JP6629035B2 - 液状油性口唇化粧料 - Google Patents

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Description

本願発明は、ジイソステアリン酸トリグリセリルと、25℃において半固形状の油剤と、重質流動イソパラフィン及び/又はリンゴ酸ジイソステアリルと、デキストリン脂肪酸エステル及び/又は煙霧状疎水化シリカとを含有した液状油性口唇化粧料に関するものであり、つや感の持続や使用感に優れ、唇への刺激や荒れが生じず、唾液や食べ物の付着などに起因する臭い、変臭が発生しにくい液状油性口唇化粧料を提供することができる。
口唇化粧料は、口元に彩りや輝きを付与し、顔色や表情を華やかに見せるメイクアップ効果と、唇から水分を飛びにくくし、乾燥や荒れを防止するスキンケア効果が期待されている。口元に彩りや輝きを付与するためには、色材やパール剤などが含有され、乾燥や荒れを防止するためには、各種エキスなどの有効成分や、グリセリン、ムコ多糖類などの保湿成分、エモリエント効果を有する油剤などが含有されている。
口唇化粧料の中でも、液状油性口唇化粧料は、付け心地がなめらかで、つや感が高く、唇をふっくらと見せる効果が高いため、近年では消費者の需要が高まっており、使用性の面で、スポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填されたもの、チューブタイプで直接液状油性口唇化粧料を唇に塗布するもの、筆ペンタイプのものが一般的である。
ところで、長期にわたって口唇化粧料を使用すると、当該口唇化粧料に食べ物や唾液が付着、混入し、これに由来する臭い、変臭が発生するという問題があった。特に、液状油性口唇化粧料において、塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填されたものは、塗布時に唾液や食べ物が塗布具に付着し、それを容器に戻すことで液状油性口唇化粧料中に撹拌され、雑菌が繁殖しやすく、臭い、変臭が発生しやすかった。また、筆ペンタイプは、塗布後に筆部をティッシュなどでふき取らない場合、筆部で唾液や食べ物と液状油性口唇化粧料が混ざり、雑菌が繁殖しやすく、臭い、変臭が発生しやすかった。
このような臭い、変臭の原因となる雑菌の繁殖を抑制するために、パラベンやポリオールなどの防腐剤を増量することが検討されている。
例えば、1,2−ペンタンジオール、プロピレングリコール、DPGや1,3−ブチレングリコールを含有する方法(特許文献1、2、3)、シス−6−ヘキサデセン酸を含有する方法(特許文献4)や、グリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテルと、N−カプリロイルアシルグリシンとを含有する方法(特許文献5)、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルを含有する方法(特許文献6)により、雑菌の繁殖を抑制することが検討されている。しかし、未だ十分な効果が得られていないばかりか、防腐剤を増量すると唇は粘膜部に近いので刺激感を生じやすく、唇の乾燥や荒れも生じやすくなるという問題があった。
このように、液状油性口唇化粧料において、唇での刺激感や荒れを生じさせずに、唾液や食べ物の付着などによって雑菌が繁殖することによる臭い、変臭の発生を抑制することは困難であった。
特開2000−191491号公報 特開2001−19621号公報 特開2002−179525号公報 特開2005−247776号公報 特開2013−40110号公報 特開2013−249301号公報
本願発明は、以上のような実情から、つや感の持続や使用感に優れ、唇への刺激や荒れが生じず、唾液や食べ物の付着などに起因する臭い、変臭が発生しにくい液状油性口唇化粧料を提供することを目的としている。
本願発明者は上記実状に鑑みて検討を重ねた結果、通常化粧料に使用される油剤のうち、ジイソステアリン酸トリグリセリルを液状油性口唇化粧料に含有すると、唇での刺激感や荒れを生じさせずに、唾液や食べ物の付着などによって雑菌が繁殖することによる臭いや変臭の発生を抑制できることを見出した。さらに、25℃において半固形状の油剤と、重質流動イソパラフィン及び/又はリンゴ酸ジイソステアリルと、デキストリン脂肪酸エステル及び/又は煙霧状疎水化シリカとともに、ジイソステアリン酸トリグリセリルを含有することにより、つや感の持続と使用感に優れた液状油性口唇化粧料が得られることを見出した。
以下本発明を詳細に説明する。
