JP6619882B2 - D−プシコースを利用した脂質の吸収抑制および/または排出促進方法 - Google Patents

D−プシコースを利用した脂質の吸収抑制および/または排出促進方法 Download PDF

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Description

本発明はD−プシコースを利用した脂質の吸収抑制および/または排出促進方法に関する。
D−プシコース(D−psicose)はD−フルクトースのC−3エピマーであり、スクロースの加水分解またはD−グルコースの異性化で得られるD−グルコース及びD−フルクトースの商業用混合物で極少量存在する天然糖であり、砂糖に比べて甘味度が70%の単糖類である。D−プシコースは人体内で代謝されずカロリーがほぼゼロであり、体脂肪形成の抑制作用で体重増加に影響が少ない甘味料として報告されている。最近では、D−プシコースの非齲蝕及び抗齲蝕機能に関する効果が発表され、歯牙健康に役立つ素材と砂糖を代替する甘味料として開発が活発に行われている。前述の特性と機能性のためD−プシコースは体重増加防止用の甘味料として食品産業分野で脚光を浴びている。
D−プシコースは、米国農務省(USDA;United States Department of Agriculture)がGRAS(Generally Recognized As Safe;一般的に安全な物質で認められる。)で認定した物質であり、D−プシコースが脂質代謝に影響を与えるという研究報告があるが(Yasuo nagata et al.,J. Agric、Food Chem.2015,63,3168−3176)、D−プシコースの脂質吸収の減少と脂質の排出用途に関する報告はない。
本発明者らは、D−プシコースが小腸内の脂質吸収を抑制して糞便内の脂質含有量を著しく増加させる機能があり、体重、体脂肪量、および血漿脂質濃度(遊離脂肪酸、中性脂肪、総コレステロール、非高密度リポタンパク質コレステロール、アポリポタンパク質B)を減少させて体重、体脂肪量、および血漿脂質プロファイルが正常化し、脂肪酸合成酵素であるFAS(Fatty acid synthase)の活性を減少させる効果を確認し、本発明を完成した。
本出願の目的は、D−プシコースを客体(subject)に投与するステップを含む前記客体が摂取した脂質(lipid)の吸収抑制および/または排出促進方法、D−プシコースを含む組成物の食品脂質の吸収を減少する用途、D−プシコースを含む脂肪酸合成酵素(FAS:Fatty acid synthase)の活性抑制剤、D−プシコースを客体(subject)に投与するステップを含む前記客体の脂肪酸合成酵素活性を抑制する方法、薬剤学的有効量のD−プシコースを、これを必要とする客体(subject)に投与するステップを含む、高脂血症、動脈硬化症または脂肪肝の予防、改善または治療方法、およびD−プシコースを含む、高脂血症、動脈硬化症または脂肪肝の予防、改善または治療用の組成物を提供することである。
以下、本出願の内容についてより詳細に説明する。本明細書に記載のない内容は、本出願の技術分野または類似分野における熟練者であれば十分な認識と類推が可能であるため、その説明を省略する。
本出願の目的を達成するため本出願の一実施形態では、D−プシコースを客体(subject)に投与するステップを含む前記客体が摂取した脂質(lipid)の吸収抑制および/または排出促進方法を提供する。
本出願の客体は人間または非人間を含む哺乳類を含み、非人間哺乳類にはマウス、ラット、犬、猫、馬、牛、羊、ヤギ、ブタ、ウサギなどがあるが、これらに限定されない。
本出願の脂質は動物脂質および植物性脂質を含むが、これに限定されない。具体的に、本出願の脂質は動物脂質、植物性脂質またはその組み合わせである。より具体的に、前記脂質は、食品または餌に含まれる脂質である。
本出願の投与は、経口投与、非経口投与(例えば、静脈内、皮下、腹腔内または局所適用)で実施できる。具体的に、本出願の投与は、経口投与で実施できる。
本出願の投与は、前記客体が摂取した脂質100重量部に対してD−プシコース10〜50重量部で投与する。より具体的には、本出願の投与は、前記客体が摂取した脂質100重量部に対して10〜40、10〜30、10〜25、15〜50、15〜40、15〜30、15〜25、20〜50、20〜40、20〜30、20〜25、または25重量部で投与する。
本出願の一実施例において、本出願の吸収は小腸内吸収である。具体的に、D−プシコースを高脂肪食餌肥満マウスに投与した場合、小腸での脂質吸収に関連する遺伝子(CD36、FATP4、ApoB48)のmRNA発現が減少することを確認した。具体的には、排出量と関連しては、排泄と関連する遺伝子(ABCG5とABCG8)のmRNA発現が減少することを確認した。
本出願の他の実施例では、D−プシコースを含む組成物の食品脂質の吸収抑制および/または排出を促進するための用途を提供する。
D−プシコースは甘味料として広く使用されるが、本出願で初めて食品脂質の吸収と排出に関連したメカニズムを確認し、具体的内容は上述の通りである。
本出願の他の実施例で、D−プシコースを含む脂肪酸合成酵素(FAS:Fatty acid synthase)活性の抑制剤またはD−プシコースを客体(subject)に投与するステップを含む前記客体の脂肪酸合成酵素活性を抑制する方法を提供する。
本出願の他の実施例で本出願のD−プシコースは、肝臓で脂肪酸β−酸化活性を減少させる。また、本出願のD−プシコースは、脂肪組織における脂肪酸β−酸化活性を高める。
本出願の他の実施例では、薬剤学的有効量のD−プシコースを必要とする客体(subject)に投与するステップを含む、高脂血症、動脈硬化症または脂肪肝の予防、改善または治療方法を提供する。
本出願は他の実施例では、D−プシコースを含む、高脂血症、動脈硬化症または脂肪肝の予防、改善または治療用組成物を提供する。
本出願における「高脂血症」は、中性脂肪とコレステロールなどの脂肪の代謝が正常に行われず、血液中に脂肪量が多くて誘発される疾患を意味する。より具体的には、高脂血症は血液内の中性脂肪、LDLコレステロール、リン脂質、および遊離脂肪酸などの脂質成分が増加した状態で、発生頻度の多い高コレステロール血症または高中性脂肪血症が含まれる。
