JP6626700B2 - 容器及び食品包装体 - Google Patents

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本発明は、食品等を収容するための容器に関する。また本発明は、斯かる容器に食品が収容された食品包装体に関する。
従来、調理済み食品を容器に収容して常温、冷蔵又は冷凍保存等し、使用時にそのまま電子レンジ等の加熱機器によって加熱するだけで簡便に利用できる食品包装体が普及しており、これに関する改良技術が種々提案されている。
例えば特許文献1には、平面視略矩形状の容器の底面の中央部に、該容器の上部開口に向かって突出する中空の底上げ部を有する電子レンジ用容器が記載されている。この底上げ部は、容器の上部開口側から見た場合に、略矩形状の容器底面の長手方向に沿って延びている。また、この底上げ部は、容器底面の長手方向と直交する方向からの側面視において略矩形状をなしており、即ち、該底上げ部の該長手方向に沿う長さは、その高さ方向において実質的に一定である。特許文献1によれば、斯かる底上げ部と容器底面の外周縁から立ち上がる本体側壁との間隔が適切に調整されていること等により、内容物である食品を電子レンジによって速く均一に加熱できるとされている。また特許文献1には、斯かる作用効果を奏させるためには、内容物である食品が底上げ部の上面を被覆する程度に、食品を容器に収容する必要があることが記載されている。つまり、特許文献1記載の容器を用いた食品包装体においては、内容物である食品の収容高さが底上げ部の高さを超えており、底上げ部全体が食品中に埋没している。
また特許文献2には、ご飯の上にカレールーがかけられた状態のカレーライスを電子レンジ加熱した場合に、ご飯の底の方まで十分に加熱できない、カレーが過加熱されて焦げ付くなどの不都合の発生を防止する目的で、加熱対象物が載置される容器内部の底面の中央部に、該底面から該容器の上部開口に向かって起立する中空の柱を設けると共に、該柱の上端に蒸気導出孔を設け、且つ該柱の中空部と該容器の外部とを連通する孔を設けることが記載されている。また特許文献3にも、特許文献2記載のものと同様の構成の電子レンジ用食品容器が記載されている。
特開2015−37954号公報 特開2011−229875号公報 特開2001−278362号公報
食品包装体の製造において、ソース、汁物などの流動性を有する食品を容器に収容する場合には通常、収容操作中に食品が容器外に飛散せず、容器内の隅々に速やかに均一に行き渡ることが望まれる。斯かる食品の収容操作がスムーズになされないと、食品包装体の製造効率の低下等の不都合を招くおそれがあるためである。しかしながら、斯かる要望事項に応えた容器は未だ提供されていない。
また、食品包装体の容器は、内容物である食品を加熱・収容するための容器として使用されるだけでなく、加熱済み食品の食器として使用される場合もあり、そうした多様な使用形態に適した強度、取り扱い性の良さを有していることが要望されている。
本発明の課題は、内容物の収容操作をスムーズに行うことができ、取り扱い性にも優れた容器及び食品包装体を提供することに関する。
本発明は、内容物が収容される収容部の底面の中央部に、該収容部の上部開口に向かって突出する突起部を有する容器であって、前記突起部は、前記上部開口側から見た場合に、一方向に延びていて長手方向を有しており、且つ該突起部の該長手方向に沿う長さが該底面側から上方に向かうに従って漸次減少する部分を有している容器である。
また本発明は、前記の本発明の容器と、該容器の前記収容部に収容される食品とを含む食品包装体である。
本発明によれば、内容物の収容操作をスムーズに行うことができ、取り扱い性にも優れた容器及び食品包装体が提供される。
