JP2006086885A - アンテナ装置 - Google Patents

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博幸 上島
Yutaka Saito
裕 斎藤
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純一 酒井
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Abstract

【課題】 平面構造で利得を向上させて円偏波を放射することができ、指向性を容易に制御できるアンテナ装置を提供すること。
【解決手段】 アンテナ素子1およびアンテナ素子2を略V字状に配置した給電素子と、アンテナ素子1およびアンテナ素子2のそれぞれの一端が近接するように設けた給電部3とを備え、電流が最大になるアンテナ素子1およびアンテナ素子2のそれぞれの位置における電流位相差が、アンテナ素子1とアンテナ素子2とがなす挟角に一致するようにアンテナ素子1の長さとアンテナ素子2の長さとの比を調整するように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、円偏波を放射するアンテナ装置に関する。
従来の直線偏波を放射するビームチルトアンテナやセクタアンテナとしては、給電素子および無給電素子をアレイ化したものや、そのアレイ化したものを同一平面上に放射状に配置したものが知られている(例えば非特許文献1,特許文献1参照。)。
また、従来の円偏波を放射するアンテナとしては、誘電体基板の片面の導体に第1のスロット素子と第2のスロット素子とをL字形状とし、一方のスロット長を他方のスロット長よりも長くし、誘電体基板の他面に給電線路を配置したものが知られている(例えば特許文献2参照。)。
また、円偏波を放射するビームチルトアンテナやセクタアンテナとしては、円筒金属板の外周面に対して垂直に複数のヘリカルアンテナ素子をアレー化したものが知られている(例えば特許文献3参照。)。
ところで、通信相手が移動するような形態における無線通信のアクセスポイントにおいては、到来する偏波が任意の方向で、かつ屋内や自動車の室内等のように壁面を経由するマルチパスが存在するため、円偏波を放射するアンテナ装置が有効である。また、通信品質を確保するために、通信相手の位置に応じて指向性を制御するアンテナ装置も有効である。
特開2001−36339号公報(第4頁、第2図) 特開2002−26638号公報(第4頁、第1図) 特開平9―27714号公報(第2頁−第3頁、第1図) 電子情報通信学会論文誌(B)Vol.j85−b,No.9,PP.1633−1643,2002年9月
しかしながら、従来のアンテナ装置では、平面構造で利得を向上させて円偏波を放射することができないという問題を有していた。
本発明は、従来の問題を解決するもので、平面構造で利得を向上させて円偏波を放射することができ、指向性を容易に制御できるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置は、第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子を略V字状に配置して構成された給電素子と、前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子のそれぞれの一端が近接するように設けた給電部とを備え、電流が最大になる前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子のそれぞれの位置における電流位相差が、前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子とがなす挟角に一致するように前記第1のアンテナ素子の長さと前記第2のアンテナ素子の長さとの比を調整した構成を有している。
この構成により、電流位相差が第1のアンテナ素子と第2のアンテナ素子とがなす挟角に一致させるように、第1のアンテナ素子の長さと第2のアンテナ素子の長さとの比を調整しているため、平面構造で利得を向上させて円偏波を放射することができる。
また、本発明のアンテナ装置は、前記アンテナ装置は、前記第1のアンテナ素子の長さと前記第2のアンテナ素子の長さとの比が調整された前記給電素子と略相似形状の無給電素子を少なくとも1つ備え、前記無給電素子は、前記給電素子と平行にかつ同一平面上に配置され、さらに前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子のそれぞれに対して同じ所定の距離を隔てて配置された構成を有している。
この構成により、給電素子と略相似形状の無給電素子が導波素子として動作するため、円偏波をチルトさせることができる。