本出願における「動脈硬化症」は、血管の最内側の膜(内皮)にコレステロール沈着や血管内皮細胞の増殖などにより血管が狭小または閉鎖されて、末梢血管への血流障害を起こす疾患を意味する。
本出願における「脂肪肝」は肝臓の脂肪代謝障害により過量の脂肪が肝細胞に蓄積した状態を意味し、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、動脈硬化、脂肪肝と膵炎などのさまざまな疾病の原因となる。
本出願における「予防」は、目的とする疾患の発症を抑制または遅延させる全ての行為を意味する。具体的には、本出願の「予防」は、本出願のD−プシコースによって高脂血症、動脈硬化症または脂肪肝の症状(例えば、血漿で遊離脂肪酸、中性脂肪、総コレステロール、non−HDLコレステロール及びApo−Bの濃度、動脈硬化指数(AI)の増加;肝組織における脂肪酸、中性脂肪及びコレステロール含量の増加;また脂肪球サイズの増加など)の発生を抑制または遅延することを意味する。
本出願における「改善」は、発病した疾病の症状及び副作用を軽減または緩和する全ての行為を意味する。本出願における「治療」は、発病した疾病の症状と副作用を改善、好転または良い方向に変更するすべての行為を意味する。具体的には、本出願の「改善」または「治療」は、本出願のD−プシコースによって前記高脂血症、動脈硬化症または脂肪肝の症状が軽減、改善、緩和または好転されて血漿から遊離脂肪酸、中性脂肪、総コレステロール、non−HDLコレステロールまたはApo−Bの濃度の減少;血漿のHDL−コレステロールまたはApo−AI濃度の増加;動脈硬化指数(AI)の減少;肝組織の脂肪酸、中性脂肪またはコレステロール含量の減少;または肝組織の脂肪球サイズの減少などの現象が現れることを意味する。
下記実施例で実証したように本出願のD−プシコースは、具体的には、高脂肪食餌誘導性肥満マウスの血漿で、遊離脂肪酸、中性脂肪、総コレステロール、non−HDLコレステロール、Apo−Bの濃度、レプチン及びレジスチンの濃度、およびレプチン:アディポネクチン比率を著しく減少させて正常食餌群と類似な水準を維持し、正常食餌群より血漿のHDL−コレステロールとApo−AI濃度を増加させて動脈硬化指数(AI)が下がることで、高脂血症または動脈硬化症の予防、改善または治療の効果があることを確認した。また、本出願のD−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの肝組織で脂肪酸合成酵素のFAS活性を減少させ、肝組織における脂肪酸、中性脂肪、およびコレステロールの含量だけでなく、脂肪球のサイズを減少させることで、高脂肪食餌による脂肪肝の生成を抑制する。また、高脂肪食餌誘導性肥満マウスの肝臓で脂肪酸合成に関連した遺伝子のmRNA発現を減少させ、脂肪肝の予防または治療の効果があることを確認した。
前記内容から、本出願D−プシコースは小腸内の脂質の吸収を抑制し、糞便内の脂質含量を著しく増加させる機能のあることが分かる。また、血漿脂質濃度を減少させて血漿脂質プロファイルを正常化する効果のあることが分かる。したがって、本出願のD−プシコースは、高脂血症、動脈硬化症または脂肪肝の予防、改善または治療に有用な医薬品と食品(具体的には、健康機能食品)に使用することができる。
本出願の組成物は、目的とする方法に応じて、経口投与、非経口投与(例えば、静脈内、皮下、腹腔内または局所適用)が可能であり、具体的に経口投与することができる。
本出願の組成物が薬剤学的組成物として使用される場合、投与のためにD−プシコースに加えて薬剤学的に許容可能な担体の1種以上をさらに含むことができる。薬剤学的に許容可能な担体は、生理食塩水、滅菌水、リンゲル液、緩衝食塩水、デキストロース溶液、マルトデキストリン溶液、グリセロール、エタノール、およびこれらの成分のうち1成分以上を混合して使用することができ、必要に応じて抗酸化剤、緩衝液、静菌剤など他の通常の添加剤を添加することができる。また希釈剤、分散剤、界面活性剤、結合剤及び潤滑油を付加的に添加して水溶液、懸濁液、乳濁液などの注射用剤形、丸薬、カプセル、顆粒または錠剤に製剤化することができる。さらに、当分野の適正な方法によって、またはRemington’s Pharmaceutical Science(最新版)、Mack Publishing Company、Easton PAに開示された方法を用いて、各疾患または成分に応じて製剤化することができる。
本出願の薬剤学的組成物の投与量は、患者の体重、年齢、性別、健康状態、食餌、投与時間、投与方法、排泄率および疾患の重症度などによってその範囲が多様である。本出願のD−プシコースは一日投与量が約0.0001〜600mg/kg、好ましくは約0.001〜500mg/kgであり、一日に一回ないし数回に分けて投与する。
本出願の薬剤学的組成物は、単独で、または手術、ホルモン治療、薬物治療、および生物学的反応の調節剤を使用する方法と併用して使用することができる。
本出願の組成物は、食品または健康食品の組成物として使用する。本出願のD−プシコースを食品または健康食品の組成物に使用する場合、前記D−プシコースをそのまま添加することと他の食品または食品成分と共に使用することができ、通常の方法で使用することもできる。有効成分の混合量は使用目的(予防、健康または治療的処置)に応じて適切に決定する。前記食品組成物は脂質が含まれる食品や健康食品の組成物であれば制限なく含まれる。食品組成物の例として、肉類、ソーセージ、パン、ケーキ、チョコレート、キャンディー類、スナック類、菓子類(クッキー、クラッカーなど)、ピザ、麺類(ラーメンなど)、ガム類、アイスクリーム類を含む酪農製品、各種スープ、ケチャップ、ソース、グレービー(gravies)、ドレッシング、飲料水、茶、ドリンク剤、アルコール飲料、およびビタミン複合剤などがある。
本出願の食品または健康食品組成物は、通常の飲料のように様々な香味剤または天然炭水化物などを追加成分として含有することができる。上述した天然炭水化物は、ブドウ糖及び果糖などの単糖類、マルトースおよびスクロースなどの二糖類、デキストリンおよびシクロデキストリンなどの多糖類、並びにキシリトール、ソルビトール、およびエリスリトールなどの糖アルコールである。甘味料としてはソーマチン、ステビア抽出物などの天然甘味料とサッカリン、アスパルテームなどの合成甘味料などを使用する。前記天然炭水化物の割合は、本出願の食品または健康食品組成物100ml当たり、一般的に約0.01〜0.20g、具体的には、約0.04〜0.10gである。
