JP6628135B2 - 端子台 - Google Patents

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本発明は、第1方向に並ぶ一対の接続端子を少なくとも一組備える基台と、前記基台に対して前記第1方向にスライド可能に案内されるカバー部材であって、前記第1方向に直交する第2方向において前記一対の接続端子を覆うカバー部材と、を備えた端子台に関する。
従来、幅方向に並ぶ一対の接続端子を長手方向に複数組備える基台と、一対の接続端子を覆うカバー部材であって、基台に対して幅方向にスライド可能に取り付けられたカバー部材と、を備えた端子台が知られている。基台は、長手方向で隣り合う接続端子同士を仕切るセパレータ部材を備える。このセパレータ部材は、上端部に、幅方向に形成された溝部を有する。この溝部内に板状に形成されたカバー部材が挿入されることで、カバー部材が基台に対してスライド自在となっている。溝部の両端部は、両端側に近づくにつれて幅が拡大するように形成されている。また、溝部の上端を形成するセパレータ部材の上端部が、その両端部で下方に延び、一対のストッパ部を形成している。このような構成により、カバー部材を溝部に沿って挿入し、カバー部材の両端が一対のストッパ部に当たるように配置されて、カバー部材が閉じられると、カバー部材の基台からの脱落が防止される。また、閉じられた状態のカバー部材の一端部をストッパ部よりも下方に引き下げると、カバー部材の端面とストッパ部との係合が外れて、カバー部材をスライドさせることが可能となる(特許文献1参照)。
端子と配線の接続または端子からの配線の分離等の作業時には、端子が露出するように、ストッパ部との係合を解除した上で、カバー部材を引き抜くようにスライドさせて、カバー部材が基台から取り外される。また、作業が終了すると、カバー部材を溝部内に挿入してスライドさせて、カバー部材の両端を一対のストッパ部に係合させて、カバー部材が基台に取り付けられる。ところが、カバー部材が基台から取り外されると、取り外されたカバー部材を作業者が紛失したり、取り外されて落下したカバー部材を作業者自身が踏みつけて破損してしまうことなどがあった。
上述の端子台は、カバー部材が基台のセパレータ部材の溝部内に沿ってスライドされて、カバー部材が閉じられた状態、具体的にはカバー部材の両端部がそれぞれセパレータ部材の両側のストッパ部に到達した状態では、カバー部材を基台から脱落不能に支持できる。しかし、閉じられた状態の位置からカバー部材が外されると、カバー部材とストッパ部との係合が外れているため、カバー部材を脱落不能に支持することはできない。そのため、上述の端子台では、カバー部材をスライドさせて端子を露出させる際に、カバー部材が簡単に取り外されてしまう。その結果、上述したように、カバー部材の紛失やカバー部材の破損を招いてしまう。
特開2014−157676号公報
そこで、本発明は、カバー部材をスライドさせて端子を露出させながら、端子が露出した状態ではカバー部材が基台から脱落することを防止できる端子台を提供することを目的とする。
本発明に係る端子台は、第1方向に並ぶ一対の接続端子を少なくとも一組備える基台と、前記基台に対して前記第1方向にスライド可能に案内されるカバー部材であって、前記第1方向に直交する第2方向において前記一対の接続端子を覆うカバー部材と、を備えた端子台であって、前記カバー部材は、カバー本体と、前記カバー本体から前記第1方向と直交する方向に突出する突出部と、を備え、前記基台は、前記第1方向の両側のそれぞれにおいて、前記一対の接続端子のうち、前記カバー部材がスライドされた側と反対の側に位置する接続端子を露出できるように、前記突出部に当接することによって前記カバー部材のスライド可能な範囲を制限するストッパを備え、前記カバー部材は、少なくとも一部に不透明部分を有し、前記基台は、前記カバー部材が前記第1方向にスライドされることによって前記カバー部材が開放された状態を示すための目印体であって、前記カバー部材が前記一対の接続端子を覆っている状態で前記カバー部材の前記不透明部分によって隠蔽され、前記一対の接続端子のうちの少なくとも一方が露出された状態で露出される目印体を備える。
かかる構成によれば、第1方向にスライド可能に案内されるカバー部材が、ストッパにより、スライド可能な範囲を制限される。カバー部材がスライド可能な範囲を超えてスライドできないので、カバー部材が基台から脱落しない。また、このスライド可能な範囲は、カバー部材がスライドされた側と反対の側に位置する接続端子を露出できるようになっている。そのため、本発明に係る端子台は、カバー部材をスライドさせて接続端子を露出させながら、接続端子が露出した状態ではカバー部材が基台から脱落することを防止できる。
また、一対の接続端子のうちの少なくとも一方を露出させようとカバー部材をスライドさせると、目印体が露出される。目印体が露出されていれば、第1方向へのスライドによってカバー部材が開放された状態にあることが、作業者に一目でわかる。したがって、本発明に係る端子台は、カバー部材の閉め忘れを防止するように作業者に注意喚起できる。
前記端子台において、前記突出部は、前記カバー本体から前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向に突出し、前記基台は、前記カバー部材を前記第1方向にスライド可能に案内するガイド体であって、前記第3方向において前記カバー本体または前記突出部に略当接する第3方向規制面と、前記第2方向において前記カバー本体または前記突出部に略当接する第2方向規制面と、を有するガイド体を備えてもよい。
かかる構成によれば、突出部がカバー本体から第3方向に突出するので、第2方向の両側のうちの接続端子から遠い側については、カバー本体に重ならないようにガイド体を配置しても、カバー部材を案内できる。つまり、カバー部材を案内するために、カバー本体を第2方向において覆う必要がない。そのため、本発明に係る端子台は、カバー部材が開放されたときの開口面積がガイド体によって減少させられることを防止できる。
前記端子台において、前記ガイド体は、前記突出部が前記ストッパに当接する位置とは異なる位置において、前記突出部の前記第2方向への移動を許容する開口部を備えてもよい。
かかる構成によれば、カバー部材は、突出部がストッパに当接する位置とは異なる位置において、開口部に突出部を通すことにより第2方向に移動できる。そのため、本発明に係る端子台は、突出部がストッパに当接した状態におけるカバー部材の脱落を防止しながら、基台へのカバー部材の取り付けおよび取り外しを容易に行うことができる。
前記端子台において、前記カバー部材は、透明部分を有してもよい。
かかる構成によれば、カバー部材が一対の接続端子を覆っている状態であっても、作業者は、透明部分を介して接続端子を視認することができる。
本発明に係る端子台は、カバー部材をスライドさせて端子を露出させながら、端子が露出した状態ではカバー部材が基台から脱落することを防止できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る端子台の斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る端子台の平面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る端子台の正面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る端子台の側面断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係るカバー部材の斜視図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係る端子台の平面一部断面図である。 図7は、図6のA−A断面図である。 図8は、図6のB−B断面図である。 図9は、図6のC−C断面図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る端子台の正面断面図である。 図11は、本発明の第3実施形態に係る端子台の斜視図である。 図12は、本発明の第3実施形態に係る端子台の平面図である。 図13は、本発明の第4実施形態に係る端子台の平面一部断面図である。 図14は、本発明の第4実施形態に係る端子台の正面図である。
まず、本発明の第1実施形態に係る端子台1を、図1から図9を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態において同一または対応する部分には同一の参照符号を付しており、これらの部分の構成についての説明は、基本的には繰り返さない。
図1から図4は、端子台1の斜視図、平面図、正面図、および側面図を示す。図1から図4に示されるように、端子台1は、長手方向(第1方向)D1に並ぶ一対の接続端子2を少なくとも一組備える基台3と、基台3に対して長手方向D1にスライド可能なカバー部材4とを備える。カバー部材4は、長手方向D1に直交する上下方向(第2方向)D2において一対の接続端子2を覆う。本実施形態では、基台3は、長手方向D1および上下方向D2に直交する幅方向(第3方向)D3に沿って配置された4対の接続端子2を備える。
基台3は、長手方向D1および幅方向D3に広がる支持板31と、幅方向D3に沿って等間隔に配置され支持板31から上下方向D2に延びる分離壁32と、隣り合う2つの分離壁32を幅方向D3で連結する連結壁33とを備える。分離板32は、幅方向D3において隣り合う一方の接続端子2の対と他方の接続端子2の対とを分離する。連結壁33は、長手方向D1における分離壁32の中央部に位置し、支持板31と隣り合う2つの分離壁32とによって囲まれる空間を、長手方向D1の一方側および他方側に分離する。なお、連結壁33は、カバー部材4と接触しないように、支持板31からの上下方向D2における突出高さにおいて分離壁32よりも小さくなっている。
一対の接続端子2のそれぞれは、支持板31と隣り合う2つの分離壁32と連結壁33とによって囲まれる空間内に配置され、支持板31に固定されている。
カバー部材4の長手方向D1における長さ(長手寸法)は、支持板31および分離壁32の長手方向D1における長さに等しい。そのため、カバー部材4を基台3に対して長手方向D1にスライドさせて、上下方向D2において支持板31と重複する位置に移動させることで、カバー部材4は、支持板31および隣り合う2つの分離壁32によって囲まれる空間を、上下方向D2において覆うことができる。このようにして、カバー部材4が閉じられる。カバー部材4が閉じられているとき、一対の接続端子2の双方が、カバー部材4によって覆われている。閉じられた状態のカバー部材4が長手方向D1に少しでもスライドされると、カバーが少なくとも部分的に開放され、支持板31の少なくとも一部が露出される。
図5から図9を参照して、カバー部材4を基台3に対してスライド自在とする構成を説明する。
図5に示されるように、カバー部材4は、板状に形成されたカバー本体40と、カバー本体40から幅方向D3に突出する突出部41とを備える。本実施形態では、カバー部材4の長手方向D1における両端部のそれぞれで、幅方向D3の両側に1つの突出部41が配置されており、カバー部材4は、合計で4つの突出部41を備える。突出部41は、上下方向D2における両端面が平面に形成されている。
図6に示されるように、基台3は、カバー部材4を長手方向D1にスライド可能に案内するガイド体5であって、隣り合う2つの分離壁32によって構成されたガイド体5を備える。
図7に示されるように、分離壁32は、支持板31から遠ざかるように上下方向D2に沿って位置する4つの部分である、第1部分34、第2部分35、第3部分36、および第4部分37を有する。第1部分34は、上下方向D2において、支持板31とカバー部材4との間に位置する分離壁32の部分である。第2部分35は、上下方向D2において、第1部分34と突出部41との間に位置する分離壁32の部分である。第4部分37は、上下方向D2において、突出部41と同じ領域に位置する分離壁32の部分である。第4部分37は、上下方向D2において、突出部41よりも接続端子2(支持板31)から遠い側に位置する分離壁32の部分である。本実施形態では、第2部分35および第4部分37は、幅方向D3において同じ寸法を有している。
第1部分34は、幅方向D3において第2部分35よりも接続端子2に近い側(カバー部材4の中央側)に突出している。そのため、第1部分34の上下方向D2における端面34bは、カバー本体40に対向する。第1部分34の上下方向D2における端面34bは、カバー部材4の上下方向D2における接続端子2(支持板31)に近い側への移動を規制する第2方向規制面として機能する。
