JP6620752B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の室内に配置されたアンテナ装置及び該アンテナ装置を搭載した車載用アンテナに関する。
従来、車両にはラジオ放送受信用のアンテナやテレビ放送受信用のアンテナが搭載されている。一方で、近年はITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)において、車間通信や路車間通信に用いられている垂直偏波の電波を送受信するアンテナを搭載したいといったニーズも高まっている。
これらの垂直偏波の電波を送受信するアンテナとして、車両の窓ガラスの室内側上部のルームミラーの台座を接着する位置に、窓ガラス面に平行に設けられたアンテナパターンを備える車両用アンテナ(特許文献1)や、第1の放射導体と第2の放射導体からなり、第1の放射導体は車両の窓ガラスの車室内側表面上に形成され、第2の放射導体は所定の角度をなすように車両の内側に折り曲げられたアンテナ(特許文献2)が開示されている。
特開2001−44730号公報 特開2009−188912号公報
しかしながら、従来技術である特許文献1に開示されている車両用アンテナの場合、車両のガラス面に平行にアンテナパターンが設けられているため、地面に水平な方向から到来する垂直偏波の送受信感度は、車両の窓ガラスの取り付け角の影響を受けてしまうという問題がある。
また、特許文献2に開示されている車載アンテナの場合も、車両の窓ガラス面に第1の放射導体が形成されるため、地面に水平な方向から到来する垂直偏波の送受信感度は、車両の窓ガラスの取り付け角の影響を受けてしまうという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、車両の窓ガラスの取り付け角に依存することなく、地面に水平な方向から到来する垂直偏波の送受信特性を向上させることが可能なアンテナ装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のアンテナ装置は、
車両に設けられるアンテナ装置であって、
前記アンテナ装置は、直線状の第1のエレメントと直線状の第2のエレメントと給電部を備えるダイポールアンテナであり、
前記ダイポールアンテナは、前記給電部から前記第1のエレメントと前記第2のエレメントに高周波電流を供給することで、前記第1のエレメントと前記第2のエレメントに沿ってできる電界面を発生させ、
前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記電界面と、前記車両の長辺方向とがなす角が±45°の範囲内であり、
前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記第1のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第1の電流ベクトルと、前記第2のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第2の電流ベクトルとの合成電流ベクトルの向きが、地面に対して90°±45°の範囲内の角度を有する、ことを特徴とする。
また、本発明のアンテナ装置は、
車両に設けられるアンテナ装置であって、
前記アンテナ装置は、折れ曲がり形状を有する第1のエレメントと折れ曲がり形状を有する第2のエレメントと給電部を備えるダイポールアンテナであり、
前記ダイポールアンテナは、前記給電部から前記第1のエレメントと前記第2のエレメントに高周波電流を供給することで、前記第1のエレメントと前記第2のエレメントに沿ってできる電界面を発生させ、
前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記電界面と、前記車両の長辺方向とがなす角が±45°の範囲内であり、
前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記第1のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第1の電流ベクトルと、前記第2のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第2の電流ベクトルとの合成電流ベクトルの向きが、地面に対して90°±45°の範囲内の角度を有する。
また、本発明のアンテナ装置は、
車両に設けられるアンテナ装置であって、
前記アンテナ装置は、第1のエレメントと第2のエレメントと給電部を備えるダイポールアンテナであり、
前記第1のエレメントは、少なくとも一部が幅広導体であり、
前記ダイポールアンテナは、前記給電部から前記第1のエレメントと前記第2のエレメントに高周波電流を供給することで、前記幅広導体の先端部から前記給電部への方向と前記第2のエレメントに沿ってできる電界面を発生させ、
前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記電界面と、前記車両の長辺方向とがなす角が±45°の範囲内であり、