本願発明に用いられる成分(A)ジイソステアリン酸トリグリセリルは、グリセリンとイソステアリン酸をエステル化してなるエステル化物であり、グリセリンの平均重合度が3で、平均2個のイソステアリン酸がエステル化されているものであり、通常化粧料に使用されるものであればいずれのものも使用することができる。尚、平均重合度とは、水酸基価から計算される理論値からの平均重合度を意味する。市販品としては、高級アルコール工業社製のリソレックス PGIS32、日本エマルジョン社製のEMALEX DISG−3、EMALEX DISG−3EXなどが挙げられる。
本願発明に用いられる成分(A)ジイソステアリン酸トリグリセリルは、使用時に刺激や荒れを生じさせずに、唾液や食べ物が付着することによる雑菌の繁殖を抑え、臭い、変臭の発生を抑制する目的で含有しており、さらに、液状油性口唇化粧料のつや感を持続させる効果もある。
本願発明に用いられる成分(A)ジイソステアリン酸トリグリセリルの含有量は特に限定されないが、5〜50重量%含有することが好ましい。5重量%を下回ると、変臭の発生を効果的に抑制できない場合があり、50重量%を超えても、これ以上の変臭の抑制効果の増強がなく、仕上がりや使用感に不具合が出たり、唇への刺激や荒れが生じたりする場合がある。
本願発明に用いられる成分(B)25℃において半固形状の油剤は、液状油性口唇化粧料の唇への密着性を高めることにより塗膜の均一性を高め、つや感のある仕上がりとつや感を持続させる目的で含有される。 本願発明に用いられる成分(B)25℃において半固形状の油剤は、融点が25〜70℃であり、かつこの範囲で完全に固化しない点で液体油、固体油脂と区別される油剤であり、通常化粧料に用いられるものであれば特に制限はなく、いずれのものも使用することができる。例えば、ワセリン、ラノリン、ダイマー酸エステル、コレステロール脂肪酸エステル、フィトステロール脂肪酸エステル、ペンタエリトリット脂肪酸エステルなどが挙げられるが、つや感のある仕上がりと使用性の面から、ワセリン、ダイマージリノール酸エステル及びジペンタエリトリット脂肪酸エステルであることが好ましい。 ワセリンは、35〜60℃の融点を持つ炭化水素油であり、市販品としては、日清オイリオグループ社製のノムコート W、クローダジャパン社製のCROLATUM Vなどが挙げられる。 ダイマージリノール酸エステルとは、主としてリノール酸を2〜3分子重合し得られたダイマー酸のエステルであり、例えば、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)などが挙げられる。市販品としては、日本精化社製のPLANDOOL−S、PLANDOOL−H、PLANDOOL−Gなどが挙げられる。 ジペンタエリトリット脂肪酸エステルとしては、ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸、ロジン酸、ベヘン酸、安息香酸、エチルヘキサン酸などの脂肪酸とジペンタエリスリトールのエステルであり、例えば、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチルなどが挙げられる。市販品としては、日清オイリオグループ社製のコスモール 168AR、コスモール 168ARV、コスモール 168EVなどが挙げられる。
また、これらは必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
成分(B)は、ワセリン、ダイマージリノール酸エステル及びジペンタエリトリット脂肪酸エステルの中でも、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)が、つや感のある仕上がり、つや感の持続と使用感の面からより好ましい。
本願発明に用いられる成分(B)25℃において半固形状の油剤の含有量は特に限定されず、求める仕上がりや使用感に応じて適宜調整することができるが、1〜20重量%含有することが好ましい。1重量%を下回ると、唇に塗布した時に塗布膜の密着性がなく、つや感やつや感の持続が劣る場合があり、20重量%を超えると塗布時ののびが重くなるなど使用感に不具合が出てくる場合がある。
本願発明に用いられる成分(C)重質流動イソパラフィン及び/又はリンゴ酸ジイソステアリルは、つや感のある仕上がりと、唇の乾燥や荒れを防止する目的で含有される。
