JP6627890B2 - サーバ装置、通信システム、および、通信プログラム - Google Patents

サーバ装置、通信システム、および、通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、サーバ装置、通信システム、および、通信プログラムに関する。
通信機器の普及により、様々なデバイスをネットワークに接続して通信するIoT(Internet of Things)が注目されており、様々なサービスを実現するシステムが考案されている。例えば、ネットワークに接続された様々なデバイスとアプリケーションサーバを通信させることにより、遠隔監視システムなどが実現されることもある。遠隔監視システムでは、例えば、監視対象の近傍にセンサなどの計測機能を備えた計測装置が設置される。計測装置は、得られた計測結果を、適宜、アプリケーションサーバにアップロードする。すると、アプリケーションサーバは、ユーザが使用している電話端末、タブレット、コンピュータなどの通信機器に、得られた計測データを送信する。ユーザは、ユーザが使用している通信機器がアプリケーションサーバからの計測データを受信すると、適宜、アプリケーションなどを用いて、計測データを確認する。例えば、遠隔監視システムの監視対象の周辺の湿度や温度などの情報が計測装置中のセンサで計測されると、監視対象周辺の湿度や温度などの情報がアプリケーションサーバに通知される。ユーザが使用している通信機器がアプリケーションサーバから湿度や温度などのデータを受信すると、ユーザは、通信機器を用いて、得られた計測結果を確認する。なお、IoTを用いたシステムは、遠隔監視システム以外の任意のシステムであっても良い。
関連する技術として、センサを備える観測ステーションが、センサの接続、観測仕様、センサデータ配信などに関するメタデータやセンサデータを、サーバとの間で送受信するシステムが知られている(例えば、特許文献1)。集中制御装置により制御される被制御装置に対応付けてアダプタ装置を備え、アダプタ装置に被制御装置の制御に使用する画面情報や通信手順を展開するシステムも考案されている(例えば、特許文献2)。このシステムでは、アダプタ装置に展開された情報を集中制御装置に転送するので、被制御装置の制御手順が変更されても集中制御装置の設定等は変更されない。また、センサノードからルータ要請メッセージを受けたゲートウェイが、受信メッセージを用いてサービスサーバを特定し、サービスサーバからセンサノードに設定する情報を取得してセンサノードに送信する方法も提案されている(例えば、特許文献3)。さらに、エンティティ装置が受信したイベントのホップ属性と、イベントの取得条件のホップ属性を示すフィルタを保持するルータに登録されたフィルタのホップ属性との比較結果に基づいて、イベント転送を制御する方法も提案されている(例えば、特許文献4)。
特開2010−49560号公報 特開2000−22719号公報 国際公開第2008/102755号 特開2004−302960号公報
IoTを用いたサービスの契約状況は、アプリケーションサーバで管理されるが、計測装置や計測装置とアプリケーションサーバの間の通信を中継する中継装置には、契約状況が通知されない。このため、ユーザの契約状況が変更されても、計測装置や中継装置は契約状況の変更前と同様に計測結果の送信処理を行う。すると、ユーザの契約変更によりユーザによって使用されなくなったデータがアプリケーションサーバに送信されてしまい、無駄な通信処理が発生することがある。また、関連する技術として述べたいずれの技術を用いても、ユーザの契約変更に伴って発生し得る無駄な通信を防ぐことはできない。
本発明は、1つの側面として、ネットワーク中の通信処理を効率化することを目的とする。
ある1つの態様にかかるサーバ装置は、端末にサービスを提供するサーバ装置であって、記憶部、生成部、通信部を備える。記憶部は、前記端末で使用される計測データを計測する計測装置と、前記計測データを前記サーバ装置に中継可能な中継装置とを、前記端末の識別情報に対応付けて記憶する。生成部は、前記中継装置の各々に宛てて、当該中継装置に中継させる計測データの送信元の計測装置のリストを通知する通知パケットを生成する。通信部は、前記通知パケットを送信する。前記生成部は、前記通信部が前記端末での前記サービスの利用停止の要求を受信すると、前記端末の識別情報に対応付けられた中継装置の各々に宛てて、前記端末の識別情報に対応付けられた計測装置を含まない前記リストを有する通知パケットを生成する。
ネットワーク中の通信処理を効率化する。
実施形態にかかる通信の例を説明する図である。 中継装置の構成の例を説明する図である。 サーバの構成の例を説明する図である。 中継装置およびサーバのハードウェア構成の例を説明する図である。 実施形態にかかる通信が適用されるシステムの例を説明する図である 登録情報テーブルとホワイトリストの例を説明する図である。 解約が発生したときに行われる通信の例を説明するシーケンス図である。 解約が発生したときにサーバと中継装置が保持する情報の例を説明する図である。 登録情報テーブルとホワイトリストの例を説明する図である。 中継装置の追加が発生したときに行われる通信の例を説明するシーケンス図である。 中継装置の追加が発生したときにサーバと中継装置が保持する情報の例を説明する図である。 計測装置の追加が発生したときに行われる通信の例を説明するシーケンス図である。 計測装置の追加が発生したときにサーバと中継装置が保持する情報の例を説明する図である。 計測装置の追加後に行われる通信の例を説明するシーケンス図である。 変更要求を受信した際のサーバの処理の例を説明するフローチャートである。 中継装置での処理の例を説明するフローチャートである。
図1は、実施形態にかかる通信の例を説明する図である。実施形態にかかるネットワークには、計測装置10、中継装置20、サーバ5が含まれている。さらに、サーバ5が提供するアプリケーションを利用するユーザが使用する端末15がサーバ5にアクセスする。サーバ5は、ユーザの契約状況を記憶している。さらに、サーバ5は、計測装置10で計測された計測データを中継可能な位置に配置されている中継装置20の情報も、ユーザの契約状況に含めて記憶しているとする。ユーザの契約状況などの情報は、サーバ5中の登録情報テーブルに記録されているものとする。
サーバ5は、ユーザの契約状況に応じて、サーバ5や端末15での処理に使用される計測データを計測する計測装置10を特定する。サーバ5は、サーバ5や端末15での処理に使用される計測データを計測する計測装置10で得られたデータを中継可能な中継装置20も特定する。すると、サーバ5は、特定した中継装置20に対して、サーバ5への中継処理を行うパケットの送信元の計測装置10を記録したホワイトリストを送信する(ステップS1)。中継装置20は、サーバ5から受信したホワイトリストを記憶する。
計測装置10で計測処理が行われ、計測装置10で得られたデータが中継装置20に送信されたとする(ステップS2)。中継装置20は、パケットの送信元をホワイトリストと比較する。図1の例では、中継装置20は、ホワイトリスト中に計測装置10があると判定する(ステップS3)。すると、中継装置20は、計測装置10から受信したデータをサーバ5に中継する(ステップS4)。
