JP6630826B2 - グリス交換方法およびグリス吸引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットに内蔵された減速機のグリスを交換するグリス交換方法およびこの方法を実施するために使用するグリス吸引装置に関する。
従来、産業用ロボットや工作機械などに装備されている減速機は、グリスで潤滑されている。このグリスは、定期的に交換される。グリスを交換するためには、例えば特許文献1に記載されているように、被潤滑部にグリスをグリスガンによって注入して行われている。特許文献1に開示されている被潤滑部は、密閉可能な歯車室である。
特許文献1に示すグリス交換方法は、被潤滑部の排出口に排出用チューブが接続されている状態で被潤滑部の潤滑油入口にグリスガンでグリスを注入することによって実施される。潤滑油入口にグリスが注入されることにより、グリスが被潤滑部内に注入され、被潤滑部内の古いグリスが排出口から押し出されて排出される。
特開2005−177914号公報
特許文献1に記載されたグリス交換方法では、古いグリスを充分に排出することができないという問題があった。このグリス交換方法において、全ての古いグリスを新しいグリスに交換するためには、新しいグリスで古いグリスをまんべんなく押し出す必要がある。しかし、特許文献1に記載されたグリス交換方法では、グリスを注入する潤滑油入口からグリスを排出する排出口までの古いグリスの中に新しいグリスの通り道が出来てしまい、通り道の周りの古いグリスを完全に排出することは難しい。また、排出口が十分な大きさでなかったり、古いグリスが固まって流れ難くなっていたりすると、新しいグリスを注入するときに歯車室の圧力が高くなり、被潤滑部を密閉するためのシールが破損されるおそれがある。
本発明の第1の目的は、古いグリスが排出され易いグリス交換方法を提供することである。また、本発明の第2の目的は、このグリス交換方法を容易に実施可能なグリス吸引装置を提供することである。
この第1の目的を達成するために、本発明に係るグリス交換方法は、被潤滑部材としての歯車を収容するケースの中に注入され、前記ケースの下部に前記ケースを貫通するように形成された下部貫通孔と、前記ケースの上部に前記ケースを貫通するように形成された上部貫通孔とが閉じられることにより密閉空間になる前記ケース内の歯車室で前記歯車を潤滑するグリスを交換するグリスの交換方法であって、前記上部貫通孔から前記歯車室内に加圧空気が供給される状態で前記下部貫通孔から前記歯車室内のグリスを吸引して前記ケースの外に排出する吸引ステップと、前記上部貫通孔を開放させた状態で前記下部貫通孔に新しいグリスを注入して前記歯車室内に新しいグリスを供給する注入ステップとによって実施する方法である。
本発明に係るグリス吸引装置は、被潤滑部材としての歯車を収容するケースの中に注入され、前記ケースの下部に前記ケースを貫通するように形成された下部貫通孔と、前記ケースの上部に前記ケースを貫通するように形成された上部貫通孔とが閉じられることにより密閉空間になる前記ケース内の歯車室で前記歯車を潤滑するグリスを、前記ケース内から吸引するグリス吸引装置であって、筒体およびこの筒体の両端をそれぞれ閉塞する壁を備えたシリンダ本体と、このシリンダ本体内を第1の気室と第2の気室とに仕切るピストンとを有するエアシリンダと、前記ピストンに設けられ、前記ピストンと前記シリンダ本体の一端側の壁との間隔が予め定めた距離より短くなることにより前記第1の気室と前記第2の気室とを連通し、前記間隔が前記予め定めた距離以上となることにより前記第1の気室と前記第2の気室との連通を遮断するように構成された弁と、前記シリンダ本体の一端側の壁に設けられ、前記第1の気室と前記第2の気室とのうちいずれか一方に負圧源を接続するための第1の接続部材と、前記シリンダ本体の他端側の壁に設けられ、前記ケースの前記下部貫通孔を前記第1の気室と前記第2の気室とのうち他方に接続するための第2の接続部材と、前記ケースの前記上部貫通孔から前記歯車室内に加圧空気を供給する加圧空気供給装置とを備え、前記上部貫通孔から前記歯車室内に加圧空気が供給されるとともに、前記下部貫通孔から前記歯車室内のグリスが前記第1の気室と前記第2の気室とのうち他方に吸引されるものである。
本発明によれば、吸引ステップで歯車室内の古いグリスがグリス注入口から吸引されて排出される。このとき排出口から歯車室内に空気が流入する。したがって、本発明によれば、歯車室内の圧力が過度に高くなることなく、古いグリスが排出されるから、古いグリスが排出され易いグリス交換方法を提供することができる。
また、本発明に係るグリス吸引装置によれば、歯車室のグリス注入口からシリンダ本体内にグリスを吸引し、このグリスをシリンダ本体内に貯留することができる。したがって、上述したグリス交換方法を容易に実施することが可能なグリス吸引装置を提供することができる。
図1は、第1の実施の形態によるグリス交換方法を実施するために使用するグリス交換装置の構成を示す正面図である。 図2は、第1の実施の形態によるグリス交換方法を説明するためのフローチャートである。 図3は、吸引用エアシリンダの断面図である。 図4は、吸引用エアシリンダの要部の断面図である。 図5は、吸引用エアシリンダの要部の断面図である。 図6は、注入用エアシリンダの断面図である。 図7は、接続継手の側面図である。 図8は、グリス注入時のグリス交換装置の構成を示す正面図である。 図9は、第2の実施の形態によるグリス交換方法を実施するために使用するグリス交換装置の構成を示す正面図である。 図10は、第2の実施の形態によるグリス交換方法を説明するためのフローチャートである。 図11は、第3および第4の実施の形態によるグリス交換方法を実施するために使用するグリス交換装置の構成を示す正面図である。 図12は、第3の実施の形態によるグリス交換方法を説明するためのフローチャートである。 図13は、第4の実施の形態によるグリス交換方法を説明するためのフローチャートである。
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係るグリス交換方法およびグリス吸引装置の一実施の形態を図1〜図8を参照して詳細に説明する。