図7に示されるように、分離壁32は、第2部分35と第4部分37との間に突出部41を受け入れるように構成された溝部10を有する。本実施形態では、分離壁32は、4つの溝部10を有し、各溝部10は、分離壁32の幅方向D3の両側において、長手方向D1の一方側および他方側にそれぞれ配置されている(図6)。
図7に示されるように、溝部10は、上下方向D2において第2部分35および第4部分37の互いに対向する端面35b、37bと、幅方向D3における第3部分36の端面36aとによって形成されている。第2部分35および第4部分37の上下方向D2における端面35b、37bは、カバー部材4が上下方向D2に移動しようとする際に突出部41の上下方向D2における端面に当接する。そのため、第2部分35および第4部分37の互いに対向する端面35b、37bは、カバー部材4の上下方向D2への移動を規制する第2方向規制面として機能する。
幅方向D3において、カバー本体40の長さ(幅寸法)は、隣り合う2つの分離壁32の第2部分35間の距離と、隣り合う2つの分離壁32の第4部分37間の距離とに概ね等しい。そのため、カバー本体40の幅方向D3における端面は、第2部分35の幅方向D3における端面35aと、第4部分37の幅方向D3における端面37aとに略当接する。そのため、第2部分35および第4部分37の幅方向D3における端面35a、37aは、カバー部材4の幅方向D3への移動を規制する第3方向規制面として機能する。なお、第3部分36の幅方向D3における端面36aは、溝部10内に挿入された突出部41と当接しないように、幅方向D3において突出部41から離れた位置に配置されている。なお、第3部分36の幅方向D3における端面36aは、溝部10内に挿入された突出部41と当接してもよい。
上述したように、カバー部材4の上下方向D2への移動は、突出部41に当接可能な第2部分35および第4部分37の互いに対向する端面(第2方向規制面)35b、37bと、カバー本体40に当接可能な第1部分34の端面(第2方向規制面)34bとによって、規制される。カバー部材4の幅方向D3への移動は、カバー本体40に当接可能な第2部分35および第4部分37の端面(第3方向規制面)35a、37aによって、規制される。ガイド体5は、3つの第2方向規制面と、2つの第3方向規制面とを備えるので、カバー部材4を長手方向D1に沿って案内でき、長手方向D1に直交する方向へのカバー部材4の移動を規制できる。
図6、図8を参照して、カバー部材4のスライド可能な範囲を制限する構成を説明する。
図6に示されるように、基台3は、分離壁32の長手方向D1における中央部に、カバー部材4の突出部41に当接することによってカバー部材4のスライド可能な範囲を制限するストッパ6を備えている。ストッパ6は、分離壁32の一部である。ストッパ6は、第3部分36において幅方向D3のカバー部材4側に突出する部分である。図8に示されるように、ストッパ6のある位置において、第3部分36の幅方向D3における端面は、第2部分35および第4部分37の幅方向D3における端面35a、37aと面一となっている。
図6に示されるように、分離壁32内の2つの溝部10は、ストッパ6を挟んで、長手方向D1の一方側および他方側に配置されている。カバー部材4が長手方向D1の一方側(図6の右側)にスライドされて、長手方向D1の他方側(図6の左側)に位置する突出部41がストッパ6に当接した状態では、一対の接続端子2のうち、長手方向D1の他方側(図6の左側)に配置された接続端子2がカバー部材4から露出される。同様に、カバー部材4が長手方向D1の他方側にスライドされて、一方側に位置する突出部41がストッパ6に当接した状態では、一対の接続端子2のうち、長手方向D1の一方側に配置された接続端子2がカバー部材4から露出される。このように、ストッパ6は、長手方向D1の両側のそれぞれにおいて、一対の接続端子2のうち、カバー部材4がスライドされた側と反対の側に位置する接続端子2を露出できるように、突出部41に当接することによってカバー部材4のスライド可能な範囲を制限する。
図6、図9を参照して、カバー部材4の基台3への着脱を可能とする構成を説明する。
図6に示されるように、ガイド体5は、突出部41がストッパ6に当接する位置P1とは異なる位置P2において、突出部41の上下方向D2への移動を許容する開口部7を備える。ガイド体5は、幅方向D3に並ぶ一対の突出部41に対応して、幅方向D3に並ぶ一対の開口部7を備える。本実施形態では、長手方向D1の両側にそれぞれ一対の開口部7が設けられており、ガイド体5は、4つの開口部7を有する。
図9に示されるように、開口部7は、第4部分37に形成された上下方向D2の孔である。ここで、カバー本体40は、ガイド体5によって上下方向D2における接続端子2(支持板31)から遠い側への移動を規制されていない。一方、突出部41は、この突出部41が上下方向D2において開口部7と重なる位置にある場合を除いて、ガイド体5によって上下方向D2における移動を規制されている(図7参照)。そのため、カバー部材4のスライドによって、突出部41が上下方向D2において開口部7と重なる位置にあるとき、ガイド体5による突出部41の規制が外れる。ここで、カバー部材4の幅方向D3における両側において、一対の突出部41の位置と開口部7の位置とは対応している。そのため、カバー部材4のスライドによって、幅方向D3に並ぶ一対の突出部41の規制は、同時に外れる。また、長手方向D1の両側に配置された2つの突出部41のうち、一方の突出部41が開口部7内に位置するとき、他方の突出部41は長手方向D1において基台3よりも外側に位置している。つまり、他方の突出部41は、ガイド体5の規制から外れている。カバー部材4のスライドによって、突出部41が開口部7内に位置するとき、長手方向D1の両側の突出部41が上下方向D2においてガイド体5に規制されないので、カバー部材4は、上下方向D2に移動できる。
次に、図2、図4、図5を参照して、カバーの開放を作業者に注意喚起するための構成を説明する。
図5に示されるように、カバー部材4は、カバー本体40および突出部41の他に、カバー本体40に設けられたマスキング体42を備える。カバー本体40は透明部材であり、マスキング体42は不透明部材である。マスキング体42は、平面視において四角形の枠形状を有し、カバー本体40の長手方向D1における中央部に配置されている。マスキング体42は、例えば、カバー本体40の外面に、塗装または蒸着により膜を形成することによって、あるいは、シールまたは板状部材のような、カバー本体40とは異なる別部品を嵌め込みまたは接着により固定することによって、構成される。
図2、図4に示されるように、基台3の支持板31は、カバー部材4が長手方向D1にスライドされることによってカバー部材4が開放された状態を示すための目印体8を備える。本実施形態では、基台3は、支持板31の長手方向D1における中央部に配置された4つの目印体8を備える。目印体8も、マスキング体42と同様に、支持板31の外面に塗装または蒸着により膜を形成することによって、あるいは、シールまたは板状部材のような、支持板31とは異なる別部品を嵌め込みまたは接着により固定することによって、構成される。4つの目印体8は、長手方向D1の両側で幅方向D3の両側の4個所に、それぞれ配置され、上下方向D2より見て連結壁33の4隅に隣接する。
図2に示されるように、カバー部材4が閉じられている場合、上下方向D2において、マスキング体42は4つの目印体8の全体と重複する。そのため、4つの目印体8はマスキング体42によって隠蔽される。また、このとき、カバー本体40におけるマスキング体42の非配置領域は、上下方向D2において、一対の接続端子2と重複する。そのため、一対の接続端子2はカバー本体40によって覆われる。しかし、非配置領域は透明なので、一対の接続端子2は隠蔽されない。したがって、カバー部材4が閉じられていても、外部から透明なカバー本体40を介して一対の接続端子2を視認することが可能である。
また、一方の接続端子2が露出するようにカバー部材4が開かれている場合、上下方向D2において、マスキング体42は4つの目印体8の全体から外れている。そのため、4つの目印体8はマスキング体42から露出される。このとき、4つの目印体8は、カバー本体40におけるマスキング体42の非配置領域によって覆われているが、非配置領域は透明なので、4つの目印体8は隠蔽されない。そのため、外部から透明なカバー本体40を介して4つの目印体8を視認することが可能である。これにより、カバーの開放を、作業者に注意喚起することができる。
次に、図10を参照して、第2実施形態に係る端子台1を説明する。
