JP3195852U - 放射性物質拡散防止装置 - Google Patents

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【課題】セシウム等の放射性物質が拡散するのを可及的に防止する放射性物質拡散防止装置を提供する。【解決手段】水面に浮く浮き部2と、浮き部に上端が取り付けられて通水性及び放射性物質を吸着する吸着機能を有するとともに土粒子12の透過を防止しかつ水に沈むシート体31を備えたカーテン部3とからなる。シート体を、間隔をあけて複数設けるとともに、シート体間に、間隔を保持するスペーサ32を設ける。スペーサは、浮き部に吊下げ支持されて通水性及び放射性物質を吸着する吸着機能を有するとともに水に沈む機能を有し、また、シート体及びスペーサは、プルシアンブルーを含浸または塗布させた不織布若しくはフェルトであるのが好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、ため池、調整池、ダム、貯水池、湖沼等の水域に流入したセシウム等の放射性物質の拡散を防止する放射性物質拡散防止装置に関するものである。
福島県等のため池、調整池、ダム、貯水池、湖沼、例えば、農業用ため池、農業用調整池、農業用ダム等では、東日本大震災により発生した原子力発電所の事故により生じた放射性物質が検出されている。ため池の貯留水中のセシウムは、水中に溶け込んだ溶存態のものと、土粒子やその他の浮遊物質に吸着・固定された懸濁態のものとがある。ため池のように閉塞性の高い水域においては、土粒子や浮遊物質は沈降・堆積し、底質がより高濃度のセシウムが凝縮することとなる。
セシウムが吸着した微細な土粒子は、静穏な状態では沈降し底に堆積するが、風や周辺地域からの水の流入によって、土粒子が巻き上がることが考えられる。特に水深の低いため池で水位が下がった状態では、強風による吹送流等により地底が撹拌され、容易に土粒子が巻き上がり、貯留水全体にセシウムが浮遊した状態になる。そのため池等の水を農業用等に使用すると、農地等へ汚染が拡散することが考えられる。
農業用池等の水域に流入したセシウム等の放射性物質の拡散を防止する手段としては、浮き部と、浮き部に取り付けられて通水性及び放射性物質を吸着する吸着機能を有するカーテン部とからなる放射性物質拡散防止装置が知られている。この放射性物質拡散防止装置を用いることにより、放射性物質が拡散するのを防止しようとするものである。
特開201313659号公報
ところで、カーテン部は、可撓性の材料からなるシート状又は布状のシート体に放射性物質を吸着する吸着機能を持たせたものであるが、1つのシート体で形成されていると、放射性物質を十分に吸着させることができないことがあり、その結果、放射性物質が拡散することがあり得る。
そこで、本考案は、セシウム等の放射性物質が拡散するのを可及的に防止する放射性物質拡散防止装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本考案に係る放射性物質拡散防止装置は、水面に浮く浮き部と、前記浮き部に上端が取り付けられて通水性及び放射性物質を吸着する吸着機能を有するとともに土粒子の透過を防止するシート体を備えたカーテン部とからなる放射性物質拡散防止装置であって、前記カーテン部は、前記シート体を間隔をあけて複数設けるとともに、前記シート体間に、前記間隔を保持するスペーサ32を設けたことを特徴とする。
このように、シート体は、土粒子の透過を防止することで、土粒子がシート体を通って流出することが防止される。また、シート体は、放射性物質を吸着する吸着機能を有することで、水がシート体を通ったとき、水に含まれる放射性物質がシート体に吸着される。このシート体を間隔をあけて複数設けることで、シート体を通ってシート体の間に流入した水は、シート体の間で滞留するので、シート体に接触する機会が多くなる。さらに、シート体間の水は、そのシート体の間に入るために通ったシート体とは別のシート体を通る。このように水は、シート体を通り、シート体間で滞留し、そしてシート体を通るので、シート体に接触する機会が多いので、放射性物質がシート体に十分に吸着されることになり、セシウム等の放射性物質の拡散を可及的に防止することが可能となる。
この考案において、スペーサを、浮き部に吊下げ支持されて通水性及び放射性物質を吸着する吸着機能を有するとともに水に沈む機能を有するように形成することができる。シート体及びスペーサは、プルシアンブルーを含浸または塗布させた不織布若しくはフェルトであることが好ましい。スペーサは、不織布若しくはフェルトを積層した積層体又は巻き上げた巻体で形成することができる。また、シート体の下端に、水底又は水底近傍に位置される錘を取り付けることができる。さらに、カーテン部は、ため池、調整池、ダム、貯水池、湖沼等の水域を水が流入する流入域と水が流出する流出域とに仕切るように設置することができる。
本考案によれば、セシウム等の放射性物質が拡散するのを可及的に防止することができる。