さらに、本発明のアンテナ装置は、同一平面上に設置した請求項2に記載の複数のアンテナ装置と、前記複数のアンテナ装置の前記給電部から1つの給電部を選択して給電する選択手段とを備え、前記複数のアンテナ装置の各々は、中心から放射状に配置され、かつ各前記給電部が前記中心を向くように配置された構成を有している。
この構成により、放射状に配置した複数のアンテナ装置の給電部から1つの給電部を選択して給電するため、セクタ化を図ることができ、平面構造で円偏波が放射できる。
さらに、本発明のアンテナ装置は、前記給電素子および無給電素子を、導体板に設けたスロット素子で構成した構成を有している。
この構成により、給電部に給電するための給電線路とのインピーダンス整合を容易にすることができる。
さらに、本発明のアンテナ装置は、前記スロット素子を、誘電体基板の表面に製膜された導体板をエッチング加工して形成した構成を有している。
この構成により、アンテナ装置を小型化することができる。
さらに、本発明のアンテナ装置は、前記スロット素子を励振するための給電線路を、前記誘電体基板の表面に対して背面に製膜して形成した構成を有している。
この構成により、給電線路をアンテナ装置と同一基板上に配置したため、集積化することができる。
さらに、本発明のアンテナ装置は、前記給電素子に近接して反射素子を備えた構成を有している。
この構成により、アンテナ装置が放射する円偏波の利得を向上することができる。
さらに、本発明のアンテナ装置は、前記選択手段は、前記中心とほぼ同じ位置に配置された構成を有している。
この構成により、アンテナ装置を小型化かつ集積化することができるため、安価なセクタアンテナ装置を提供することができる。
本発明は、平面構造で利得を向上させて円偏波を放射することができ、指向性を容易に制御できるアンテナ装置を提供するものである。
以下、本発明の実施の形態のアンテナ装置について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置の構造図を図1に示す。
アンテナ装置10は、第1のアンテナ素子1および第2のアンテナ素子2を略V字状に配置して構成された給電素子と、第1のアンテナ素子1および第2のアンテナ素子2のそれぞれの一端が近接するように設けた交流の給電部3とを備えるように構成される。また、アンテナ素子1およびアンテナ素子2は、金属などを線状に加工した導体でもよい。
また、アンテナ装置10は、平面構造であり、X軸およびY軸からなる平面に位置し、アンテナ装置10の給電部3は、X軸とY軸との交点に位置する。
ここで、アンテナ素子1の端から他の端までの長さを長さL1とし、アンテナ素子2の端から他の端までの長さを長さL2として表す。また、アンテナ素子1とアンテナ素子2がなす挟角を挟角αとして表す。また、Y軸およびZ軸からなる平面(以下、YZ面という。)に対する円偏波の放射角を放射角θとして表す。
長さL1は、円偏波の実効波長の半分より僅かに長く、長さL2は、その実効波長の半分より僅かに短く、長さL1+長さL2は、約1実効波長となるようにする。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置の特性を示す図である。図2に示すように、実線は、+Z軸方向の円偏波の軸比を相対的に示している。なお、一般的には、軸比が1であればアンテナ装置10は、真円の円偏波を放射するが、図2では、相対的な軸比が0のとき真円の円偏波を放射することを示している。
破線は、アンテナ装置10の電流が最大値になる位置(アンテナ素子1とアンテナ素子2のそれぞれの開放端から約4分の1の実効波長の長さの位置)における電流位相差を示している。
図2は挟角αが90度のとき、図3は挟角αが60度のとき、図4は挟角αが30度のときの電流位相差の特性をそれぞれ示したものである。また、図2から図4までは、長さL1+長さL2を一定値かつ約1実効波長として測定して得られた比L1/L2の特性をそれぞれ示したものである。
図2に示した挟角αが90度のアンテナ装置10は、比L1/L2が約1.19の場合、+Z軸方向の相対的な軸比が最小となって+Z軸方向に円偏波を放射する。この軸比が最小のとき、電流位相差は約90度である。また、図3に示した挟角αが60度のアンテナ装置10は、比L1/L2が約1.16の場合、+Z軸方向の相対的な軸比が最小となって+Z軸方向に円偏波を放射する。この軸比が最小のとき、電流位相差は約60度である。また、図4に示した挟角αが30度のアンテナ装置10は、比L1/L2が約1.12の場合、+Z軸方向の相対的な軸比が最小となって+Z軸方向に円偏波を放射する。この軸比が最小のとき、電流位相差は約30度である。
以上説明した特性によれば、挟角αと電流位相差が一致するように比L1/L2を調整することにより、アンテナ装置10は、+Z軸方向に真円に近い円偏波を放射する。なお、本発明の第1の実施の形態では、L1の方がL2より長い場合について説明しており、アンテナ装置10は、+Z軸方向には右旋円偏波を放射し、−Z軸方向には左旋円偏波を放射する。