図1に示すグリス交換装置1は、本発明に係るグリス交換方法を実施するための装置である。本発明のグリス交換方法は、図2のフローチャートに示すように、配管接続ステップS1と、吸引ステップS2と、吐出先変更ステップS3と、注入ステップS4と、配管切り離しステップS5と、グリス廃棄ステップS6などをこの順序で実施する方法である。
<グリス交換装置の構成>
このグリス交換方法を実施するグリス交換装置1は、図1に示すように、図1において最も上に描かれている制御ボックス2と、この制御ボックス2に後述する複数のエアチューブによって接続された第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4および1個の注入用エアシリンダ5などを備えている。
制御ボックス2は、第1の機能と第2の機能とを有している。第1の機能は、空気供給源6から供給された圧縮空気を後述する真空エジェクタ14,16に導いて真空エジェクタ14,16内に所定の圧力の負圧を発生させる機能である。第2の機能は、空気供給源6から供給された圧縮空気を後述するスピードコントローラ18,20に導いてスピードコントローラ18,20内に所定の圧力の正圧を発生させる機能である。空気供給源6の圧縮空気は、制御ボックス2の最上部に位置する圧縮空気用カプラプラグ7に高圧用エアチューブ8によって供給される。
<制御ボックスの構成>
制御ボックス2は、第1および第2のレギュレータ11,12を備えている。これらの第1および第2のレギュレータ11,12には、圧縮空気用カプラプラグ7から圧縮空気が導かれる。これらの第1および第2のレギュレータ11,12は、それぞれ調整用摘み11a,12aと圧力計11b,12bとを有し、圧縮空気用カプラプラグ7から導かれた圧縮空気を所定の圧力に減圧することができる。
第1のレギュレータ11には、第1の開閉弁13および第3の開閉弁15を介してそれぞれ第1の真空エジェクタ14および第2の真空エジェクタ16が接続されている。
第2のレギュレータ12には、第2の開閉弁17および第4の開閉弁19を介してそれぞれ第1のスピードコントローラ18および第2のスピードコントローラ20が接続されている。第1〜第4の開閉弁13,15,17,19は、それぞれ人為的に開閉状態が切替えられる。
第1および第2の真空エジェクタ14,16は、第1のレギュレータ11側から供給された正圧の空気を利用して負圧を発生させる装置である。負圧は、正圧の空気が第1および第2の真空エジェクタ14,16内のノズル(図示せず)で絞られてディフューザ(図示せず)へ高速で噴出する過程で発生する。この実施の形態においては、これらの第1および第2の真空エジェクタ14,16が本発明でいう「負圧源」に相当する。第1の真空エジェクタ14は、真空用フィルタ(図示せず)を介して第1の吸引用カプラプラグ21から空気を吸引する。図1に示すように、第1の吸引用カプラプラグ21は、第1のエアチューブ22を介して第1の吸引用エアシリンダ3のカプラソケット23に接続することができる。
第2の真空エジェクタ16は、真空用フィルタ(図示せず)を介して第2の吸引用カプラプラグ24から空気を吸引する。図1に示すように、第2の吸引用カプラプラグ24は、第2のエアチューブ25を介して第2の吸引用エアシリンダ4のカプラソケット26に接続することができる。
第1および第2のスピードコントローラ18,20は、第2のレギュレータ12側から供給された正圧の空気の流量を絞り(図示せず)によって調整する装置である。第1のスピードコントローラ18を通過した正圧の空気(以下においては、この正圧の空気を単に「加圧空気」という)は、第1の吐出用カプラソケット27から吐出される。図1に示すように、第1の吐出用カプラソケット27は、第3のエアチューブ28を介して後述する第1の歯車室31の第1の上部貫通孔32に接続することができる。
第2のスピードコントローラ20を通過した正圧の空気(以下においては、この正圧の空気を単に「加圧空気」という)は、第2の吐出用カプラソケット33から吐出される。図1に示すように、第2の吐出用カプラソケット33は、第4のエアチューブ35を介して後述する第2の歯車室36の第2の上部貫通孔37に接続することができる。この実施の形態においては、第1および第2のスピードコントローラ18,20を有する制御ボックス2が本発明でいう「加圧空気供給装置」に相当する。
制御ボックス2の最も下には、ドレン排出用バルブ38が設けられている。
<エアシリンダの構成>
第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4と注入用エアシリンダ5は、軸線が上下方向を指向する状態で水平方向に並べられており、連結部材40によって互いに連結されている。この実施の形態においては、第1の吸引用エアシリンダ3と第2の吸引用エアシリンダ4の間に注入用エアシリンダ5が配置されている。
第1の吸引用エアシリンダ3と第2の吸引用エアシリンダ4は同一の構成を有する。このため、以下において、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4の構成の説明は、第1の吸引用エアシリンダ3についてのみ行う。
<第1および第2の吸引用エアシリンダの構成>
第1の吸引用エアシリンダ3は、図3に示すように、シリンダ本体41と、このシリンダ本体41の中に移動自在に配置されたピストン42とによって構成されている。図3はピストン42が中間位置に位置している状態を示す。シリンダ本体41は、ピストン42が移動自在に嵌合する円筒体43と、この円筒体43の上端部を閉塞する上蓋44と、円筒体43の下端部を閉塞する下蓋45とによって構成されている。シリンダ本体41内は、ピストン42によって、上側に位置する第1の気室46と、下側に位置する第2の気室47とに仕切られている。この実施の形態においては、第1の気室46が本発明でいう「一方」の気室に相当し、第2の気室47が本発明でいう「他方」の気室に相当する。
