JP6619116B1 - スポットプランニング評価システム、スポットプランニング評価装置及びプログラム - Google Patents

スポットプランニング評価システム、スポットプランニング評価装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定のターゲットに対して効率的な広告を出稿すること。【解決手段】本開示の一態様に係るスポットプランニング評価システムは、特定のターゲットの含有率が所定の閾値以上である広告枠から構成される有効領域を識別するための情報を取得する取得部と、所定の期間の全広告枠に対して前記有効領域の広告枠によって取得が期待される延べ視聴率(取得GRP(Gross Rating Point))比率の総和が所定の値となるように、前記所定の期間の全広告枠の取得GRP比率の調整を実施する制御部と、を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本開示は、スポットプランニング評価システム、スポットプランニング評価装置及びプログラムに関する。
テレビ放送においては、広告としてコマーシャル(CM:Commercial Message)が放送される。CMは、タイムCM(time CM)及びスポットCM(spot CM)に大別される。タイムCMは、番組と一体で売買される枠で放送されるCMであって、プログラムコマーシャル(program commercial)、番組CM、提供CMなどと呼ばれてもよい。
スポットCMは、テレビ局が定めたCM時間枠に放送されるCMに該当する。スポットCMは、番組間で放送されるステーションブレイク(SB:Station Break)、番組内に挿入されるが提供表示が付かないパーティシペーション(PT:Participation)(又はパーティシペーティングCM)などに分けられる。
既存のスポットCMのプランニング(広告枠選択、作案、買い付け、見積もり、スポットプランニングなどと呼ばれてもよい)は、予め定められた広告出稿パターンに基づいて行われる(例えば、特許文献1)。
特開2000−124867号公報
しかしながら、既存のスポットCMプランニング(スポットプランニングと呼ばれてもよい)は、既存の出稿パターンに従わなければならないという制約があるため、特定のターゲットに対してより効果的なプランニングは提供できていないという課題がある。
そこで本開示は、特定のターゲットに対して効率的な広告を出稿できるスポットプランニング評価システム、スポットプランニング評価装置及びプログラムを提供することを目的の1つとする。
本開示の一態様に係るスポットプランニング評価システムは、特定のターゲットの含有率が所定の閾値以上である広告枠から構成される有効領域を識別するための情報を取得する取得部と、所定の期間の全広告枠に対して前記有効領域の広告枠によって取得が期待される延べ視聴率(取得GRP(Gross Rating Point))比率の総和が所定の値となるように、前記所定の期間の全広告枠の取得GRP比率の調整を実施する制御部と、を有することを特徴とする。
本開示の一態様によれば、特定のターゲットに対して効率的な広告を出稿できる。
図1は、一実施形態に係るスポットプランニング評価システムの概略構成の一例を示す図である。 図2は、一実施形態に係るスポットプランニング評価方法のフローチャートの一例を示す図である。 図3は、ESPゾーンの決定の一例を示す図である。 図4は、取得GRP比率の一例を示す図である。 図5は、ESPゾーン希望比率の一例を示す図である。 図6A及び6Bは、それぞれESPゾーン及びESPゾーン外の取得GRP比率(調整前)の一例を示す図である。 図7は、取得GRP比コントロール適用した後の各取得GRP比率の一例を示す図である。 図8は、実効ターゲット視聴率の一例を示す図である。 図9は、取得GRPコントロールを省略する場合の実効ターゲット視聴率の一例を示す図である。 図10は、一実施形態に係る評価装置の機能構成の一例を示す図である。 図11は、一実施形態に係る評価装置などのハードウェア構成の一例を示す図である。
既存のスポットCMプランニング(買い付け、見積もりなどと呼ばれてもよい)は、予め定められた広告出稿パターンを想定した場合の、世帯視聴率に基づいて行われる。広告の出稿パターンとしては、例えば、逆L型、全日型、ヨの字型、コの字型、逆F型、深夜型、全日昼型などがある。なお、本開示において、広告出稿パターンは、出稿パターン、展開パターン、広告パターン、販売パターンなどで読み替えられてもよい。