その後、ユーザが契約の解約を行うことを決定して、端末15で契約状況の登録を変更したとする。すると、端末15は、登録内容の変更を要求する情報(変更要求)をサーバ5に送信する(ステップS5)。ステップS5で送信される変更要求には、契約の解約の要求が含まれている。サーバ5は、変更要求を受信すると、解約するユーザの端末15に対応付けられた計測装置10を含まないホワイトリストを、解約するユーザの端末に対応付けられた中継装置20宛てに生成する(ステップS6)。図1の例では、中継装置20に送信する情報として、計測装置10を含まないホワイトリストが生成される。その後、サーバ5は、登録情報テーブルの内容を変更する(ステップS7)。サーバ5は、ホワイトリストを含む通知パケットを中継装置20に通知する(ステップS8)。すると、中継装置20は、通知された情報に応じて、中継装置20が中継するパケットの送信元を記録しているホワイトリストの内容を更新する。図1の例では、中継装置20は、中継装置20が記憶しているホワイトリストから計測装置10の情報を削除し、計測装置10からのデータの中継を停止する(ステップS9)。
このように、実施形態にかかる通信方法では、ユーザの解約に際して中継装置20が中継することが望まれるパケットの送信元の計測装置10が変更されると、サーバ5から中継装置20に対して変更内容が通知される。このため、中継装置20は、通知された変更内容に従って、ホワイトリストを更新することができ、サーバ5や端末15で使用されない計測結果を計測装置10から受信しても、受信したパケットの転送を防止できる。従って、サーバ5や端末15で使用されない計測結果が中継装置20からサーバ5に転送される場合に発生する無駄な通信が防止され、ネットワーク中の通信が効率化される。なお、図1は処理の一例であり、例えば、ステップS6とS7の処理の順序は実装に応じて変更され得る。
<装置構成>
図2は、中継装置20の構成の例を説明する図である。中継装置20は、通信部21、制御部30、記憶部40を備える。通信部21は、受信部22と送信部23を有する。制御部30は、判定部31、接続制御部32、更新処理部33を有する。記憶部40は、ホワイトリスト41を格納する。さらに、記憶部40は、適宜、制御部30での処理に使用されるデータを記憶する。ホワイトリスト41には、中継装置20が中継するパケットの送信元の計測装置10を特定する情報が記録されている。
受信部22は、他の装置からパケットを受信する。送信部23は、他の装置にパケットを送信する。判定部31は、受信部22を介して取得したパケットの送信元の計測装置10がホワイトリスト41に記録されているかを判定する。パケットの送信元の計測装置10がホワイトリスト41に記録されている場合、判定部31は、受信パケットをサーバ5に中継することを決定する。一方、パケットの送信元の計測装置10がホワイトリスト41に記録されていない場合、判定部31は、受信パケットがサーバ5に中継される対象ではないと判定して、受信パケットを廃棄する。
接続制御部32は、サーバ5や計測装置10との間の接続処理を行う。また、新たに計測装置10が追加された場合や、ネットワーク中の一部の計測装置10が削除された場合にも、接続制御部32は、通信の開始や終了に関する処理を行う。更新処理部33は、受信部22を介して、ホワイトリスト41の更新に使用する情報を取得すると、ホワイトリスト41を更新する。
図3は、サーバ5の構成の例を説明する図である。サーバ5は、通信部51、記憶部55、制御部60を備える。通信部51は、中継装置20や端末15などの他の装置との間での通信を行う。記憶部55は、登録情報テーブル56と通知先テーブル57を備える。登録情報テーブル56は、ユーザの契約状況や、ネットワーク中の各中継装置20が中継するパケットの送信元の計測装置10のリストを格納している。通知先テーブル57は、ユーザの契約状況などにより登録情報テーブル56の変更が発生したときに、中継装置20が中継するパケットの送信元の計測装置10のリストの更新内容と更新内容の通知先を対応付ける。登録情報テーブル56や通知先テーブル57の例は後述する。
制御部60は、更新部61、生成部62、アプリケーション処理部63を備える。更新部61は、端末15からの要求に応じて、登録情報テーブル56を更新する。さらに、更新部61は、登録情報テーブル56の更新に応じて、通知先テーブル57の更新処理も行う。生成部62は、通知先テーブル57に記録されている中継装置20に対して、その中継装置20が中継するパケットの送信元の計測装置10のリストを通知するための通知パケットを生成する。アプリケーション処理部63は、サーバ5が提供するアプリケーションの処理を行う。
図4は、中継装置20およびサーバ5のハードウェア構成の例を説明する図である。中継装置20とサーバ5のいずれも、プロセッサ101、メモリ102、バス105、ネットワークインタフェース109を備える。中継装置20とサーバ5のいずれも、さらに、入力装置103、出力装置104、記憶装置106の1つ以上を有していても良い。プロセッサ101は、Central Processing Unit(CPU)を含む任意の処理回路であり、メモリ102や記憶装置106に記憶されたプログラムを実行することができる。バス105は、プロセッサ101、メモリ102、入力装置103、出力装置104、記憶装置106、ネットワークインタフェース109を、相互にデータの出力や入力が可能になるように接続する。入力装置103は、キーボードやマウスなど、情報の入力に使用される任意の装置であり、出力装置104は、ディスプレイを含む表示デバイスなど、データの出力に使用される任意の装置である。
中継装置20において、プロセッサ101は制御部30を実現する。メモリ102と記憶装置106は、記憶部40として動作する。また、通信部21は、ネットワークインタフェース109とプロセッサ101により実現される。サーバ5において、プロセッサ101は制御部60として動作し、メモリ102や記憶装置106は記憶部55として動作する。さらに、通信部51は、ネットワークインタフェース109とプロセッサ101によって実現される。
<実施形態>
以下の例では、サーバ5がMQTT(Message Queue Telemetry Transport)サーバ80を介して、中継装置20に通知パケットなどの制御情報を含むパケットを送信する場合について説明する。サーバ5がMQTTサーバ80を介して中継装置20と通信する場合、サーバ5と中継装置20の間での接続が確立していなくても、サーバ5とMQTTサーバ80の接続が確立していれば、サーバ5は、通知パケット等の中継装置20宛てのパケットをMQTTサーバ80に送信できる。さらに、中継装置20は、MQTTサーバ80との間で通信を確立したときに、MQTTサーバ80がサーバ5から受信済みの通知パケットを受信できる。このため、サーバ5と中継装置20との間の接続が切断されても、通信エラーが起こりにくい。ただし、以下の説明は一例であって、サーバ5と中継装置20はMQTTサーバ80を介さずに通信してもよい。
また、以下の例では、サーバ5が遠隔監視システムのアプリケーションサーバである場合を例とするが、遠隔監視システムで監視される監視対象は任意である。例えば、監視対象は、ユーザが世話をしているペット、高齢者などであってもよく、また、ユーザが状況を確認しようとする生産ラインの機械などであってもよい。
図5は、実施形態にかかる通信が適用されるシステムの例を説明する図である。なお、図5は、システムの一例であり、例えば、中継装置20、計測装置10、端末15の数は実装に応じて任意に変更され得る。