更に、本出願の食品または健康食品組成物は、様々な栄養剤、ビタミン、電解質、風味剤、着色剤、ペクチン酸及びその塩、アルギン酸及びその塩、有機酸、保護コロイド性増粘剤、pH調整剤、安定化剤、防腐剤、グリセリン、アルコール、炭酸飲料に用いる炭酸化剤などを含有する。その他、本出願の食品または健康食品組成物は、天然果実ジュース、果実ジュース飲料、野菜飲料を製造するための果肉を含有する。これらの成分は、独立して、または組み合わせて使用することができる。これらの添加剤の割合は、本出願の食品または健康食品組成物100重量部当たり0.01〜0.20重量部の範囲である。
本出願の食品脂質の吸収を減少させるための用途、脂肪酸合成酵素の活性抑制剤、脂肪酸合成酵素活性の抑制方法、高脂血症、動脈硬化症または脂肪肝の予防、改善または治療方法、および本出願の組成物は、本出願の脂質吸収抑制および/または排出促進方法とD−プシコース、脂質、投与、および客体などが共通であるから、共通事項について本明細書の過度な複雑性を避けるためにその記載を省略する。
本発明では、食餌群ごとに等カロリー食餌(isocaloric diet)を提供してD−プシコースのカロリー低減効果を排除し、D−プシコース自体の生理活性機能について明確に解明した。その結果、D−プシコースは小腸内の脂質の吸収を抑制し、糞便内の脂質含有量を著しく増加させることで脂肪生成を抑制する機能があり、体重、体脂肪量、および血漿脂質濃度を減少させ、体重、体脂肪量、および血漿脂質プロファイルが短時間で正常化することを確認し、D−プシコースは脂質関連の代謝性疾患の予防および/または治療の目的で使用できると期待される。
D−プシコースと共に高脂肪食餌を与えたC57BL/6Jマウスを用いて、16週間の体重変化を観察した図である[正常食餌群(ND)、高脂肪食餌群(HFD)、PSI群(HFD+5%D−プシコース、w/w)、ERY群(HFD+5%エリスリトール、w/w)、GLU群(HFD+5%D−グルコース、w/w)、およびFRU群(HFD+5%D−フルクトース、w/w)]。
D−プシコースと共に高脂肪食餌を与えたC57BL/6Jマウスを用いて、16週間血漿の中性脂肪と総コレステロール濃度の変化を観察した図である[正常食餌群(ND)、高脂肪食餌群(HFD)、PSI群(HFD+5%D−プシコース、w/w)、ERY群(HFD+5%エリスリトール、w/w)、GLU群(HFD+5%D−グルコース、w/w)、およびFRU群(HFD+5%D−フルクトース、w/w)]。
D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスで、血漿レプチン、レジスチン、アディポネクチンとレプチン:アディポネクチンの比率(L:A ration)に及ぼす影響を示した図である[正常食餌群(ND)、高脂肪食餌群(HFD)、PSI群(HFD+5%D−プシコース、w/w)、ERY群(HFD+5%エリスリトール、w/w)、GLU群(HFD+5%D−グルコース、w/w)、およびFRU群(HFD+5%D−フルクトース、w/w)]。
D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの肝臓で、(A)脂質プロファイル、(B)脂質調節酵素活性、および(C)組織形態に及ぼす影響を示した図である[正常食餌群(ND)、高脂肪食餌群(HFD)、PSI群(HFD+5%D−プシコース、w/w)、ERY群(HFD+5%エリスリトール、w/w)、GLU群(HFD+5%D−グルコース、w/w)、およびFRU群(HFD+5%D−フルクトース、w/w)]。
D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの脂肪組織で、(A)脂質調節酵素活性及び、(B)組織形態に及ぼす影響を示した図である[正常食餌群(ND)、高脂肪食餌群(HFD)、PSI群(HFD+5%D−プシコース、w/w)、ERY群(HFD+5%エリスリトール、w/w)、GLU群(HFD+5%D−グルコース、w/w)、およびFRU群(HFD+5%D−フルクトース、w/w)]。
D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの肝臓で脂肪酸合成および酸化に関連した遺伝子(FAS、ACC1、CPT1α及びCPT2)のmRNA発現に及ぼす影響を示した図である[正常食餌群(ND)、高脂肪食餌群(HFD)、PSI群(HFD+5%D−プシコース、w/w)、ERY群(HFD+5%エリスリトール、w/w)、GLU群(HFD+5%D−グルコース、w/w)、およびFRU群(HFD+5%D−フルクトース、w/w)]。
D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの糞便内の脂質含量に及ぼす影響を示した図である[正常食餌群(ND)、高脂肪食餌群(HFD)、PSI群(HFD+5%D−プシコース、w/w)、ERY群(HFD+5%エリスリトール、w/w)、GLU群(HFD+5%D−グルコース、w/w)、およびFRU群(HFD+5%D−フルクトース、w/w)]。
D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの小腸で脂質の吸収と排泄に関連した遺伝子(CD36、FATP4、ApoB48、ABCG5およびABCG8)のmRNA発現に及ぼす影響を示した図である[正常食餌群(ND)、高脂肪食餌群(HFD)、PSI群(HFD+5%D−プシコース、w/w)、ERY群(HFD+5%エリスリトール、w/w)、GLU群(HFD+5%D−グルコース、w/w)、およびFRU群(HFD+5%D−フルクトース、w/w)]。
図1ないし8に示した結果に基づいて、高脂肪食餌誘導性肥満マウスの小腸、肝臓および脂肪組織における脂質代謝のD−プシコースの役割を簡単に示した模式図である。
