JP6586909B2 - データ管理方法及びデータ管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、データ管理方法及びデータ管理システムに関する。
近年、IoT(Internet of Things)と呼ばれ、家電製品などのモノをインターネットに接続して管理制御する技術が検討されている。具体的な例としては、自動車などに搭載されたデバイスがもつセンサが、気温などのデータを測定し、測定されたセンサデータを、インターネットを介して所定のサーバ装置などへ自動的に送信する技術などが知られている。
かかる技術を用いて、例えば、サービス提供者が、送信されたセンサデータを、利用者からの要求に応じて提供するサービスが知られている。例えば、サービス利用者が、端末を通じて、位置と時刻とを指定してサーバ装置にセンサデータを要求すると、サーバ装置が、デバイスから取得されたセンサデータの中から、要求に該当するデータを抽出して、端末に提供する。なお、サーバ装置が各デバイスからセンサデータを直接受信する代わりに、ゲートウェイが各デバイスからセンサデータを受信して、サーバ装置に提供する技術も知られている。
ところで、IoTにおいてインターネットに接続されるデバイスには、スマートフォンなどの携帯端末や自動車などの移動可能なデバイスも含まれる。例えば、デバイスがゲートウェイにセンサデータを送信した後に移動した結果、移動先の他のゲートウェイにセンサデータを送信する場合がある。すなわち、一つのデバイスで測定されたセンサデータを取得するゲートウェイが、測定された時間に応じて異なることが考えられる。この場合、サーバ装置は、例えば、該当するデバイスから取得されたセンサデータのリクエストを全てのゲートウェイに送信し、当該センサデータを取得したゲートウェイからセンサデータを受信する。
これに加えて、サーバ装置において、各デバイスが、どの時点においてどのゲートウェイにセンサデータを送信していたかを示す移動履歴を保持する技術も知られている。当該技術において、サーバ装置は、ユーザから要求されたセンサデータを取得する際、移動履歴に基づいて、ユーザが要求するセンサデータをデバイスから取得したゲートウェイを特定する。そして、サーバ装置は、特定されたゲートウェイに要求されたセンサデータのリクエストを送信する。サーバ装置が移動履歴を保持することにより、リクエスト送信によるレスポンス速度を維持することができるが、移動履歴を保持するための記憶容量を確保する必要がある。
特開2004−362267号公報 特開2005−123836号公報 特表2014−516504号公報
しかしながら、移動履歴を保持することによるレスポンス速度の維持と、移動履歴を削除することによる記憶装置の容量の削減とはトレードオフの関係にあり、移動履歴の容量を適切に制御することは難しい。
例えば、複数のゲートウェイからデータを収集する際に、サーバ装置において各デバイスの全ての移動履歴を保持すると、移動履歴のデータ量が時間の経過とともに際限なく増えていき、サーバ装置の記憶装置の容量を圧迫する場合がある。一方、移動履歴を保持せず、又は移動履歴のデータの一部を削除する場合、サーバ装置からゲートウェイへ送信されるリクエスト、又はリクエストを受けたゲートウェイから他のゲートウェイへ送信されるリクエストが増大する。この結果、データ取得のリクエストに対するレスポンス速度が低下する場合がある。
一つの側面では、データ取得にかかるレスポンス速度の維持と記憶容量の削減とを実現できるデータ管理方法及びデータ管理システムを提供することを目的とする。
一つの態様において、データ管理方法は、複数の中継装置と管理装置とを有するシステムにおいて実行される。管理装置は、複数の中継装置のうちデータを収集するデバイスと接続された中継装置から接続通知を受信した場合に、データを取得する際の要求先となる当該中継装置を識別する識別情報を記憶部に登録する。管理装置は、データを取得する場合に、識別情報により特定される中継装置に、データの取得要求を送信する。管理装置は、複数の中継装置のいずれかに、複数の中継装置それぞれに対応する複数の識別情報のうち記憶部から削除する削除対象の識別情報を送信する。複数の中継装置は、デバイスが収集したデータを記憶部に記憶し、削除対象の識別情報を受信した場合、データに対応付けて、削除対象の中継装置を特定する問合せ先情報を記憶部に登録する。複数の中継装置は、管理装置からデータの取得要求を受信した場合に、記憶部においてデータに問合せ先情報が対応付けられているか否かに基づくデータの応答制御を実行する。
一つの側面では、データ取得にかかるレスポンス速度の維持と記憶容量の削減とを実現できる。
図1は、システム構成の一例を示す図である。 図2は、データ取得処理の一例を示す図である。 図3は、機能構成の一例を示す図である。 図4は、センタの移動履歴DBの一例を示す図である。 図5は、センタの移動履歴DBの別の一例を示す図である。 図6は、GW2のデバイス情報DBの一例を示す図である。 図7は、GW7のデバイス情報DBの一例を示す図である。 図8は、GW1のデバイス情報DBの一例を示す図である。 図9は、ポインタを用いたデータ取得処理の一例を示す図である。 図10は、リクエスト処理の一例を示すシーケンス図である。 図11は、センタにおけるリクエスト処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、GWにおけるリクエスト応答処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、移動履歴更新処理の一例を示すシーケンス図である。 図14は、センタにおける移動履歴更新処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、センタにおける履歴データ削除処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、移動履歴削除処理の一例を示すシーケンス図である。 図17は、GWにおけるデバイスデータ更新処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、GWにおけるポインタ更新処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、移動履歴再登録処理の一例を示すシーケンス図である。 図20は、実施例2における、センタにおける履歴データ削除処理の一例を示すフローチャートである。 図21は、実施例3における、センタの移動履歴DBの一例を示す図である。 図22は、実施例3における、センタのポインタ利用頻度DBの一例を示す図である。 図23は、実施例3における、GW2のデバイス情報DBの一例を示す図である。 図24は、実施例3におけるリクエスト処理の一例を示すシーケンス図である。 図25は、実施例3における移動履歴再登録処理の一例を示すシーケンス図である。 図26は、実施例3における、センタにおける移動履歴再登録処理の一例を示すフローチャートである。 図27は、実施例3における、GWにおけるポインタ更新処理の一例を示すフローチャートである。 図28は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願の開示するデータ管理方法及びデータ管理システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
<全体構成>
まず、本発明を実現するシステム構成の一例について、図1を用いて説明する。図1は、システム構成の一例を示す図である。図1に示すように、本発明にかかるデータ取得システム1は、例えば、センタ100と、ゲートウェイ200a及び200bとを含むデータ管理システム10を有する。また、データ取得システム1は、デバイス500a及び500bと、サービス利用者の端末900とをさらに有する。なお、ゲートウェイを「GW」と表記する場合があり、GW200aとGW200bとを区別せずに表現する場合に、「GW200」と表記する場合がある。本実施例においては、データ取得システム1がGW200aとGW200bとの2台のGWを含む例を示すが、これに限られず、データ取得システム1が3台以上のGWを含む構成であってもよい。なお、センタ100は、管理装置の一例であり、GW200は、中継装置の一例である。
また、各GW200には、固有の識別情報が付与される。センタ100及び各GW200は、当該識別情報を用いて、各GW200を特定する。例えば、図1に示す例において、GW200aの識別情報は「GW1」とし、GW200bの識別情報は「GW2」とする。なお、GW200の識別情報を「装置ID」と表記する場合がある。
センタ100とGW200a及び200bとは、それぞれコンピュータ等の機器により実現され、ネットワークNを通じて相互に通信可能に接続される。かかるネットワークNには、有線または無線を問わず、インターネット(Internet)を始め、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。
図1に示すデータ取得システム1において、センタ100は、サービス利用者の端末900と、ネットワークNを通じて通信可能に接続される。センタ100は、サービス利用者の端末900からデータ取得要求を受け付けると、GW200からセンサデータを取得して、サービス利用者の端末900に提供する。
サービス利用者の端末900は、例えばスマートフォン等の通信機能を有する機器であるが、これに限られず、デスクトップコンピュータ等の据置型の機器であってもよい。なお、サービス利用者の端末900を、利用者端末900と表記する場合がある。本実施例においては、センタ100が1台の利用者端末900と接続される例を示すが、これに限られず、複数台の利用者端末900と接続されるような構成であってもよい。
デバイス500a及び500bは、それぞれGW200a及びGW200bと、ネットワークNを通じて通信可能に接続される。デバイス500a及び500bは、例えば自動車等に搭載された、センサ機能を有する移動可能な機器であるが、これに限られず、スマートフォン等の機器によって実現されてもよい。なお、デバイス500aとデバイス500bとを区別せずに表現する場合に、「デバイス500」と表記する場合がある。
また、各デバイス500には、固有のデバイス識別情報が付与される。センタ100及び各GW200は、当該デバイス識別情報を用いて、各デバイス500を特定する。例えば、図1に示す例において、デバイス500aのデバイス識別情報は「A」とし、デバイス500bのデバイス識別情報は「B」とする。なお、デバイス識別情報を「デバイスID」と表記する場合がある。
GW200は、それぞれデバイス500からセンサデータを取得し、センタ100からの要求に応じて、取得したセンサデータを提供する。GW200は、センサデータを取得したデバイス500のデバイスIDと、センサデータが取得された時刻を示すタイムスタンプとを、センサデータと対応付けて、センタ100に送信する。なお、以下において、タイムスタンプを「TS」と表記する場合があり、また取得されたセンサデータと、対応するデバイスID及びTSとの組み合わせを「デバイスデータ」と表記する場合がある。
本実施例において、GW200a及び200bは、例えば互いに離隔した場所に設置され、それぞれ異なる範囲に存在するデバイス500からセンサデータを取得する。また、本実施例におけるデバイス500は、特定のGW200にセンサデータを送信した後に移動し、移動先のGW200にセンサデータを送信する。例えば、デバイス500aは、GW200aにセンサデータを送信した後に移動し、移動先でGW200bにセンサデータを送信する。本実施例においては、GW200が、デバイス500aとデバイス500bとの2台からセンサデータを取得する例を示すが、これに限られない。例えば、GW200が1台のデバイス500からセンサデータを取得する構成であってもよく、3台以上のデバイス500からセンサデータを取得する構成であってもよい。
<リクエスト処理の流れ>
次に、図1に示すようなデータ取得システム1において、サービス利用者によるデータ取得要求に応じてデータを取得する処理の一例について、図2を用いて説明する。図2は、データ取得処理の一例を示す図である。図2に示す例において、各GW200は、各デバイス500からセンサデータを受信して、デバイスID及びTSと対応付けて、デバイス情報DB231に記憶する。
まず、センタ100は、利用者端末900から、例えばデバイス500aにおいて収集されたセンサデータのデータ取得要求を受信する(ステップS1:データ取得要求)。
次に、センタ100は、移動するデバイス500と、移動先でセンサデータを取得するGW200とを対応付けて記憶する移動履歴DB131を参照し、データ取得要求の送信先とするGW200を特定する(ステップS2:移動履歴参照)。例えば、センタ100は、デバイス500aにおいて収集されたセンサデータを取得した装置ID「GW2」であるGW200bを、データ取得要求の送信先として特定する。図2に示す例においては、センタ100の移動履歴DB131には、GW200aの装置ID「GW1」は記憶されていない場合について説明する。