図1は、本発明の容器の一実施形態を模式的に示す斜視図である。 図2は、図1のI−I線断面(底面の長手方向に沿う断面)を模式的に示す断面図である。 図3は、本発明の食品包装体の一実施形態であり、図1に示す容器に内容物が収容された状態を模式的に示す斜視図である。 図4は、本発明の容器の他の実施形態の図2相当図(底面の長手方向に沿う断面を模式的に示す断面図)である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2には、本発明の容器の一実施形態である容器1Aが示されている。また図3には、本発明の食品包装体の一実施形態として、容器1Aとその内容物としての食品4とを含む食品包装体5が示されている。容器1Aは、内容物が収容される収容部2を有している。収容部2は、収容部2の底面2U即ち内容物の載置面を形成する底壁部20と、該底壁部20の外周縁から起立する側壁部21とを有し、該底面2U(底壁部20)と相対向する位置に、側壁部21の上端部を開口縁部とする上部開口22を有している。容器1Aにおいて、内容物は底壁部20と側壁部21とで画成された収容部2の内部空間に収容され、該内部空間への内容物の収容及び該内部空間からの内容物の取り出しは、上部開口22を介して行われる。
側壁部21の上端部には、フランジ部23が該上端部から水平方向の外方に向けて水平に突出形成されている。フランジ部23は、収容部2の上部開口22を包囲するように上部開口22の周方向の全長にわたって連続している。フランジ部23は、容器1Aを手指で把持する際の把持部として機能し、また図3に示すように、収容部2の上部開口22を覆う蓋体3を使用する場合には、蓋体3を収容部2に着脱自在に取り付け可能な係留支持部としても機能する。
収容部2及び蓋体3の材質としては、内容物の水分の外部への漏れ出しを防止し得るものであれば良く特に制限されないが、液体難又は非透過性、及び電子レンジ加熱等の加熱処理に耐え得る耐熱性を備えたものが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の各種合成樹脂を用いることができる。蓋体3としては、例えば、収容部2の上端部(フランジ部23)に係留可能な嵌合蓋等の樹脂製板状部材、包装用ラップ等の樹脂製フィルムを用いることができる。
収容部2の底面2U即ち底壁部20の上面は、平面視において一方向(図中符号Xで示す方向)に長い形状をなしている。即ち底面2Uは、長手方向Xとこれに直交する幅方向(短手方向)Yとを有しており、具体的には平面視長楕円形状をなしている。但し、底面2Uの平面視形状はこれに限定されず、例えば、三角形形状、長方形形状、正方形形状、五角形以上の多角形形状、円形状などを適宜選択することができ、楕円形形状や長方形形状の如き一方向に長い形状でなくても良い。
図1に示すように、収容部2の底面2Uの中央部には、収容部2の上部開口22に向かって突出する突起部24が1個形成されている。本実施形態においては図2に示すように、突起部24は、底面2Uを形成する板状の底壁部20の一部具体的には中央部が、上部開口22側に突出変形して形成されており、底壁部20の下面側に中空部240を有している。突起部24は側壁部21に比して底面2Uからの高さが低い。突起部24の頂部24tは先鋭ではなく、平坦である。収容部2(突起部24)は平面視において、収容部2を長手方向Xに二分する仮想直線(図示せず)を基準として対称に形成されていると共に、収容部2(突起部24)を長手方向Xと直交する幅方向Yに二分する仮想直線(図示せず)を基準として対称に形成されている
本実施形態の容器1Aの主たる特徴の1つとして、突起部24が、上部開口22側から見た場合即ち収容部2の上面視において、一方向Xに延びていて長手方向Xを有しており、且つ突起部24の長手方向Xに沿う長さLx(図2参照)が底面2U側から上方(上部開口22側)に向かうに従って漸次減少する部分(以下、先細り部ともいう)241を有している点が挙げられる。本実施形態においては、前述した通り、収容部2の底面2Uが平面視長楕円形状をなしていて一方向に長い形状をなしているところ、その一方向即ち底面2Uの長手方向Xと突起部24の長手方向Xとが一致している。
このような突起部24の特徴的な構成により、本実施形態の容器1Aによれば、内容物の収容部2への収容操作をスムーズに行うことができる。即ち例えば、ソース、汁物などの流動性を有する食品を収容部2の上部開口22から底面2Uに向けて注ぎ入れた場合、その注ぎ入れられた食品は、底面2Uの中央部に長手方向Xに延びるように配された突起部24によって長手方向Xに優先的に流れ、それによって底面2Uの隅々に均一且つ速やかに行き渡る。
