JP6628053B2 - 半導体記憶装置の書き換え方法 - Google Patents

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Description

本開示は、半導体記憶装置の書き換え方法及び半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置は、組み込み機器、コンピュータまたは情報通信機器等に用いられる。近年では、半導体記憶装置の大容量化、小型化、高速書き換え、高速読み出し及び動作の低消費電力化を実現するための技術開発が盛んに行われている。
特に、抵抗変化素子を記憶素子に用いた抵抗変化メモリ(ReRAM:Resistive Random Access Memory)は、従来のフラッシュメモリに比べ、高速かつ低消費電力で書き換えが可能であることが特徴である。
抵抗変化素子とは、電気的な信号によって抵抗値が可逆的に変化する性質を有し、さらには、抵抗変化素子の可逆的に変化する抵抗値に対応したデータを、記憶することが可能な素子をいう。
抵抗変化素子を用いた半導体記憶装置として、直交するように配置されたワード線とビット線との交点の位置に、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタと抵抗変化素子とを直列に接続した、いわゆる1T1R型と呼ばれるメモリセルをマトリックス状にアレイ配置した半導体記憶装置が一般的に知られている。
ところで、半導体記憶装置が微細化されることによって、MOSトランジスタのサイズが小さくなり、MOSトランジスタの酸化膜が薄膜化される。これにより、TDDB(Time Dependent Dielectric Breakdown)またはHCI(Hot Carrier Injection)等の特性が悪化する。従って、MOSトランジスタへの高い電圧の印加が困難となる。例えば、1.1V系MOSトランジスタに3Vのバイアス印加は困難となる。
そこで、MOSトランジスタに高い電圧を印加するための方法が特許文献1に示されている。具体的には、MOSトランジスタのドレイン及びソースにプリチャージ電圧を印加する。これにより、MOSトランジスタのゲートに印加される印加バイアスが大きく低下し、半導体記憶装置の微細化による課題に対する有効な手段となる。
特開2011−248953号公報
しかしながら、例えば、MOSトランジスタのドレイン及びソースにプリチャージ電圧を印加した状態から、同時に書き込み電圧を印加する方式である同時パルス方式において、配線遅延等により、書き込み電圧を印加するタイミングがずれることがある。これにより、同時パルス方式では、抵抗変化素子の抵抗値を変化させるための印加パルスの波形が不安定になる。このように、波形が不安定な印加パルス(以下、波形不安定型の印加パルスと呼ぶ)が複数発生し、印加パルス幅のばらつきが大きくなるという課題がある。
本開示は、上記課題に鑑み、配線遅延等により書き込み電圧を印加するタイミングがずれた際に、複数の波形不安定型の印加パルスの発生及び印加パルス幅のばらつきを抑制することができる半導体記憶装置の書き換え方法及び半導体記憶装置を提供する。
上記課題を解決するため、本開示の一態様に係る半導体記憶装置の書き換え方法は、メモリセルアレイと、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のソース線と、を備える半導体記憶装置の書き換え方法であって、前記複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択し、かつ前記複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択し、かつ前記複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択したときに、前記複数のビット線及び前記複数のソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第1の書き換えステップと、前記選択ビット線または前記選択ソース線のどちらか一方に書き換え電圧を印加する第2の書き換えステップと、前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方に書き換え電圧を印加する第3の書き換えステップと、前記選択ビット線または前記選択ソース線のどちらか一方にプリチャージ電圧を印加する第4の書き換えステップと、前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第5の書き換えステップと、を含む。
また、本開示の一態様に係る半導体記憶装置の書き換え方法は、メモリセルアレイと、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のソース線と、を備える半導体記憶装置の書き換え方法であって、前記複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択し、かつ前記複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択し、かつ前記複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択したときに、前記複数のビット線及び前記複数のソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第1の書き換えステップと、前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方を接地する第2の書き換えステップと、前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方に書き換え電圧を印加する第3の書き換えステップと、前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方を接地する第4の書き換えステップと、前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第5の書き換えステップと、を含む。
また、本開示の一態様に係る半導体記憶装置の書き換え方法は、メモリセルアレイと、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のソース線と、を備える半導体記憶装置の書き換え方法であって、前記複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択し、かつ前記複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択し、かつ前記複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択したときに、前記複数のビット線及び前記複数のソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第1の書き換えステップと、前記選択ビット線または前記選択ソース線のどちらか一方を接地する第2の書き換えステップと、前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方を接地する第3の書き換えステップと、前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方に書き換え電圧を印加する第4の書き換えステップと、前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方を接地する第5の書き換えステップと、前記選択ビット線または前記選択ソース線のどちらか一方にプリチャージ電圧を印加する第6の書き換えステップと、前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第7の書き換えステップと、を含む。
また、本開示の一態様に係る半導体記憶装置の書き換え方法は、メモリセルアレイと、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のソース線と、を備える半導体記憶装置の書き換え方法であって、前記複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択し、かつ前記複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択し、かつ前記複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択したときに、前記選択ワード線にプリチャージ電圧を印加する第1の書き換えステップと、前記選択ワード線に書き換え電圧を印加する第2の書き換えステップと、前記選択ワード線にプリチャージ電圧を印加する第3の書き換えステップと、を含む。
また、本開示の一態様に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイと、第1の方向に延設されている複数のワード線と、前記第1の方向と異なる第2の方向に延設されている複数のビット線と、前記第2の方向に延設されている複数のソース線と、前記複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択する第1のデコード回路と、前記複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択し、かつ前記複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択する第2のデコード回路と、書き換え電圧及びプリチャージ電圧の少なくとも2つ以上の電圧を発生させる電源回路と、前記メモリセルアレイに前記書き換え電圧を印加するためのクロック信号及びパルス信号を発生させ、かつ前記選択ワード線を選択するためのワード線選択信号を発生させ、かつ前記選択ビット線を選択するためのビット線選択信号を発生させ、かつ前記選択ソース線を選択するためのソース線選択信号を発生させ、かつ前記複数のビット線及び前記複数のソース線に前記プリチャージ電圧を印加するためのプリチャージイネーブル信号を発生させるコントロール回路と、前記選択ワード線へのパルスの印加を制御するワード線パルスイネーブル信号を発生させ、かつ前記選択ビット線へのパルスの印加を制御するビット線パルスイネーブル信号及びビット線ディスチャージイネーブル信号を発生させ、かつ前記選択ソース線へのパルスの印加を制御するソース線パルスイネーブル信号及びソース線ディスチャージイネーブル信号を発生させるパルス生成回路と、を備え、前記メモリセルアレイは、複数のメモリセルを含み、前記複数のメモリセルのそれぞれは、制御素子と記憶素子とを備え、前記制御素子と前記記憶素子とは接続されており、前記制御素子は、前記複数のワード線のうちの1つのワード線と接続され、かつ前記複数のソース線のうちの1つのソース線と接続され、前記記憶素子は、前記複数のビット線のうちの1つのビット線と接続され、前記複数のワード線は、前記第1のデコード回路に接続され、前記複数のビット線及び前記複数のソース線は、前記第2のデコード回路に接続され、前記ワード線選択信号は、前記第1のデコード回路に入力され、前記ビット線選択信号、前記ソース線選択信号及び前記プリチャージイネーブル信号は、前記第2のデコード回路に入力され、前記クロック信号及び前記パルス信号は、前記パルス生成回路に入力され、前記ワード線パルスイネーブル信号は、前記第1のデコード回路に入力され、前記ビット線パルスイネーブル信号、前記ビット線ディスチャージイネーブル信号、前記ソース線パルスイネーブル信号及び前記ソース線ディスチャージイネーブル信号は、前記第2のデコード回路に入力され、前記書き換え電圧及び前記プリチャージ電圧は、前記第1のデコード回路または前記第2のデコード回路に印加される。
