JP6620000B2 - パンク修理キット - Google Patents

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Description

本発明は、パンク修理キットに関する。
従来、タイヤがパンクした際に、パンク修理用の液剤をタイヤに注入してパンクの原因であるパンク穴を塞ぐ、種々のパンク修理キットが提案されている。このようなパンク修理キットによれば、パンク穴を塞いだ後、所定の空気圧になるまで内圧を昇圧させることにより、タイヤを交換することなく、修理したタイヤを少なくとも一定期間再使用することができる。
このようなパンク修理キットとして、パンク修理用の液剤が収容されたボトルを、タイヤに当該液剤を注入する装着側に設けられたボトル取付け部にねじ込むことにより、当該ボトルを当該ボトル取付け部に接続して使用するタイプのパンク修理キットが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2014−046574号公報
上記のような、ねじ込み式のパンク修理キットにおいては、ボトルをボトル取付け部にねじ込んでいくことにより、当該ボトルの開口部に設けられた封止部材を破ることができ、そして、パンク修理キットのコンプレッサーを起動することにより、パンク修理用の液剤を開口部からボトル取付け部を経由してタイヤ内へと注入させることができる。
しかしながら、例えばパンク修理キットのユーザーが、ボトルをボトル取付け部にねじ込む途中で、ねじ込みが確実に完了しているかわからないので、ねじ込みが未完了の状態で使用したり、ねじ込みに不安に感じることがあった。かかる場合には、ボトルとボトル取付け部との間から漏液する虞が生じたり、または、ユーザーが、再度ねじ込みを行うために、ボトルを、ねじ込む回転方向とは逆方向に回して取り外すことを試みることがあった。特に、取り外しを試みた場合、ボトルの封止部材が既に破れているときには、パンク修理用の液剤が漏洩してしまうなど生じていた。
そこで、本発明は、ボトルをボトル取付け部へ接続する際において、当該接続の確実性を高めることが可能なパンク修理キットを提供することを目的とする。
本発明のパンク修理キットは、パンク修理用の液剤が収容されたボトルと、
前記ボトルのボトル開口部を、相対回転させて螺合させることにより接続可能なボトル取付け部と、を備えたパンク修理キットであって、
前記ボトル開口部は、前記ボトルの内部に液剤を封止する封止部材を有し、
前記ボトル開口部または前記ボトル取付け部は、当該ボトル開口部を当該ボトル取付け部に対して相対回転させ始めた後に、当該ボトル開口部の当該ボトル取付け部への接続を液密にする、シール部材を有し、
前記ボトル取付け部は、前記シール部材で液密にし始めた後に、前記封止部材に接触して開封する、開封用突起部を有し、
前記ボトル開口部は、前記開封用突起部が前記封止部材を開封した後に、当該ボトル取付け部が有する取付け側係合部と係合することにより、当該ボトル開口部が当該ボトル取付け部に対して当該ボトル開口部を螺合させる際の回転方向とは逆側の回転方向に相対回転することを防止する、ボトル側係合部を有することを特徴とする。
本発明によれば、ボトルをボトル取付け部へ接続する際において、当該接続の確実性を高めることができる。
本発明において、「ボトル開口部のボトル取付け部への接続を液密にする」とは、ボトル開口部をボトル取付け部に接続する過程で、または接続を完了した後に、仮にボトル内部から外部へ液剤が流れ出た場合でも、ボトル開口部とボトル取付け部との間の隙間を通って、ボトル開口部およびボトル取付け部で形成される空間の外側に漏洩しないようにシールすることを意味する。
ここで、本発明のパンク修理キットでは、前記ボトル取付け部が、当該ボトル取付け部の開口端に、前記取付け側係合部を有することが好ましい。
この構成によれば、ボトルのボトル取付け部への接続の確実性をより高めることができる。
また、本発明のパンク修理キットでは、前記ボトル開口部と前記ボトル取付け部とが螺合を開始した後、前記ボトル側係合部と前記取付け側係合部とが係合した状態になるまでの、前記ボトル開口部の前記ボトル取付け部に対する相対回転の全回転角度を100とするとき、
前記螺合を開始した後、前記シール部材で液密にし始める状態になるまでの相対回転の、回転角度は、前記全回転角度に対して15〜25であり、
前記螺合を開始した後、前記開封用突起部が前記封止部材へ接触する状態になるまでの、相対回転の回転角度は、前記全回転角度に対して20〜35であり、
前記螺合を開始した後、前記ボトル側係合部と前記取付け側係合部とが係合し始める状態になるまでの、相対回転の回転角度は、前記全回転角度に対して60〜95であることが好ましい。
この構成によれば、確実に接続できるとともに、接続が完了したことをユーザーが認識しやすいので、ボトルのボトル取付け部への接続の確実性をより高めることができる。
また、本発明のパンク修理キットでは、前記ボトル開口部の前記ボトル取付け部への相対回転の回転軸方向に直交する方向から視たとき、前記開封用突起部は、三角形状の刃であることが好ましい。
この構成によれば、接続が完了したことをユーザーがより認識しやすいので、ボトルのボトル取付け部への接続の確実性をより高めることができる。
また、本発明のパンク修理キットでは、前記開封用突起部は、片刃であることが好ましい。
この構成によれば、接続が完了したことをユーザーがより認識しやすいので、ボトルのボトル取付け部への接続の確実性をより高めることができる。
また、本発明のパンク修理キットでは、前記開封用突起部の三角形状は、前記回転軸方向に直交する方向から視たとき、前記三角形状の頂点を通り前記回転軸方向に平行な仮想線に対して、非対称であることが好ましい。
この構成によれば、接続が完了したことをユーザーがより認識しやすいので、ボトルのボトル取付け部への接続の確実性をより高めることができる。