図5は、+Z軸方向の相対的な軸比が最小となる比L1/L2にしたときのYZ面に対する右旋円偏波の利得を示す図である。図6は、+Z軸方向の相対的な軸比が最小となる比L1/L2にしたときのYZ面に対する相対的な軸比を示す図である。図5および図6において、実線はαが90度のとき、破線はαが60度のとき、一点鎖線はαが30度のときの特性である。挟角αがいずれの条件でも、放射角θが0度に近いと利得が高くなり、また、相対的な軸比も良好となる。
また、図7は、挟角αに対する+Z軸方向の右旋円偏波利得の変化を示した図である。挟角αが90度のとき利得は最大となり、半波長ダイポールアンテナの直線偏波利得に等しい2.1dBiとなる。なお、挟角αが90度以外であっても、挟角αと電流位相差が一致するように比L1/L2を調整することにより、アンテナ装置10は、平面構造で円偏波を放射することができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置は、電流位相差がアンテナ素子1とアンテナ素子2とがなす挟角に一致させるように、アンテナ素子1の長さとアンテナ素子2の長さとの比を調整しているため、相対的な軸比が最小となり、平面構造で利得を向上させて円偏波を放射することができる。
なお、挟角αは本実施例に限るものではなく、挟角αが90度を超える場合でもL1とL2の長さの比を調整して、電流位相差を挟角αに一致させることにより同様の効果が得られる。
また、アンテナ素子1およびアンテナ素子2を、誘電体基板の表面に製膜された銅箔などの導体板をエッチング加工して形成したスロット素子で構成すれば、アンテナ装置の小型化が図られる。また、給電素子に位置する面と所定の距離を隔てて反射素子を置くことにより、円偏波利得が向上する。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置の構造図を図8に示す。
アンテナ装置11は、第1のアンテナ素子1および第2のアンテナ素子2を略V字状に配置した給電素子と、第1のアンテナ素子1および第2のアンテナ素子2のそれぞれの一端が近接するように設けた交流の給電部3と、第1のアンテナ素子1の長さと第2のアンテナ素子2の長さとの比が調整された給電素子と略相似形状の無給電素子を少なくとも1つ備えるように構成される。
なお、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置を構成する構成要素のうち、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置を構成する構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、それぞれの説明を省略する。
無給電素子を構成するアンテナ素子4およびアンテナ素子5は、アンテナ素子1およびアンテナ素子2からなる給電素子と略相似形状である。アンテナ素子4およびアンテナ素子5は、それぞれの一端が電気的に接続されている。無給電素子は、給電素子と平行にかつ同一平面上に配置し、さらにアンテナ素子1およびアンテナ素子2のそれぞれに対して同じ所定の距離dを隔てて配置する。アンテナ素子4およびアンテナ素子5は、金属などを線状に加工した導体などでもよい。
図9は、+Z軸方向の相対的な軸比を最小となる比L1/L2とし、挟角αを60度とし、距離dを実行波長の約4分の1としたときのYZ面に対する右旋円偏波の利得を示す図である。図10は、+Z軸方向の相対的な軸比が最小となるように比L1/L2を設定し、挟角αを60度とし、距離dを実行波長の約4分の1としたときのYZ面に対する相対的な軸比を示す図である。なお、アンテナ素子4の端から他の端までの長さを長さL1の約95%に設定し、かつ、アンテナ素子5の端から他の端までの長さを長さL2の約95%に設定している。
図9に示すように、アンテナ装置10は、放射角θが30度程度、すなわちYZ面において+Z軸方向から+Y軸方向に30度程度チルトしたとき、利得が最大となって円偏波を放射する。また、図10に示すように、アンテナ装置10は、放射角θが40度程度チルトしているとき、相対的な軸比が良好となって円偏波を放射する。
なお、アンテナ素子4およびアンテナ素子5の長さ、挟角αや距離dの大きさは本実施の形態に限るものではない。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置は、給電素子と略相似形状の無給電素子が導波素子として動作するため、平面構造で利得を向上させて円偏波を放射することができ、かつ、円偏波をチルトさせることができる。
また、−Z方向でかつアンテナ装置11が配置されている面に、無給電素子と略相似形状のものを反射素子として配置してもよい。この場合、反射素子の大きさは、反射素子として作用するように設定する。所望の放射角や指向性が得られるように、アンテナ素子4およびアンテナ素子5の長さ、挟角α、距離d、や反射素子の大きさをそれぞれ設定すれば、円偏波をチルトさせることができ、円偏波利得を向上させることができる。