また、本開示の一態様に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイと、第1の方向に延設されている複数のワード線と、前記第1の方向に延設されている複数のソース線と、前記第1の方向と異なる第2の方向に延設されている複数のビット線と、前記複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択し、かつ前記複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択する第1のデコード回路と、前記複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択する第2のデコード回路と、書き換え電圧及びプリチャージ電圧の少なくとも2つ以上の電圧を発生させる電源回路と、前記メモリセルアレイに前記書き換え電圧を印加するためのクロック信号及びパルス信号を発生させ、かつ前記選択ワード線を選択するためのワード線選択信号を発生させ、かつ前記選択ビット線を選択するためのビット線選択信号を発生させ、かつ前記選択ソース線を選択するためのソース線選択信号を発生させ、かつ前記複数のビット線及び前記複数のソース線に前記プリチャージ電圧を印加するためのプリチャージイネーブル信号を発生させるコントロール回路と、前記選択ワード線へのパルス印加を制御するワード線パルスイネーブル信号を発生させ、かつ前記選択ビット線へのパルス印加を制御するビット線パルスイネーブル信号及びビット線ディスチャージイネーブル信号を発生させ、かつ前記選択ソース線へのパルス印加を制御するソース線パルスイネーブル信号及びソース線ディスチャージイネーブル信号を発生させるパルス生成回路と、を備え、前記メモリセルアレイは、複数のメモリセルを含み、前記複数のメモリセルのそれぞれは、制御素子と記憶素子とを備え、前記制御素子と前記記憶素子とは接続されており、前記制御素子は、前記複数のワード線のうちの1つのワード線と接続され、かつ前記複数のソース線のうちの1つのソース線と接続され、前記記憶素子は、前記複数のビット線のうちの1つのビット線と接続され、前記複数のワード線及び前記複数のソース線は、前記第1のデコード回路に接続され、前記複数のビット線は、前記第2のデコード回路に接続され、前記ワード線選択信号及び前記ソース線選択信号は、前記第1のデコード回路に入力され、前記ビット線選択信号及び前記ソース線選択信号は、前記第2のデコード回路に入力され、前記プリチャージイネーブル信号は、前記第1のデコード回路及び前記第2のデコード回路の両方に入力され、前記クロック信号及び前記パルス信号は、前記パルス生成回路に入力され、前記ワード線パルスイネーブル信号、前記ソース線パルスイネーブル信号及び前記ソース線ディスチャージイネーブル信号は、前記第1のデコード回路に入力され、前記ビット線パルスイネーブル信号及び前記ビット線ディスチャージイネーブル信号は、前記第2のデコード回路に入力され、前記書き換え電圧は、前記第1のデコード回路または前記第2のデコード回路に印加され、前記プリチャージ電圧は、前記第1のデコード回路及び前記第2のデコード回路の両方に印加される。
本開示の半導体記憶装置の書き換え方法及び半導体記憶装置によれば、メモリセル(例えばMOSトランジスタ)に高電圧を印加することを可能とし、かつ、配線遅延等により書き込み電圧を印加するタイミングがずれた際に、複数の波形不安定型の印加パルスの発生及び印加パルス幅のばらつきを抑制することができる。
図1Aは、実施の形態1に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図1Bは、実施の形態1に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図2は、実施の形態1に係る半導体記憶装置の回路構成図である。 図3Aは、実施の形態1に係る半導体記憶装置のパルス生成回路の回路図である。 図3Bは、実施の形態1に係る半導体記憶装置のパルス生成回路のタイミングチャートである。 図4Aは、実施の形態1に係る半導体記憶装置の第2のデコード回路の回路図である。 図4Bは、実施の形態1に係る半導体記憶装置の第2のデコード回路の回路図である。 図4Cは、実施の形態1に係る半導体記憶装置の第2のデコード回路のタイミングチャートである。 図5Aは、実施の形態2に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図5Bは、実施の形態2に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図5Cは、実施の形態2に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図5Dは、実施の形態2に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図5Eは、実施の形態2に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図6は、実施の形態3に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図7Aは、実施の形態4に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図7Bは、実施の形態4に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図7Cは、実施の形態4に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図7Dは、実施の形態4に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図8は、実施の形態4に係る半導体記憶装置の回路構成図である。 図9Aは、実施の形態4に係る半導体記憶装置の第1のデコード回路の回路図である。 図9Bは、実施の形態4に係る半導体記憶装置の第1のデコード回路のタイミングチャートである。 図10は、実施の形態5に係る半導体記憶装置の回路構成図である。 図11は、実施の形態5に係る半導体記憶装置の書き換え時のタイミングチャートである。 図12は、従来の半導体記憶装置の回路構成図である。 図13Aは、図12に示される第1のデコード回路の回路図である。 図13Bは、図12に示される第2のデコード回路の回路図である。 図13Cは、図12に示される第2のデコード回路の回路図である。 図14Aは、図13Aに示される第1のデコード回路のタイミングチャートである。 図14Bは、図13Bに示される第2のデコード回路のタイミングチャートである。 図14Cは、図13Cに示される第2のデコード回路のタイミングチャートである。 図14Dは、図12に示されるワード線電圧、ビット線電圧、及び、ソース線電圧のタイミングチャートである。 図15は、半導体記憶装置のメモリセルの構成図である。 図16Aは、書き込み電圧を印加するタイミングがずれないときの従来の半導体記憶装置のタイミングチャートである。 図16Bは、書き込み電圧を印加するタイミングがずれたときの従来の半導体記憶装置のタイミングチャートである。 図16Cは、書き込み電圧を印加するタイミングがずれたときの従来の半導体記憶装置のタイミングチャートである。 図16Dは、書き込み電圧を印加するタイミングがずれたときの従来の半導体記憶装置のタイミングチャートである。 図16Eは、書き込み電圧を印加するタイミングがずれたときの従来の半導体記憶装置のタイミングチャートである。
(本発明の基礎となった知見)
以下に、「背景技術」の欄において記載した従来の半導体記憶装置に生じる問題について、より詳細に説明する。
まずは、従来の半導体記憶装置10について説明する。
図12は、従来の半導体記憶装置10の回路構成図である。
従来の半導体記憶装置10は、メモリセルアレイ1001、第1のデコード回路1002、第2のデコード回路1003、電源回路1004、パルス生成回路1005、コントロール回路1006を備える。また、従来の半導体記憶装置10は、複数のワード線、複数のビット線及び複数のソース線を備える。図12には、複数のワード線、複数のビット線及び複数のソース線として、ワード線1011及び1012、ビット線1013及び1014、及び、ソース線1015及び1016が示されている。
メモリセルアレイ1001は、複数のメモリセルを含む。メモリセルの詳細については、後述する図15で説明する。
第1のデコード回路1002は、複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択する。
第2のデコード回路1003は、複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択し、かつ複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択する。
電源回路1004は、書き換え電圧V0〜V2を発生させる。
