、燃焼室36における燃料の燃焼が促進され、駆動用バッテリー24の充電が早められる。
一方、図14に示すように、再生制御部84は、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が再生開始の閾値よりも高い第2の閾値よりもさらに高い場合(図12参照)に(ステップS10:Yes)、図13(e)に示すように、主噴射(Main)の燃料噴射量が主噴射基準量を減少させた値よりもさらに減少し、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量がポスト噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大する(ステップS11)。これにより、駆動用バッテリー24の充電レベル(SOC)が第2の閾値よりもさらも高い場合には、燃焼室36で燃焼される燃料(主燃料)が主噴射基準量を減少させた量よりもさらに減少するとともに、酸化触媒63で燃焼される燃料が増大する。これにより、酸化触媒63における燃料の燃焼が促進され、微粒子捕集フィルターの再生が早められる。
そして、図14に示すように、微粒子捕集フィルター64の再生が終了すると(ステップS12:Yes)、再生制御部84は、EV走行モードへの移行の禁止を解除する(ステップS13)。これにより、ハイブリッド自動車1は、EV走行モードでの走行が可能となり、EV走行モード、シリーズ走行モード、又はパラレル走行モードのいずれか一つのモードで走行可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係るハイブリッド自動車1の制御装置8によれば、再生要否判断部82で微粒子捕集フィルター64の再生が要と判断され、且つ、充電レベル監視部83で監視された充電レベル(SOC)が閾値(再生開始の閾値)未満である場合に、微粒子捕集フィルター64の再生が完了するまでEV走行が禁止され、エンジン21の運転中にインジェクター42がポスト噴射(Post)を実行する。これにより、微粒子捕集フィルター64の再生が完了するまでEV走行が禁止され、エンジン21の運転中に排気通路61に未燃燃料が供給されるので、交通渋滞等により、車両の要求駆動力が制限されても、エンジン21の運転が継続され、微粒子捕集フィルター64を効率的に再生することができる。
また、ハイブリッド自動車1は、高速走行などで大きな駆動力が必要となるとき以外は、シリーズ走行モードで走行することになるので、微粒子捕集フィルター64を安定して再生することができる。
また、閾値(再生開始の閾値)は、微粒子捕集フィルター64の再生が終了するまでエンジン21を運転することでジェネレータ23から駆動用バッテリー24に電力を供給しても駆動用バッテリー24の充電レベル(SOC)に余裕が残る充電レベル(SOC)であるので、微粒子捕集フィルター64の再生が終了するまでエンジン21を運転することでジェネレータを23から駆動用バッテリー24に電力を供給しても駆動用バッテリー24の充電レベル(SOC)に余裕を残すことができる(満充電とならない)。
また、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)の増加率が予め設定された増加率よりも小である場合に、主噴射(Main)の燃料噴射量が予め設定された主噴射基準量よりも増大するとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量が予め設定されたポスト噴射基準量よりも減少するので、エンジン21により駆動されるジェネレータ23の発電量が増大し、充電レベルを高めることができる。
また、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)の増加率が予め設定された増加率よりも大である場合に、主噴射(Main)の燃料噴射量が予め設定された主噴射基準量よりも減少するとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量が予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大するので、微粒子捕集フィルター64の再生を早めることができる。
また、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が予め設定された充電レベルよりも低い場合に、主噴射(Main)の燃料噴射量が予め設定された主噴射基準量よりも増大するとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量が予め設定されたポスト噴射基準量よりも減少するので、エンジン21により駆動されるジェネレータ23の発電量が増大し、充電レベルを高めることができる。
また、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が予め設定された充電レベルよりも高い場合に、主噴射(Main)の燃料噴射量が予め設定された主噴射基準量よりも減少するとともに、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量が予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大するので、微粒子捕集フィルター64の再生を早めることができる。
また、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が再生開始の閾値よりも低い第1の閾値よりもさらに低い場合に、主噴射(Main)の燃料噴射量が主噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大し、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量がポスト噴射基準量を減少させた量よりもさらに減少するので、エンジン21により駆動されるジェネレータ23の発電量がさらに増大し、充電を早めることができる。
また、第1の閾値は、EV走行からシリーズ走行に移行する際の閾値となる充電レベルであるので、駆動用バッテリー24に電力が充電され、微粒子捕集フィルター64の再生後にEV走行することができる。
