JP2014039920A - マット状オイルストッパー - Google Patents
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Abstract
【課題】河川あるいは海上などに事故や災害等によって原油や重油等が流出した場合に、流出した油が広く拡散してしまわないうちに速やかに流出した油を補集して回収し、油吸着後の処理も容易な油吸着手段を提供する。
【解決手段】ポリプロピレン繊維の不織布シートから構成された油吸着シートの一端側に形成された折り返し部分にロープ通し穴と油吸着剤が装填された油吸着保持部とを有するマット状油吸着部材を用い、上記ロープ通し穴にロープを通し、ロープを中心に上記マット状油吸着部材の折り返し部分を巻回して、上記油吸着保持部が上記ロープ通し穴の近傍になるようにして丸め、結束バンドにより固定してなることを特徴とするマット状オイルストッパー。
【選択図】図3
【解決手段】ポリプロピレン繊維の不織布シートから構成された油吸着シートの一端側に形成された折り返し部分にロープ通し穴と油吸着剤が装填された油吸着保持部とを有するマット状油吸着部材を用い、上記ロープ通し穴にロープを通し、ロープを中心に上記マット状油吸着部材の折り返し部分を巻回して、上記油吸着保持部が上記ロープ通し穴の近傍になるようにして丸め、結束バンドにより固定してなることを特徴とするマット状オイルストッパー。
【選択図】図3
Description
本発明は、河川、湖沼、あるいは海上などに流出した油等を回収・除去するための油吸着部材に関するものである。
河川、湖沼、あるいは海上などに事故や災害等によって原油や重油等が流出した場合、自然環境や生態系に与える影響は計り知れないものがある。また、油等の流出自体が収まった後に、一旦影響を受けた環境が元の状態に戻るためには、きわめて多大な時間を要する。このため、このような流出事故が発生した場合等には、早急に油の流出を阻止するとともに、流出した油が広く拡散してしまわないうちに速やかに流出した油を補集して回収し、環境等への影響を最小限に抑える必要がある。
従来、海面や水面に流出した油の流出事故防止対策として、オイルフェンスで流出油を囲み、その内惻にポリプロピレン製不織布等の親油性素材よりなるシ−ト状の油吸着材を投入して油吸着することにより流出油を回収する方法が多用されている。しかし、種々の吸着材を投入する方法では、油の吸着はできるが油類の流出、拡散は防げないし、油類を吸着した油吸着材が波や風に流されて拡散するので回収作業が困難であった。
従来、海面や水面に流出した油の流出事故防止対策として、オイルフェンスで流出油を囲み、その内惻にポリプロピレン製不織布等の親油性素材よりなるシ−ト状の油吸着材を投入して油吸着することにより流出油を回収する方法が多用されている。しかし、種々の吸着材を投入する方法では、油の吸着はできるが油類の流出、拡散は防げないし、油類を吸着した油吸着材が波や風に流されて拡散するので回収作業が困難であった。
このため、仕切部で袋状のネット内を複数の区画に区切り、仕切部で区切られた各区画の各開閉部に出し入れ可能な止め具を取り付け、少なくとも1枚以上または1個以上の市販の油吸着材をネットに収納した構成の油吸着機能性オイルネットが提案されている。(特許文献1)
しかし、上記構成の油吸着機能性オイルネットでは、油回収作業の効率を上げるために収納するマット状油吸着材の枚数を増すと、それに比例して、油を吸着した油吸着機能性オイルネットを水面等から回収する作業が多く必要になるという問題がある。
しかし、上記構成の油吸着機能性オイルネットでは、油回収作業の効率を上げるために収納するマット状油吸着材の枚数を増すと、それに比例して、油を吸着した油吸着機能性オイルネットを水面等から回収する作業が多く必要になるという問題がある。
また、長尺な親油性素材よりなる油吸着シートをジグザグに折りたたんで格納しておき、油流出等が生じたときに、格納状態より取出して折りたたんだまま海面又は水面に投下し、ついで油吸着シートを延張して海面又は水面に流出又は浮遊する油を取り囲み、絞り込んで回収する方法も知られている。(特許文献2)
