JP6626680B2 - 浄化シート及び廃棄物の保管方法 - Google Patents
浄化シート及び廃棄物の保管方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6626680B2 JP6626680B2 JP2015202131A JP2015202131A JP6626680B2 JP 6626680 B2 JP6626680 B2 JP 6626680B2 JP 2015202131 A JP2015202131 A JP 2015202131A JP 2015202131 A JP2015202131 A JP 2015202131A JP 6626680 B2 JP6626680 B2 JP 6626680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- water
- permeable layer
- contaminated
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Description
上記課題を解決する浄化シートは、透水性を有する第1層と、前記第1層よりも低い透水性を有する第2層と、前記第1層と前記第2層との間に配置され、汚染物によって汚染された汚染水に含まれる前記汚染物を吸着可能な透水性を有する吸着層とを備え、前記第2層は、前記第1層よりも低い透水性を有する低透水性層と、前記低透水性層よりも高い透水性を有する高透水性層とを備え、前記低透水性層は、前記高透水性層よりも前記吸着層側に配置されている。
この構成によれば、低透水性層が一般的に不織布よりも形状保持能力の高い織布によって構成されているので、浄化シートに引っ張り力が作用した場合の変形を抑制できる。
この構成によれば、扁平糸は、ある程度の幅を有しているため、第1層と高透水性層とをニードルパンチによって絡み合わせる際にニードルパンチ用の棘付きの針で突き刺されても、当該針の棘に引っ掛かり難い。このため、ニードルパンチ用の針を突き刺すことによって織布の構造が破壊されることを抑制できる。
図1に示すように、浄化シート11は、透水性を有する第1層12と、第1層12よりも低い透水性を有する第2層13と、第1層12と前記第2層13との間に配置され、環境を汚染する汚染物によって汚染された汚染水に含まれる汚染物を吸着可能な透水性を有する吸着層14とを備えている。
ここでは、吸着層14がゼオライトによって構成された浄化シート11により、放射性セシウムで汚染された汚染水を浄化する場合の作用について説明する。
ここでは、吸着層14がゼオライトによって構成された浄化シート11を利用して、放射性セシウムで汚染された汚染水を含む廃棄物H(例えば、土、生木、瓦礫など)を保管する方法について説明する。
(1)浄化シート11は、透水性を有する第1層12と、第1層12よりも低い透水性を有する第2層13と、第1層12と第2層13との間に配置され、汚染水に含まれる放射性セシウムを吸着可能な透水性を有する吸着層14とを備えている。このため、外部から第1層12を透過して浸入した汚染水が第2層13を透過して外部に排出されにくくなるので、汚染水を吸着層14に晒す時間を稼ぐことができる。このため、汚染水中の放射性セシウムを吸着層14で十分に吸着して除去することができるので、汚染水を効果的に浄化することができる。
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図5に示すように、浄化シート11は、第1層12と吸着層14との間に低透水性層15をさらに形成するようにしてもよい。このようにすれば、浄化シート11全体としての透水率を調節しやすくすることができる。この場合、第1層12と吸着層14との間の低透水性層15は、吸着層14と高透水性層16との間の低透水性層15よりも若干透水性を高くすることが好ましい。
・浄化シート11において、低透水性層15は、必ずしも織布によって構成する必要はなく、例えば反毛によって構成してもよい。
・吸着層14は、ゼオライトに、綿、粘土、ゴミ屑等を混合したもので構成するようにしてもよい。
Claims (5)
- 透水性を有する第1層と、
前記第1層よりも低い透水性を有する第2層と、
前記第1層と前記第2層との間に配置され、汚染物によって汚染された汚染水に含まれる前記汚染物を吸着可能な透水性を有する吸着層とを備え、
前記第2層は、前記第1層よりも低い透水性を有する低透水性層と、前記低透水性層よりも高い透水性を有する高透水性層とを備え、
前記低透水性層は、前記高透水性層よりも前記吸着層側に配置されていることを特徴とする浄化シート。 - 前記第1層、前記吸着層、前記低透水性層及び前記高透水性層を積層状態でニードルパンチによって絡み合わせた前記第1層及び前記高透水性層は、ニードルパンチ不織布によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の浄化シート。
- 前記低透水性層は、織布によって構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の浄化シート。
- 前記織布は、扁平糸によって織られていることを特徴とする請求項3に記載の浄化シート。
- 透水性を有した容器の内底面を覆うように請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の浄化シートを敷く工程と、
前記容器内に前記汚染水を含む廃棄物を入れる工程と、
前記廃棄物が収容された前記容器を保管場所に配置する工程と、
を備えたことを特徴とする廃棄物の保管方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015104798 | 2015-05-22 | ||
JP2015104798 | 2015-05-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016215182A JP2016215182A (ja) | 2016-12-22 |