重質流動イソパラフィンは、イソブテンとn−ブテンの共重合体において、末端の二重結合も含め水素添加した側鎖を有する飽和タイプの長鎖状炭化水素の混合物である。重合条件を変えることにより、種々の重合度のものを得ることができ、平均分子量500〜3000のものが、入手性や粘度などの点から好ましい。市販品としては、日本油脂社製のパールリーム 18、パールリーム 24、パールリーム 46などが挙げられる。
リンゴ酸ジイソステアリルは、リンゴ酸とイソステアリルアルコールのジエステルであり市販品としては、日清オイリオグループ社製のコスモール 222、高級アルコール工業社製のハイマレート DIS、日光ケミカルズ社製のNIKKOL DISMなどが挙げられる。
また、これらは必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
本願発明に用いられる成分(C)重質流動イソパラフィン及び/又はリンゴ酸ジイソステアリルの含有量は特に限定されないが、10〜80重量%含有することが好ましい。10重量%を下回ると、唇の乾燥や荒れが生じたり、つや感が劣る場合があり、80重量%を超えると塗布時ののびが重くなるなど使用感に不具合が出てくる場合がある。
本願発明に用いられる成分(D)デキストリン脂肪酸エステル及び/又は煙霧状疎水化シリカは、少量を添加するだけで油や有機溶媒をゲル化させることができ、液状油性口唇化粧料に含有される油剤の増粘又はゲル化の目的で含有される。
デキストリン脂肪酸エステルは、デキストリンと高級脂肪酸のエステルであり、例えば、パルミチン酸デキストリン、(パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸)デキストリン、ステアリン酸デキストリン、パルミチン酸/ステアリン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、イソパルミチン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリンなどが挙げられる。市販品としては、千葉製粉社製のレオパールKL2、レオパールMKL2、レオパールTT2などが挙げられる。
煙霧状疎水化シリカは、微細なシリカのエアロゾルで、粒径は5〜50nmであり、その表面をジメチルジクロロシラン、ジメチルポリシロキサンなどの処理剤にて疎水化処理したものである。市販品としては、日本アエロジル社製のAEROSIL R972、AEROSIL R976などが挙げられる。
また、これらは必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
本願発明に用いられる成分(D)デキストリン脂肪酸エステル及び/又は煙霧状疎水化シリカの含有量は特に限定されず、求める粘度に応じて適宜調整することができるが、0.5〜10重量%含有することが好ましい。0.5重量%を下回ると、唇に塗布した時に塗布膜に厚みがなく、つや感が劣る場合があり、10重量%を超えると塗布時ののびが重くなるなど使用感に不具合が出てくる場合がある。
本願発明は、成分(A)〜成分(D)を含有すれば、つや感の持続や使用感に優れ、唇への刺激や荒れが生じず、唾液や食べ物の付着などに起因する臭い、変臭が発生しにくい液状油性口唇化粧料を提供することができるが、さらに成分(E)オクチルドデカノールを含有することで、液状油性口唇化粧料の塗布時のべたつきを抑え、のびのなめらかさが良くなり、より優れた使用感を得ることができる。
本願発明に用いられる成分(E)オクチルドデカノールは、25℃で流動性を有する炭素数20の1価のアルコールであり、市販品としては、高級アルコール工業社製のリソノール20SPや、長瀬産業社製のオイタノールGなどが挙げられる。
本願発明において成分(E)オクチルドデカノールの含有量は特に限定されないが、1〜20重量%含有することが好ましい。1重量%を下回ると、使用感を改善する効果が得られない場合があり、20重量%を超えると、つや感が劣るなど仕上がりに不具合が出てくる場合がある。
本願発明の液状油性口唇化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて前記必須成分以外の各種成分、例えば、油脂、ロウ類、炭化水素、脂肪酸、有機酸、アルコール、エーテル、エステル、シリコーン油、フッ素油、多価アルコール、糖類、高分子、界面活性剤、粉体、色材、パール剤、植物・海藻エキス、アミノ酸・ペプチド・たんぱく質、ビタミン、紫外線吸収剤、殺菌・防腐剤、酸化防止剤、香料などを各種の効果を付与するために適宜含有することができる。