スポットCMプランニングは、一般的に、延べ視聴率(Gross Rating Point(GRP))単位で行われる。1GRPあたりのコストはパーコストと呼ばれる。一般に、出稿パターンごとにパーコストが異なる。ある出稿パターンを選択した場合のスポットCMの料金は、GRP×パーコストに基づいて算出されてもよい。
しかしながら、既存のスポットCMプランニング(スポットプランニングと呼ばれてもよい)は、既存の出稿パターンに従わなければならないという制約があるため、特定のターゲットに対してより効果的なプランニングは提供できていないという課題がある。
そこで、本発明者らは、多様なデータを活用してターゲットに好適な広告枠の買い付けをするための評価を実現できる仕組みを着想した。
以下、本開示の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、同一の部には同一の符号が付される。同一の部は名称、機能などが同じであるため、詳細な説明は繰り返さない。
(スポットプランニング評価システム)
図1は、一実施形態に係るスポットプランニング評価システムの概略構成の一例を示す図である。図1に示すスポットプランニング評価システム1は、スポットプランニング評価装置10と、放送配信装置20と、視聴率管理装置30と、を含む。
スポットプランニング評価装置10は、複数の広告キャンペーン間で広告枠の交換を試行し、交換結果についての情報を提供する装置である。スポットプランニング評価装置10は、以下、単に評価装置10とも呼ぶ。
評価装置10は、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などの携帯端末(移動通信端末)であってもよいし、パソコン(PC:Personal Computer)、サーバなどの固定通信端末であってもよい。つまり、本開示における評価装置10は、通信デバイスで読み替えることができる。
評価装置10は、有線及び/又は無線(例えば、LTE(Long Term Evolution)、NR(New Radio)、Wi−Fi(登録商標)など)を介して、ネットワーク(インターネットなど)と通信してもよい。
放送配信装置20は、テレビ(TV:television)に対して放送を配信する装置である。ここで、テレビ(テレビ受像機)は、地上波放送、放送衛星(BS:Broadcasting Satellite)/通信衛星(CS:Communications Satellite)による放送、インターネット放送(インターネットテレビ)などの少なくとも1つを受信する機能を有する装置であってもよい。例えば、テレビは、多機能テレビ、スマートTV、IP(Internet Protocol)TV、セットトップボックスなどであってもよい。
なお、放送は、公衆によって直接受信されることを目的とする電気通信の送信を意味し、無線放送、インターネット放送などを含んでもよい。
視聴率管理装置30は、テレビにおいて放送される番組の実際の視聴率を集計する装置である。視聴率は、所定の時間単位(例えば、秒、分、時)で記憶されてもよい。視聴率管理装置30は、ネットワークを介して他の装置(例えば、評価装置10)に対して視聴率に関する情報を送信してもよい。
視聴率管理装置30は、例えばテレビ視聴率調査者によって管理される装置であってもよい。視聴率管理装置30は、所定の世帯(例えば、調査協力世帯)のテレビに接続された測定機器から視聴履歴のデータを取得して管理してもよい。なお、当該データから視聴率が算出又は予測されてもよい。
視聴率管理装置30は、所定のターゲット(所定の属性に該当するユーザ)ごとの視聴率(ターゲットの個人視聴率)が記録されてもよい。
なお、本開示において、ターゲットは、マーケティングの分野で用いられる性・年齢別区分(C(Child)層、T(Teen)層、M(Male)1−M3層、F(Female)1−F3層)であると想定するが、この分類に限られない。
評価装置10など各装置の機能構成及びハードウェア構成の一例については、後述する。
なお、当該システム構成は一例であり、これに限られない。例えば、各装置は、図1ではそれぞれ1つずつ含まれる構成としたが、各機器の数はこれに限られず、複数存在してもよい。スポットプランニング評価システム1は、一部の装置を含まない構成としてもよいし、1つの装置の機能が複数の装置により実現される構成としてもよい。