サーバ5とMQTTサーバ80は、インターネット3に含まれている。また、インターネット3は3G−LTE(3 Generation - Long Term Evolution)網7と接続されている。ユーザが使用する端末15(15a〜15c)は、3G−LTE網7を介してインターネット3中のサーバ5と通信できる。なお、図5はシステムの一例であり、端末15は、3G−LTE網7を介さずにインターネット3だけを介してサーバ5と通信しても良い。図5の例では、端末15aはコンピュータ、端末15bはタブレット、端末15cは携帯電話端末であるが、端末15はユーザがサーバ5にアクセスする際に使用可能な任意の装置である。中継装置20(20a〜20c)は、MQTTサーバ80に接続されており、各々の中継装置20が通信する可能性のある計測装置10の近傍に設置されている。計測装置10(10a、10b)は、監視対象の近傍に設置されており、センサを用いて、計測データを取得する。計測装置10は、接続を確立している中継装置20にデータを含むパケット送信する。図5では、計測装置10の各々について、通信可能な範囲にある中継装置20と計測装置10の間を実線で結んでいるが、計測装置10は、一度に1台の中継装置20との間で通信を確立してもよい。例えば、計測装置10aは、中継装置20aと中継装置20bの両方と通信可能であるが、中継装置20aと通信してもよく、また、中継装置20bに計測データを含むパケットを送信してもよい。計測装置10bは、中継装置20cと通信可能な位置に設置されており、中継装置20cに計測データを含むパケットを送信する。
以下の説明では、いずれの装置での処理かを分かりやすくするために、符号の末尾に処理を行っている装置の符号の末尾と同じアルファベットを付けて記載することがある。例えば、ホワイトリスト41aは、中継装置20a中のホワイトリスト41を表すものとする。さらに、同じ種類のテーブル中の複数の状態を表現するために、以下の説明では、参照番号の後に、アンダースコアを挟んで、数字を記載することがある。
図6は、登録情報テーブル56とホワイトリスト41の例を説明する図である。登録情報テーブル56は、サーバ5が提供するアプリケーションを利用するユーザごとに、ユーザID、端末ID、中継装置ID、計測装置IDを対応付けている。ユーザIDは、各ユーザを識別する際に用いられる識別子である。端末IDは、ユーザIDで識別されるユーザがサーバ5にアクセスする際に使用する端末15に割り当てられている識別子である。ユーザの端末を一意に識別できる任意の情報が端末IDとして使用され得るので、例えば、端末15が電話端末である場合は、電話番号が端末IDとして使用されてもよい。計測装置IDは、ユーザIDで識別されるユーザの監視対象の監視のために設置されている計測装置10を識別する情報である。中継装置IDは、ユーザIDで識別されるユーザに対応付けられている計測装置10から送信されたパケットをサーバ5に中継するために使用される中継装置20を識別する情報である。
図6の例では、ユーザID=ユーザ1で識別されるユーザは、計測装置ID=N1の計測装置10を監視対象の近傍に設置している。計測装置ID=N1の計測装置10とサーバ5の間の通信は、中継装置ID=St1の中継装置20によって中継される。また、ユーザ1が使用している端末15がサーバ5と通信する際には、端末のIDとして、phon1がサーバ5に通知される。同様に、ユーザID=ユーザ2で識別されるユーザが使用する計測装置10の計測装置IDはN2であり、ユーザID=ユーザ2のユーザが使用する中継装置20の中継装置IDはSt2である。さらに、ユーザID=ユーザ2のユーザが使用する端末15の端末IDはsumaho2である。
ホワイトリスト41には、そのホワイトリスト41を備える中継装置20がサーバ5に中継するパケットの送信元の計測装置10を識別する計測装置IDが記録されている。例えば、図5に示す計測装置10aの計測装置IDがN1であり、計測装置10bの計測装置IDがN2であるとする。この場合、中継装置20aが保持するホワイトリスト41には、計測装置10aの情報が記録されるので、中継装置20aが保持するホワイトリスト41は、ホワイトリスト41a_1に示すとおりになる。一方、中継装置20cが保持するホワイトリスト41には、計測装置10bの情報が記録されるので、中継装置20cが保持するホワイトリスト41は、ホワイトリスト41cに示すとおりになる。
以下、実施形態を、ユーザの解約が発生したときの処理の例、中継装置20の数の変動が発生したときの処理の例、計測装置10の数の変動が発生したときの処理の例に分けて説明し、さらに、装置ごとの処理の例を時系列に沿って説明する。
(1)ユーザの解約が発生したときの処理の例
図7は解約が発生したときに行われる通信の例を説明するシーケンス図である。一方、図8は、解約が発生したときにサーバ5と中継装置20が保持する情報の例を説明する図である。以下、図7と図8を参照しながら、図5に示すネットワークでの通信が行われている場合において、端末ID=phon1で識別される端末15を使用するユーザ(ユーザ1)がサーバ5に対してサービスの解約を要求する場合に行われる処理の例を説明する。なお、図7では、計測装置10aが中継装置20aとの間で通信を確立しているため、計測装置10aが中継装置20aを介してサーバ5にデータを送信する場合を図示している。さらに、中継装置20aの中継装置IDはSt1であり、中継装置20cの中継装置IDはSt2であるものとする。
ステップS21において、計測装置10aは、計測装置10aが備えるセンサで得られた計測結果を、中継装置20aに送信する。中継装置20aの受信部22aは、計測装置10aからデータパケットを受信すると、受信したパケットを判定部31aに出力する。判定部31aは、データパケットの送信元が計測装置10aであり、計測装置10aの計測装置IDがN1であることを特定する。ここで、計測装置IDは、計測装置10aから送信されたデータパケットに含まれていても良く、また、判定部31aが、予め、計測装置10aのアドレスと計測装置10aの計測装置IDを対応付けて記憶していても良い。判定部31aは、データパケットの送信元の計測装置10aに対応付けられた計測装置IDがホワイトリスト41aに含まれているかを判定する。ステップS21の時点で、中継装置20aは、図6のホワイトリスト41a_1を保持しているとする。すると、判定部31aは、データパケットの送信元の計測装置IDであるN1がホワイトリスト41a_1にあると判定する(ステップS22)。そこで、判定部31aは、計測装置10aから受信したデータパケットを、サーバ5に中継する(ステップS23)。なお、判定部31aは、図7に示すように、計測装置10aから受信した複数のデータパケット中の情報を、1つのパケットに統合した上で、統合後のパケットをサーバ5に送信することにより、計測装置10aで得られたデータを中継しても良い。また、中継装置20aは、計測装置10から受信したパケットを統合せずに、サーバ5に中継してもよい。中継装置20b、中継装置20c等の他の中継装置20がサーバ5にパケットを中継する際も、中継装置20aと同様の処理が行われる。
サーバ5中のアプリケーション処理部63は、通信部51を介して、データを含むパケットを取得する。すると、アプリケーション処理部63は、得られたデータを、データの計測に用いられた計測装置10aの計測装置IDに対応付けられているユーザIDや端末IDなどと組み合わせて記憶部55に記憶する。このため、中継装置20aから通知されたデータは、そのデータに対応付けられた端末IDで識別される端末15からの問合せ等に際して、端末15に提供される。なお、アプリケーション処理部63は、計測装置IDに対応付けられているユーザIDや端末IDを特定する際に、登録情報テーブル56を使用できる。