円筒体43は、透明なプラスチック材料によって円筒状に形成されている。この実施の形態による円筒体43の外周面には、内部に溜められたグリスの量を測定するために目盛り48(図1参照)が設けられている。この円筒体43の中心線C(図3参照)は、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4の軸線に相当する。この実施の形態においては、この円筒体43が本発明でいう「円筒部」に相当する。
上蓋44および下蓋45は、それぞれ円板状に形成されており、円筒体43の開口部内に嵌合する凸部44a,45aを有している。上蓋44と下蓋45は、それぞれ凸部44a,45aが円筒体43に嵌合した状態で接着剤(図示せず)によって円筒体43に固着されている。上蓋44の凸部44aの外周部には、上蓋44と円筒体43との間をシールするための第1のシール部材51が設けられている。下蓋45の凸部45aには、下蓋45と円筒体43との間をシールするための第2のシール部材52が設けられている。この実施の形態においては、上蓋44が本発明でいう「シリンダ本体の一端側の壁」に相当し、下蓋45が本発明でいう「シリンダ本体の他端側の壁」に相当する。
上蓋44には、貫通孔53が穿設されている。この貫通孔53には、第1または第2のエアチューブ22,25を接続するためのカプラソケット23(第2の吸引用エアシリンダ4においてはカプラソケット26)が取付けられている。このカプラソケット23の取付用の管状ねじ部23aは、第1の気室46に連通されている。この実施の形態においては、このカプラソケット23,26が本発明でいう「第1の接続部材」に相当する。
下蓋45には、第2の気室47とシリンダ本体41の外とを連通するための連通穴54が形成されている。この連通穴54の外側の開口部分にはエルボ55と開閉弁56とを介してカプラプラグ57が接続されている。
このカプラプラグ57は、図1に示すように、グリス吸引時に第1または第2のグリス吸引用チューブ58,59が接続される。図1に示すように、第1のグリス吸引用チューブ58は、第1の吸引用エアシリンダ3のカプラプラグ57と第1の歯車室31の第1の下部貫通孔61とを接続する。図1に示すように、第2のグリス吸引用チューブ59は、第2の吸引用エアシリンダ4のカプラプラグ57と第2の歯車室36の第2の下部貫通孔62とを接続する。この実施の形態においては、エルボ55と、開閉弁56とカプラプラグ57とが本発明でいう「第2の接続部材」に相当する。
下蓋45の軸心部には、図3に示すように、ガイドロッド63が設けられている。ガイドロッドは、ピストン42の軸心部を貫通し、ピストン42を移動自在に支持している。ガイドロッド63は、円筒体43と同一軸線上に位置付けられている。このガイドロッド63の下端は下蓋45に固定され、上端は、上蓋44を貫通してロックナット64によって上蓋44に固定されている。上蓋44におけるガイドロッド63が貫通する部分には、ガイドロッド63との間をシールするための第3のシール部材65が設けられている。
<ピストンの構成>
ピストン42は、円板状に形成されている。ピストン42の外周部には、円筒体43との間をシールするために第4のシール部材66が設けられている。ピストン42の軸心部には貫通孔42aが形成されている。ガイドロッド63は、この貫通孔42aに嵌合状態で通されている。貫通孔42aの孔壁面には、ガイドロッド63との間をシールするために第5のシール部材67が設けられている。
また、ピストン42は、チェック弁71を備えるとともに、ハンドル用ロッド72(図1参照)が取付けられている。チェック弁71は、ピストン42に形成された連通路73(図3参照)を開閉するためのものである。連通路73は、ピストン42を第1の吸引用エアシリンダ3の軸線方向に貫通し、第1の気室46と第2の気室47とを連通している。
<チェック弁の構成>
チェック弁71は、ピストン42を貫通する軸部74と、この軸部74における第2の気室47側の端部に固定された円板状の弁体75と、軸部74を上方に向けて付勢する圧縮コイルばね76などによって構成されている。弁体75は、この圧縮コイルばね76のばね力によってピストン42に押し付けられており、軸部74に外力が加えられていない状態において、連通路73における第2の気室47側を閉塞する。弁体75が連通路73を閉塞することにより、チェック弁71が第1の気室46と第2の気室47との連通を遮断する。
軸部74は、ピストン42の最も高い部分より上に突出している。このため、ピストン42が図3に示す位置から上昇し、図4に示すように、ピストン42の上端42bと上蓋44との間隔が予め定めた距離Dに達した状態で軸部74の上端74aが上蓋44に接触する。このため、チェック弁71は、図5に示すように、ピストン42が図4に示した位置から上昇することにより(上記間隔が距離Dより短くなることにより)開く。チェック弁71が開くことにより連通路73によって第1の気室46と第2の気室47とが連通される。この実施の形態においては、このチェック弁71が本発明でいう「弁」に相当する。
ハンドル用ロッド72は、図1に示すように、第1の吸引用エアシリンダ3の軸線と平行に延びる2本のロッド本体72aと、これらのロッド本体72aの上端どうしを接続する取っ手72bとによって構成されている。ロッド本体72aの下端はピストン42に固定されている。ロッド本体72aの他端側は、上蓋44を貫通してシリンダ本体41の外に突出している。
<注入用エアシリンダの構成>
注入用エアシリンダ5は、新しいグリスを第1および第2の歯車室31,36内に注入するための装置である。この実施の形態による注入用エアシリンダ5は、図6に示すように、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4とは主にピストンの構成が異なるだけで、その他は同等に形成されている。このため、注入用エアシリンダ5において、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4に用いられているものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
注入用エアシリンダ5のピストン81は、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4のチェック弁71とハンドル用ロッド72に相当する部材を備えていない。また、注入用エアシリンダ5の上蓋44には、カプラプラグ82と取っ手83が取り付けられている。カプラプラグ82は第1の気室46に接続されている。