複数の装置の機能が1つの装置により実現される構成としてもよい。例えば、評価装置10と、放送配信装置20と、視聴率管理装置30と、の少なくとも2つが、1つのサーバ上で実装されてもよい。
(スポットプランニング評価方法)
本開示の一実施形態に係るスポットプランニング評価方法について、以下で説明する。各スポットプランニング評価方法は、上述のスポットプランニング評価システムに適用されてもよい。
図2は、一実施形態に係るスポットプランニング評価方法のフローチャートの一例を示す図である。
ステップS101において、評価装置10は、ある放送局(チャンネルで読み替えられてもよい)の所定の期間(例えば、一週間)の各広告枠のターゲット含有率を導出する。なお、本開示において、広告枠は、時間帯、ゾーンなどで読み替えられてもよい。
ターゲット含有率は、例えば以下の式1で算出されてもよい。
(式1) ターゲット含有率=ターゲットの個人視聴率/買い付け時の視聴率
つまり、ターゲット含有率は、ターゲットの個人視聴率を、買い付け時の視聴率で割った値に該当してもよい。例えば、ある広告枠の買い付け時の世帯視聴率が10%であり、取得されたターゲット個人視聴率が5%である場合には、ターゲット含有率=5/10=0.5(又は50%)と求められてもよい。なお、ターゲットの個人視聴率は、あるターゲット層に該当する個人全体に対する当該ターゲット層の視聴者の割合を意味してもよい。
なお、本開示において、買い付け時の視聴率は、世帯視聴率であってもよいし、個人全体視聴率であってリアルタイム視聴及び放送後7日目までのタイムシフト視聴を合算した視聴率(「All&P+C7(Program + Commercial 7)」などと呼ばれてもよい)であってもよい。
評価装置10は、ターゲット含有率導出のための情報を取得(例えば、受信)してもよい。例えば、評価装置10は、各広告枠に関して、ターゲットの個人視聴率の情報、買い付け時の視聴率の情報などを取得してもよい。評価装置10は、これらの情報を、視聴率管理装置30から取得(受信)してもよい。
ターゲット含有率導出のための情報は、広告が割り当てられる番組に関する情報(番組情報と呼ばれてもよい)を含んでもよい。番組情報は、例えば、放送日時(開始時間、終了時間、曜日、番組の時間長などを含んでもよい)、タイムランク(CM料金のランク)、番組のジャンル、番組の内容(コンテンツ)の情報、番組に関するキーワード、番組の予測視聴率などを含んでもよい。
ステップS102において、評価装置10は、ターゲット含有率が高い広告枠を特定する。ターゲット含有率が高い広告枠は、有効ターゲットゾーン、有効ゾーン、ESPゾーンなどと呼ばれてもよい(以下、ESPゾーンと呼ぶ)。
例えば、評価装置10は、ある広告枠のターゲット含有率が所定の閾値より高い(又は所定の範囲の値である)場合、当該広告枠がESPゾーンであると判断してもよい。当該所定の閾値は、ESPゾーン閾値などと呼ばれてもよい。
ここで、当該所定の閾値(又は範囲)は、例えば、ある放送局の所定の期間(例えば、一週間、一か月など)の全広告枠のターゲット含有率から求められてもよい(例えば、全広告枠のターゲット含有率の平均と求められてもよい)。また、評価装置10は、当該所定の閾値(又は範囲)を、外部からの入力(例えば、ユーザによる設定)に基づいて判断してもよい。
図3は、ESPゾーンの決定の一例を示す図である。図3の左側のテーブル(タイムテーブル)は、上述したステップS101において導出された、ある放送局の各広告枠のターゲット含有率の一例を示している。本例では、曜日別(月曜−日曜)及び一時間ごと(5時台−28時台)の広告枠に分けられているが、広告枠の位置、分け方などは、これに限られない。
図3の右側のテーブルは、上述したステップS102において特定されたESPゾーンを示している。本例では、上述の所定の閾値は、図示される全広告枠のターゲット含有率の平均に該当する94.2[%]であると想定し、この値より大きいターゲット含有率を有する広告枠が、ESPゾーンとして示されている。
なお、本開示の説明ではターゲット含有率、視聴率などの各比率については、全てパーセンテージで記載するが、表記はこれに限られない。
図3の右側のテーブルは、ESPゾーンを識別するように記載されているため、ターゲット含有率ヒートマップ、ESPゾーンヒートマップなどと呼ばれてもよい。
なお、以降のフローも、図3に示したタイムテーブルに基づく例を説明する。
次に、ステップS103において、評価装置10は、所定の広告出稿パターンにおけるゾーン別取得GRP比率を取得する。ここで、所定の広告出稿パターンは、例えば、通常の全日型の広告出稿パターンに該当してもよいし、他の広告出稿パターンに該当してもよい。
