JP2001019621A - 非水系液体化粧料 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 汗、唾液等の液滴が化粧料中に取り込まれて
も微生物性の腐敗を抑制し、使用者が不快に感じる「苦
甘み」のない非水系液状メークアップ化粧料を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 非水溶性の主溶剤Ａ，水溶性の副溶剤
Ｂ、防腐剤Ｃ及び着色成分Ｄを必須成分として含む液体
化粧料であって、主溶剤Ａと副溶剤Ｂは基本的に混和せ
ず副溶剤Ｂが主溶剤Ａ中に分散しており、且つ、防腐剤
Ｃの大部分が分散した副溶剤Ｂに分配していることを特
徴とする。
も微生物性の腐敗を抑制し、使用者が不快に感じる「苦
甘み」のない非水系液状メークアップ化粧料を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 非水溶性の主溶剤Ａ，水溶性の副溶剤
Ｂ、防腐剤Ｃ及び着色成分Ｄを必須成分として含む液体
化粧料であって、主溶剤Ａと副溶剤Ｂは基本的に混和せ
ず副溶剤Ｂが主溶剤Ａ中に分散しており、且つ、防腐剤
Ｃの大部分が分散した副溶剤Ｂに分配していることを特
徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水系液体化粧料
に関し、特に２５℃における粘度が１００，０００ ｃ
ｐｓ以下の一般的に液体化粧料と言われる非水系疎水性
液状メークアップ化粧料において、汗、唾液などの水分
が絡む雑菌の繁殖を抑制した非水系液体化粧料に関する
ものである。
に関し、特に２５℃における粘度が１００，０００ ｃ
ｐｓ以下の一般的に液体化粧料と言われる非水系疎水性
液状メークアップ化粧料において、汗、唾液などの水分
が絡む雑菌の繁殖を抑制した非水系液体化粧料に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】筆ペンもしくはスポンジタイプの塗布体
を持つ液体化粧料塗布容器に充填した液状口紅や液状ア
イシャドウ等のメーキャップ液体化粧料の使用時には、
アプリケーターである筆部の繊維に汗、唾液などが絡む
ことがある。これら液体化粧料には通常防腐剤、抗菌剤
等が含まれており、混入した雑菌の繁殖を抑制するもの
である。しかし、この液体化粧料が非水系疎水性液状化
粧料であると、絡んだ汗、唾液などの液滴が内容液に混
和せず、液滴のまま内容液ベヒクル中に内包されてしま
うことがある。
を持つ液体化粧料塗布容器に充填した液状口紅や液状ア
イシャドウ等のメーキャップ液体化粧料の使用時には、
アプリケーターである筆部の繊維に汗、唾液などが絡む
ことがある。これら液体化粧料には通常防腐剤、抗菌剤
等が含まれており、混入した雑菌の繁殖を抑制するもの
である。しかし、この液体化粧料が非水系疎水性液状化
粧料であると、絡んだ汗、唾液などの液滴が内容液に混
和せず、液滴のまま内容液ベヒクル中に内包されてしま
うことがある。
【０００３】内包された液滴は時間と共に微生物の腐敗
を起こし、結果筆先より腐敗臭が発生するなどのクレー
ムを発生することが多々あった。また液体化粧料が非水
系疎水性化粧料であると、人体に対する安全性、皮膚・
粘膜刺激性及び、ベヒクルへの配合の容易性（分散系の
安定性）から実質的に使用可能な防腐剤はパラベン類が
有効である。ところがパラベン類は親油性であるので非
水系疎水性化粧料に配合するとベヒクル内部に取り込ま
れてしまい、後から二次的に内包されてしまった水を主
成分とする液滴に分配されてこない。このためパラベン
類のみを主体とする防腐系では、使用開始後の液滴によ
る経時変化によって生じる筆部の変臭を防止することが
出来なかった。
を起こし、結果筆先より腐敗臭が発生するなどのクレー
ムを発生することが多々あった。また液体化粧料が非水
系疎水性化粧料であると、人体に対する安全性、皮膚・
粘膜刺激性及び、ベヒクルへの配合の容易性（分散系の
安定性）から実質的に使用可能な防腐剤はパラベン類が
有効である。ところがパラベン類は親油性であるので非
水系疎水性化粧料に配合するとベヒクル内部に取り込ま
れてしまい、後から二次的に内包されてしまった水を主
成分とする液滴に分配されてこない。このためパラベン
類のみを主体とする防腐系では、使用開始後の液滴によ
る経時変化によって生じる筆部の変臭を防止することが
出来なかった。
【０００４】また、筆ペンもしくはスポンジタイプの塗
布体を持つ液体化粧料塗布容器に充填される化粧料は液
状である必要が有るが、液状であると汗、唾液等の液滴
が化粧料中に取り込まれやすく、しかも取り込まれた水
分が揮発することなく微生物性の腐敗をおこしやすい。
布体を持つ液体化粧料塗布容器に充填される化粧料は液
状である必要が有るが、液状であると汗、唾液等の液滴
が化粧料中に取り込まれやすく、しかも取り込まれた水
分が揮発することなく微生物性の腐敗をおこしやすい。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、２５℃にお
ける粘度が１００，０００ ｃｐｓ 以下の一般的に液
体化粧料と言われるメーキャップ化粧料において、汗、