本発明は、D−プシコースを客体(subject)に投与するステップを含む前記客体で脂質(lipid)吸収または脂肪酸合成酵素(FAS:Fatty acid synthase)活性を抑制させる方法;D−プシコースを含む脂肪酸合成酵素活性抑制剤;薬剤学的有効量のD−プシコース及びこれを必要とする客体(subject)に投与するステップを含む、高脂血症、動脈硬化症または脂肪肝の予防または治療方法;及びD−プシコースを含む高脂血症、動脈硬化症または脂肪肝の予防または治療用組成物を提供する。
前記組成物は、薬学的組成物および食品組成物を含む。
以下、本発明の理解のために好ましい実施例を提示する。しかし、下記実施例は本発明を理解するためのものであり、本発明の内容は実施例によって限定されない。
実施例1:D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの体重、臓器重量および脂肪組織重量に与える影響
本発明のD−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの体重、臓器重量および脂肪組織重量に与える影響を確認するために下記の実験を行った。
まず、4週齢の雄性C57BL/6Jマウス(合計60匹)をJackson Laboratoryから購入した。マウスを恒温・恒湿(20〜23℃、45〜65%)及び照明調節(12時間ごとに明暗交代)が可能な動物飼育室で適応させて、到着後の1週間にペレット化した商業用の非精製飼料を給与した後、前記マウスをランダムで6つの群(n=10)に分けて、16週間表1に示した組成の各実験飼料を給与した。(正常食餌群(ND、AIN(American Institute of Nutrition)−76半合成飼料)、高脂肪食餌群(HFD、AIN−76飼料を基準に20%脂肪+1%コレステロール)、PSI群(HFD+5%D−プシコース、w/w、Sigma Chemical Company)、ERY群(HFD+5%エリスリトール、w/w、Sigma Chemical Company)、GLU群(HFD+5%D−グルコース、w/w、Sigma Chemical Company)、およびFRU群(HFD+5%D−フルクトース、w/w、Sigma Chemical Company)。マウスは、PSI群を基準に対飼養(pair−feeding)して、すべての高脂肪食餌摂取群に等カロリーを摂取させ、蒸留水の摂取は自由であった。マウスの飼料摂取量は毎日記録し、マウスの体重は2週間ごとに測定した。また、臓器重量および脂肪組織重量は致死後に測定した。)
すべての動物処理の手続きは、韓国慶北大学校動物実験倫理委員会の承認を受けた(承認番号:KNU−2013−18)。
D−プシコースと共に高脂肪食餌を与えたC57BL/6Jマウスにおける16週間の体重変化を観察した結果は、図1および表2に示し、臓器重量および脂肪組織重量を測定した結果は表2に示した。
[表1]
実験飼料の組成(% of diet、w/w)
* ミネラル混合物(AIN−76):リン酸カルシウム 500g/kg、NaCl 74g/kg、クエン酸カリウム 2220g/kg、硫酸カリウム 52g/kg、酸化マグネシウム 24g/kg、炭酸マンガン 3.5g/kg、クエン酸鉄 6g/kg、炭酸亜鉛 1.6g/kg、炭酸銅 0.3g/kg、ヨウ素酸カリウム 0.01g/kg、亜セレン酸ナトリウム(sodium selenite) 0.01g/kg、硫酸クロムカリウム(Chromium Potassium Sulfate) 0.55g/kg、スクロース 118.03g/kg
† ビタミン混合物AIN−76:チアミンHCl 0.6g/kg、リボフラビン 0.6g/kg、ピリドキシンHCl 0.7g/kg、ナイアシン(niacin) 3g/kg、パントテン酸カルシウム(Calcium pantothenate) 1.6g/kg、葉酸(Folic acid) 0.2g/kg、ビオチン 0.02g/kg、ビタミンB12 1g/kg、ビタミンA 500,000IU/g) 0.8g/kg、ビタミンD3(400,000IU/g) 0.25g/kg、ビタミンEアセテート(500IU/g) 10g/kg、メナジオン重亜硫酸ナトリウム(menadione sodium bisulfate) 0.08g/kg、Sucrose 981.15g/kg
[表2]
・ND群とHFD群間の統計的有意性;p<0.05、**p<0.01、***p<0.001
・HFD、ERY、GLU、FRU、PSI群間の統計的有意性(p<0.05);平均値a,b,c
・BWG:体重増加量
・FER(food efficiency ratio、食餌効率 )=体重増加量/飼料摂取量
図1及び表2に示すように、すべての実験群においてマウスの初期体重はほぼ同じであったが、4週から高脂肪食餌誘導性肥満マウスの体重が正常食餌群(ND)に比べて有意に増加した。しかし、PSIを補充した肥満マウスの体重増加は、食物給与4週後から顕著に抑制され、ND群とほぼ同様の体重レベルを維持した。これで、PSI群の食餌効率は、他の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)より有意に減少し、ND群とほぼ同じレベルを維持したことが分かる。
また、PSI群の体重減少が臓器重量の減少に起因したかを確認するために、臓器[筋肉、肝臓、腎臓]及び脂肪組織[腎周囲脂肪(Perinephric fat)、副睾丸脂肪(Epididymal fat)、後腹腔脂肪(Retroperitoneal fat)、皮下脂肪(Subcutaneous fat)、腸間膜脂肪(Mesenteric fat)、内臓脂肪(Visceral fat)、肩甲骨間白色脂肪組織(Interscapular WAT)、肩甲骨間褐色脂肪組織(Interscapular BAT)、総白色脂肪組織(Total WAT)]の重量を測定した結果、表2に示すようにPSI群以外の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)マウスの単位体重当たりの筋肉および腎臓の重量はND群に比べて有意に減少し、単位体重当たりの腎臓の重量はND群に比べ著しく高かった。しかし、PSI群の単位体重当たりの筋肉および腎臓の重量はND群の値と類似であった。また、PSI群以外の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)はND群に比べて単位重量当たりの腎臓周囲脂肪、副睾丸炎脂肪、後腹腔脂肪、皮下脂肪、腸間膜脂肪、内臓脂肪、肩甲骨間白脂肪組織、肩甲骨間褐色脂肪組織、および総白色脂肪組織の重量が有意に増加したが、PSI群は全種類の脂肪の蓄積が有意に減少されてND群とほぼ同じレベルを維持した。