また、充電レベル監視部83で監視された再生開始後の充電レベル(SOC)が再生開始の閾値よりも高い第2の閾値よりもさらに高い場合に、主噴射(Main)の燃料噴射量が主噴射基準量を減少させた量よりもさらに減少し、ポスト噴射(Post)の燃料噴射量がポスト噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大するので、エンジン21により駆動されるジェネレータ23の発電量がさらに減少し、充電を遅らせるとともに、微粒子捕集フィルター64の再生を早めることができる。
また、主噴射(Main)をさらに減少させる燃料噴射量は、エンジン21が失火直前となる燃料噴射量であるので、駆動用バッテリー24が満充電になるのを遅らせることができる。
また、再生制御部84は、駆動用バッテリー24の消費電力が増大するように駆動用バッテリー24によって作動する電気機器の電力負荷を制御するので、駆動用バッテリー24が満充電になるのを遅らせることができる。
尚、上述した実施形態において、下り坂が続く場合等により、微粒子捕集フィルター64の再生中に駆動用バッテリー24が満充電になってしまった場合には、やむをえず微粒子捕集フィルター64の再生を中断することなる。この場合には、駆動用バッテリー24のSOCが閾値(再生開始の閾値)未満になってから再度微粒子捕集フィルター64の再生を開始する(再開)。
また、微粒子捕集フィルター64の再生(シリーズ走行)とEV走行とが短周期で繰り返されると、エンジンオイルのダイリューションの懸念が生じる。これにより、エンジン21は、EV走行からシリーズ走行に切り換わる際の閾値(SOC)よりも低い値(SOC)で始動する。また、一旦、微粒子捕集フィルター64の再生が中断された場合には、微粒子捕集フィルター64の通常の場合に再生を開始するSOCよりも低くなるように補正する。
また、微粒子捕集フィルター64の再生(シリーズ走行)時にSOCが通常よりも急激に高くなる傾向を示した場合やSOCが満充電に近づいている場合には、ハイブリッド自動車1に設けられた空調装置やグロー、リヤデフォッガ等の負荷に電力を供給し、電力を消費しながら微粒子捕集フィルター64の再生を継続することができる。
また、上述した実施形態では特に言及しなかったが、主噴射とポスト噴射は、微粒子捕集フィルター64が再生可能な所定温度を維持するようにフィードバック制御により制御されることが好ましい。
さらに、上述した実施形態において、ポスト噴射(Post)の噴射量を増大させる場合には、ポスト噴射の時期は進角側に補正して、エンジンオイルのダイリューションを抑制することが好ましい。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、上述した実施形態では、燃料噴射装置41が燃焼室36にポスト噴射(Post)することにより排気通路61に未燃燃料を供給するものとしたが、別途設けた未燃燃料供給装置が排気通路61に直接未燃燃料を供給するものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、微粒子(有害物質)を捕集する微粒子捕集フィルター64を再生するものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、窒素酸化物(NOx)(有害物質)を浄化するSCR触媒を再生するものとしてもよいし、ガソリンエンジンの排気系統に設けられる三元触媒を再生するものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、微粒子捕集フィルター64を再生するときにシリーズ走行モードとするものとしたが、シリーズ走行モードにおいて急速に満充電に近づけるバッテリーチャージモードにするものとしてもよい。
1 ハイブリッド自動車
2 動力源
21 エンジン
22 モータ
22A フロントモータ
22B リヤモータ
23 ジェネレータ
24 駆動用バッテリー
25 走行装置
26A フロントトランスアスクル
26B リヤトランスアスクル
27 燃料タンク
28A フロントモータ等コントロールユニット
28B リヤモータコントロールユニット
3 エンジン本体
31 シリンダブロック
311 シリンダ
312 吸気ポート
313 排気ポート
32 シリンダヘッド
33 クランクシャフト
34 ピストン
342 ピストンピン
35 コネクティングロッド
36 燃焼室
37 グロープラグ
4 燃料供給系統
41 燃料噴射装置
42 インジェクター
43 コモンレール
44 高圧燃料ポンプ
5 吸気系統
51 吸気通路
511 第1温度センサ
512 酸素濃度センサ
513 第2温度センサ
52 エアクリーナ
53 ターボチャージャ
54 インタークーラ
56 吸気スロットル
57 インテークマニホールド
6 排気系統
61 排気通路
611 酸素濃度センサ
612 第1温度センサ
613 第2温度センサ
614 第3温度センサ
615 第4温度センサ
616 第1NOxセンサ
617 第2NOxセンサ
618 アンモニアセンサ
62 エキゾーストマニホールド
63 酸化触媒
64 微粒子捕集フィルター
65 尿素水噴射インジェクター
66 撹拌ミキサ
67 SCR触媒
68 第1触媒収容部
69 第2触媒収容部
7 再循環系統
71 EGR通路
72 EGRクーラ
73 EGRバルブ
8 制御装置
81 堆積量監視部
82 再生要否判断部
83 充電レベル監視部
84 再生制御部

Claims (4)

  1. 内燃機関及び電動機を含む動力源と、
    前記内燃機関により駆動されて発電する発電機と、
    前記電動機に電力を供給するとともに、前記発電機で発電された電力が供給される走行用バッテリーと、
    前記内燃機関に付設された排気通路に未燃燃料を供給する未燃燃料供給装置と、
    前記排気通路に設けられ、前記排気通路に供給された未燃燃料で微粒子を燃焼再生する排気浄化装置と、
    を備え、
    少なくとも、
    前記走行用バッテリーに充電された電力で前記電動機を駆動する第1走行と、
    前記内燃機関により前記発電機を駆動し、前記発電機で発電された電力で前記電動機を駆動する第2走行と、