唾液等の液滴が化粧料中に取り込まれても微生物性の腐
敗を抑制し、使用者が不快に感じる「苦甘み」のない非
水系疎水性液状メークアップ化粧料を提供することを目
的とする。さらに本発明は、特に比重の大きな無機顔料
を使った（分散系）であっても長期保存時も化粧料が分
離することなく安定な分散系を維持できる非水系疎水性
液状メークアップ化粧料を提供することを目的とする。
ける粘度が１００，０００ ｃｐｓ 以下の一般的に液
体化粧料と言われるメーキャップ化粧料において、汗、
唾液等の液滴が化粧料中に取り込まれても微生物性の腐
敗を抑制し、使用者が不快に感じる「苦甘み」のない非
水系疎水性液状メークアップ化粧料を提供することを目
的とする。さらに本発明は、特に比重の大きな無機顔料
を使った（分散系）であっても長期保存時も化粧料が分
離することなく安定な分散系を維持できる非水系疎水性
液状メークアップ化粧料を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
達成するために種々検討の結果、液体化粧料中に２種類
の溶剤を使用し、特に防腐剤の大部分を水溶性溶剤に分
配（溶解）させて微細な液滴として非水溶性の主溶剤中
に均一に分散させることで微生物性の腐敗を大幅に抑制
し得ることを見出し本発明を完成した。即ち、本発明の
請求項１記載の発明は、非水溶性の主溶剤Ａ，水溶性の
副溶剤Ｂ、防腐剤Ｃ及び着色成分Ｄを必須成分として含
む液体化粧料であって、主溶剤Ａと副溶剤Ｂは基本的に
混和せず副溶剤Ｂが主溶剤Ａ中に分散しており、且つ、
防腐剤Ｃが分散した副溶剤Ｂに分配（溶解）しているこ
とを特徴とする非水系液体化粧料である。
達成するために種々検討の結果、液体化粧料中に２種類
の溶剤を使用し、特に防腐剤の大部分を水溶性溶剤に分
配（溶解）させて微細な液滴として非水溶性の主溶剤中
に均一に分散させることで微生物性の腐敗を大幅に抑制
し得ることを見出し本発明を完成した。即ち、本発明の
請求項１記載の発明は、非水溶性の主溶剤Ａ，水溶性の
副溶剤Ｂ、防腐剤Ｃ及び着色成分Ｄを必須成分として含
む液体化粧料であって、主溶剤Ａと副溶剤Ｂは基本的に
混和せず副溶剤Ｂが主溶剤Ａ中に分散しており、且つ、
防腐剤Ｃが分散した副溶剤Ｂに分配（溶解）しているこ
とを特徴とする非水系液体化粧料である。
【０００７】上記本発明において、防腐剤Ｃの主溶剤Ａ
と副溶剤Ｂに対する分配率（溶解度）はＡ≦Ｂであるこ
とが防腐剤Ｃを副溶剤Ｂに分配させるのに望ましい。ま
た上記本発明において、特に副溶剤Ｂ／防腐剤Ｃの配合
比が１．５〜３５で、且つ、副溶剤Ｂの配合量が０．５
〜１０％の範囲内が二次汚染による腐敗変臭防腐効力や
経時安定性の面で好ましい。さらに上記本発明におい
て、主溶剤Ａ中に防腐剤Ｃを溶解した溶剤Ｂの微細な液
滴と着色成分及びその他のメークアップ成分が均一に分
散され実質的に水を含まないことが好ましい。
と副溶剤Ｂに対する分配率（溶解度）はＡ≦Ｂであるこ
とが防腐剤Ｃを副溶剤Ｂに分配させるのに望ましい。ま
た上記本発明において、特に副溶剤Ｂ／防腐剤Ｃの配合
比が１．５〜３５で、且つ、副溶剤Ｂの配合量が０．５
〜１０％の範囲内が二次汚染による腐敗変臭防腐効力や
経時安定性の面で好ましい。さらに上記本発明におい
て、主溶剤Ａ中に防腐剤Ｃを溶解した溶剤Ｂの微細な液
滴と着色成分及びその他のメークアップ成分が均一に分
散され実質的に水を含まないことが好ましい。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成と実施の形態
について詳細に説明する。本発明は、２５℃における粘
度が100,000 cps 以下の液状口紅、液状アイシャドウ等
のメーキャップ液体化粧料と言われる非水系液体化粧料
を対象とする。本発明の液体化粧料の一般的な組成物
は、種々の成分を含むように配合してもよい。しかしな
がら、本発明の必須成分としては下記に説明する非水溶
性の主溶剤Ａ，水溶性の副溶剤Ｂ、防腐剤Ｃ及び着色成
分Ｄを含むものとする。
について詳細に説明する。本発明は、２５℃における粘
度が100,000 cps 以下の液状口紅、液状アイシャドウ等
のメーキャップ液体化粧料と言われる非水系液体化粧料
を対象とする。本発明の液体化粧料の一般的な組成物
は、種々の成分を含むように配合してもよい。しかしな
がら、本発明の必須成分としては下記に説明する非水溶
性の主溶剤Ａ，水溶性の副溶剤Ｂ、防腐剤Ｃ及び着色成
分Ｄを含むものとする。
【０００９】先ず主溶剤Ａとしては、基本的には人体に
悪影響がない非水溶性のものであって、従来から化粧料
用として使用されているシリコーン油から選ばれる。例
えば、低粘度から高粘度までのジオルガノポリシロキサ
ン類、環状シロキサン類等が使用出来る。特に環状シロ
キサン類であるオクタメチルシクロテトラシロキサン、
デカメチルシクロペンタンシロキサン、テトラメチルテ
トラフェニルテトラシロキサン等から選ばれる少なくと
も一種が最も好ましい。この主溶剤Ａは液体化粧料中に
おいて、５〜８０ｗｔ％、好ましくは１０〜５０ｗｔ％
の範囲で使用される。この範囲外では系の安定性の面で
好ましくない。
悪影響がない非水溶性のものであって、従来から化粧料
用として使用されているシリコーン油から選ばれる。例