JP6626680B2 true JP6626680B2 (ja) | 2019-12-25 |
Family
ID=57579898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015202131A Expired - Fee Related JP6626680B2 (ja) | 2015-05-22 | 2015-10-13 | 浄化シート及び廃棄物の保管方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6626680B2 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006056160A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Mitsubishi Chemicals Corp | 遮水シート用吸水性複合シート及びその製造方法並びに遮水シート |
JP2013230450A (ja) * | 2012-05-02 | 2013-11-14 | Oji Holdings Corp | 環境汚染物質除去用シート |
JP5910397B2 (ja) * | 2012-07-31 | 2016-04-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 防水シート |
JP5910399B2 (ja) * | 2012-08-01 | 2016-04-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 環境汚染物質の除去方法 |
JP2014166621A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Oji Holdings Corp | 環境汚染物質除去シート |
JP6044391B2 (ja) * | 2013-02-28 | 2016-12-14 | 王子ホールディングス株式会社 | 袋体 |
JP3183833U (ja) * | 2013-03-22 | 2013-05-30 | 東洋紡株式会社 | 除染廃棄物収納袋 |
JP6331265B2 (ja) * | 2013-05-22 | 2018-05-30 | 凸版印刷株式会社 | 放射性物質吸着体及びこれを用いた放射性物質吸着袋 |
JP3191073U (ja) * | 2014-03-26 | 2014-06-05 | 日本セイフティー株式会社 | フレキシブルコンテナバッグ |
-
2015
- 2015-10-13 JP JP2015202131A patent/JP6626680B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016215182A (ja) | 2016-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR820000272B1 (ko) | 액체 또는 가스를 처리하는 평면 성층체(成層體) | |
US8062411B2 (en) | Adsorptive filtering material with integrated particle-and/or aerosol-filtering function and use thereof | |
US7981296B2 (en) | Methods of using geotextile composite for filtration of contaminated liquids and sediments | |
JP2007511679A (ja) | 汚染物質反応性ジオコンポジットマットおよびその製造と使用の方法 | |
JP5773728B2 (ja) | 水域浄化フェンス | |
JP5910397B2 (ja) | 防水シート | |
JP6044391B2 (ja) | 袋体 | |
JP6626680B2 (ja) | 浄化シート及び廃棄物の保管方法 | |
JP6054044B2 (ja) | 放射性汚染水の浄化装置及び浄化方法 | |
JP2014166621A (ja) | 環境汚染物質除去シート | |
JP2014039920A (ja) | マット状オイルストッパー | |
JP2001179245A (ja) | 汚染物質捕捉用マットとその設置構造 | |
RU2007118419A (ru) | Сорбционный текстильный нетканый материал | |
JP3195852U (ja) | 放射性物質拡散防止装置 | |
JP5910399B2 (ja) | 環境汚染物質の除去方法 | |
JP2019066493A (ja) | 放射性物質吸着フィルタ及び放射性物質吸着装置 | |
JP2015152456A (ja) | セシウムの吸着装置及び吸着方法 | |
JP2010075833A (ja) | 油吸着材 | |
JP5854463B2 (ja) | セシウム吸収材 | |
WO1997006222A1 (de) | Matten mit integriertem gummimulch | |
JP3191073U (ja) | フレキシブルコンテナバッグ | |
JP2014055855A (ja) | 除染袋、除染器具及び除染袋を用いた除染方法 | |
JP3183833U (ja) | 除染廃棄物収納袋 | |
JP6241182B2 (ja) | 廃棄物被覆の処理方法 | |
JP2017144633A (ja) | 複合シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190611 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6626680 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |