JP2002024525A - 広告枠選択システム、及び、広告枠選択方法 - Google Patents

広告枠選択システム、及び、広告枠選択方法

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JP2002024525A
JP2002024525A JP2000207293A JP2000207293A JP2002024525A JP 2002024525 A JP2002024525 A JP 2002024525A JP 2000207293 A JP2000207293 A JP 2000207293A JP 2000207293 A JP2000207293 A JP 2000207293A JP 2002024525 A JP2002024525 A JP 2002024525A
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Kazuya Kusumoto
和哉 楠本
Shinya Morohoshi
信也 諸星
Noriya Oku
律哉 奥
Hiroshi Chino
博 千野
Yoshito Maruoka
吉人 丸岡
Toshihiro Fukutoku
俊弘 福徳
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Dentsu Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の広告媒体にわたる複数の広告枠から、
複数の獲得希望広告枠を効率的に選択することが可能な
広告枠選択システムを提供する。 【解決手段】 広告枠選択システム1では、まず、各広
告枠の獲得費用及び接触確率を示すデータが各広告媒体
ごとに広告枠DB2に格納される。入力部3によって上
限予算等の各種選択条件が入力されると、第1の選択処
理部4では、各広告媒体につき、接触確率データに基づ
いて獲得希望広告枠を順次選択することによって、上限
予算の所定割合以内で獲得希望広告枠集団が導出され
る。そして、第2の選択処理部5において、獲得希望広
告枠集団を各広告媒体につき1つずつ選択することによ
って、上限予算以内で獲得希望広告枠集団の組み合わせ
が導出された後、出力部6において結果情報が出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の広告媒体に
わたる複数の広告枠から、複数の獲得希望広告枠を選択
する広告枠選択システム及び広告枠選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、広告依頼主から広告依頼を受
けた広告会社では、その広告を最も効率的に提供できる
ような広告枠を獲得する必要があるため、予めアンケー
ト調査等によって得られた各広告枠の接触状況に関する
資料等に基づき、広告枠の選択担当者が所定の上限予算
内において獲得を希望する広告枠(獲得希望広告枠)を
選択するという作業が行なわれいた。
【0003】この従来の手法を簡単な例を用いて具体的
に説明すると、例えば雑誌A(獲得費用200万円)、
B(獲得費用100万円)及びC(獲得費用100万
円)の3つの広告枠が存在し、雑誌Aの接触確率(その
広告媒体に接触する確率であり、テレビジョン放送やラ
ジオ放送であれば視聴率に該当する。ここでは、雑誌A
を読む確率を示す。)が15%、雑誌Bの接触確率が7
%、雑誌Cの接触確率が6%であるという資料がアンケ
ート調査等によって得られているという条件のもとで、
広告依頼主から上限予算200万円で広告依頼を受けた
場合、広告枠の選択担当者は上記データに基づき雑誌A
の1枠を獲得希望広告枠として選択することが最も効果
的となる(例えば雑誌BとCを1枠ずつ選択するよりも
接触確率が大きくなる)。また、同条件のもとで、広告
依頼主から上限予算300万円で広告依頼を受けた場
合、広告枠の選択担当者は雑誌A及びBの1枠ずつを獲
得希望広告枠として選択することが最も効率的となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
広告枠選択方法では広告枠の選択担当者の経験則による
ところが大きいため、上記具体例のように容易に判断可
能な場合はともかく、接触状況に関するデータや、要求
される接触確率についての条件が複雑であったり、広告
枠が多数存在する場合等には、獲得希望広告枠を効率的
に選択することが困難であった。特に、選択対象となる
広告媒体が複数にわたる場合には、上限予算の範囲内に
おいて各広告媒体の選択比率等を加味する必要があり、
獲得希望広告枠の効率的な選択はよりいっそう困難なも
のとなっていた。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、複数の広告媒体にわたる複数の広告枠から、複
数の獲得希望広告枠を効率的に選択することが可能な広
告枠選択システム及び広告枠選択方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る広告枠選択
システムは、複数の広告媒体にわたる複数の広告枠か
ら、複数の獲得希望広告枠を選択する広告枠選択システ
ムであって、各広告枠を獲得するための獲得費用、及
び、当該各広告枠に展開される広告の接触確率を示すデ
ータが各広告媒体ごとに格納された広告枠データベース
と、上限予算を入力させる入力手段と、各広告媒体につ
き、接触確率に基づいて複数の広告枠から獲得希望広告
枠を順次選択する処理を1又は複数回行なうことによっ
て、獲得費用の合計が上限予算の所定割合以内となるよ
うな1又は複数組の獲得希望広告枠集団を導出する第1
の選択処理手段と、導出された獲得希望広告枠集団を各
広告媒体につき1つずつ選択することによって、獲得費
用の合計が上限予算以内となるような獲得希望広告枠集
団の組み合わせを導出する第2の選択処理手段と、導出
された獲得希望広告枠集団の組み合わせに含まれる各獲
得希望広告枠を出力する出力手段とを備えることを特徴
とする。
【0007】また、本発明に係る広告枠選択方法は、複
数の広告媒体にわたる複数の広告枠から、複数の獲得希
望広告枠を選択する広告枠選択方法であって、各広告枠
を獲得するための獲得費用、及び、当該各広告枠に展開
される広告の接触確率を示すデータを各広告媒体ごとに
広告枠データベースに格納するデータ格納ステップと、
電子計算機に上限予算を入力する入力ステップと、上記
電子計算機上で、各広告媒体につき、接触確率に基づい
て複数の広告枠から獲得希望広告枠を順次選択する処理
を1又は複数回行なうことによって、獲得費用の合計が
上限予算の所定割合以内となるような1又は複数組の獲
得希望広告枠集団を導出する第1の選択処理ステップ
と、上記電子計算機上で、導出された獲得希望広告枠集
団を各広告媒体につき1つずつ選択することによって、
獲得費用の合計が上限予算以内となるような獲得希望広
告枠集団の組み合わせを導出する第2の選択処理ステッ
プと、上記電子計算機から、導出された獲得希望広告枠
集団の組み合わせに含まれる各獲得希望広告枠を出力す
る出力ステップとを備えることを特徴とする。
【0008】これらの広告枠選択システム及び広告枠選
択方法によれば、広告枠データベースに格納された各広
告枠についての接触確率を示すデータに基づいて、入力
された上限予算の所定割合以内となるような獲得希望広
告枠集団が各広告媒体ごとに導出される。このように各
広告枠についての接触確率を示すデータに基づいて選択
処理を行なえば、従来の手法のように選択担当者の経験
則等に依存することなく、複数の広告媒体にわたる複数
の広告枠から、複数の獲得希望広告枠を効率的に選択す
ることが可能になる。
【0009】また、これらの広告枠選択システム及び広
告枠選択方法によれば、例えば上限予算の入力が100
0万円であって広告媒体ア及びイから同程度の予算割合
で広告枠を選択したい場合、広告媒体ア及びイのそれぞ
れにつき費用合計が500万円である獲得希望広告枠集
団が導出され、これらを組み合わせることによって上限
予算(1000万円)以内となるような獲得希望広告枠
集団の組み合わせが導出される。そのため、広告枠の選
択対象が複数の広告媒体にわたる場合であっても、各広
告媒体の選択比率等を加味することも可能になる。
【0010】この広告枠選択システムにおいて、上記複
数の広告媒体は、テレビジョン放送、ラジオ放送、新
聞、雑誌及び交通機関のうち少なくとも2以上を含むこ
とを特徴としてもよい。
【0011】また、この広告枠選択方法において、上記
複数の広告媒体として、テレビジョン放送、ラジオ放
送、新聞、雑誌及び交通機関のうち少なくとも2以上を
含むことを特徴としてもよい。
【0012】これらの広告媒体は、広告枠数が多くかつ
接触確率を示すデータが複雑であるものが多い。そのた
め、本発明をこれらの広告媒体について適用すれば、と
りわけ効果的となる。
【0013】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記広告枠データベースには、上記複数の広告枠のうち
特定の広告枠群を単一の広告枠とみなしたデータが格納
されており、上記第1の選択処理手段は、当該特定の広
告枠群を単一の広告枠とみなして獲得希望広告枠の選択
処理を行なうことも好ましい。
【0014】また、この広告枠選択方法において、上記
データ格納ステップでは、上記複数の広告枠のうち特定
の広告枠群を単一の広告枠とみなしたデータを格納し、
上記第1の選択処理ステップでは、当該特定の広告枠群
を単一の広告枠とみなして獲得希望広告枠の選択処理を
行なうことも好ましい。
【0015】広告枠を提供するための商取引慣習とし
て、各広告枠を単独で提供する方法のほか、複数の広告
枠を抱き合わせた広告枠群のみを提供する方法が存在
し、広告媒体ごとにその商取引慣習が異なる。例えば、
テレビジョン放送の広告枠は、各番組(広告枠)ごとに
提供されるものではなく、特定の番組帯を抱き合わせた
番組群(広告枠群)ごとに提供されるのが一般的であ
る。そのため、特定の広告枠群を単一の広告枠とみなし
て獲得希望広告枠の選択処理を行なえば、商取引慣習に
沿って広告枠を効率よく選択することが可能になる。
【0016】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記広告枠データベースは、接触確率を示すデータが複
数の視聴者種別ごとに分類可能に格納されており、上記
入力手段は、当該複数の視聴者種別のうち一の視聴者種
別を入力させ、上記第1の選択処理手段は、入力された
当該一の視聴者種別の接触確率に基づいて獲得希望広告
枠を選択することも好ましい。
【0017】また、この広告枠選択方法において、上記
データ格納ステップでは、接触確率を示すデータを複数
の視聴者種別ごとに分類可能に格納し、上記入力ステッ
プでは、当該複数の視聴者種別のうち一の視聴者種別を
入力し、上記第1の選択処理ステップでは、入力された
当該一の視聴者種別の接触確率に基づいて獲得希望広告
枠を選択することも好ましい。
【0018】広告枠の接触確率に基づいて獲得希望広告
枠を選択する際、全体の接触確率のみでは効率的に獲得
希望広告枠を選択できない場合がある。例えば、女性向
商品の広告のための広告枠を選択する場合、接触確率が
高い広告枠が存在したとしても、その広告枠の視聴者が
主として男性であれば、その広告枠を獲得希望広告枠と
して選択することは効率的であるとはいえない。そのた
め、特定の属性情報(例えば、性別、年齢、職業等)に
よって分類可能な視聴者種別ごとの接触確率を示すデー
タを用いて選択処理を行なえば、特定の視聴者向けの広
告枠の選択処理を効率的に行なうことが可能になる。
【0019】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記第1の選択処理手段は、上記複数の広告枠から、接
触確率の和集合である合算接触確率の増加値が最大とな
るように獲得希望広告枠を順次選択することも好まし
い。
【0020】また、この広告枠選択方法において、上記
第1の選択処理ステップでは、上記複数の広告枠から、
接触確率の和集合である合算接触確率の増加値が最大と
なるように獲得希望広告枠を順次選択することも好まし
い。
【0021】複数の広告枠を用いてより多くの視聴者に
広告を視聴させたい場合、広告枠の重複視聴を考慮に入
れる必要がある。例えば、A、B及びCの3つの広告枠
が存在し、それぞれ接触確率が10%、8%及び6%で
あるとすると、このうち2つの広告枠を選択してより多
くの視聴者に広告を視聴させたい場合には、広告枠A及
びBを選択するのが最も効果的であるように思われる
が、広告枠AとBとの重複視聴者が多数存在する場合等
には、広告枠A及びBを選択するのが最も効果的である
とはいえなくなる。すなわち、広告枠Bの8%の視聴者
のうち5%の視聴者が広告枠Aの視聴者でもある場合、
広告枠A及びBの少なくとも一方を視聴する視聴者は1
3%となるが、広告枠Cの視聴者と広告枠Aの視聴者と
が重ならない場合、広告枠A及びCの少なくとも一方を
視聴する視聴者は16%となり、広告枠A及びCを選択
するのが最も多くの視聴者に広告を視聴させることにな
る。そのため、接触確率の和集合である合算接触確率
(少なくともいずれかの広告枠を視聴する確率)の増加
値が最大となるように獲得希望広告枠を順次選択すれ
ば、最も多くの視聴者に広告を視聴させるための選択処
理を効率的に行なうことが可能になる。
【0022】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記第1の選択処理手段は、上記複数の広告枠から2以
上の広告枠を獲得希望広告枠として選択したと仮定した
際に、接触確率の和集合である合算接触確率の増加値が
最大となるような当該2以上の広告枠のうち一の広告枠
を獲得希望広告枠として順次選択することも好ましい。
【0023】また、この広告枠選択方法において、上記
第1の選択処理ステップでは、上記複数の広告枠から2
以上の広告枠を獲得希望広告枠として選択したと仮定し
た際に、接触確率の和集合である合算接触確率の増加値
が最大となるような当該2以上の広告枠のうち一の広告
枠を獲得希望広告枠として順次選択することも好まし
い。
【0024】接触確率の和集合である合算接触確率の増
加値が最大となることのみで獲得希望広告枠を逐次的に
選択すると、最終的に導出される獲得希望広告枠集団が
最も効果的なものとならない可能性が生じる。例えば、
選択途上の段階において、A、B及びCの3つの広告枠
が存在し、それぞれ合算接触確率の増加値が10%、8
%及び6%であるとすると、逐次的には広告枠Aを選択
するのが最も効果的であるように思われるが、広告枠A
とBとの重複視聴者及び広告枠AとCとの重複視聴者が
多数存在する場合等には、次段階の選択処理を考慮する
と広告枠Aを選択するのが最も効果的であるとはいえな
くなる。すなわち、広告枠Bの8%の視聴者のうち5%
の視聴者が広告枠Aの視聴者でもあり、広告枠Cの6%
の視聴者のうち5%の視聴者が広告枠Aの視聴者でもあ
る場合において、広告枠Aを選択した次段階で広告Bを
選択すれば、合算接触確率の増加値は合わせて13%と
なり、広告枠Aを選択した次段階で広告Cを選択すれ
ば、合算接触確率の増加値は合わせて11%となるが、
広告枠Bの視聴者と広告枠Cの視聴者とが重ならない場
合、広告枠A及びB又はA及びCに代えて広告枠B及び
Cを選択すれば、合算接触確率の増加値は合わせて14
%となり、2段階での合算接触確率の増加値が最大とな
る。そのため、2以上の広告枠を獲得希望広告枠として
選択したと仮定した際に、接触確率の和集合である合算
接触確率の増加値が最大となるような当該2以上の広告
枠のうち一の広告枠を獲得希望広告枠として順次選択す
れば、数手先の合算接触確率の増加値をにらんで、次の
一手(次に選択すべき獲得希望広告枠)を選択すること
ができ、効率的な選択処理を行なうことが可能になる。
【0025】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記第1の選択処理手段は、上記複数の広告枠から、接
触確率の和集合である合算接触確率の増加値を獲得費用
で除した値が最大となるように獲得希望広告枠を順次選
択することも好ましい。
【0026】また、この広告枠選択方法において、上記