次に、センタ100は、ステップS2において特定されたGW200bに対して、デバイス500aのデバイスID「A」を含むデータ取得要求を送信する(ステップS3:データ取得要求)。
GW200bは、センタ100からデータ取得要求を受信すると、デバイス情報DB231を参照し、データ取得要求に対応するポインタが登録されているか否かを判定する(ステップS4:デバイス情報参照)。なお、ポインタは、問合せ先情報の一例である。図2に示す例においては、GW200bのデバイス情報DB231に、「GW1」がポインタとして記憶されている例について説明する。
GW200bは、データ取得要求に対応するポインタがデバイス情報DB231に登録されていない場合、デバイス情報DB231からデバイスデータを読み出し、センタ100に送信する。一方、GW200bは、デバイス情報DB231に当該データ取得要求に対応するポインタが登録されている場合、当該ポインタにより特定されるGW200aに、デバイスID「A」を含むデータ取得要求を送信する(ステップS5:データ取得要求)。
GW200aは、GW200bからデータ取得要求を受信すると、GW200aに記憶されるデバイス情報DB231からデバイスデータを読み出して、GW200bに送信する(ステップS6:データ送信)。なお、本実施例においては、GW200bから転送されたデータ取得要求を受信したGW200aが、GW200bにデバイスデータを送信する構成について説明するが、実施の形態はこれに限られない。例えば、転送されたデータ取得要求を受信したGW200aが、GW200bを経由せず、直接センタ100にデバイスデータを送信するような構成であってもよい。
GW200aからデバイスデータを受信したGW200bは、GW200aから取得したデバイスデータを、センタ100に送信する(ステップS7:データ送信)。このとき、GW200bが、GW200b自身がデバイス500aから取得したデバイスデータをデバイス情報DB231から読み出し、GW200aから取得したデバイスデータと併せてセンタ100に送信するような構成であってもよい。
次に、センタ100は、GW200bから取得したデバイスデータを、利用者端末900に送信する(ステップS8:データ提供)。
以上のように、各GW200は、自ら各デバイス500から取得したデバイスデータを、データ取得要求に応じてセンタ100に送信する。さらに、本発明においては、各GW200が、センサデータを取得した他のGW200を特定するポインタをデバイス情報DB231に保存することで、他のGW200が取得したデバイスデータも参照することができる。これにより、センタ100は、移動履歴DB131から一部の装置IDを削除した場合においても、他のGW200を経由して、削除された装置IDに対応するGW200からデバイスデータを取得することができる。
このように、本発明に係る管理装置は、移動デバイスが接続したGWの接続履歴を削除する際、削除対象GWのIDを当該GWの前後の接続履歴に対応する他GWに記憶させるので、データ量を削減しても当該GWの接続履歴を辿ることができる。
<センタの機能構成>
次に、本実施例におけるデータ管理システム10の機能構成について、図3を用いて説明する。図3は、機能構成の一例を示す図である。図3に示すように、センタ100は、記憶部130と、制御部140とを有する。なお、センタ100は、図3に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
記憶部130は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部130は、移動履歴DB131を有する。また、記憶部130は、例えば後に説明する「Nu」の閾値など、制御部140での処理に用いる各種情報を記憶する。
移動履歴DB131は、GW200の通信可能範囲の間を移動する各デバイスに対応付けて、移動するデバイスからセンサデータを取得するGW200と、センサデータが取得されたTSとの履歴を対応付けて記憶する。図4は、センタの移動履歴DBの一例を示す図である。図4に示すように、移動履歴DB131は、「装置ID」と、「タイムスタンプ」と、「Nu」とを、「デバイスID」に対応付けて記憶する。なお、移動履歴DB131は、管理装置の記憶部の一例である。
図4の符号1000に示す「デバイスID」の欄は、センサデータを収集したデバイスのデバイスIDを示す。本実施例において、移動履歴DB131は、例えばデバイスIDごとに1つのテーブルを有する。
図4において、「装置ID」の欄及び「タイムスタンプ」の欄は、当該デバイスからセンサデータを取得したGW200の装置IDと、当該GW200が当該デバイスからセンサデータを最初に取得した時刻とを示す。例えば、図4の符号1001は、装置ID「GW1」であるGW200aが、デバイスID「A」のデバイスから、「9:31」に、センサデータの取得を開始したことを示す。
また、図4の符号1002は、「9:43」以降、装置ID「GW1」であるGW200aに代わり、装置ID「GW2」であるGW200bが、デバイスID「A」のデバイスからセンサデータの取得を開始したことを示す。なお、デバイスIDに対応付けられて記憶される装置IDとTSとの組み合わせを、「装置データ」と表記する場合がある。
図4において、「Nu」の欄は、センタ100が、該当する装置データにより特定されるセンサデータのデータ取得要求を何回送信したかという装置データの参照頻度を示す。例えば、図4の符号1001は、センタ100が、デバイスID「A」のデバイスにより取得されたセンサデータのデータ取得要求を、図4の符号1001に示す装置データを参照して、装置ID「GW1」であるGW200aに「10」回送信したことを示す。
図3の説明に戻って、センタ100の制御部140は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部140は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。
この制御部140は、リクエスト処理部141と、判定部142と、移動履歴処理部143とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部140の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、リクエスト処理部141、判定部142及び移動履歴処理部143は、プロセッサなどの電子回路の一例またはプロセッサなどが実行するプロセスの一例である。
リクエスト処理部141は、利用者端末900からデータ取得要求を受信して、GW200に対してデータ取得要求を送信し、取得したセンサデータを利用者端末900に送信する処理部である。なお、リクエストはデータの取得要求の一例であり、リクエスト処理部141は取得要求送信部の一例である。
リクエスト処理部141は、例えば、センサデータを取得したデバイスのデバイスIDと、データ取得を要求する対象時間帯とを特定するデータ取得要求を利用者端末900から受信する。次に、リクエスト処理部141は、移動履歴DB131を参照して、データ取得要求に対応する装置データにより特定されるGW200に対して、デバイスID及び対象時間帯を特定するデータ取得要求を送信する。そして、リクエスト処理部141は、GW200からデバイスデータを取得すると、利用者端末900に送信する。また、リクエスト処理部141は、移動履歴DB131を参照してデータ取得要求を送信した場合、データ取得要求を送信する際に特定した装置データに対応する「Nu」値を1インクリメントする。
例えば、リクエスト処理部141が、利用者端末900から、デバイスID「A」と、「9:35」以降「10:15」以前の対象時間帯を指定するデータ取得要求を受信した場合の処理について、図4及び図5を用いて説明する。図5は、センタの移動履歴DBの別の一例を示す図である。なお、図5においては、図4に示す装置データのうち、符号1001及び1003に示される2つの装置データが削除されている。また、図5において、符号1002に示す装置データは、図4の符号1002に示す装置データと同一である。
リクエスト処理部141は、例えば図4に示すような移動履歴DB131を参照した場合、「9:35」以降「9:43」より前の時間帯に取得されたセンサデータのデータ取得要求を、装置ID「GW1」であるGW200aに送信する。同様に、リクエスト処理部141は、「9:43」以降「10:02」より前の時間帯に取得されたセンサデータのデータ取得要求を、装置ID「GW2」であるGW200bに送信する。また、リクエスト処理部141は、「10:02」以降「10:14」より前の時間帯に取得されたセンサデータのデータ取得要求を、装置IDが「GW7」であるGW200に送信する。さらに、リクエスト処理部141は、「10:14」以降「10:15」以前の時間帯に取得されたセンサデータのデータ取得要求を、装置IDが「GW6」であるGW200に送信する。
一方、リクエスト処理部141は、例えば図5に示すような、装置ID「GW1」及び「GW7」に関する装置データが記憶されていない移動履歴DB131を参照した場合、これらの装置IDのGW200に対してデータ取得要求を送信しない。この場合、リクエスト処理部141は、直前又は直後のTSを含む装置データを特定し、特定した装置データにより特定されるGW200に、データ取得要求を送信する。
例えば、リクエスト処理部141は、「9:35」以降「10:14」より前の時間帯に取得されたセンサデータのデータ取得要求を、装置IDが「GW2」であるGW200bに送信する。同様に、リクエスト処理部141は、「10:14」以降「10:15」以前の時間帯に取得されたセンサデータのデータ取得要求を、装置IDが「GW6」であるGWに送信する。この場合において、データ取得要求を受信した各GW200は、それぞれデバイス情報DB231に登録されたポインタにより特定される他のGW200に対して、データ取得要求を転送する。このようなポインタを用いたデータ取得処理については、後に図9を用いて詳しく説明する。
その後、リクエスト処理部141は、送信したデータ取得要求に対応するデバイスデータを各GW200から受信すると、利用者端末900にデバイスデータを送信する。また、リクエスト処理部141は、移動履歴DB131を参照し、データ取得要求にかかる装置データに対応する「Nu」値を1インクリメントする。例えば、リクエスト処理部141は、図5に示す移動履歴DB131の一例において、符号1002に示される「GW2」に関する装置データに対応付けられた「Nu」値を1インクリメントし、「24」とする。
図3の説明に戻って、判定部142は、移動履歴DB131に記憶される装置データを削除する条件を満たすか否かを判定し、判定結果を移動履歴処理部143に出力する処理部である。
例えば、判定部142は、移動履歴DB131を参照し、各装置データに対応付けられた「Nu」値が、所定の閾値以上であるか否かを判定する。なお、後に説明するように、判定部142は、「Nu」値以外の値が所定の閾値以上であるか否かを判定してもよく、また「Nu」値に関する条件に加えて、その他の値に関する条件も満たすか否かをさらに判定するような構成であってもよい。このように、判定部142が、参照頻度により削除対象の装置データを判定することで、削除してもレスポンス速度の低下が少ない装置データを選択できる。
例えば、「Nu」の閾値が「11」である場合における判定処理について説明する。図4に示す移動履歴DB131に記憶された各装置データのうち、例えば、符号1001に示される装置データのNu値は「10」であり、符号1003に示される装置データのNu値は「5」である。これらのNu値は、いずれも「Nu」の閾値「11」未満である。一方、図4に示す移動履歴DB131に記憶されたその他の装置データのNu値は、いずれも「Nu」の閾値「11」以上である。この場合、判定部142は、図4に示すような移動履歴DB131に記憶された装置データのうち、Nu値が「Nu」の閾値「11」未満である符号1001及び符号1003に示す装置データが削除対象であると判定する。そして、判定部142は、削除対象の装置データを特定する判定結果を移動履歴処理部143に出力する。
なお、閾値は、例えば記憶部130に予め記憶されるが、これに限られず、判定を行う都度、判定部142が閾値を決定するような構成であってもよい。例えば、判定部142が、図4に示す移動履歴DB131において、記憶される5つの装置データのうち2つを削除しようとする場合について説明する。この場合において、判定部142は、移動履歴DB131に記憶された装置データに対応する「Nu」値のうち、2番目に小さい値「10」より大きく、かつ3番目に小さい値「16」以下である値を、「Nu」の閾値として決定する。
図3の説明に戻って、移動履歴処理部143は、各GW200から受信したデバイスID及びTSに基づいて、移動履歴DB131を更新する処理部である。例えば、移動履歴処理部143は、GW200bから、デバイスID「A」と、TS「9:43」とを受信した場合、図4の符号1002に示すような装置データを移動履歴DB131に記憶する。なお、移動履歴処理部143は、登録部、識別情報送信部及び再登録部の一例であり、各GW200が送信するデバイスID及びTSは、接続通知の一例である。