この方法で用いる油吸着シートには、通常、ポリプロピレンを原料とし、繊維の太さが0.1〜1000μm程度のスパンボンド法によって得られた連続繊維からなり、巾が10cm〜2m程度で、長尺方向の長さが5〜100m程度の不織布が使用されているが、このような長尺の油吸着シートを用いた場合には、回収時に吸着した油が水流による圧力や重力などにより水面に滴下または漏出してしまうことが多い。
この方法で用いる油吸着シートには、通常、ポリプロピレンを原料とし、繊維の太さが0.1〜1000μm程度のスパンボンド法によって得られた連続繊維からなり、巾が10cm〜2m程度で、長尺方向の長さが5〜100m程度の不織布が使用されているが、このような長尺の油吸着シートを用いた場合には、回収時に吸着した油が水流による圧力や重力などにより水面に滴下または漏出してしまうことが多い。
上述したように、油流出事故が発生した場合等には、流出した油が広く拡散しないうちに速やかに流出した油を補集して回収する必要がある。このため、流出した油の吸着性能が良好であるとともに、吸着した油を水流による圧力や重力などによって滴下または漏出することなく、確実に回収できる油吸着部材の実現と、該油吸着部材を用いた作業性の良い流出油の回収方法が求められている。
本願発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本願第1の発明は、ポリプロピレン繊維を素材とする不織布からなるシートを2枚重ねて構成された油吸着シートの一端側に折り返し部分が形成され、該折り返し部分に筒状に形成されたロープ通し穴と、袋状に形成された部分に油を吸着後再溶出しない油吸着材を装填封止してなる油吸着保持部とを有することを特徴とするマット状油吸着部材である。
本発明によれば、油吸着シートがポリプロピレン繊維からなる不織布シートを2枚以上重ねたものであるため、油を速く確実に吸着することができ、かつ重力による滴下等が少なくて油の保持量も大きいという効果がある。また、任意径のロープ通し穴が独立して形成されているため、油回収作業中に切れたりしない太さのロープが使用できるとともに、ロープ通し穴を2層のシートで形成しているので流速の大きい個所でも十分な強度を確保でき、作業の信頼性を向上できる。さらにまた、油吸着保持部には装填された油吸着材が油吸着シートで包み込まれた形態で存在しているため、油吸着シートで吸着した油が更に内部の油吸着材に吸着されて確実に保持され、吸着後回収時の油漏出量が極めて少なくなるという効果もある。
本発明によれば、油吸着シートがポリプロピレン繊維からなる不織布シートを2枚以上重ねたものであるため、油を速く確実に吸着することができ、かつ重力による滴下等が少なくて油の保持量も大きいという効果がある。また、任意径のロープ通し穴が独立して形成されているため、油回収作業中に切れたりしない太さのロープが使用できるとともに、ロープ通し穴を2層のシートで形成しているので流速の大きい個所でも十分な強度を確保でき、作業の信頼性を向上できる。さらにまた、油吸着保持部には装填された油吸着材が油吸着シートで包み込まれた形態で存在しているため、油吸着シートで吸着した油が更に内部の油吸着材に吸着されて確実に保持され、吸着後回収時の油漏出量が極めて少なくなるという効果もある。
本願第2の発明は、上記第1の発明によるマット状油吸着部材を用い、上記ロープ通し穴にロープを通し、ロープを中心に上記マット状油吸着部材の折り返し部分を巻いて丸め、上記油ストッパー部が上記ロープ通し穴の近傍に結束バンドにより固定してなることを特徴とするマット状オイルストッパーである。このように構成することで、波の水流の影響による油吸着ムラなどを低減することができる。
本願第3の発明は、一本のロープに多数のマット状連結型油吸着部材が連結取り付けられていることを特徴とするマット状連結型オイルストッパーである。このように構成することで、油吸着・保持機能に優れたオイルフェンス機能を有する油回収作業を実現できる。
本願第3の発明は、一本のロープに多数のマット状連結型油吸着部材が連結取り付けられていることを特徴とするマット状連結型オイルストッパーである。このように構成することで、油吸着・保持機能に優れたオイルフェンス機能を有する油回収作業を実現できる。