第1の選択処理ステップでは、上記複数の広告枠から、
接触確率の和集合である合算接触確率の増加値を獲得費
用で除した値が最大となるように獲得希望広告枠を順次
選択することも好ましい。
【0027】接触確率の和集合である合算接触確率の増
加値が最大となることのみで獲得希望広告枠を逐次的に
選択すると、いきおい獲得費用の高い広告枠を優先的に
選択してしまうことになるが、獲得費用の合計が所定の
範囲内に定められているため、最終的に導出される獲得
希望広告枠集団が最も効果的なものとならない可能性が
生じる。そのため、接触確率の和集合である合算接触確
率の増加値を獲得費用で除した値(すなわち、単位金額
あたりの増加値)が最大となるように獲得希望広告枠を
順次選択すれば、費用効率を優先した選択処理を行なう
ことが可能になる。より具体的には、選択途上の段階に
おいて、A(獲得費用200万円)、B(獲得費用12
0万円)及びC(獲得費用80万円)の3つの広告枠が
存在し、それぞれ合算接触確率の増加値が10%、8%
及び6%であるとすると、合算接触確率の増加値のみを
考慮すれば広告枠Aを選択することになるが、獲得費用
との関係を考慮すれば単位金額あたりの増加値が最も大
きい広告枠Bを選択することが最も効率的となる。
【0028】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記第1の選択処理手段は、上記複数の広告枠から2以
上の広告枠を獲得希望広告枠として選択したと仮定した
際に、接触確率の和集合である合算接触確率の増加値を
獲得費用で除した値が最大となるような当該2以上の広
告枠のうち一の広告枠を獲得希望広告枠として順次選択
することも好ましい。
【0029】また、この広告枠選択方法において、上記
第1の選択処理ステップでは、上記複数の広告枠から2
以上の広告枠を獲得希望広告枠として選択したと仮定し
た際に、接触確率の和集合である合算接触確率の増加値
を獲得費用で除した値が最大となるような当該2以上の
広告枠のうち一の広告枠を獲得希望広告枠として順次選
択することも好ましい。
【0030】これらの場合には、上述の理由と同様に、
費用効率を優先した選択処理を行なうことが可能になる
と共に、数手先の値をにらんで効率的な選択処理を行な
うことが可能になる。
【0031】また、上記のような合算接触確率を用いて
獲得希望広告枠の選択処理を行なう広告枠選択システム
において、上記入力手段は、合算接触確率の目標値を入
力させ、上記第1の選択処理手段は、合算接触確率が当
該目標値に達した段階で、獲得希望広告枠の選択処理の
方法を変更し、又は、当該選択処理を終了することも好
ましい。
【0032】また、上記のような合算接触確率を用いて
獲得希望広告枠の選択処理を行なう広告枠選択方法にお
いて、上記入力ステップでは、合算接触確率の目標値を
入力し、上記第1の選択処理ステップでは、合算接触確
率が当該目標値に達した段階で、獲得希望広告枠の選択
処理の方法を変更し、又は、当該選択処理を終了するこ
とも好ましい。
【0033】一般に、獲得希望広告枠が順次選択されて
いくと合算接触確率は徐々に増加していくが、合算接触
確率の増加値(又は合算接触確率の増加値を獲得費用で
除した値)は徐々に減少し、合算接触確率がある一定値
に達すると合算接触確率の増加値(又は合算接触確率の
増加値を獲得費用で除した値)はそれ以降ほとんど0に
等しくなるため、合算接触確率を用いた選択処理が意味
をなさなくなる場合がある。そのため、合算接触確率が
目標値に達した段階で、獲得希望広告枠の選択処理の方
法を変更し、又は、選択処理を終了すれば、無意味な選
択処理を回避することが可能になる。
【0034】また、上記のような合算接触確率の増加値
が最大となるように獲得希望広告枠の選択処理を行なう
広告枠選択システムにおいて、上記入力手段は、合算接
触確率の増加値の最小値を入力させ、上記第1の選択処
理手段は、合算接触確率の増加値が当該最小値を下回っ
た段階で、獲得希望広告枠の選択処理の方法を変更し、
又は、当該選択処理を終了することも好ましい。
【0035】また、上記のような合算接触確率の増加値
が最大となるように獲得希望広告枠の選択処理を行なう
広告枠選択方法において、上記入力ステップでは、合算
接触確率の増加値の最小値を入力し、上記第1の選択処
理ステップでは、合算接触確率の増加値が当該最小値を
下回った段階で、獲得希望広告枠の選択処理の方法を変
更し、又は、当該選択処理を終了することも好ましい。
【0036】これらの場合にも、上述の理由と同様に、
無意味な選択処理を回避することが可能になる。
【0037】また、上記のような合算接触確率の増加値
を獲得費用で除した値が最大となるように獲得希望広告
枠の選択処理を行なう広告枠選択システムにおいて、上
記入力手段は、合算接触確率の増加値を獲得費用で除し
た値の最小値を入力させ、上記第1の選択処理手段は、
合算接触確率の増加値を獲得費用で除した値が当該最小
値を下回った段階で、獲得希望広告枠の選択処理の方法
を変更し、又は、当該選択処理を終了することも好まし
い。
【0038】また、上記のような合算接触確率の増加値
を獲得費用で除した値が最大となるように獲得希望広告
枠の選択処理を行なう広告枠選択方法において、上記入
力ステップでは、合算接触確率の増加値を獲得費用で除
した値の最小値を入力し、上記第1の選択処理ステップ
では、合算接触確率の増加値を獲得費用で除した値が当
該最小値を下回った段階で、獲得希望広告枠の選択処理
の方法を変更し、又は、当該選択処理を終了することも
好ましい。
【0039】これらの場合にも、上述の理由と同様に、
無意味な選択処理を回避することが可能になる。
【0040】また、上記のような合算接触確率を用いて
獲得希望広告枠の選択処理を行なう広告枠選択システム
において、上記入力手段は、接触確率が和集合を形成す
るための第1の重複回数値を入力させ、上記第1の選択
処理手段は、当該第1の重複回数値を満たす接触確率の
和集合を合算接触確率と判断することも好ましい。
【0041】また、上記のような合算接触確率を用いて
獲得希望広告枠の選択処理を行なう広告枠選択システム
において、上記入力ステップでは、接触確率が和集合を
形成するための第1の重複回数値を入力し、上記第1の
選択処理ステップでは、当該第1の重複回数値を満たす
接触確率の和集合を合算接触確率と判断することも好ま
しい。
【0042】広告の種類等によっては、視聴者に複数回
(例えば10回)視聴させることによって広告効果を得
るものも多い。そのため、単なる接触確率の和集合(す
なわち、少なくともいずれかを1回視聴する確率)を合
算接触確率とするよりも、所定の重複回数値を満たす接
触確率の和集合(例えば、少なくともいずれかを10回
視聴する確率)を合算接触確率と判断し、この合算接触
確率の増加値(又は合算接触確率の増加値を獲得費用で
除した値)が最大となるように獲得希望広告枠の選択処
理を行なえば、最も多くの視聴者に広告を所定の重複回
数視聴させるための選択処理を効率的に行なうことが可
能になる。
【0043】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記入力手段は、上記各広告枠の属性に対応させた接触
確率に対する第1の重み付け条件を入力させ、上記第1
の選択処理手段は、当該重み付け条件をもとに重み付け
処理を行なった接触確率に基づいて獲得希望広告枠の選
択処理を行なうことも好ましい。
【0044】また、この広告枠選択方法において、上記
入力ステップでは、上記各広告枠の属性に対応させた接
触確率に対する第1の重み付け条件を入力し、上記第1
の選択処理手段は、当該重み付け条件をもとに重み付け
処理を行なった接触確率に基づいて獲得希望広告枠の選
択処理を行なうことも好ましい。
【0045】広告枠の接触確率を示すデータのみでは、
その広告枠の広告効果を正確に表現できない場合があ
る。例えば、A及びBの2つのテレビジョン放送の広告
枠が存在し、この広告枠A及びBの接触確率が同一であ
る場合あっても、他のことをしながら視聴する視聴者が
多い時間帯と、テレビジョン放送に専念して視聴する視
聴者が多い時間帯とでは、広告効果が異なってしまう。
また、広告を提供するにあたり、重点を置きたい広告枠
やなるべくなら避けたい広告枠等が存在する場合があ
る。そのため、所定の重み付け条件をもとに、係数を乗
じる等の重み付け処理を行なった接触確率に基づいて獲
得希望広告枠の選択処理を行なえば、実際の広告効果や
様々な要求に対応した選択処理を行なうことが可能にな
る。
【0046】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記入力手段は、上記各広告媒体ごとの予算比率を入力
させ、上記第1の選択処理手段は、当該予算比率を上限
予算の所定割合とした1又は複数組の獲得希望広告枠集
団を導出することも好ましい。
【0047】また、この広告枠選択方法において、上記
入力ステップでは、上記各広告媒体ごとの予算比率を入
力し、上記第1の選択処理ステップでは、当該予算比率
を上限予算の所定割合とした1又は複数組の獲得希望広
告枠集団を導出することも好ましい。
【0048】このように、各広告媒体ごとの予算比率を
入力し、この予算比率に応じて各広告媒体ごとの予算割
合を設定すれば、複数の広告媒体にわたる広告枠の選択
処理を所望の比率で容易に行なうことが可能になる。
【0049】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記入力手段は、上記各広告媒体ごとの所定の予算比率
範囲内における予算比率刻みを入力させ、上記第1の選
択処理手段は、当該各予算比率刻みを上限予算の所定割
合とした複数組の獲得希望広告枠集団を導出することも
好ましい。
【0050】また、この広告枠選択方法において、上記
入力ステップでは、上記各広告媒体ごとの所定の予算比
率範囲内における予算比率刻みを入力し、上記第1の選
択処理ステップでは、当該各予算比率刻みを上限予算の
所定割合とした複数組の獲得希望広告枠集団を導出する
ことも好ましい。
【0051】このように、各広告媒体ごとの予算比率範
囲内における予算比率刻みを入力し、この予算比率刻み
に応じてかく広告媒体ごとの予算割合を設定すれば、複
数の広告媒体にわたる広告枠の選択処理を所望の比率で
容易に行なうことが可能になると共に、予算比率の異な
る複数組の獲得希望広告枠集団を導出することが可能に
なる。例えば、上限予算(全広告媒体の総予算)が10
00万円である場合、ある広告媒体アについて予算比率
範囲を30〜70%とし、予算比率刻みを100万円と
すれば、この広告媒体アについてはそれぞれ300万
円、400万円、500万円、600万円及び700万
円の範囲内で選択された5組の獲得希望広告枠集団が導
出されることになるため、獲得希望広告枠集団の組み合
わせを導出する際の選択の余地が広くなる。
【0052】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記第2の選択処理手段は、各獲得希望広告枠集団に含
まれる獲得希望広告枠の接触確率の各広告媒体について
の和集合である全媒体合算接触確率が最大となるような
獲得希望広告枠集団の組み合わせを導出することも好ま
しい。
【0053】また、この広告枠選択方法において、上記
第2の選択処理ステップでは、各獲得希望広告枠集団に
含まれる獲得希望広告枠の接触確率の各広告媒体につい
ての和集合である全媒体合算接触確率が最大となるよう
な獲得希望広告枠集団の組み合わせを導出することも好
ましい。
【0054】各広告媒体における広告枠の選択処理の際
と同様に、獲得希望広告枠集団の組み合わせを導出する
際にも、広告枠の重複視聴を考慮に入れる必要がある。
そのため、接触確率の各広告媒体についての和集合であ
る全媒体合算接触確率(少なくともいずれかの広告枠を
視聴する確率)が最大となるように各広告媒体から獲得
希望広告枠集団を選択すれば、最も多くの視聴者に広告
を視聴させるための獲得希望広告枠集団の組み合わせを
効率的に導出することが可能になる。
【0055】また、上記のように全媒体合算接触確率を
用いて獲得希望広告枠集団の組み合わせを導出する広告
枠選択システムにおいて、上記入力手段は、接触確率が
上記各広告媒体についての和集合を形成するための第2
の重複回数値を入力させ、上記第2の選択処理手段は、
当該第2の重複回数値を満たす接触確率の各広告媒体に
ついての和集合を全媒体合算接触確率と判断することも
好ましい。
【0056】また、上記のように全媒体合算接触確率を
用いて獲得希望広告枠集団の組み合わせを導出する広告
枠選択方法において、上記入力ステップでは、接触確率
が上記各広告媒体についての和集合を形成するための第
2の重複回数値を入力し、上記第2の選択処理ステップ
では、当該第2の重複回数値を満たす接触確率の各広告
媒体についての和集合を全媒体合算接触確率と判断する
ことも好ましい。
【0057】上述の理由と同様に、単なる接触確率の各
広告媒体についての和集合(すなわち、少なくともいず
れかを1回視聴する確率)を全媒体合算接触確率とする
よりも、所定の重複回数値を満たす接触確率の各広告媒
体についての和集合(例えば、少なくともいずれかを1
0回視聴する確率)を全媒体合算接触確率と判断し、こ
の全媒体合算接触確率が最大となるように各広告媒体か
ら獲得希望広告枠集団を選択すれば、最も多くの視聴者
に広告を所定の重複回数視聴させるための獲得希望広告
枠集団の組み合わせを効率的に導出することが可能にな
る。
【0058】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記入力手段は、上記各広告媒体ごとに接触確率に対す
る第2の重み付け条件を入力させ、上記第2の選択処理
手段は、当該重み付け条件をもとに重み付け処理を行な
った接触確率に基づいて獲得希望広告枠集団の組み合わ
せを導出することも好ましい。
【0059】また、この広告枠選択方法において、上記
入力ステップでは、上記各広告媒体ごとに接触確率に対
する第2の重み付け条件を入力し、上記第2の選択処理
ステップでは、当該重み付け条件をもとに重み付け処理
を行なった接触確率に基づいて獲得希望広告枠集団の組
み合わせを導出することも好ましい。
【0060】各広告媒体における広告枠の選択処理のと
ころでも述べたように、広告枠の接触確率が同一であっ
ても、広告媒体の種類によって広告枠の広告効果が異な
る場合がある。また、広告を提供するにあたり、重点を
置きたい広告媒体やなるべくなら避けたい広告媒体等が
存在する場合がある。そのため、所定の重み付け条件を
もとに、係数を乗じる等の重み付け処理を行なった接触
確率に基づいて獲得希望広告枠集団を選択すれば、実際
の広告効果や様々な要求に対応した獲得希望広告枠集団
の組み合わせを導出することが可能になる。
【0061】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記第2の選択処理手段は、獲得費用の合計が上限予算
以内となるような上記各広告媒体から選択された獲得希
望広告枠集団の組み合わせを複数組導出し、上記出力手
段は、当該複数組の組み合わせに含まれる各獲得希望広
告枠を出力することも好ましい。
【0062】また、この広告枠選択方法において、上記
第2の選択処理ステップでは、獲得費用の合計が上限予
算以内となるような上記各広告媒体から選択された獲得
希望広告枠集団の組み合わせを複数組導出し、上記出力
ステップでは、当該複数組の組み合わせに含まれる各獲
得希望広告枠を出力することも好ましい。
【0063】これらの場合、本システム又は本方法のユ
ーザは、導出された複数組の獲得希望広告枠集団の組み
合わせから、他の条件等に応じて好適な組み合わせを選
ぶことが可能になる。
【0064】また、この広告枠選択システムにおいて、
上記第2の選択処理手段は、獲得費用の合計が上限予算
以内となるような上記各広告媒体から選択された獲得希
望広告枠集団の組み合わせを複数組導出し、上記出力手
段は、当該複数組の組み合わせを全媒体合算接触確率に
基づいて順位付けして出力することも好ましい。
【0065】また、この広告枠選択方法において、上記
第2の選択処理ステップでは、獲得費用の合計が上限予
算以内となるような上記各広告媒体から選択された獲得
希望広告枠集団の組み合わせを複数組導出し、上記出力
ステップでは、当該複数組の組み合わせを全媒体合算接
触確率に基づいて順位付けして出力することも好まし
い。
【0066】このように、複数組の組み合わせを全媒体
合算接触確率に基づいて順位付けして出力すれば、好適
な組み合わせを選ぶ処理を容易に行なうことが可能にな
る。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明に係る広告枠選択システム及び広告枠選択方法の
好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の
説明等において、同一又は相当要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。また、実施形態において
用いるテレビ局、ラジオ局、雑誌、新聞及び交通機関等
の名称は仮想のものであり、説明のための1例にすぎな
い。
【0068】まず、本実施形態に係る広告枠選択システ
ムの構成について説明する。図1は、第1の実施形態に
係る広告枠選択システムの構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、この広告枠選択システム1は、
広告枠データベース(広告枠DB)2と、入力部3と、
第1の選択処理部4と、第2の選択処理部5と、出力部
6とを備えて構成される。以下、各要素について詳細に
説明する。
【0069】広告枠DB2には、広告枠データ、接触確
率データ及び視聴者属性データが格納される。ここで、
広告枠データとは、各広告枠の内容及び獲得費用等を示
すデータであり、例えば図2に示すようなテーブルデー
タとして各広告媒体ごとに格納される(図2は、広告媒
体がラジオ放送の場合における広告枠1〜nのデータ例
である)。また、接触確率データとは、一般視聴者から
抽出されたサンプルとなる複数の視聴者が各広告枠を視
聴する確率を示すデータであり、例えば図3に示すよう
なテーブルデータとして各広告媒体ごとに格納される
(図3は、サンプル視聴者1〜mについてのデータ例で
ある)。また、視聴者属性データとは、各サンプル視聴
者の性別、年齢及び職業等の属性情報を示すデータであ
り、例えば図4に示すようなテーブルデータとして格納
される。これら接触確率データ及び視聴者属性データ
は、各サンプル視聴者にアンケート調査等を行なうこと
によって得ることができる。
【0070】入力部3は、上限予算や各種選択条件を入
力するためのものであり、入力された情報を電気信号に
よって第1の選択処理部4又は第2の選択処理部5に送
信することが可能になっている。この入力部3として
は、例えばキーボードが用いられる。
【0071】第1の選択処理部4は、入力部3から送信
された上限予算や各種選択条件を示す信号を受信すると
共に、それらの情報及び広告枠DBに格納された各デー
タに基づいて獲得希望広告枠の選択処理を各広告媒体ご
とに行なうことが可能になっている。また、選択処理を
終えた後、その選択処理の結果を示す信号を第2の選択
処理部5に送信することが可能になっている。
【0072】第2の選択処理部5は、入力部3から送信
された上限予算や各種選択条件を示す信号、及び、第1
の選択処理部4から送信された選択処理の結果を示す信
号を受信すると共に、それらの情報に基づいて獲得希望
広告枠集団の組み合わせの導出処理を行なうことが可能
になっている。また、獲得希望広告枠集団の組み合わせ
が導出された後、その結果情報を示す信号を出力部6に
送信することが可能になっている。これら第1の選択処
理部4及び第2の選択処理部5としては、例えば電子計
算機を構成するCPU等が用いられる。
【0073】出力部6は、第2の選択処理部5から送信
される結果情報を示す信号を受信し、画像表示又は印字
によって出力することが可能になっている。この出力部
6としては、例えばディスプレイやプリンタ等が用いら
れる。なお、この出力部6のほか、第2の選択処理部5
から送信される結果情報をデータとして磁気媒体等に格
納する格納手段(図示せず)を備えてもよい。
【0074】次に、図5に示すフローチャートを参照し
ながら、本実施形態に係る広告枠選択システムの動作
(広告枠選択方法)について説明する。なお、本実施形
態では、テレビジョン放送、ラジオ放送、新聞、雑誌及
び交通機関の5つの広告媒体にわたって広告枠を選択す
る場合について説明する。
【0075】まず、選択処理を行なう前に、各広告媒体
ごとの(すなわち、テレビジョン放送、ラジオ放送、新
聞、雑誌及び交通機関の5組の)広告枠データ、各広告
媒体ごとの(すなわち、テレビジョン放送、ラジオ放
送、新聞、雑誌及び交通機関の5組の)接触確率デー
タ、及び、視聴者属性データの合わせて11組のテーブ
ルデータが広告枠DB2に格納される(ステップ1、以
下S1のように略す)。なお、この格納処理を選択処理
のたびに行なう必要は必ずしもなく、ひとたび格納すれ
ば、同一のデータベースを用いて複数回の選択処理を行
なうこともできる。
【0076】また、広告枠を提供するための商取引慣習
として、複数の広告枠を抱き合わせた広告枠群のみを提
供する方法を採る広告媒体では、その広告枠群を一の広
告枠とみなした広告枠データ等が格納される。例えば、
テレビジョン放送の広告枠は、各番組(広告枠)ごとに
提供されるものではなく、特定の番組帯を抱き合わせた
番組群(広告枠群)ごとに提供されるのが一般的であ
る。これら広告枠群の例示としては、平日朝帯、平日夜
帯及び土日終日を抱き合わせたいわゆるコの字型広告枠
群(時間を縦軸、曜日を横軸としたタイムテーブルにお
いてコの字型になることからそう呼ばれる、図6の斜線
部参照)、平日夜帯及び土日終日のみを抱き合わせたい
わゆる逆L字型広告枠群、コの字型広告枠群に平日昼帯
を加えたいわゆるヨの字型広告枠群等がある。
【0077】各種データが広告枠DB2に格納された
後、上限予算や各種選択条件等の入力処理が行なわれる
(S2)。この入力処理は、図7に示すような入力画面
において、上限予算額や各広告媒体の予算比率範囲及び
予算比率刻みを入力部3を用いて入力することによって
行なわれる。例えば、図7では、基準上限予算を250
0万円、予算範囲(上限予算の許容範囲)を±10%、
テレビジョン放送、ラジオ放送、新聞、雑誌及び交通機
関の予算比率範囲をそれぞれ20〜70%、10〜80
%、10〜80%、10〜80%及び0〜100%、各
広告媒体の予算比率刻みを250万円と入力した例を示
している。また、S2では、視聴者条件、組み合わせ条
件及び出力条件の詳細な設定処理、並びに、各広告媒体
における選択条件の詳細な設定処理等も行なわれる。こ
れらの詳細な設定処理は、例えば、それぞれ各設定ボタ
ン(図7中2重線で囲まれた部分)をクリックすること
等によって表示される詳細設定画面(図示せず)におい
て行なわれる。
【0078】上限予算や各種選択条件等の入力処理が行
なわれた後、第1の選択処理部4において第1の選択処
理が行なわれる(S3)。この第1の選択処理では、各
広告媒体につき、広告枠DB2に格納された接触確率デ
ータに基づいて複数の広告枠から獲得希望広告枠を順次
選択することによって、獲得費用の合計が入力された予
算比率となるような獲得希望広告枠集団が導出される。
以下、この第1の選択処理の基本的な計算方法を説明す
る。
【0079】まず、複数の広告枠から平均の接触確率が
最大の広告枠が1つめの獲得希望広告枠として選択され
る。すなわち、図3に示す接触確率データから、
【数1】 を満たす広告枠jが1つめの獲得希望広告枠として選択
される。
【0080】次に、1つめの獲得希望広告枠として選択
された広告枠jの接触確率と、残りの各広告枠の接触確
率との和集合を計算し、その和集合である合算接触確率
が最大の広告枠が2つめの獲得希望広告枠として選択さ
れる。すなわち、広告枠jが1つめの獲得希望広告枠と
して選択されている場合、図3に示す接触確率データか
ら、
【数2】 を計算し、合算接触確率P’が最大となる広告枠kが2
つめの獲得希望広告枠として選択される。なお、(2)
式において、分子第1項は広告枠jのみを視聴する確
率、第2項は広告枠kのみを視聴する確率、第3項は広
告枠j及びkの両方を視聴する確率を示し、これらの和
をとることによって少なくともいずれかを視聴する確率
を示す合算接触確率P’が算出できる。
【0081】3つめ以降の獲得希望広告枠も上記方法と
同様の2項分布計算を用いて順次選択される。すなわ
ち、既に選択された獲得希望広告枠の合算接触確率と、
残りの各広告枠の接触確率との和集合を求めて新たな合
算接触確率を計算し、合算接触確率の増加値が最大とな
る広告枠が獲得希望広告枠として順次選択される。ま
た、新たな獲得希望広告枠が選択されると、その獲得費
用が広告枠データ(図2参照)から読み取られて積算さ
れる。そして、獲得費用の合計が各広告媒体に割り当て
られた予算に達すると選択処理は終了され、その時点で
選択されている複数の獲得希望広告枠が獲得希望広告枠
集団として導出される。S2において各広告媒体の予算
比率範囲及び予算比率刻みが入力されている場合には、
その予算比率範囲内における各比率刻みを各広告媒体に
割り当てられた予算とした複数回の選択処理が行なわ
れ、複数組の獲得希望広告枠集団が導出される。
【0082】なお、このような計算方法を用いた選択処
理は、S2において各種詳細設定を行なわなかった場合
の例であり、S2において各種詳細設定を行なわれてい
ると選択処理の一部が変更され、あるいは、新たな処理
が追加される。例えば、S2における視聴者条件の設定
処理において、視聴者条件として「性別:女性、年齢:
20代、職業:学生」を設定した場合、視聴者属性デー
タに基づきこれらの条件を満たすサンプル視聴者のみが
検出され、それらのサンプル視聴者についての接触確率
データが抜き出されて新たな接触確率データが作成さ
れ、この新たな接触確率データ(すなわち、サンプル視
聴者のうち「性別:女性、年齢:20代、職業:学生」
であるサンプル視聴者のみからなる接触確率データ)に
基づいて選択処理が行なわれることになる。
【0083】また、S2における選択条件の詳細設定処
理において、費用効率優先型の選択条件を設定した場
合、既に選択された獲得希望広告枠の合算接触確率と、
残りの各広告枠の接触確率との和集合を求めて新たな合
算接触確率を計算し、合算接触確率の増加値をその獲得
費用で除した値が最大となる広告枠が獲得希望広告枠と
して順次選択されることになる。
【0084】また、S2における選択条件の詳細設定処
理において、先読み型の選択条件を設定した場合、既に
選択された獲得希望広告枠の合算接触確率と、残りの広
告枠のなかから任意に選ばれた2つの広告枠の接触確率
との和集合を求めて新たな合算接触確率を計算し、合算
接触確率の増加値が最大となる2つの広告枠を求め、そ
の2つの広告枠のうちいずれか1つの広告枠が獲得希望
広告枠として順次選択されることになる。
【0085】また、S2における選択条件の詳細設定処
理において、費用効率優先型及び先読み型の両方の選択
条件を設定した場合には、両者を組み合わせた選択処理
が行なわれる。すなわち、既に選択された獲得希望広告
枠の合算接触確率と、残りの広告枠のなかから任意に選
ばれた2つの広告枠の接触確率との和集合を求めて新た
な合算接触確率を計算し、合算接触確率の増加値をその
獲得費用で除した値が最大となる2つの広告枠を求め、
その2つの広告枠のうちいずれか1つの広告枠が獲得希
望広告枠として順次選択されることになる。
【0086】また、S2における選択条件の詳細設定処
理において、選択処理の変更条件又は終了条件を設定し
た場合には、獲得費用の合計額が各広告媒体に割り当て
られた予算内であっても、その条件を満たした段階で選
択処理の方法が変更され(例えば通常の計算方法を用い
た選択処理から先読み型の選択処理への変更等)、又
は、選択処理が終了される。ここで、変更条件又は終了
条件として設定される条件には、合算接触確率の目標値
条件、合算接触確率の増加値の最小値条件、及び合算接
触確率の増加値を獲得費用で除した値の最小値条件があ
る。合算接触確率の目標値条件を設定した場合、合算接
触確率が設定された目標値を超えた段階で選択処理が変
更又は終了され、合算接触確率の増加値(若しくは合算
接触確率の増加値を獲得費用で除した値)の最小値条件
を設定した場合、合算接触確率の増加値(若しくは合算
接触確率の増加値を獲得費用で除した値)が設定された
最小値を下回った段階で選択処理が変更又は終了され
る。
【0087】また、S2における選択条件の詳細設定処
理において、接触確率が和集合を形成するための第1の
重複回数値条件を設定した場合には、上述した計算方法
において第1の重複回数値を満たす接触確率の和集合が
合算接触確率と判断される。より具体的には、第1の重
複回数値として2回を設定した場合、少なくともいずれ
かを2回視聴する確率を合算接触確率と判断し、この合
算接触確率の増加値(又は合算接触確率の増加値を獲得
費用で除した値)が最大となるように獲得希望広告枠の
選択処理が行なわれることになる。すなわち、広告枠j
が1つめの獲得希望広告枠として選択されている場合、
上記(2)式に代えて、
【数3】 を計算し、合算接触確率P’が最大となる広告枠kが2
つめの獲得希望広告枠として選択されることになる。な
お、(3)式において、分子は広告枠j及びkの両方を
視聴する確率を示している。
【0088】また、S2における選択条件の詳細設定処
理において、各広告枠の属性に対応させた接触確率に対
する第1の重み付け条件を設定した場合には、広告枠デ
ータに基づきこれらの条件を満たす広告枠のみが検出さ
れ、それらの広告枠の接触確率に所定の重み付け係数が
掛けられた新たな接触確率データが作成され、この新た
な接触確率データに基づいて選択処理が行なわれること
になる。より具体的には、ラジオ放送において平日22
時〜25時の広告枠に重点を置きたい場合には、広告枠
データに基づき平日22時〜25時の条件を満たす広告
枠のみが検出され、それらの広告枠の接触確率に所定の
重み付け係数(例えば、1.2)が掛けられ、逆に、日
曜13時〜17時の広告枠をなるべくなら避けたい場合
には、広告枠データに基づき日曜13時〜17時の条件
を満たす広告枠のみが検出され、それらの広告枠の接触
確率に所定の重み付け係数(例えば、0.8)が掛けら
れて新たな接触確率データが作成されることになる。
【0089】以上のようにして、各広告媒体ごとに獲得
希望広告枠集団が導出された後、第2の選択処理部5に
おいて第2の選択処理が行なわれる(S4)。この第2
の選択処理では、各広告媒体につき、導出された獲得希
望広告枠集団を各広告媒体につき1つずつ選択すること
によって、獲得費用の合計が上限予算以内となるような
獲得希望広告枠集団の組み合わせが導出される。特に、
獲得希望広告枠集団が各広告媒体につき複数導出されて
いる場合には、上記第1の選択処理と同様に、各獲得希
望広告枠集団に含まれる獲得希望広告枠の接触確率の各
広告媒体についての和集合である全媒体合算接触確率が
最大となるような獲得希望広告枠集団の組み合わせが導
出されることになる。より具体的には、テレビジョン放
送において、獲得希望広告枠a1、a2、a3、a4か
らなる獲得希望広告枠集団Aと、獲得希望広告枠b1、
b2、b3、b4、b5からなる獲得希望広告枠集団B
とが導出され、ラジオ放送において、獲得希望広告枠c
1、c2、c3からなる獲得希望広告枠集団Cと、獲得
希望広告枠d1、d2、d3、d4からなる獲得希望広
告枠集団Dとが導出されている場合、AとCに含まれる
獲得希望広告枠(a1〜a4及びc1〜c3)の接触確
率の各広告媒体についての和集合である全媒体合算接触
確率が最大であれば、獲得希望広告枠集団Aと獲得希望
広告枠集団Cの組み合わせが導出されることになる。
【0090】なお、第1の選択処理と同様に、S2にお
いて各種詳細設定が行なわれていると選択処理の一部が
変更され、あるいは、新たな処理が追加される。例え
ば、S2における組み合わせ条件の詳細設定処理におい
て、接触確率が和集合を形成するための第2の重複回数
値条件を設定した場合には、上述した第1の重複回数条
件と同様に、第2の重複回数値を満たす接触確率の和集
合が全媒体合算接触確率と判断される。より具体的に
は、第2の重複回数値として10回を設定した場合、少
なくともいずれかを10回視聴する確率を全媒体合算接
触確率と判断し、この全媒体合算接触確率が最大となる
ような獲得希望広告枠集団の組み合わせが導出されるこ
とになる。
【0091】また、S2における組み合わせ条件の詳細
設定処理において、各広告媒体ごとに接触確率に対する
第2の重み付け条件を設定した場合には、重み付け処理
を行なった接触確率データに基づいて組み合わせ処理が
行なわれることになる。より具体的には、広告媒体とし
てラジオ放送に重点を置きたい場合には、ラジオ放送に
おいて選択された獲得希望広告枠集団に含まれる各広告
枠の接触確率に所定の重み付け係数(例えば、1.2)
が掛けられ、逆に、広告媒体としてテレビジョン放送を
なるべくなら避けたい場合には、テレビジョン放送にお
いて選択された獲得希望広告枠集団に含まれる各広告枠
の接触確率に所定の重み付け係数(例えば、0.8)が
掛けられることになる。
【0092】また、S2における組み合わせ条件の詳細
設定処理において、獲得希望広告枠集団の組み合わせを
複数組(例えば10組)導出することを設定した場合に
は、その組数分の獲得希望広告枠集団の組み合わせ(例
えば全媒体合算接触確率の高い順に10組の獲得希望広
告枠集団の組み合わせ)が導出されることになる。
【0093】獲得希望広告枠集団の組み合わせが導出さ
れた後、選択処理の結果情報(導出された各獲得希望広
告枠集団に含まれる獲得希望広告枠)が出力される(S
5)。図8は、結果情報の出力画面表示の1例を示す図
表である。この出力処理では、同図に示すように、視聴
者種別、全媒体合算接触確率、第2の重複回数値、並び
に、各広告媒体ごとの費用及び比率のほか、導出された
各獲得希望広告枠集団に含まれる獲得希望広告枠がその
費用や合算接触確率等と共に出力される。また、S4に
おいて、獲得希望広告枠集団の組み合わせが複数組導出
された場合には、全媒体合算接触確率の高い順に順位付
けされて出力される。本実施形態に係る広告枠選択シス
テム1のユーザは、このようにして出力された結果に基
づき、獲得希望広告枠を効率的に選択することができ
る。
【0094】なお、本発明に係る広告枠選択システム及
び広告枠選択方法は、上記実施形態に記載の態様に限定
されるものではなく、他の条件等に応じてさまざまな変
形態様を採ることが可能である。例えば、上記実施形態
では、視聴者種別条件の入力を受けてから接触確率デー
タの再構成を行なう例について説明したが、データ格納
処理の際に予め視聴者種別ごとに分類された接触確率デ
ータを格納することとしてもよい。
【0095】また、接触確率に重み付け処理を行なう際
に、選択処理の進行に応じて重み付け係数が変化するよ
うにしてもよい。例えば、獲得希望広告枠として選択さ
れる広告枠が1つの放送局に偏らないようにするため
に、獲得希望広告枠が選択されるごとに、その広告枠が
属する放送局の他の広告枠に対する重み付け係数を0.
1ずつ減少させることとしてもよい。
【0096】また、上記実施形態における入力表示形式
(図7)や出力表示形式(図8)は単なる例示であり、
他の形式による入出力表示を行なってもよい。例えば、
獲得希望広告枠集団の組み合わせが複数組導出された場
合には、図9に示すように全媒体合算接触確率及び合計
費用を座標軸とする座標上に各組み合わせ(同図中円内
は組み合わせの番号を示す)を併せて表示するようにし
てもよい。
【0097】また、上記実施形態では、接触確率の和集
合である全媒体合算接触確率が最大となるように組み合
わせ処理を行なう例について説明したが、各広告媒体の
合算接触確率の積集合である全媒体重複接触確率が最大
となるように組み合わせ処理を行なってもよい。このよ
うにすれば、すべての広告媒体において接触する確率
(上記実施形態の例では、テレビジョン放送、ラジオ放
送、新聞、雑誌及び交通のすべての広告媒体において各
1回以上接触する確率)が最大となるように獲得希望広
告枠集団の組み合わせを導出することが可能になる。
【0098】また、上記実施形態における第2の選択処
理において獲得希望広告枠集団の組み合わせが導出され
た後、その組み合わせの通りの広告枠に広告を提供した
場合にどの程度の広告効果が得られるのかをシミュレー
トするシミュレーション手段又はシミュレートステップ
をさらに設けて、選択結果の効果を確認できるようにし
てもよい。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る広告
枠選択システム及び広告枠選択方法によれば、複数の広
告媒体にわたる複数の広告枠から、複数の獲得希望広告
枠を効率的に選択することが可能になる。
【0100】すなわち、従来の手法のように選択担当者
の経験則等に依存することなく、複数の広告媒体にわた
る複数の広告枠から複数の獲得希望広告枠を選択するこ
とが可能になると共に、各広告媒体の選択比率等を加味
することも可能になる。
【0101】また、複数の広告媒体として、テレビジョ
ン放送、ラジオ放送、新聞、雑誌及び交通機関のうち少
なくとも2以上を含めれば、広告枠数が多くかつ接触確
率を示すデータが複雑であるこれらの広告媒体において
も効率的な選択処理を行なうことが可能になる。
【0102】また、特定の広告枠群を単一の広告枠とみ
なして獲得希望広告枠の選択処理を行なうことによっ
て、商取引慣習に沿って広告枠を効率よく選択すること
が可能になる。
【0103】また、視聴者種別ごとの接触確率を示すデ
ータを用いて選択処理を行なうことによって、特定の視
聴者向けの広告枠の選択処理を効率的に行なうことが可
能になる。
【0104】また、接触確率の和集合である合算接触確
率の増加値が最大となるように獲得希望広告枠を順次選
択することによって、最も多くの視聴者に広告を視聴さ
せるための選択処理を効率的に行なうことが可能にな
る。
【0105】また、接触確率の和集合である合算接触確
率の増加値を獲得費用で除した値が最大となるように獲
得希望広告枠を順次選択することによって、コスト面で
最も有利な選択処理を効率的に行なうことが可能にな
る。
【0106】また、複数の広告枠から2以上の広告枠を
獲得希望広告枠として選択したと仮定した際に、接触確
率の和集合である合算接触確率の増加値(又は、合算接
触確率の増加値を獲得費用で除した値)が最大となるよ
うな当該2以上の広告枠のうち一の広告枠を獲得希望広
告枠として順次選択することによって、数手先の値をに
らんだ効率的な選択処理を行なうことが可能になる。
【0107】また、合算接触確率が目標値に達した段階
(又は、合算接触確率の増加値若しくは合算接触確率の
増加値を獲得費用で除した値が最小値を下回った段階)
で、獲得希望広告枠の選択処理の方法を変更し、又は、
選択処理を終了することによって、無意味な選択処理を
回避することが可能になる。
【0108】また、所定の重複回数値を満たす接触確率
の和集合を合算接触確率と判断し、この合算接触確率の
増加値(又は、合算接触確率の増加値を獲得費用で除し
た値)が最大となるように獲得希望広告枠の選択処理を
行なうことによって、最も多くの視聴者に広告を所定の
重複回数視聴させるための選択処理を効率的に行なうこ
とが可能になる。
【0109】また、所定の重み付け条件をもとに、重み
付け処理を行なった接触確率に基づいて獲得希望広告枠
の選択処理を行ないことによって、実際の広告効果や様
々な要求に対応した選択処理を行なうことが可能にな
る。
【0110】また、各広告媒体ごとの予算比率を入力
し、この予算比率に応じて各広告媒体ごとの予算割合を
設定することによって、複数の広告媒体にわたる広告枠
の選択処理を所望の比率で容易に行なうことが可能にな
る。
【0111】また、各広告媒体ごとの予算比率範囲内に
おける予算比率刻みを入力し、この予算比率刻みに応じ
てかく広告媒体ごとの予算割合を設定することによっ
て、複数の広告媒体にわたる広告枠の選択処理を所望の
比率で容易に行なうことが可能になると共に、予算比率
の異なる複数組の獲得希望広告枠集団を導出することが
可能になる。
【0112】また、接触確率の各広告媒体についての和
集合である全媒体合算接触確率が最大となるように各広
告媒体から獲得希望広告枠集団を選択することによっ
て、最も多くの視聴者に広告を視聴させるための獲得希
望広告枠集団の組み合わせを効率的に導出することが可