    を有するハイブリッド自動車の制御装置であって、
    前記排気浄化装置の再生の要否を判断する再生要否判断部と、
    前記走行用バッテリーの充電レベルを監視する充電レベル監視部と、
    前記再生要否判断部で前記排気浄化装置の再生が要と判断され、且つ、前記充電レベル監視部で監視された充電レベルが所定閾値未満である場合に、前記排気浄化装置の再生が完了するまで前記第1走行を禁止し、前記内燃機関の運転中に前記未燃燃料供給装置に未燃燃料を供給させる再生制御部と、
    を備え
    前記未燃燃料供給装置は、
    前記内燃機関の燃焼室への主噴射及び該主噴射後のポスト噴射を可能にする燃料供給装置で構成され、
    前記再生制御部は、
    前記充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルの増加率が予め設定された増加率よりも小である場合に、前記主噴射の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも増大させるとともに、前記ポスト噴射の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも減少させることを特徴とするハイブリッド自動車の制御装置。
  2. 内燃機関及び電動機を含む動力源と、
    前記内燃機関により駆動されて発電する発電機と、
    前記電動機に電力を供給するとともに、前記発電機で発電された電力が供給される走行用バッテリーと、
    前記内燃機関に付設された排気通路に未燃燃料を供給する未燃燃料供給装置と、
    前記排気通路に設けられ、前記排気通路に供給された未燃燃料で微粒子を燃焼再生する排気浄化装置と、
    を備え、
    少なくとも、
    前記走行用バッテリーに充電された電力で前記電動機を駆動する第1走行と、
    前記内燃機関により前記発電機を駆動し、前記発電機で発電された電力で前記電動機を駆動する第2走行と、
    を有するハイブリッド自動車の制御装置であって、
    前記排気浄化装置の再生の要否を判断する再生要否判断部と、
    前記走行用バッテリーの充電レベルを監視する充電レベル監視部と、
    前記再生要否判断部で前記排気浄化装置の再生が要と判断され、且つ、前記充電レベル監視部で監視された充電レベルが所定閾値未満である場合に、前記排気浄化装置の再生が完了するまで前記第1走行を禁止し、前記内燃機関の運転中に前記未燃燃料供給装置に未燃燃料を供給させる再生制御部と、
    を備え、
    前記未燃燃料供給装置は、
    前記内燃機関の燃焼室への主噴射及び該主噴射後のポスト噴射を可能にする燃料供給装置で構成され、
    前記再生制御部は、
    前記充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルの増加率が予め設定された増加率よりも大である場合に、前記主噴射の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも減少させるとともに、前記ポスト噴射の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも増大させる
    ことを特徴とするハイブリッド自動車の制御装置。
  3. 前記所定閾値は、前記排気浄化装置の再生が終了するまで前記内燃機関を運転することで前記発電機から前記走行用バッテリーに電力を供給しても前記走行用バッテリーの充電レベルに余裕が残る充電レベルであることを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド自動車の制御装置。
  4. 内燃機関及び電動機を含む動力源と、
    前記内燃機関により駆動されて発電する発電機と、
    前記電動機に電力を供給するとともに、前記発電機で発電された電力が供給される走行用バッテリーと、
    前記内燃機関に付設された排気通路に未燃燃料を供給する未燃燃料供給装置と
    前記排気通路に設けられ、前記排気通路に供給された未燃燃料で微粒子を燃焼再生する排気浄化装置と、
    を備え、
    少なくとも、
    前記走行用バッテリーに充電された電力で前記電動機を駆動する第1走行と
    前記内燃機関により前記発電機を駆動し、前記発電機で発電された電力で前記電動機を駆動する第2走行と、
    を有するハイブリッド自動車の制御装置であって、
    前記排気浄化装置の再生の要否を判断する再生要否判断部と、
    前記走行用バッテリーの充電レベルを監視する充電レベル監視部と、
    前記再生要否判断部で前記排気浄化装置の再生が要と判断され、且つ、前記充電レベル監視部で監視された充電レベルが所定閾値未満である場合に、前記排気浄化装置の再生が完了するまで前記第1走行を禁止し、前記内燃機関の運転中に前記未燃燃料供給装置に未燃燃料を供給させる再生制御部と、
    を備え
    前記未燃燃料供給装置は
    前記内燃機関の燃焼室への主噴射及び該主噴射後のポスト噴射を可能にする燃料供給装置で構成され、
    前記再生制御部は、
    前記充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルが予め設定された充電レベルよりも低い場合に、前記主噴射の燃料噴射量を予め設定された主噴射基準量よりも増大させるとともに、前記ポスト噴射の燃料噴射量を予め設定されたポスト噴射基準量よりも減少させ、
    前記充電レベル監視部で監視された再生開始後の充電レベルが前記所定閾値よりも低い第1の閾値よりもさらに低い場合に、前記主噴射の燃料噴射量を前記主噴射基準量を増大させた量よりもさらに増大させるとともに、前記ポスト噴射の燃料噴射量を前記ポスト噴射基準量を減少させた量よりもさらに減少させるハイブリッド自動車の制御装置であり、
    前記第1の閾値は、前記第1走行から前記第2走行に移行する際の閾値となる充電レベルであることを特徴とするハイブリッド自動車の制御装置。
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