JPH0449242Y2 - - Google Patents

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JPH0449242Y2
JPH0449242Y2 JP528587U JP528587U JPH0449242Y2 JP H0449242 Y2 JPH0449242 Y2 JP H0449242Y2 JP 528587 U JP528587 U JP 528587U JP 528587 U JP528587 U JP 528587U JP H0449242 Y2 JPH0449242 Y2 JP H0449242Y2
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water
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は浸透水の集水排水の効率を高めるた
め、土中に埋設される集水排水器に関する。
(従来の技術) 従来、浸透水の集水排水の効率を高めるため土
中に埋設される集水排水器としては、実開昭52−
126606号公報に示されたものが提案されている。
第9図及び第10図に示すように、この集水排
水器1は複数枚の平板状の合成樹脂網2を重ね合
せ、その表面を繊維フイルタ3で被覆してできた
マツト状の集水板4の中に孔6が形成された導水
体5を挿入し、この導水体5と集水板4とを一体
化したものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の集水排水器にあつては、
平板状に成形されていたため、この集水排水器の
上方に設けられた、集水機能を有する栗石や砂等
からなるフイルタ層が確実に受け留められず、施
工時のフイルタ層の厚さや広さを保持することが
できず圧密沈下を生じてしまい、経時と共に集水
機能が低下するといつた問題点があつた。
又、従来の集水排水器にあつては、前記フイル
タ層内に埋設されていたため、経時と共に集水排
水器自身に圧密沈下が生じ、集水排水器の設置位
置が変わり、当初予定の集水排水の効率を得るこ
とができないといつた問題点があつた。
この考案はこのような問題点に鑑みなされたも
のであり、その上方に設けられるフイルタ層を確
実に受け留めて、施工時のフイルタ層の厚さや広
さを保持することができ、常に一定の集水排水の
効率を得ることができる集水排水器を提供しよう
とするものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち、この考案はV字状に成形された芯体
と、芯体の内側に設けられた透水性シートと、芯
体の外側に設けられた不透水性シートとよりなる
集水板と、集水板の内側のコーナー部に設けられ
る導水体と、この導水体の上方であつて、集水板
により囲まれた部分に設けられたフイルタ材収納
空間とを備えた事を特徴とする集水排水器であ
る。
(考案の作用) 従つて、この考案の集水排水器にあつては、V
字状の集水板のフイルタ材収納空間に収納された
フイルタ材が土中の浸透水を集水し、この集水さ
れた浸透水が集水板の芯体の内側に設けられた透
水性シートにより濾過され、芯体の外側に設けら
れた不透水性シートがこの浸透水の外側への漏れ
を防ぎ、この浸透水が芯体内を通つて集水板のコ
ーナー部へと集水され、更にコーナー部に載置さ
れた導水体中を通つて所定の場所へと排水される
ようになつている。
(実施例) 以下この考案を図面に示す一実施例に従つて詳
細に説明する。
第1図はこの考案の一実施例としての集水排水
器を示した一部断面斜視図であり、第2図はその
拡大部分断面図である。
この考案に係る集水排水器11において、集水
板14は芯体12と透水性シート17と不透水性
シート18とからなり、芯体12の内側には透水
性シート17が、芯体12の外側には不透水性シ
ート18が夫々設けられている。
集水板14は土中の浸透水を集水する機能を有
するものであるが、芯体12は浸透水の通路の働
きをなすものである。第1図及び第2図に示すよ
うに芯体12は線状に成形された合成樹脂が縦方
向及び横方向に交叉され、この状態で加熱溶融さ
れてネツト状に成形されると共にV字状に成形さ
れてなるものである。本実施例において芯体は線
状のポリプロピレン樹脂を縦方向及び横方向に交
叉させて成形されたネツトであつて、幅50cm〜
100cm、長さ500cm〜1000cm、厚さ約0.2cmの大き
さに成形され、幅方向中央部でV字状に成形され
ている。
なお、芯体はネツトに限らず第6図に示すスポ
ンジ19からなるものをV字状に成形したもので
あつても良い。この場合、芯体自体がフイルター
の機能を有するため、目詰り等の弊害を低減させ
ることができる。
なお、芯体12は発泡樹脂の大小様々な大きさ
の屑を接着剤により或いは融解させることにより
V字状の板状に形成したものであつても良い。こ
の場合、発泡樹脂の屑の大きさを比較的小さなも
のにすれば芯体の透水性は小さくなり、発泡樹脂
の屑の大きさを比較的大きなものにすれば芯体の
透水性は大きくなる。更にこの芯体を使用した場
合、素材として発泡樹脂の屑を利用するため、非
常に安価な芯体を得ることができる。
この芯体12の内側に設けられる透水性シート
17は、透水性で比較的強度があり、耐蝕性、耐
摩耗性を有するもの、例えば不織布或いはフエル
ト等のシートが好ましく、本実施例においては不
織布を使用した。なお、透水性シート17として
は上述したものに限らず、塩化ビニル樹脂フイル
ムに多数の小孔が形成されたものであつても良
い。又、透水性シート17は浸透水の量や土質等
を考慮して透水性シート17を一枚にしたり或い
は複数枚重ね合せたりして接着剤によつて芯体1
2の内側に貼り付けられている。
芯体12の外側に設けられる不透水性シート1
8は遮水性を有するシートであるならば何でも良
いが、比較的強度があり、耐蝕性、耐摩耗性を有
するものがより好ましい。本実施例においてはポ
リプロピレン樹脂をシート状に成形したものを使
用した。不透水性シート18は、透水性シート1
7の場合と同様に接着剤により芯体12に張り付
けられている。
このように構成された集水板14が、内側を上
方に向けて地盤23上に複数並設されている。こ
の集水板14の上方にはフイルタ材収納空間25
が設けられている。
第3図及び第4図に示すように、フイルタ材収
納空間25はV字状の集水板14の内側や集水板
14の上端部分に設けられている。このフイルタ
材収納空間25内に栗石21や砂22からなるフ