前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記第1のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第1の電流ベクトルと、前記第2のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第2の電流ベクトルとの合成電流ベクトルの向きが、地面に対して90°±45°の範囲内の角度を有する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る車載用アンテナは、該アンテナ装置を備える。
本発明によれば、車両の窓ガラスの取り付け角に依存することなく、また、アンテナ導体を車室側へ折り曲げることがないため、従来のアンテナ装置よりも地面に水平な方向から到来する垂直偏波の送受信特性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態のアンテナ装置と一般的な垂直偏波の電界面を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態のアンテナ装置の電流ベクトルを示す模式図である。 本発明の第1の実施形態のアンテナ装置の合成電流ベクトルを示す模式図である。 本発明の第1の実施形態のアンテナ装置を備える支持部材の斜視図である。 別の実施形態のアンテナ装置の平面図である。 別の実施形態のアンテナ装置の平面図である。 本発明の第2の実施形態のアンテナ装置と一般的な垂直偏波の電界面を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態のアンテナ装置の電流ベクトルを示す模式図である。 本発明の第2の実施形態のアンテナ装置の合成電流ベクトルを示す模式図である。 第2の実施形態のアンテナ装置の平面図である。 第2の実施形態のアンテナ装置を傾けた場合の利得と傾け角度との関係を示す計算結果を示すグラフである。 第1の実施形態のアンテナ装置の変形例を示す構成図である。 第1の実施形態のアンテナ装置の他の変形例を示す構成図である。 第1の実施形態のアンテナ装置の他の変形例を示す構成図である。 第2のエレメントが第1のエレメントの短辺に並走する導体部分を有する形態例を示す図である。 第2のエレメントが第1のエレメントの短辺に並走する導体部分を有さない形態を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態の説明を行う。なお、形態を説明するための図面において、方向について特に記載しない場合には図面上での方向をいうものとし、各図面の向きは、記号、数字の方向に対応する。
第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態であるアンテナ装置10の斜視図である。
アンテナ装置10は、車両に設けられ、第1のエレメント11と第2のエレメント12と給電部13を備える。第1のエレメント11と第2のエレメント12は、給電部13より高周波の電流が給電されると、第1のエレメント11と第2のエレメント12に電流が流れる。そして、第1のエレメント11と第2のエレメント12の近傍に磁界が発生し、磁界面と直交する面に電界面が発生する。
図1に示されているように、アンテナ装置10に発生する電界面は、図1におけるYZ面と平行に形成される。このとき、図1におけるYZ面と、車両の長辺方向(Y軸方向)とがなす角度が±45°の範囲内であると、アンテナ装置10に発生する電界面と、車両において地面に水平な方向(Y軸方向)から到来する垂直偏波70の電界面とのなす角度が±45°の範囲内となるため、地面に水平方向(Y軸方向)から飛来する垂直偏波70の送受信特性が向上する。好ましくは±30°の範囲内の角度であり、より好ましくは±20°の範囲内の角度である。
図2を用いて、本発明の第1の実施形態であるアンテナ装置10の動作について説明する。
第1の実施形態のアンテナ装置10において、第1のエレメント11と第2のエレメント12は、ともに一端が開放端であり、第1のエレメント11及び第2のエレメント12は、開放端とは異なる端部で給電部13に電気的に接続されている。
給電部13は、不図示の信号処理回路にアンテナ装置10を接続するための部位である。図2では、給電部13は第1のエレメント11と第2のエレメント12が交差する部位に配置されているが、アンテナ装置10がダイポールアンテナとして動作する部位であればこの限りではない。
図2に示すように、第1の実施形態のアンテナ装置10が、給電部13より高周波の電流が給電されると、第1のエレメント11の開放端から、第2のエレメント12の開放端へと電流が発生する。この時、第1のエレメント11の端部から給電部13へ向うに従って電流分布が強くなり、給電部13から第2のエレメント12の端部に向うに従って電流分布は弱くなる。理想的には第1のエレメント11の端部と第2のエレメント12の端部では、電流は限りなく0になる。