図10は、第1実施形態における図7に対応する図である。図10に示されるように、第2実施形態に係る分離壁32では、第1部分34および第2部分35の幅方向D3における端面が面一となるように構成されている。そのため、第2実施形態に係る分離壁32は、カバー本体40に当接可能な第2方向規制面を有しない。
第2実施形態では、カバー部材4が開かれると、長手方向D1に並ぶ一対の突出部41のうち、一方の突出部41が基台3から外れて、他方の突出部41のみが基台3に当接する。つまり、カバー部材4が、他方側の一対の突出部41によって、基台3に片持ち支持される。第2実施形態では、片持ち支持されたカバー部材4が傾くのを防止するために、突出部41の上下方向D2における両端面が、第2部分35および第4部分37の互いに対向する端面35b、37bと略接触するように形成されている。つまり、突出部41の上下方向D2における両端面間の距離は、互いに対向する端面35b、37b間の距離に略等しい。そのため、カバー部材4がスライドされて、カバー部材4が片持ち支持された状態でも、カバー部材4の姿勢が傾斜することなく長手方向D1に維持される。
次に、図11、図12を参照して、第3実施形態に係る端子台1を説明する。
図11に示されるように、第3実施形態に係るカバー部材4は、全体が不透明部材である。図12に示されるように、第3実施形態に係る目印体8は、一対の接続端子2のそれぞれにおいて、接続端子2の周辺で支持板31に設けられている。基台3は、合計で8つの目印体8を備える。そのため、カバー部材4が閉じられている場合、一対の接続端子2および4つの目印体8は、カバー部材4によって隠蔽される。また、一方の接続端子2が露出するようにカバー部材4が開かれている場合、この一方の接続端子2に対応する4つの目印体8もカバー部材4から露出される。
次に、図13、図14を参照して、第4実施形態に係る端子台1を説明する。
図13に示されるように、第4実施形態に係る基台3のガイド体5では、分離壁32は、長手方向D1に沿ってガイド体5の両側に開口する溝部11を有する。そのため、ガイド体5は、幅方向D3に並ぶ2つの溝部11を有する。ここで、第1実施形態に係るガイド体5は、カバー部材4のスライド可能な範囲を規制するストッパとして、分離壁32と一体のストッパ6を有する。これに対して、第4実施形態に係るガイド体5は、カバー部材4のスライド可能な範囲を規制するストッパとして、分離壁32と別体であって分離壁32に取り付けられるストッパを有する。第4実施形態に係るガイド体5は、具体的には、このようなストッパの一例として、ネジ9を備える。図14に示されるように、ネジ9は、溝部11内を横断するように上下方向D2に沿って配置され、カバー部材4のスライドによって突出部41に当接可能である。本実施形態では、長手方向D1の両側で幅方向D3の両側にそれぞれネジ9が設けられ、分離壁32は、4つのネジ9を有する。
ネジ9は、第2部材35および第4部材37に形成されたネジ孔39に取り付けられる。4つのネジ9が基台3から外されているとき、溝部11の全体がネジ9によって塞がれることなく開放されている。そのため、カバー部材4を、ガイド体5の長手方向D1における端面に開口する溝部11の開口部に突出部41を挿入することによって、ガイド体5の内部に挿入することができる。ガイド部材4のスライドによって突出部41が長手方向D1に並ぶ一対のネジ孔39を超えた後に、これらの一対のネジ孔39にそれぞれネジ9が取り付けられる。取り付けられた2つのネジ9は、長手方向D1の両側において突出部41の移動を制限するストッパとなる。そのため、長手方向D1におけるカバー部材4のスライド可能な範囲が制限される。このようにして、カバー部材4の基台3からの脱落を防止できる。
なお、分離壁32と別体であって分離壁32に取り付けられるストッパは、ネジ9の他に、ピン、リベット、ブロック状部材、および楔部材など、種々の形態を採用できる。
第1から第4実施形態のそれぞれに係る端子台1は、長手方向(第1方向)D1に並ぶ一対の接続端子2を少なくとも一組備える基台3と、基台3に対して長手方向D1にスライド可能に案内されるカバー部材4であって、長手方向D1に直交する上下方向(第2方向)D2において一対の接続端子2を覆うカバー部材4と、を備える。カバー部材4は、カバー本体40と、カバー本体40から長手方向D1と直交する方向に突出する突出部41と、を備える。基台3は、長手方向D1の両側のそれぞれにおいて、一対の接続端子2のうち、カバー部材4がスライドされた側と反対の側に位置する接続端子2を露出できるように、突出部41に当接することによってカバー部材4のスライド可能な範囲を制限するストッパ(ストッパ6、ネジ9)を備える。