本願発明の液状油性口唇化粧料は、25℃で流動性を有するもので、クリーム状やペースト状のものを含むものであり、粘度で表すと、例えば、B型粘度計(東機産業社製 TVB−10)を使用して25℃で測定した場合、値が100〜2,000,000mPa・Sであるものである。形態としては、使用性に優れたものであれば限定されず、例えば、スポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填されたもの、チューブタイプで直接液状油性口唇化粧料を塗布するもの、筆ペンタイプのものが挙げられる。
本願発明の液状油性口唇化粧料は、液状で唇に塗布するものであれば特に限定されず、例えば、口紅、リップクリーム、リップグロス、口紅用下地、口紅オーバーコートなどとして適用することができる。
本願発明の液状油性口唇化粧料は、つや感の持続や使用感に優れ、唇への刺激や荒れが生じず、唾液や食べ物の付着などに起因する臭い、変臭が発生しにくいものである。
以下に、実施例をあげて、本願発明をより詳細に説明するが、本願発明はこれらに限定されるものではない。なお、含有量は特記しない限り重量%とする。
(実施例1〜39及び比較例1〜15)リップグロス
本願発明の液状油性口唇化粧料を以下の実施例1〜39を用いて説明する。本願発明の液状油性口唇化粧料の抗菌性と、実際に人の唇に塗布した際の、変臭の有無、唇の乾燥・刺激、塗布時のつや感、塗布後のつやの持続及びのびのなめらかさについて検討するため、各実施例に対応する表1〜5に示す処方及び下記製法によりリップグロスを調製し、以下に示す評価方法及び判定基準により評価し、その結果も併せて表1〜5に示した。
抗菌性に関しては、実施例1、2及び比較例1〜11で試験をおこなった。その結果、抗菌性の強さと変臭の有無とは関連性があることが明らかなため、実施例3〜39及び比較例12〜15では、変臭の有無のみを評価した。
(抗菌性評価)
実施例、比較例に示したように液状油性口唇化粧料を調製し、日本薬局方に準じた方法で試験を行った。
尚、実施例1における接種菌はカビ(黒コウジカビ:菌株名:Aspergillus brasilieusis ATCC 16404)、酵母(カンジダ酵母:菌株名:Candida albicans ATCC 10231)及びバクテリア(大腸菌:菌株名:Escherichia coli ATCC 8739、黄色ブドウ球菌:菌株名:Staphylococcus aureus ATCC 6538、緑膿菌:菌株名:Pseudomonas aeruginosa ATCC 9027)を用いた。
また、これまでの経験から、酵母に対する抗菌性が最も弱いため、実施例2の抗菌性は酵母(カンジダ酵母:菌株名:Candida albicans ATCC 10231)のみを用いて試験を行った。
得られた結果を以下の4段階の基準に分類した。尚、以下の分類のうち◎ないし○のものを合格と判定した。
<評価基準>
◎:2週間以内に、カビ、酵母、バクテリアの全てが100cfu/g未満に減少
○:4週間以内に、カビ、酵母、バクテリアの全てが100cfu/g未満に減少
△:5週間以内に、カビ、酵母、バクテリアの全てが100cfu/g未満に減少
×:5週間後も、カビ、酵母、バクテリアのいずれかが100cfu/g以上残存
(変臭の有無、唇の乾燥・刺激の評価)
実施例、比較例に示したように液状油性口唇化粧料を調製し、スポンジ状の塗布具付きキャップを挿入した容器に充填した。専門評価者20名に、該液状油性口唇化粧料を、スポンジ状の塗布具を用いて1日3回唇に塗布することを1カ月間繰り返させた。1カ月間後、唾液や食べ物の付着などに起因する臭いの変化があったと判断した人数を調べ、以下の評価基準に従って判定した。
また、使用中に一度でも刺激や乾燥感などの違和感を感じた人の人数を調べ、以下の評価基準に従って判定した。
<変臭の有無 評価基準>
◎:変臭があったと判断した人が0名。
○:1名が変臭があったと判断した。
△:2〜5名が変臭があったと判断した。
×:6名以上が変臭があったと判断した。
<唇の刺激・乾燥 評価基準>
◎:刺激や乾燥があったと判断した人が0名。
○:1名が刺激や乾燥があったと判断した。
△:2〜5名が刺激や乾燥があったと判断した。
×:6名以上が刺激や乾燥があったと判断した。
(塗布時のつや感の評価)
実施例、比較例に示したように液状油性口唇化粧料を調製し、スポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填し、専門評価者20名に塗布具を用いて使用させ、塗布時のつや感について目視観察し、以下の評価基準に従って判定した。
<評価基準>
◎:15名以上がつやが高いと評価した。
○:10名〜14名がつやが高いと評価した。
△:5名〜9名がつやが高いと評価した。