この実施の形態によるグリス交換装置1は、図1に示すように、第1および第2の歯車室31,36に接続して使用される。この実施の形態によるグリス交換装置1は、第1および第2の歯車室31,36において同時にグリスの吸引を行うことができる。
第1および第2の歯車室31,36は、詳細には図示してはいないが、産業用ロボットや工作機械などの歯車式減速機を収容するケース84によって形成されている。
ケース84には、第1および第2の歯車室31,36内にグリスを注入するための第1および第2の下部貫通孔61,62と、第1および第2の歯車室31,36内のグリスを排出するための第1および第2の上部貫通孔32,37とが形成されている。第1および第2の下部貫通孔61,62は、ケース84の下部に形成されている。第1および第2の下部貫通孔61,62は、通常は、グリスニップル(図示せず)着脱可能に取付けられており、このグリスニップルによって閉塞されている。
第1および第2の上部貫通孔32,37は、ケース84の上部に形成されている。第1および第2の歯車室31,36内の空気古いグリスは、後述する注入ステップS4でグリスが注入される時に第1および第2の上部貫通孔32,37から排出される。
第1および第2の上部貫通孔32,37は、通常は栓部材(図示せず)が着脱可能に取付けられており、この栓部材によって閉塞されている。
第1および第2の歯車室31,36は、第1および第2の上部貫通孔32,37と第1および第2の下部貫通孔61,62とが閉じられることにより密閉空間になる。第1および第2の歯車室31,36には、被潤滑部材としての歯車85が収容されている。この第1および第2の歯車室31,36内には、所定量のグリスが注入される。
<グリス交換方法の構成>
次に、本発明に係るグリス交換方法を図2に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。本発明に係るグリス交換方法は、先ず、配管接続ステップS1から実施される。配管接続ステップS1においては、図1に示すように、第1の吸引用エアシリンダ3のカプラソケット23を第1のエアチューブ22によって制御ボックス2の第1の吸引用カプラプラグ21に接続する。そして、第1の吸引用エアシリンダ3のカプラプラグ57を第1のグリス吸引用チューブ58によって第1の歯車室31の第1の下部貫通孔61に接続する。
また、第2の吸引用エアシリンダ4のカプラソケット26を第2のエアチューブ25によって制御ボックス2の第2の吸引用カプラプラグ24に接続する。そして、第2の吸引用エアシリンダ4のカプラプラグ57を第2のグリス吸引用チューブ59によって第2の歯車室36の第2の下部貫通孔62に接続する。第1および第2のグリス吸引用チューブ58,59を第1および第2の下部貫通孔61,62に接続するにあたっては、第1および第2の下部貫通孔61,62に取付けられているグリスニップルの代わりに専用の継手(図示せず)を接続する。このように専用の継手を使用する理由は、グリスの流出を規制するグリスニップルとはグリスの流れる方向が反対だからである。
さらに、制御ボックス2の第1の吐出用カプラソケット27に第3のエアチューブ28の一端部を接続し、この第3のエアチューブ28の他端部を、後述する接続継手86を介して第1の歯車室31の第1の上部貫通孔32に接続する。また、制御ボックス2の第2の吐出用カプラソケット33に第4のエアチューブ35の一端部を接続し、この第4のエアチューブ35の他端部を、接続継手86を介して第2の歯車室36の第2の上部貫通孔37に接続する。
接続継手86は、図7に示すように、先端部に複数の孔87が形成されている継手である。これらの孔87は、接続継手86の軸線方向から見て中心部の空気穴88から放射状に延びている。これらの孔87は、空気穴88に接続される一端と、接続継手86の外面に開口する他端とが接続継手86の長手方向に離間するように傾斜している。孔87の他端は、一端より接続継手86の先端側に位置している。
このように各種のエアチューブの配管作業が行われることにより配管接続ステップS1が終了し、第1または第2の吸引用エアシリンダ3,4を含むグリス吸引装置91が制御ボックス2に接続される。この実施の形態によるグリス吸引装置91は、第1または第2の吸引用エアシリンダ3,4と、チェック弁71と、第1または第2の吸引用エアシリンダ3,4に設けられているカプラソケット23,26と、エルボ55、開閉弁56およびカプラプラグ57などによって構成されている。
このように配管接続ステップS1が終了した後、吸引ステップS2が実施される。
<吸引ステップの説明>
この実施の形態による吸引ステップS2は、図2に示すように、グリス吸引ステップS2Aと、加圧空気供給ステップS2Bとによって構成されている。これらのステップS2A,S2Bは、制御ボックス2の第1〜第4の開閉弁13,15,17,19をそれぞれ開状態とすることにより開始される。第1の開閉弁13および第3の開閉弁15が開くことにより、グリス吸引ステップS2Aが開始される。すなわち、第1および第2の真空エジェクタ14,16で負圧が生じ、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4のそれぞれの第1の気室46から空気が吸引される。第2の開閉弁17および第4の開閉弁19が開くことにより、加圧空気供給ステップS2Bが開始され、加圧空気が第1および第2の歯車室31,36の第1および第2の上部貫通孔32,37に供給される。この加圧空気は、接続継手86の複数の孔87を通過して、第1および第2の上部貫通孔32,37からそれぞれ第1および第2の歯車室31,36内で複数の方向に向けて放射状に吹き出す。
第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4の第1の気室46から空気が吸い出されると、ピストン42が上昇し、第1および第2のグリス吸引用チューブ58,59内の空気が第2の気室47内に吸い出されるとともに、第1および第2の歯車室31,36内の古いグリスが空気とともに第1および第2のグリス吸引用チューブ58,59に吸い込まれる。