ステップS24において、計測装置10bは、センサでの計測等で得られた計測結果を、中継装置20cに送信する。中継装置20cの判定部31cは、受信部22cを介して、計測装置10bから送信されたデータパケットを取得する。判定部31cは、判定部31aと同様の処理により、データパケットの送信元である計測装置10cを識別する計測装置IDがN2であることを特定する。判定部31cは、計測装置10cに対応付けられた計測装置ID=N2がホワイトリスト41c(図6)にあると判定する(ステップS25)。判定部31cは、計測装置10bから受信したデータパケットを、サーバ5に中継する(ステップS26)。サーバ5は、ステップS23において計測装置10aからパケットを受信したときと同様に、得られたデータを記憶部55に記憶する。
その後、ユーザ1がサーバ5で提供されるサービスに対する契約状態を解除するために、端末ID=phon1で識別される端末15から、サーバ5に対して、解約を要求する変更要求を送信したとする(ステップS27)。
サーバ5の更新部61は、通信部51を介して、変更要求を取得する。解約を要求するための変更要求を取得した場合、更新部61は、解約するユーザの端末IDに対応付けられた情報を登録情報テーブル56から削除する(ステップS28)。図7の例では、端末ID=phon1の端末15から解約が要求されている。更新部61は、登録情報テーブル56_1(図6)から、解約を求める変更要求の送信元の端末15の端末IDである端末ID=phon1に対応付けられた情報を削除する。このため、サーバ5が備える登録情報テーブル56は、図6に示す登録情報テーブル56_1から図8中の登録情報テーブル56_2に変更される。なお、更新部61は、通知先テーブル57の更新に用いるために、登録情報テーブル56_1から削除した情報を、適宜、記憶部55中に保持しているものとする。
更新部61は、解約するユーザの端末IDに対応付けられた中継装置20を通知先テーブル57に登録する(ステップS29)。通知先テーブル57の例を図8の通知先テーブル57_1に示す。通知先テーブル57には、解約などの設定変更によって、中継するパケットの送信元の計測装置10が変更される中継装置20の情報が、設定の変更の通知先として登録される。さらに、通知先テーブル57には、通知先テーブル57中の情報の通知先となっている中継装置20が設定変更後に中継するパケットの送信元の計測装置10に割り当てられた識別子が、通知先の中継装置20に通知する計測装置IDとして記録される。すなわち、通知先の中継装置20に通知する計測装置IDは、そのエントリ中の中継装置20で使用されるホワイトリストに記録される情報である。ユーザが解約する場合、解約したユーザが使用している計測装置10で計測された計測データが、ユーザの解約後にもサーバ5に送信されることを防ぐことが望ましい。そこで、更新部61は、通知先テーブル57において、解約するユーザの端末IDに対応付けられたいずれの中継装置20に対しても、通知対象の計測装置IDに、解約するユーザの端末IDに対応付けられた計測装置10が含まれないようにする。解約するユーザの端末IDに対応付けられた計測装置10以外からのパケットを中継していない中継装置20では、ユーザの解約により、中継するパケットの送信元はなくなる。この場合、更新部61は、通知先テーブル57に、その中継装置20が中継するパケットの送信元の計測装置10が存在しないことを登録する。
例えば、端末ID=phon1の端末15からの解約の要求前には、図6の登録情報テーブル56_1に示すように、端末ID=phon1には、中継装置ID=St1(中継装置20a)が対応付けられている。このため、通知先テーブル57には、図8に示すように、通知先の中継装置20の中継装置IDとして、St1が登録される。さらに、更新部61は、設定の変更後に中継装置ID=St1の中継装置20がサーバ5に中継するパケットの送信元として端末ID=phon1に対応付けられた計測装置10aを選択しない。中継装置20aがパケットを中継可能な位置に設置されている計測装置10は端末ID=phon1に対応付けられたもの以外にないので、更新部61は、中継装置20aに通知する計測装置10が無いことも、通知先テーブル57に登録する。このため、ステップS29の処理により、サーバ5は、通知先テーブル57_1を保持する。
図7のステップS30において、生成部62は、通知先テーブル57_1に登録されている通知先に対して、対応付けられている計測装置10の計測装置IDのリストを、中継可能なパケットの送信元のリストとして通知する処理を行う。このため、ステップS30では、中継装置20a(中継装置ID=St1)に宛てて、中継可能なパケットの送信元のリストとして、いずれの計測装置10も含まないリストを含む通知パケットが生成される。換言すると、ステップS30では、通知先テーブル57_1を用いて、中継装置20a宛てに、いずれの計測装置10から受信したパケットもサーバ5に中継しないことを要求する通知パケットが生成される。図7の例では、サーバ5はMQTTサーバ80を介して中継装置20にパケットを送信するので、生成部62は、生成した通知パケットを、通信部51を介してMQTTサーバ80に送信する。なお、通知パケットには、通知パケットの宛先が中継装置20aであることを特定するために使用可能な情報が含まれているとする。
図7の例では、MQTTサーバ80とサーバ5の間、およびMQTTサーバ80と中継装置20の間には、MQTTを用いたセッションが常時確立されているとする。また、MQTTサーバ80は、中継装置20との間でセッションを確立すると、セッションIDと通信先の中継装置20を識別する情報を対応付けて記憶する。このため、MQTTサーバ80は、通知パケットの送信先に対応付けられたセッションIDで識別されるセッションに通知パケットを転送することにより、通知パケットを宛先に転送する。図7の例では、通知パケットは、MQTTサーバ80から中継装置20aに転送される(ステップS31)。
中継装置20a中の更新処理部33aは、受信部22aを介して、通知パケットを取得する。更新処理部33aは、通知パケットに従って、ホワイトリスト41a_1を更新する。ここで、通知パケットによって、中継装置20aが中継するパケットの送信元の計測装置10は存在しないことが通知されているので、更新処理部33aは、ホワイトリスト41a_1から計測装置10aの計測装置ID=N1を削除する(ステップS32)。このため、ステップS32の処理が終了した時点では、計測装置10aは、図8に示すホワイトリスト41a_2を保持している。
ステップS32の処理が行われた後で、計測装置10aが計測データを中継装置20aに送信したとする(ステップS33)。中継装置20aの判定部31aは、受信部22aを介して、計測装置10aから送信されたデータパケットを取得する。判定部31aは、データパケットの送信元である計測装置10aを識別する計測装置ID=N1がホワイトリスト41a_2に含まれていないと判定する(ステップS34)。そこで、判定部31aは、計測装置10aから受信したデータパケットを、サーバ5に中継せずに廃棄する(ステップS35)。
一方、ステップS36において、計測装置10bは、センサでの計測等で得られた計測結果を、中継装置20cに送信したとする。サーバ5において中継装置20cと対応付けられた端末IDで識別される端末15から契約状態の変更要求がサーバ5に送信されていない場合、中継装置20cには、通知パケットは送信されていない。そこで、中継装置20cが計測装置10bからのデータパケットを受信したときに行われるステップS37、S38の処理は、ステップS25、S26と同様に行われる。従って、計測装置10bで得られた計測データは、中継装置20cを介して、サーバ5に通知される。
