JPH0750414Y2 - 排水装置 - Google Patents

排水装置

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JPH0750414Y2
JPH0750414Y2 JP1989148378U JP14837889U JPH0750414Y2 JP H0750414 Y2 JPH0750414 Y2 JP H0750414Y2 JP 1989148378 U JP1989148378 U JP 1989148378U JP 14837889 U JP14837889 U JP 14837889U JP H0750414 Y2 JPH0750414 Y2 JP H0750414Y2
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mat
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drainage
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譲二 日野林
圭造 岩佐
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は競馬場、公園、ゴルフ場等の地面に溜まる雨水
を排水する排水装置に関する。
〔従来の技術〕
競馬場にはダートコースと芝コースとがある。ダートコ
ースは植物が生えないように管理する必要があり、芝コ
ースは芝が枯れないように管理しなければならない。ま
た、公園においては、砂地、土等の歩道は水が溜まるこ
とは好ましくないが、植物を植えている所はあまり排水
が良過ぎても植物が枯れたり、成長を阻害したりするこ
とがある。また、ゴルフ場などでは通路やバンカーなど
は水はけが良好であることが望ましく、植物のある所で
は降雨水が適度に地中に溜まることが必要である。
従って、上記ダートコースの中央や公園の大きな道の中
央部、又ゴルフ場の通路やバンカーなどの中央部には排
水装置や排水材が埋設されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
競馬場においてダートコースの中央部の水はけは良い
が、芝コースとの境界付近の水はけが悪く、この部分の
水はけを良くすると、芝を植えている地面の水分まで抜
けてしまい、芝の成長が遅れたり芝が枯れるという問題
があった。
同様なことは公園の歩道の端の部分まで水はけを良くす
ると、歩く人にとっては雨天の時でも水溜まりができず
快適に歩行できるものであるが、歩道付近の植物に悪影
響があるという問題があった。また、ゴルフ場において
も、芝を育成すると共に歩道やバンカーには水溜まりが
できないようにしなければならないという問題があっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題を解決するため、本考案の排水装置は、一方の
面を止水材で覆い他方の面を透水材で覆った通水性空間
を有するマット状部材が、排水管の軸線方向に沿って排
水管の上面に立設され、排水管のマット状部材立設箇所
の管壁部分及び該箇所より透水材側の管壁部分に多数の
通水孔が穿設されていることを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の構成によると、マット状部材の一方の面が止水
材で覆われているため、マット状部材に通水性空間を有
していても、雨水が侵入することはなく、止水材側の水
は地中に溜まり、排水されないため、植物を止水材側で
育成すれば、植物に必要な水分が確保される。またマッ
ト状部材の他方の面は透水材で覆われているため、透水
材側の水は透水材を通って通水性空間を有するマット状
部材内に入る。
このマット状部材は排水管の軸線方向に沿って排水管の
上面に立設され、排水管のマット状部材立設箇所の管壁
部分及び該箇所より透水材側の管壁部分には多数の通水
孔が穿設されているため、上記のようにマット状部材内
に入った水は、排水管のマット状部材立設箇所の管壁部
分に穿設された通水孔から排水管の中へ流れ込み、又、
マット状部材内へ入らない透水材側の水は、排水管の透
水材側の管壁部分に穿設された通水孔から排水管の中へ
流れ込むので、透水材側の地表はきわめて水はけが良好
となる。
〔実施例〕
本考案の内容について以下図面を参照しながら詳述す
る。
第1図は本考案の排水装置の一実施例を示す断面図であ
る。
1は通水性空間を有するマット状部材であり、その大き
さは高さ10〜50cm、巾が2〜5cmであり、該空間2は合
成樹脂の射出成形品等で形成されるものである。3は該
マット状部材の一方の面を覆っている止水材であって、
該止水材3としてはポリ塩化ビニルやその各種の防水シ
ート等に使用されている水を通さないものが好適に使用
できる。また、この他硬質のプラスチック板や強度のあ
るフィルム等でもよい。さらに、該止水材は上記射出成
形品でマット状部材の一部として一体的に成形されたも
のでもよい。マット状部材1の頂部11は止水材3で覆う
ことが望ましいが、止水材3がない開放状態でもよい。
4は透水材であって、マット状部材のもう一方の面を覆
っているもので、土粒子が通過しないもので水は容易に
通過するものが使用される。例えばポリアミド繊維、ポ