第1のエレメント11には、第1のエレメント11の端部から給電部13へ流れる電流分布と、第1のエレメント11の端部から給電部13へ延伸する方向とで決まる、第1の電流ベクトル41が発生する。また、第2のエレメント12には、給電部13から第2のエレメント12の端部へ流れる電流の分布と、給電部13から第2のエレメント12の端部へ延伸する方向とで決まる、第2の電流ベクトル42が発生する。
この時、図3に示すように、第1の電流ベクトル41と第2の電流ベクトル42とを合成した合成電流ベクトル40の向きが、地面に対して90°±45°の範囲内の角度であると、地面に水平な方向から到来する垂直偏波の送受信特性が向上する。好ましくは90°±30°の範囲内の角度であり、より好ましくは90°±20°の範囲内の角度である。
アンテナは交流的に動作するため、発生する電流の向きは逆方向、つまり第2のエレメント12の開放端から第1のエレメント11の開放端へも流れる。したがって、第1の電流ベクトル41や第2の電流ベクトル42、合成電流ベクトル40の向きも交流的に変化する。
ここでは第1のエレメント11の開放端から、第2のエレメント12の開放端へと電流が発生する場合について説明したが、上述のように電流が流れる向きが逆向きになる場合も同様であるため、合成電流ベクトル40が地面に対してなす角度は地面に対して上方に向かってなす角度だけではなく、下方に向かってなす角度をも含む。
また、合成電流ベクトル40は、交流的に変化する第1の電流ベクトル41や、第2の電流ベクトル42の強さが最も強くなる瞬間、つまり、一端から他端へと電流が流れる瞬間に発生する瞬間の電流ベクトルで決まる。
図4に示すように、アンテナ装置10は、車両の長辺方向に対し略平行な側面部22を備える支持部材20の、側面部22に設けられていてもよい。また、図4では、アンテナ装置10は側面部22に設けられている場合が例示されているが、側面部23に設けられていてもよい。
支持部材20は、樹脂等の絶縁性の材料で形成されることが好ましいが、アンテナ装置10が形成され、アンテナとして動作する材料であればこの限りではない。
支持部材20は、側面部22に対向して設けられた側面部23を有してもよく、支持部材が取り付けられる面に略平行な正面部21を有していてもよい。
支持部材20の形状は、直方体など、支持部材20の正面からみた場合、左右方向のいずれかの側面にアンテナ装置10が配置できるような側面を有していれば良いが、車両に無理なく配置できればこの限りではない。
アンテナ装置10を備える支持部材20は、車両の窓ガラス30の上方、例えばフロントガラスやリヤガラスなどの車両の窓ガラス30の内面の近傍に設けられていてもよい。
ここで、「車両の窓ガラス30の内面の近傍」とは、本発明の効果を逸脱しない範囲を指すが、具体的には車両の室内であって、窓ガラス30の面上および窓ガラス30の周縁から通常1m以内の内装材をいう。また、アンテナ装置10を備える支持部材20が窓ガラス30の内面上に設けられる場合、アンテナ装置10は窓ガラス30に接していてもよいし、接していなくてもよい。
アンテナ装置10を備える支持部材20は、窓ガラス30の内面上であって、かつ窓ガラス30の周縁に配置すると、地面に水平な方向から到来する垂直偏波の受信特性や、送信特性を向上させることができて好適である。さらに、窓ガラス30の面上に広がるようにアンテナ装置が形成されないため、外観や乗員の視野を損なうことがなく好適である。
アンテナ装置10を備える支持部材20が車両のフロントガラスの内面に設けられる場合は、支持部材20の内部または支持部材20の近傍に、レインセンサ等各種車載センサや車載カメラ等を配置してもよい。また、支持部材20が各種車載センサや車載カメラ等を格納するブラケットの内部に設けられていてもよい。また、支持部材20がルームミラーの取り付けベースであってもよい。
支持部材20は、アンテナ装置10を複数備えていてもよい。また、アンテナ装置10は側面部22のみならず、側面部23にも設けられていてもよい。また、アンテナ装置10を備える支持部材20を車両に複数設けてもよい。
複数のアンテナ装置10を互いに車幅方向に離間して複数配置した場合、車両の進行方向に対し、左右いずれの方向から到来する垂直偏波に対し良好な送受信特性を示すダイバーシティアンテナとして動作することができる。また、複数のアンテナ装置10を備えることで、MIMO(Multiple Input−Multiple Output)アンテナとして動作させてもよい。
図4に示すアンテナ装置10において、第1のエレメント11は、一端が開放端である線状または帯状の導体である。また、第2のエレメント12は、一端が開放端である線状または帯状の導体である。そして、第1のエレメント11と第2のエレメント12は、開放端とは異なる端部で給電部13に電気的に接続されている。ここで、「電気的に接続」とは、導体同士が直接接触して直流的に導通することと、導体同士が所定間隔離れてコンデンサを形成し、高周波的に導通することを含んでいる。
図4には、第1のエレメント11や第2のエレメント12が直線状である場合が例示されているが、第1のエレメント11や第2のエレメント12はメアンダ形状など、折れ曲がり形状を有していてもよく、また分岐点を有していてもよい。
また、図5に示すようにU字状など、第2のエレメント12が、第1のエレメント11の開放端側へ折り返されるような形状であってもよい。
図6に示すように、第1のエレメント14の少なくとも一部が幅広導体であってもよい。このとき、幅広導体である第1のエレメントは、少なくとも一部が、前記側面部と隣接する面に設けられていることが好ましい。幅広導体である第1のエレメントは、支持部材20の正面部21に設けられていてもよいし、正面部と対向する取付部26であってもよく、頂部24であってもよく、底部25であってもよい。
第1のエレメント14が幅広導体である場合、幅広導体の端辺の少なくとも一部が、第2のエレメント12が設けられている側面部22の端辺に沿って設けられていることが好ましい。また、第1のエレメント14の少なくとも一部が幅広導体であって、第2のエレメント12が設けられている側面部22の端辺に沿って設けられており、第1のエレメント14が接地導体であると、アンテナ装置10へより簡便な構成で給電することが可能になる。
図6に示すように、第1のエレメント14の少なくとも一部が幅広導体であり、幅広導体の端辺の少なくとも一部が第2のエレメント12が設けられている側面部22の端辺に沿って設けられている場合、アンテナ装置10に発生する電流は、第1のエレメント14の側面部22の端辺の先端部15近傍から、第2のエレメント12の開放端へと電流が発生する。
したがって、図6に示すように、第1のエレメント14の少なくとも一部が幅広導体であり、幅広導体の端辺の少なくとも一部が第2のエレメント12が設けられている側面部22の端辺に沿って設けられている場合、アンテナ装置10に発生する合成電流ベクトルは、第1のエレメント14の先端部15から給電部13へ流れる電流分布と、第1のエレメント14の先端部15から給電部13へ延伸する方向とで決まる第1の電流ベクトル43と、給電部13から第2のエレメント12の端部へ流れる電流の分布と、給電部13から第2のエレメント12の端部へ延伸する方向とで決まる第2の電流ベクトル44との合成電流ベクトルで決まる。
支持部材20へアンテナ装置10を配置する場合において、アンテナ装置10に発生する合成電流ベクトル40の向きが地面に対して90°±45°の範囲内の角度であると、地面に水平な方向から到来する垂直偏波の送受信特性が向上するため、アンテナ装置10を取り付ける位置や角度のずれなどに関わらず、地面に水平な方向から到来する垂直偏波の送受信特性を向上することができ、位置ロバスト性を高めることができる。
なお、位置ロバスト性が高いとは、第1のエレメント11及び第2のエレメント12の配置位置などがずれても、アンテナ装置10の動作や指向性に与える影響が低いことを意味する。また、第1のエレメント11及び第2のエレメント12の配置位置を決める自由度が高いため、アンテナ装置10の設置位置や取り付け角度などを自由に設計できる点で有利である。
第1のエレメント14の少なくとも一部が幅広導体であると、アンテナ装置10の広帯域化が可能である。
図12は、少なくとも一部が幅広導体である第1のエレメント14を接地導体として用いた場合のアンテナ装置10Aの構成の一例を示す図である。アンテナ装置10Aは、少なくとも一部が幅広導体である第1のエレメント14を備えるため、アンテナ装置10Aの広帯域化が可能である。少なくとも一部が幅広導体である第1のエレメント14の端辺の少なくとも一部が、第2のエレメント12が設けられている側面部22の端辺に沿って設けられている。
アンテナ装置10Aは、逆F字状の第2のエレメント12を備える。逆F字状の第2のエレメント12は、給電素子81と、給電素子81に接続点101で接続される放射素子82とを有する。給電素子81は、放射素子82に接触して給電する。給電素子81は、例えば、給電部13に接続される一端と、放射素子82に接続点101で接続される他端とを有する直線状の素子である。放射素子82は、例えば、接地導体として用いられる第1のエレメント14に接続される一方の端部102と、一方の端部102とは反対側の他方の端部103とを有する、L字状の素子である。
アンテナ装置10Aに発生する合成電流ベクトルは、第1のエレメント14の先端部15から端部102に向かう第1の電流91と、給電部13から接続点101に向かう第2の電流92と、端部102から端部103に向かう第3の電流93とで決まる。
図13は、少なくとも一部が幅広導体である第1のエレメント14を接地導体として用いた場合のアンテナ装置10Bの構成の一例を示す図である。アンテナ装置10Bは、少なくとも一部が幅広導体である第1のエレメント14を備えるため、アンテナ装置10Bの広帯域化が可能である。少なくとも一部が幅広導体である第1のエレメント14の端辺の少なくとも一部が、第2のエレメント12が設けられている側面部22の端辺に沿って設けられている。
第2のエレメント12は、給電素子83と、放射素子84とを有する。給電素子83は、放射素子84に非接触で給電する。給電素子83は、例えば、給電部13に接続される一端と、当該一端とは反対側の開放端109とを有する、L字状の素子である。給電素子83は、放射素子84に非接触で給電可能な間隔を空けて放射素子84と並走する部分を有する。放射素子84は、例えば、接地導体として用いられる第1のエレメント14に接続される一方の端部104と、一方の端部104とは反対側の他方の端部105とを有する、L字状の素子である。
アンテナ装置10Bに発生する合成電流ベクトルは、第1のエレメント14の先端部15から端部104に向かう第1の電流95と、給電部13から開放端109に向かう第2の電流94と、端部104から端部105に向かう第3の電流96とで決まる。
図14は、少なくとも一部が幅広導体である第1のエレメント14を接地導体として用いた場合のアンテナ装置10Cの構成の一例を示す図である。アンテナ装置10Cは、少なくとも一部が幅広導体である第1のエレメント14を備えるため、アンテナ装置10Cの広帯域化が可能である。少なくとも一部が幅広導体である第1のエレメント14の端辺の少なくとも一部が、第2のエレメント12が設けられている側面部22の端辺に沿って設けられている。
第2のエレメント12は、給電素子85と、放射素子86とを有する。給電素子85は、放射素子86に非接触で給電する。給電素子85は、例えば、給電部13に接続される一端と、当該一端とは反対側の開放端106とを有する、L字状の素子である。給電素子85は、放射素子86に非接触で給電可能な間隔を空けて放射素子86と並走する部分を有する。放射素子86は、例えば、開放端106に遠い方の第1の開放端107と、開放端106に近い方の第2の開放端108とを有する、U字状の素子である。第2の開放端108は、給電素子85と電気的に接続されている側の端部である。
アンテナ装置10Cに発生する合成電流ベクトルは、第1のエレメント14の先端部15から給電素子85の開放端106に向かう第1の電流97と、第2の開放端108から第1の開放端107に向かう第2の電流98とで決まる。
また、図6において、少なくとも一部が幅広導体である第1のエレメント14が接地導体として用いられ且つ給電部13が第1のエレメント14の短辺に設けられている場合、第2のエレメント12が、第1のエレメント14の短辺に並走する導体部分と、第1のエレメントの長辺に並走する導体部分とを有する形態が好ましい。第2のエレメント12がこの形態を備えることにより、アンテナ装置10の広帯域化が可能となる。
例えば図15は、第2のエレメント12が、第1のエレメント14の短辺14aに並走する導体部分12aと、第1のエレメント14の長辺14bに並走する導体部分12bとを有する形態の一例を示す図である。第1のエレメント14は、短辺14aと長辺14bとを有する長方形状の幅広導体であり、YZ平面に平行に配置されている。短辺14aは、第2のエレメント12が設けられている側面部22の端辺に沿って設けられている。
給電部13は、短辺14aに設けられている。導体部分12aは、一端が給電部13に接続されたL字状の素子であり、XY平面に平行に形成されている。導体部分12bは、導体部分12aの他端に接続された直線状の素子であり、ZX平面に平行に形成されている。
導体部分12aは短辺14aに沿って配置され且つ導体部分12bは長辺14bに沿って配置されている。これにより、接地導体の第1のエレメント14を給電部13から流れる電流は、第2のエレメント12に流れる電流に対応して流れるため、短辺14aに沿って流れてから、長辺14bに沿って流れる。その結果、接地導体の第1のエレメント14の対角方向の電流経路16が実現されるため、当該対角方向に向かう様々な複数の電流経路長が取り得ることとなり、アンテナ装置の広帯域性が発現する。
これに対し、図16は、第2のエレメント12が、第1のエレメント14の短辺14aに並走する導体部分を有さない形態の一例を示す図である。第2のエレメント12は、長辺14bに垂直な導体部分12cと、長辺14bに並走する導体部分12dとを有する形態の一例を示す図である。給電部13は、長辺14bに設けられている。導体部分12cは、一端が給電部13に接続された直線状の素子であり、ZX平面に平行に形成されている。導体部分12dは、導体部分12cの他端に接続された直線状の素子であり、ZX平面に平行に形成されている。
図16の場合、接地導体の第1のエレメント14を給電部13から流れる電流は、第2のエレメント12に流れる電流に対応して流れるため、長辺14bに沿って流れる。その結果、接地導体の第1のエレメント14の長辺14bに平行な長手方向のみの電流経路17しか発生しないので、アンテナ装置の広帯域性が発現し難い。
第2の実施形態
図7は、本発明の第2の実施形態であるアンテナ装置50を示す模式図である。
アンテナ装置50は、一端が開放端であり他端がエレメント55と接続されるエレメント54と、一端がエレメント54に接続され他端が給電部53に接続されるエレメント55とで構成される第1のエレメント51と、一端が給電部53に接続され他端がエレメント57に接続されるエレメント56と、一端がエレメント56に接続され他端が開放端であるエレメント57とで構成される第2のエレメント52と、給電部53とを備える。第1のエレメント51と第2のエレメント52は、給電部53より高周波の電流が給電されると、第1のエレメント51と第2のエレメント52に電流が流れる。そして、第1のエレメント51と第2のエレメント52の近傍に磁界が発生し、磁界面と直交する電界面が発生する。
図7に示されているように、アンテナ装置50に発生する電界面は、図7におけるYZ面と平行に形成される。このとき、図7におけるYZ面と、車両の長辺方向(Y軸方向)とがなす角度が±45°の範囲内であると、車両において地面に水平な方向(Y軸方向)から到来する垂直偏波70の電界面とのなす角度が±45°の範囲内となるため、地面に水平方向(Y軸方向)から飛来する垂直偏波70の送受信特性が向上する。好ましくは±30°の範囲内の角度であり、より好ましくは±20°の範囲内の角度である。
図8を用いて、本発明の第2の実施形態であるアンテナ装置50の動作について説明する。
第2の実施形態のアンテナ装置50において、一端が開放端であり他端がエレメント55と接続されるエレメント54と、一端がエレメント54に接続され他端が給電部53に接続されるエレメント55とで構成される第1のエレメント51と、一端が給電部53に接続され他端がエレメント57に接続されるエレメント56と、一端がエレメント56に接続され他端が開放端であるエレメント57とで構成される第2のエレメント52とは、それぞれ給電部53に電気的に接続されている。
給電部53は、不図示の信号処理回路にアンテナ装置50を接続するための部位である。図8では、給電部53はエレメント55とエレメント56の間に配置されているが、アンテナ装置50がダイポールアンテナとして動作する部位であればこの限りではない。
図8に示すように、給電部53よりアンテナ装置50が給電されると、エレメント54の開放端からエレメント57の開放端へと電流が発生する。この時、エレメント54の端部から給電部53へ向うに従って電流分布が強くなり、給電部53からエレメント57の端部に向うに従って電流分布は弱くなる。理想的にはエレメント54の端部とエレメント57の端部では、電流は限りなく0になる。
エレメント54には、エレメント54の端部からエレメント55と接続される部位へ流れる電流の分布と、エレメント54の端部からエレメント55と接続される部位へ延伸する方向とで決まる第1の電流ベクトル61が発生する。
エレメント55と給電部53とエレメント56とで構成される部位には、エレメント54とエレメント55とが接続される部位からエレメント56とエレメント57とが接続される部位へ流れる電流分布と、エレメント54とエレメント55とが接続される部位からエレメント56とエレメント57とが接続される部位へ延伸する方向とで決まる、第2の電流ベクトル62が発生する。
エレメント57には、エレメント56とエレメント57とが接続される部位からエレメント57の開放端へ流れる電流分布と、エレメント56とエレメント57とが接続される部位からエレメント57の開放端へ延伸する方向とで決まる、第3の電流ベクトル63が発生する。
エレメント54とエレメント57とが平行に配置されている場合、図9に示すように、第1の電流ベクトル61と第3の電流ベクトル63は、方向が逆向きのベクトルとなる。従って、アンテナ装置50の合成電流ベクトル60は、第1の電流ベクトル61と第3の電流ベクトル63との差分と、第2の電流ベクトル62との合成が、合成電流ベクトル60となる。
図9に示すように、アンテナ装置50に発生する合成電流ベクトル60の向きが、地面に対して90°±45°の範囲内の角度であると、地面に水平な方向から到来する垂直偏波の送受信特性が向上する。好ましくは90°±30°の範囲内の角度であり、より好ましくは、90°±20°の範囲内の角度である。
なお、図8ではエレメント54とエレメント57が平行な場合が例示されているが、エレメント54とエレメント57は平行でなくともよく、また、折れ曲がりや分岐があってもよい。
第1の実施形態および第2の実施形態で説明したように、本発明のアンテナ装置を車両に取り付ける場合、第1のエレメントと第2のエレメントを車両の窓ガラスの面上に設ける必要がないため、地面に水平な方向から到来する垂直偏波の送受信特性が車両の窓ガラスの取り付け角に依存することなく、地面に水平な方向から到来する垂直偏波の送受信特性を向上させることができる。
さらに、本発明のアンテナ装置は、特許文献2のように、第1のエレメントまたは第2のエレメントを車室側に折り曲げる必要もないため、簡便な方法で車両に取り付けることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形、改良及び置換を加えることができる。
図10に示すアンテナ装置50の各エレメントの寸法は、エレメント54が60mm、エレメント55が20mm、エレメント56が20mm、エレメント57が100mmである。
図11は、図10に示すアンテナ装置50の合成電流ベクトル60が地面に対して垂直方向(90°)つまりz軸方向である場合の指向性を示す計算結果である。
なお、計算には、電磁界シミュレータとして、Microwave Studio(登録商標)(CST社)を使用した。
表1及び図11は、図10に示すアンテナ装置50の合成電流ベクトル60が地面に対して垂直方向(90°)つまりZ軸方向である場合の利得と、アンテナ装置50を+Y軸方向および−Y軸方向に傾けていった場合の利得との差分の計算結果である。表1及び図11は、図10に示すアンテナ装置50の合成電流ベクトル60が地面に対して垂直、つまりZ軸方向となる場合の利得と、アンテナ装置50を+X軸方向(紙面に対し奥行き方向)および−X軸方向に(紙面に対し手前方向)傾けていった場合の利得との差分の計算結果である。
Figure 0006620752
表1、図11に示すように、アンテナ装置50を+Y軸方向に45°傾けた場合、合成電流ベクトル60の向きが90°の時の利得に対し、利得が2.42dB下がっていることが分かる。アンテナ装置50を−Y軸方向に45°傾けた場合、合成電流ベクトル60の向きが90°の時の利得に対し、利得が1.72dB下がっていることが分かる。
また、アンテナ装置50を+X軸方向に45°傾けた場合、合成電流ベクトル60の向きが90°の時の利得に対し、利得が3.00dB下がっていることが分かる。アンテナ装置50を−X軸方向に45°傾けた場合、合成電流ベクトル60の向きが90°の時の利得に対し、利得が3.00dB下がっていることが分かる。
つまり、アンテナ装置50に発生する合成電流ベクトル60の向きが、地面に対して+Y軸方向や−Y軸方向だけではなく、+X軸方向や−X軸方向に傾いた場合でも、傾け角度が45°までであれば、利得は3.00dBしか下がらないことが分かる。
以上より、アンテナ装置50に発生する合成電流ベクトル60の向きは、地面に対し90°±45°の範囲内の角度であれば、地面に水平な方向から到来する垂直偏波に対し良好な送受信特性が得られることが分かる。
本発明は、ITS用のアンテナなど、700MHz帯〜6GHz帯の垂直偏波の電波を送受信するアンテナに好適に用いることができる。
本国際出願は、2014年10月3日に出願した日本国特許出願第2014−204635号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2014−204635号の全内容を本国際出願に援用する。
10、10A、10B、10C、50 アンテナ装置
20 支持部材
21 正面部
22、23 側面部
24 頂部
25 底部
26 取付部
11、14、51 第1のエレメント
12、52 第2のエレメント
12a、12b、12c、12d 導体部分
13、53 給電部
14a 短辺
14b 長辺
15 先端部
30 車両の窓ガラス
40、60 合成電流ベクトル
41、61 第1の電流ベクトル
42、62 第2の電流ベクトル
63 第3の電流ベクトル
54、55、56、57 エレメント
70 垂直偏波
81、83、85 給電素子
82、84、86 放射素子
91、95、97 第1の電流
92、94、98 第2の電流
93、96 第3の電流
101 接続点
102,103,104,105 端部
109、106 開放端
107 第1の開放端
108 第2の開放端

Claims (17)

  1. 車両に設けられるアンテナ装置であって、
    前記アンテナ装置は、直線状の第1のエレメントと直線状の第2のエレメントと給電部を備えるダイポールアンテナであり、
    前記ダイポールアンテナは、前記給電部から前記第1のエレメントと前記第2のエレメントに高周波電流を供給することで、前記第1のエレメントと前記第2のエレメントに沿ってできる電界面を発生させ、
    前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記電界面と、前記車両の長辺方向とがなす角が±45°の範囲内であり、
    前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記第1のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第1の電流ベクトルと、前記第2のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第2の電流ベクトルとの合成電流ベクトルの向きが、地面に対して90°±45°の範囲内の角度を有する、アンテナ装置。
  2. 車両に設けられるアンテナ装置であって、
    前記アンテナ装置は、折れ曲がり形状を有する第1のエレメントと折れ曲がり形状を有する第2のエレメントと給電部を備えるダイポールアンテナであり、