図6〜図8を参照しながら説明したように、実施形態にかかる方法によると、サービスの解約を行ったユーザが使用していた計測装置10においてユーザのサービス解約後にデータが測定されても、測定されたデータは、サーバ5には中継されない。従って、実施形態によると、解約後のユーザの端末15やサーバ5において処理されないデータが、サーバ5に送信されることにより発生する無駄なデータの転送を防止して、ネットワーク中の通信処理を効率化できる。
(2)中継装置20の変動が発生したときの処理の例
実施形態にかかる通信方法では、ユーザの通信処理に使用される装置の増減が発生した場合でも、ユーザが中継装置20の設定を手動で行わなくても良いので、ユーザの処理負担を軽減できるという利点もある。以下、ユーザが使用する中継装置20の設定が変動したときに行われる処理の例を、端末ID=phon1の端末15を使用しているユーザが中継装置20を追加した場合を例として説明する。
図9は、登録情報テーブル56とホワイトリスト41の例を説明する図である。なお、登録情報テーブル56_3は、登録情報テーブル56中の情報のうちで、端末ID=phon1に対応付けられている情報を抜き出したものであり、サーバ5は登録情報テーブル56_3に登録されていない装置とも通信しても良い。登録情報テーブル56_3には、ユーザID=ユーザ1で識別されるユーザが計測装置ID=N1の計測装置10(計測装置10a)と、中継装置ID=St1の中継装置20(中継装置20a)を使用していることが登録されている。また、ユーザID=ユーザ1のユーザが使用する端末15の端末IDはphon1である。
登録情報テーブル56_3の情報に基づいて、ユーザID=ユーザ1のユーザが通信する際に中継装置20aが保持するホワイトリスト41の例をホワイトリスト41_3に示す。ホワイトリスト41_3には、計測装置10aから受信したパケットをサーバ5に転送することが記録されている。
さらに、ユーザID=ユーザ1のユーザは、計測装置10aからのデータパケットの中継に使用可能な装置として、中継装置20dを追加しようとしているとする。登録処理が行われる前には、中継装置20dはサーバ5に中継するパケットの送信元をサーバ5から通知されていない。このため、中継装置20dは、ホワイトリスト41d_1に示すように、中継処理を行う対象が登録されていないホワイトリスト41を保持する。
図10は、中継装置20の追加が発生したときに行われる通信の例を説明するシーケンス図である。一方、図11は、中継装置20の追加が発生したときにサーバ5と中継装置20が保持する情報の例を説明する図である。
以下の説明では、計測装置10aは無線通信しており、計測装置10aと通信可能な位置に、中継装置20aと中継装置20dの両方が設置されているものとする。また、図10の処理の開始時点では、中継装置20aはホワイトリスト41a_3(図9)を保持しており、中継装置20はホワイトリスト41d_1(図9)を保持している。なお、計測装置10aは計測装置ID=N1、中継装置20aは中継装置ID=St1、中継装置20dは中継装置ID=St3で識別されるものとする。
ステップS51において、計測装置10aは、センサで得られた計測結果を、中継装置20dに送信する。中継装置20dの判定部31dは、受信部22dを介して、計測装置10aから送信されたデータパケットを取得する。判定部31dは、データパケットの送信元である計測装置10aの情報(計測装置ID=N1)がホワイトリスト41d_1に含まれていないので、データパケットを、サーバ5に中継せずに破棄する(ステップS52)。
その後、計測装置10aと中継装置20dとの接続が切断されたため、計測装置10aは中継装置20aと接続を確立したとする。すると、計測装置10aは、センサで得られた計測結果を、中継装置20aに送信する(ステップS53)。中継装置20aの判定部31aは、受信部22aを介して、計測装置10aから送信されたデータパケットを取得する。判定部31aは、データパケットの送信元である計測装置10aの情報(計測装置ID=N1)がホワイトリスト41a_3に含まれていると判定する(ステップS54)。判定部31aは、計測装置10aから受信したデータパケットを、サーバ5に中継する(ステップS55)。サーバ5は、得られたデータを記憶部55に記憶する。
ユーザID=ユーザ1のユーザがサーバ5で提供されるサービスに対する契約状態を変更するために、端末ID=phon1で識別される端末15から、サーバ5に対して、変更要求を送信したとする(ステップS56)。ステップS56では、ユーザ1のデータの中継に中継装置20dの使用を開始することを要求する変更要求が送信されたとする。
サーバ5の更新部61は、通信部51を介して、変更要求を取得し、中継装置20の追加要求の送信元の端末IDに対応付けられた情報を更新する。すなわち、更新部61は、登録情報テーブル56_3(図9)の端末ID=phon1を含むエントリに、中継装置ID=St3の中継装置20(中継装置20d)を追加する(ステップS57)。このため、端末ID=phon1に対応付けられる中継装置20の中継装置IDは、St1とSt3になる。従って、更新部61の処理により、登録情報テーブル56_3は、図11の登録情報テーブル56_4に示すように更新される。
更新部61は、登録情報テーブル56の更新前に端末ID=phon1に対応付けられていた中継装置20と、登録情報テーブル56の更新後に端末ID=phon1に対応付けられている中継装置20を通知先テーブル57に登録する(ステップS58)。この例では、登録情報テーブル56_3には中継装置ID=St1、登録情報テーブル56_4には中継装置ID=St1とSt3が記録されているので、通知先テーブル57には、中継装置ID=St1とSt3が記録される。更新部61は、通知先テーブル57中の各中継装置20について、サーバ5に中継するパケットの送信元となる計測装置10を、通知対象の計測装置10として特定する(ステップS59)。つまり、ステップS59において、登録情報テーブル56の更新前と更新後少なくとも一方で端末ID=phon1に対応付けられている中継装置20の各々について、ホワイトリストの内容が特定される。ステップS59の時点では、登録情報テーブル56_4には、計測装置10として計測装置ID=N1の装置が登録され、中継装置20として中継装置ID=St1とSt3の装置が登録されている。このため、更新部61は、中継装置ID=St1とSt3のいずれの装置に対しても、計測装置ID=N1を通知対象の計測装置10とする。ステップS58とS59の処理により、サーバ5は、図10に示す通知先テーブル57_2を保持することになる。
ステップS60において、生成部62は、通知先テーブル57_2に登録されている通知先の各々に対して、通知先テーブル57_2で対応付けられている計測装置10の計測装置IDのリストを、中継可能なパケットの送信元のリストとして通知する。このため、ステップS60では、中継装置20a(中継装置ID=St1)と中継装置20d(中継装置ID=St3)のいずれに宛てても、計測装置10aから受信したパケットをサーバ5に中継することを通知する通知パケットが生成される。生成部62は、生成した通知パケットを、通信部51を介してMQTTサーバ80に送信する。MQTTサーバ80は、図7を参照しながら説明した処理と同様の手順で、通知パケットを中継装置20aと中継装置20dに転送する(ステップS61、S62)。
中継装置20a中の更新処理部33aは、受信部22aを介して、通知パケットを取得する。更新処理部33aは、通知パケットで通知された情報が、ホワイトリスト41a_3(図9)と同じ情報であるので、ホワイトリスト41を更新しない。