また、本発明のパンク修理キットでは、前記ボトル取付け部は、前記開封用突起部を3個以上有することが好ましい。
この構成によれば、接続が完了したことをユーザーがより認識しやすいので、ボトルのボトル取付け部への接続の確実性をより高めることができる。
また、本発明のパンク修理キットでは、前記開封用突起部で前記封止部材を開封する際に生じる最大トルクは、前記ボトル側係合部と前記取付け側係合部とを係合させる際に生じる最大トルクよりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、接続が完了したことをユーザーがより認識しやすいので、ボトルのボトル取付け部への接続の確実性をより高めることができる。
なお、本発明において、「トルク」は、トルク計で測定することができ、具体的には例えばボトル取付け部を固定し、トルク計をボトルに連結して相対回転させることで測定することができる。
本発明によれば、ボトルをボトル取付け部へ接続する際において、当該接続の確実性を高めることが可能なパンク修理キットを提供することができる。
(a)は、本発明の一実施形態にかかるパンク修理キットの構成要素の一部を示す透視斜視図である。(b)は、(a)とは別の角度で見た場合の、本発明の一実施形態にかかるパンク修理キットの構成要素の一部を示す透視斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるパンク修理キットのボトルおよびボトル取付け部を、螺合された接続状態で示す図である。 図2に示すパンク修理キットについて、ボトル開口部とボトル取付け部とを、接続が完了した状態で拡大して示す、前記回転軸方向での断面図である。 (a)は、図2に示すパンク修理キットのボトル取付け部を示す、前記回転軸方向から視た図である。(b)は、(a)のボトル取付け部の開封用突起部を模式的に拡大して示す、前記回転軸方向に直交する方向から視た図である。 図2に示すパンク修理キットについて、ボトル開口部のボトル側係合部とボトル取付け部の取付け側係合部とを、係合直前の状態で拡大して示す、前記回転軸方向に直交する方向から視た一部切欠図である。 (a)は、図2に示すパンク修理キットについて、ボトル開口部とボトル取付け部とが螺合を開始して、ボトル側係合部と取付け側係合部とが係合した状態になるまでの、ボトル開口部とボトル取付け部との動作状態を、ボトル開口部とボトル取付け部との相対回転角度との関係で示す図である。(b)は、ボトル開口部とボトル取付け部との各接続段階における接続状態を示す図である。(c)は、ボトル開口部をボトル取付け部に対して相対回転させる際に生じるトルクを、ボトル開口部とボトル取付け部との相対回転角度との関係で示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に例示説明する。
図1(a)(b)は、それぞれ互いに異なる角度で見た場合の、本発明の一実施形態にかかるパンク修理キット1の構成要素の一部を示す透視斜視図である。図1(a)(b)に示すように、本実施形態のパンク修理キット1は、タイヤがパンクした際に、パンク修理用の液剤をタイヤに注入してパンクの原因であるパンク穴を塞ぎ、修理したタイヤを一定期間再使用することができるようにするものである。
このパンク修理キット1は、図示の状態でケース11に収納された、耐圧ホース12、ボトル取付け部2、接続管13、シガープラグ14、モータ15、シリンダ16、ゲージ17、およびケーブル収納スペース18を備えている。
また、このパンク修理キット1は、図2に示すように、ケース11に収納されたボトル取付け部2に接続されるボトル3を、ここでは別体として備えている。なお、図2、および、以下の図3〜6では、理解の容易のために、一部を切り欠いて内部の構造が把握できるように図示されている。
耐圧ホース12は、タイヤのバルブ(図示せず)に一端を接続し、後述するシリンダ16により圧縮された空気と共にパンク修理用の液剤をタイヤ内へ送り込むためのホースである。
ボトル取付け部2は、図1(a)(b)および図2に示すように、パンク修理用の液剤が収容されたボトル3を接続可能であるように構成されている。また、ボトル取付け部2は、接続管13(の一部)と、ホース接続部19と、を備えている。
さらに、ボトル取付け部2は、図3に示すように、後述のボトル開口部31が、本例ではその外表面で当該ボトル取付け部2に螺合により接続するために、内部が凹状となっている。
ボトル3は、図2に示す例で、有底筒状の本体部32と、本体部32の一端に設けられるボトル開口部31とを有している。本体部32とボトル開口部31とは、例えば合成樹脂で一体に成形されるものであり、射出成形で成形したプリフォームを加熱・軟化させて膨らませるインジェクション・ブロー成形や、溶融状態の筒状のパリソンを膨らませるダイレクトブロー成形などにより製造することができる。ボトル3の本体部32には、タイヤの種類に応じて定められた量のパンク修理用の液剤(例えば、ゴムラテックスを主成分とした、粘度が40cps(20℃)前後の粘性の高いもの)が収容されている。
また、図2等に示すように、ボトル3のボトル開口部31は円筒状になっており、本例では、ボトル3のボトル開口部31をボトル取付け部2の凹状の内部に挿入し、ボトル取付け部2に対して所定の方向に相対回転させて螺合させることにより、ボトル3をボトル取付け部2に接続することができるようになっている。
図1(a)(b)に示すシガープラグ14は、該シガープラグ14に接続された電源ケーブルを車両の電源ソケットに差し込むことにより電力を得てモータ15を回転させ、この回転運動をシリンダ16の往復運動へと変換する。シリンダ16の往復運動により圧縮された空気を作り出すことができるようになっている。
ボトル取付け部2とシリンダ16とは、接続管13によって接続されており、シリンダ16からの圧縮空気が、接続管13を介して、ボトル取付け部2に接続されたボトル3内に流れ込むことができるようになっている。
そして、ボトル3内に流れ込んだ圧縮空気により、パンク修理用の液剤をタイヤに送り込むとともに、タイヤの内圧を昇圧することができる。
なお、タイヤを所定の空気圧まで昇圧した後は、耐圧ホース12をタイヤから外して、車両を予備走行する。予備走行を終えたら、タイヤの空気圧をゲージ17により確認し、必要に応じて再度シリンダ16により圧縮空気を発生させ、タイヤ内に送り込んでタイヤの内圧を所定の空気圧になるまで昇圧する。
ケーブル収納スペース18は、シガープラグ14に接続された電源ケーブルを収納するためのスペースである。図示は省略しているが、ケーブル収納スペース18内で電源ケーブルが巻回されて収納されている。
さて、本実施形態のパンク修理キット1においては、上述のように、ボトル3のボトル開口部31を、ボトル取付け部2に対して相対回転させて螺合させることにより、ボトル3をボトル取付け部2に接続することができる。以下、ボトル3のボトル開口部31およびボトル取付け部2について、より詳細に説明する。
なお、ボトル開口部31のボトル取付け部2に対する相対回転の回転軸Aを「回転軸」、また、回転軸Aに平行な方向を「回転軸方向AD」(ボトル開口部31のボトル取付け部2への接続方向)、回転軸方向ADに直交する方向を「径方向DD」、上記相対回転に平行な方向を「周方向」とも称す。また、ボトル開口部31をボトル取付け部2へ接続した場合において、回転軸方向ADで、ボトル開口部31側となる方向を、「回転軸方向開口部側」、ボトル取付け側となる方向を、「回転軸方向取付け側」とも称す。
本例では、このボトル開口部31は、図3に示すように、ボトル開口部31の外周面に、ボトル開口部31の開口端から、回転軸方向AD開口部側に離間した位置にボトル側ねじ部33が螺旋状に形成されている(図示の例では、ネジ形状が三条ネジ)。また、ボトル取付け部2は、ボトル取付け部2の内周面(ボトル取付け部2の内部の側面)に、ボトル側ねじ部33に対応する取付け側ねじ部21が、ボトル取付け部2の開口端付近に螺旋状に形成されている。
ボトル開口部31は、ボトル3の内部に液剤を封止するための封止部材34(例えば図6に示す)を有し、この例では、ボトル開口部31の開口端に、アルミニウムシートからなる封止部材34が開口端を覆うように設けられている。なお、この例では封止部材34としてアルミニウムシートを用いているが、ゴムを含む樹脂製のフィルムを用いることができる。なお、図3は封止部材34が開封された後の状態を示しているので、図3では封止部材34は示されていない。
また、ボトル開口部31またはボトル取付け部2は、図3に示すように、シール部材4を有している。シール部材4は、ボトル開口部31をボトル取付け部2に対して相対回転させ始めた(螺合を開始した)後に、ボトル開口部31のボトル取付け部2への接続を液密にすること、換言すれば、ボトル3から液剤が流れ出た場合にボトル側ねじ部33と取付け側ねじ部21との間の隙間を通ってボトル開口部31の外部に液剤が漏洩すること、を防止する。
図示の例では、シール部材4は、ボトル開口部31が有している。具体的には、シール部材4は、ボトル開口部31の開口端とボトル側ねじ部33との間の外周面に設けられており、より具体的には、ボトル開口部31の外周面一周に設けられた溝部に取付けられたOリングとなっている。また、シール部材4がボトル開口部31に設けられる場合、ボトル取付け部2の開口端から、回転軸方向AD取付け側に離間した位置のボトル取付け部2の内周面は、具体的には、取付け側ねじ部21と、後述のボトル取付け部2の開封用突起部22との間のボトル取付け部2の内周面は、シール部材4が摺動し密着しやすいように平らな面となっている。
なお、シール部材4は、ボトル取付け部2が有することもでき、またはボトル開口部31およびボトル取付け部2のいずれも有することもできる。
ボトル取付け部2は、ボトル開口部31に設けられた封止部材34に接触して開封するための開封用突起部22を有している。具体的には、開封用突起部22は、ボトル取付け部2の内部の底面のうち、ボトル開口部31をボトル取付け部2に接続した際にボトル開口部31の開口面に対応する位置に、複数設けられている。より具体的には、回転軸方向ADから視たとき、開封用突起部22は、図3、図4(a)に示すように、ボトル取付け部2の内部の底面のうち回転軸Aが位置する点を中心に、円形状になるように複数個配置されている。また、円形状に配置されている複数の開封用突起部22は相互に離間せず連なって配置されており、円形状に配置された開封用突起部22の外径は、ボトル開口部31の開口面の内径よりも僅かに小さくなっている。
開封用突起部22は、図3、4(b)に示すように、回転軸方向ADに直交する方向(径方向DD)から視たとき(回転軸側から外側に向かって視たとき)、三角形状である刃となっている。具体的には、開封用突起部22としての刃は、ボトル開口部31をボトル取付け部2へ接続する際のボトル取付け部2の相対回転において、当該相対回転方向の前方側が切断部分22aとなる片刃(三角形状の刃の、一方側の傾斜部のみが切断部分22a)となっており、さらに、開封用突起部22の三角形状は、径方向DDから視たとき、三角形状の頂点を通り、回転軸方向ADに平行な仮想線VLに対して非対称となっている。また、図示の例では、当該仮想線VLを挟む三角形状の2辺のうち、非対称の三角形状の当該仮想線VLに対する傾斜角度θ1が小さい急傾斜部(周方向CDに対して急傾斜)が切断部分22aとなる片刃となっている。また、当該仮想線VLを挟む三角形状の2辺のうち、非対称の三角形状の当該仮想線VLに対する傾斜角度θ2が大きい緩傾斜部(周方向CDに対して緩傾斜)は、切断部分22aの厚さよりも厚くなっている。