本実施例における移動履歴処理部143は、装置データを、実際に受信した順番ではなく、例えばTSが古いものから順に、移動履歴DB131に格納する。移動履歴処理部143は、例えば後に説明する装置データの再登録による場合のように、後から受信した装置データであっても、装置データに含まれるTSが古い場合は、既に登録された装置データより前に登録する。
また、移動履歴処理部143は、判定部142から出力された判定結果に従って、移動履歴DB131に記憶された装置データを更新する。移動履歴処理部143は、判定結果に従って、例えば図4に示す移動履歴DB131に記憶された装置データのうち、符号1001及び符号1003に示される装置データを削除し、図5に示されるように移動履歴DB131を更新する。移動履歴処理部143は、例えば所定の時間が経過した場合に装置データを更新するが、これに限られず、判定部142から判定結果が出力されたタイミングで装置データを更新するような構成であってもよい。
さらに、移動履歴処理部143は、移動履歴DB131に記憶された装置データを削除する場合、当該装置データにより特定されるGW200を示すポインタを、他のGW200に登録させる。例えば、移動履歴処理部143は、移動履歴DB131を参照し、削除される装置データに含まれるTSの直前及び直後のTSを含む装置データを特定する。そして、移動履歴処理部143は、特定された装置データにより特定されるGW200に対して、対象となるデバイスIDと、削除される装置データに含まれる装置ID及びTSと、後に説明するポインタの種別とを含むポインタ登録要求を送信する。
例えば、移動履歴処理部143が、図4の符号1003に示す装置データを削除する場合について説明する。まず、移動履歴処理部143は、削除される装置データに含まれるTS「10:02」の直前のTSである「9:43」を含む装置データの装置ID「GW2」と、直後のTSである「10:14」を含む装置データの装置ID「GW6」とを特定する。
そして、移動履歴処理部143は、装置IDが「GW2」であるGW200に対して、デバイスID「A」と、削除される装置データに含まれる装置ID「GW7」及びTS「10:02」と、ポインタの種別「Fポインタ」とを含むポインタ登録要求を送信する。また、移動履歴処理部143は、装置IDが「GW6」であるGW200に対して、デバイスID「A」と、削除される装置データに含まれる装置ID「GW7」及びTS「10:02」と、ポインタの種別「Bポインタ」とを含むポインタ登録要求を送信する。
なお、移動履歴処理部143が、削除される装置データに対応するGW200に対してもポインタ登録要求を送信するような構成であってもよい。例えば、移動履歴処理部143は、削除される装置データに含まれる装置ID「GW7」により特定されるGW200に対して、デバイスID「A」と、TS「10:02」と、Bポインタ「GW2」と、Fポインタ「GW6」とを含むポインタ登録要求を送信する。
また、移動履歴処理部143は、GW200における判定結果に従って、移動履歴DB131から削除された装置データを、再び移動履歴DB131に登録する。移動履歴処理部143が、図5に示す例において削除された、図4の符号1001に示す「GW1」に関する装置データを取得し、移動履歴DB131に再び登録する例について説明する。例えば、移動履歴処理部143は、GW200bから「GW1」の装置IDとTSとを含む装置データと、デバイスID「A」との組み合わせを受信すると、TSの順番に従って、受信した装置データを移動履歴DB131に登録する。
本実施例において、移動履歴処理部143は、新たに装置データを移動履歴DB131に登録する場合も、削除された装置データを移動履歴DB131に再び登録する場合も、同様の処理により登録することができる。また、上で述べたように、本実施例における移動履歴処理部143は、装置データに含まれるTSの順番に従って、受信した装置データを移動履歴DB131に登録する。これにより、センタ100における既存の移動履歴処理部143が有する機能を変更することなく、削除された装置データを再び移動履歴DB131に登録することができる。
<GWの機能構成>
図3の説明に戻って、GW200は、記憶部230と、制御部240とを有する。記憶部230は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部230は、デバイス情報DB231を有する。また、記憶部230は、例えば後に説明する「Np」の閾値など、制御部240での処理に用いる各種情報を記憶する。
デバイス情報DB231は、GW200が各デバイスから取得したセンサデータを含むデバイスデータを、センサデータの取得先である他のGW200を示すポインタと対応付けて記憶する。なお、デバイス情報DB231は、中継装置の記憶部の一例である。
デバイス情報DB231に記憶されるデータについて、図6を用いて説明する。図6は、GW2のデバイス情報DBの一例を示す図である。図6に示すように、デバイス情報DB231は、「デバイスID」と、「タイムスタンプ」と、「センサデータ」と、「Bポインタ」と、「Fポインタ」と、「Np」とを対応付けて記憶する。
図6において、「デバイスID」の欄及び「タイムスタンプ」の欄は、どの時刻に、どのデバイスからセンサデータを取得したかを記憶する。「センサデータ」の欄は、取得されたセンサデータを記憶する。例えば、図6の符号2001は、GW200bが、デバイスID「A」のデバイス500から、「9:43」に、「24.1℃」というセンサデータを取得したことを示す。
「Bポインタ」の欄には、対応するデバイスデータにより特定されるデバイス500から、対応するTSに示す時刻の直前にセンサデータを取得したGW200を特定するポインタが記憶される。「Fポインタ」の欄には、対応するデバイスデータにより特定されるデバイス500から、対応するTSに示す時刻の直後にセンサデータを取得したGW200を特定するポインタが記憶される。例えば、図6における符号2003は、デバイスID「A」のデバイス500から「9:43」の直前にセンサデータを取得したGW200の装置IDは「GW1」であることを示す。また、ポインタが登録されていない場合、「Bポインタ」の欄及び「Fポインタ」の欄には「−」が記憶される。
「Np」の欄は、当該Bポインタ又はFポインタを指定するデータ取得要求が何回送信されたかというポインタの参照頻度を示す。例えば、図6における符号2005は、符号2003に示すBポインタを指定するデータ取得要求が「5」回送信されたことを示す。同様に、図6の符号2013は、Fポインタ「GW7」を指定するデータ取得要求はまだ送信されていないことを示す。本実施例においては、図6に示すように、対応するBポインタもFポインタも格納されていない場合、「Np」の欄には「−」が記憶される。なお、「Bポインタ」と「Fポインタ」のそれぞれについて、データ取得要求が送信された回数を個別に記憶するような構成であってもよい。
図3の説明に戻って、GW200の制御部240は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部240は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されるようにしてもよい。
この制御部240は、センサデータ取得部241と、リクエスト応答部242と、ポインタ処理部243とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部240の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、センサデータ取得部241、リクエスト応答部242及びポインタ処理部243は、プロセッサなどの電子回路の一例またはプロセッサなどが実行するプロセスの一例である。
センサデータ取得部241は、デバイス500からセンサデータを取得する処理部である。センサデータ取得部241は、デバイス500から取得したセンサデータを、当該デバイス500のデバイスIDと、センサデータを取得した時刻を示すTSと対応付けて、デバイス情報DB231に記憶する。例えば、GW200bのセンサデータ取得部241は、デバイスID「A」のデバイスから「9:43」に「24.1℃」のセンサデータを取得した場合、図6の符号2001に示すようなレコードをデバイス情報DB231に記憶する。なお、センサデータ取得部241は、取得部の一例である。
また、センサデータ取得部241は、各デバイス500からセンサデータを最初に取得した際に、当該デバイス500のデバイスIDと、デバイス情報DB231に記憶するTSとの組み合わせを、センタ100に送信する。例えば、GW200bのセンサデータ取得部241は、図6の符号2001に示すようなセンサデータを取得した際は、センタ100にデバイスID「A」とTS「9:43」とを送信する。一方、センサデータ取得部241は、図6の符号2011に示すようなセンサデータを取得した際は、既にセンタ100にデバイスIDとTSとを送信しているので、センタ100にデバイスIDとTSとを送信しない。なお、センサデータ取得部241がセンタ100にデバイスIDとTSとを送信するタイミングはこれに限られず、後の実施例で説明するような構成であってもよい。
リクエスト応答部242は、センタ100又は他のGW200からデータ取得要求を受信した場合に、センサデータを取得して応答する処理部である。なお、リクエスト応答部242は、応答制御部、指示送信部及び削除部の一例である。
リクエスト応答部242は、例えば、センタ100から、デバイスIDと対象時間帯を含むデータ取得要求を受信すると、デバイス情報DB231を参照する。そして、リクエスト応答部242は、当該デバイスIDと、当該対象時間帯に含まれるTSとにより特定されるデバイスデータをセンタ100に応答する。
また、リクエスト応答部242は、当該デバイスデータに対応付けられて、他のGW200への問合せ先を示すポインタがデバイス情報DB231に記憶されている場合、ポインタにより特定されるGW200にセンタ100から受信したデータ取得要求を転送する。そして、リクエスト応答部242は、例えば、他のGW200からデバイスデータを取得した場合、デバイス情報DB231から読み出したデバイスデータと、取得したデバイスデータとを併せてセンタ100に送信する。また、リクエスト応答部242は、デバイス情報DB231に記憶された、データ取得要求を転送する際に参照したポインタに対応する「Np」を1インクリメントする。
さらに、リクエスト応答部242は、センタ100からではなく、他のGW200からデータ取得要求を受信した場合にも、センタ100からデータ取得要求を受信した場合と同様の処理を行う。
例えば、GW200bが、センタ100からセンサデータのデータ取得要求を受信した場合について、図6乃至図8を用いて説明する。まず、デバイスID「A」のデバイスから「9:35」以降「10:14」より前の時間帯に取得されたセンサデータのデータ取得要求を受信した場合、リクエスト応答部242は、デバイス情報DB231を参照する。そして、リクエスト応答部242は、「9:43」のTSと、デバイスID「A」とに対応付けられたセンサデータを順次読み出す。
次に、リクエスト応答部242は、図6の符号2011に示すTS「9:59」のセンサデータに、符号2013に示すFポインタ「GW7」が対応付けられているので、装置IDが「GW7」であるGW200に、データ取得要求を転送する。この場合、リクエスト応答部242は、デバイス情報DB231からのデバイスデータの読み出しを終了する。また、リクエスト応答部242は、図6の符号2001に示すTS「9:43」のセンサデータに、符号2003に示すBポインタ「GW1」が対応付けられているので、装置IDが「GW1」であるGW200aに、データ取得要求を転送する。
そして、リクエスト応答部242は、デバイス情報DB231から読み出したデバイスデータと、GW200a及び装置IDが「GW7」であるGW200から受信したデバイスデータとを、センタ100に送信する。また、リクエスト応答部242は、例えば図6の符号2005及び2013に示す「Np」を1インクリメントし、それぞれ「6」及び「1」とする。
図3の説明に戻って、ポインタ処理部243は、デバイス情報DB231にポインタを登録し、又は削除する処理を行う処理部である。なお、ポインタ処理部243は、登録部の一例である。
まず、ポインタ処理部243は、センタ100からポインタ登録要求を受信した場合、受信したポインタ登録要求に含まれるデバイスID、TS及びポインタ種別を参照して、デバイス情報DB231に記憶されたデバイスデータを特定する。例えば、GW200bのポインタ処理部243が、デバイスID「A」、TS「10:02」、及びポインタ種別「Fポインタ」を含むポインタ登録要求を受信した場合について説明する。まず、ポインタ処理部243は、デバイス情報DB231を参照し、「10:02」の直前のTSを含むデバイスデータを特定する。例えば、ポインタ処理部243は、図6に示すようなデバイス情報DB231を参照した場合、符号2011に示すような、デバイスID「A」及びTS「9:59」を含むデバイスデータを特定する。