中継装置20dでは、更新処理部33dは、通知パケットで通知された情報が、ホワイトリスト41d_1(図9)と異なる情報であるので、ホワイトリスト41d_1を更新する。すなわち、ホワイトリスト41d_1に計測装置ID=N1(計測装置10a)の情報を追加する(ステップS63)。ステップS63の処理によって得られるホワイトリスト41を図11に、ホワイトリスト41d_2として示す。
ステップS63の処理が行われた後で、計測装置10aが計測データを中継装置20dに送信したとする(ステップS64)。中継装置20dの判定部31dは、受信部22dを介して、計測装置10aから送信されたデータパケットを取得する。ステップS63によってホワイトリスト41が更新されているため、この時点では、判定部31dは、データパケットの送信元である計測装置10aを識別する計測装置ID=N1がホワイトリスト41d_2に含まれていると判定する(ステップS65)。そこで、判定部31dは、計測装置10aから受信したデータパケットを、サーバ5に中継する(ステップS66)。
なお、以上の説明では、一例として、中継装置20が追加される場合の例を説明したが、複数の中継装置20のうちの一部の使用が停止される場合も、図9〜図11で説明した処理と同様の処理が行われる。
例えば、図10を用いて説明したように、計測装置10aで計測されたデータが、中継装置20aと中継装置20dの両方からサーバ5に中継される状態になった後に、ユーザが中継装置20aの使用を停止しようとしたとする。この場合、ユーザは、端末ID=phon1の端末15を用いて、図10のステップS56と同様に、変更処理をサーバ5に通知する。すると、サーバ5の更新部61は、登録情報テーブル56で端末ID=phon1に対応付けられた情報から中継装置20aの中継装置ID(St1)を削除する。さらに、更新部61は、ステップS57〜S59の処理を行う。このため、通知先テーブル57では、登録情報テーブル56の更新によって端末ID=phon1に対応付けられなくなった中継装置20aに通知する計測装置IDには、端末ID=phon1に対応付けられた計測装置10の情報が含まれない。一方、更新後の登録情報テーブル56で端末ID=phon1に対応付けられている中継装置20に通知する計測装置IDには、端末ID=phon1に対応付けられた計測装置10の情報が含まれる。例えば、以下の情報を保持する通知先テーブル57が生成されたとする。
通知先の中継装置ID :St1(中継装置20a)
中継装置20aに通知する計測装置ID:なし
通知先の中継装置ID :St3(中継装置20d)
中継装置20dに通知する計測装置ID:N1(計測装置10a)
その後、生成部62は、通知先テーブル57の情報を参照して、通知パケットを送信する。このため、生成部62は、中継装置20a宛てに、中継対象のパケットの送信元の計測装置10が含まれていないリストを通知する通知パケットを生成する。生成部62は、中継装置20d宛てには、中継対象のパケットの送信元として計測装置10aの情報を格納したリストを含む通知パケットを生成する。このため、通知パケットに応じて、各装置でのホワイトリスト41の更新処理が終わると、中継装置20aを介して計測装置10aからの計測データがサーバ5に中継されなくなる。一方、計測装置10aで得られた計測データは、中継装置20dを介してサーバ5に中継される。
以上説明したように、実施形態にかかる方法によると、中継装置20の数の変動が発生した場合においても、各中継装置20は自装置が保持するホワイトリスト41に従って、データの中継処理を行う。また、ホワイトリスト41は、通知パケットを用いて、サーバ5において管理されているユーザの契約情報の変更に応じて変更される。従って、実施形態にかかる方法によると、中継処理に使用されなくなった中継装置20からサーバ5にデータが送信されることにより、余分な通信が発生することを防止でき、ネットワーク中の通信処理を効率化できる。
さらに、中継装置20の追加と削除が一度に行われる場合や、変更の前後で中継装置20の総数が変わらないが中継処理に使用される中継装置20が入れ替わる場合においても、図9〜図11で説明した処理と同様の処理が行われ得る。このため、ユーザが個々の中継装置20を個別に設定しなくても、サーバ5と中継装置20との間の通信によって、中継装置20の設定処理が自動的に行われるので、ユーザの設定が簡便になる。
(3)計測装置10の変動が発生したときの処理の例
図12は、計測装置10の追加が発生したときに行われる通信の例を説明するシーケンス図である。一方、図13は、計測装置10の追加が発生したときにサーバ5と中継装置20が保持する情報の例を説明する図である。以下、図12と図13を参照しながら、ユーザが使用する計測装置10の設定が変動したときに行われる処理の例を、端末ID=phon1で識別される端末15を使用しているユーザが、計測装置10cを追加する場合を例として説明する。なお、図12の処理の開始時点では、計測装置10cの設定処理は行われていないものとする。以下、図12の処理の開始時点において、サーバ5は、図9に示す登録情報テーブル56_3を保持しており、中継装置20aは図9に示すホワイトリスト41a_3を保持しているとする。
ステップS81において、計測装置10cは、センサで得られた計測結果を、中継装置20aに送信する。中継装置20aの判定部31aは、受信部22aを介して、計測装置10cから送信されたデータパケットを取得する。判定部31aは、データパケットの送信元である計測装置10cの情報(計測装置ID=N3)がホワイトリスト41a_3に含まれていないので、データパケットを、サーバ5に中継せずに廃棄する(ステップS82)。
ステップS83において、計測装置10aは、センサで得られた計測結果を、中継装置20aに送信する。中継装置20aの判定部31aは、受信部22aを介して、計測装置10aから送信されたデータパケットを取得する。判定部31aは、データパケットの送信元である計測装置10aの情報(計測装置ID=N1)がホワイトリスト41a_3に含まれていると判定する(ステップS84)。判定部31aは、計測装置10aから受信したデータパケットを、サーバ5に中継する(ステップS85)。サーバ5は、得られたデータを記憶部55に記憶する。
ユーザID=ユーザ1のユーザがサーバ5で提供されるサービスに対する契約状態を変更するために、端末ID=phon1で識別される端末15から、サーバ5に対して、変更要求を送信したとする(ステップS86)。ステップS86では、ユーザID=ユーザ1のユーザが、計測装置10aに加えて計測装置10cで計測されたデータも、サーバ5で提供されるアプリケーションで使用することを要求する変更要求が送信されたとする。
サーバ5の更新部61は、通信部51を介して、変更要求を取得し、計測装置10の追加要求の送信元の端末IDに対応付けられた情報を更新する。すなわち、更新部61は、登録情報テーブル56_3(図9)の端末ID=phon1のエントリに、計測装置ID=N3の計測装置10(計測装置10c)を追加する(ステップS87)。このため、端末ID=phon1に対応付けられる計測装置10の計測装置IDは、N1とN3になる。従って、更新部61の処理により、登録情報テーブル56_3は、図13の登録情報テーブル56_5に示すように更新される。
更新部61は、登録情報テーブル56の更新の前後で端末ID=phon1の端末に対応付けられている中継装置20を通知先テーブル57に登録する(ステップS88)。図12の例では、登録情報テーブル56_5には中継装置ID=St1だけが記録されているので、通知先テーブル57には、中継装置ID=St1が記録される。更新部61は、通知先テーブル57中の中継装置20について、サーバ5に中継するパケットの送信元となる計測装置10を、通知対象の計測装置10として特定する(ステップS89)。ステップS89の時点では、登録情報テーブル56_5には、計測装置10として、計測装置ID=N1とN3の装置が登録されている。そこで、更新部61は、中継装置ID=St1に対して、計測装置ID=N1とN3を通知対象の計測装置10とする。このため、ステップS88とS89の処理により、サーバ5は、図13に示す通知先テーブル57_3を保持することになる。