ボトル開口部31およびボトル取付け部2は、図5に示すように、それぞれ、ボトル側係合部35および取付け側係合部23を有している。ボトル側係合部35は、開封用突起部22が封止部材34を開封した後に、取付け側係合部23と係合することにより、当該ボトル開口部31が当該ボトル取付け部2に対して当該ボトル開口部31を螺合させる際の回転方向とは逆側の回転方向に相対回転することを防止する。また、同様に、取付け側係合部23は、開封用突起部22が封止部材34を開封した後に、ボトル側係合部35と係合することにより、当該ボトル開口部31が当該ボトル取付け部2に対して当該ボトル開口部31を螺合させる際の回転方向とは逆側の回転方向に相対回転することを防止する。
具体的には、図5に示す例(回転軸方向ADボトル側から視た例であり、ボトル開口部31の相対回転方向は時計回り)では、ボトル側係合部35は、それぞれボトル開口部31の外周面上に設けられた、径方向DD外側に突出する、第1突起部36と第2突起部37とから構成されている。第1突起部36は、第2突起部37よりもボトル開口部31の相対回転方向の前方側に位置し、また、第1突起部36は、第1突起部36の当該前方側に、ボトル開口部31の外周面からの径方向DD外側への突出の高さが当該前方側から後方側へ向かって緩やかに増加する第1前方側面部36aと、第1突起部36の当該後方側に、当該第1前方側面部36aの高さ増加程度よりも突出の高さが急に減少する第1後方側面部36bを有している。
第2突起部37は、後述の第3突起部24が第1突起部36と第2突起部37との間に嵌り合うような周方向CDに沿った長さで、第1突起部36から離間して位置している。また、第2突起部37は、前方側に、突出の高さが、ボトル開口部31の外周面から急激に増加する第2前方側面部37a(第2前方側面部37aが周方向CDに対して略垂直)と、後方側に、突出の高さが前方側から後方側へ向かって緩やかに減少する第2後方側面部37bとを有している。
取付け側係合部23は、図5に示す例(回転軸方向ADボトル側から視た例であり、ボトル取付け部2の相対回転方向は反時計回り)では、第3突起部24から構成されており、この例では第3突起部24は、ボトル取付け部2の平らな開口端に、回転軸方向開口部側に突出して設けられている。第3突起部24は、ボトル取付け部2の相対回転方向前方側に、周方向CD(当該相対回転方向)に対して略垂直な第3前方側面部24aと、後方側に、前方側から後方側に向けて半径方向DD外側に傾斜する第3後方側面部24bとを有している。また、第3突起部24は、回転軸方向ADボトル側から視て、ボトル取付け部2の内周面から突出しないように設けられている。
ボトル側係合部35としての第1突起部36と第2突起部37、および取付け側係合部23としての第3突起部24は、ボトル開口部31とボトル取付け部2とが螺合して接続した状態において、周方向CD(当該相対回転方向)に重複するように、図示の例では回転軸方向ADの同じ位置に位置している。また、図5の、係合直前の図に示すように、ボトル開口部31とボトル取付け部2とを螺合した状態で、第1突起部36と第3突起部24は、周方向CDで一部が重複するように位置しており、具体的には、第1突起部36の径方向外端は、第3突起部24の径方向内端よりも径方向DD外側に位置している。さらに、第2突起部37と第3突起部24は、第1突起部36と第3突起部24との重複よりも、周方向CDで大きく重複するように位置しており、具体的には、第2突起部37の径方向外端は、第1突起部36の径方向外端および第3突起部24の径方向内端よりも径方向DD外側に位置している。
また、第1突起部36の第1後方側面部36bと第3突起部24の第3後方側面部24b、および第2突起部37の第2前方側面部37aと第3突起部24の第3前方側面部24aは、それらの表面がそれぞれ対応するように傾斜している(図示の例では、回転軸方向ADにも径方向DDに傾斜)。さらに、第1突起部36と第2突起部37とは、相対回転方向でのそれらの間に、第3突起部24が位置するように位置している。
したがって、図5の例では、回転軸方向ADボトル側から視て、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とを係合させる際、第3突起部24が、第1突起部36を乗り越えて、第1突起部36と第2突起部37との間に係合する。第2突起部37の第2前方側面部37aと、第3突起部24の第3前方側面部24aとは、周方向CDに重なり合い(第2突起部37と第3突起部24は相対回転方向で重複する)、また周方向CDに対して垂直になっているので、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した後は、さらに螺合させる際の回転方向に相対回転することがない。また、第1突起部36の第1後方側面部36bは、第1前方側面部36aよりも周方向CDに対して大きく傾斜しているので、ユーザーが、ボトル開口部31を螺合させる際の回転方向とは逆側の回転方向に相対回転させることを防止することができる。
なお、本例では、図4(a)、図5に示すように、第1突起部、第2突起部が1組、また第3突起部が3個設けられているが、任意の数にすることができる。また、第2突起部は、設けなくてもよい。また、図示の例においては、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した際、各係合部35、23により、ボトル開口部31が、ボトル取付け部2に対してボトル開口部31を螺合させる際の回転方向とは逆側の回転方向に相対回転することが防止されているが、例えばユーザーが大きな力を当該逆側の回転方向に付加することによって、ユーザーが、ボトル開口部31とボトル取付け部2とを、当該逆側の回転方向に相対回転させることもできる。つまり、本例では「ボトル開口部31が、当該逆側の回転方向に相対回転することが防止される」とは、当該逆側の回転方向に相対回転することが完全に防止される場合だけでなく、例えば比較的大きな力を付加しない限りは当該逆側の回転方向に相対回転しない場合も含まれる。