また、突起部24が先細り部241を有しているため、突起部24の存在によって懸念される内容積の低下が効果的に抑制されていると共に、上部開口22及びその近傍に内容物の収容操作を支障なく行い得る十分なスペースが確保されており、さらには、流動性を有する食品などを注ぎ入れた際に突起部24に直接当たって撥ねても容器1Aの外部には飛散し難い。また、先細り部241によって突起部24の存在に起因する上部開口22の閉塞感が低減されているため、特に容器1Aへの内容物の収容操作を手動で行う場合には、その収容操作を行う者にとって、突起部24の存在が物理的のみならず心理的にも邪魔になり難い。これに対し、例えば特許文献1記載の容器は、容器底面中央に形成された底上げ部が略直方体形状をなしていて、先細り部241のような、容器の上部開口及びその近傍での空間占有率が相対的に低い形状部分を実質的に有していないため、前述した突起部24による作用効果が奏されず、内容物の収容操作性の点で本実施形態の容器1Aに劣る。
このような内容物の収容操作の一層の向上の観点から、先細り部241は少なくとも、上端部24tを含む、突起部24の上部側(底面2U側とは反対側)に存することが好ましい。また同様の観点から、突起部24の全高に占める先細り部241の高さの割合、即ち(先細り部241の高さ/突起部24の全高)×100は、50%以上とすることが好ましく、特に70%以上、とりわけ90%以上とすることが好ましい。本実施形態においては、図2に示すように、突起部24全体が先細り部241であり、突起部24はその高さ方向において長手方向長さLxが一定で不変の部分を有しておらず、従って、突起部24の全高に占める先細り部241の高さの割合は100%である。
また、本実施形態の容器1Aは、突起部24の特徴的な構成により、取り扱い性にも優れている。即ち一般に、内容物が収容されている容器(食品包装体)を手で把持して取り扱う場合には、内容物の下方から容器全体を手で支えるように保持することが多く、特に、内容物が流動性の高いものである場合は、取り扱い中に容器から内容物がこぼれないようにするため、そのように容器を保持することが多いところ、例えば内容物の品温が手で直接触れられないような高温の場合には、その周辺部も同様の高温になっているため、内容物の下方から容器全体を手で支えることが困難になる。そして、そのような高温の内容物の場合、フランジ部等の、容器の上部開口縁部を片手で把持できれば、容器の取り扱いに特段困ることはない。しかし、従来の容器は、内容物が収容された状態で上部開口縁部を片手で把持すると、自重により容器全体が撓み、内容物によっては外部に漏れ出すおそれがあるため、上部開口縁部を両手で把持しなければならず、例えば電子レンジ加熱後にレンジ庫内から容器を取り出す場合、狭いレンジ庫内に両手を入れなければならず、取り扱い性の点で改良の余地があった。これに対し、本実施形態の容器1Aは、上面視において突起部24が底面2Uの長手方向Xに沿って延びるように形成されている、即ち、底面2Uの長手方向と突起部24の長手方向とが一致しているため実用上十分な強度を有し、図3に示すように、内容物(食品4)が収容された状態でフランジ部23の任意の部位を片手で把持しても、容器1A(収容部2)が撓みにくく、取り扱い性に優れる。
また、本実施形態においては、前述した突起部24による作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、突起部24は、その長手方向Xに沿う側面視において山型形状をなし、且つ「角」即ち「端部における突き出た部分」を有していない。より具体的には、本実施形態における突起部24は、図2に示す如き長手方向Xに沿う側面視において、角が無く輪郭線が曲線のみから構成された山型形状をなしており、また、幅方向Yに沿う側面視においても、角が無く輪郭線が曲線のみから構成されている。突起部24がこのような角の無い山型形状をなしていると、収容部2の内容積の確保、内容物の収容操作のしやすさ等の一層の向上が図られる。また仮に、突起部24が角を有していると、例えば収容部2に内容物が収容された状態でフランジ部23を把持した場合に、その突起部24の角を起点として収容部2が折れ曲がることが懸念されるが、本実施形態においては突起部24が角を有してないため、収容部2自体の強度が向上しており、そうした懸念が払拭されている。