イルタ材24が収納されている。そして、これら
栗石21や砂22等のフイルタ材24が浸透した
土中の浸透水を集水するようになつている。こう
して、土中の浸透水はフイルタ材収納空間25内
に収納されたフイルタ材24により集水され、こ
の集水された浸透水が芯体12の内側に設けられ
た透水性シート17により濾過され、同時に芯体
12の外側に設けられた不透水性シート18によ
り集水板14の外側への漏れが遮断されて、この
浸透水が芯体12内を通つて集水板14のコーナ
ー部13へと集水されるようになつている。
この集水板14の内側のコーナー部13には導
水体15が設けられている。
第1図及び第2図に示すように、導水体15
は、内側のコーナー部13であつて、集水板14
の透水性シート17と芯体12との間に挿入され
たり、或いは透水性シート17の上面に集水板1
4の長さ方向に沿つて載置されたりして設けられ
ている。本実施例の場合、前記フイルタ材収納空
間25内にフイルタ材24として栗石21が設け
られ、導水体15は前記透水性シート17と芯体
12との間に設けられている。この導水体15に
は集水された浸透水が通過する多数の孔16が形
成され、集水体14の長さと同じか或いはこれよ
りも長く形成されている。本実施例の場合、長さ
が500cm、直径が3〜5cmに成形されたポリプロ
ピレン樹脂製のパイプを使用した。また、導水体
15には第1図に示すように導水体15の長さ方
向に2列に長楕円形の複数の孔16が並設されて
いる。なお、導水体15の孔16の数や形状はフ
イルター材24の種類や浸透水の流量に応じて決
定される。例えば浸透水の流量が比較的多い場合
には、導水体15の孔16は第7図に示すように
導水体15の長さ方向に複数のスリツトを設けた
ものや第8図に示すように導水体15の長手方向
全体に複数の孔16をランダムに設けたものが好
ましい。又、導水体15は有孔管に限らず、水を
一定方向へと導くことができるものならば素材や
形状は何でも良い。例えば、好ましい例として第
5図に示すように前記集水板14のコーナー部1
3に設けられる導水体として柱状に成形されたス
ポンジ19がある。この場合、スポンジ19自体
附形が容易であると共にフイルター機能を有する
ため、目詰りによる排水効率の低下を防止するこ
とができる。第6図に示したものは、前記集水板
14のコーナー部13に設けられる導水体として
発泡樹脂の大小様々な大きさの屑20を接着剤に
より或いは融解させることにより棒状に形成した
ものである。この場合、発泡樹脂の屑20の大き
さを比較的小さなものにすれば導水体15の排水
効率は低くなり、発泡樹脂の屑20の大きさを比
較的大きなものにすれば導水体15の排水効率は
高くなる。更にこの導水体15を使用した場合、
素材として発泡樹脂の屑20を利用するため、非
常に安価な導水体15を得ることができる。
(考案の効果) 以上詳述したように、この考案の集水排水器に
あつては、V字状の集水板の上方にフイルタ材収
納空間が設けられ、このフイルタ材収納空間内に
収納されたフイルタ材が土中の浸透水を集水し、
集水板及び導水体とによりこの浸透水が集水排水
されるようになつているため、集水排水器自体の
圧密沈下を防止することができると共に、集水板
がフイルタ材を受け留めて、施工時のフイルタ材
の厚さや広さを確実に保持することができ、常に
一定の集水排水の効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例としての集水排水
器を示した一部断面斜視図、第2図はその拡大部
分断面図、第3図はこの考案の集水排水器上のフ
イルタ材収納空間内に栗石よりなるフイルタ材を
設けた状態を示す断面図、第4図はこの考案の集
水排水器上のフイルタ材収納空間内に砂よりなる
フイルタ材を設けた状態を示す断面図、第5図は
この考案の集水排水器の別の実施例を示した拡大
部分断面図、第6図はこの考案の集水排水器の更
に別の実施例を示した拡大部分断面図、第7図は
この考案の集水排水器の更に別の実施例を示した
一部断面斜視図、第8図はこの考案の集水排水器
の更に別の実施例を示した一部断面斜視図、第9
図は従来の集水排水器を示す断面図、第10図は
同じく一部断面斜視図である。 符号の説明、11……集水排水器、12……芯
体、13……コーナー部、14……集水板、15
……導水体、17……透水性シート、18……不
透水性シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. V字形に成形された芯体と、芯体の内側に設け
    られた透水性シートと、芯体の外側に設けられた
    不透水性シートとよりなる集水板と、集水板の内
    側のコーナー部に設けられた導水体と、この導水
    体の上方であつて、集水板により囲まれた部分に
    設けられたフイルタ材収納空間とを備えた事を特
    徴とする集水排水器。
JP528587U 1987-01-16 1987-01-16 Expired JPH0449242Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP528587U JPH0449242Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP528587U JPH0449242Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63112531U JPS63112531U (ja) 1988-07-20
JPH0449242Y2 true JPH0449242Y2 (ja) 1992-11-19

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ID=30786725

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JP528587U Expired JPH0449242Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0750414Y2 (ja) * 1989-12-22 1995-11-15 タキロン株式会社 排水装置

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JPS63112531U (ja) 1988-07-20

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