ピストン42は、図5に示すように、その上端42bが上蓋44に当接することによって停止する。この状態においては、チェック弁71が開き、第2の気室47内の空気が連通路73を通って第1の気室46内に吸い込まれる。このため、第1および第2の歯車室31,36内の古いグリスが空気とともに第1および第2のグリス吸引用チューブ58,59を通って第2の気室47に吸い出される。このときには、第1および第2の上部貫通孔32,37から加圧空気が供給されているために、古いグリスが加圧空気によって押されるようにして第1および第2のグリス吸引用チューブ58,59に流入する。この吸引ステップS2を実施するときは、第1および第2の歯車室31,36内の減速機を僅かに動作させることによって、空気の流れる経路が変わり、古いグリスを多く吸い出すことが可能になる。
吸引ステップS2は、吸い出される古いグリスがなくなるまで継続して実施される。第2の気室47の中はシリンダ外から視認できるから、古いグリスが吸い出されなくなったことを容易に確認することができる。
古いグリスが吸い出されなくなった後、制御ボックス2の第1〜第4の開閉弁13,15,17,19を閉状態として吸引ステップS2を終了する。このように吸引ステップS2が終了した後、吐出先変更ステップS3が実施される。なお、この吐出先変更ステップS3が実施される以前に、注入用エアシリンダ5の第2の気室47に新しいグリスを充填しておく。
<吐出先変更ステップの説明>
この吐出先変更ステップS3においては、図8に示すように、注入用エアシリンダ5の上蓋44側のカプラプラグ82を制御ボックス2の第1または第2の吐出用カプラソケット27,33に第3または第4のエアチューブ28,35によって接続する。図8は、カプラプラグ82を第3のエアチューブ28によって第1の吐出用カプラソケット27に接続した状態で描いてある。なお、第1および第2のエアチューブ22,25は、吸引ステップS2でしか使用しないために、この吐出先変更ステップS3で取外すことができる。
また、この吐出先変更ステップS3においては、注入用エアシリンダ5の下蓋45側のカプラプラグ57をグリス注入用チューブ92によって、第1の歯車室31と第2の歯車室36とのうちいずれか一方の歯車室の下部貫通孔61,62に接続する。第1および第2の歯車室31,36の第1および第2の上部貫通孔32,37は、接続継手86を外して大気開放状態とする。
このようにエアチューブの接続状態を変えた後に注入ステップS4が実施される。
<注入ステップの説明>
注入ステップS4は、制御ボックス2の第2の開閉弁17と第4の開閉弁19とのうち、注入用エアシリンダ5に接続されている開閉弁(図8においては第2の開閉弁17)を開状態とすることにより実施される。この開閉弁が開くことにより、加圧空気が注入用エアシリンダ5の第1の気室46に供給され、この空気の圧力でピストン42が押し下げられて第2の気室47から新しいグリスが流出する。このグリスは、グリス注入用チューブ92を通って第1または第2の歯車室31,36内に注入される。
新しいグリスの注入量は、第1または第2の吸引用エアシリンダ3,4に吸い出された古いグリスと同等とすることが望ましい。この注入量は、注入用エアシリンダ5の円筒体43に設けられている目盛り48を使用して容易に測ることができる。このようにグリスの注入が終了した後、制御ボックス2の開閉弁(図8においては第2の開閉弁17)を閉状態とする。その後、グリス注入用チューブ92の接続先を第1の歯車室31と第2の歯車室36とのうち他方の歯車室の下部貫通孔に変更する。そして、制御ボックスの開閉弁を再び開状態とし、他方の歯車室に新しいグリスを注入する。
他方の歯車室に所定量の新しいグリスが注入された後、配管切り離しステップS5が実施される。
<配管切り離しステップの説明>
配管切り離しステップS5においては、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4と注入用エアシリンダ5とから全てのエアチューブが外される。また、この配管切り離しステップS5において、第1および第2の歯車室31,36の第1および第2の下部貫通孔61,62にグリスニップル(図示せず)が取付けられるとともに、第1および第2の上部貫通孔32,37に栓部材(図示せず)が取付けられる。
<グリス廃棄ステップの説明>
第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4と注入用エアシリンダ5は、次のグリス廃棄ステップS6で作業者によってグリス廃棄場所まで運搬される。この運搬は、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4の取っ手72bや注入用エアシリンダ5の取っ手83を手で把持して行うことができる。
グリス廃棄ステップS6は、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4の下蓋45側のカプラプラグ57にグリス排出用パイプ(図示せず)を接続するとともに、上蓋44側のカプラソケット23,26に加圧空気を供給するか、作業者がハンドル用ロッド72を押し下げて行われる。このような手順でグリス吸引装置91を操作することによって、ピストン42が押し下げられ、第2の気室47から古いグリスがグリス排出用パイプに排出される。
<実施の形態による効果>
上述したように実施されるグリス交換方法によれば、吸引ステップS2で第1または第2の歯車室31,36内の古いグリスが第1または第2の下部貫通孔61,62から吸引されて排出される。このとき第1および第2の上部貫通孔32,37から第1または第2の歯車室31,36内に空気が流入する。したがって、この実施の形態によれば、第1または第2の歯車室31,36内の圧力が過度に高くなることなく、古いグリスが排出されるから、古いグリスが排出され易いグリス交換方法を提供することができる。