×:4名以下がつやが高いと評価した。
(塗布後のつやの持続の評価)
実施例、比較例に示したように液状油性口唇化粧料を調製し、スポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填し、専門評価者20名に塗布具を用いて使用させ、飲食をしない状態での塗布後3時間後のつやの持続について目視観察し、以下の評価基準に従って判定した。
<評価基準>
◎:15名以上がつやの持続性が高いと評価した。
○:10名〜14名がつやの持続性が高いと評価した。
△:5名〜9名がつやの持続性が高いと評価した。
×:4名以下がつやの持続性が高いと評価した。
(のびのなめらかさの評価)
実施例、比較例に示したように液状油性口唇化粧料を調製し、スポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填し、専門評価者20名に塗布具を用いて使用させ、塗布時ののびのなめらかさについて官能評価し、以下の評価基準に従って判定した。
<評価基準>
◎:15名以上がのびのなめらかさが良いと評価した。
○:10名〜14名がのびのなめらかさが良いと評価した。
△:5名〜9名がのびのなめらかさが良いと評価した。
×:4名以下がのびのなめらかさが良いと評価した。
表1に示す実施例1及び比較例1〜4により、リップグロスを下記製法にて調製し、前記の使用試験方法、評価項目及び評価基準に基づいて評価した。なお、表中※印のついた成分は、下記市販原料である。
※1 リソレックス PGIS 32(高級アルコール工業社製)
※2 PLANDOOL−H(日本精化社製)
※3 パールリーム 18(日本油脂社製)
※4 コスモール 222(日清オイリオグループ社製)
※5 レオパールMKL2(千葉製粉社製)
※6 AEROSIL R976(日本アエロジル社製)
(製法)
成分2の一部と成分7を3本ローラーで混合する。また、成分2の一部と成分9を3本ローラーで混合する。成分1〜11を90℃以上で加熱混合し、均一になったら脱気する。その後、70℃まで温度を下げ、成分12、13を添加し、均一に混合する。これをスポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填し、リップグロスを得た。
表1の結果から明らかなように、ジイソステアリン酸トリグリセリルを含有した実施例1は抗菌性が高く、1カ月間使用した後も変臭が全くなかった。また、唇の刺激や乾燥を感じる人も全くいなかった。それに対しジイソステアリン酸トリグリセリルを含有しない場合、比較例1は、抗菌性が弱く変臭も発生していた。比較例2、3、4は防腐剤を含有しているが、比較例2、3では抗菌性が弱く変臭が発生し、比較例4では抗菌性は高いが、唇の刺激や乾燥を感じる人が見られた。この結果から、ジイソステアリン酸トリグリセリルを含有すると、変臭の発生が抑えられるとともに、唇の刺激や乾燥のないリップグロスを得られることが明らかとなった。
表2に示す実施例2及び比較例5〜11により、リップグロスを下記製法にて調製し、前記の使用試験方法、評価項目及び評価基準に基づいて評価した。なお、表中※印のついた成分は、下記市販原料である。
※7 CROLATUM V(クローダジャパン社製)
※8 コスモール 168ARV(日清オイリオグループ社製)
※9 パールリーム 24(日本油脂社製)
(製法)
成分1〜14を90℃以上で加熱混合し、均一になったら脱気する。これをスポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填し、リップグロスを得た。
表2の結果から明らかなように、ジイソステアリン酸トリグリセリルを含有した実施例2は抗菌性が高く、1カ月使用した後も変臭が全くなかった。また、唇の刺激や乾燥を感じる人も全くいなかった。それに対し、ジイソステアリン酸トリグリセリルを含有せず、他の油剤を含有した比較例5〜11は、抗菌性が弱く変臭も発生していた。この結果から、ジイソステアリン酸トリグリセリルを含有すると、変臭の発生が抑えられるが、通常口唇化粧料に使用される他の油剤では変臭の発生が抑えられないことが明らかとなった。
表3に示す実施例3〜18及び比較例12、13により、リップグロスを下記製法にて調製し、前記の使用試験方法、評価項目及び評価基準に基づいて評価した。なお、表中※印のついた成分は、下記市販原料である。
※10 レオパールKL2(千葉製粉社製)
(製法)