ここで、本実施形態のパンク修理キット1では、ボトル開口部31とボトル取付け部2とは、それらを相対回転させて螺合させることにより接続するが、このパンク修理キット1において、ボトル開口部31とボトル取付け部2とが螺合を開始し、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した状態になるまでの、ボトル開口部31とボトル取付け部2との動作状態、それぞれの接続状態、および相対回転させる際に生じるトルクを、図6(a)〜(c)を用いて、ボトル開口部31とボトル取付け部2との相対回転角度との関係で説明する。
図6(a)におけるグラフは、このパンク修理キット1において、ボトル開口部31とボトル取付け部2とが螺合を開始した後、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した状態になるまでの、ボトル開口部31とボトル取付け部2との動作状態(タイミングチャート)を示している。具体的には、横軸は相対回転角度を示し、縦軸はボトル開口部31とボトル取付け部2との各構成部材を示し、グラフ中の横棒は、所定の相対回転角度において各構成部材が所定の機能を果たしていることを示している。また、図6(b)に示す、ボトル開口部31とボトル取付け部2との断面図は、ボトル開口部31のボトル取付け部2への所定の螺合状態における各構成部材の接続状態を示す図である。
なお、ボトル開口部31とボトル取付け部2とが螺合を開始しボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した状態になるまでの、ボトル開口部31のボトル取付け部2に対する相対回転の全回転角度を100としている(図示の例では、ネジ形状:三条ネジ、全回転角度:約160度であり、単位ストローク(mm)当たりの回転角度(度):24(度/mm)である)。
図6(a)(b)の(I)の状態は、ボトル開口部31とボトル取付け部2とが螺合を開始した直後の状態である。この(I)の状態の後、(II)の状態になるまでに、シール部材4で液密にし始める(図示の例では、ボトル開口部31に取り付けたシール部材4がボトル取付け部2の内周面との間に挿入されて密着した状態になる)。なお、螺合を開始した後、シール部材4で液密にし始める状態になるまでの相対回転の回転角度を、前記全回転角度に対して15〜25とすることができる(なお、図示の例では、当該回転角度が全回転角度に対して19)。
図6(a)(b)の(II)の状態は、ボトル開口部31に取り付けたシール部材4がボトル取付け部2の内周面に密着した状態になった後、ボトル取付け部2の内部の底面に設けた開封用突起部22が、ボトル開口部31の開口端に設けた封止部材34に接触した状態である。なお、螺合を開始した後、開封用突起部22が封止部材34へ接触する状態になるまでの相対回転の回転角度を、前記全回転角度に対して20〜35とすることができる(なお、図示の例では、当該回転角度が全回転角度に対して21)。また、封止部材34の開封が完了するまでの回転角度を、開封用突起部22の配設個数にもよるが、前記全回転角度に対して35〜80とすることができる(なお、図示の例では、当該回転角度が全回転角度に対して44)。
図6(a)(b)の(III)の状態は、開封用突起部22が、封止部材34を開封し終え、さらに、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した状態である。なお、螺合を開始した後、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合し始める状態(図5に示す状態)になるまでの相対回転の回転角度を、前記全回転角度に対して60〜95とすることができる(なお、図示の例では、当該回転角度が全回転角度に対して88)。図6(a)(b)の(III)の状態では、相対回転の回転角度は100である。
続いて、図6(c)を用いて、本実施形態のパンク修理キット1において、ボトル開口部31とボトル取付け部2とが螺合を開始した後、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した状態になるまでの、ボトル開口部31をボトル取付け部2に対して相対回転させる際に生じるトルク(N・m)を、相対回転角度との関係で説明する。
図6(c)のグラフは、螺合を開始した後、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した状態になるまでの、相対回転させる際に生じるトルク(負荷トルク。換言すれば、相対回転させるのに必要なトルク)の変動を示し、具体的には、横軸は相対回転角度を示し、縦軸はトルク値(N・m)を示している。
図6(c)に示すように、ボトル開口部31とボトル取付け部2とが螺合を開始して(II)の状態まで、すなわち、螺合を開始した後、ボトル開口部31に取り付けたシール部材4がボトル取付け部2の内周面に密着した状態となり、開封用突起部22が封止部材34に接触し始めた状態までは、次のようにトルクが変動する。
シール部材4がボトル取付け部2の内周面に密着し始めるまでは、螺合させるために相対回転のみさせている状態であるのでほとんど負荷が生じず、トルクはほぼ0(N・m)である。そして、シール部材4がボトル取付け部2の内周面に密着し始めてすぐの状態では、グラフに示されるように、一気に大きな負荷が生じており、シール部材4がボトル取付け部2の内周面に密着する際に生じる最大トルクTsとなっている。続いて、シール部材4がボトル取付け部2の内周面に密着した状態となり、開封用突起部22が封止部材34に接触し始めた状態では、上記の大きな負荷は収まる。そして、(II)の状態以後しばらくは、主に、シール部材4がボトル取付け部2の内周面に対して摺動する際の摩擦に対抗するためのトルクとなっている。