コントロール回路1006は、メモリセルアレイ1001に書き換え電圧V0、V1及びV2を印加するためのクロック信号CLK及びパルス信号PLSを発生させる。また、コントロール回路1006は、選択ワード線を選択するためのワード線選択信号WLSELを発生させ、かつ選択ビット線を選択するためのビット線選択信号BLSELを発生させ、かつ選択ソース線を選択するためのソース線選択信号SLSELを発生させる。
パルス生成回路1005は、選択ワード線へのパルスの印加を制御するワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENを発生させる。また、パルス生成回路1005は、選択ビット線へのパルスの印加を制御するビット線パルスイネーブル信号BLPLS_ENを発生させる。また、パルス生成回路1005は、選択ソース線へのパルスの印加を制御するソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENを発生させる。
複数のワード線(1011及び1012)は、メモリセルアレイ1001のワード線であり、第1の方向に延設され、第1のデコード回路1002に接続されている。メモリセルアレイ1001には、ワード線1011及び1012を介してワード線電圧WL1及びWL2が印加される。
複数のビット線(1013及び1014)は、メモリセルアレイ1001のビット線であり、第1の方向と異なる第2の方向に延設され、第2のデコード回路1003に接続されている。メモリセルアレイ1001には、ビット線1013及び1014を介してビット線電圧BL1及びBL2が印加される。
複数のソース線(1015及び1016)は、メモリセルアレイ1001のソース線であり、第2の方向に延設され、第2のデコード回路1003に接続されている。メモリセルアレイ1001には、ソース線1015及び1016を介してソース線電圧SL1及びSL2が印加される。
従来の半導体記憶装置10では、ワード線1011及び1012とビット線1013及び1014とが直交し、ビット線1013及び1014とソース線1015及び1016とが並行するタイプのメモリセルアレイを用いて説明する。一方、ワード線1011及び1012とソース線1015及び1016とが並行するタイプのメモリセルアレイについては、後述する実施の形態5において説明する。
電源線1021は、電源回路1004が発生させる書き換え電圧V0を伝送する電源線であり、電源回路1004から第1のデコード回路1002に接続されている。
電源線1022は、電源回路1004が発生させる書き換え電圧V1を伝送する電源線であり、電源回路1004から第2のデコード回路1003に接続されている。
電源線1023は、電源回路1004が発生させる書き換え電圧V2を伝送する電源線であり、電源回路1004から第2のデコード回路1003に接続されている。
クロック信号線1031は、コントロール回路1006が発生させるクロック信号CLKを伝送する信号線であり、コントロール回路1006からパルス生成回路1005に接続されている。これにより、クロック信号CLKは、パルス生成回路1005に入力される。
パルス信号線1032は、コントロール回路1006が発生させるパルス信号PLSを伝送する信号線であり、コントロール回路1006からパルス生成回路1005に接続されている。これにより、パルス信号PLSは、パルス生成回路1005に入力される。
ワード線選択信号線1033は、コントロール回路1006が発生させるワード線選択信号WLSELを伝送する信号線であり、コントロール回路1006から第1のデコード回路1002に接続されている。これにより、ワード線選択信号WLSELは、第1のデコード回路1002に入力される。
ビット線選択信号線1034は、コントロール回路1006が発生させるビット線選択信号BLSELを伝送する信号線であり、コントロール回路1006から第2のデコード回路1003に接続されている。これにより、ビット線選択信号BLSELは、第2のデコード回路1003に入力される。
ソース線選択信号線1035は、コントロール回路1006が発生させるソース線選択信号SLSELを伝送する信号線であり、コントロール回路1006から第2のデコード生成回路1003に接続されている。これにより、ソース線選択信号SLSELは、第2のデコード回路1003に入力される。
ワード線パルスイネーブル信号線1041は、パルス生成回路1005が発生させるワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENを伝送する信号線であり、パルス生成回路1005から第1のデコード回路1002に接続されている。これにより、ワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENは、第1のデコード回路1002に入力される。
ビット線パルスイネーブル信号線1042は、パルス生成回路1005が発生させるビット線パルスイネーブル信号BLPLS_ENを伝送する信号線であり、パルス生成回路1005から第2のデコード回路1003に接続されている。これにより、ビット線パルスイネーブル信号BLPLS_ENは、第2のデコード回路1003に入力される。
ソース線パルスイネーブル信号線1043は、パルス生成回路1005が発生させるソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENを伝送する信号線であり、パルス生成回路1005から第2のデコード回路1003に接続されている。これにより、ソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENは、第2のデコード回路1003に入力される。
次に、従来の半導体記憶装置10のデコード回路について説明する。
図13A〜図13Cは、従来の半導体記憶装置10のデコード回路の回路図である。
図13Aは、図12に示される第1のデコード回路1002の回路図である。第1のデコード回路1002は、ワード線選択信号WLSELとワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENとから、ワード線電圧VWLを生成する。ワード線が選択される時には、ワード線選択信号WLSEL及びワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENがともに“H”となる。そして、ワード線電圧VWLとして電圧V0が出力される。また、ワード線が選択されない時には、ワード線選択信号WLSEL及びワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENのどちらかまたは両方が“L”となる。そして、ワード線電圧VWLとして接地電圧VSS(=0V)が出力される。
図13Bは、図12に示される第2のデコード回路1003の回路図である。第2のデコード回路1003は、ビット線選択信号BLSELとビット線パルスイネーブル信号BLPLS_ENとからビット線電圧VBLを生成する。具体的な動作は図13Aで説明した動作と同様であるため、説明は省略する。
図13Cは、図12に示される第2のデコード回路1003の回路図である。第2のデコード回路1003は、ソース線選択信号SLSELとソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENとからビット線電圧VSLを生成する。具体的な動作は図13Aで説明した動作と同様であるため、説明は省略する。
次に、従来の半導体記憶装置10の書き換え時の動作について説明する。
図14A〜図14Dは、従来の半導体記憶装置10の書き換え時のタイミングチャートである。
図14Aは、図13Aに示される第1のデコード回路1002のタイミングチャートである。図14Bは、図13Bに示される第2のデコード回路1003のタイミングチャートである。図14Cは、図13Cに示される第2のデコード回路1003のタイミングチャートである。図14Dは、図12に示されるワード線電圧WL1及びWL2、ビット線電圧BL1及びBL2、及び、ソース線電圧SL1及びSL2のタイミングチャートである。
図14Aに示されるように、書き換え時のワード線電圧VWLは、t2−t3間において書き換え電圧V0となり、後述するメモリセルに印加される。図14Bに示されるように、メモリセルが高抵抗(HR:High Resistance)化するために、ビット線電圧VBLは、t2−t3間において書き換え電圧V1となり、メモリセルに印加される。また、メモリセルが低抵抗(LR:Low Resistance)化するために、ビット線電圧VBLは、t2−t3間において書き換え電圧VSS(=0V)となり、メモリセルに印加される。図14Cに示されるように、メモリセルがHR化するために、ソース線電圧VSLは、t2−t3間において書き換え電圧VSS(=0V)となり、メモリセルに印加される。また、メモリセルがLR化するために、ソース線電圧VSLは、t2−t3間において書き換え電圧V2となり、メモリセルに印加される。このように、メモリセルのHR化時とLR化時とで、異なる極性の電圧を印加して抵抗を変化させる素子をバイポーラ型素子と呼ぶ。一方、メモリセルのHR化時とLR化時とで同一極性の電圧を印加して抵抗を変化させる素子をユニポーラ型素子と呼ぶ。なお、ここでは、バイポーラ型抵抗変化メモリを用いて説明をしているが、これに限定されるものではない。
図14Dには、図12に示されるワード線1011、ビット線1013及びソース線1015が選択され、メモリセルが書き換えられたときのタイミングチャートが示されている。ワード線1011、ビット線1013及びソース線1015には、ワード線電圧WL1、ビット線電圧BL1及びソース線電圧SL1としてそれぞれ図14A〜図14Cに示される電圧が印加される。一方、書き換えられないメモリセルに接続されるワード線1012、ビット線1014及びソース線1016には、ワード線電圧WL2、ビット線電圧BL2及びソース線電圧SL2として接地電圧VSS(=0V)が印加される。
次に、従来の半導体記憶装置10のメモリセルについて説明する。
図15は、半導体記憶装置10のメモリセルの構成図である。
メモリセルアレイ1001に含まれる複数のメモリセルのそれぞれは、制御素子1401と記憶素子1402とを備える。制御素子1401は、例えば、ダイオードまたはトランジスタ等である。記憶素子1402は、例えば、キャパシタ、電荷蓄積型素子、抵抗変化型素子、強誘電体素子、磁気抵抗変化型素子または相変化素子等である。制御素子1401と記憶素子1402とは接続されている。具体的には、図15に示されるように、制御素子1401として例えばMOSトランジスタと、記憶素子1402として例えば抵抗変化素子とが直列に接続されている。また、制御素子1401は、複数のワード線のうちの1つのワード線と接続され、かつ複数のソース線のうちの1つのソース線と接続される。記憶素子1402は、複数のビット線のうちの1つのビット線と接続される。