したがって、本発明のD−プシコースは高脂肪食餌誘導性肥満マウスの体重増加を抑制し、食餌効率と単位体重当たりの肝臓と脂肪組織の重量を減少させてND群と同様のレベルを維持することにより、体重および体脂肪量を正常化する効果を表すことが分かる。
実施例2:D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの血漿脂質プロファイルに及ぼす影響
本発明のD−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの血漿脂質プロファイルに及ぼす影響を確認するために、下記の実験を行った。
血漿遊離脂肪酸、リン脂質、Apo−AI(apolipoprotein AI)とApo−B(apolipoprotein B)はNittobo enzymatic kit(Nittobo medical Co.,Tokyo,Japan)を用いて測定し、血漿HDL−コレステロール、中性脂肪(triglyceride、TG)および総コレステロール(total−C)はAsan enzymatic kits(Asan、Seoul、South Korea)を用いて測定した。
その結果は、図2及び表3に示した。
[表3]
・ND群とHFD群間の統計的有意性;p<0.05、**p<0.01、***p<0.001
・HFD、ERY、GLU、FRU、PSI群間の統計的有意性(p<0.05);平均値a,b,c
・TG、Triglyceride、中性脂肪; C、Cholesterol、コレステロール; PL、Phospholipid、リン脂質; HDL−C、high density lipoprotein cholesterol、高密度リポタンパク質コレステロール; ApoA−I、Apolipoprotein A−I、アポリポタンパク質A−I; Apo−B、Apolipoprotein B、アポリポタンパク質B; AI、Atherogenic index、動脈硬化指数[(TotalC−HDL−C)/HDL−C]; HTR、(HDL−C/TotalC)×100
図2及び表3に示すように、PSI群以外の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)はND群に比べて、血漿の遊離脂肪酸、中性脂肪、リン脂質、総コレステロール、HDL−コレステロール、non−HDLコレステロール、Apo−AI、Apo−Bの濃度が増加したが、PSI群は血漿の遊離脂肪酸、中性脂肪、総コレステロール、non−HDLコレステロール、Apo−Bの濃度が正常食餌群と同じレベルであった。特に、PSI群はND群よりHDL−コレステロールとApo−AI濃度が増加し、動脈硬化指数(AI)はより低かった。
したがって、本発明のD−プシコースは高脂肪食餌誘導性肥満マウスの血漿において、遊離脂肪酸、中性脂肪、総コレステロール、non−HDLコレステロール、Apo−Bの濃度を減少させてND群と類似レベルを維持することにより、血漿脂質プロファイルを正常化させる効果を表すことが分かり、また、D−プシコースはND群に比べ血漿HDL−コレステロールとApo−AI濃度を増加させて動脈硬化指数(AI)が減少することで、動脈硬化予防用に利用できると期待される。
実施例3:D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの血漿レプチン、レジスチン、アディポネクチン及びレプチン:アディポネクチン比率(L:A ration)に及ぼす影響
本発明のD−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの血漿レプチン、レジスチン、アディポネクチン及びレプチン:アディポネクチン比率(L:A ration)に及ぼす影響を確認するために、下記の実験を行った。
血漿レプチン、レジスチン及びアディポネクチンの濃度は、Bio−Radのマルチプレックス測定キット(Hercules、CA、USA)で測定した。全ての試料は二重分析し、Luminex 200 labmap system(Luminex、Austin、TX、USA)で分析した。データ分析は、Bio−Plex Manager software version 4.1.1(Bio−Rad、Hercules、CA、USA)で行った。
その結果は図3に示した。
図3に示すように、PSI群以外の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)はND群に比べて、血漿レプチンとレジスチンの濃度、及びレプチン:アディポネクチン比率が著しく増加したが、PSI群は血漿レプチンとレジスチンの濃度、およびレプチン:アディポネクチン比率が著しく減少しND群と同じレベルであった。
よって、本発明のD−プシコースは高脂肪食餌誘導性肥満マウスで血漿レプチンとレジスチンの濃度、およびレプチン:アディポネクチン比率を減少させ、正常レベルまで正常化させる効果があることが分かる。
実施例4:D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの肝臓において脂質プロファイル、脂質調節酵素活性および組織形態に及ぼす影響
本発明のD−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの肝臓において脂質プロファイル、脂質調節酵素活性および組織形態に及ぼす影響を確認するために、下記の実験を行った。
実施例4−1.肝臓の脂質プロファイル
正常食餌群(ND)と高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU、PSI)のマウスの肝臓から脂質を抽出、乾燥した後、乾燥した脂質残留物を1mlのエタノールに溶解させた。200μlの溶解された脂質溶液に、蒸留水内のTriton X−100、およびコール酸ナトリウム(sodium cholate)溶液を加え乳化させた。肝臓の脂肪酸、中性脂肪及びコレステロールの含量は、前記実施例2で使用した同じ酵素キットにより分析した。