この実施の形態による吸引ステップS2は、第1および第2の歯車室31,36内に第1および第2の上部貫通孔32,37から加圧空気が供給される状態で実施される。このため、第1および第2の歯車室31,36内の古いグリスを加圧空気によって押し出すことが可能になるから、古いグリスがより一層排出され易いグリス交換方法を提供できる。
この実施の形態による吸引ステップS2においては、加圧空気が第1および第2の上部貫通孔32,37から第1および第2の歯車室31,36内の複数の方向に向けて吹き出される。このため、加圧空気が歯車室内の広範囲にわたって供給されるから、加圧空気の圧力が伝わる古いグリスの量が多くなる。したがって、古いグリスの排出量が更に多くなるグリス交換方法を提供できる。
この実施の形態によるグリス吸引装置91においては、負圧源としての第1または第2の真空エジェクタ14,16から第1の気室46に負圧が導入されることにより、ピストン42が上昇し、第1および第2の歯車室31,36側から空気やグリスが吸引される。
ピストン42の上昇に伴ってチェック弁71が開き、第1および第2の歯車室31,36内の古いグリスが空気とともに第2の気室47内に吸引される。第2の気室47内に吸引された古いグリスは、ピストン42を含めて第2の気室47の壁に付着し、第2の気室47内に貯留される。この古いグリスは、ピストン42が上記とは逆方向に移動することによって、第2の気室47から排出される。
このため、この実施の形態によるグリス吸引装置91によれば、古いグリスを一時的に貯留する機能と、古いグリスを排出する機能とを有しているから、作業者が古いグリスに触ることなく第1および第2の歯車室31,36内のグリスを交換することが可能になる。
この実施の形態によるピストン42は、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4の軸線と平行なハンドル用ロッド72を有している。このハンドル用ロッド72は、シリンダ本体41の一端側に位置する上蓋44を貫通してシリンダ本体41の外に突出し、突出側端部に取っ手72bを有している。
このため、この実施の形態においては、ハンドル用ロッド72の取っ手72bを作業者が把持して第1、第2の吸引用エアシリンダ3,4および注入用エアシリンダ5を運ぶことができる。また、ハンドル用ロッド72をシリンダ本体41内に押し込むことによって、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4内の古いグリスが第2の気室47から排出される。
したがって、この実施の形態によれば、古いグリスを破棄するときの作業が容易なグリス吸引装置を提供できる。
この実施の形態による第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4のピストン42が嵌合する円筒体43は、透明な材料によって形成されている。このため、第1および第2の歯車室31,36から吸引された古いグリスを目視することができるから、吸引作業の終了時期を作業者が容易に判断することができる。したがって、吸引作業が不必要に長くなることを防ぐことができるから、グリス交換を効率よく行うことが可能になる。
<第2の実施の形態>
本発明に係るグリス交換方法は、歯車室内の古いグリスの粘度が低下して吸引され易くなるように、このグリスの温度が上昇する処理を施しながら実施することができる。この処理を行う形態を図9および図10によって説明する。図9および図10において、図1〜図8によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図9に示すグリス交換装置101は、図1に示したグリス交換装置1とは加圧空気を供給する構成が異なり、その他の構成が同一のものである。このグリス交換装置101においては、第1および第2の歯車室31,36に加圧空気を供給する第3および第4のエアチューブ28,35の途中に加圧空気を加熱するためのヒーター102がそれぞれ設けられている。
このヒーター102は、給電されることにより温度が上昇し、第3および第4のエアチューブ28,35の中を通る加圧空気を所定の温度まで加熱する。温度が上昇した加圧空気が第1および第2の歯車室31,36に供給され、古いグリスに吹き掛けられることにより、このグリスの温度が上昇する。なお、グリスの温度は、加圧空気の流入に起因して第1および第2の歯車室31,36の温度が上昇することによっても上昇する。一般的に、グリスは、温度が約20℃程度となる状態で流動性が高くなることが知られている。このため、ヒーター102としては、グリスが20℃程度まで昇温するように加圧空気を加熱できるものが用いられている。
このようにヒーター102を使用する場合のグリス交換方法を図10によって説明する。この実施の形態によるグリス交換方法は、図2に示したグリス交換方法とは異なり、ヒーター102を使用しながら加圧空気を供給する吸引ステップS21を有している。このグリス交換方法において、吸引ステップS21を除く他のステップの実施内容は、図2に示したグリス交換方法と同一である。この実施の形態による吸引ステップS21は、加熱ステップS2Cを有している。この加熱ステップS2Cは、加圧空気供給ステップS2Bに含まれており、加圧空気が供給される行程で常に実施される。加熱ステップS2Cにおいては、ヒーター102に給電され、上述したように加圧空気が予め定めた所定の温度に加熱される。
この実施の形態で示すように加熱された加圧空気が第1および第2の歯車室31,36に供給されることにより、第1および第2の歯車室31,36内の古いグリスの温度が上昇して粘度が低下するから、このグリスが吸引され易くなる。
したがって、この実施の形態によれば、古いグリスがより一層排出され易くなるから、グリス交換の効率が高いグリス交換方法を提供することができる。
<第3の実施の形態>
本発明に係るグリス交換方法は、歯車室内の古いグリスを吸引され易くなるように溶かす処理を施すことができる。この処理を行う形態を図11および図12によって説明する。図11および図12において、図1〜図8によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図11に示すグリス交換装置111は、図1に示したグリス交換装置1とは加圧空気を供給する構成が異なり、その他の構成が同一のものである。このグリス交換装置111においては、第1および第2の歯車室31,36に加圧空気を供給する第3および第4のエアチューブ28,35の途中に溶剤供給装置112が接続されている。