そして、ポインタ処理部243は、特定されたデバイスデータに、受信したポインタ登録要求に含まれる装置IDをポインタ種別と対応付けて登録する。例えば、GW2のポインタ処理部243は、図6の符号2013に示すように、受信したポインタ登録要求に含まれる装置ID「GW7」を、「Fポインタ」としてデバイス情報DB231に登録する。
次に、GW200bが、センタ100から、デバイスID「A」、TS「9:31」及びポインタ種別「Bポインタ」を含むポインタ登録要求を受信した場合のポインタ処理部243による処理について説明する。まず、ポインタ処理部243は、デバイス情報DB231を参照し、デバイスID「A」に対応するTSのうち、受信したポインタ登録要求に含まれるTS「9:31」の直後のTS「9:43」を特定する。そして、GW2のポインタ処理部243は、図6の符号2001に示すTS「9:43」及びデバイスID「A」と対応付けて、符号2003に示すように、ポインタ登録要求に含まれる装置ID「GW1」を、Bポインタとしてデバイス情報DB231に登録する。
さらに、センタ100において削除される装置ID「GW7」により特定されるGW200が、センタ100からポインタ登録要求を受信した場合における、GW200のポインタ処理部243による処理について、図7を用いて説明する。図7は、GW7のデバイス情報DBの一例を示す図である。例えば、ポインタ処理部243は、図7の符号2101及び2103に示すように、受信したポインタ登録要求に含まれるデバイスID「A」及びTS「10:02」に対応付けて、Bポインタ「GW2」とFポインタ「GW6」とを登録する。
また、ポインタ処理部243は、「Np」に基づいて、「Np」に対応するポインタ及びTSにより特定される装置データを、センタ100に再び登録させるか否かを判定する。ポインタ処理部243は、例えば所定のタイミングで、デバイス情報DB231に記憶された「Np」が、所定の閾値以上であるか否かを判定する。ポインタ処理部243は、「Np」が所定の閾値以上であると判定した場合に、対応するポインタにより特定されるGW200からTSを取得し、当該GW200の装置IDと受信したTSとをセンタ100に送信する。
例えば、GW200bのデバイス情報DB231に記憶された、Bポインタ「GW1」の「Np」が「5」であり、記憶部230に記憶された「Np」の閾値が「3」である場合について説明する。この場合、ポインタ処理部243は、「Np」が閾値以上であるので、「GW1」に関する装置データを再び登録すると判定する。この場合、ポインタ処理部243は、Bポインタに対応する装置IDが「GW1」であるGW200aに、ポインタ種別「Bポインタ」と、デバイスID「A」、TS「9:43」とを含むTS取得要求を送信する。
そして、ポインタ処理部243は、GW200aからTSを受信すると、受信したTSと、TSを送信したGW200の装置IDと、デバイスIDとを、センタ100に送信する。例えば、ポインタ処理部243は、上で述べたTS取得要求に対する応答として、GW200aから、TS「9:31」を受信した場合、装置ID「GW1」と、TS「9:31」と、デバイスID「A」とを、センタ100に送信する。
さらに、ポインタ処理部243は、他のGW200からTS取得要求を受信した場合、デバイス情報DB231を参照してTSを特定し、当該GW200に応答する。例えば、装置IDが「GW1」であるGW200aのポインタ処理部243が、GW200bから、デバイスID「A」、TS「9:43」、装置ID「GW2」及びポインタ種別「Bポインタ」を含むTS取得要求を受信した場合について、図8を用いて説明する。図8は、GW1のデバイス情報DBの一例を示す図である。まず、ポインタ処理部243は、図8に示すデバイス情報DB231を参照し、符号2201に示す、受信したTSの直前のTS「9:41」と対応付けられて登録された「Fポインタ」である装置ID「GW2」を特定する。次に、ポインタ処理部243は、デバイス情報DB231を参照し、図8の符号2211に示すような、デバイスID「A」に対応付けられたTSのうち、最も早いTS「9:31」を特定し、GW200bに送信する。なお、ポインタ処理部243は、受信したTSより前に、受信したデバイスIDと対応づけられて他のFポインタ又はBポインタが登録されている場合、最も早いTSの代わりに、当該ポインタの直後のTSを特定するような構成であってもよい。
また、ポインタ処理部243は、TSをセンタ100に送信した後に、デバイス情報DB231に登録されたポインタを削除するとともに、「Np」を更新する。例えば、GW2のポインタ処理部243は、センタ100に、デバイスID「A」と、TS「9:43」と、装置ID「GW1」とを送信した場合、図6の符号2003に示すBポインタ「GW1」を削除する。また、ポインタ処理部243は、図6の符号2005に示すNpを「−」に更新する。なお、ポインタ処理部243が、センタ100からポインタ削除指示を受信した後に、ポインタを削除するような構成であってもよい。
<リクエスト処理の比較>
移動履歴DB131の更新前後におけるリクエスト処理の違いについて、図9を用いて説明する。図9は、ポインタを用いたデータ取得処理の一例を示す図である。ここでは、上で述べたように、リクエスト処理部141が、デバイスID「A」のデバイスから「9:35」以降「10:15」以前に取得されたデータの取得要求を利用者端末900から取得した場合の例について説明する。
例えば、リクエスト処理部141が、図4に示すような移動履歴DB131を参照する場合、上で述べたように、装置IDが「GW1」、「GW2」、「GW7」又は「GW6」である各GW200にデータ取得要求を送信する。リクエスト処理部141は、図9の符号3000に示すように、例えば図9の符号3001に示す部分のセンサデータをGW200aに対して要求し、図9の符号3003に示す部分のセンサデータを装置IDが「GW7」であるGWに対して要求する。
一方、リクエスト処理部141が、図5に示すような移動履歴DB131を参照する場合、符号3011及び3013に示す装置データは、移動履歴DB131から削除されている。このため、リクエスト処理部141は、図9の符号3010に示すように、データ取得要求を、装置IDが「GW7」であるGW200及び「GW1」であるGW200aには送信しない。リクエスト処理部141は、図9の符号3010に示すように、データ取得要求を、装置IDが「GW6」であるGW200及び「GW2」であるGW200bにのみ送信する。
この場合、データ取得要求を受信したGW200bのリクエスト応答部242は、図9の符号3020に示すようなデバイス情報DB231に記憶されたポインタを参照して、GW200a及び装置IDが「GW7」であるGW200に、データ取得要求を転送する。同様に、装置IDが「GW6」であるGW200のリクエスト応答部242は、図9の符号3040に示すような、デバイス情報DB231に記憶されたポインタを参照することで、装置IDが「GW7」であるGW200に、データ取得要求を転送できる。
このように、データ取得要求を受信したGW200のリクエスト応答部242は、デバイス情報DB231に記憶されたポインタを参照して、他のGW200に対してデータ取得を要求できる。これにより、センタ100のリクエスト処理部141は、移動履歴DB131に装置データが記憶されていないGW200により取得されたセンサデータも、他のGW200を経由して取得することができる。
<各処理の流れ>
次に、本実施例におけるデータ管理システム10におけるリクエスト処理の流れについて、図10乃至図12を用いて説明する。図10は、リクエスト処理の一例を示すシーケンス図である。図10においては、センタ100からリクエストを受けた、装置ID「GW2」であるGW200bが、装置ID「GW1」であるGW200aからデータを取得する構成について説明する。なお、以下に説明する例においては、センタ100の移動履歴DB131においては、装置ID「GW2」の装置データが記憶されているが、装置ID「GW1」の装置データは既に削除されている。
まず、利用者端末900は、センタ100に、デバイスIDと対象時間帯とを特定するリクエストを送信する(ステップS1)。リクエストを受信したセンタ100のリクエスト処理部141は、移動履歴DB131を参照し、受信したデバイスID及び対象時間帯に該当する装置データを特定する(ステップS5)。そして、リクエスト処理部141は、特定されたGW200に、デバイスIDと対象時間帯とを含むリクエストを送信する(ステップS11)。また、リクエスト処理部141は、移動履歴DB131に登録された、特定された装置データの「Nu」値を1インクリメントする(ステップS13)。
センタ100からリクエストを受信したGW200bのリクエスト応答部242は、デバイス情報DB231を参照し、受信したデバイスID及び対象時間帯に含まれるデバイスデータを読み出す(ステップS15)。また、リクエスト応答部242は、読み出したデバイスデータにポインタが対応付けられている場合、ポインタにより特定されるGW200aに、デバイスID及び対象時間帯を含むリクエストを転送する(ステップS21)。また、リクエスト応答部242は、デバイス情報DB231に登録された、特定された装置データの「Np」値を1インクリメントする(ステップS23)。
GW200bから転送されたリクエストを受信したGW200aのリクエスト応答部242は、デバイス情報DB231を参照し、受信したデバイスID及び対象時間帯に含まれるセンサデータ及びTSを読み出す(ステップS25)。そして、GW200aのリクエスト応答部242は、読み出したセンサデータ及びTSをGW200bに送信する(ステップS27)。
GW200aからセンサデータ及びTSを受信したGW200bのリクエスト応答部242は、受信したセンサデータ及びTSと、デバイス情報DB231から読み出したセンサデータ及びTSとをセンタ100に送信する(ステップS31)。センタ100のリクエスト処理部141は、GW200bから受信したセンサデータ及びTSを、利用者端末900に送信する(ステップS41)。このように、各GW200においてポインタを保持することにより、センタ100において一部の移動履歴を削除した場合においても、データ取得にかかるレスポンス速度の維持と記憶容量の削減とを両立できる。
次に、センタ100におけるリクエスト処理について、図11を用いて説明する。図11は、センタにおけるリクエスト処理の一例を示すフローチャートである。まず、センタ100のリクエスト処理部141は、利用者端末900からデータ取得要求を受信したか否かを判定する(ステップS101)。リクエスト処理部141は、利用者端末900からデータ取得要求を受信していない場合は(ステップS101:No)、データ取得要求を受信するまで待機する。
リクエスト処理部141は、利用者端末900からデータ取得要求を受信した場合(ステップS101:Yes)、移動履歴DB131を参照し、データ取得要求で特定されるデバイスID及び対象時間帯に基づいて、GW200を特定する(ステップS103)。そして、リクエスト処理部141は、特定されたGW200に、デバイスID及び対象時間帯を含むデータ取得要求を送信する(ステップS105)。また、リクエスト処理部141は、特定されたGW200に対応する装置データの参照頻度「Nu」を1インクリメントする(ステップS107)。その後、リクエスト処理部141は、GW200から応答データを受信したか否かを判定する(ステップS111)。リクエスト処理部141は、応答データを受信していない場合は(ステップS111:No)、応答データを受信するまで待機する。
リクエスト処理部141は、GW200から応答データを受信した場合(ステップS111:Yes)、受信した応答データを、利用者端末900に送信する(ステップS113)。
次に、各GW200におけるリクエスト応答処理について、図12を用いて説明する。図12は、GWにおけるリクエスト応答処理の一例を示すフローチャートである。まず、GW200のリクエスト応答部242は、センタ100又は他のGW200からデータ取得要求を受信したか否かを判定する(ステップS201)。GW200のリクエスト応答部242は、データ取得要求を受信していない場合は(ステップS201:No)、データ取得要求を受信するまで待機する。
リクエスト応答部242は、センタ100又は他のGW200からデータ取得要求を受信した場合(ステップS201:Yes)、デバイス情報DB231を参照する。そして、リクエスト応答部242は、デバイス情報DB231が、受信したデータ取得要求に対応する全てのデバイスデータを保持しているか否かを判定する(ステップS203)。全てのデバイスデータを保持している場合(ステップS203:No)、ステップS213に移行する。
デバイス情報DB231が保持していないデバイスデータがある場合(ステップS203:Yes)、リクエスト応答部242は、デバイス情報DB231に記憶されたポインタを参照して、前後のGW200を特定する(ステップS205)。そして、リクエスト応答部242は、受信したデータ取得要求を、特定された前後のGW200に転送する(ステップS207)。また、リクエスト応答部242は、特定されたGW200に対応するポインタの参照頻度「Np」を1インクリメントする(ステップS209)。その後、リクエスト応答部242は、前後のGW200から応答データを受信したか否かを判定する(ステップS211)。リクエスト応答部242は、応答データを受信していない場合は(ステップS211:No)、応答データを受信するまで待機する。