    前記ダイポールアンテナは、前記給電部から前記第1のエレメントと前記第2のエレメントに高周波電流を供給することで、前記第1のエレメントと前記第2のエレメントに沿ってできる電界面を発生させ、
    前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記電界面と、前記車両の長辺方向とがなす角が±45°の範囲内であり、
    前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記第1のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第1の電流ベクトルと、前記第2のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第2の電流ベクトルとの合成電流ベクトルの向きが、地面に対して90°±45°の範囲内の角度を有する、アンテナ装置。
  3. 前記第1のエレメントと前記第2のエレメントとによって形成されたU字状の形状を有する、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記車両の長辺方向に対し略平行な側面部を備える支持部材の前記側面部に、前記第1のエレメントと前記第2のエレメントと前記給電部とが設けられている請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記支持部材が、前記車両の窓ガラスの内面に取り付けられている請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記窓ガラスが、前記車両のフロントガラスまたはリヤガラスである請求項に記載のアンテナ装置。
  7. 車両に設けられるアンテナ装置であって、
    前記アンテナ装置は、第1のエレメントと第2のエレメントと給電部を備えるダイポールアンテナであり、
    前記第1のエレメントは、少なくとも一部が幅広導体であり、
    前記ダイポールアンテナは、前記給電部から前記第1のエレメントと前記第2のエレメントに高周波電流を供給することで、前記幅広導体の先端部から前記給電部への方向と前記第2のエレメントに沿ってできる電界面を発生させ、
    前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記電界面と、前記車両の長辺方向とがなす角が±45°の範囲内であり、
    前記アンテナ装置が前記車両に取り付けられたとき、前記第1のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第1の電流ベクトルと、前記第2のエレメントに発生する電流の向きと強さで決まる第2の電流ベクトルとの合成電流ベクトルの向きが、地面に対して90°±45°の範囲内の角度を有する、アンテナ装置。
  8. 前記車両の長辺方向に対し略平行な側面部を備える支持部材の前記側面部に、前記第1のエレメントと前記第2のエレメントと前記給電部とが設けられている請求項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記支持部材が、前記車両の窓ガラスの内面に取り付けられている請求項に記載のアンテナ装置。
  10. 前記窓ガラスが、前記車両のフロントガラスまたはリヤガラスである請求項9に記載のアンテナ装置。
  11. 前記幅広導体の少なくとも一部が、前記車両の長辺方向に対し略平行な前記側面部と隣接する面に設けられている請求項8から10のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  12. 前記幅広導体の端辺の少なくとも一部が、前記車両の長辺方向に対し略平行な前記側面部に設けられている請求項8から11のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  13. 前記幅広導体が、接地導体である請求項7から12のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  14. 前記第1のエレメントと前記第2のエレメントは、ともに一端が開放端であり、前記第1のエレメント及び前記第2のエレメントは、前記開放端とは異なる端部で前記給電部に電気的に接続されている請求項1から13のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  15. 前記第1のエレメントと前記第2のエレメントは、700MHz帯〜6GHz帯の電波を送受信可能である請求項1から14のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載のアンテナ装置を備える車載用アンテナ。
  17. 請求項1から15のいずれか一項に記載のアンテナ装置を複数有する、車載用アンテナ。
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