本考案に係る放射性物質拡散防止装置の一例を示す概略図である。 本実施形態の放射性物質拡散防止装置をため池に設置した一例を示す概略斜視図である。 本実施形態の放射性物質拡散防止装置をため池に設置した一例を示す概略平面図である。 本実施形態の放射性物質拡散防止装置の一例を示す概略断面図である。 本実施形態の放射性物質拡散防止装置の一例を示す正面図である。
以下、本考案に係る放射性物質拡散防止装置の一例を示す概略正面図の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の放射性物質拡散防止装置1は、水面に浮く浮き部2と、通水性及び放射性物質を吸着する吸着機能を有するカーテン部3とからなる。本実施形態の放射性物質拡散防止装置1は、農業用等のため池、農業用等の調整池、農業用等のダム、農業用等の貯水池、湖沼、例えば、農業用ため池10において、水域を水が流入する流入域と水が流出する流出域とに仕切るように設置されるものである。
浮き部2は、水面に浮くものであれば特に限定されず、例えば、ブイ、フロート、袋体、筒体等を備えたもの等である。浮き部2としては、例えば、ターポリンなどの塩化ビニール、ポリエチレンクロス、ポリエステルタフナー、ナイロンタフナー等の防水シート21に複数のフロート22を間隔をあけて収納したもの等を用いるようにしてもよい。防水シート21は、複数のフロート22を収納した1つのシートでもよいし、複数のフロート22を収納したシートを連結して所望の長さに形成したものでもよい。防水シート21は、例えば、幅20m、高さ68.5cmの長方形状に形成されている。
浮き部2のほぼ半分より上方が、フロート22を幅方向に間隔をあけて収納する収納部2aとして形成されている。収納部2aは、例えば、円柱状のフロート22を軸が幅方向に沿うように収納し得るように形成されている。収納部2aは、テンションベルト23により四辺が区画されている。収納部2aを区画する下辺となるテンションベルト23は、上下に2つ配置されている。なお、収納部2aを区画する下辺となるテンションベルト23は、2つに限定されず、1つでも3つ以上でもよい。また、下辺以外の3辺となるテンションベルト23は、それぞれ1つであるが、1つに限定されず、2つ以上でもよい。また、下辺となるテンションベルト23の両端には、D環金具24が取り付けられている。
防水シート21の下端には、その長手方向に沿って連結部材例えばジョイントベルト25が縫製等により取り付けられている。ジョイントベルト25には、連結穴が間隔をあけて多数設けられている。連結穴は、カーテン部3を構成するシート体31とスペーサ32とを取り外し可能に取り付けるためのものである。ジョイントベルトは、シート体31とスペーサ32毎に複数設けてもよいし、1つ設けてすべてのシート体31とスペーサ32を連結するようにしてもよい。本実施形態では、ジョイントベルト25を1つ設ける場合について説明する。
カーテン部3は、シート体31を間隔をあけて複数例えば2つ設けるとともに、シート体31間に間隔を保持するスペーサ32を設けたものである。
シート体31は、通水性及び放射性物質を吸着する吸着機能を有するとともに土粒子12の透過を防止するものであり、比重が1より大きなものが好ましい。シート体31としては、例えば、安価に容易に製造等し得る観点からセシウムを選択的に吸着するプルシアンブルーを含浸または塗布させた布、不織布又はフェルト等で特にプルシアンブルーを含浸または塗布させた比重1.1の不織布であることが好ましい。なお、本実施形態では特にセシウムを吸着する場合について説明するが、プルシアンブルーと一緒に、又は、プルシアンブルーとは別に、ゼオライト、ベントナイト等の他の吸着材を用いてセシウムとともにセシウム以外の他の放射性物質例えばヨウ素やストロンチウム等も吸着させるようにしてもよい。シート体31の基材としては、布(織布や編布)、不織布又はフェルト等を用いることができ特に限定されないが、不織布であることが好ましい。不織布としては、公知のものを用いることができ、例えば、ケミカルボンド不織布、サーマルボンド不織布、エアースルー不織布、エアレイド不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、ニードルパンチ不織布等が挙げられる。