リクエスト応答部242は、前後のGW200から応答データを受信した場合(ステップS211:Yes)、全てのデバイスデータを取得したか否かを判定する(ステップS213)。リクエスト応答部242は、利用者端末900から全てのデバイスデータを取得していない場合は(ステップS213:No)、全てのデバイスデータを取得するまで待機する。リクエスト応答部242は、全てのデバイスデータを取得した場合(ステップS213:Yes)、受信したデバイスデータと、デバイス情報DB231から読み出したデバイスデータとを用いて、応答データを生成する(ステップS215)。そして、リクエスト応答部242は、生成した応答データを、センタ100に送信する(ステップS217)。
次に、GW200においてデバイスデータを記憶し、センタ100において装置データを記憶する移動履歴更新処理について、図13乃至図17を用いて説明する。図13は、移動履歴更新処理の一例を示すシーケンス図である。まず、GW200のセンサデータ取得部241は、デバイス500からセンサデータを受信すると(ステップS51)、受信したセンサデータとTSとを、デバイスIDと対応付けてデバイス情報DB231に記憶する(ステップS53)。
また、センサデータ取得部241は、当該デバイス500から過去にセンサデータを受信していない場合、デバイスID及びTSをセンタ100に送信する(ステップS55)。デバイスデータを受信したセンタ100の移動履歴処理部143は、GW200の装置IDとTSとを含む装置データを、受信したデバイスIDに対応付けて、移動履歴DB131に記憶する(ステップS57)。
次に、センタ100における移動履歴更新処理について、図14を用いて説明する。図14は、センタにおける移動履歴更新処理の一例を示すフローチャートである。まず、センタ100のリクエスト処理部141は、GW200からデバイスID及びTSを含む移動履歴を受信したか否かを判定する(ステップS301)。リクエスト処理部141は、移動履歴を受信した場合は(ステップS301:Yes)、受信したTSと、GW200の装置IDとを、デバイスIDに対応付けて移動履歴DB131に記憶する(ステップS311)。その後、ステップS321に移行する。
リクエスト処理部141は、GW200から移動履歴を受信しない場合(ステップS301:No)、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS321)。リクエスト処理部141は、所定の時間が経過していない場合は(ステップS321:No)、所定の時間が経過するまで待機する。リクエスト処理部141は、所定の時間が経過した場合(ステップS321:Yes)、判定部142に、履歴データ削除処理の実行指示を出力する(ステップS331)。
図15は、センタにおける履歴データ削除処理の一例を示すフローチャートである。まず、センタ100の判定部142は、「Nu」の閾値を決定する(ステップS801)。次に、判定部142は、移動履歴DB131を参照して、デバイスIDを選択し(ステップS803)、記憶されている装置データを選択する(ステップS805)。
次に、判定部142は、選択された装置データに対応する「Nu」の値が、決定した閾値以上であるか否かを判定する(ステップS811)。「Nu」の値が閾値以上である場合(ステップS811:No)、ステップS851に移行する。一方、「Nu」の値が閾値未満である場合(ステップS811:Yes)、判定部142は、当該装置データを削除対象であると判定する判定結果を、移動履歴処理部143に出力する。判定結果の入力を受けた移動履歴処理部143は、移動履歴DB131から当該装置データを削除する(ステップS843)。その後、移動履歴処理部143は、削除される装置データにより特定されるGW200と、その直前及び直後のGW200とに、ポインタを送信する(ステップS845)。
そして、判定部142は、デバイスIDに対応する全ての装置データについて処理が行われたか否かを判定する(ステップS851)。判定部142は、全ての装置データについて処理が行われていない場合は(ステップS851:No)、全ての装置データについて処理が行われるまで処理を繰り返す。判定部142は、デバイスIDに対応する全ての装置データについて処理が行われた場合(ステップS851:Yes)、移動履歴DB131に記憶された全てのデバイスIDについて処理が行われたか否かを判定する(ステップS861)。判定部142は、全てのデバイスIDについて処理が行われていない場合は(ステップS861:No)、全てのデバイスIDについて処理が行われるまで処理を繰り返す。判定部142は、全てのデバイスIDについて処理が行われた場合(ステップS861:Yes)、処理を終了する。
移動履歴削除処理に伴うセンタ100とGW200との処理の流れについて、図16を用いて説明する。図16は、移動履歴削除処理の一例を示すシーケンス図である。まず、センタ100の移動履歴処理部143は、削除対象となるGW200を特定する(ステップS61)。次に、移動履歴処理部143は、移動履歴DB131を参照し、特定されたGW200にポインタとなる装置IDと、ポインタ種別と、デバイスIDと、TSとを送信する(ステップS63、65、67)。
具体的には、移動履歴処理部143は、削除対象の装置ID「GW7」の直前に記憶されている装置ID「GW2」であるGW200bに、装置ID「GW7」と、ポインタ種別「Fポインタ」と、デバイスID「A」と、TSとを送信する(ステップS63)。
また、移動履歴処理部143は、削除対象の装置ID「GW7」であるGW200に、装置ID「GW6」及びポインタ種別「Fポインタ」と、デバイスID「A」と、TSとを送信する。この際、移動履歴処理部143は、削除対象の装置ID「GW7」であるGW200に、装置ID「GW2」及びポインタ種別「Bポインタ」も合わせて送信する(ステップS65)。
また、移動履歴処理部143は、削除対象の装置ID「GW7」の直後に記憶されている装置ID「GW6」であるGW200に、装置ID「GW7」と、ポインタ種別「Bポインタ」と、デバイスID「A」と、TSとを送信する(ステップS67)。
各GW200のポインタ処理部243は、それぞれ受信した装置IDを、デバイスID、ポインタ種別及びTSと対応付けて、Fポインタ又はBポインタとしてデバイス情報DB231に記憶する(ステップS73、S75、S77)。
次に、GW200におけるデバイスデータ更新処理について、図17を用いて説明する。図17は、GWにおけるデバイスデータ更新処理の一例を示すフローチャートである。まず、GW200のセンサデータ取得部241は、デバイス500からセンサデータを受信したか否かを判定する(ステップS401)。センサデータ取得部241は、センサデータを受信すると(ステップS401:Yes)、デバイス情報DB231にセンサデータとデバイスIDとTSとを記憶する(ステップS403)。一方、デバイスデータを受信しない場合(ステップS401:No)、ステップS411に移行する。
センサデータを受信したセンサデータ取得部241は、受信したデバイスIDがデバイス情報DB231に登録されているか否かを判定する(ステップS405)。リクエスト処理部141は、センサデータ取得部241は、デバイスIDが登録されていない場合(ステップS405:Yes)、センタ100にデバイスIDとTSとを含む移動履歴を送信する(ステップS407)。一方、デバイスIDが登録されている場合(ステップS405:No)、ステップS411に移行する。
次に、センサデータ取得部241は、センタ100からポインタを受信したか否かを判定する(ステップS411)。センサデータ取得部241は、ポインタを受信した場合(ステップS411:Yes)、受信したポインタをデバイス情報DB231に登録する(ステップS413)。一方、ポインタを受信しない場合(ステップS411:No)、ステップS421に移行する。
次に、センサデータ取得部241は、他のGW200からTS取得要求を受信したか否かを判定する(ステップS421)。センサデータ取得部241は、TS取得要求を受信した場合(ステップS421:Yes)、デバイス情報DB231を参照して、TS取得要求に対応するTSを他のGW200に応答する(ステップS423)。一方、TS取得要求を受信しない場合(ステップS421:No)、ステップS431に移行する。
その後、センサデータ取得部241は、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS431)。センサデータ取得部241は、所定の時間が経過していない場合は(ステップS431:No)、所定の時間が経過するまで待機する。センサデータ取得部241は、所定の時間が経過した場合(ステップS431:Yes)、ポインタ更新処理を実行する(ステップS441)。
次に、GW200におけるポインタ更新処理について説明する。図18は、GWにおけるポインタ更新処理の一例を示すフローチャートである。まず、GW200のポインタ処理部243は、デバイス情報DB231を参照し、ポインタを選択する(ステップS701)。次に、ポインタ処理部243は、選択されたポインタの「Np」の値が、所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS711)。「Np」の値が所定の閾値未満である場合(ステップS711:No)、ステップS731に移行する。
「Np」の値が所定の閾値以上である場合(ステップS711:Yes)、ポインタ処理部243は、ポインタにより特定される他のGW200に、TS取得要求を送信する(ステップS713)。その後、ポインタ処理部243は、当該GW200からTSを受信したか否かを判定する(ステップS721)。ポインタ処理部243は、TSを受信していないと判定した場合(ステップS721:No)、TSを受信するまで待機する。
ポインタ処理部243は、他のGW200からTSを受信した場合(ステップS721:Yes)、受信したTSを、当該GW200の装置IDとデバイスIDと対応付けて、センタ100に送信する(ステップS723)。その後、ポインタ処理部243は、当該ポインタをデバイス情報DB231から削除する(ステップS725)。そして、ポインタ処理部243は、デバイス情報DB231に記憶された全てのポインタについて処理が行われたか否かを判定する(ステップS731)。ポインタ処理部243は、全てのポインタについて処理が行われていない場合は(ステップS731:No)、全てのポインタについて処理が行われるまで処理を繰り返す。ポインタ処理部243は、全てのポインタについて処理が行われた場合(ステップS731:Yes)、処理を終了する。
図18に示すようなポインタ更新処理の結果を受けて、センタ100の移動履歴DB131に、デバイス500のGW200間における移動履歴を示す装置データが再登録される。図19は、移動履歴再登録処理の一例を示すシーケンス図である。図19においては、センタ100の移動履歴DB131に、GW2の装置データは登録されているが、GW7の装置データは削除されている例について説明する。
まず、GW2のポインタ処理部243は、ポインタに対応するデバイスIDとTSとを指定するTS取得要求を送信する(ステップS81)。TS取得要求を受信したGW7のポインタ処理部243は、受信したデバイスID及びTSに対応するTSをGW2に送信する(ステップS83)。
GW7からTSを受信したGW2のポインタ処理部243は、GW7の装置IDと、デバイスIDと、受信したTSとを含む移動履歴を、センタ100に送信する(ステップS85)。また、GW2のポインタ処理部243は、TS取得要求に対応するポインタを、デバイス情報DB231から削除する(ステップS87)。
センタ100の移動履歴処理部143は、GW2から移動履歴を受信すると、受信した装置IDとTSとを、受信したデバイスIDと対応付けて、移動履歴DB131に再び登録する(ステップS89)。
以上述べたような移動履歴再登録処理において、センタ100の移動履歴処理部143は、通常の移動履歴更新処理の際と同様の移動履歴データを受信し、同様の処理により受信した移動履歴データを移動履歴DB131に登録することができる。
以上の処理を行うことにより、センタ100は、デバイス500のGW間における移動履歴データを削除した場合においても、他のGW200が記憶するポインタに基づいて、デバイスデータを保持するGW200からデバイスデータを取得することができる。さらに、本実施例によれば、移動履歴データを削除した場合においても、その後のデバイスデータの参照頻度に応じて移動履歴データを再登録できるので、データ取得にかかるレスポンス速度の低下を抑止できる。