その結果は、図4(A)に示した。
図4(A)に示すように、高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU、PSI)はND群に比べて肝臓の脂肪酸、中性脂肪及びコレステロールの含量が有意的に高かったが、PSI群は他の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)より肝臓の脂肪酸、中性脂肪及びコレステロールの含量が有意的に減少したことを確認した。
実施例4−2.肝臓の脂質調節酵素の活性
試料を準備し、Hulcher及びOlesonによって報告された方法で分析した。具体的に、肝臓の脂質調節酵素の中で脂肪酸合成酵素であるFAS(fatty acid synthase)の活性はNepokroeffなどの方法により分光検定法(spectrophotometric assay)で測定し、細胞質分画100ulを混ぜて30℃で2分間反応させた後、340nmで吸光度減少量を測定した。FAS活性度の単位は、細胞質画分1mg当たり1分間酸化されたNADPHのnmolで表示した。脂肪酸β−酸化活性はLazarow方法を利用し、palmitoyl−CoAを基質として、NADがNADHに還元する程度を測定した。β−酸化活性単位は、ミトコンドリアタンパク質1mg当たり1分間生成されたNADHのnmolで表示した。
その結果は図4(B)に示した。
図4(B)に示すように、PSI群以外の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)はND群に比べてFAS活性及び脂肪酸β−酸化活性が有意的に増加したが、PSI群は他の高脂肪食餌群よりFAS活性及び脂肪酸β−酸化活性が有意的に減少しND群同じレベルであった。
実施例4−3.肝組織形態
正常食餌群(ND)及び高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU、PSI)のマウスから肝組織を除去し、10%ホルマリン緩衝溶液で肝組織を固定した。固定された肝組織をパラフィンに包埋し、4mmの肝組織切片を準備した。肝組織切片の断面をヘマトキシリンおよびエオシンで染色し、染色された部分を×200倍率の光学顕微鏡(Nikon、Tokyo、Japan)を用いて観察した。
その結果は図4(C)に示した。
図4(C)に示すように、PSI群以外の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)はND群に比べて肝組織の脂肪球蓄積がもっと鮮明に現れたが、PSI群は他の高脂肪食餌群より肝組織の脂肪球サイズが減少したことを確認した。
上述のように、本発明のD−プシコースは高脂肪食餌誘導性肥満マウスの肝臓で脂肪酸、中性脂肪、コレステロール含量、FAS活性、脂肪球サイズを減少させ、脂肪肝を抑制する効果を表すことが分かる。また、D−プシコースは肝臓で高脂肪食餌によって増加した脂肪酸β−酸化活性を正常食餌群のレベルに減少させることで、全般的な肝組織脂質代謝の恒常性を正常化レベルに維持させる効果も確認した。
実施例5:D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの脂肪組織で脂質調節酵素活性および組織形態に及ぼす影響
本発明のD−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの脂肪組織で脂質調節酵素活性および組織形態に及ぼす影響を確認するために下記の実験を行った。
実施例5−1.脂肪組織の脂質調節酵素活性
試料を準備し、Hulcher&Olesonによって報告された方法で分析した。具体的に、副睾丸炎白色脂肪組織の脂質調節酵素の中でFAS活性はNepokroeffなどの方法により分光検定法で測定し、細胞質分画100ulを混ぜて30℃で2分間反応した後、340nmで吸光度の減少量を測定した。FAS活性度の単位は、細胞質画分1mg当たり1分間酸化したNADPHのnmolで表した。脂肪酸β−酸化活性はLazarow方法を利用して、palmitoyl−CoAを基質として、NADがNADHに還元する程度を測定した。β−酸化活性単位は、ミトコンドリアタンパク質1mg当たり1分間生成されたNADHnmolで表した。
その結果は、図5(A)に示した。
図5(A)に示すように、PSI群以外の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)はND群に比べてFAS活性が有意的に増加して脂肪酸β−酸化活性は有意的に減少したが、PSIでは他の高脂肪食餌群よりFAS活性が有意的に減少した一方、脂肪酸β−酸化活性は有意的に増加し、正常食餌群と同じレベルであることを確認した。したがって、本発明のD−プシコースは高脂肪食餌誘導性肥満マウスの脂肪組織で脂肪酸合成を減少させ、脂肪酸酸化を増加させて体脂肪重量を減少させる効果を表すことが分かる。
実施例5−2.脂肪組織の組織形態
正常食餌群(ND)と高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU、PSI)のマウスから副睾丸白色脂肪組織(epididymal WAT)を除去し、10%ホルマリン緩衝溶液で副睾丸白色脂肪組織を固定した。固定された副睾丸炎白色脂肪組織をパラフィンに包埋し、4mmの副睾丸白色脂肪組織切片を準備した。副睾丸炎白色脂肪組織切片の断面をヘマトキシリンおよびエオシンで染色し、染色された部分を×200倍率の光学顕微鏡(Nikon、Tokyo、Japan)を用いて観察した。
その結果は、図5(B)に示した。
図5(B)に示すように、PSI群以外の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)はND群に比べて副睾丸白色脂肪組織の脂肪細胞サイズが顕著増加したことを観察されたが、PSI群は他の高脂肪食餌群より脂肪細胞サイズが相対的に減少した。
上述したように、本発明のD−プシコースは高脂肪食餌誘導性肥満マウスの脂肪組織で、脂肪酸合成の減少、脂肪酸酸化の増加、脂肪細胞サイズの減少、脂質蓄積の抑制を起こすことで、体脂肪量を正常レベルまで正常化させる効果を表すことが分かる。