(II)の状態の、開封用突起部22が、ボトル開口部31の開口端に設けた封止部材34に接触し始めた状態から、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合し始める状態(図5に示す状態、図6(a)(c)の相対回転角度88の状態)までは、次のようにトルクが変動する。
開封用突起部22が封止部材34に接触し始め、開封用突起部22が封止部材34を開封し終えるまでは、上記のように、シール部材4がボトル取付け部2の内周面に対して摺動する際の摩擦が生じるとともに、さらに、開封用突起部22が封止部材34を開封する(図示の例では、刃で切り開く)ための負荷が生じている。開封初期から中期まではトルクが漸増し、開封用突起部22で前記封止部材34を開封する際に生じる最大トルクToとなり、開封後期ではトルクが漸減している。そして、開封用突起部22が封止部材34を開封し終え、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合し始めるまでは、ほぼシール部材4の摩擦に対抗するためのトルクであり、開封用突起部22で封止部材34を開封した後であってボトル側係合部35と取付け側係合部23とを係合させる前までに生じるトルクTb(この例では、この間のトルクは略一定である)となっている。なおトルクTbは、開封用突起部22が封止部材34を開封し終え、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合し始めるまでの平均のトルクを指す。
ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合し始める状態から、(III)の状態の、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した(係合が完了した)状態までは、次のようにトルクが変動する。
ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合し始めると、各係合部を係合させるために一気に大きな負荷が生じ、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とを係合させる際に生じる最大トルクTeとなっている。具体的には、図5に示す例では、ボトル側係合部35の第1突起部36を取付け側係合部23の第3突起部24が乗り越えるために最大トルクTeとなっている。そして、図5の例では第1突起部36を第3突起部24が乗り越えると、上記各係合部が係合状態(係合が完了した状態)となり、トルクが大きく減少している。
したがって、このパンク修理キット1では、図6(c)で示されるように、シール部材4で液密にし始める際(図示の例ではシール部材4がボトル取付け部2の内周面に密着する際)に生じる最大トルクTsを除いて、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とを係合させる際に生じる最大トルクTeが最も大きいトルクとなっている。また、開封用突起部22で封止部材34を開封する際に生じる最大トルクToは、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とを係合させる際に生じる最大トルクTeよりも小さくなっており、また、開封用突起部22で封止部材34を開封した後であってボトル側係合部35と取付け側係合部23とを係合させる前までに生じるトルクTbよりも若干大きくなっている。なお、図6(c)で示されるように、シール部材4により液剤の漏洩を防止する必要があるので、最大トルクTs以外では、シール部材4の摩擦に起因する略一定なトルク(トルクTb)が終始発生している。
ここで、本実施形態に係るパンク修理キット1の作用・効果を以下説明する。
本実施形態のパンク修理キット1は、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが、螺合させる際の回転方向とは逆側の回転方向に相対回転することを防止するので、ボトル3のボトル取付け部2への接続の確実性を高めることができる。また、開封用突起部22が封止部材34を開封した後にボトル側係合部35と取付け側係合部23とを係合させて、パンク修理用の液剤が収容されたボトル3とボトル取付け部2とを接続させているので、ユーザーが当該係合させる際の負荷を感じることができ、それゆえにユーザーがボトル3をボトル取付け部2へ接続するに際し接続が完了しているか、またはしていないか明確に認識することができる。その結果、ボトル3をボトル取付け部2へ接続する際において、当該接続の確実性を高めることができる。
なお、本実施形態では、パンク修理用の液剤が収容されたボトル3と、ボトル取付け部2とを備えることにより、ボトル3を別体として保管することができるので、パンク修理用の液剤が収容されたボトルを一体として備えるパンク修理キットと比較して、ボトルを一体とするための部材を削減することができ、パンク修理キットをより安価、効率的に製造することができる、という利点もある。
また、ボトル取付け部2が、図5に示すように、当該ボトル取付け部2の開口端に、取付け側係合部23を有することが好ましい。この構成によれば、ボトル側係合部35と取付け側係合部23との係合を、ユーザーが視認することができるので、ボトル3をボトル取付け部2へ接続する際において、当該接続の確実性をより高めることができる。