リエステル繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリビニ
ルアルコール繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエチレン
繊維、ポリスチレン繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポ
リプロピレン繊維等の熱可塑性樹脂繊維や、天然繊維の
例えばヤシやシュロの繊維等からなるものでこれらの織
布、不織布、編布あるいはこれらの複合体等が使用でき
る。この透水材4はマット状部材の頂部11を覆うように
しても良く、また後述する排水管の通水孔の上を覆うよ
うにしても良い。
5は排水管であってポリ塩化ビニルやポリエチレン等の
合成樹脂製管である。該排水管5はその断面が半円形の
もので、円の直径部分にあたる上面半分に通水孔6が該
管5の軸線方向に穿設されているものであり、上面の残
りの半分からは水の侵入を防止できるように目つぶし状
になっているものである。
第1図で理解されるように、本考案の排水装置は、マッ
ト状部材1が排水管5の軸線に沿って排水管5の上面に
立設され、排水管5のマット状部材立設箇所の管壁部分
及び該箇所より透水材側の管壁部分(この実施例では排
水管5上面の略中央から透水材側半分の管壁部分)に多
数の通水孔6が穿設された構造であり、マット状部材1
の一方の面(図面左側)からは全く水の侵入が起こらな
いようにマット状部材1は止水材3で覆われ、また排水
管の通水孔6も、この方側には開いていないものであ
り、もう一方の面(図面右側)からは水が透水材4を通
過してマット状部材1の空間に入り、流下してマット状
部材設置箇所の管壁部分の通水孔6を通って排水管5に
流れ込むようになっている。そして、マット状部材1に
入らない透水材側の水は、排水管5の透水材側の管壁部
分に穿設された通水孔6から排水管5に流れ込むように
なっている。
第1図において、7は植物を育成するために適した土壌
であり、8は芝生等植物である。9は砂地や小石の透水
層である。例えば、競馬場などを第1図にあてはめる
と、8は芝コースで9がダートコースとなり、地表に降
った大量の雨でも透水層9に吸収されて、ただちに水溜
まりを消えてなくなるものである。
第2図は本考案の排水装置の他の実施例を示す斜視図で
ある。第2図において、マット状部材1は合成樹脂シー
トの表面に多数の凹凸を設けたカスペーションシートで
あって、水は空間2を自由に流下できる。また止水材
3、透水材4は前述のものと同様であるが、排水管5は
通常のプラスチックパイプに穴開けしたものである。こ
の通水孔6は網目状や多孔質のシート等が望ましいが、
必ずしもフィルター的形状になっている必要はなく、第
3図に排水管のように水の通る穴が開いていれば足りる
ものである。また、マット状部材は第1図や第2図のよ
うに合成樹脂の成形品が好適に使用されるが、この他に
粗いネットを積層したものやスチレン等のプラスチック
発泡ビーズから造られたものでもよく、要は内部に空間
が形成されるもので所定の形状を確保できるものであれ
ば本考案の技術思想を逸脱するものではない。また上記
第1図の実施例においては、マット状部材の頂部が地表
と面一になるように設置しているが、必ずしも面一にす
る必要はなく、少し出ていても、あるいは少し地表内に
埋めてあっても何ら問題はないものである。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案はマット状部材
の一方の面が止水材で覆われ、他方の面が透水材で覆わ
れており、またマット状部材の下端に排水管が設けら
れ、該排水管のマット状部材立設箇所の管壁部分及び該
箇所より透水材側の管壁部分に多数の通水孔が穿設され
た構成となっているので、競馬場や公園、ゴルフ場など
のように、一方には植物を育成し、他方には歩道等ので
きるだけ排水の良好な場所が望まれるような環境におい
て、その境界線に本考案の排水装置を設置すれば、植物
の育成を阻害することなく、またダートコースや歩道、
バンカー等その端々に至るまで水溜まりができることが
ないという顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面斜視図、第2図は
本考案の他の実施例を示す斜視図、第3図は本考案に使
用される排水管の別の実施例を示す斜視図である。 1…マット状部材、2…空間、3…止水材、4…透水
材、5…排水管、6…通水孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の面を止水材で覆い他方の面を透水材
    で覆った通水性空間を有するマット状部材が、排水管の
    軸線方向に沿って排水管の上面に立設され、排水管のマ
    ット状部材立設箇所の管壁部分及び該箇所より透水材側
    の管壁部分に多数の通水孔が穿設されていることを特徴
    とする排水装置。
JP1989148378U 1989-12-22 1989-12-22 排水装置 Expired - Fee Related JPH0750414Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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