ゾーン別取得GRP比率は、ある放送局の所定の期間(例えば、一週間)の全広告枠を100%とした場合の、スポットCMの各広告枠への割り当て比率を意味してもよい。言い換えると、ゾーン別取得GRP比率は、各広告枠によって取得が期待されるGRPの比率に該当してもよい。ゾーン別取得GRP比率は、取得GRP比率、取得延べ視聴率割合、単にGRP比率などと呼ばれてもよい。
図4は、取得GRP比率の一例を示す図である。図4の左側のテーブルは、全日型の広告出稿パターンに対応するGRPの割り当ての一例を示している。図示されるパーセントの数値は、ある領域全体の取得GRP比率に該当する。例えば、図4では、月−金曜の9時台−18時台で、出稿予算全体のうち40%のGRPを取得することが示されている。
図4の右側のテーブルは、左側のテーブルをより詳細化した(個別の広告枠に取得GRP比率を分けた)例を示している。このように、左側のテーブルの領域全体の取得GRP比率は、当該領域内の全広告枠の取得GRP比率の総和に該当してもよい。
図4の左側のテーブルの各領域の取得GRP比率の総和を、当該領域の各広告枠に均等に割り付けたのが右側のテーブルに相当する。例えば、月−金曜の9時台−18時台に該当する上述の40%は、この領域内の広告枠の個数(10×5=50個)に均等に割り付けられて、右側のテーブルではこの領域内の各広告枠に、40%/50=0.80%の値が記載されている。
次に、ステップS104において、評価装置10は、ESPゾーン希望比率に基づいて、ステップS103のゾーン別取得GRP比率を調整する。
ここで、ESPゾーン希望比率は、ある放送局の所定の期間(例えば、一週間)の全広告枠の取得GRP比率の総和を100%とした場合の、ESPゾーンにおける全広告枠の取得GRP比率の総和に該当してもよい。
図5は、ESPゾーン希望比率の一例を示す図である。本例では、ESPゾーン希望比率=80%であり、ESPゾーンに該当する各広告枠において、80%が示されている。ESPゾーンに該当しない各広告枠には、20%(=100%−80%)が示されている。
ステップS104の調整(取得GRP比コントロールと呼ばれてもよい)は、ESPゾーンの取得GRP比率の総和=上記ESPゾーン希望比率となるようにし、ESPゾーン外のゾーンの取得GRP比率の総和=100%−上記ESPゾーン希望比率となるように制御する。
例えば、評価装置10は、以下の式2及び式3に基づいて、取得GRP比コントロールを行ってもよい。
Figure 0006619116
図6A及び6Bは、それぞれESPゾーン及びESPゾーン外の取得GRP比率(調整前)の一例を示す図である。図6Aは、図4の右側のテーブルに示した各広告枠の取得GRP比率のうち、ESPゾーンに該当する値をそのまま残し、ESPゾーン外に該当する値を0としたテーブルに相当する。一方、図6Bは、図4の右側のテーブルに示した各広告枠の取得GRP比率のうち、ESPゾーン外に該当する値をそのまま残し、ESPゾーンに該当する値を0としたテーブルに相当する。
ESPゾーンの取得GRP比率(調整前)の総和は、図6Aにおける各広告枠の取得GRP比率の総和に該当する。図6Aの場合、ESPゾーンの取得GRP比率(調整前)の総和は、約40.5%と求められる。
ESPゾーン外の取得GRP比率(調整前)の総和は、図6Bにおける各広告枠の取得GRP比率の総和に該当する。図6Bの場合、ESPゾーン外の取得GRP比率(調整前)の総和は、約59.5%と求められる。
図7は、取得GRP比コントロール適用した後の各取得GRP比率の一例を示す図である。図7は、図5及び図6に基づいて導出されてもよい。
例えば、ESPゾーンに該当する月曜5時台の取得GRP比率(調整後)は、式2に基づいて、0.50*80/40.5≒0.99[%]と求められる。
また、ESPゾーン外に該当する月曜13時台の取得GRP比率(調整後)は、式3に基づいて、0.80*20/59.5≒0.27[%]と求められる。
ステップS105において、評価装置10は、ステップS101において導出した各広告枠のターゲット含有率と、ステップS104において調整されたゾーン別取得GRP比率と、に基づいて、各広告枠の実効ターゲット視聴率を算出し、当該実効ターゲット視聴率の総和(実効ターゲット視聴率計、総実効ターゲット視聴率などと呼ばれてもよい)を算出する。実効ターゲット視聴率計は、例えば、出稿を想定する所定のGRP値(例えば、100GRP)時の値が求められてもよい。