ここで、開封用突起部22で封止部材34を開封する際に生じる最大トルクToは、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とを係合させる際に生じる最大トルクTeよりも小さいことが好ましい。この構成によれば、開封用突起部22が封止部材34を開封した後に、最大トルクToよりも大きい最大トルクTeが生じるように各係合部が係合することで、ボトル3とボトル取付け部2との接続が完了するので、ユーザーが接続の完了をより認識しやすく、それゆえに、接続の確実性をより高めることができる。
ところで、このパンク修理キット1では、開封用突起部22で封止部材34を開封する際にユーザーに与える負荷やその変動を効果的に低減させて、ボトル側係合部35と取付け側係合部23との係合時に発生する負荷を、ユーザーに認識しやすくし、そして、ボトル3をボトル取付け部2へ接続する際における当該接続の確実性をより高める観点から、開封用突起部22を以下のようにすることが好ましい。なお、封止部材34を開封する際にユーザーに与える負荷やその変動が大きいと、上記各係合部の係合時に発生する負荷を、ユーザーが認識しにくくなる虞がある。開封用突起部22を以下のようにすることにより、前記各最大トルクTo、TeおよびトルクTbを上述のような関係にしやすくなる。
すなわち、開封用突起部22を、図3、4に示すように、径方向DDから視たとき、三角形状の刃とすることが好ましい。開封用突起部22を三角形状の刃とすることにより、開封用突起部22で封止部材34を開封する際にユーザーに与える負荷やその変動を低減することができる。
なお、三角形状の頂点の角度(θ1+θ2)は、90〜150°の範囲内であることがより好ましく、これによれば、開封用突起部22の封止部材34に対する最初の開封をより小さい負荷で行うことができるとともに、頂点が鋭角すぎないことによるユーザーの安全性も担保することができる。
また、封止部材34を開封する(破く)際に開封用突起部22が撓むなどの変形が生じると負荷が生じ、トルクが大きくなったり変動したりする虞があるので、開封用突起部22は、片刃とすることが好ましい。この構成によれば、開封用突起部22の変形を抑制することができる。
また、開封用突起部22が三角形状である場合には、当該三角形状を、径方向DDから視たとき、三角形状の頂点を通り、回転軸方向ADに平行な仮想線VLに対して非対称とすることが好ましい。この構成によれば、非対称の三角形状の当該仮想線VLに対する傾斜角度が小さい急傾斜部が、開封用突起部22の相対回転方向の前方に位置すれば、開封用突起部22が封止部材34を開封する際、急傾斜部の進行方向(ボトル開口部31とボトル取付け部2とは螺合であるので進行方向が周方向CDに対して回転軸方向ADに少し傾斜している)が、急傾斜部の傾斜に対してより直角的になるので、封止部材34を開封する際の開封用突起部22の変形をより抑制することができ、また、開封用突起部22で封止部材34を開封する際にユーザーに与える負荷の変動を低減することができる。
なお、同様な観点から、当該急傾斜部の回転軸方向ADに平行な仮想線VLに対する傾斜角度θ1は、30〜50°であり、当該仮想線VLに対する傾斜角度θ2が大きい緩傾斜部の当該仮想線VLに対する傾斜角度θ2は、60〜100°であることが好ましい。
さらに、開封用突起部22は、図4(a)に示すように、回転軸方向開口部側から視たとき、円形状に複数配置することが好ましい。この構成によれば、開封用突起部22で封止部材34を開封する際にユーザーに与える負荷を均一にすることができる。
また、ユーザーに与える負荷を低減させるため、円形状に配置されている複数の開封用突起部22は、その外径が、ボトル開口部31の開口面の内径より僅かに小さいことが好ましい。但し、当該外径が当該内径に接近し過ぎると、開封用突起部22がボトル開口部31の開口面に干渉する虞がある。
また、開封用突起部22は、図4(a)等に示すように、複数配置することが好ましく、より好ましくは3個以上である。開封用突起部22が2個以下の場合には、開封用突起部22が撓むなどの変形が生じる虞が高まる。なお、開封用突起部22はさらに好ましくは3〜10個である。開封用突起部22が多すぎると、封止部材34を同時に開封する箇所が増加し、ユーザーが要するトルクが増加する虞が生じる。
また、開封用突起部22を複数配置する場合には、相互に離間せず連なって配置されることが好ましい。封止部材34を開封する際に開封用突起部22が撓むなどの変形を抑えることができる。
ここで、本実施形態のパンク修理キット1において、螺合を開始した後、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した状態になるまでの、ボトル開口部31とボトル取付け部2との動作関係を以下のようにすることが好ましい。なお、ボトル開口部31とボトル取付け部2とが螺合を開始しボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合した状態になるまでの、ボトル開口部31のボトル取付け部2に対する相対回転の全回転角度を100とする。
すなわち、螺合を開始した後、シール部材4で液密にし始める状態になるまでの相対回転の回転角度を、前記全回転角度に対して15〜25とし、螺合を開始した後、開封用突起部22が封止部材34へ接触する状態になるまでの相対回転の回転角度を、前記全回転角度に対して20〜35とし、螺合を開始した後、ボトル側係合部35と取付け側係合部23とが係合し始める状態になるまでの相対回転の回転角度を、前記全回転角度に対して60〜95とすることが好ましい。この構成によれば、ボトル3をボトル取付け部2へ接続する際における当該接続の確実性をより高めることができる。
具体的には、螺合を開始した後すぐにシール部材4で液密にし始める状態となるとボトル開口部31のボトル取付け部2への螺合が歪む虞が生じ得るが、螺合を開始した後、シール部材4で液密にし始める状態になるまでの相対回転の回転角度を、15以上とすることにより、当該歪みが発生するのを防止することができる。また、螺合を開始した後、シール部材4で液密にし始める状態になるまでの相対回転の回転角度を、25以下とすることにより、当該回転角度が大きすぎることによるユーザーの誤操作、具体的には、シール部材4で液密にし始める状態になる際に生じる最大トルクTsを各係止部材が係止する際に生じる最大トルクTeと間違えるのを防ぐことができる。