図15では、MOSトランジスタのゲートに印加する電圧をVg、ドレインに印加する電圧をVd、抵抗変化素子を介して印加する電圧をVsとしている。また、MOSトランジスタと抵抗変化素子との中間電位をVs’、VgとVdとの間の電位差をVgd、VgとVs’との間の電位差をVgs’、VdとVs’との間の電位差をVds’としている。ここで、図14Dに示されるt1−t2間におけるメモリセルへのバイアス状態を算出する。t1−t2間において、Vg=V0(例えば3V)、Vd=VSS(=0V)、Vs=VSS(=0V)がメモリセルに印加される。従って、VdとVsとの間には電流が流れないため、Vs’=0Vとなる。これにより、Vgd=3V、Vgs’=3V、Vds’=0Vと算出できる。
しかし、半導体記憶装置が微細化されることによって、MOSトランジスタのサイズが小さくなり、MOSトランジスタの酸化膜が薄膜化され、MOSトランジスタへの高い電圧の印加が困難となる。例えば、1.1V系MOSトランジスタに3Vのバイアス印加は困難となる。
次に、特許文献1に示されているMOSトランジスタに高い電圧を印加するための方法について、図14D及び図15を用いて説明する。
図14Dに示されるt2−t3間以外の区間において、Vd及びVsにプリチャージ電圧VPRE(例えば1.5V)を印加する。このときの図14Dに示されるt1−t2間におけるメモリセルへのバイアス状態を算出する。t1−t2間において、Vg=V0(例えば3V)、Vd=VPRE(例えば1.5V)、Vs=VPRE(例えば1.5V)がメモリセルに印加される。従って、VdとVsとの間には電流が流れないため、Vs’=1.5Vとなる。これにより、Vgd=1.5V、Vgs’=1.5V、Vds’=0Vと算出できる。これにより、Vd及びVsにプリチャージ電圧VPREを印加しないときと比較して、MOSトランジスタに印加される印加バイアスが大きく低下する。
次に、特許文献1に示されるMOSトランジスタに高い電圧を印加するための方法が適用されたときに生じる課題について説明する。
図16A〜図16Eは、特許文献1に示される方法を適用したときに生じる課題を示す図である。
図16Aは、書き込み電圧を印加するタイミングがずれないときの従来の半導体記憶装置10のタイミングチャートである。図16Aに示されるVSL−VBLは、ソース線電圧VSLからビット線電圧VBLを差し引いた波形を示しており、抵抗変化素子の抵抗値を変化させるための印加パルスとなる。印加パルスが正の値であればメモリセルはLR化され、負の値であればメモリセルはHR化される。図16Aでは、t3及びt4でビット線電圧VBLとソース線電圧VSLとが同時に切り替えられており、以降このようなパルス波形を印加することを同時パルス方式と呼ぶ。しかし、同時パルス方式において、配線遅延等により、書き込み電圧を印加するタイミングがずれることがある。
図16B〜図16Eは、書き込み電圧を印加するタイミングがずれたときの従来の半導体記憶装置10のタイミングチャートである。図16Bでは、ビット線電圧VBLがt2で書き換え電圧VSS(=0V)になり、VSL−VBLの波形が変化している。図16Cでは、ビット線電圧VBLがt5でプリチャージ電圧V3になり、VSL−VBLの波形が変化している。図16Dでは、ソース線電圧VSLがt2で書き換え電圧V2になり、VSL−VBLの波形が変化している。図16Eでは、ソース線電圧VSLがt5でプリチャージ電圧V3になり、VSL−VBLの波形が変化している。図16B〜図16Eのように、書き込み電圧を印加するタイミングがずれると、波形不安定型の印加パルスが複数発生し、印加パルス幅のばらつきが大きくなるという課題がある。
以下、本開示の実施の形態に係る半導体記憶装置の書き換え方法及び半導体記憶装置について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態等は、一例であり、本開示を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
なお、以下で述べる半導体記憶装置は、バイポーラ型抵抗変化メモリを用いて説明をしているが、これに限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1について図1Aから図4Cを用いて説明する。
図1A及び図1Bは、実施の形態1に係る半導体記憶装置1の書き換え時のタイミングチャートである。
図1A及び図1Bには、選択メモリセルをLR化する際のバイアス状態が示されている。
ここでは、複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択されている。また、複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択され、かつ複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択されている。
まず、複数のビット線及び複数のソース線の両方にプリチャージ電圧V3が印加される(第1の書き換えステップ)。次に、選択ビット線または選択ソース線のどちらか一方に書き換え電圧(VSS(=0V)、V1またはV2)が印加される(第2の書き換えステップ)。次に、選択ビット線及び選択ソース線の両方に書き換え電圧(VSS(=0V)、V1またはV2)が印加される(第3の書き換えステップ)。そして、選択ビット線または選択ソース線のどちらか一方にプリチャージ電圧V3が印加される(第4の書き換えステップ)。最後に、選択ビット線及び選択ソース線の両方にプリチャージ電圧V3が印加される(第5の書き換えステップ)。なお、第1の書き換えステップから第5の書き換えステップは連続して発生してもよい。つまり、各ステップ間で別の動作が行われなくてもよい。
第1の書き換えステップから第5の書き換えステップについて、具体的には、以下の動作が行われる。
図1Aに示されるように、はじめに選択ビット線及び選択ソース線にプリチャージ電圧V3が印加される(VBL=V3、VSL=V3)。選択ワード線には、t1−t6間で書き換え電圧V0が印加される(VWL=V0)。選択ビット線には、t2−t5間で書き換え電圧VSS(=0V)が印加され(VBL=VSS)、その後プリチャージ電圧V3が印加される(VBL=V3)。選択ソース線には、t3−t4間で書き換え電圧V2が印加され(VSL=V2)、その後プリチャージ電圧V3が印加される(VSL=V3)。また、非選択ワード線には接地電圧VSS(=0V)が印加され、非選択ビット線及び非選択ソース線にはプリチャージ電圧V3が印加される。このとき、電圧VSS(=0V)は、接地または書き換えのために使用される。ここでプリチャージ電圧V3は、書き換え電圧V3(またはV1)と0Vとの中間の電圧に設定する。
図1Aでは、選択ビット線電圧VBLと選択ソース線電圧VSLとが同時に切り替えられるのではなく、時間差(t3−t2またはt5−t4)をもって切り替えられている。これにより、選択ビット線電圧VBLのパルス波形が選択ソース線電圧VSLのパルス波形を包括している。以降、このようなパルス波形をメモリセルに印加することを包括パルス方式と呼ぶ。
VSL−VBLは、選択ソース線電圧VSLから選択ビット線電圧VBLを差し引いたパルス波形を示しており、正の値であればメモリセルはLR化され、負の値であればメモリセルはHR化される。ここではメモリセルがLR化するときの一例が示されており、VSL−VBLは正の値を示している。一方、メモリセルがHR化するときには、選択ビット線には書き換え電圧V1が印加され、選択ソース線には書き換え電圧VSS(=0V)が印加されることで、VSL−VBLは負の値を示す。
従来の方法である同時パルス方式の図16Aと比較すると、図1Aでは、t2−t3間及びt4−t5間でVSL−VBLの波形にこぶができた形状になっている。しかし、配線遅延等で図16B〜図16Eのように電圧印加のタイミングがずれた際に、同時パルス方式のような複数の波形不安定型の印加パルスができにくく、印加パルス幅のばらつきを抑制することができる。
また、図1Bには、パルス印加方法のもう1つの例が示される。図1Aでは、選択ビット線電圧VBLのパルス波形が選択ソース線電圧VSLのパルス波形を包括している。これに対し、図1Bでは、選択ソース線電圧VSLのパルス波形が選択ビット線電圧VBLのパルス波形を包括している。プリチャージ電圧V3が書き換え電圧V2の電圧の半分の値であれば、VSL−VBLの波形は図1Aと全く同じ形状となる。このように、選択ソース線電圧VSLのパルス波形が選択ビット線電圧VBLのパルス波形を包括している場合においても、同時パルス方式のような複数の波形不安定型の印加パルスができにくく、印加パルス幅のばらつきを抑制することができる。
次に、実施の形態1に係る半導体記憶装置1の構成について説明する。
図2は、実施の形態1に係る半導体記憶装置1の回路構成図である。
ここでは図12に示される従来の半導体記憶装置10の回路構成との違いについて述べる。本実施の形態の半導体記憶装置1は、第2のデコード回路1003の代わりに第2のデコード回路2003を備え、電源回路1004の代わりに電源回路2004を備える。また、半導体記憶装置1は、パルス生成回路1005の代わりにパルス生成回路2005を備え、コントロール回路1006の代わりにコントロール回路2006を備える。さらに、半導体記憶装置1は、電源線2024、プリチャージイネーブル信号線2036、ビット線ディスチャージイネーブル信号線2044及びソース線ディスチャージイネーブル信号線2045を備える。これらの点が、従来の半導体記憶装置10と異なる。それ以外の構成要素は従来の半導体記憶装置10におけるものと同じであるため、説明は省略する。
第2のデコード回路2003は、第2のデコード回路1003の有する機能を有する。第2のデコード回路2003は、さらに、電源線2024、プリチャージイネーブル信号線2036、ビット線ディスチャージイネーブル信号線2044及びソース線ディスチャージイネーブル信号線2045が接続される。
電源回路2004は、電源回路1004が有する機能を有し、さらに、書き換え電圧V0〜V2及びプリチャージ電圧V3の少なくとも2つ以上の電圧を発生させる。本実施の形態では、書き換え電圧V0〜V2及びプリチャージ電圧V3は、第1のデコード回路1002または第2のデコード回路2003に印加される。具体的には、書き換え電圧V0は、第1のデコード回路1002に印加され、書き換え電圧V1、V2及びプリチャージ電圧V3は、第2のデコード回路2003に印加される。