えば、低粘度から高粘度までのジオルガノポリシロキサ
ン類、環状シロキサン類等が使用出来る。特に環状シロ
キサン類であるオクタメチルシクロテトラシロキサン、
デカメチルシクロペンタンシロキサン、テトラメチルテ
トラフェニルテトラシロキサン等から選ばれる少なくと
も一種が最も好ましい。この主溶剤Ａは液体化粧料中に
おいて、５〜８０ｗｔ％、好ましくは１０〜５０ｗｔ％
の範囲で使用される。この範囲外では系の安定性の面で
好ましくない。
【００１０】次に副溶剤Ｂとしては、基本的には水溶性
でしかも上記の主溶剤Ａと混和（相互溶解）しないで人
体に悪影響のない多価アルコール系化合物から選ばれ
る。例えば、プロピレングリコール、１，３−ブチレン
グリコール、ジプロピレングリコール等より選ばれるグ
リコールの一種又はそれ以上が好ましい。この副溶剤Ｂ
は液体化粧料中において、１１ｗｔ％以下、好ましくは
０．５〜１０ｗｔ％、更に好ましくは２〜１０ｗｔ％の
範囲で使用される。あまりに少なすぎると腐敗変臭防腐
等の実用効力が低下するし、多すぎると味覚評価や経時
安定性の面で好ましくない。なお主溶剤Ａ／副溶剤Ｂの
配合比は３〜２０の範囲が好ましい。
でしかも上記の主溶剤Ａと混和（相互溶解）しないで人
体に悪影響のない多価アルコール系化合物から選ばれ
る。例えば、プロピレングリコール、１，３−ブチレン
グリコール、ジプロピレングリコール等より選ばれるグ
リコールの一種又はそれ以上が好ましい。この副溶剤Ｂ
は液体化粧料中において、１１ｗｔ％以下、好ましくは
０．５〜１０ｗｔ％、更に好ましくは２〜１０ｗｔ％の
範囲で使用される。あまりに少なすぎると腐敗変臭防腐
等の実用効力が低下するし、多すぎると味覚評価や経時
安定性の面で好ましくない。なお主溶剤Ａ／副溶剤Ｂの
配合比は３〜２０の範囲が好ましい。
【００１１】防腐剤Ｃとしては、従来から化粧料に使用
されているパラベンが好ましい。例えばパラオキシ安息
香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安
息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキ
シ安息香酸イソプロピル等から選ばれる一種又はそれ以
上が好ましい。特に好ましくは、選択する防腐剤Ｃが主
溶剤Ａと副溶剤Ｂに対する分配率としてＡ≦Ｂとなるも
のを選択することである。
されているパラベンが好ましい。例えばパラオキシ安息
香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安
息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキ
シ安息香酸イソプロピル等から選ばれる一種又はそれ以
上が好ましい。特に好ましくは、選択する防腐剤Ｃが主
溶剤Ａと副溶剤Ｂに対する分配率としてＡ≦Ｂとなるも
のを選択することである。
【００１２】この場合の分配率は、防腐剤Ｃの主溶剤Ａ
と副溶剤Ｂへの２５℃条件下での溶解度と定義する。こ
の防腐剤Ｃは液体化粧料中において、０．１５〜０．８
ｗｔ％、好ましくは０．２〜０．６ｗｔ％の範囲で使用
される。これより少なすぎると腐敗変臭防腐等の実用効
力が低下するし、これより多すぎると味覚評価や皮膚刺
激性、経時安定性の面で好ましくない。なお、上記した
副溶剤Ｂ／防腐剤Ｃの配合比は１．５〜３５、好ましく
は５〜３０の範囲で使用するのが望ましい。
と副溶剤Ｂへの２５℃条件下での溶解度と定義する。こ
の防腐剤Ｃは液体化粧料中において、０．１５〜０．８
ｗｔ％、好ましくは０．２〜０．６ｗｔ％の範囲で使用
される。これより少なすぎると腐敗変臭防腐等の実用効
力が低下するし、これより多すぎると味覚評価や皮膚刺
激性、経時安定性の面で好ましくない。なお、上記した
副溶剤Ｂ／防腐剤Ｃの配合比は１．５〜３５、好ましく
は５〜３０の範囲で使用するのが望ましい。
【００１３】着色成分Ｄとしては、無機及び有機の顔
料、染料、並びにレーキ、例えばカルミン、酸化鉄、雲
母、二酸化チタン等の無機顔料や、必要に応じてその他
の色剤が併用して使用される。ここで色剤としては、タ
ール色素及びそのレーキ、有機顔料、酸化鉄系無機顔
料、タルク等の体質顔料、カーボンブラック、酸化クロ
ム、水酸化クロム、コチニール、紅麹色素、群青、マン
ガンバイオレット等が挙げられる。この着色成分Ｄは液
体化粧料中において、１〜５０ｗｔ％、好ましくは５〜
３０ｗｔ％の範囲で使用するのが望ましい。
料、染料、並びにレーキ、例えばカルミン、酸化鉄、雲
母、二酸化チタン等の無機顔料や、必要に応じてその他
の色剤が併用して使用される。ここで色剤としては、タ
ール色素及びそのレーキ、有機顔料、酸化鉄系無機顔
料、タルク等の体質顔料、カーボンブラック、酸化クロ
ム、水酸化クロム、コチニール、紅麹色素、群青、マン
ガンバイオレット等が挙げられる。この着色成分Ｄは液
体化粧料中において、１〜５０ｗｔ％、好ましくは５〜
３０ｗｔ％の範囲で使用するのが望ましい。
【００１４】なお、溶剤Ａに対する溶剤Ｂの分散状態と
しては、特に限定されず例えば、コロイド状や、ミセル
状や液晶状、乳化状、サスペンション、懸濁状など様々
な状態が考え得るが、それらは望まれる化粧料の性質や