プルシアンブルーは、セシウムを選択的に吸着するためにセシウムの吸着能力が高いものとして知られている。プルシアンブルーとしては、公知のものを用いることができ、例えば、粒径が小さく比表面積が大きく高い吸着効果が得られることからナノ粒子のものを用いることも一つの方法である。プルシアンブルーを付着させる手段としては、塗布、含浸等が挙げられるが、バインダーを用いてプルシアンブルーを含浸または塗布させることが好ましい。バインダーとしては、公知のものを用いることができ、例えば、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、アルキッド系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリウレア系樹脂、セルロース系樹脂、アクリル系樹脂、ポリブチラール系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、ポリアミド系樹脂、フエノール系樹脂、ポリスチレン系樹脂等が挙げられ、特に好ましいものはシート体31に剛性を持たせて自立可能にする樹脂が好ましい。すなわち、シート体31は、バインダーを用いてプルシアンブルーを含浸または塗布により付着させるとともに剛性を持たせて自立可能にした不織布で形成されていることが好ましい。また、シート体31は、水を透過させることができれば透水性について特に限定されないが、例えば、透水係数が1×10−2cm/sec程度であることが好ましい。
プルシアンブルーの付着量は、水がシート体31を通ったとき、水の放射性物質の値が排水における放射性物質の基準値以下になる範囲から任意に設定され、例えば、1m当たり必要の量は、除染廃棄物のセシウム量によって決定されるが、約5g〜10gである。すなわち、シート体31は、放射性物質であるセシウムをろ過吸収しながら水を排出するものである。また、シート体31の厚さは、特に限定されず、水底に堆積しているセシウム等の放射性物質を含んだ土粒子12を放射性物質とともに封じ込める範囲から任意に設定される。
シート体31は、農業用ため池10の水域を水が流入する流入域と水が流出する流出域とに仕切り得る所望の大きさ、例えば、取水口11の近傍の水域が流出域となるように水域を仕切る大きさに形成されている。シート体31は、1つのシート体31で形成してもよいが、大きさが大きすぎて1つのシート体31で形成できない場合には、例えば、複数の横長の四角形状のシート体31を前後左右例えば左右に配置して繋ぎ合わせて形成するようにしてもよい。具体的には例えば、幅(長辺)が20m、高さ(短辺)が2mの横長四角形状のシート体31の4辺の各縁部にジョイントベルト35が縫製等により取り付けられている。ジョイントベルト35としては、シート体31を繋ぎ合わせる際に用いられる公知のものを用いることができ、例えば、ベルト35の長手方向に200mmピッチで穴が設けられている帯状のもの等を用いることができる。例えば、2つのシート体31を例えば重ね合わせて、この2つのシート体31のジョイントベルト35と浮き部2のジョイントベルト25とをロープ、結束バンド、ジョイント紐等の連結材によって互いに連結することで、2つのシート体31と浮き部2とを連結することができる。この連結材の連結を解除することで、シート体31や浮き部2の交換やメンテナンスを容易に行えるようになる。
2つのシート体31の間には、シート体31の間隔を保持するスペーサ32が設けられている。スペーサ32は、シート体31の間隔を保持することができればどのようなものでもよいが、シート体31と同じ材料で形成されていることが好ましい。すなわち、スペーサ32は、セシウムを選択的に吸着するプルシアンブルーを含浸または塗布させた布、不織布又はフェルト等で特にプルシアンブルーを含浸または塗布させた比重1.1の不織布で形成されていることが好ましい。スペーサ32としては、例えば、プルシアンブルーを含浸または塗布させた比重1.1の不織布を巻いて所望の厚さ(例えば直径10cm)に形成した巻き体や、プルシアンブルーを含浸または塗布させた比重1.1の不織布を積層して所望の厚さ(例えば10cm)に形成した積層体等である。スペーサ32は、例えば、ロープ、結束バンド、ジョイント紐等の連結部材によって浮き部2のジョイントベルト25に吊り下げ支持されている。このスペーサ32は、シート体31の間隔を保持するようにシート体31の幅方向に間隔をあけて複数設けられている。
また、2つのシート体31の下端のジョイントベルト35には、水中でシート体31が張った状態を維持するためにロープ、結束バンド、ジョイント紐等の連結部材によって錘5が取り付けられている。錘5としては、特に限定されず、例えば、金属体、チェーン、ワイヤーロープ、土嚢袋、コンクリートブロック等を用いることができる。シート体31の高さ方向の長さ(高さ)は、放射性物質拡散防止装置1を例えば農業用ため池10に設置した際にシート体31の弛みがないか又は弛みが少ない状態で下端部が水底に接する寸法や下端部が水底の近傍に位置される寸法で形成されていることが好ましい。
次に、上記のように構成した本実施形態の放射性物質拡散防止装置1を農業用ため池10に設置する場合について説明する。例えば、浮き部2とカーテン部3、スペーサ32とが連結されていない場合には、浮き部2とスペーサ32とを連結部材により連結してから、スペーサ32を挟むように2つのカーテン部3を重ね合せた状態で2つのカーテン部3と浮き部2とを連結部材により連結する。連結後、2つのカーテン部3の下部に錘5を取り付ける。