コントロール回路2006は、コントロール回路1006の有する機能を有し、さらに、複数のビット線及び複数のソース線にプリチャージ電圧V3を印加するためのプリチャージイネーブル信号PRE_ENを発生させる。
パルス生成回路2005は、パルス生成回路2005の有する機能を有する。さらに、パルス生成回路2005は、選択ビット線へのパルスの印加を制御するビット線パルスイネーブル信号BLPLS_EN及びビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENを発生させる。また、パルス生成回路1005は、選択ソース線へのパルスの印加を制御するソース線パルスイネーブル信号SLPLS_EN及びソース線ディスチャージイネーブル信号SLDIS_ENを発生させる。
電源線2024は、電源回路2004が発生させるプリチャージ電圧V3を伝送する電源線であり、電源回路2004から第2のデコード回路2003に接続される。
プリチャージイネーブル信号線2036は、コントロール回路2006が発生させるプリチャージイネーブル信号PRE_ENを伝送する信号線であり、コントロール回路2006から第2のデコード回路2003に接続される。これにより、プリチャージイネーブル信号PRE_ENは、第2のデコード回路2003に入力される。
ビット線ディスチャージイネーブル信号線2044は、パルス生成回路2005が発生させるビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENを伝送する信号線であり、パルス生成回路2005から第2のデコード回路2003に接続される。これにより、ビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENは、第2のデコード回路2003に入力される。
ソース線ディスチャージイネーブル信号線2045は、パルス生成回路2005が発生させるソース線ディスチャージイネーブル信号SLDIS_ENを伝送する信号線であり、パルス生成回路2005から第2のデコード回路2003に接続される。これにより、ソース線ディスチャージイネーブル信号SLDIS_ENは、第2のデコード回路2003に入力される。
次に、パルス生成回路2005の構成及びメモリセルが書き換えられるときのタイミングチャートについて説明する。
図3Aは、実施の形態1に係る半導体記憶装置1のパルス生成回路2005の回路図である。図3Bは、実施の形態1に係る半導体記憶装置1のパルス生成回路2005の書き換え時のタイミングチャートである。
図3Aには、パルス生成回路2005の一例が示されている。図3Aに示されるように、パルス生成回路2005には、クロック信号CLK及びパルス信号PLSが入力される。また、パルス生成回路2005は、ビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_EN及びソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENを出力する。D−フリップフロップ回路301〜304は、直列に接続されており、クロック信号CLKとパルス信号PLSとが入力され、出力データA〜Dを出力する。ロジック回路305は、D−フリップフロップ回路301〜304の出力データA〜Dが入力され、ビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENとソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENとを出力する。
図3Bには、パルス生成回路2005の書き換え時のタイミングチャートが示されている。図3Bでは、ビット線電圧VBLのパルス波形がソース線電圧VSLのパルス波形を包括するように、パルスが生成されている。クロック信号CLKが“L”から“H”へ立ち上がるタイミング(t1)で、入力されたパルス信号PLSが取り込まれ、時間差があって出力データAが出力される。クロック信号CLKが“L”から“H”へ立ち上がるタイミング以外においては、出力データは前の値が保持される。D−フリップフロップ回路301及び302が直列に接続されているため、出力データBは出力データAの出力からクロック周期分遅延して出力される。以降、出力データCは出力データBの出力からクロック周期分遅延し、出力データDは出力データCの出力からクロック周期分遅延して出力される。このように、D−フリップフロップ回路は遅延回路として用いられる。D−フリップフロップ回路301〜304の出力データA〜Dがロジック回路305で論理演算されることで、ビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENとソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENとは生成される。ここでは、ビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENは(A)AND(NOT D)、ソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENは(B)AND(NOT C)で表現される。
次に、第2のデコード回路2003の構成及びメモリセルが書き換えられるときのタイミングチャートについて説明する。
図4A及び図4Bは、実施の形態1に係る半導体記憶装置1の第2のデコード回路2003の回路図である。図4Cは、実施の形態1に係る半導体記憶装置1の第2のデコード回路2003の書き換え時のタイミングチャートである。
図4Aには、第2のデコード回路2003のビット線デコード回路の一例が示されている。図4Aに示されるように、第2のデコード回路2003には、ビット線選択信号BLSEL、ビット線パルスイネーブル信号BLPLS_EN、プリチャージイネーブル信号PRE_EN及びビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENが入力される。また、第2のデコード回路2003は、ビット線電圧VBLを出力する。ビット線選択信号BLSELとビット線パルスイネーブル信号BLPLS_ENとがともに“H”の場合、ビット線電圧VBLとして書き換え電圧V1が出力される。ビット線選択信号BLSELとビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENとがともに“H”の場合、ビット線電圧VBLとして書き換え電圧VSS(=0V)が出力される。ただし、ビット線パルスイネーブル信号BLPLS_ENとビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENとは同時に“H”にならない。プリチャージイネーブル信号PRE_ENが“H”で、ビット線選択信号BLSELとビット線パルスイネーブル信号BLPLS_ENがともに“H”ではなく、かつビット線選択信号BLSELとビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENとがともに“H”ではない場合、ビット線電圧VBLとしてプリチャージ電圧V3が出力される。
図4Bには、第2のデコード回路2003のソース線デコード回路の一例が示されている。図4Bでの動作は、図4Aの動作からビット線がソース線に変わり、また書き換え電圧V1が書き換え電圧V2に変わるだけで、図4Aに示されるビット線デコード回路と同様の動作となるため、説明は省略する。
図4Cには、第2のデコード回路2003の書き換え時のタイミングチャートが示されている。t1にて、ビット線選択信号BLSELとプリチャージイネーブル信号PRE_ENとが“L”から“H”となる。しかし、ビット線パルスイネーブル信号BLPLS_ENとビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENとが“L”のため、ビット線電圧VBLとしてプリチャージ電圧V3が出力される。同様に、ソース線電圧VSLとしてプリチャージ電圧V3が出力される。t2にて、ビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENが“L”から“H”になり、ビット線電圧VBLとして書き換え電圧VSS(=0V)が出力される。t3にて、ソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENが“L”から“H”になり、ソース線電圧VSLとして書き換え電圧V2が出力される。t4にて、ソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENが“H”から“L”になり、ソース線電圧VSLとしてプリチャージ電圧V3が出力される。t5にて、ビット線ディスチャージイネーブル信号BLDIS_ENが“H”から“L”になり、ビット線電圧VBLとしてプリチャージ電圧V3が出力される。
ここでは、VSL−VBLは正の値でメモリセルのLR化の動作が示されているが、VSL−VBLが負の値となるメモリセルのHR化の動作も同様の手法で実現できる。
以上、本実施の形態の半導体記憶装置1の書き換え方法及び半導体記憶装置1は、半導体記憶装置1の書き換えにおいて、ビット線及びソース線にプリチャージ電圧V3を印加する。これにより、メモリセル(例えばMOSトランジスタ)に高電圧を印加することを可能とする。さらに、配線遅延等による電圧印加のタイミングのずれを考慮した上述の包括パルス方式により、複数の波形不安定型の印加パルスの発生及び印加パルス幅のばらつきを抑制することができる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2について図5A〜図5Eを用いて説明する。
本実施の形態における半導体記憶装置2の構成は実施の形態1の半導体記憶装置1と同じであるため説明は省略する。
図5A〜図5Eは、実施の形態2に係る半導体記憶装置2の書き換え時のタイミングチャートである。
図5A〜図5Eには、選択メモリセルをLR化する際のバイアス状態が示されている。
ここでは、複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択されている。また、複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択され、かつ複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択されている。
まず、複数のビット線及び複数のソース線の両方にプリチャージ電圧V3が印加される(第1の書き換えステップ)。次に、選択ビット線及び選択ソース線の両方が接地される(第2の書き換えステップ)。次に、選択ビット線及び選択ソース線の両方に書き換え電圧(VSS(=0V)、V1またはV2)が印加される(第3の書き換えステップ)。そして、選択ビット線及び選択ソース線の両方が接地される(第4の書き換えステップ)。最後に、選択ビット線及び選択ソース線の両方にプリチャージ電圧V3が印加される(第5の書き換えステップ)。なお、第1の書き換えステップから第5の書き換えステップは連続して発生してもよい。つまり、各ステップ間で別の動作が行われなくてもよい。
第1の書き換えステップから第5の書き換えステップについて、具体的には、以下の動作が行われる。
図5Aに示されるように、はじめに選択ビット線及び選択ソース線にプリチャージ電圧V3が印加される(VBL=V3、VSL=V3)。選択ワード線には、t1−t8間で書き換え電圧V0が印加される(VWL=V0)。選択ビット線は、t3−t4間及びt5−t6間で接地され(VBL=VSS)、t4−t5間で書き換え電圧VSS(=0V)が印加され(VBL=VSS)、t6以降はプリチャージ電圧V3が印加される(VBL=V3)。選択ソース線は、t3−t4間及びt5−t6間で接地され(VSL=VSS)、t4−t5間で書き換え電圧V2が印加され(VSL=V2)、t6以降はプリチャージ電圧V3が印加される(VSL=V3)。非選択のワード線には接地電圧VSS(=0V)が印加され、非選択ビット線及び非選択ソース線にはプリチャージ電圧V3が印加される。
図5Aでは、t3−t4間及びt5−t6間で選択ビット線及び選択ソース線を接地し、t4−t5間で書き込み電圧を印加している。以降、このようなパルス波形をメモリセルに印加することを接地後パルス方式と呼ぶ。
VSL−VBLは、選択ソース線電圧VSLから選択ビット線電圧VBLを差し引いたパルス波形を示しており、正の値であればメモリセルはLR化され、負の値であればメモリセルはHR化される。ここではメモリセルがLR化するときの一例が示されており、VSL−VBLは正の値を示している。一方、メモリセルがHR化するときには、選択ビット線には書き換え電圧V1が印加され、選択ソース線には書き換え電圧VSS(=0V)が印加されることで、VSL−VBLは負の値を示す。
図5B〜図5Eには、図16B〜図16Eと同様に配線遅延等で電圧印加のタイミングがずれた場合のタイミングチャートが示されている。図5B〜図5Eに示されるように、配線遅延等で電圧印加のタイミングがずれた場合においても、VSL−VBLの電圧0V以上の印加パルス幅のばらつきを抑制することができる。
ただし、接地後パルス方式では、VSL−VBLが負となる時間が存在する。VSL−VBLが負となる時間は、図5Bではt5−t6間、図5Cではt3−t4間、図5Dではt2−t3間、図5Eではt6−t7間である。この間はメモリセルのLR化の動作に対し、プリチャージ電圧V3でのメモリセルのHR化の動作が実施される可能性がある。これに対し、例えば、プリチャージ電圧V3をメモリセルがHR化しない電圧に設定しておけば対処することができる。
以上、本実施の形態の半導体記憶装置2の書き換え方法及び半導体記憶装置2は、半導体記憶装置2の書き換えにおいて、ビット線及びソース線にプリチャージ電圧V3を印加する。これにより、メモリセル(例えばMOSトランジスタ)に高電圧を印加することを可能とする。さらに、配線遅延等による電圧印加のタイミングずれを考慮した上述の接地後パルス方式により、複数の波形不安定型の印加パルスの発生及び印加パルス幅のばらつきを抑制することができる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3について図6を用いて説明する。
本実施の形態における半導体記憶装置3の構成は実施の形態1の半導体記憶装置1と同じであるため説明は省略する。
図6は、実施の形態3の半導体記憶装置3の書き換え時のタイミングチャートである。
図6には、選択メモリセルをLR化する際のバイアス状態が示されている。
ここでは、複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択されている。また、複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択され、かつ複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択されている。
まず、複数のビット線及び複数のソース線の両方にプリチャージ電圧V3が印加される(第1の書き換えステップ)。次に、選択ビット線または選択ソース線のどちらか一方が接地される(第2の書き換えステップ)。次に、選択ビット線及び選択ソース線の両方が接地される(第3の書き換えステップ)。次に、選択ビット線及び選択ソース線の両方に書き換え電圧(VSS(=0V)、V1またはV2)が印加される(第4の書き換えステップ)。次に、選択ビット線及び選択ソース線の両方が接地される(第5の書き換えステップ)。そして、選択ビット線または選択ソース線のどちらか一方にプリチャージ電圧V3が印加される(第6の書き換えステップ)。最後に、選択ビット線及び前記選択ソース線の両方にプリチャージ電圧V3が印加される(第7の書き換えステップ)。なお、第1の書き換えステップから第7の書き換えステップは連続して発生してもよい。つまり、各ステップ間で別の動作が行われなくてもよい。
第1の書き換えステップから第7の書き換えステップについて、具体的には、以下の動作が行われる。
図6に示されるように、はじめに選択ビット線及び選択ソース線にプリチャージ電圧V3が印加される(VBL=V3、VSL=V3)。選択ワード線には、t1−t8間で書き換え電圧V0が印加される(VWL=V0)。選択ビット線は、t2−t4間及びt5−t7間で接地され(VBL=VSS)、t4−t5間で書き換え電圧VSS(=0V)が印加され(VBL=VSS)、t7以降はプリチャージ電圧V3が印加される(VBL=V3)。選択ソース線は、t3−t4間及びt5−t6間で接地され(VSL=VSS)、t4−t5間で書き換え電圧V2が印加され(VSL=V2)、t6以降はプリチャージ電圧V3が印加される(VSL=V3)。非選択ワード線には、接地電圧VSS(=0V)が印加され、非選択ビット線及び非選択ソース線にはプリチャージ電圧V3が印加される。
図6では、選択ビット線電圧VBLのパルス波形が選択ソース線電圧VSLのパルス波形(接地後パルス方式における選択ソース線電圧VSLと同じパルス波形)を包括している。以降、このようなパルス波形をメモリセルに印加することを包括接地後パルス方式と呼ぶ。
VSL−VBLは、選択ソース線電圧VSLから選択ビット線電圧VBLを差し引いたパルス波形を示しており、正の値であればメモリセルはLR化され、負の値であればメモリセルはHR化される。ここではメモリセルがLR化するときの一例が示されており、VSL−VBLは正の値を示している。一方、メモリセルがHR化するときには、選択ビット線には書き換え電圧V1が印加され、選択ソース線には書き換え電圧VSS(=0V)が印加されることで、VSL−VBLは負の値を示す。
包括接地後パルス方式では、接地後パルス方式で見られたVSL−VBLが負となる時間が存在しない。従って、包括接地後パルス方式では、接地後パルス方式のようなプリチャージ電圧V3の制限を必要としない。また、接地後パルス方式と同様に、配線遅延等で電圧印加のタイミングがずれた場合においても、印加パルス幅のばらつきを抑制することができる。
以上、本実施の形態の半導体記憶装置3の書き換え方法及び半導体記憶装置3は、半導体記憶装置3の書き換えにおいて、ビット線及びソース線にプリチャージ電圧V3を印加する。これにより、メモリセル(例えばMOSトランジスタ)に高電圧を印加することを可能とする。さらに、配線遅延等による電圧印加のタイミングずれを考慮した上述の包括接地後パルス方式により、接地後パルス方式のようなプリチャージ電圧V3の制限をすることなく、複数の波形不安定型の印加パルスの発生及び印加パルス幅のばらつきを抑制することができる。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4について図7Aから図9Bを用いて説明する。
図7A〜図7Dは、実施の形態4に係る半導体記憶装置4の書き換え時のタイミングチャートである。
図7A〜図7Dには、選択メモリセルをLR化する際のバイアス状態が示されている。
ここでは、複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択されている。また、複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択され、かつ複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択されている。
まず、選択ワード線にプリチャージ電圧V3が印加される(第1の書き換えステップ)。次に、選択ワード線に書き換え電圧V0が印加される(第2の書き換えステップ)。最後に、選択ワード線にプリチャージ電圧V3が印加される(第3の書き換えステップ)。なお、第1の書き換えステップから第3の書き換えステップは連続して発生してもよい。つまり、各ステップ間で別の動作が行われなくてもよい。
第1の書き換えステップから第3の書き換えステップについて、具体的には、以下の動作が行われる。
図7Aに示されるように、はじめに選択ワード線にプリチャージ電圧V3が印加される(VWL=V3)。そして、選択ワード線に、t1−t6間で書き換え電圧V0が印加される(VWL=V0)。選択ビット線には、t3−t4間で書き換え電圧VSS(=0V)が印加される(VBL=VSS)。選択ソース線には、t3−t4間で書き換え電圧V2が印加される(VSL=V2)。非選択ワード線、非選択ビット線及び非選択ソース線には、接地電圧VSS(=0V)が印加される。
VSL−VBLは、選択ソース線電圧VSLから選択ビット線電圧VBLを差し引いたパルス波形を示しており、正の値であればメモリセルはLR化され、負の値であればメモリセルはHR化される。ここではメモリセルがLR化するときの一例が示されており、VSL−VBLは正の値を示している。一方、メモリセルがHR化するときには、選択ビット線には書き換え電圧V1が印加され、選択ソース線には書き換え電圧VSS(=0V)が印加されることで、VSL−VBLは負の値を示す。
実施の形態1〜3では、ビット線及びソース線にプリチャージ電圧V3を印加することで、メモリセル(例えばMOSトランジスタ)に高い電圧を印加することを可能とした。しかし、本実施の形態では、ワード線にプリチャージ電圧V3を印加することで、メモリセル(例えばMOSトランジスタ)に高い電圧を印加することを可能としている。
図7Aでは、選択ビット線及び選択ソース線の制御によって書き込み時間(t4−t3)が制御されているのに対し、図7Bでは、選択ワード線の制御によって書き込み時間(t4−t3)が制御されている。具体的には以下の動作が行われる。
図7Bに示されるように、はじめに選択ワード線にプリチャージ電圧V3が印加される(VWL=V3)。そして、選択ワード線にt3−t4間で書き換え電圧V0が印加される(VWL=V0)。選択ビット線には、t2−t5間で書き換え電圧VSS(=0V)が印加される(VBL=VSS)。選択ソース線には、t2−t5間で書き換え電圧V2が印加される(VSL=V2)。非選択ワード線、非選択ビット線及び非選択ソース線には、接地電圧VSS(=0V)が印加される。
図7Cでは、図7Aに対して選択ビット線及び選択ソース線のプリチャージ機能が追加されている。
また、図7Cでは、選択ビット線及び選択ソース線の制御によって書き込み時間(t4−t3)が制御されているのに対し、図7Dでは、選択ワード線の制御によって書き込み時間(t4−t3)が制御されている。このように、メモリセルに高電圧を印加することができる。
次に、実施の形態4に係る半導体記憶装置4の構成について説明する。
図8は、実施の形態4に係る半導体記憶装置4の回路構成図である。
ここでは図2に示される実施の形態1の半導体記憶装置1の回路構成との違いについて述べる。本実施の形態の半導体記憶装置4は、第1のデコード回路1002の代わりに第1のデコード回路3002を備える。また、半導体記憶装置4は、電源線2024の代わりに電源線3024、プリチャージイネーブル信号線2036の代わりにプリチャージイネーブル信号線3036を備える。これらの点が、実施の形態1の半導体記憶装置1と異なる。それ以外の構成要素は実施の形態1の半導体記憶装置1におけるものと同じであるため、説明は省略する。
第1のデコード回路3002は、第1のデコード回路1002の有する機能を有し、さらに、電源線3024が接続される。
電源線3024は、電源回路2004が発生させるプリチャージ電圧V3を伝送する電源線であり、電源回路1004から第1のデコード回路3002及び第2のデコード回路2003に接続される。これにより、プリチャージ電圧V3は、第1のデコード回路1002及び第2のデコード回路2003の両方に印加される。
プリチャージイネーブル信号線3036は、コントロール回路2006が発生させるプリチャージイネーブル信号PRE_ENを伝送する信号線であり、コントロール回路2006から第1のデコード回路3002及び第2のデコード回路2003に接続される。これにより、プリチャージイネーブル信号PRE_ENは、第1のデコード回路3002及び第2のデコード回路2003の両方に入力される。
次に、第1のデコード回路3002の構成及びメモリセルが書き換えられるときのタイミングチャートについて説明する。
図9Aは、実施の形態4に係る半導体記憶装置4の第1のデコード回路3002の回路図である。図9Bは、実施の形態4に係る半導体記憶装置4の第1のデコード回路3002のタイミングチャートである。
図9Aには、第1のデコード回路3002の一例が示されている。図9Aに示されるように、第1のデコード回路3002には、ワード線選択信号WLSEL、ワード線パルスイネーブル信号WLPLS_EN及びプリチャージイネーブル信号PRE_ENが入力される。また、第1のデコード回路3002は、ビット線電圧VBLを出力する。ワード線選択信号WLSELとワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENとがともに“H”の場合、ワード線電圧VWLとして書き換え電圧V0が出力される。プリチャージイネーブル信号PRE_ENが“H”で、ワード線選択信号WLSELとワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENとがともに“H”ではない場合、ワード線電圧VWLとしてプリチャージ電圧V3が出力される。
図9Bには、第1のデコード回路3002の書き換え時のタイミングチャートが示されている。t1にて、ワード線選択信号WLSELとプリチャージイネーブル信号PRE_ENとが“L”から“H”となる。しかし、ワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENが“L”のため、ワード線電圧VWLとしてプリチャージ電圧V3が出力される。t2にて、ワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENが“L”から“H”になり、ワード線電圧VWLとして書き換え電圧V0が出力される。t3にて、ワード線パルスイネーブル信号WLPLS_ENが“H”から“L”になり、ワード線電圧VWLとしてプリチャージ電圧V3が出力される。
以上、本実施の形態の半導体記憶装置4の書き換え方法及び半導体記憶装置4は、半導体記憶装置4の書き換えにおいて、ワード線にプリチャージ電圧V3を印加する。これにより、メモリセル(例えばMOSトランジスタ)に高電圧を印加することを可能とする。
(実施の形態5)
以下、実施の形態5について図10及び図11を用いて説明する。
図10は、実施の形態5に係る半導体記憶装置5の回路構成図である。
ここでは図8に示される実施の形態4の半導体記憶装置4の回路構成との違いについて述べる。本実施の形態の半導体記憶装置5は、メモリセルアレイ1001の代わりにメモリセルアレイ4001、第1のデコード回路3002の代わりに第1のデコード回路4002、第2のデコード回路2003の代わりに第2のデコード回路4003を備える。また、半導体記憶装置5は、ソース線1015及び1016の代わりにソース線4015及び4016、電源線1023の代わりに電源線4023を備える。さらに、半導体記憶装置5は、ソース線選択信号線1035の代わりにソース線選択信号線4035、ソース線パルスイネーブル信号線1043の代わりにソース線パルスイネーブル信号線4043、ソース線ディスチャージイネーブル信号線2045の代わりにソース線ディスチャージイネーブル信号線4045を備える。これらの点が、実施の形態4の半導体記憶装置4と異なる。それ以外の構成要素は実施の形態4の半導体記憶装置4におけるものと同じであるため、説明は省略する。
第1のデコード回路4002は、複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択し、かつ複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択する。また、第1のデコード回路4002は、第1のデコード回路3002の有する機能を有し、さらに、電源線4023、ソース線選択信号線4035、ソース線パルスイネーブル信号線4043及びソース線ディスチャージイネーブル信号線4045が接続される。
第2のデコード回路4003は、複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択する。また、第2のデコード回路4003は、第2のデコード回路2003から、ソース線1015及び1016、電源線1023、ソース線選択信号線1035、ソース線パルスイネーブル信号線1043及びソース線ディスチャージイネーブル信号線2045の接続が解除されている。
複数のソース線(4015及び4016)は、メモリセルアレイ4001のソース線であり、第1の方向に延設され、第1のデコード回路4002に接続されている。メモリセルアレイ4001には、ソース線4015及び4016を介してソース線電圧SL1及びSL2が印加される。
電源線4023は、電源回路2004が発生させる書き換え電圧V2を伝送する電源線であり、電源回路2004から第1のデコード回路4002に接続される。
ソース線選択信号線4035は、コントロール回路2006が発生させるソース線選択信号SLSELを伝送する信号線であり、コントロール回路2006から第1のデコード回路4002に接続される。これにより、ソース線選択信号SLSELは、第1のデコード回路4002に入力される。
ソース線パルスイネーブル信号線4043は、パルス生成回路2005が発生させるソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENを伝送する信号線であり、パルス生成回路2005から第1のデコード回路4002に接続されている。これにより、ソース線パルスイネーブル信号SLPLS_ENは、第1のデコード回路4002に入力される。
ソース線ディスチャージイネーブル信号線4045は、パルス生成回路2005が発生させるソース線ディスチャージイネーブル信号SLDIS_ENを伝送する信号線であり、パルス生成回路2005から第1のデコード回路4002に接続されている。これにより、ソース線ディスチャージイネーブル信号SLDIS_ENは、第1のデコード回路4002に入力される。
メモリセルアレイ4001において、複数のワード線(1011及び1012)及び複数のソース線(4015及び4016)は、第1の方向に延設されており、複数のビット線(1013及び1014)は、第1の方向と異なる第2の方向に延設されている。具体的には、実施の形態1〜4では、メモリセルアレイ1001のビット線1013及び1014がソース線1015及び1016と並行しているのに対し、実施の形態5では、メモリセル4001のワード線1011及び1012がソース線4015及び4016と並行している。しかし、本実施の形態の半導体記憶装置5に基づいた半導体記憶装置が使用され、実施の形態1〜4と同様の動作が行われたときにも、実施の形態1〜4と同様の効果を得ることができる。例えば、図11には、実施の形態1と同様に、ビット線及びソース線がプリチャージされ、かつ包括パルス方式を用いた書き換え方法での一例が示されている。
図11は、実施の形態5に係る半導体記憶装置5の書き換え時のタイミングチャートである。