成分8の一部と成分10を3本ローラーで混合する。成分1〜11を90℃以上で加熱混合し、均一になったら脱気する。これをスポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填し、リップグロスを得た。
表3の結果から明らかなように、ジイソステアリン酸トリグリセリルと25℃において半固形状の油剤を含有した実施例3〜18は変臭がなく、唇の刺激や乾燥もなく、塗布時のつや感、塗布後のつやの持続、使用感に優れていた。それに対し、ジイソステアリン酸トリグリセリルを含有していない比較例12は変臭の発生が見られ、つやの持続も劣っていた。実施例3〜7の結果から、ジイソステアリン酸トリグリセリルの含有量は5〜50重量%がより好ましいことが明らかとなった。また、25℃において半固形状の油剤を含有していない比較例13は、塗布時のつや感、塗布後のつやの持続が劣っていた。実施例8〜18の結果から、25℃において半固形状の油剤の含有量は1〜20%がより好ましいことが明らかになった。さらに、25℃において半固形状の油剤の中でも、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)がより好ましいことが明らかとなった。
表4に示す実施例19〜34及び比較例14、15により、リップグロスを下記製法にて調製し、前記の使用試験方法、評価項目及び評価基準に基づいて評価した。
(製法)
成分7の一部と成分6を3本ローラーで混合する。成分7の一部と成分9を3本ローラーで混合する。成分1〜10を90℃以上で加熱混合し、均一になったら脱気する。これをスポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填し、リップグロスを得た。
表4の結果から明らかなように、重質流動イソパラフィン及び/又はリンゴ酸ジイソステアリルとデキストリン脂肪酸エステル及び/又は煙霧状疎水化シリカを含有した実施例19〜34は、塗付時のつや感、塗布後のつやの持続が優れており、のびもなめらかであった。それに対し、重質流動イソパラフィン及び/又はリンゴ酸ジイソステアリル、デキストリン脂肪酸エステル及び/又は煙霧状疎水化シリカを含有していない比較例14、15は塗布時のつや感や塗布後のつやの持続が劣っていた。実施例19〜26の結果から、重質流動イソパラフィン及び/又はリンゴ酸ジイソステアリルの含有量は10〜80重量%がより好ましく、実施例27〜34の結果から、デキストリン脂肪酸エステル及び/又は煙霧状疎水化シリカの含有量は0.5〜10重量%がより好ましいことが明らかとなった。
表5に示す実施例35〜39により、リップグロスを下記製法にて調製し、前記の使用試験方法、評価項目及び評価基準に基づいて評価した。なお、表中※印のついた成分は、下記市販原料である。
※11 リソノール20SP(高級アルコール工業社製)
(製法)
成分7の一部と成分5を3本ローラーで混合する。成分7の一部と成分9を3本ローラーで混合する。成分1〜10を90℃以上で加熱混合し、均一になったら脱気する。これをスポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填し、リップグロスを得た。
表5の結果から明らかなように、オクチルドデカノールを含有すると、より優れた使用感が得られた。また、塗布時のつや感、つや感の持続の結果から、オクチルドデカノールの含有量は1〜20重量%がより好ましいことが明らかとなった。
以下に、本発明のその他の実施例を示す。
(実施例40)
口紅
(成分) (%)
1.ジイソステアリン酸トリグリセリル ※1 15.0
2.ワセリン ※7 15.0
3.重質流動イソパラフィン ※3 20.0
4.重質流動イソパラフィン ※9 20.0
5.パルミチン酸デキストリン ※12 3.5
6.オクチルドデカノール ※11 5.0
7.トリイソステアリン酸ジグリセリル 6.6
8.スクワラン 10.0
9.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 2.0
10.赤色201号 0.1
11.赤色202号 0.3
12.ベンガラ 0.1
13.酸化チタン 0.2
14.酸化鉄被覆雲母チタン 2.0
15.フェノキシエタノール 0.2
※12 レオパールTL(千葉製粉社製)
(製造方法)
成分7の一部と成分10〜13を3本ローラーで混合する。成分1〜14を90℃以上で加熱混合し、均一になったら脱気する。その後70℃まで温度を下げ、成分15を添加し、均一に混合する。これをスポンジ状の塗布具付きのキャップを挿入した容器に充填し、口紅を得た。