実施例1において、センタ100の判定部142が装置データを削除するか否かの判定に、当該装置データの参照頻度の閾値を用いる構成について説明したが、判定部142が用いる閾値はこれに限られない。例えば、判定部142が、当該装置データを移動履歴DB131から削除するか否かを判定する場合において、当該装置データにより特定されるセンサデータを取得する際に経由するGW200のホップ数についての閾値を用いて判定処理を行うこともできる。なお、本実施例は、図3に示すような、実施例1における機能構成と同様の構成により実現できるので、機能構成についての詳細な説明は省略する。
<ホップ数を用いた判定処理>
例えば、ホップ数「n」の閾値が「2」である場合、判定部142は、装置データを削除した場合においてセンサデータを取得する際に2つ以上のGWをホップすることになるか否かを判定する。センサデータを取得する際に2つ以上のGWをホップすることになる場合、判定部142は、当該装置データを削除対象としないと判定し、移動履歴処理部143に指示を出力する。
例えば、図4に示すような移動履歴DB131において、隣接するGW200へのホップ数「n」は、それぞれ「1」である。すなわち、図5に示すように、装置ID「GW7」であるGW200へのホップ数「n」は、装置ID「GW2」であるGW200bからも、装置ID「GW6」であるGW200からも、それぞれ「1」である。この場合、判定部142は、「n」が閾値「2」未満であるので、図5に示すように、移動履歴DB131から装置ID「GW7」に対応する装置データを削除すると判定する。
一方、図4に示すような移動履歴DB131において、装置ID「GW2」のGW200bから装置ID「GW9」へのホップ数「n」は「3」である。この場合、判定部142は、「n」が閾値「2」以上であるので、図5に示すような移動履歴DB131においては、装置ID「GW6」に対応する装置データは削除しないと判定する。
判定部142がホップ数を用いて履歴データを削除するか否かを判定する構成について、図20を用いて説明する。図20は、実施例2における、センタにおける履歴データ削除処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下に説明する点を除き、図20において、図15と同じ符号を付した処理は、図15における処理と同様であるので説明を省略する。
判定部142は、ステップS811において、「Nu」の値が閾値未満であると判定された場合(ステップS811:Yes)、選択された装置データを候補リストに記憶する(ステップS813)。一方、「Nu」の値が閾値以上である場合(ステップS811:No)、ステップS821に移行する。
次に、判定部142は、全ての装置データについて、「Nu」の値が閾値以上か否かを判定する処理を完了したか否かを判定する(ステップS821)。判定部142は、全ての装置データについて処理を完了していない場合は(ステップS821:No)、未処理の装置データについて判定する処理を繰り返す。判定部142は、全ての装置データについて判定する処理を完了した場合(ステップS821:Yes)、候補リストに記憶された装置データを選択する(ステップS831)。
次に、判定部142は、選択された装置データを削除した場合における、移動履歴DB131に記憶されたその他の装置データにより特定されるGW200から選択された装置データにより特定されるGW200へのホップ数「n」を取得する(ステップS833)。なお、GW200間のホップ数は、例えば公知の「traceroute」と呼ばれるコマンドを実行することにより取得できるが、これに限られず、例えば、各GW200が他のGW200へのホップ数を記憶するテーブルを参照するような構成であってもよい。
次に、判定部142は、ホップ数「n」が、「n」の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS841)。ホップ数「n」が閾値未満である場合(ステップS841:Yes)、判定部142は、移動履歴DB131から、選択された装置データを削除する(ステップS843)。
一方、ホップ数「n」が閾値以上である場合(ステップS841:No)、判定部142は、装置データを削除することなく、ステップS851に移行する。すなわち、アクセス数「Nu」が閾値未満である装置データであっても、「n」の値が閾値以上である装置データは、履歴データ削除の対象から除外される。
その後、判定部142は、候補リスト中の全ての装置データを処理したか否かを判定する(ステップS851)。判定部142は、全ての装置データを処理していない場合は(ステップS851:No)、未処理の装置データについて処理を繰り返す。判定部142は、候補リスト中の全ての装置データについて処理を完了した場合(ステップS853:Yes)、ステップS861に移行する。
以上の処理を行うことにより、センタ100は、移動履歴DB131に記憶された装置データを削除した場合におけるホップ数「n」の増加により、GW200からセンサデータを取得する際のレスポンス時間が増加することを防ぐことができる。
なお、判定部142が、ホップ数「n」の閾値の代わりに、各GW200が他のGW200からセンサデータを取得する際のレスポンス時間を用いて判定処理を行うような構成であってもよい。また、Fポインタを用いたホップ数「n」と、Bポインタを用いたホップ数「n」とをそれぞれ取得し、両方のホップ数「n」が閾値未満である場合に限り、装置データを削除対象とするような構成であってもよい。
<センタ側で「Np」値を記憶する構成>
実施例1においては、各GW200のデバイス情報DB231に記憶されたポインタを用いてデータ取得要求が転送された回数「Np」を、GW200がデバイス情報DB231に記憶する構成について説明したが、これに限られない。例えば、GW200ではなく、センタ100が「Np」を記憶するような構成とすることもできる。以下、本実施例においては、センタ100が「Np」を記憶する構成について説明する。なお、本実施例における機能構成は、図3に示すような実施例1における機能構成に加えて、センタ100の記憶部130が、ポインタ利用頻度DB132をさらに有する。
本実施例における各DBの一例について、図21乃至図23を用いて説明する。図21は、実施例3における、センタの移動履歴DBの一例を示す図である。本実施例における移動履歴DB131は、「装置ID」と、「タイムスタンプ」と、「Nu」とを、符号4000に示す「デバイスデータID」と対応付けて記憶する点が、図4に示すような実施例1における移動履歴DB131とは異なる。
デバイスデータIDは、センサデータに対応するデバイスID及びTSの組み合わせを識別する情報である。例えば、符号4001に示すように、装置ID「GW2」であるGW200bが「デバイスA」から「9:43」に取得したセンサデータには、デバイスデータID「6」が付与される。
次に、ポインタ利用頻度DB132の一例について説明する。図22は、実施例3における、センタのポインタ利用頻度DBの一例を示す図である。図22に示すように、ポインタ利用頻度DB132は、「装置ID」と、「ポインタ種別」と、「Np」とを、デバイスデータIDに対応付けて記憶する。図22において、符号4101に示すレコードは、図21の符号4001に示すデバイスデータに対応するポインタへのアクセス回数「Np」を記憶する。図22の符号4103は、デバイスデータIDに対応する、装置ID「GW2」であるGW200bに記憶された「Bポインタ」を用いて、データ取得要求が「5」回転送されたことを示す。
次に、本実施例における、GW200のデバイス情報DB231の一例について説明する。図23は、実施例3における、GW2のデバイス情報DBの一例を示す図である。図23に示すように、本実施例におけるデバイス情報DB231は、「デバイスID」と、「タイムスタンプ」と、「センサデータ」と、「Bポインタ」と、「Fポインタ」とを、「デバイスデータID」に対応付けて記憶する。一方、本実施例におけるデバイス情報DB231は、ポインタへのアクセス回数「Np」を記憶しない点が、実施例1におけるデバイス情報DB231とは異なる。
図23の符号4201に示すように、デバイスデータID「6」には、Bポインタ「GW1」が対応付けられている。すなわち、図22の符号4103に示すNp「5」は、装置ID「GW2」のGW200bが記憶するBポインタ「GW1」を用いてデータ取得要求が転送された回数を示す。
次に、本実施例における各処理部における処理のうち、実施例1と異なる処理について説明する。まず、センタ100の移動履歴処理部143は、実施例1において説明した各処理に加えて、各GW200から、ポインタを用いてデータ取得要求が転送されたことの通知を受信し、ポインタ利用頻度DB132に記憶された「Np」を1インクリメントする。
また、移動履歴処理部143は、ポインタ利用頻度DB132に記憶されたNpが閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上であるNpに対応するデバイスデータIDにより特定されるGW200に、TS取得要求を送信する。そして、GW200からTSと装置IDとデバイスIDとを含む移動履歴を受信すると、受信したTS及び装置IDを移動履歴DB131に再登録するとともに、ポインタ利用頻度DB132に記憶された、デバイスデータIDに対応するレコードを削除する。また、移動履歴処理部143は、GW200にポインタ削除指示を送信する。
本実施例において、各GW200のリクエスト応答部242は、「Np」を1インクリメントする処理に代えて、ポインタを用いてデータ取得要求が転送されたことの通知をセンタ100に送信する。また、各GW200のポインタ処理部243は、センタ100からTS取得要求を受信すると、デバイスデータID及びポインタ種別によりポインタを特定して、ポインタに対応する他のGW200にTS取得要求を送信する。また、ポインタ処理部243は、センタ100からポインタ削除指示を受信した後に、デバイス情報DB231に登録されたポインタを削除する。例えば、GW2のポインタ処理部243は、センタ100から、デバイスID「A」と、TS「9:43」と、装置ID「GW1」とを含むポインタ削除指示を受信した場合、図23の符号4201に示すBポインタ「GW1」を削除する。なお、センタ100がGW200にポインタ削除要求を送信せず、ポインタ処理部243が、TSをセンタ100に送信した後に、ポインタを削除するような構成であってもよい。
<処理の流れ>
次に、本実施例における処理について、図24乃至図27を用いて説明する。図24は、実施例3におけるリクエスト処理の一例を示すシーケンス図である。なお、以下に説明する点を除き、図24において、図10と同じ符号を付した処理は、図10における処理と同様であるので説明を省略する。また、図13に示すような移動履歴更新処理、及び図16に示すような移動履歴削除処理については、本実施例においても実施例1と同様の処理を行うので、説明を省略する。
装置ID「GW2」であるGW200bのリクエスト応答部242は、ステップS21においてリクエストを送信する際に用いたポインタに対応するデバイスデータIDを含む応答データを、センタ100に送信する(ステップS1031)。
応答データを受信したセンタ100の移動履歴処理部143は、ポインタ利用頻度DB132に記憶された、受信したデバイスデータIDに対応する「Np」を1インクリメントする(ステップS1033)。
次に、本実施例における移動履歴の再登録について、図25を用いて説明する。図25は、実施例3における移動履歴再登録処理の一例を示すシーケンス図である。なお、以下に説明する点を除き、図25において、図19と同じ符号を付した処理は、図19における処理と同様であるので説明を省略する。
まず、センタ100の移動履歴処理部143は、装置ID「GW2」であるGW200bに対して、デバイスデータIDとポインタ種別とを含むTS取得要求を送信する(ステップS1071)。
TS取得要求を受信したGW200bのポインタ処理部243は、受信したデバイスデータID及びポインタ種別に対応するポインタを特定する(ステップS1075)。本実施例においては、特定されたポインタに対応する装置ID「GW7」のGW200に、TS取得要求を送信する。その後、ポインタ処理部243は、センタ100からポインタ削除指示を受信した後に(ステップS1086)、ポインタを削除する。
センタ100の移動履歴処理部143は、GW200bから移動履歴を受信した場合、GW200bにポインタ削除指示を送信するとともに、ポインタ利用頻度DB132に記憶された「Np」を1インクリメントする(ステップS1091)。
次に、図25に示す移動履歴再登録処理のうち、センタ100における処理について、図26を用いて説明する。図26は、実施例3における、センタにおける移動履歴再登録処理の一例を示すフローチャートである。まず、移動履歴処理部143は、ポインタ利用頻度DB132に記憶されたデバイスデータIDを選択する(ステップS1301)。次に、移動履歴処理部143は、デバイスデータIDに対応して記憶されたNpが、「Np」の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1311)。Npが閾値未満であると判定された場合(ステップS1311:No)、ステップS1331に移行する。
Npが閾値以上である場合(ステップS1311:Yes)、移動履歴処理部143は、移動履歴DB131を参照して、デバイスデータIDに対応するGW200を特定し、GW200にTS取得要求を送信する(ステップS1313)。その後、GW200から移動履歴を受信したか否かを判定する(ステップS1321)。移動履歴処理部143は、移動履歴を受信していない場合は(ステップS1321:No)、移動履歴を受信するまで待機する。
移動履歴処理部143は、GW200から移動履歴を受信した場合(ステップS1321:Yes)、受信した移動履歴に含まれる装置IDとTSとを、受信したデバイスIDに対応付けて、移動履歴DB131に再登録する(ステップS1323)。また、移動履歴処理部143は、GW200に、ポインタ削除指示を送信する(ステップS1325)。その後、移動履歴処理部143は、ポインタ利用頻度DB132に記憶された全てのデバイスデータIDについて、ステップS1301に戻って処理したか否かを判定する(ステップS1331)。移動履歴処理部143は、全てのデバイスデータIDについて処理を完了していない場合は(ステップS1331:No)、未処理のデバイスデータIDについて処理を繰り返す。その後、移動履歴処理部143は、全てのデバイスデータIDについて処理を完了すると(ステップS1331:Yes)、処理を終了する。
次に、図25に示す移動履歴再登録処理のうち、GW200における処理について、図27を用いて説明する。図27は、実施例3における、GWにおけるポインタ更新処理の一例を示すフローチャートである。まず、ポインタ処理部243は、センタ100からTS取得要求を受信したか否かを判定する(ステップS1401)。ポインタ処理部243は、TS取得要求を受信していない場合は(ステップS1401:No)、TS取得要求を受信するまで待機する。ポインタ処理部243は、センタ100からTS取得要求を受信すると(ステップS1401:Yes)、デバイス情報DB231を参照してGW200を特定して、TS取得要求を送信する(ステップS1413)。その後、ポインタ処理部243は、特定されたGW200からTSを受信したか否かを判定する(ステップS1421)。ポインタ処理部243は、TSを受信していない場合は(ステップS1421:No)、TSを受信するまで待機する。
ポインタ処理部243は、TSを受信した場合(ステップS1421:Yes)、受信したTSと、特定されたGW200の装置IDと、デバイスIDとを、センタ100に送信する(ステップS1423)。その後、ポインタ処理部243は、センタ100からポインタ削除指示を受信したか否かを判定する(ステップS1424)。ポインタ処理部243は、ポインタ削除指示を受信していない場合は(ステップS1424:No)、ポインタ削除指示を受信するまで待機する。
ポインタ処理部243は、ポインタ削除指示を受信した場合(ステップS1424:Yes)、デバイス情報DB231に記憶されたポインタを削除し(ステップS1425)、処理を終了する。
以上説明したような処理により、ポインタへのアクセス回数「Np」をセンタ100において保持するような構成においても、データ取得にかかるレスポンス速度の維持と記憶容量の削減とを両立するように、装置データを削除できる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した各実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。例えば、図10乃至図20及び図24乃至図27に示す各処理は、上記の順番に限定されるものではなく、処理内容を矛盾させない範囲において、同時に実施してもよく、順序を入れ替えて実施してもよい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、センタ100において、判定部142と移動履歴処理部143とを統合するような構成であってもよい。また、GW200において、デバイスのポインタと、デバイスから取得したセンサデータとを、別々のDBに記憶するような構成であってもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
<データ取得要求のデータ構成>
なお、各実施例において、利用者端末900が、デバイスIDの代わりに、住所等、センタ100においてデバイスIDを特定できるその他の情報を含むデータ取得要求を送信するような構成であってもよい。なお、データ取得システム1に含まれるデバイス500が1台だけであるような構成においては、利用者端末900及びセンタ100が、データ取得要求においてデバイスIDを特定しないような構成とすることもできる。
また、利用者端末900は、対象時間帯の指定を含まないデータ取得要求を送信するような構成であってもよい。例えば、利用者端末900が、対象時間帯の代わりに、センサデータが取得された時刻の指定を含むデータ取得要求を送信することもできる。この場合において、センタ100は、利用者端末900から受信した情報に基づいてデバイスIDを特定し、各GW200に、特定されたデバイスIDと対象時刻とを含むデータ取得要求を送信する。また、データ取得要求を受信した各GW200が、対象時刻と同一時刻に対応するデバイスデータがデバイス情報DB231に記憶されていない場合、対象時刻の直前又は直後の時刻に対応するデバイスデータを応答するような構成であってもよい。
<ポインタを用いたデータ取得>
なお、図6乃至図8に示す例において、デバイス情報DB231には、ポインタとして装置IDが記憶されるが、これに限らない。例えば、デバイス情報DB231に、GW200のIPアドレスやMACアドレスなど、アクセス先のGW200を特定できるその他の情報が記憶されるような構成であってもよい。また、センタ100の移動履歴DB131に装置データが再び登録された場合においても、デバイス情報DB231から装置データに対応するポインタを削除しないような構成であってもよい。
また、リクエスト処理部141が図5に示すような移動履歴DB131を参照した場合、「10:02」以降「10:14」より前の時間帯を含むデータ取得要求をGW200bではなく装置IDが「GW6」であるGW200に送信するような構成であってもよい。また、リクエスト処理部141が、「10:02」以降「10:14」より前の時間帯を含むデータ取得要求をGW200bと装置IDが「GW6」であるGW200との両方に送信するような構成であってもよい。例えばGW200bはデバイス情報DB231の「Fポインタ」を用いることで、また装置IDが「GW6」であるGW200はデバイス情報DB231の「Bポインタ」を用いることで、それぞれ装置IDが「GW7」であるGW200を特定することができる。すなわち、いずれのGW200も、各ポインタを用いることで、装置IDが「GW7」であるGW200からセンサデータを取得できるためである。
さらに、各GW200のデバイス情報DB231が、FポインタとBポインタとのいずれか一方だけを記憶するような構成であってもよい。例えば、リクエスト処理部141が、「10:02」以降「10:14」より前の時間帯を含むデータ取得要求を、装置IDが「GW6」であるGW200には送信せず、装置IDが「GW2」であるGW200bにのみ送信するような構成であってもよい。
<リクエストの対象時間帯変更>
なお、リクエスト応答部242が、データ取得要求を転送する場合に、受信したデータ取得要求に含まれる対象時間帯を変更するような構成であってもよい。例えば、「9:43」以降のデバイスデータはGW200bが保持しているので、リクエスト応答部242が、GW200aにデータ取得要求を転送する際、対象時間帯を「9:35」以降「9:43」より前の時間帯に変更するような構成であってもよい。
<TS再登録>
また、実施例1においては、センタ100の移動履歴処理部143が、例えばGW200aの装置データを再び登録する際に、GW200bからデバイスID及びTSを受信する構成について説明したが、実施の形態はこれに限られない。例えば、GW200bからTS取得要求を受信したGW200aが、GW200bを経由することなく、センタ100に直接デバイスID及びTSを送信するような構成であってもよい。
<センタにTSを送信するタイミング>
なお、実施例1においては、GW200がデバイス500から最初にセンサデータを受信した場合に、デバイスID及びTSをセンタ100に送信する構成について説明したが、実施の形態はこれに限られない。例えば、図2に示すデバイス500aが一定の範囲を周回したり往復移動したりする場合、GW200bにアクセスした後に、再びGW200aにアクセスする場合が考えられる。この場合において、GW200aは、デバイス500aが再びGW200aにアクセスしても、既にデバイス500aからセンサデータを受信しているので、センタ100にデバイスIDとTSとを送信しない場合がある。かかる場合、センタ100においては、装置データを適切に把握できなくなることがある。
かかる場合において、例えば、GW200aのセンサデータ取得部241が、デバイス500aからセンサデータを受信する都度、毎回センタ100にデバイスID及びTSを送信するような構成であってもよい。この場合、センタ100の移動履歴処理部143は、GW200aから受信したデバイスIDに対応付けられて移動履歴DB131に登録された直近のTSがGW200aのものではない場合に限り、装置データを移動履歴DB131に登録する。かかる構成においては、装置データを移動履歴DB131に登録させるか否かを、GW200ではなく、センタ100が判断する。かかる構成によれば、GW200からセンタ100へ送信される情報は増加するが、センタ100において適切に装置データを登録することができる。
また、デバイス500aがセンサデータをGW200bに送信した後、再びGW200aにセンサデータを送信する際に、直前にセンサデータを送信した送信先であるGW200の装置ID「GW2」と対応付けて送信するような構成であってもよい。この場合、GW200aのセンサデータ取得部241は、デバイス500aから最初にセンサデータを受信したときに加えて、デバイス500aから装置IDに対応付けられたセンサデータを受信した場合にも、装置データをセンタ100に送信する。かかる構成においては、装置データを移動履歴DB131に登録させるか否かを、GW200ではなく、デバイス500aが判断する。かかる構成によれば、GW200からセンタ100へ送信される情報の増加を抑制しつつ、センタ100において適切に装置データを登録することができる。
<ハードウェア構成>
さて、これまで開示のシステムに関する各実施例について説明したが、各実施例におけるセンタ100のハードウェア構成の一例について説明する。各装置で行われる各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。上記の各実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、ハードウェア構成の一例として、上記の各実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図28は、ハードウェア構成の一例を示す図である。センタ100は、図28に示すコンピュータ7000と同様のハードウェア構成により実現できる。
図28に示すように、コンピュータ7000は、各種演算処理を実行するプロセッサ7001と、入出力装置7002と、利用者端末900及びGW200と有線又は無線により接続するための通信装置7003とを有する。また、コンピュータ7000は、各種情報を一時記憶するRAM7004と、ハードディスク装置7005とを有する。また、各装置7001〜7005は、バス7006に接続される。
ハードディスク装置7005には、上記各実施例で示したリクエスト処理部141、判定部142及び移動履歴処理部143の各処理部と同様の機能を有するデータ管理プログラムが記憶される。また、ハードディスク装置7005には、移動履歴DB131及びポインタ利用頻度DB132が記憶される。ハードディスク装置7005には、データ管理プログラムを実現するための各種データが記憶される。
プロセッサ7001は、ハードディスク装置7005に記憶された各プログラムを読み出して、RAM7004に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ7000を上記各実施例で示したリクエスト処理部141、判定部142及び移動履歴処理部143として機能させることができる。なお、上記の各プログラムは、必ずしもハードディスク装置7005に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ7000が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ7000が読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複数の中継装置と管理装置とを有するデータ管理システムにより実行されるデータ管理方法において、
前記管理装置は、