図11には、図10に示されるワード線1011及び1012、ビット線1013及び1014、及び、ソース線4015及び4016でのタイミングチャートが示されている。図11に示されるように、選択ソース線電圧のパルス波形及び選択ビット線電圧のパルス波形のうちの一方が他方を包括することで、同時パルス方式のような複数の波形不安定型の印加パルスができにくく、印加パルス幅のばらつきを抑制することができる。また、図11では、図10に示されるメモリセル4051が選択されたときのパルス波形が示されており、選択ワード線は1011、選択ソース線は4015、選択ビット線は1013となる。しかし、メモリセル4052は非選択のメモリセルであるが、メモリセル4051と共通のワード線1011及びソース線4015上に存在するため、選択メモリセル4051と同様の電圧が印加される。従って、複数のビット線のうち選択ビット線以外のビット線である非選択ビット線に対し、選択ソース線に電圧を印加したタイミングと同じタイミングで、選択ソース線に印加した電圧と同じ電圧を印加する必要がある。具体的には、非選択メモリセル4052が書き換えられないように、非選択ビット線1014に選択ソース線4015と同じ電圧を同じタイミングで印加する必要がある。図11に示されるように、非選択ビット線電圧BL2は、選択ソース線電圧SL1と同じタイミングで同じ波形となっている。本実施の形態の半導体記憶装置5に基づいた半導体記憶装置が使用され、実施の形態2〜4と同様の動作が行われるときについても、同様である。
以上、本実施の形態の半導体記憶装置5の書き換え方法及び半導体記憶装置5は、半導体記憶装置5の書き換えにおいて、ビット線及びソース線にプリチャージ電圧を印加する、または、ワード線にプリチャージ電圧を印加する。これにより、メモリセル(例えばMOSトランジスタ)に高電圧を印加することを可能とする。さらに、配線遅延等による電圧印加のタイミングのずれを考慮したパルス印加方法(包括パルス方式、接地後パルス方式または包括接地後パルス方式)により、複数の波形不安定型の印加パルスの発生及び印加パルス幅のばらつきを抑制することができる。
(その他の実施の形態)
以上、本開示に係る半導体記憶装置の書き換え方法及び半導体記憶装置について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示は、半導体記憶装置に利用可能であり、特にICカードなどの高度な書き換え信頼性が要求される電子機器のメモリに有用である。
1〜5、10 半導体記憶装置
301〜304 D−フリップフロップ回路
305 ロジック回路
1001、4001 メモリセルアレイ
1002、3002、4002 第1のデコード回路
1003、2003、4003 第2のデコード回路
1004、2004 電源回路
1005、2005 パルス生成回路
1006、2006 コントロール回路
1011、1012 ワード線
1013、1014 ビット線
1015、1016、4015、4016 ソース線
1021〜1023、2024、3024、4023 電源線
1031 クロック信号線
1032 パルス信号線
1033 ワード線選択信号線
1034 ビット線選択信号線
1035、4035 ソース線選択信号線
2036、3036 プリチャージイネーブル信号線
1041 ワード線パルスイネーブル信号線
1042 ビット線パルスイネーブル信号線
1043、4043 ソース線パルスイネーブル信号線
2044 ビット線ディスチャージイネーブル信号線
2045、4045 ソース線ディスチャージイネーブル信号線
1401 制御素子(MOSトランジスタ)
1402 記憶素子(抵抗変化素子)
4051、4052 メモリセル

Claims (8)

  1. メモリセルアレイと、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のソース線と、を備える半導体記憶装置の書き換え方法であって、
    前記複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択し、かつ前記複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択し、かつ前記複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択したときに、
    前記複数のビット線及び前記複数のソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第1の書き換えステップと、
    前記選択ビット線または前記選択ソース線のどちらか一方に書き換え電圧を印加する第2の書き換えステップと、
    前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方に書き換え電圧を印加する第3の書き換えステップと、
    前記選択ビット線または前記選択ソース線のどちらか一方にプリチャージ電圧を印加する第4の書き換えステップと、
    前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第5の書き換えステップと、を含む
    半導体記憶装置の書き換え方法。
  2. メモリセルアレイと、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のソース線と、を備える半導体記憶装置の書き換え方法であって、
    前記複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択し、かつ前記複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択し、かつ前記複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択したときに、
    前記複数のビット線及び前記複数のソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第1の書き換えステップと、
    前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方を接地する第2の書き換えステップと、
    前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方に書き換え電圧を印加する第3の書き換えステップと、
    前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方を接地する第4の書き換えステップと、
    前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第5の書き換えステップと、を含む
    半導体記憶装置の書き換え方法。
  3. メモリセルアレイと、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のソース線と、を備える半導体記憶装置の書き換え方法であって、
    前記複数のワード線のうちから少なくとも1つのワード線を選択ワード線として選択し、かつ前記複数のビット線のうちから少なくとも1つのビット線を選択ビット線として選択し、かつ前記複数のソース線のうちから少なくとも1つのソース線を選択ソース線として選択したときに、
    前記複数のビット線及び前記複数のソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第1の書き換えステップと、
    前記選択ビット線または前記選択ソース線のどちらか一方を接地する第2の書き換えステップと、
    前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方を接地する第3の書き換えステップと、
    前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方に書き換え電圧を印加する第4の書き換えステップと、
    前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方を接地する第5の書き換えステップと、
    前記選択ビット線または前記選択ソース線のどちらか一方にプリチャージ電圧を印加する第6の書き換えステップと、
    前記選択ビット線及び前記選択ソース線の両方にプリチャージ電圧を印加する第7の書き換えステップと、を含む
    半導体記憶装置の書き換え方法。
  4. 前記複数のワード線は、第1の方向に延設されており、
    前記複数のビット線及び前記複数のソース線は、前記第1の方向と異なる第2の方向に延設されており、
    前記半導体記憶装置は、
    前記複数のワード線のうちから前記選択ワード線を選択する第1のデコード回路と、
    前記複数のビット線のうちから前記選択ビット線を選択し、かつ前記複数のソース線のうちから前記選択ソース線を選択する第2のデコード回路と、を備える
    請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の書き換え方法。
  5. 前記複数のワード線及び前記複数のソース線は、第1の方向に延設されており、
    前記複数のビット線は、前記第1の方向と異なる第2の方向に延設されており、
    前記半導体記憶装置は、
    前記複数のワード線のうちから前記選択ワード線を選択し、かつ前記複数のソース線のうちから前記選択ソース線を選択する第1のデコード回路と、
    前記複数のビット線のうちから前記選択ビット線を選択する第2のデコード回路と、を備える
    請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の書き換え方法。
  6. 前記複数のビット線のうち前記選択ビット線以外のビット線である非選択ビット線に対し、前記選択ソース線に電圧を印加したタイミングと同じタイミングで、前記選択ソース線に印加した電圧と同じ電圧を印加する
    請求項に記載の半導体記憶装置の書き換え方法。
  7. 前記プリチャージ電圧は、前記書き換え電圧と0Vとの中間の電圧である
    請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の書き換え方法。
  8. 各書き換えステップが連続して発生する
    請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の書き換え方法。
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