実施例40について、前記の評価方法と同様に評価を行った結果、変臭の無さ、唇の刺激・乾燥の無さ、塗布時のつや感、塗布後のつやの持続、のびのなめらかさに優れた口紅を得た。
(実施例41)
口紅下地
(成分) (%)
1.ジイソステアリン酸トリグリセリル ※1 20.0
2.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/
ベヘニル) ※2 10.0
3.重質流動イソパラフィン ※9 5.0
4.リンゴ酸ジイソステアリル ※4 10.0
5.ミリスチン酸デキストリン ※5 2.0
6.煙霧状疎水化シリカ ※6 2.0
7.オクチルドデカノール ※11 3.0
8.トリイソステアリン酸ジグリセリル 42.52
9.ポリブテン 5.0
10.天然ビタミンE 0.02
11.赤色202号 0.1
12.黄色4号 0.2
13.黒酸化鉄 0.01
14.酸化チタン 0.1
15.香料 0.05
(製造方法)
成分8の一部と成分6を3本ローラーで混合する。成分8の一部と成分11〜14を3本ローラーで混合する。成分1〜15を90℃以上で加熱混合し、均一になったら脱気する。これを筆ペンのような筆つき容器に充填し、口紅下地を得た。
実施例41について、前記の評価方法と同様に評価を行った結果、変臭の無さ、唇の刺激・乾燥の無さ、塗布時のつや感、塗布後のつやの持続、のびのなめらかさに優れた口紅下地を得た。
(実施例42)
口紅オーバーコート
(成分) (%)
1.ジイソステアリン酸トリグリセリル ※4 10.0
2.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチ
ル ※8 4.0
3.重質流動イソパラフィン ※3 50.0
4.煙霧状疎水化シリカ ※13 1.5
5.ミリスチン酸デキストリン ※5 1.0
6.オクチルドデカノール ※11 5.0
7.トリイソステアリン酸ジグリセリル 8.45
8.フェニル変性シリコーンオイル 20.0
9.香料 0.05
※13 AEROSIL R972(日本アエロジル株式会社製)
(製造方法)
成分7の一部と成分4を3本ローラーで混合する。成分1〜9を90℃以上で加熱混合し、均一になったら脱気する。これをチューブに充填し、口紅オーバーコートを得た。
実施例42について、前記の評価方法と同様に評価を行った結果、変臭の無さ、唇の刺激・乾燥の無さ、塗布時のつや感、塗布後のつやの持続、のびのなめらかさに優れた口紅オーバーコートを得た。
本願発明は、液状油性口唇化粧料においてジイソステアリン酸トリグリセリルと、25℃において半固形状の油剤と、重質流動イソパラフィン及び/又はリンゴ酸ジイソステアリルと、デキストリン脂肪酸エステル及び/又は煙霧状疎水化シリカとを組合せて含有することにより、つや感の持続や使用感に優れ、唇への刺激や荒れが生じず、唾液や食べ物の付着などに起因する臭い、変臭の発生を抑える技術である。したがって、この技術を活用すれば、医薬品の軟膏など、直接指で使用することで、常在菌などの汚染に配慮しなければならない製品に広く応用可能である。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)〜(D);
    (A)ジイソステアリン酸トリグリセリル 5〜50重量%
    (B)25℃において半固形状の油剤 1〜20重量%
    (C)重質流動イソパラフィン及び/又はリンゴ酸ジイソステアリル 10〜80重量%
    (D)デキストリン脂肪酸エステル及び/又は煙霧状疎水化シリカ 0.5〜10重量%
    を含有することを特徴とする液状油性口唇化粧料。
  2. 成分(B)25℃において半固形状の油剤がワセリン、ダイマージリノール酸エステル及びジペンタエリトリット脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1記載の液状油性口唇化粧料。
  3. 成分(B)25℃において半固形状の油剤がダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)であることを特徴とする請求項1又は2記載の液状油性口唇化粧料。
  4. さらに成分(E)オクチルドデカノールを含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液状油性口唇化粧料。
  5. 成分(E)オクチルドデカノールを1〜20重量%含有することを特徴とする請求項4記載の液状油性口唇化粧料。
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