前述した突起部24による作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、突起部24の各部の寸法は下記のように設定することが好ましい。
収容部2の底面2Uの長手方向Xの長さの最大値に対する、突起部24の長手方向Xの長さLxの最大値(長手方向Xにおける最大長さ)の比率は、後者/前者として、好ましくは0.5〜1.0、さらに好ましくは0.7〜1.0である。
収容部2の底面2Uの短手方向Yの長さの最大値に対する、突起部24の短手方向Yの長さの最大値(短手方向Yにおける最大長さ)の比率は、後者/前者として、好ましくは0.05〜1.0、さらに好ましくは0.1〜1.0である。
収容部2内の深さ(底面2Uから上部開口22までの距離)に対する、突起部24の高さの比率は、後者/前者として、好ましくは0.8〜1.0、さらに好ましくは0.9〜1.0である。
本実施形態の容器1Aに収容される内容物の種類は特に制限されないが、特に食品に好適であり、とりわけ、突起部24の前述した作用効果を考慮すると、「常温常圧下で流動性を有する食品」(収容部2に収容する際に流動性を有する食品)に好適である。容器1Aの内容物となる食品の具体例としては、パスタ・うどん・そば・中華麺等の麺類、米飯、パン類、蒸し物類が挙げられる。また、「常温常圧下で流動性を有する食品」の具体例としては、スープ等のいわゆる汁物、たれ・つゆ・各種ソース等のソース類、いわゆる丼物におけるあん、カレーライス等が挙げられる。
ところで、突起部24は、前述したように内容物の収容操作や容器1Aの取り扱い性の向上に寄与するだけでなく、容器1Aの内容物の加熱効率の向上にも寄与し、内容物をムラなく均一に加熱し得る。特に、本実施形態における突起部24は中空部240を有しているため、容器1Aの内容物を電子レンジや湯煎などの加熱手段によって容器1Aごと加熱した場合に、中空部240が熱源として機能し得るため、内容物をその中央部及び周囲から効率良く加熱することが可能となり、加熱ムラが生じにくい。斯かる作用効果は、例えば容器1Aの内容物が冷凍物である場合に、その内容物を容器1Aごと自然解凍した場合にも奏され得る。このような、突起部24による内容物の加熱均一機能を考慮すると、容器1Aは、喫食時に加熱調理が必要な食品、例えば冷蔵又は冷凍食品を収容するのに好適であると言える。
図3は、容器1Aの収容部2内に食品4が収容された状態を示したものであり、容器1Aと食品4とを含む食品包装体5である。食品包装体5はさらに、容器1Aの上部開口22を覆う蓋体3を含んで構成されている。食品包装体5は、それ単体で市場流通可能な形態とされており、そのままの形態又は外装された形態で店頭に並べられ、一般消費者の手に渡り得る。一般消費者が食品包装体5を店舗で購入する態様を例にとると、店舗で購入された食品包装体5は、必要に応じそのまま冷蔵又は冷凍保管することができ、提供・喫食する際には、個食包装体10をそのまま自然解凍あるいは電子レンジ等の加熱機器によって加熱調理すれば良く、例えば調理済みの食品4を、別体の皿などの喫食用・提供用容器に移さずに、容器1Aに収容されたままの状態で提供・喫食することができる。容器1Aは食品4の喫食後に廃棄することもできる。従って、食品包装体5を用いることで、食品の調理から提供・喫食までを簡便に衛生的に実行することが可能となり、例えば、店舗における専用調理場を備えない部署(例えばスーパーのレジ周り)等でも調理が可能である。
食品包装体5においては、突起部24の上端部24tが収容部2内の食品4(内容物)の表面から突出している。斯かる構成により、突起部24が食品4中に完全に埋没している形態に比して、例えば食品包装体5全体を電子レンジや湯煎等で加熱した場合における食品4の加熱均一性がより一層向上し得る。斯かる作用効果の発現と容器1Aの内容積の確保とのバランスの観点から、突起部24における、食品4の表面から突出している部分の高さは、1mm以上が好ましく、製品ロット間における食品4の充填量や比重の誤差等の影響を考慮すると、突起部24を食品4の表面からより確実に突出させる観点から、例えば3mm以上がより好ましい。
尚、一般に、図3に示す食品包装体5の如く、食品包装体において内容物である食品の表面からこれを収容する容器の一部が突出していると、これを見る者に内容物の収容量が比較的少ないかのように印象を与えるおそれがあり、このような印象付けは食品包装体という商品としては好ましくない場合があり、また、見栄えの点でもプラスにはならないおそれがある。しかし、食品包装体5においては、内容物である食品4の表面から突出している容器1Aの一部は、長手方向Xに沿う長さが上部開口22に向かうに従って漸次減少している、先細り部241であり、しかもこの先細り部241は、角が無く輪郭線が曲線のみから構成されているため、これを見る者に上部開口22が閉塞している印象を与え難く、見栄えの低下が最小限に抑えられている。
食品包装体5においては、食品包装体5の外観と食品包装体5を加熱した際の加熱均一性とのバランスの観点から、食品4の長手方向Xの全長Lに対する、食品4の表面から突出している突起部24の同方向Xの長さLpの割合、即ち(食品表面から突出している突起部の長手方向長さLp/食品の長手方向長さL)×100は、少なくとも10%以上が好ましく、特に25〜75%、とりわけ35〜60%が好ましい。食品Lpの全長に対する突起部24の食品からの露出部分の長さLの割合が大きすぎる、即ち要は突起部の長さLpが大きすぎると、見た目が悪くなり、該割合が小さすぎる、即ち要は突起部の長さLpが大きすぎると、食品包装体5を加熱した際に食品4に加熱ムラが生じるおそれがある。
図4には、本発明の容器の他の実施形態である容器1Bが示されている。容器1Bの突起部24は、長手方向Xに沿う側面視において円弧形状(半円形状)をなし、その頂部は容器1Aの頂部24tと異なり平坦ではなく凸状をなしており、容器1Aの突起部24とは同側面視における形状が異なるが、角を有していない点は両者共通である。容器1Bは、以上の点以外は容器1Aと同じ構成であり、容器1Aと同様の効果を奏し得る。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、収容部2の全体形状、突起部24の形状は、前記実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば突起部24の底面2Uからの高さは、蓋体3に実質的な影響を及ぼさない範囲であれば、側壁部21のそれより高くても構わない。また、前記実施形態においては突起部24の数は1個であったが、複数個でも良く、その場合は例えば、複数個の突起部24を、底面2Uの一方向好ましくは長手方向に列をなすように配置することができる。
1A,1B 容器
2 収容部
2U 底面
20 底壁部
21 側壁部
22 上部開口
23 フランジ部
24 突起部
24t 上端部
240 中空部
241 先細り部
3 蓋体
4 内容物(食品)
5 食品包装体
X 長手方向
Y 幅方向

Claims (5)

  1. 内容物が収容される収容部の底面の中央部に、該収容部の上部開口に向かって突出する突起部を有する容器であって、
    前記突起部は、前記上部開口側から見た場合に、一方向に延びていて長手方向を有しており、且つ該突起部の該長手方向に沿う長さが該底面側から上方に向かうに従って漸次減少する部分を有しており、
    前記収容部内の深さに対する前記突起部の高さの比率が、後者/前者として、0.8〜1.0である容器。
  2. 前記収容部の底面は平面視において一方向に長い形状をなし、該一方向と前記突起部の前記長手方向とが一致している請求項1に記載の容器。
  3. 前記突起部は、該突起部の長手方向に沿う側面視及び該長手方向と直交する方向に沿う側面視それぞれにおいて山型形状又は円弧形状をなし、且つ角を有さず曲線のみから構成される請求項1又は2に記載の容器。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の容器と、該容器の前記収容部に収容される食品とを含む食品包装体。
  5. 前記突起部の上端部が前記収容部内の前記食品の表面から突出している請求項4に記載の食品包装体。
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