本願発明によれば、水面等に流出した油をすばやく油吸着シートに吸着させて回収することができるとともに、油吸着シートで回収した油を更に油吸着シート内部の油吸着材と反応させて確実に保持することができ、滴下や漏出量の極めて少ない油回収・除去作業を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図を参照して説明する。図1乃至図3は、本発明におけるマット状油吸着部材の一実施形態について説明するための図であり、図1は油吸着シートの概略構成説明図、図2は油吸着シートの一端側に折り返し部分を有するマット状油吸着部材の概略全体構成図、図3はマット状油吸着部材における折り返し部分の拡大断面構成説明図である。
図1に示すように、本発明において、油吸着シート1は、ポリプロピレンを原料とした繊維素材からなる油吸着性のシート2を例えば2枚重ね、複数箇所を縫製加工し、一体化して構成されている。図1に示す例では、縦方向に6列、横方向に7列縫製してあるが、縫製箇所3はシートの大きさ等に応じて適宜決めれば良い。また、油吸着性のシートとしては、親油性・疎水性という2つの特性を持つポリプロピレンを原料とした長繊維不織布を用いることが好ましい。
図1に示すように、本発明において、油吸着シート1は、ポリプロピレンを原料とした繊維素材からなる油吸着性のシート2を例えば2枚重ね、複数箇所を縫製加工し、一体化して構成されている。図1に示す例では、縦方向に6列、横方向に7列縫製してあるが、縫製箇所3はシートの大きさ等に応じて適宜決めれば良い。また、油吸着性のシートとしては、親油性・疎水性という2つの特性を持つポリプロピレンを原料とした長繊維不織布を用いることが好ましい。
図2に示すように、本発明によるマット状油吸着部材4は、上記油吸着シート1の一端側に折り返し部5を有する。この折り返し部5には横方向の縫製がA、Bの二箇所に施されており、これによって、図3に示すように、マット状油吸着部材4の端部側には貫通した袋状のロープ通し穴6が形成され、隣接して油吸着材装填用の空間部7が形成される。そして、この空間部7の一端側Cをあらかじめ縫製し、他端側の開口部分から油吸着材8を装填した後、他端側Dを縫製することで油吸着材8を封止してある。本発明において、上記油吸着材としては油吸着後再溶出せず、なおかつ吸着した油類をバクテリアが生分解処理する有機生分解性粉末油吸着材を用いることが好ましく、このような油吸着材を用いた場合には、吸着回収処理した油等が微生物の浄化作用により無害化されてしまうため、二次汚染の恐れが無い。なお、このような吸着材としては、例えば、米国フェーズIII社のオイルスポンジ(登録商標)などがある。
上記本発明によるマット状油吸着部材4は、ロープ通し穴6にロープを通して、そのまま使用しても良いが、以下のようにして使用することが好ましい。
図4に示すように、ロープ通し穴6にロープ9を通し、次いでロープ9を中心にしてマット状油吸着部材4の折り返し部5を巻き回して丸め、図5に示すように結束バンド10で固定して、マット状オイルストッパー11とする。本発明によるマット状オイルストッパーは、図4に示すように、ロープ9の近傍に油吸着シート1と油吸着材8が存在するため、風や水流によって水面が波打ったときでも流出した油を適切に油吸着シート1に吸着でき、かつ油吸着シート1に吸着した油が更に内部にある吸着材8に吸着され捕集されるため、吸着した油の滴下や漏出を防ぐことができる。
図4に示すように、ロープ通し穴6にロープ9を通し、次いでロープ9を中心にしてマット状油吸着部材4の折り返し部5を巻き回して丸め、図5に示すように結束バンド10で固定して、マット状オイルストッパー11とする。本発明によるマット状オイルストッパーは、図4に示すように、ロープ9の近傍に油吸着シート1と油吸着材8が存在するため、風や水流によって水面が波打ったときでも流出した油を適切に油吸着シート1に吸着でき、かつ油吸着シート1に吸着した油が更に内部にある吸着材8に吸着され捕集されるため、吸着した油の滴下や漏出を防ぐことができる。
本発明による上記マット状オイルストッパー11は、図6に示すように、一本のロープ9に多数のマット状オイルストッパー11を連結して、マット状連結型オイルストッパー12の形態で使用することが好ましい。連結するマット状オイルストッパー11は、通常、全て同じものを使用するが、種々の条件を考慮して、大きさの異なるマット状オイルストッパーを組み合わせて連結するか、性能の異なる油吸着材を装填したマット状オイルストッパーを組み合わせて連結しても良い。