溶剤供給装置112は、第3および第4のエアチューブ28,35の途中に連通パイプ113,114によって下流端が接続された開閉弁115と、この開閉弁115の上流端に接続された溶剤タンク116とを備えている。溶剤タンク116には、グリスが溶解する溶剤117が溜められている。この溶剤117は、開閉弁115が開くことによって連通パイプ113,114を通って第3および第4のエアチューブ28,35の中に流入する。この実施の形態においては、溶剤117が重力で第3および第4のエアチューブ28,35に流入し、さらに、これらのチューブ28,35を通って第1および第2の歯車室31,36に流入する。
このように溶剤117を使用する場合のグリス交換方法を図12によって説明する。この実施の形態によるグリス交換方法は、図2に示したグリス交換方法とは異なり、グリスを溶剤117で溶かした状態で吸引する吸引ステップS22を有している。このグリス交換方法において、吸引ステップS22を除く他のステップの実施内容は、図2に示したグリス交換方法と同一である。
この実施の形態による配管接続ステップS1は、溶剤供給装置112が接続された第3および第4のエアチューブ28,35を使用して実施される。
この実施の形態による吸引ステップS22は、図12に示すように、溶解ステップP1と、グリス吸引ステップS2Aと、加圧空気供給ステップS2Bとを有している。溶解ステップP1は、溶剤注入ステップP2と、減速機作動ステップP3と、保持ステップP4とによって構成されている。この溶解ステップP1においては、先ず溶剤注入ステップP2が実施され、その後、減速機作動ステップP3と保持ステップP4とがこの順序で実施される。溶剤注入ステップP2は、開閉弁115を開くことにより開始される。なお、開閉弁115は、第3および第4のエアチューブ28,35に加圧空気が供給されていない状態で開かれる。
溶剤注入ステップP2においては、溶剤117が溶剤タンク116から連通パイプ113,114を通って第3および第4のエアチューブ28,35に注入される。この溶剤117は、第3および第4のエアチューブ28,35から第1および第2の歯車室31,36に流入する。このときの溶剤117の流量は、第1および第2の歯車室31,36の内部が溶剤117で満たされる程度の流量である。第1および第2の歯車室31,36内が溶剤117で満たされることにより、第1および第2の歯車室31,36内の古いグリスが溶けて流動可能な状態になる。
減速機作動ステップP3においては、第1および第2の歯車室31,36内の減速機が予め定めた時間だけ動作する。このように減速機が動作することによって、減速機の被潤滑部の略全域において古いグリスが溶剤117で溶けるようになる。
保持ステップP4においては、第1および第2の歯車室31,36内に溶剤117が注入されている状態を予め定めた時間だけ保持する。この保持ステップP4が実施されているときに第1および第2の歯車室31,36内の古いグリスが溶剤117で溶け、このグリスの状態が液状あるいは流動性に富む状態になる。このような状態のグリスは、次のグリス吸引ステップS2Aで吸引され易い。
したがって、この実施の形態によれば、古いグリスがより一層排出され易くなるから、グリス交換の効率が高いグリス交換方法を提供することができる。
<第4の実施の形態>
歯車室内のグリスを溶剤で溶かす処理を行うグリス交換方法は、図13に示すように実施することができる。図13において、図1〜図8および図11によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
この実施の形態によるグリス交換方法は、図11に示したグリス交換装置111を使用して実施することができる。なお、このグリス交換方法を効率よく行うためには、このグリス交換装置111の溶剤供給装置112に溶剤ポンプ(図示せず)を接続することが望ましい。この溶剤ポンプは、第3および第4のエアチューブ28,35内の加圧空気の圧力に抗して溶剤117を連通パイプ113,114から第3および第4のエアチューブ28,35の中に送り込む。。
この実施の形態によるグリス交換方法は、図2に示したグリス交換方法とは異なり、加圧空気と溶剤とを同時に第1および第2の歯車室31,36に供給する吸引ステップS23を有している。このグリス交換方法において、吸引ステップS23を除く他のステップの実施内容は、図2に示したグリス交換方法と同一である。
この実施の形態による吸引ステップS23は、溶解ステップS2Dを有している。この溶解ステップS2Dは、加圧空気供給ステップS2Bに含まれており、加圧空気が供給される行程で常に実施される。溶解ステップS2Dにおいては、グリスが溶ける溶剤117が第3および第4のエアチューブ28,35内に重力あるいは溶剤ポンプによって送られ、加圧空気に混ぜられる。
この溶剤が混ぜられた加圧空気は、第3および第4のエアチューブ28,35を通って第1および第2の歯車室31,36に流入し、これらの歯車室31,36内の古いグリスに接触する。古いグリスは、溶剤117が付着して溶けることにより流動し易い状態になるから、加圧空気によって容易に押され、第1および第2の下部貫通孔61,62から吸引されて第1および第2の歯車室31,36の外に排出される。
この実施の形態においても、溶剤117を使用して第1および第2の歯車室31,36内のグリスの状態を液状あるいは流動性に富む状態に変えることができるから、古いグリスが吸引され易くなる。
したがって、この実施の形態によれば、古いグリスがより一層排出され易くなるから、グリス交換の効率が高いグリス交換方法を提供することができる。
上述した各実施の形態に示したグリス吸引装置91は、第1および第2の歯車室31,36から同時に古いグリスを吸引するために、第1および第2の吸引用エアシリンダ3,4を装備している。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることはなく、吸引用エアシリンダの個数は適宜変更することができる。