溶剤その他の添加剤の性質により適宜設定される。ま
た、防腐剤Ｃは、大部分が溶剤Ｂに分散もしくは溶解し
て分配された状態であればよく、また化粧料に添加され
る着色成分Ｄとしての顔料等固形分やその他の樹脂成分
等に吸着した状態であってもよい。また、上記の組成状
態における防腐剤Ｃの一部は単体で樹脂成分（増粘樹
脂、固着樹脂等）に吸着していたり、樹脂成分との複合
体を形成していてもよい。
しては、特に限定されず例えば、コロイド状や、ミセル
状や液晶状、乳化状、サスペンション、懸濁状など様々
な状態が考え得るが、それらは望まれる化粧料の性質や
溶剤その他の添加剤の性質により適宜設定される。ま
た、防腐剤Ｃは、大部分が溶剤Ｂに分散もしくは溶解し
て分配された状態であればよく、また化粧料に添加され
る着色成分Ｄとしての顔料等固形分やその他の樹脂成分
等に吸着した状態であってもよい。また、上記の組成状
態における防腐剤Ｃの一部は単体で樹脂成分（増粘樹
脂、固着樹脂等）に吸着していたり、樹脂成分との複合
体を形成していてもよい。
【００１５】本発明の特に好ましい実施形態としては、
主溶剤Ａ中に、防腐剤Ｃを溶解した溶剤Ｂの微細な液滴
と着色成分及びその他のメークアップ成分が均一に分散
され実質的に水を含まないことである。この場合、所定
量の防腐剤Ｃ（パラベン）が特に５倍〜３０倍の副溶剤
Ｂ（グリコール）に溶解した状態で、実質的に副溶剤Ｂ
と混和しない主溶剤Ａのベヒクル中に微細な液滴を均一
に分散させるが、特にベヒクル中に微細に分散した防腐
剤Ｃを含有した副溶剤Ｂの液滴が経時変化でベヒクル外
へ排出されるのを妨ぐために、その他の化粧料成分とし
て増粘剤や固着樹脂、さらには肌への感触の改善効果と
しての油脂等で系を安定化させることが特に好ましい。
主溶剤Ａ中に、防腐剤Ｃを溶解した溶剤Ｂの微細な液滴
と着色成分及びその他のメークアップ成分が均一に分散
され実質的に水を含まないことである。この場合、所定
量の防腐剤Ｃ（パラベン）が特に５倍〜３０倍の副溶剤
Ｂ（グリコール）に溶解した状態で、実質的に副溶剤Ｂ
と混和しない主溶剤Ａのベヒクル中に微細な液滴を均一
に分散させるが、特にベヒクル中に微細に分散した防腐
剤Ｃを含有した副溶剤Ｂの液滴が経時変化でベヒクル外
へ排出されるのを妨ぐために、その他の化粧料成分とし
て増粘剤や固着樹脂、さらには肌への感触の改善効果と
しての油脂等で系を安定化させることが特に好ましい。
【００１６】ここで用いられる増粘剤としては、ベント
ナイト、有機性ベントナイト、無水ケイ酸、シリカ、ケ
イ酸ナトリウムマグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグ
ネシウム、ヘクトライト、モンモリロナイト、及びこれ
らのカチオン界面活性剤処理物又は有機被覆物から選ば
れる一種以上である。この増粘剤は液体化粧料中におい
て、０．５〜１０ｗｔ％、好ましくは１．５〜５ｗｔ％
の範囲で使用される。
ナイト、有機性ベントナイト、無水ケイ酸、シリカ、ケ
イ酸ナトリウムマグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグ
ネシウム、ヘクトライト、モンモリロナイト、及びこれ
らのカチオン界面活性剤処理物又は有機被覆物から選ば
れる一種以上である。この増粘剤は液体化粧料中におい
て、０．５〜１０ｗｔ％、好ましくは１．５〜５ｗｔ％
の範囲で使用される。
【００１７】また下記化学式；［（ＣＨ3）3Ｓｉ
Ｏ1/2］x・［Ｓｉ０2］y (但し、ｘ＝１〜３，ｙ＝０．５〜８）からなるトリメ
チルシロキシケイ酸を配合することが好ましい。この場
合酸化チタン、雲母チタン等の無機顔料を着色成分と
し、それを該トリメチルシロキシケイ酸の樹脂皮膜で皮
膚または口唇粘膜上に固着させ発色させる液状口紅、液
状アイシャドウ等の筆ペンやスポンジタイプの塗布化粧
料で好ましい効果を発揮する。
Ｏ1/2］x・［Ｓｉ０2］y (但し、ｘ＝１〜３，ｙ＝０．５〜８）からなるトリメ
チルシロキシケイ酸を配合することが好ましい。この場
合酸化チタン、雲母チタン等の無機顔料を着色成分と
し、それを該トリメチルシロキシケイ酸の樹脂皮膜で皮
膚または口唇粘膜上に固着させ発色させる液状口紅、液
状アイシャドウ等の筆ペンやスポンジタイプの塗布化粧
料で好ましい効果を発揮する。
【００１８】また、油脂は、化粧料の使用時に肌への感
触の改善効果及び固着樹脂の可塑剤としての働きも有す
るものとして使用される。かかる目的で使用される油脂
としては、リンゴ酸ジイソステアリル、流動パラフィ
ン、パルミチン酸イソプロピル、２−エチルヘキサン酸
トリグリセライド、牛脂、イソステアリン酸、硬化油、
ワセリン、ラノリン、ソルビタンモノオレエート、セタ
ノール、ジャパンワックス、地蝋、カルナウバワック
ス、固形パラフィン等が挙げられる。その他、必要に応
じて化粧液の増粘に用いられるゲル化助剤として炭酸プ
ロピレン、メチルフェニルポリシロキサン等を適宜添加
することもできる。
触の改善効果及び固着樹脂の可塑剤としての働きも有す
るものとして使用される。かかる目的で使用される油脂
としては、リンゴ酸ジイソステアリル、流動パラフィ
ン、パルミチン酸イソプロピル、２−エチルヘキサン酸