前記複数の中継装置のうちデータを収集するデバイスと接続された中継装置から接続通知を受信した場合に、前記データを取得する際の要求先となる当該中継装置を識別する識別情報を記憶部に登録し、
前記データを取得する場合に、前記識別情報により特定される中継装置に、前記データの取得要求を送信し、
前記複数の中継装置のいずれかに、前記複数の中継装置それぞれに対応する複数の識別情報のうち前記記憶部から削除する削除対象の識別情報を送信し、
前記複数の中継装置は、
前記デバイスが収集したデータを記憶部に記憶し、
前記削除対象の識別情報を受信した場合、前記データに対応付けて、前記削除対象の中継装置を特定する問合せ先情報を前記記憶部に登録し、
前記管理装置から前記データの取得要求を受信した場合に、前記記憶部において前記データに前記問合せ先情報が対応付けられているか否かに基づく前記データの応答制御を実行する
処理を実行することを特徴とするデータ管理方法。
(付記2)前記管理装置の登録する処理は、前記デバイスが接続された時刻を含む前記接続通知を受信した場合に、前記中継装置を識別する識別情報と前記時刻とを対応付けて、前記時刻順で前記記憶部に登録し、
前記管理装置の取得要求を送信する処理は、取得対象となるデータの時間帯に含まれる時刻に対応する中継装置に、前記時間帯を指定した前記データの取得要求を送信し、
前記複数の中継装置の応答制御を実行する処理は、前記データの取得要求で指定された時間帯に含まれる前記データに前記問合せ先情報が対応付けられていなければ、前記記憶部に記憶される前記データを前記管理装置に送信し、前記問合せ先情報が対応付けられていれば、当該問合せ先情報によって特定される中継装置に、前記データの取得要求を転送することを特徴とする付記1に記載のデータ管理方法。
(付記3)前記管理装置の識別情報を送信する処理は、前記削除対象の中継装置が前記接続通知を送信した時刻よりも前の時刻に前記接続通知を送信した第1の中継装置に、前記削除対象の識別情報を送信し、
前記複数の中継装置の登録する処理は、前記削除対象の識別情報を受信した場合、データ取得時刻がより新しいデータを保持する中継装置へのポインタ情報として前記問合せ先情報を前記記憶部に登録することを特徴とする付記2に記載のデータ管理方法。
(付記4)前記管理装置の識別情報を送信する処理は、前記削除対象の中継装置が前記接続通知を送信した時刻よりも後の時刻に前記接続通知を送信した第2の中継装置に、前記削除対象の識別情報を送信し、
前記複数の中継装置の登録する処理は、前記削除対象の識別情報を受信した場合、データ取得時刻がより古いデータを保持する中継装置へのポインタ情報として前記問合せ先情報を前記記憶部に登録することを特徴とする付記3に記載のデータ管理方法。
(付記5)前記管理装置の識別情報を送信する処理は、前記記憶部に記憶される前記識別情報の参照頻度が閾値未満である場合に、当該識別情報を削除対象の識別情報として特定することを特徴とする付記1乃至4のいずれか1つに記載のデータ管理方法。
(付記6)前記管理装置の識別情報を送信する処理は、前記記憶部に記憶される他の識別情報に対応する中継装置からのホップ数が閾値未満である中継装置の識別情報を、前記削除対象の識別情報として特定することを特徴とする付記1乃至5のいずれか1つに記載のデータ管理方法。
(付記7)前記管理装置の登録する処理は、前記問合せ先情報に対応する転送先中継装置に対する前記データの取得要求の転送回数が閾値以上である場合に、前記転送先中継装置の識別情報を前記記憶部に再登録することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1つに記載のデータ管理方法。
(付記8)前記複数の中継装置が、
前記転送先中継装置に対する前記データの取得要求の転送回数が閾値以上である場合に、当該転送先中継装置に対して、識別情報の送信指示を送信し、
前記管理装置の記憶部に、前記転送先中継装置により送信された識別情報が再登録された場合、当該転送先中継装置に対応する問合せ先情報を削除する
処理をさらに実行することを特徴とする付記7に記載のデータ管理方法。
(付記9)前記管理装置が、
前記問合せ先情報を記憶する転送元中継装置から、前記転送先中継装置に前記データの取得要求が転送された転送回数を取得し、
前記転送回数が閾値以上である場合に、前記転送先中継装置の識別情報の送信指示を、前記転送元中継装置に送信し、
前記転送先中継装置の識別情報を受信した場合に、受信した当該識別情報を前記記憶部に再登録するとともに、前記転送元中継装置に、前記問合せ先情報の削除指示を送信する
処理をさらに実行することを特徴とする付記7に記載のデータ管理方法。
(付記10)前記複数の中継装置の応答制御を実行する処理は、前記問合せ先情報に対応する転送先中継装置から、転送された前記データの取得要求に対応するデータを取得し、取得した当該データと、前記記憶部に記憶される前記データとを、前記管理装置に送信することを特徴とする付記1乃至9のいずれか1つに記載のデータ管理方法。
(付記11)前記管理装置の登録する処理は、複数の前記デバイスそれぞれを識別するデバイス識別情報ごとに、前記識別情報を前記記憶部に記憶し、
前記管理装置の識別情報を送信する処理は、所定のデバイスに対応するデバイス識別情報と対応づけられる前記識別情報を削除する場合に、前記いずれかの中継装置に、前記削除対象の識別情報と前記デバイス識別情報との組み合わせを送信し、
前記複数の中継装置の登録する処理は、前記組み合わせを受信した場合、前記デバイス識別情報に対応付けて、前記削除対象の中継装置を特定する問合せ先情報を前記記憶部に登録し、
前記複数の中継装置の応答制御を実行する処理は、前記問合せ先情報が前記データの取得要求に含まれる前記デバイス識別情報と対応付けられて前記記憶部に登録されていなければ、当該データを前記管理装置に送信し、前記問合せ先情報が前記デバイス識別情報と対応付けられて前記記憶部に登録されていれば、当該問合せ先情報によって特定される中継装置に、前記デバイス識別情報を含む前記取得要求を転送する
ことを特徴とする付記1乃至10のいずれか1つに記載のデータ管理方法。
(付記12)複数の中継装置と管理装置とを有するデータ管理システムにおいて、
前記管理装置は、
前記複数の中継装置のうちデータを収集するデバイスと接続された中継装置から接続通知を受信した場合に、前記データを取得する際の要求先となる当該中継装置を識別する識別情報を記憶部に記憶する登録部と、
前記データを取得する場合に、前記識別情報により特定される中継装置に、前記データの取得要求を送信する取得要求送信部と、
前記複数の中継装置のいずれかに、前記複数の中継装置それぞれに対応する複数の識別情報のうち前記記憶部から削除する削除対象の識別情報を送信する識別情報送信部と
を有し、
前記複数の中継装置は、
前記デバイスが収集したデータを記憶部に記憶する取得部と、
前記削除対象の識別情報を受信した場合、前記データに対応付けて、前記削除対象の中継装置を特定する問合せ先情報を前記記憶部に登録する登録部と、
前記管理装置から前記データの取得要求を受信した場合に、前記記憶部において前記データに前記問合せ先情報が対応付けられているか否かに基づく前記データの応答制御を実行する応答制御部と
を有することを特徴とするデータ管理システム。
1 データ取得システム
10 データ管理システム
100 センタ
130 記憶部
131 移動履歴DB
132 ポインタ利用頻度DB
140 制御部
141 リクエスト処理部
142 判定部
143 移動履歴処理部
200a、200b ゲートウェイ(GW)
230 記憶部
231 デバイス情報DB
240 制御部
241 センサデータ取得部
242 リクエスト応答部
243 ポインタ処理部
500a、500b デバイス
900 利用者端末

Claims (8)

  1. 複数の中継装置と管理装置とを有するデータ管理システムにより実行されるデータ管理方法において、
    前記管理装置は、
    前記複数の中継装置のうちデータを収集するデバイスと接続された中継装置から接続通知を受信した場合に、前記データを取得する際の要求先となる当該中継装置を識別する識別情報を記憶部に登録し、
    前記データを取得する場合に、前記識別情報により特定される中継装置に、前記データの取得要求を送信し、
    前記複数の中継装置のいずれかに、前記複数の中継装置それぞれに対応する複数の識別情報のうち前記記憶部から削除する削除対象の識別情報を送信し、
    前記複数の中継装置は、
    前記デバイスが収集したデータを記憶部に記憶し、
    前記削除対象の識別情報を受信した場合、前記データに対応付けて、前記削除対象の中継装置を特定する問合せ先情報を前記記憶部に登録し、
    前記管理装置から前記データの取得要求を受信した場合に、前記記憶部において前記データに前記問合せ先情報が対応付けられているか否かに基づく前記データの応答制御を実行する
    処理を実行することを特徴とするデータ管理方法。
  2. 前記管理装置の登録する処理は、前記デバイスが接続された時刻を含む前記接続通知を受信した場合に、前記中継装置を識別する識別情報と前記時刻とを対応付けて、前記時刻順で前記記憶部に登録し、
    前記管理装置の取得要求を送信する処理は、取得対象となるデータの時間帯に含まれる時刻に対応する識別情報により特定される中継装置に、前記時間帯を指定した前記データの取得要求を送信し、
    前記複数の中継装置の応答制御を実行する処理は、前記データの取得要求で指定された時間帯に含まれる前記データに前記問合せ先情報が対応付けられていなければ、前記記憶部に記憶される前記データを前記管理装置に送信し、前記問合せ先情報が対応付けられていれば、当該問合せ先情報によって特定される中継装置に、前記データの取得要求を転送することを特徴とする請求項1に記載のデータ管理方法。
  3. 前記管理装置の識別情報を送信する処理は、前記削除対象の中継装置が前記接続通知を送信した時刻よりも前の時刻に前記接続通知を送信した第1の中継装置に、前記削除対象の識別情報を送信し、
    前記複数の中継装置の登録する処理は、前記削除対象の識別情報を受信した場合、データ取得時刻がより新しいデータを保持する中継装置へのポインタ情報として前記問合せ先情報を前記記憶部に登録することを特徴とする請求項2に記載のデータ管理方法。
  4. 前記管理装置の識別情報を送信する処理は、前記削除対象の中継装置が前記接続通知を送信した時刻よりも後の時刻に前記接続通知を送信した第2の中継装置に、前記削除対象の識別情報を送信し、
    前記複数の中継装置の登録する処理は、前記削除対象の識別情報を受信した場合、データ取得時刻がより古いデータを保持する中継装置へのポインタ情報として前記問合せ先情報を前記記憶部に登録することを特徴とする請求項3に記載のデータ管理方法。
  5. 前記管理装置の識別情報を送信する処理は、前記記憶部に記憶される前記識別情報の参照頻度が閾値未満である場合に、当該識別情報を削除対象の識別情報として特定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のデータ管理方法。
  6. 前記管理装置の識別情報を送信する処理は、前記記憶部に記憶される他の識別情報に対応する中継装置からのホップ数が閾値未満である中継装置の識別情報を、前記削除対象の識別情報として特定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のデータ管理方法。
  7. 前記管理装置が、
    前記問合せ先情報に対応する転送先中継装置に対する前記データの取得要求の転送回数が閾値以上である場合に、前記転送先中継装置の識別情報を前記記憶部に再登録する
    処理をさらに実行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載のデータ管理方法。
  8. 複数の中継装置と管理装置とを有するデータ管理システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記複数の中継装置のうちデータを収集するデバイスと接続された中継装置から接続通知を受信した場合に、前記データを取得する際の要求先となる当該中継装置を識別する識別情報を記憶部に記憶する登録部と、
    前記データを取得する場合に、前記識別情報により特定される中継装置に、前記データの取得要求を送信する取得要求送信部と、
    前記複数の中継装置のいずれかに、前記複数の中継装置それぞれに対応する複数の識別情報のうち前記記憶部から削除する削除対象の識別情報を送信する識別情報送信部と
    を有し、
    前記複数の中継装置は、
    前記デバイスが収集したデータを記憶部に記憶する取得部と、
    前記削除対象の識別情報を受信した場合、前記データに対応付けて、前記削除対象の中継装置を特定する問合せ先情報を前記記憶部に登録する登録部と、
    前記管理装置から前記データの取得要求を受信した場合に、前記記憶部において前記データに前記問合せ先情報が対応付けられているか否かに基づく前記データの応答制御を実行する応答制御部と
    を有することを特徴とするデータ管理システム。
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