また、螺合を開始した後、開封用突起部22が封止部材34へ接触する状態になるまでの相対回転の回転角度を、20以上とすることにより、ボトル開口部31がボトル取付け部2に対してある程度螺合された状態となり、封止部材34に対する開封用突起部22の接触およびその開封を、ぐらつかないように行うことができる。また、当該回転角度を、35以下とすることにより、封止部材34が開封されるまでの回転数を多くすることができ、当該回転数を多くすることにより最大トルクToを小さくすることができる。
さらに、螺合を開始した後、各係合部が係合し始める状態になるまでの相対回転の回転角度を、60以上とすることにより、各係合部が係合し始めて係合状態になるまでが長くなりすぎないので、大きなトルクを要する期間が長すぎず、ユーザーが使用しやくすることができる。また、当該回転角度を、95以下とすることにより、各係合部が係合し始めて係合状態になるまでが短くなり過ぎないので、ユーザーに当該各係合部が係合したのを十分に認識させることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明のパンク修理キットは、上記一例に限定されることは無く、適宜変更を加えることができる。具体的には、例えば、図示の例ではボトル開口部およびボトル取付け部は樹脂製であるが、材質は任意にすることができ、例えば金属製にすることもできる。
本発明によれば、ボトルをボトル取付け部へ接続する際において、当該接続の確実性を高めることが可能なパンク修理キットを提供することができる。
1:パンク修理キット、 11:ケース、 12:耐圧ホース、 13:接続管、 14:シガープラグ、 15:モータ、 16:シリンダ、 17:ゲージ、 18:ケーブル収納スペース、 19:ホース接続部、 2:ボトル取付け部、 21:取付け側ねじ部、 22:開封用突起部、 22a:切断部分、 23:取付け側係合部、 24:第3突起部、 24a:第3前方側面部、 24b:第3後方側面部、 3:ボトル、 31:ボトル開口部、 32:本体部、 33:ボトル側ねじ部、 34:封止部材、 35:ボトル側係合部、 36:第1突起部、 36a:第1前方側面部、 36b:第1後方側面部、 37:第2突起部、 37a:第2前方側面部、 37b:第2後方側面部、 4:シール部材、 A:回転軸、 AD:回転軸方向、 DD:径方向、 CD:周方向、 VL:三角形状の頂点を通り、回転軸方向に平行な仮想線、 Ts、To、Te:最大トルク、 Tb:トルク、 ΔT:トルク差

Claims (7)

  1. パンク修理用の液剤が収容されたボトルと、
    前記ボトルのボトル開口部を、相対回転させて螺合させることにより接続可能なボトル取付け部と、を備えたパンク修理キットであって、
    前記ボトル開口部は、前記ボトルの内部に液剤を封止する封止部材を有し、
    前記ボトル開口部または前記ボトル取付け部は、当該ボトル開口部を当該ボトル取付け部に対して相対回転させ始めた後に、当該ボトル開口部の当該ボトル取付け部への接続を液密にする、シール部材を有し、
    前記ボトル取付け部は、前記シール部材で液密にし始めた後に、前記封止部材に接触して開封する、開封用突起部を有し、
    前記ボトル開口部は、前記開封用突起部が前記封止部材を開封した後に、当該ボトル取付け部が有する取付け側係合部と係合することにより、当該ボトル開口部が当該ボトル取付け部に対して当該ボトル開口部を螺合させる際の回転方向とは逆側の回転方向に相対回転することを防止する、ボトル側係合部を有し、
    前記開封用突起部で前記封止部材を開封する際に生じる最大トルクは、前記ボトル側係合部と前記取付け側係合部とを係合させる際に生じる最大トルクよりも小さいことを特徴とする、パンク修理キット。
  2. 前記ボトル取付け部が、当該ボトル取付け部の開口端に、前記取付け側係合部を有する、請求項1に記載のパンク修理キット。
  3. 前記ボトル開口部と前記ボトル取付け部とが螺合を開始した後、前記ボトル側係合部と前記取付け側係合部とが係合した状態になるまでの、前記ボトル開口部の前記ボトル取付け部に対する相対回転の全回転角度を100とするとき、
    前記螺合を開始した後、前記シール部材で液密にし始める状態になるまでの相対回転の、回転角度は、前記全回転角度に対して15〜25であり、
    前記螺合を開始した後、前記開封用突起部が前記封止部材へ接触する状態になるまでの、相対回転の回転角度は、前記全回転角度に対して20〜35であり、
    前記螺合を開始した後、前記ボトル側係合部と前記取付け側係合部とが係合し始める状態になるまでの、相対回転の回転角度は、前記全回転角度に対して60〜95である、請求項1または2に記載のパンク修理キット。
  4. 前記ボトル開口部の前記ボトル取付け部への相対回転の回転軸方向に直交する方向から視たとき、前記開封用突起部は、三角形状の刃である、請求項1〜3のいずれかに記載のパンク修理キット。
  5. 前記開封用突起部は、片刃である、請求項4に記載のパンク修理キット。
  6. 前記開封用突起部の三角形状は、前記回転軸方向に直交する方向から視たとき、前記三角形状の頂点を通り前記回転軸方向に平行な仮想線に対して、非対称である、請求項4または5に記載のパンク修理キット。
  7. 前記ボトル取付け部は、前記開封用突起部を3個以上有する、請求項1〜6のいずれかに記載のパンク修理キット。
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