ステップS90において、生成部62は、通知先テーブル57_3に登録されている通知先の各々に対して、対応付けられている計測装置10の計測装置IDのリストを、中継可能なパケットの送信元リストとして含む通知パケットを送信する。このため、ステップS90では、中継装置20a(中継装置ID=St1)に宛てて、計測装置10aと計測装置10cから受信したパケットをサーバ5に中継することを通知する通知パケットが生成される。生成部62は、生成した通知パケットを、通信部51を介してMQTTサーバ80に送信する。MQTTサーバ80は、図7を参照しながら説明した処理と同様の手順で、通知パケットを中継装置20aに転送する(ステップS91)。
中継装置20a中の更新処理部33aは、受信部22aを介して、通知パケットを取得する。更新処理部33aは、通知パケットで通知された情報が、ホワイトリスト41a_3(図9)と異なる情報であるので、ホワイトリスト41a_3を更新する。すなわち、ホワイトリスト41a_3に計測装置ID=N3(計測装置10c)の情報を追加する。この処理によって得られるホワイトリスト41を図13に、ホワイトリスト41a_4として示す。
図14は、計測装置10の追加後に行われる通信の例を説明するシーケンス図である。図12、図13を参照しながら説明した処理が終了した後に、計測装置10cから中継装置20aにデータが送信されたとする(ステップS101)。すると、中継装置20aの判定部31aは、受信部22aを介して、計測装置10cから送信されたデータパケットを取得する。判定部31aは、データパケットの送信元である計測装置10cの情報(計測装置ID=N3)がホワイトリスト41a_4(図13)に含まれていると判定する(ステップS102)。判定部31aは、計測装置10cから受信したデータパケットを、サーバ5に中継する(ステップS103)。
ステップS104において、計測装置10aからも中継装置20aにデータが送信されたとする。すると、継装置20aの判定部31aは、データパケットの送信元である計測装置10aの情報(計測装置ID=N1)がホワイトリスト41a_4(図13)に含まれていると判定する(ステップS105)。判定部31aは、計測装置10aから受信したデータパケットを、サーバ5に中継する(ステップS106)。
なお、以上の説明では、一例として、計測装置10が追加される場合の例を説明したが、複数の計測装置10のうちの一部の使用が停止される場合も、図12〜図14で説明した処理と同様の処理が行われる。
例えば、図12を用いて説明したように、計測装置10aと計測装置10cの両方での計測データが、中継装置20aからサーバ5に中継される状態になった後に、ユーザが計測装置10aの使用を停止しようとしたとする。この場合、ユーザは、端末ID=phon1の端末15を用いて、図12のステップS86と同様に、変更処理をサーバ5に通知する。すると、サーバ5の更新部61は、登録情報テーブル56でphon1に対応付けられた情報から計測装置10aの計測装置ID(N1)を削除する。さらに、更新部61は、ステップS87〜S89と同様の処理を行うので、通知先テーブル57は以下の情報を保持する。
通知先の中継装置ID :St1(中継装置20a)
中継装置20aに通知する計測装置ID:N3(計測装置10c)
その後、生成部62は、通知先テーブル57の情報を参照して、通知パケットを送信する。このため、生成部62は、中継装置20aに、中継対象のパケットの送信元が計測装置10cだけであることを通知する。このため、中継装置20aがホワイトリスト41を更新すると、中継装置20aを介して計測装置10aからの計測データがサーバ5に中継されなくなる。一方、計測装置10cで得られた計測データは、中継装置20aを介してサーバ5に中継される。
さらに、計測装置10の追加と削除が一度に行われる場合や、変更の前後で計測装置10の総数が変わらないが計測に使用される計測装置10が入れ替わる場合においても、図12〜図14で説明した処理と同様の処理が行われ得る。このため、ユーザが計測装置10の設定の変更に応じて、中継装置20を設定しなくても、サーバ5と中継装置20との間の通信によって、中継装置20の設定処理が自動的に行われるので、ユーザの設定が簡便になる。
(4)各装置での処理手順
図15は、変更要求を受信した際のサーバ5の処理の例を説明するフローチャートである。図15のフローチャートには、定数Nと変数nが使用されている。定数Nは、通知先テーブル57に含まれている中継装置20の総数であり、変数nは通知パケットの宛先とした中継装置20の数を計数するための変数である。
通信部51は、端末15から変更要求を受信する(ステップS111)。更新部61は、変更を要求した端末15に対応付けて登録情報テーブル56に登録中の中継装置20のIDを通知先テーブル57に記録する(ステップS112)。更新部61は、登録情報テーブル56を更新する(ステップS113)。更新部61は、更新後の登録情報テーブル56中で、変更を要求した端末15に対応付けられた中継装置20のうち、通知先テーブル57に未登録の装置を、通知先テーブル57に追加する(ステップS114)。生成部62は、変数nを1に設定する(ステップS115)。生成部62は、変更を要求した端末15に対応付けられた計測装置10の情報を通知するための通知パケットを、通知先テーブル57中のn番目の中継装置20に送信する(ステップS116)。生成部62は、変数nが定数Nを超えているかを判定する(ステップS117)。変数nが定数Nを超えていない場合、生成部62は、変数nを1つインクリメントしてステップS116に戻る(ステップS117でNo、ステップS118)。一方、変数nが定数Nを超えている場合、生成部62は、処理を終了する。
なお、図15は一例であり、例えば、ステップS112とS113の処理の順序が変更されるなどの変更が実装に応じて加えられても良い。ステップS112の処理がステップS113の後に行われる場合、更新部61は、変更前の登録情報テーブル56の情報を、適宜、記憶部55中に格納する。
図16は、中継装置20での処理の例を説明するフローチャートである。図16は、中継装置20がMQTTサーバ80を介してサーバ5からパケットを受信する場合の処理の例を示す。なお、中継装置20は、MQTTサーバ80を介さずにサーバ5と通信しても良い。
受信部22は、パケットを受信する(ステップS121)。受信部22は、MQTTサーバ80からパケットを受信したかを判定する(ステップS122)。MQTTサーバ80からパケットを受信した場合、受信部22は、受信パケットを更新処理部33に出力する(ステップS122でYes)。更新処理部33は、受信パケットがホワイトリスト41の更新情報を含むかを判定する(ステップS123)。受信パケットがホワイトリスト41の更新情報を含まない場合、更新処理部33は、MQTTサーバ80からの要求を処理する(ステップS123でNo、ステップS124)。なお、MQTTサーバ80からの要求が接続処理に関連する場合、接続制御部32がMQTTサーバ80からの要求を処理してもよい。一方、受信パケットがホワイトリスト41の更新情報を含む場合、更新処理部33は、MQTTサーバ80から受信したパケット中の情報を用いて、ホワイトリスト41を更新する(ステップS123でYes、ステップS125)。