また、アンテナ装置11を誘電体基板の表面に製膜された銅箔などの導体板をエッチング加工して形成したスロット素子で構成すれば、アンテナ装置の小型化が図られる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係るアンテナ装置の構造図を図11に示す。
アンテナ装置12は、同一平面上に第2の実施の形態で説明した複数のアンテナ装置11と、複数のアンテナ装置11の給電部3から1つの給電部を選択して給電する選択手段とを備えるように構成する。
なお、本発明の第3の実施の形態に係るアンテナ装置を構成する構成要素のうち、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置を構成する構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、それぞれの説明を省略する。
アンテナ装置12は、複数のアンテナ装置11−n(n=1〜6)の各々は、中心から放射状に配置され、かつ各給電部3が中心を向くように配置される。例えば、図11に示したアンテナ装置12は、挟角αが60度のアンテナ装置11を中心の周りから放射状に60度間隔で同一平面上に6つ配置している。図11に示したアンテナ装置12は、6つのセクタを有し、アンテナ装置12の図示しない選択手段は、通信すべき移動局の位置に応じて6つのアンテナ装置11のうち1つを選択し、選択したアンテナ装置11に給電するため、6セクタアンテナとして作用する。なお、本実施の形態では、セクタ数を6つとして説明したが、セクタ数は任意であり、挟角αとセクタ数の積が360度に一致するように、アンテナ装置11を中心の周りから放射状にかつ同一平面上に配置してもよい。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態に係るアンテナ装置は、放射状に配置した複数のアンテナ装置11の給電部3から1つを選択して給電するため、セクタ化を図ることができ、平面構造で円偏波が放射できる。
なお、第3の実施の形態では、挟角αとセクタ数の積が360度に一致する場合について述べたが、これに限るものではない。本発明の第3の実施の形態に係るアンテナ装置の構造を変形を図12に示す。例えば、図12に示すように、挟角αが90度の2つのアンテナ装置11を互いに対向して配置してもよい。この構造は、自動車やバスなどの室内であって水平面の長辺と短辺の比が大きい室内の天井に配置するアンテナ装置として好適である。また自動車などの場合は、車体が金属であるため、車体を反射板として利用することも可能である。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係るアンテナ装置の構造図を図13に示す。
本発明の第4の実施の形態に係るアンテナ装置は、図11に示した6セクタアンテナ装置12を構成するアンテナ装置11から、誘電体基板の表面に製膜された銅箔などの導体板をエッチング加工して形成したスロット素子13−n(n=1〜6)に代えて構成される。
また、誘電体基板の背面に設けた6本の給電線路14−n(n=1〜6)は、誘電体基板の表面に対して背面に製膜して形成され、6つのスロット素子13−nをそれぞれ励振させるために設けたものである。また、給電線路14−nとしては、マイクロストリップラインなどの給電線を用いてもよいが、マイクロストリップラインに限らず、例えばコプレーナ線路などを用いてもよい。
また、半導体スイッチ15は、6つのスロット素子13−nのうち1つを選択して励振するように、放射状の中心とほぼ同じ位置に、かつ、給電線路14−nが集中する部位に配置されている。また、半導体スイッチ15は、図示しない無線回路部に接続されている。本発明の選択手段としては、半導体スイッチ15などの電気的スイッチを用いてもよいが、半導体スイッチ15に限らず、機械的なスイッチなどを用いてもよい。
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態に係るアンテナ装置は、半導体スイッチ15が1つのスロット素子13−nのうち1つを選択して励振するため、6セクタアンテナが構成できる。
また、例えば、マイクロストリップラインの幅を所定の値として50オームとした場合、給電素子のV字の交点から越えるマイクロストリップラインの長さaを所定の値とすれば、スロット素子によって構成された各アンテナ装置と給電線路とのインピーダンス整合が容易にできる。
また、誘電体基板面にアンテナ、給電線路、およびスイッチを構成できるため、小型化、集積化ができ、安価となる。
以上のように、本発明に係るアンテナ装置は、平面構造で利得を向上させて円偏波を放射することができ、指向性を容易に制御できるという効果を有し、円偏波を放射するアンテナ装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置の構造図 本発明の第1の実施の形態に係る挟角が90度のときのアンテナ装置の特性を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る挟角が60度のときのアンテナ装置の特性を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る挟角が30度のときのアンテナ装置の特性を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置の右旋円偏波の利得を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置の相対的な軸比を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置の右旋円偏波の利得の変化を示した図 本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置の構造図 本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置の右旋円偏波の利得を示す図 本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置の相対的な軸比を示す図 本発明の第3の実施の形態に係るアンテナ装置の構造図 本発明の第3の実施の形態に係るアンテナ装置の構造の変形図 本発明の第4の実施の形態に係るアンテナ装置の構造図
符号の説明
1、2、4、5 アンテナ素子
3 給電部
10、11、12 アンテナ装置
13 スロット素子
14 給電線路
15 半導体スイッチ

Claims (8)

  1. 第1のアンテナ素子および第2のアンテナ素子を略V字状に配置して構成された給電素子と、
    前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子のそれぞれの一端が近接するように設けた給電部とを備え、
    電流が最大になる前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子のそれぞれの位置における電流位相差が、前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子とがなす挟角に一致するように前記第1のアンテナ素子の長さと前記第2のアンテナ素子の長さとの比を調整したことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記アンテナ装置は、前記第1のアンテナ素子の長さと前記第2のアンテナ素子の長さとの比が調整された前記給電素子と略相似形状の無給電素子を少なくとも1つ備え、
    前記無給電素子は、前記給電素子と平行にかつ同一平面上に配置され、さらに前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子のそれぞれに対して同じ所定の距離を隔てて配置されたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 同一平面上に設置した請求項2に記載の複数のアンテナ装置と、
    前記複数のアンテナ装置の前記給電部から1つの給電部を選択して給電する選択手段とを備え、
    前記複数のアンテナ装置の各々は、中心から放射状に配置され、かつ各前記給電部が前記中心を向くように配置されたことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 前記給電素子および無給電素子を、導体板に設けたスロット素子で構成したことを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記スロット素子を、誘電体基板の表面に製膜された導体板をエッチング加工して形成したことを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記スロット素子を励振するための給電線路を、前記誘電体基板の表面に対して背面に製膜して形成したことを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記給電素子に近接して反射素子を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6までの何れかに記載のアンテナ装置。
  8. 前記選択手段は、前記中心とほぼ同じ位置に配置されたことを特徴とする請求項3から請求項7までの何れかに記載のアンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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