図8は、実効ターゲット視聴率の一例を示す図である。図8は、図3及び図7に基づいて導出されてもよい。図8の各広告枠の値は、図3の同じ枠の値と図7の同じ枠の値を乗算した値に該当する。
実効ターゲット視聴率計は図8の値の総和によって得られ、図8の場合は約105.1である。
ステップS106において、評価装置10は、実効ターゲット視聴率コストを算出する。ここで、実効ターゲット視聴率コストは、以下の式4によって求められてもよい:
(式4)
実効ターゲット視聴率コスト=買い付け時の視聴率コスト/実効ターゲット視聴率計
式4の買い付け時の視聴率コストは、例えば、買い付け時の視聴率を所定単位(例えば、1%)分取得するためにかかるコストに該当してもよい。
実効ターゲット視聴率計は図8の値の総和によって得られ、図8の場合は約105.1である。実効ターゲット視聴率コストは、ターゲットの視聴率1%(言い換えると、1ターゲット延べ視聴率(Target Rating Point(TRP)))あたりのコストを意味してもよい。
なお、通常のターゲット視聴率コストは、以下の式5によって求められてもよい:
(式5)
ターゲット視聴率コスト=買い付け時の視聴率コスト/ターゲット含有率
式5によれば、世帯視聴率を1%取得するコストを仮に1万円とし、ターゲット含有率が50%である場合に、ターゲット視聴率コストが2万円となることを意味する。
なお、ステップS104の取得GRP比コントロールを行わない(省略する)場合の実効ターゲット視聴率コストは、既存の出稿パターンのみに依存するスポット取引におけるコストに相当する。
このため、ステップS104の取得GRP比コントロールを行う場合の実効ターゲット視聴率コストと、ステップS104の取得GRP比コントロールを行わない(省略する)場合の実効ターゲット視聴率コストと、を比較することによって、取得GRPコントロールに基づくコスト改善効果を測ることができる。
図9は、取得GRPコントロールを省略する場合の実効ターゲット視聴率の一例を示す図である。図9は、図3及び図4の右側のテーブルに基づいて導出されてもよい。図9の各広告枠の値は、図3の同じ枠の値と図4の右側のテーブルの同じ枠の値を乗算した値に該当する。
実効ターゲット視聴率計は図9の値の総和によって得られ、図9の場合は約90.5である。
仮に取得GRP比コントロールを行う場合と行わない場合とで買い付け視聴率コストが同じと想定すると、図8の場合の実効ターゲット視聴率コストは、図9の場合の実効ターゲット視聴率コストに比べて、90.5/105.1≒86.2%となる。
つまり、このケースでは、取得GRP比コントロールを行うことによって、約13.8%のコスト低減(効率化)が実現できる。
評価装置10は、ステップS103−S106を各出稿パターンについて実施して、各出稿パターンの実効ターゲット視聴率計、実効ターゲット視聴率コストなどを比較し、好ましい広告出稿(例えば、各放送局に対する予算配分、広告出稿パターン、ESPゾーン希望比率など)を決定してもよい。評価装置10は、決定した広告出稿に基づいてスポットCMを放送するための制御情報を、放送配信装置20に送信してもよい。
以上説明した一実施形態によれば、ターゲットに対して高効率なスポットCMの割り当てを好適に決定できる。
<その他>
上述の実施形態に示したスポットプランニングは、テレビCMに適用する例を示したが、これに限られない。本開示の上述の実施形態は、例えば、ラジオCM、インターネット配信のCMなどに適用されてもよい。当業者であれば、必要に応じて上述の実施形態の説明を読み替えて理解できる。例えば、ラジオCMに適用される場合、本開示の視聴率は聴取率で読み替えられてもよい。
本開示の「GRP」は、その他の延べ視聴率に関する指標によって読み替えられてもよい。
なお、本開示は、「視聴率」を特定の指標(又は特定の指標の向上度合、オフセットなど)で読み替えた内容もカバーしている。当該特定の指標は、広告効果を判断するための指標、広告主の重要業績指標(KPI:Key Performance Indicators)を向上するための中間指標などであってもよく、例えば、認知率、リーチ、ROAS(Return On Advertising Spend)、ROI(Return on Investment)などを含んでもよい。「視聴率」という記載の少なくとも一部が上記特定の指標のいずれかで読み替えられてもよい。
例えば、式1のターゲット含有率は、以下の式6又は式7で読み替えられてもよい。
(式6) ターゲット含有率=ターゲットの個人あたりの特定の指標/買い付け時の全体あたりの特定の指標、
(式7) ターゲット含有率=ターゲットの個人あたりの特定の指標/買い付け時の視聴率
また、本開示は、「ターゲット」、「ターゲットの」を削除した内容もカバーしている。上述の特定の指標の読み替えも考慮すると、例えば本開示の含有率は、以下の式8で読み替えられてもよい。このようにすることによって、広告主の広告効果をターゲットに関わらずESPゾーンに基づいて改善することが期待できる。
(式8) 含有率=特定の指標/買い付け時の特定の指標
ここで述べたような読み替えが適用される場合は、他の用語も適切に読み替えられてもよい。例えば、取得GRP比率は取得指標比率などと呼ばれてもよいし、実効ターゲット視聴率は実効ターゲット指標、実効指標などと呼ばれてもよいし、視聴率コストは指標コストなどと呼ばれてもよい。
(機器の構成)
図10は、一実施形態に係る評価装置の機能構成の一例を示す図である。本例に示すように、評価装置10は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、入力部140と、出力部150と、を有する。なお、本例では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、評価装置10は、他の処理に必要な他の機能ブロックも有してもよい。また、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
制御部110は、評価装置10の制御を実施する。制御部110は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置により構成することができる。
記憶部120は、評価装置10において利用する情報を記憶(保持)する。記憶部120は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるメモリ、ストレージ、記憶装置などにより構成することができる。
通信部130は、ネットワークを介した他の通信デバイス(機器、サーバなど)との通信を行う。通信部13は、受信した種々の情報を制御部110に出力してもよい。
通信部130は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置により構成することができる。なお、通信部130は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
入力部140は、ユーザからの操作により入力を受け付ける。また、入力部140は、所定の機器、記憶媒体などと接続され、データの入力を受け付けてもよい。入力部140は、入力結果を例えば制御部110に出力してもよい。
入力部140は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるキーボード、マウス、ボタンなどの入力装置、入出力端子、入出力回路などにより構成することができる。また、入力部140は、表示部と一体となった構成(例えば、タッチパネル)としてもよい。
出力部150は、ユーザに対して知覚できる形式でデータ、コンテンツなどの出力を行う。例えば、出力部150は、画像を表示する表示部、音声を出力する音声出力部などを含んで構成されてもよい。
表示部は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるディスプレイ、モニタなどの表示装置により構成することができる。また、音声出力部は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるスピーカーなどの出力装置により構成することができる。
出力部150は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される演算器、演算回路、演算装置、プレイヤー、画像/映像/音声処理回路、画像/映像/音声処理装置、アンプなどを含んで構成することができる。
なお、通信部130又は入力部140は、取得部と呼ばれてもよい。取得部は、特定のターゲットの含有率(ターゲット含有率)が所定の閾値(ESPゾーン閾値)以上である広告枠から構成される有効領域(ESPゾーン)を識別するための情報(例えば、ターゲット含有率導出のための情報)を取得してもよい。