トリグリセライド、牛脂、イソステアリン酸、硬化油、
ワセリン、ラノリン、ソルビタンモノオレエート、セタ
ノール、ジャパンワックス、地蝋、カルナウバワック
ス、固形パラフィン等が挙げられる。その他、必要に応
じて化粧液の増粘に用いられるゲル化助剤として炭酸プ
ロピレン、メチルフェニルポリシロキサン等を適宜添加
することもできる。
【００１９】本発明の非水系疎水性液状メークアップ化
粧料において、防腐剤Ｃとしてパラベンを用いる場合、
特に限定されるものではないが、溶剤Ａ，Ｂとパラベン
の溶解度は以下のような関係を示すことが好ましい。 水（唾液、汗等）＜＜主溶剤Ａ（オクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン
等）＜＜副溶剤Ｂ（プロピレングリコール、１，３−ブ
チレングリコール、ジプロピレン等）
粧料において、防腐剤Ｃとしてパラベンを用いる場合、
特に限定されるものではないが、溶剤Ａ，Ｂとパラベン
の溶解度は以下のような関係を示すことが好ましい。 水（唾液、汗等）＜＜主溶剤Ａ（オクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン
等）＜＜副溶剤Ｂ（プロピレングリコール、１，３−ブ
チレングリコール、ジプロピレン等）
【００２０】よって、化粧液中において防腐剤Ｃのパラ
ベンは副溶剤Ｂのグリコール滴の中により分配され、ひ
とたび化粧液中に水分（唾液、汗等）が取り込まれると
取り込まれた水分に対し、微生物の発育を阻止できる程
度以上の量のパラベンが溶け込み、グリコール類は水へ
の溶解度が高いので系に水が混入すると混入した水に接
したグリコール類は水へ移行する。このグリコールの移
行に伴いパラベンが水相中に移行し分配され防腐効果を
発揮するものと思われる。
ベンは副溶剤Ｂのグリコール滴の中により分配され、ひ
とたび化粧液中に水分（唾液、汗等）が取り込まれると
取り込まれた水分に対し、微生物の発育を阻止できる程
度以上の量のパラベンが溶け込み、グリコール類は水へ
の溶解度が高いので系に水が混入すると混入した水に接
したグリコール類は水へ移行する。このグリコールの移
行に伴いパラベンが水相中に移行し分配され防腐効果を
発揮するものと思われる。
【００２１】なお本発明の非水系液体化粧料の製造方法
は、予め準備した所定量の各成分を任意の順序にて、従
来から公知のタービンミキサー又は撹拌混合槽を利用し
均一に混合することで容易に得ることが出来る。この場
合、特に防腐剤Ｃの主溶剤Ａと副溶剤Ｂへの配合率が同
等程度の場合には、予め防腐剤Ｃを副溶剤Ｂに均一に溶
解又は分散させた後で、主溶剤Ａに他の着色剤やその他
の化粧料成分と一緒に又は個別に均一分散させることが
望ましい。一方防腐剤Ｃの主溶剤Ａと副溶剤Ｂへの配合
率がＡ＜＜Ｂの場合には主溶剤Ａに防腐剤Ｃと副溶剤Ｂ
を同時に混合し均一分散させてもよい。この場合には防
腐剤Ｃは選択的に副溶剤Ｂへ分配される。
は、予め準備した所定量の各成分を任意の順序にて、従
来から公知のタービンミキサー又は撹拌混合槽を利用し
均一に混合することで容易に得ることが出来る。この場
合、特に防腐剤Ｃの主溶剤Ａと副溶剤Ｂへの配合率が同
等程度の場合には、予め防腐剤Ｃを副溶剤Ｂに均一に溶
解又は分散させた後で、主溶剤Ａに他の着色剤やその他
の化粧料成分と一緒に又は個別に均一分散させることが
望ましい。一方防腐剤Ｃの主溶剤Ａと副溶剤Ｂへの配合
率がＡ＜＜Ｂの場合には主溶剤Ａに防腐剤Ｃと副溶剤Ｂ
を同時に混合し均一分散させてもよい。この場合には防
腐剤Ｃは選択的に副溶剤Ｂへ分配される。
【００２２】
【実施例】以下、本発明の実施例と比較例により本発明
を更に具体的に説明するが、本発明はこの実施例によっ
て限定されるものではない。下記実施例に使用した評価
試験方法を下記に示す。
を更に具体的に説明するが、本発明はこの実施例によっ
て限定されるものではない。下記実施例に使用した評価
試験方法を下記に示す。
【００２３】 （１）防腐効力試験 ・試験菌株：細菌群｛Escherichia coli ATCC8739 ， Pseudomonas aeruginosa ATCC9027 ，Staphylococcus aureus ATCC6538） ：真菌群｛Candida albicans ATCC10231 ， Aspergillus niger ATCC 16404｝ ・試験方法 試験株を２４時間（Aspergillus nigerは胞子形成ま
で）前培養し、0.5％ Tween80 生理食塩水にそれぞれ懸
濁した。菌量がそれぞれ１０8／ｍｌになるように調整
する。細菌群、真菌群に分けた供試験体各２０ｇにそれ
ぞれの群ごとに調整した菌液を０．１ｍｌづつ接種し
た。
で）前培養し、0.5％ Tween80 生理食塩水にそれぞれ懸
濁した。菌量がそれぞれ１０8／ｍｌになるように調整
する。細菌群、真菌群に分けた供試験体各２０ｇにそれ
ぞれの群ごとに調整した菌液を０．１ｍｌづつ接種し
た。
【００２４】接種２時間後、２４時間後、４８時間後、
７２時間後、７日後、１４後に先に接種した検体から
０．１ｍｌを採取し細菌群はＳＣＤＬＰ寒天平板培地、
真菌群はＧＰＬＰ寒天平板培地に塗抹し、３０℃２４時
間〜７２時間培養して生残菌量を測定した。接種検体は
２５℃の恒温環境下に保管した。 ＜判定＞ 細菌群、真菌群の検出可能菌量が３日以内で１０個／ｍｌ＞ ：◎ ７日以内で１０個／ｍｌ＞ ：○ １４日以内で１０個／ｍｌ＞ ：△ １４日以上菌を検出 ：×
７２時間後、７日後、１４後に先に接種した検体から
０．１ｍｌを採取し細菌群はＳＣＤＬＰ寒天平板培地、
真菌群はＧＰＬＰ寒天平板培地に塗抹し、３０℃２４時
間〜７２時間培養して生残菌量を測定した。接種検体は
２５℃の恒温環境下に保管した。 ＜判定＞ 細菌群、真菌群の検出可能菌量が３日以内で１０個／ｍｌ＞ ：◎ ７日以内で１０個／ｍｌ＞ ：○ １４日以内で１０個／ｍｌ＞ ：△ １４日以上菌を検出 ：×
【００２５】（２）実用（微生物）試験 筆ペンタイプの化粧品容器に充填した検体を通常の液
吐出操作で筆部に充分吐出させる。これを上質紙の上で
「筆ならし」を行い筆部に内容液を充分行き渡らせる。
これを１０回繰り返す。 ２００倍に希釈したＳＣＤ液体培地に Pseudomonas a
eruginosa ATCC9027 とStaphylococcus aureus ATCC653
8 をそれぞれ１０5／ｍｌになるように懸濁する。この
懸濁液を深さが１ｍｍになるようにペトリ皿に満たす。 このペトリ皿にのペンの筆部のみを充分に浸し、筆
の繊維に菌懸濁液が絡むように皿底面に擦り付ける。
吐出操作で筆部に充分吐出させる。これを上質紙の上で
「筆ならし」を行い筆部に内容液を充分行き渡らせる。
これを１０回繰り返す。 ２００倍に希釈したＳＣＤ液体培地に Pseudomonas a
eruginosa ATCC9027 とStaphylococcus aureus ATCC653
8 をそれぞれ１０5／ｍｌになるように懸濁する。この
懸濁液を深さが１ｍｍになるようにペトリ皿に満たす。 このペトリ皿にのペンの筆部のみを充分に浸し、筆
の繊維に菌懸濁液が絡むように皿底面に擦り付ける。
【００２６】このペン体にキャップを装着し、３０℃
湿度９０％ＲＨの環境下で保管する。 ２４時間後、４８時間後、７２時間後、７日後、１４
日後にＳＣＤ液体培地上に保管していた検体の筆先を井
形に擦り付け、この平板培地に３２℃４８時間培養す
る。 判定は、微生物を検出しなくなるまでの期間とし下記
の標記で示した。 比較例−２は系が不安定で保管中に分離し試験を実施出
来なかった。
湿度９０％ＲＨの環境下で保管する。 ２４時間後、４８時間後、７２時間後、７日後、１４
日後にＳＣＤ液体培地上に保管していた検体の筆先を井
形に擦り付け、この平板培地に３２℃４８時間培養す
る。 判定は、微生物を検出しなくなるまでの期間とし下記
の標記で示した。 比較例−２は系が不安定で保管中に分離し試験を実施出
来なかった。
【００２７】（３）味覚評価 ・バルクが口中に入ったときの不快な苦甘みを専門パネ
ルによる官能評価を行った。（実施例、比較例における
苦甘みは１，３−ブチレングリコールに起因するもので
ある。） （４）経時安定性 ・筆ペンタイプの化粧料容器に内容液を充填する。キャ
ップを装着し未使用の状態で４０℃恒温環境に筆を上に
して保管する。
ルによる官能評価を行った。（実施例、比較例における
苦甘みは１，３−ブチレングリコールに起因するもので
ある。） （４）経時安定性 ・筆ペンタイプの化粧料容器に内容液を充填する。キャ
ップを装着し未使用の状態で４０℃恒温環境に筆を上に
して保管する。
【００２８】・評価は、一定期間保管後通常の吐出操作
を行い内容液を筆部から吐出させ目視判定する。正常に
吐出させるものを合格とし、透明液が顕著に観察される
までの期間により評価した。 ＜評価＞ ２ケ月以上正常 ：◎ １ケ月以上正常る ：○ ２週間以内 ：△ 製造直後分離 ：×
を行い内容液を筆部から吐出させ目視判定する。正常に
吐出させるものを合格とし、透明液が顕著に観察される
までの期間により評価した。 ＜評価＞ ２ケ月以上正常 ：◎ １ケ月以上正常る ：○ ２週間以内 ：△ 製造直後分離 ：×
【００２９】実施例１〜６、比較例１〜４ 表１〜２に示すように非水溶性の主溶剤Ａ，水溶性の副
溶剤Ｂ、防腐剤Ｃ及び着色成分Ｄを必須成分とし、その
他の化粧料成分を含むように配合量を変更してタルトン
万能混合撹拌機（５ＤＭＶ−０１−ｒｒ型）を使用して
表１〜２に示すような各配合組成の液体化粧料の検体を
製造した。なお使用した防腐剤Ｃのパラベンは、使用し
た主溶剤Ａよりも１，３ブチレングリコールの副溶剤Ｂ
への溶解度が高いが、予めパラベンを副溶剤Ｂに溶解さ
せてから主溶剤Ａに分散させる方法で製造した。得られ
た各検体を使用し、それぞれ前記した各種の評価試験を
行った。その試験の評価結果をまとめて表１〜２に示
す。
溶剤Ｂ、防腐剤Ｃ及び着色成分Ｄを必須成分とし、その
他の化粧料成分を含むように配合量を変更してタルトン
万能混合撹拌機（５ＤＭＶ−０１−ｒｒ型）を使用して
表１〜２に示すような各配合組成の液体化粧料の検体を
製造した。なお使用した防腐剤Ｃのパラベンは、使用し
た主溶剤Ａよりも１，３ブチレングリコールの副溶剤Ｂ
への溶解度が高いが、予めパラベンを副溶剤Ｂに溶解さ
せてから主溶剤Ａに分散させる方法で製造した。得られ
た各検体を使用し、それぞれ前記した各種の評価試験を
行った。その試験の評価結果をまとめて表１〜２に示
す。
【００３０】
【表１】
【００３０】
【表２】
【００３１】
【発明の効果】本発明によると、汗、唾液等の液滴が化
粧料中に取り込まれても水分（唾液、汗等）は均一分散
された水溶性の副溶剤Ｂ中に取り込まれてそこに存在す
るパラベンにて防腐効果を発揮する。これによって、水
分（唾液、汗等）混入による微生物性の腐敗を抑制し、
口紅に用いた時に使用者が不快に感じる「苦甘み」を感
じることがない。また長期保存時も化粧料が分離するこ
となく安定な分散系を維持でき、特に比重の大きな無機
顔料を使った（分散系）であっても分散安定性が高い。
従って、本発明は特に汗や唾液が絡みやすい筆ペンやス
ポンジタイプの塗布体を持ち、微生物性の腐敗に対し条
件の悪い液体塗布容器に用いても腐敗臭を発生すること
のない非水系疎水性液状メークアップ化粧料を得ること
ができる。
粧料中に取り込まれても水分（唾液、汗等）は均一分散
された水溶性の副溶剤Ｂ中に取り込まれてそこに存在す
るパラベンにて防腐効果を発揮する。これによって、水
分（唾液、汗等）混入による微生物性の腐敗を抑制し、
口紅に用いた時に使用者が不快に感じる「苦甘み」を感
じることがない。また長期保存時も化粧料が分離するこ
となく安定な分散系を維持でき、特に比重の大きな無機
顔料を使った（分散系）であっても分散安定性が高い。
従って、本発明は特に汗や唾液が絡みやすい筆ペンやス
ポンジタイプの塗布体を持ち、微生物性の腐敗に対し条
件の悪い液体塗布容器に用いても腐敗臭を発生すること
のない非水系疎水性液状メークアップ化粧料を得ること
ができる。
Claims (7)
- 【請求項１】 非水溶性の主溶剤Ａ，水溶性の副溶剤
Ｂ、防腐剤Ｃ及び着色成分Ｄを必須成分として含む非水
系液体化粧料であって、主溶剤Ａと副溶剤Ｂは基本的に
混和せず副溶剤Ｂが主溶剤Ａ中に分散しており、且つ、
防腐剤Ｃが分散した副溶剤Ｂに分配していることを特徴
とする非水系液体化粧料。 - 【請求項２】 防腐剤Ｃの溶剤Ａと溶剤Ｂに対する分配
率（溶解度）はＡ≦Ｂである請求項１記載の非水系液体
化粧料。 - 【請求項３】 主溶剤Ａ中に防腐剤Ｃを溶解した溶剤Ｂ
の微細な液滴と着色成分及びその他のメークアップ成分
が均一に分散され実質的に水を含まない請求項１又は２
に記載の非水系液体化粧料。 - 【請求項４】 その他のメークアップ成分として、少な
くとも増粘剤と油脂が配合されている請求項３記載の非
水系液体化粧料。 - 【請求項５】 副溶剤Ｂ／防腐剤Ｃの配合比が１．５〜
３５で、且つ、副溶剤Ｂの配合量が０．５〜１０％の範
囲内である請求項１〜３のいずれか１項に記載の非水系
液体化粧料。 - 【請求項６】 主溶剤Ａがオクタメチルシクロテトラシ
ロキサンまたはデカメチルシクロペンタシロキサンより
選ばれる少なくとも一種、副溶剤Ｂがプロピレングリコ
ール、１，３−ブチレングリコール、ジプロピレングリ
コールより選ばれる少なくとも一種、防腐剤Ｃがパラベ
ン類より選択された少なくとも一種である請求項１〜５
のいずれか１項に記載の非水系液体化粧料。 - 【請求項７】 筆ペンもしくはスポンジタイプの塗布体
を持つ液体化粧料塗布容器に充填されてなる請求項１〜
６のいずれか１項に記載の非水系液体メークアップ化粧
料。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11192121A JP2001019621A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 非水系液体化粧料 |
| US09/597,052 US6428774B1 (en) | 1999-07-06 | 2000-06-20 | Nonaqueous liquid cosmetic |
| FR0008663A FR2797397B1 (fr) | 1999-07-06 | 2000-07-04 | Composition cosmetique liquide non aqueuse et article cosmetique la contenant |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11192121A JP2001019621A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 非水系液体化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001019621A true JP2001019621A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16286032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11192121A Pending JP2001019621A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 非水系液体化粧料 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6428774B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001019621A (ja) |