また、上述した各実施の形態においては、新しいグリスを注入するために注入用エアシリンダ5を使用する例を示した。しかし、新しいグリスを注入するためには、グリスガンを使用して行うことができる。
さらに、上述した各実施の形態では、負圧を真空エジェクタ14,16によって発生させる例を示した。しかし、負圧源は、これに限定されることはなく、例えば電動式の真空ポンプを使用することもできる。
1,101,111…グリス交換装置、3…第1の吸引用エアシリンダ、4…第2の吸引用エアシリンダ、23,26…カプラソケット(第1の接続部材)、31…第1の歯車室、32…第1の上部貫通孔、36…第2の歯車室、37…第2の上部貫通孔61…第1の下部貫通孔、62…第2の下部貫通孔、41…シリンダ本体、42…ピストン、44…上蓋(一端側の壁)、45…下蓋(他端側の壁)、46…第1の気室、47…第2の気室、55…エルボ(第2の接続部材)、56…開閉弁(第2の接続部材)、57…カプラプラグ(第2の接続部材)、71…チェック弁、73…連通路、84…ケース、91…グリス吸引装置、S2,S21,S22…吸引ステップ、S2C…加熱ステップ、S2D…溶解ステップ、S4…注入ステップ、P1…溶解ステップ。

Claims (10)

  1. 被潤滑部材としての歯車を収容するケースの中に注入され、前記ケースの下部に前記ケースを貫通するように形成された下部貫通孔と、前記ケースの上部に前記ケースを貫通するように形成された上部貫通孔とが閉じられることにより密閉空間になる前記ケース内の歯車室で前記歯車を潤滑するグリスを交換するグリスの交換方法であって、
    前記上部貫通孔から前記歯車室内に加圧空気が供給される状態で前記下部貫通孔から前記歯車室内のグリスを吸引して前記ケースの外に排出する吸引ステップと、
    前記上部貫通孔を開放させた状態で前記下部貫通孔に新しいグリスを注入して前記歯車室内に新しいグリスを供給する注入ステップとによって実施するグリス交換方法。
  2. 請求項1記載のグリス交換方法において、
    前記吸引ステップは、前記加圧空気を所定の温度に加熱する加熱ステップを有することを特徴とするグリス交換方法。
  3. 請求項1記載のグリス交換方法において、
    前記吸引ステップは、前記歯車室内のグリスを溶剤で溶かす溶解ステップを有することを特徴とするグリス交換方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載のグリス交換方法において、
    前記加圧空気は、前記上部貫通孔から前記歯車室内の複数の方向に向けて吹き込まれることを特徴とするグリス交換方法。
  5. 被潤滑部材としての歯車を収容するケースの中に注入され、前記ケースの下部に前記ケースを貫通するように形成された下部貫通孔と、前記ケースの上部に前記ケースを貫通するように形成された上部貫通孔とが閉じられることにより密閉空間になる前記ケース内の歯車室で前記歯車を潤滑するグリスを、前記ケース内から吸引するグリス吸引装置であって、
    筒体およびこの筒体の両端をそれぞれ閉塞する壁を備えたシリンダ本体と、このシリンダ本体内を第1の気室と第2の気室とに仕切るピストンとを有するエアシリンダと、
    前記ピストンに設けられ、前記ピストンと前記シリンダ本体の一端側の壁との間隔が予め定めた距離より短くなることにより前記第1の気室と前記第2の気室とを連通し、前記間隔が前記予め定めた距離以上となることにより前記第1の気室と前記第2の気室との連通を遮断するように構成された弁と、
    前記シリンダ本体の一端側の壁に設けられ、前記第1の気室と前記第2の気室とのうちいずれか一方に負圧源を接続するための第1の接続部材と、
    前記シリンダ本体の他端側の壁に設けられ、前記ケースの前記下部貫通孔を前記第1の気室と前記第2の気室とのうち他方に接続するための第2の接続部材と
    前記ケースの前記上部貫通孔から前記歯車室内に加圧空気を供給する加圧空気供給装置とを備え
    前記上部貫通孔から前記歯車室内に加圧空気が供給されるとともに、前記下部貫通孔から前記歯車室内のグリスが前記第1の気室と前記第2の気室とのうち他方に吸引されることを特徴とするグリス吸引装置。
  6. 請求項5記載のグリス吸引装置において、
    前記加圧空気供給装置は、前記加圧空気を所定の温度に加熱するヒーターを備えていることを特徴とするグリス吸引装置。
  7. 請求項5記載のグリス吸引装置において、
    前記ケースの上部貫通孔には、グリスを溶かす溶剤を、前記加圧空気供給装置から加圧空気が供給されていない状態で前記歯車室内が溶剤で満たされるように供給する溶剤供給装置が接続され
    前記歯車は、前記歯車室内が溶剤で満たされた状態で予め定めた時間だけ回転し、
    前記加圧空気供給装置と前記エアシリンダとによって実施される吸引動作は、前記歯車が回転する時間が経過した後であって、前記歯車室内に溶剤が注入されている状態が予め定めた時間だけ経過した後に実施されることを特徴とするグリス吸引装置。
  8. 請求項5記載のグリス吸引装置において、
    前記ケースの上部貫通孔には、グリスを溶かす溶剤を、前記加圧空気供給装置から供給される加圧空気と混ぜて供給する溶剤供給装置が接続され、
    前記加圧空気供給装置と前記エアシリンダとによって実施される吸引動作は、前記溶剤供給装置が溶剤を供給している状態で実施されることを特徴とするグリス吸引装置。
  9. 請求項5ないし請求項8のうちいずれか一つに記載のグリス吸引装置において、
    前記ピストンは、前記エアシリンダの軸線と平行なハンドル用ロッドを有し、
    前記ハンドル用ロッドは、前記シリンダ本体の一端側の壁を貫通して前記シリンダ本体の外に突出し、突出側端部に取っ手を有していることを特徴とするグリス吸引装置。
  10. 請求項5ないし請求項9のうちいずれか一つに記載のグリス吸引装置において、
    前記シリンダ本体における前記ピストンが嵌合する円筒部は、透明な材料によって形成されていることを特徴とするグリス吸引装置。
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