マット状連結型オイルストッパーは、通常、シート部分を積み重ねて格納しておき、河川や海上などに事故や災害等によって原油や重油等が流出した場合には、格納状態より取出して積み重ねたまま水面上に投下し、ついでロープの両端を引っ張ってマット状オイルストッパーを水面上に展開するか、滑車で両岸に敷設してあるロープにマット状連結型オイルストッパーのロープの片端を結びつけ水面上に展開するなどして容易にオイルフェンスを構築し、流出又は浮遊する油を吸着回収できるため、作業が迅速で且つ容易である。これは可搬式オイルフェンスと組み合わせて使用すればさらに効果的である。
マット状連結型オイルストッパーは、通常、シート部分を積み重ねて格納しておき、河川や海上などに事故や災害等によって原油や重油等が流出した場合には、格納状態より取出して積み重ねたまま水面上に投下し、ついでロープの両端を引っ張ってマット状オイルストッパーを水面上に展開するか、滑車で両岸に敷設してあるロープにマット状連結型オイルストッパーのロープの片端を結びつけ水面上に展開するなどして容易にオイルフェンスを構築し、流出又は浮遊する油を吸着回収できるため、作業が迅速で且つ容易である。これは可搬式オイルフェンスと組み合わせて使用すればさらに効果的である。
油吸着性のシートとして、幅500mm×長さ900mm×厚さ4mmのポリプロピレンを原料とした不織布を2枚重ねて使用し、幅方向シート端から10mm、100mm、200mm、300mm、400mm、490mmの位置で長さ方向(縦方向)に縫製するとともに、長さ方向シート端から10mm、150mm、300mm、450mm、600mm、750mm、890mmの位置で横方向に縫製して、油吸着シートを作製した。
このようにして構成した本実施例油吸着シートは、油吸着性のシートを1枚使ったものに比べて、油吸着量が約1.5倍、吸着後15分経過後の油残存量が約2.5倍と極めて良好な特性を有していることが判った。
このようにして構成した本実施例油吸着シートは、油吸着性のシートを1枚使ったものに比べて、油吸着量が約1.5倍、吸着後15分経過後の油残存量が約2.5倍と極めて良好な特性を有していることが判った。
次に、この油吸着シートの先端から約120mmの長さ部分を折り返し、折り返し位置(線)から35mmの位置に第一の幅方向縫製を施し、折り返し位置(線)から95mmの位置に第二の幅方向縫製を施した。第一の幅方向縫製により両端が開口した袋状のロープ通し穴が形成され、第二の幅方向縫製により、第一の幅方向縫製部分と第二の幅方向縫製部分との間に油吸着材装填用の袋状の空間部が形成された。この空間部の一方の開口端を縦方向に縫製して塞いだ後、他方の開口端から有機生分解性粉末吸着材(米国フェーズIII社:商品名「オイルスポンジ」を装填し、次いで、開口端を縦方向に縫製して密封して、本発明マット状油吸着部材を作製した。
次に、ロープ通し穴にポリエステル製で15mm径のロープを通し、ロープを中心として折り返し部から巻き回して約60mm径の大きさに丸め、ナイロン製の結束バンドで3箇所を固定して、大きさが幅500mm×長さ700mm×厚さ8mmのマット状オイルストッパーを作製した。
このように構成した本発明のマット状オイルストッパーは、ロープを中心に巻いて丸めた吸着部分を有するため、穏やかな水面上に浮遊する油は勿論、比較的流れの強い河川においても良好な油吸着と捕集ができ、効率の良い回収ができた。
次に、ロープ通し穴にポリエステル製で15mm径のロープを通し、ロープを中心として折り返し部から巻き回して約60mm径の大きさに丸め、ナイロン製の結束バンドで3箇所を固定して、大きさが幅500mm×長さ700mm×厚さ8mmのマット状オイルストッパーを作製した。
このように構成した本発明のマット状オイルストッパーは、ロープを中心に巻いて丸めた吸着部分を有するため、穏やかな水面上に浮遊する油は勿論、比較的流れの強い河川においても良好な油吸着と捕集ができ、効率の良い回収ができた。
さらにまた、同じ一本のロープに大きさ幅500mm×長さ700mm×厚さ8mmの上記マット状オイルストッパーを13枚連結して固定し、これに、油吸着性のシートとして幅500mm×長さ700mm×厚さ4mmのものを使用した以外は上記と同様にして作製した長さ500mmの大きさのマット状オイルストッパーを更に5枚連結固定し、更に上記長さ700mmのマット状オイルストッパーを13枚連結して、29mの長さのロープに合計31枚のマット状オイルストッパーを固定したマット状連結型オイルストッパーを作製した。