そして、例えば、図3に示すように、取水口11を挟んだ農業用ため池10の所望の2箇所に放射性物質拡散防止装置1を固定するための固定具例えば鉄筋杭15を打ち込む。この杭15の一方に放射性物質拡散防止装置1の一方の端部をD環金具24を介して固定し、放射性物質拡散防止装置1の他方の端部のD環金具24に牽引ロープ等を取り付ける。この牽引ロープ等により、放射性物質拡散防止装置1の他方の端部を他方の杭15に牽引して、放射性物質拡散防止装置1の他方の端部をD環金具24を介して他方の杭15に固定する。
これにより、取水口11の近傍の水域が放射性物質拡散防止装置1で覆われて、農業用ため池10が水が流入した滞留する流入域と水が流出する流出域とに仕切られ、放射性物質拡散防止装置1が農業用ため池10に設置される。このとき、放射性物質拡散防止装置1の浮部をアンカー例えば4つ爪アンカー16にアンカーロープ17を介して繋ぐようにしてもよい。これにより、放射性物質拡散防止装置1を水域の所定の位置に係留することができる。
放射性物質拡散防止装置1を設置することで、農業用ため池10では、水中に土粒子12が浮遊していると、取水口11から流出することがあるが、シート体31が土粒子12の透過を防止するので、土粒子12がシート体31を通って取水口11から流出することが防止される。例えば、浚渫工事、河川の流入吹送流等に起因して土粒子12が池底から舞い上がるが、この舞い上がった土粒子12が取水口11から流出することが防止される。また、農業用ため池10に流入して沈降する前の土粒子12が取水口11から流出することも防止される。さらに、シート体31に土粒子12がぶつかると、土粒子12の流速が遅くなり、土粒子12の沈降が促されるので、土粒子12の取水口11からの流出が防止される。このように、土粒子12が取水口11から流出することが防止されることで、土粒子12に付着している放射性物質の取水口11からの流出も防止されるので、放射性物質の拡散を防止することができる。
また、シート体31は、放射性物質を吸着する吸着機能を有することで、水がシート体31を通ったとき、水に溶存する放射性物質がシート体31に吸着される。このシート体31を間隔をあけて複数(2つ)設けることで、シート体31を通ってシート体31の間に流入した水は、シート体31の間で滞留するので、シート体31に接触する機会が多くなる。さらに、シート体31間の水は、そのシート体31の間に入るために通ったシート体31とは別のシート体31を通る。このように水は、シート体31を通り、シート体31間で滞留し、そしてシート体31を通るので、シート体31に接触する機会が多いので、放射性物質がシート体31に十分に吸着されることになり、セシウム等の放射性物質の拡散を可及的に防止することができる。
従って、本実施形態の放射性物質拡散防止装置1は、土粒子12に付着している放射性物質の取水口11からの流出が防止されるとともに、水に溶存するセシウム等の放射性物質がシート体31に吸着されるので、セシウム等の放射性物質が拡散するのを可及的に防止することができる。
1 放射性物質拡散防止装置
2 浮き部
3 カーテン部
10 ため池
11 取水口
12 土粒子
31 シート体
32 スペーサ

Claims (6)

  1. 水面に浮く浮き部と、前記浮き部に上端が取り付けられて通水性及び放射性物質を吸着する吸着機能を有するとともに土粒子の透過を防止するシート体を備えたカーテン部とからなる放射性物質拡散防止装置であって、前記カーテン部は、前記シート体を間隔をあけて複数設けるとともに、前記シート体間に、前記間隔を保持するスペーサを設けたことを特徴とする放射性物質拡散防止装置。
  2. 前記スペーサは、前記浮き部に吊下げ支持されて通水性及び放射性物質を吸着する吸着機能を有するとともに水に沈む機能を有する請求項1に記載の放射性物質拡散防止装置。
  3. 前記シート体及びスペーサは、プルシアンブルーを含浸または塗布させた不織布若しくはフェルトである請求項1又は2に記載の放射性物質拡散防止装置。
  4. 前記スペーサは、前記不織布若しくはフェルトを積層した積層体又は巻き上げた巻体である請求項3に記載の放射性物質拡散防止装置。
  5. 前記シート体の下端に、水底又は水底近傍に位置される錘を取り付けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射性物質拡散防止装置。
  6. 前記カーテン部は、ため池、調整池、ダム、貯水池、湖沼等の水域を水が流入する流入域と水が流出する流出域とに仕切るように設置されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の放射性物質拡散防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018100842A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 Hkテクノロジー株式会社 放射性物質吸着布ネット

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