| FR (1) | FR2797397B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004091422A (ja) * | 2002-09-03 | 2004-03-25 | Pola Chem Ind Inc | 皮膚外用剤 |
| JP2017075119A (ja) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | 日本メナード化粧品株式会社 | 液状油性口唇化粧料 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11534011B2 (en) | 2019-06-14 | 2022-12-27 | Big Agnes, Inc. | Sleeping bag with expansion panel |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2683720B1 (fr) * | 1991-11-15 | 1994-08-19 | Jouvance Daniel | Composition a usage cosmetique comportant des grains d'une substance gelefiee. |
| US5603926A (en) * | 1992-12-01 | 1997-02-18 | Osaka Yuki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Cosmetic composition comprising cationic polymer thickener |
| EP0657486B1 (en) * | 1993-12-09 | 1998-08-26 | Kao Corporation | Fluorine-modified silicone, process for preparing the same, and cosmetics containing the same |
| DE69616767T2 (de) * | 1995-03-10 | 2002-07-18 | Kao Corp | Ultraviolett abschirmende feine kompositteilchen,verfahren zu seiner herstellung und kosmetika |
| US6139823A (en) * | 1995-11-07 | 2000-10-31 | The Procter & Gamble Company | Transfer resistant cosmetic compositions |
| US6585986B2 (en) * | 1997-05-30 | 2003-07-01 | Shiseido Company, Ltd. | Gelling agent and gel compositions |
| EP0976381A4 (en) * | 1997-09-26 | 2001-09-26 | Shiseido Co Ltd | PREPARATION FOR DERMATOLOGICAL USE |
| US6121373A (en) * | 1998-10-07 | 2000-09-19 | Dow Corning Corporation | Method of making thick water-in-silicone emulsions |
-
1999
- 1999-07-06 JP JP11192121A patent/JP2001019621A/ja active Pending
-
2000
- 2000-06-20 US US09/597,052 patent/US6428774B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-07-04 FR FR0008663A patent/FR2797397B1/fr not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004091422A (ja) * | 2002-09-03 | 2004-03-25 | Pola Chem Ind Inc | 皮膚外用剤 |
| JP2017075119A (ja) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | 日本メナード化粧品株式会社 | 液状油性口唇化粧料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2797397B1 (fr) | 2006-09-22 |
| US6428774B1 (en) | 2002-08-06 |
| FR2797397A1 (fr) | 2001-02-16 |
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