実施例6:D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの肝臓で脂肪酸合成および酸化に関連した遺伝子のmRNA発現に及ぼす影響
本発明のD−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの肝臓で脂肪酸合成および酸化に関連した遺伝子(FAS、ACC1、CPT1αとCPT2)のmRNA発現に及ぼす影響を確認するため、下記の実験を行った。
試料を準備し、前記のように分析した。具体的に、総RNAをQuantiTect Reverse Transcription kit(QIAGEN Gmblh、Hilden、Germany)を用いてcDNAを合成した。RNA発現は、QuantiTect SYBR Green PCR kit(QIAGEN Gmblh、Hilden、Germany)を用いてreal−time quantitative PCRで定量分析した。プライマーを設計してFAS(fatty acid synthase、14101)、ACC1(Acetyl−CoA carboxylase 1、107476)、CPT1α(Carnitine palmitoyltransferase1α、12894)、およびCPT2(Carnitine palmitoyltransferase 2、12896)を検出し、internal transcription markerはGAPDHを使用した。94℃で15秒、58℃で30秒、72℃で30秒、65℃で15秒が1サイクルであり、合計40サイクルを反応させた。この時、サイクルごとに蛍光信号をモニタリングして検知したthreshold cycle(Ct)を分析し、各実験群間のmRNA発現をCFX96 Real time system(Bio−rad、USA)で定量分析した。
その結果は図6に示した。
図6に示すように、すべての高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU、PSI)はND群に比べて肝臓の脂肪酸合成−関連遺伝子(FAS及びACC1)と脂肪酸酸化−関連遺伝子(CPT1α及びCPT2)のmRNA発現が有意的に減少し、特にPSI群は他の高脂肪食餌群より肝臓の脂肪酸合成−関連遺伝子(FAS及びACC1)と脂肪酸酸化−関連遺伝子(CPT1α及びCPT2)のmRNA発現が更に著しく減少した。
したがって、本発明のD−プシコースは高脂肪食餌誘導性肥満マウスの肝臓で脂肪酸合成−関連遺伝子のmRNA発現を減少させ、肝臓の脂肪生成を抑制することが分かる。
実施例7:D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの糞便内脂質排泄に及ぼす影響
本発明のD−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの糞便内脂質含量に及ぼす影響を確認するため、下記の実験を行った。
正常食餌群(ND)と高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU、PSI)のマウス糞便から脂質を抽出と乾燥した後、乾燥した脂質残留物を1mlのエタノールに溶解させた。200μlの溶解された脂質溶液に、蒸留水内のTriton X−100およびコール酸ナトリウム溶液を加えて乳化させた。糞便内の中性脂肪、コレステロール、および脂肪酸の含量は、前記実施例2で使用した同じ酵素キットで分析した。
その結果は図7に示した。
図7に示すように、高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU、PSI)は正常食餌群に比べて糞便内の中性脂肪、コレステロール、および脂肪酸の含量が有意的に増加し、特にPSI群は他の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)より糞便内の中性脂肪、コレステロール、および脂肪酸の含量が有意的に増加したことを確認した。
したがって、本発明のD−プシコースは高脂肪食餌誘導性肥満マウスの糞便内の脂質の排泄を増加させ、これによりD−プシコースが腸内脂肪の吸収抑制効果と関連することが分かる。
実施例8:D−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの小腸で、脂質吸収に関連した遺伝子のmRNA発現に及ぼす影響
本発明のD−プシコースが高脂肪食餌誘導性肥満マウスの小腸で、脂質吸収に関連した遺伝子(CD36、FATP4、ApoB48)と排泄に関連した遺伝子(ABCG5及びABCG8)のmRNA発現に及ぼす影響を確認するため、下記の実験を行った。
試料を準備し、上述したように分析した。具体的に、総RNAをQuantiTect Reverse Transcription kit(QIAGEN Gmblh、Hilden、Germany)を用いてcDNAを合成した。RNA発現は、QuantiTect SYBR Green PCR kit(QIAGEN Gmblh、Hilden、Germany)を用いてreal−time quantitative PCRで定量化した。プライマーを設計してCD36(cluster of differentiation 36、12491)、ApoB48(apolipoprotein B 48、238055)、FATP4(fatty acid transporter 4、26569)、ABCG5(ATP−binding cassette sub−family G member5、27409)及びABCG8(ATP−binding cassette sub−family G member8、67470)を検出し、internal transcription markerはGAPDHを使用した。94℃で15秒、58℃で30秒、72℃で30秒、65℃で15秒が1サイクルであり、合計40サイクルを反応させた。この時、サイクルごとに蛍光信号をモニタリングし、検知したthreshold cycle(Ct)を分析して、各実験群間のmRNA発現をCFX96 Real time system(Bio−rad、USA)で定量分析した。