MQTTサーバ80からパケットを受信していない場合、受信部22は、計測装置10からパケットを受信したと判定して、受信パケットを判定部31に出力する(ステップS122でNo)。判定部31は、パケットの送信元の計測装置10の計測装置IDがホワイトリスト41にあるかを判定する(ステップS126)。パケットの送信元の計測装置10の計測装置IDがホワイトリスト41にある場合、判定部31は、受信パケット中のデータを、送信部23を介して、サーバ5に送信する(ステップS126でYes、ステップS127)。一方、パケットの送信元の計測装置10の計測装置IDがホワイトリスト41にない場合、判定部31は、計測装置10から受信したデータを廃棄して処理を終了する(ステップS126でNo、ステップS128)。
以上説明したように、実施形態にかかる方法によると、ユーザの契約解除、ユーザが使用する中継装置20や計測装置10の変更などが発生した場合においても、ユーザの契約情報の変更に応じて、中継装置20が保持するホワイトリスト41が自律的に変更される。従って、実施形態にかかる方法によると、中継処理に使用されなくなった中継装置20からサーバ5にデータが送信されることにより、余分な通信が発生することを防止でき、ネットワーク中の通信処理を効率化できる。さらに、ホワイトリスト41が自律的に変更されるため、システムを利用するユーザの処理負担が軽減される。
なお、実施形態は上記に限られるものではなく、様々に変形可能である。以下にその例をいくつか述べる。
以上の説明で図示したテーブルは一例であり、実装に応じて変更され得る。例えば、各テーブルに含まれている情報要素は、実装に応じて変更され得る。例えば、ユーザの解約が発生した場合だけでなく、ユーザによるサービスの利用が一時的または長期的に停止される場合でも、解約の発生時と同様の処理が行われ得る。
以上の説明では、中継装置20からサーバ5に向かう通信処理では、MQTTサーバ80を経由しない経路を用いて通信を行っている場合を例として説明したが、一例に過ぎない。中継装置20からサーバ5へのデータの転送処理も、サーバ5から中継装置20への通知パケットの送信等と同様に、MQTTサーバ80を介して行われ得る。
計測装置10の変更と中継装置20の変更が並行して行われても良い。その場合、図10を参照しながら説明したように、変更によって端末15に対応付けられなくなった中継装置20に対しても、中継対象のパケットの送信元を通知するリストを含む通知パケットが送信される。
3 インターネット
5 サーバ
7 3G−LTE網
10 計測装置
15 端末
20 中継装置
21、51 通信部
22 受信部
23 送信部
30、60 制御部
31 判定部
32 接続制御部
33 更新処理部
40、55 記憶部
41 ホワイトリスト
56 登録情報テーブル
57 通知先テーブル
61 更新部
62 生成部
63 アプリケーション処理部
80 MQTTサーバ
101 プロセッサ
102 メモリ
103 入力装置
104 出力装置
105 バス
106 記憶装置
109 ネットワークインタフェース

Claims (6)

  1. 端末にサービスを提供するサーバ装置であって、
    前記端末で使用される計測データを計測する計測装置と、前記計測データを前記サーバ装置に中継可能な中継装置とを、前記端末の識別情報に対応付けて記憶する記憶部と、
    前記中継装置の各々に宛てて、当該中継装置に中継させる計測データの送信元の計測装置のリストを通知する通知パケットを生成する生成部と、
    前記通知パケットを送信する通信部
    を備え、
    前記生成部は、前記通信部が前記端末での前記サービスの利用停止の要求を受信すると、前記端末の識別情報に対応付けられた中継装置の各々に宛てて、前記端末の識別情報に対応付けられた計測装置を含まない前記リストを有する通知パケットを生成する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記通信部が前記端末での前記サービスの利用に使用可能な中継装置の1つ以上の変更要求を受信すると、前記変更要求に応じて、前記記憶部が前記端末の識別情報に対応付けて記憶する計測装置と中継装置の組み合わせの更新処理を行う更新部
    をさらに備え、
    前記生成部は、前記更新処理の前に前記端末に対応付けられており、かつ、前記更新処理により前記端末に対応付けられなくなった中継装置に宛てて、前記更新処理の前に前記端末に対応付けられていた計測装置を含まない前記リストを有する通知パケットを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記生成部は、前記更新処理の後で前記端末に対応付けられている中継装置の各々に宛てて、前記更新処理の後に前記端末に対応付けられている計測装置を含む前記リストを有する通知パケットを生成することにより、前記更新処理で新たに前記端末に対応付けられた中継装置に、前記更新処理の後に前記端末に対応付けられている計測装置から送信されたパケットを前記サーバ装置に中継させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記更新部は、前記通信部が前記端末で使用される計測データを計測する計測装置の1つ以上の変更を要求する他の変更要求を受信すると、前記他の変更要求に応じて、前記端末の識別情報に対応付けられた計測装置と中継装置の組み合わせを更新し、
    前記生成部は、前記端末に対応付けられている中継装置の各々に宛てて、前記他の変更要求を用いた更新の後に前記端末に対応付けられている計測装置を含む前記リストを有する通知パケットを生成する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のサーバ装置。
  5. 端末にサービスを提供するサーバ装置と、
    計測処理を行う1つ以上の計測装置と、
    前記サーバ装置と通信可能な1つ以上の中継装置
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記端末で使用される計測データを計測する計測装置と前記計測データを前記サーバ装置に中継可能な中継装置とを、前記端末の識別情報に対応付けて記憶し、
    前記端末での前記サービスの利用停止の要求を受信すると、前記端末の識別情報に対応付けられた中継装置の各々に宛てて、前記端末の識別情報に対応付けられた計測装置を含まないリストを当該中継装置に中継させる計測データの送信元の計測装置の通知リストとして有する通知パケットを送信し、
    前記1つ以上の中継装置の各々は、当該中継装置が前記サーバ装置から通知された計測装置から送信されるパケットを、前記サーバ装置に中継する
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 端末にサービスを提供するサーバ装置に、
    前記端末で使用される計測データを計測する計測装置と、前記計測データを前記サーバ装置に中継可能な中継装置とを、前記端末の識別情報に対応付けて記憶し、
    前記端末での前記サービスの利用停止の要求を受信すると、前記端末の識別情報に対応付けられた中継装置の各々に宛てて、前記端末の識別情報に対応付けられた計測装置を含まないリストを当該中継装置に中継させる計測データの送信元の計測装置の通知リストとして有する通知パケットを送信する
    処理を行わせることを特徴とする通信プログラム。
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