かかる構成によれば、長手方向D1にスライド可能に案内されるカバー部材4が、ストッパ(ストッパ6、ネジ9)により、スライド可能な範囲を制限される。カバー部材4がスライド可能な範囲を超えてスライドできないので、カバー部材4が基台3から脱落しない。また、このスライド可能な範囲は、カバー部材4がスライドされた側と反対の側に位置する接続端子2を露出できるようになっている。そのため、本発明に係る端子台1は、カバー部材4をスライドさせて接続端子2を露出させながら、接続端子2が露出した状態ではカバー部材4が基台3から脱落することを防止できる。
第1から第4実施形態のそれぞれに係る端子台1において、突出部41は、カバー本体40から長手方向D1および上下方向D2に直交する幅方向(第3方向)D3に突出する。基台3は、カバー部材4を長手方向D1にスライド可能に案内するガイド体5であって、幅方向D3においてカバー本体40または突出部41に略当接する2つの第3方向規制面35a、37aと、上下方向D2においてカバー本体40または突出部41に略当接する2つの第2方向規制面35b、37bと、を有するガイド体5を備える。
かかる構成によれば、突出部41がカバー本体40から幅方向D3に突出するので、上下方向D2の両側のうちの接続端子2から遠い側については、カバー本体4に重ならないようにガイド体5を配置しても、カバー部材4を案内できる。つまり、カバー部材4を案内するために、カバー本体40を上下方向D2において覆う必要がない。そのため、本発明に係る端子台1は、カバー部材4が開放されたときの開口面積がガイド体5によって減少させられることを防止できる。
第1から第3実施形態のそれぞれに係る端子台1において、ガイド体5は、突出部41がストッパ6に当接する位置とは異なる位置において、突出部41の上下方向D2への移動を許容する開口部7を備える。
かかる構成によれば、カバー部材4は、突出部41がストッパ(ストッパ6、ネジ9)に当接する位置とは異なる位置において、開口部7に突出部41を通すことにより上下方向D2に移動できる。そのため、本発明に係る端子台1は、突出部41がストッパに当接した状態におけるカバー部材4の脱落を防止しながら、基台3へのカバー部材4の取り付けおよび取り外しを容易に行うことができる。
第1から第4実施形態のそれぞれに係る端子台1において、カバー部材4は、少なくとも一部に不透明部分(マスキング体42、カバー本体40)を有する。基台3は、カバー部材4が長手方向D1にスライドされることによってカバー部材4が開放された状態を示すための目印体8であって、カバー部材4が一対の接続端子2を覆っている状態でカバー部材4の不透明部分によって隠蔽され、一対の接続端子2のうちの少なくとも一方が露出された状態で露出される目印体8を備える。
かかる構成によれば、一対の接続端子2のうちの少なくとも一方を露出させようとカバー部材4をスライドさせると、目印体8が露出される。目印体8が露出されていれば、長手方向D1へのスライドによってカバー部材4が開放された状態にあることが、作業者に一目でわかる。したがって、本発明に係る端子台1は、カバー部材4の閉め忘れを防止するように作業者に注意喚起できる。
第1、第2、または第4実施形態に係る端子台1において、カバー部材4は、透明部分(カバー本体40)を有する。
かかる構成によれば、カバー部材4が一対の接続端子2を覆っている状態であっても、作業者は、透明部分を介して接続端子を視認することができる。
なお、本発明の端子台は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
第1から第4実施形態では、カバー部材4の突出部41は、幅方向D3に突出し、ストッパ(6、9)は、突出部41に当接可能となるように、カバー本体40の幅方向D3における外側に配置される。本発明に係る突出部は、長手方向D1に直交する方向に突出すればよく、例えば、上下方向D2に突出してもよい。この場合、ストッパは、突出部に当接可能となるように、カバー本体の上下方向D2における外側に配置される。