得られたマット状連結型オイルストッパーを水流の比較的早い河川に展開して、良好な結果を得ることができた。
上記実施例においては、不織布シートを2枚重ねて構成したが、場合により3〜5枚程度重ねて構成することもできる。
得られたマット状連結型オイルストッパーを水流の比較的早い河川に展開して、良好な結果を得ることができた。
上記実施例においては、不織布シートを2枚重ねて構成したが、場合により3〜5枚程度重ねて構成することもできる。
河川、湖沼、あるいは海上などに事故や災害等によって原油や重油等が流出した場合に、流出した油が広く拡散してしまわないうちに速やかに流出した油を補集して回収し、油吸着後の処理もすばやくスムーズに行えるとともに、環境等への影響を最小限に抑えることができる優れた油吸着部材およびそれを用いたマット状連結型オイルストッパーである。
1:油吸着シート
2:マット状油吸着素材
3:縫製部
4:マット状油吸着部材
5:折り返し部
6:ロープ通し穴
7:空間部
8:油吸着材
9:ロープ
10:結束バンド
11:マット状オイルストッパー
12:マット状連結型オイルストッパー
2:マット状油吸着素材
3:縫製部
4:マット状油吸着部材
5:折り返し部
6:ロープ通し穴
7:空間部
8:油吸着材
9:ロープ
10:結束バンド
11:マット状オイルストッパー
12:マット状連結型オイルストッパー
Claims (5)
- ポリプロピレン繊維を素材とする不織布から構成された油吸着シートの一端側に折り返し部分が形成され、該折り返し部分に筒状に形成されたロープ通し穴と、袋状に形成された部分に油吸着材を装填封止してなる油吸着保持部とを有することを特徴とするマット状油吸着部材。
- 上記油吸着シートが、ポリプロピレン繊維を素材とする不織布シートを複数枚重ねて構成されていることを特徴とする請求項1記載のマット状油吸着部材。
- ポリプロピレン繊維の不織布シートからなる油吸着シートの一端側に形成された折り返し部分にロープ通し穴と油吸着剤が装填された油吸着保持部とを有するマット状油吸着部材を用い、上記ロープ通し穴にロープを通し、ロープを中心に上記マット状油吸着部材の折り返し部分を巻回して、上記油吸着保持部が上記ロープ通し穴の近傍になるようにして丸め、結束バンドにより固定してなることを特徴とするマット状オイルストッパー。
- 上記油吸着シートが、ポリプロピレン繊維を素材とする不織布シートを複数枚重ねて構成されていることを特徴とする請求項1記載のマット状油吸着部材。
- 請求項3または請求項4記載のマット状油吸着部材が、一本のロープに複数個取り付けられていることを特徴とする連結マット状オイルストッパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012197834A JP2014039920A (ja) | 2012-08-23 | 2012-08-23 | マット状オイルストッパー |
Applications Claiming Priority (1)
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Country Status (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103964545A (zh) * | 2014-05-19 | 2014-08-06 | 华东理工大学 | 一种对含低浓度污油的废水进行深度除油的方法及装置 |
JP2017186816A (ja) * | 2016-04-07 | 2017-10-12 | コウキ株式会社 | 油の吸着シート及び吸着装置 |
JP2018155702A (ja) * | 2017-03-21 | 2018-10-04 | 東洋紡株式会社 | 放射性物質吸着部材を水中に敷設する方法及び漏出防止設備 |
CN111877284A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-11-03 | 何安静 | 一种基于风能趋转脱油式水面油污吸附装置 |
-
2012
- 2012-08-23 JP JP2012197834A patent/JP2014039920A/ja active Pending
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