その結果は図8に示した。
図8に示すように、PSI群以外の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)はND群に比べて小腸における脂質吸収関連遺伝子(CD36、FATP4、ApoB48)のmRNA発現が有意的に増加し、PSI群は他の高脂肪食餌群(HFD、ERY、GLU、FRU)より小腸における脂質吸収関連遺伝子(CD36、FATP4とApo−B48)のmRNA発現が有意的に減少して、正常食餌群のレベルで維持されることを確認した。
したがって、本発明のD−プシコースは高脂肪食餌誘導性肥満マウスの小腸における脂質吸収関連遺伝子のmRNA発現を減少させることにより、小腸内の脂質吸収を抑制して脂質利用を抑制する効果を表すことが分かる。
前記実施例1ないし8に示した結果に基づいて、高脂肪食餌誘導性肥満マウスの小腸、肝臓および脂肪組織の脂質代謝におけるD−プシコースの役割を簡単にまとめて図9に示した。
下記において、本発明の組成物の製剤例を例示する。
製剤例1:薬学的製剤の製造
1.散剤の製造
D−プシコース:200mg
乳糖:100mg
前記成分を混合して、気密布に充填して散剤を製造した。
2.錠剤の製造
D−プシコース:200mg
トウモロコシデンプン:100mg
乳糖:100mg
ステアリン酸マグネシウム:2mg
前記成分を混合した後、通常の錠剤の製造方法によって打錠して錠剤を製造した。
3.カプセル剤の製造
D−プシコース:200mg
トウモロコシデンプン:100mg
乳糖:100mg
ステアリン酸マグネシウム:2mg
前記成分を混合した後、通常のカプセル剤の製造方法によってゼラチンカプセルに充填してカプセル剤を製造した。
4.注射剤の製造
D−プシコース:200mg
マンニトール:100mg
NaHPO・12HO:2mg
注射用の滅菌蒸留水を適量
通常の注射剤の製造方法によって、1アンプル当たり(2ml)前記成分を混合して注射剤を製造した。
製剤例2:食品の製造
本発明のD−プシコースを含む食品を次のように製造した。
1.調理用調味料の製造
D−プシコースが20〜95重量%の健康増進用の調理用調味料を製造した。
2.トマトケチャップ及びソースの製造
D−プシコース0.2〜1.0重量%をトマトケチャップまたはソースに添加して、健康増進用のトマトケチャップまたはソースを製造した。
3.小麦粉食品の製造
D−プシコース0.5〜5.0重量%を小麦粉に添加し、この混合物を利用して、パン、ケーキ、クッキー、クラッカー及び麺類を製造して健康増進用食品を製造した。
4.スープ及び肉汁(gravies)の製造
D−プシコース0.1〜5.0重量%をスープ及び肉汁に添加して、健康増進用の肉加工製品、麺類のスープ及び肉汁を製造した。
5.グラウンドビーフ(ground beef)の製造
D−プシコース10重量%をグラウンドビーフに添加して、健康増進用グラウンドビーフを製造した。
6.乳製品(dairy products)の製造
D−プシコース5〜10重量%を牛乳に添加し、前記ミルクを用いてバター、アイスクリームなどの様々な乳製品を製造した。
製剤例3:飲料の製造
1.炭酸飲料の製造
D−プシコース10〜15%、砂糖5〜10%、クエン酸0.05〜0.3%、キャラメル0.005〜0.02%、ビタミンC0.1〜1%の添加物を混合して、75〜80%の精製水を加えてシロップを製造した。前記シロップを85〜98℃で20〜180秒間殺菌し、冷却水と1:4の割合で混合した後、炭酸ガスを0.5〜0.82%を注入してD−プシコースを含有する炭酸飲料を製造した。
2.健康飲料の製造
D−プシコース(固形分2.5%、97.16%)、ナツメ抽出物(65brix、2.67%)、瓜蒂複合抽出物(固形分70%、0.12%)、ビタミンC(0.02%)、パントテン酸カルシウム(0.02%)、甘草抽出物(固形分65%、0.01%)を均質配合して瞬間殺菌をした後、ガラスびん、ペットボトルなどの小包装容器に包装して健康飲料を製造した。
3.野菜ジュースの製造
D−プシコース0.5gをトマトまたはニンジンジュース1,000mlに加え、健康増進用の野菜ジュースを製造した。
4.フルーツジュースの製造
D−プシコース0.1gをリンゴまたはブドウジュース1,000mlに加え、健康増進用のフルーツジュースを製造した。
前述した本発明の説明は例示に過ぎなく、本発明が属する技術分野の当業者であれば本発明の技術的思想と必須的特徴を変更せずに他の具体的な形態で容易に変形できるだろう。したがって、上述の実施例はすべての面で例示的であり、限定的ではないと理解すべきである。
本発明では、食餌群ごとに等カロリー食餌(isocaloric diet)を提供してD−プシコースのカロリー低減効果を排除することにより、D−プシコース自体の生理活性機能について明確に解明した。その結果、D−プシコースは小腸内の脂質吸収を抑制して糞便内の脂質含量を著しく増加させることで脂肪生成を抑制する機能があり、体重、体脂肪量、および血漿脂質濃度を減少させ、体重、体脂肪量、および血漿脂質プロファイルが短時間に正常化されることを確認した。D−プシコースは、脂質関連代謝性の疾患の予防および/または治療用途で使用できると期待される。

Claims (4)

  1. D−プシコースを有効成分として含む、対象が摂取した脂質(lipid)の吸収抑制および/または排出促進用組成物であって、前記対象が摂取した脂質100重量部に対してD−プシコース10〜50重量部が使用されることを特徴とする組成物
  2. 脂質をさらに含み、前記対象が摂取した脂質100重量部に対してD−プシコース10〜50重量部が使用されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 前記吸収が小腸での吸収であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 対象が摂取した脂質(lipid)の吸収抑制および/または排出促進用組成物であって、前記対象が摂取した脂質100重量部に対してD−プシコース10〜50重量部が使用されることを特徴とする組成物を製造するための、D−プシコースの使用。
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