制御部110は、図2で示したステップに基づく処理を実施してもよい。例えば、制御部110は、所定の期間の全広告枠に対して前記有効領域の広告枠によって取得が期待される延べ視聴率(取得GRP(Gross Rating Point))比率の総和が所定の値(ESPゾーン希望比率)となるように、前記所定の期間の全広告枠の取得GRP比率の調整を実施してもよい。
制御部110は、前記有効領域の広告枠の取得GRP比率に対して、前記所定の値を乗算し、かつ前記有効領域の全広告枠の取得GRP比率の総和で除算することによって前記調整を実施してもよい(上述の式2に対応)。
制御部110は、前記有効領域に該当しない広告枠の取得GRP比率に対して、100から前記所定の値を減算した値を乗算し、かつ前記有効領域に該当しない全広告枠の取得GRP比率の総和で除算することによって前記調整を実施してもよい(上述の式3に対応)。なお、この「100」はESPゾーン希望比率をパーセント表記した場合に対応してもよい。
制御部110は、各広告枠の前記含有率と、前記調整が実施された各広告枠の取得GRP比率と、に基づいて、各広告枠の実効ターゲット視聴率を算出してもよい。
制御部110は、各広告枠の実効ターゲット視聴率に基づいて、前記調整によるコスト改善度合いを判断してもよい。例えば、制御部110は、取得GRP比コントロールを行う場合の実効ターゲット視聴率コストと、取得GRP比コントロールを行わない場合の実効ターゲット視聴率コストと、を比較することによって、取得GRPコントロールに基づくコスト改善度合いを判断(評価)してもよい。
放送配信装置20、視聴率管理装置30などについても、図10と同様の構成を有してもよい。当業者であれば、図10の説明における評価装置10関連の記載を、適宜読み替えて理解できる。
以下、いくつかの部について例示的に説明する。なお、図10の各機能ブロックに対応する各装置の符号は、各装置を示す符号の最初の一桁の数字(例えば、放送配信装置20であれば「20」の最初の一桁の「2」)を図8の最初の一桁の数字に適用して表す。
放送配信装置20の通信部230は、実効ターゲット視聴率コストなどに基づいて決定された広告出稿に基づいてスポットCMを放送するための制御情報を、評価装置10から受信してもよい。放送配信装置20の制御部210は、上記制御情報に基づいて、所定の時間帯に放送するスポットCMを決定してもよい。放送配信装置20の通信部230は、当該スポットCMを配信(送信)してもよい。
視聴率管理装置30の制御部310は、図示しないテレビの視聴ログなどに基づいて、視聴率に関する情報を導出してもよい。視聴率管理装置30の通信部330は、有効領域(ESPゾーン)を識別するための情報を評価装置10に送信してもよい。
(ハードウェア構成)
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線によって接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本開示の一実施形態における装置(評価装置10など)は、本開示のスポットプランニング評価方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図11は、一実施形態に係る評価装置などのハードウェア構成の一例を示す図である。上述の評価装置10、放送配信装置20などは、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、本開示において、装置、回路、デバイス、ユニット、サーバなどは、互いに読み替えることができる。評価装置10、放送配信装置20などのハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
評価装置10、放送配信装置20などにおける各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みなどを制御することによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。なお、上述の制御部110などの各部は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、一実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD−ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。なお、上述の記憶部120は、メモリ1002及び/又はストレージ1003によって実現されてもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、SIMカードを含んでもよい。なお、上述の通信部130は、通信装置1004によって実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカーなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。なお、上述の入力部140及び出力部150は、それぞれ入力装置1005及び出力装置1006によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1008によって接続される。バス1007は、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、評価装置10などは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(変形例)
なお、本開示において説明した用語及び/又は本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。また、本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体及び信号波形の少なくとも1つを介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びこれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。

Claims (7)

  1. 特定のターゲットの含有率が所定の閾値以上である広告枠から構成される有効領域を識別するための情報を取得する取得部と、
    所定の期間の全広告枠に対して前記有効領域の広告枠によって取得が期待される延べ視聴率(取得GRP(Gross Rating Point))比率の総和が所定の値となるように、前記所定の期間の全広告枠の取得GRP比率の調整を実施する制御部と、を有することを特徴とするスポットプランニング評価システム。
  2. 前記制御部は、前記有効領域の広告枠の取得GRP比率に対して、前記所定の値を乗算し、かつ前記有効領域の全広告枠の取得GRP比率の総和で除算することによって前記調整を実施することを特徴とする請求項1に記載のスポットプランニング評価システム。
  3. 前記制御部は、前記有効領域に該当しない広告枠の取得GRP比率に対して、100から前記所定の値を減算した値を乗算し、かつ前記有効領域に該当しない全広告枠の取得GRP比率の総和で除算することによって前記調整を実施することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスポットプランニング評価システム。
  4. 前記制御部は、各広告枠の前記含有率と、前記調整が実施された各広告枠の取得GRP比率と、に基づいて、各広告枠の実効ターゲット視聴率を算出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のスポットプランニング評価システム。
  5. 前記制御部は、各広告枠の実効ターゲット視聴率に基づいて、前記調整によるコスト改善度合いを判断することを特徴とする請求項4に記載のスポットプランニング評価システム。
  6. 特定のターゲットの含有率が所定の閾値以上である広告枠から構成される有効領域を識別するための情報を取得する取得部と、
    所定の期間の全広告枠に対して前記有効領域の広告枠によって取得が期待される延べ視聴率(取得GRP(Gross Rating Point))比率の総和が所定の値となるように、前記所定の期間の全広告枠の取得GRP比率の調整を実施する制御部と、を有することを特徴とするスポットプランニング評価装置。
  7. コンピュータに、
    特定のターゲットの含有率が所定の閾値以上である広告枠から構成される有効領域を識別するための情報を取得する手順と、
    所定の期間の全広告枠に対して前記有効領域の広告枠によって取得が期待される延べ視聴率(取得GRP(Gross Rating Point))比率の総和が所定の値となるように、前記所定の期間の全広告枠の取得GRP比率の調整を実施する手順と、を実行させるためのプログラム。
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