第1から第4実施形態では、カバー部材4のスライド可能な範囲は、一対の接続端子2のうち、一方の接続端子2のみを露出可能とするように設定されている。本発明に係るスライド可能な範囲は、一対の接続端子2の両方を露出可能とするように設定されてもよい。この場合、例えば、突出部、ストッパ、および溝部が、第1方向(長手方向)の一方側および他方側のそれぞれに対応して設けられる。具体的には、カバー部材の第1方向の他方側の端部に一方用の突出部が設けられ、カバー部材の第1方向の一方側の端部に他方用の突出部が設けられる。ガイド体には、一方用の溝部と他方用の溝部とが、例えば第2方向(上下方向)において異なる位置に並列に設けられる。一方用のストッパが、一方用の溝部の第1方向の一方側の端部に配置され、他方用のストッパが、他方用の溝部の第1方向の他方側の端部に配置される。このような構成により、カバー部材は、一方用の突出部が、一方用の溝部の一方用のストッパに当接するまで、スライド可能である。一方用の突出部は、カバー部材の第1方向の他方側の端部に位置し、一方用のストッパは、溝部の第1方向の一方側の端部に位置しているので、一方用の突出部が一方用のストッパに当接するとき、カバー部材の大部分が基台3から外れている。そのため、一対の接続端子を露出させることができる。他方側へのスライドにおいても同様であり、カバー部材は、他方用の突出部が、他方用の溝部の他方用のストッパに当接するまで、スライド可能である。
1…端子台、2…接続端子、3…基台、4…カバー部材、5…ガイド体、6…ストッパ、7…開口部、8…目印体、9…ネジ、10…溝部、11…溝部、31…支持板、32…分離壁、33…連結壁、34…第1部分、34b…端面(第2方向規制面)、35…第2部分、35a…端面(第3方向規制面)、35b…端面(第2方向規制面)、36…第3部分、36a…端面、37…第4部分、37a…端面(第3方向規制面)、37b…端面(第2方向規制面)、39…ネジ孔、40…カバー本体、41…突出部、42…マスキング体、D1…長手方向(第1方向)、D2…上下方向(第2方向)、D3…幅方向(第3方向)、P1…位置、P2…位置

Claims (4)

  1. 第1方向に並ぶ一対の接続端子を少なくとも一組備える基台と、
    前記基台に対して前記第1方向にスライド可能に案内されるカバー部材であって、前記第1方向に直交する第2方向において前記一対の接続端子を覆うカバー部材と、を備えた端子台であって、
    前記カバー部材は、カバー本体と、前記カバー本体から前記第1方向と直交する方向に突出する突出部と、を備え、
    前記基台は、前記第1方向の両側のそれぞれにおいて、前記一対の接続端子のうち、前記カバー部材がスライドされた側と反対の側に位置する接続端子を露出できるように、前記突出部に当接することによって前記カバー部材のスライド可能な範囲を制限するストッパを備え
    前記カバー部材は、少なくとも一部に不透明部分を有し、
    前記基台は、前記カバー部材が前記第1方向にスライドされることによって前記カバー部材が開放された状態を示すための目印体であって、前記カバー部材が前記一対の接続端子を覆っている状態で前記カバー部材の前記不透明部分によって隠蔽され、前記一対の接続端子のうちの少なくとも一方が露出された状態で露出される目印体を備える、端子台。
  2. 前記突出部は、前記カバー本体から前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向に突出し、
    前記基台は、前記カバー部材を前記第1方向にスライド可能に案内するガイド体であって、前記第3方向において前記カバー本体または前記突出部に略当接する第3方向規制面と、前記第2方向において前記カバー本体または前記突出部に略当接する第2方向規制面と、を有するガイド体を備える、請求項1に記載の端子台。
  3. 前記ガイド体は、前記突出部が前記ストッパに当接する位置とは異なる位置において、前記突出部の前記第2方向への移動を許容する開口部を備える、請求項2に記載の端子台。
  4. 前記カバー部材は、透明部分を有する、請求項に記載の端子台。
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