能になる。
【0113】また、所定の重複回数値を満たす接触確率
の各広告媒体についての和集合を全媒体合算接触確率と
判断し、この全媒体合算接触確率が最大となるように各
広告媒体から獲得希望広告枠集団を選択することによっ
て、最も多くの視聴者に広告を所定の重複回数視聴させ
るための獲得希望広告枠集団の組み合わせを効率的に導
出することが可能になる。
【0114】また、所定の重み付け条件をもとに、重み
付け処理を行なった接触確率に基づいて獲得希望広告枠
集団を選択することによって、実際の広告効果や様々な
要求に対応した獲得希望広告枠集団の組み合わせを導出
することが可能になる。
【0115】また、複数組の組み合わせを導出して出力
すれば、本発明のユーザは、他の条件等に応じて好適な
組み合わせを選ぶことが可能になる。さらに、これら複
数の組み合わせを全媒体合算接触確率に基づいて順位付
けすれば、好適な組み合わせを選ぶ処理を容易に行なう
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る広告枠選択システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る広告枠選択システムにおける
広告枠データベースに格納される広告枠データの1例を
示す図表である。
【図3】本実施形態に係る広告枠選択システムにおける
広告枠データベースに格納される接触確率データの1例
を示す図表である。
【図4】本実施形態に係る広告枠選択システムにおける
広告枠データベースに格納される視聴者属性データの1
例を示す図表である。
【図5】本実施形態に係る広告枠選択システムの動作
(広告枠選択方法)を説明するフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る広告枠選択システムの入力画
面の1例を示す模式図である。
【図7】本実施形態に係る広告枠選択システムにおいて
設定される広告枠群の1例を示す模式図である。
【図8】本実施形態に係る広告枠選択システムにおいて
導出された結果情報の出力画面の1例を示す図表であ
る。
【図9】本実施形態に係る広告枠選択システムにおいて
導出された結果情報の出力画面の変形例を示す図表であ
る。
【符号の説明】
1…広告枠選択システム、2…広告枠データベース(広
告枠DB)、3…入力部、4…第1の選択処理部、5…
第2の選択処理部、6…出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥 律哉 東京都中央区築地1丁目11番10号 株式会 社電通内 (72)発明者 千野 博 東京都中央区築地1丁目11番10号 株式会 社電通内 (72)発明者 丸岡 吉人 東京都中央区築地1丁目11番10号 株式会 社電通内 (72)発明者 福徳 俊弘 東京都中央区築地1丁目11番10号 株式会 社電通内 Fターム(参考) 5B049 BB49 CC00 EE31

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の広告媒体にわたる複数の広告枠か
    ら、複数の獲得希望広告枠を選択する広告枠選択システ
    ムであって、 前記各広告枠を獲得するための獲得費用、及び、当該各
    広告枠に展開される広告の接触確率を示すデータが前記
    各広告媒体ごとに格納された広告枠データベースと、 上限予算を入力させる入力手段と、 前記各広告媒体につき、前記接触確率に基づいて前記複
    数の広告枠から前記獲得希望広告枠を順次選択する処理
    を1又は複数回行なうことによって、前記獲得費用の合
    計が前記上限予算の所定割合以内となるような1又は複
    数組の獲得希望広告枠集団を導出する第1の選択処理手
    段と、 導出された前記獲得希望広告枠集団を前記各広告媒体に
    つき1つずつ選択することによって、前記獲得費用の合
    計が前記上限予算以内となるような前記獲得希望広告枠
    集団の組み合わせを導出する第2の選択処理手段と、 導出された前記獲得希望広告枠集団の組み合わせに含ま
    れる前記各獲得希望広告枠を出力する出力手段とを備え
    ることを特徴とする広告枠選択システム。
  2. 【請求項2】 前記複数の広告媒体は、テレビジョン放
    送、ラジオ放送、新聞、雑誌及び交通機関のうち少なく
    とも2以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の広
    告枠選択システム。
  3. 【請求項3】 前記広告枠データベースには、前記複数
    の広告枠のうち特定の広告枠群を単一の広告枠とみなし
    たデータが格納されており、 前記第1の選択処理手段は、当該特定の広告枠群を単一
    の広告枠とみなして前記獲得希望広告枠の選択処理を行
    なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の広告枠選
    択システム。
  4. 【請求項4】 前記広告枠データベースには、前記接触
    確率を示すデータが複数の視聴者種別ごとに分類可能に
    格納されており、 前記入力手段は、当該複数の視聴者種別のうち一の視聴
    者種別を入力させ、 前記第1の選択処理手段は、入力された当該一の視聴者
    種別の前記接触確率に基づいて前記獲得希望広告枠を選
    択することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の広告枠選択システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の選択処理手段は、前記複数の
    広告枠から、前記接触確率の和集合である合算接触確率
    の増加値が最大となるように前記獲得希望広告枠を順次
    選択することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の広告枠選択システム。
  6. 【請求項6】 前記第1の選択処理手段は、前記複数の
    広告枠から2以上の広告枠を前記獲得希望広告枠として
    選択したと仮定した際に、前記接触確率の和集合である
    合算接触確率の増加値が最大となるような当該2以上の
    広告枠のうち一の広告枠を前記獲得希望広告枠として順
    次選択することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の広告枠選択システム。
  7. 【請求項7】 前記第1の選択処理手段は、前記複数の
    広告枠から、前記接触確率の和集合である合算接触確率
    の増加値を前記獲得費用で除した値が最大となるように
    前記獲得希望広告枠を順次選択することを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の広告枠選択システム。
  8. 【請求項8】 前記第1の選択処理手段は、前記複数の
    広告枠から2以上の広告枠を前記獲得希望広告枠として
    選択したと仮定した際に、前記接触確率の和集合である
    合算接触確率の増加値を前記獲得費用で除した値が最大
    となるような当該2以上の広告枠のうち一の広告枠を前
    記獲得希望広告枠として順次選択することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の広告枠選択システム。
  9. 【請求項9】 前記入力手段は、前記合算接触確率の目
    標値を入力させ、 前記第1の選択処理手段は、前記合算接触確率が当該目
    標値に達した段階で、前記獲得希望広告枠の選択処理の
    方法を変更し、又は、当該選択処理を終了することを特
    徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の広告枠選択シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記入力手段は、前記合算接触確率の
    増加値の最小値を入力させ、 前記第1の選択処理手段は、前記合算接触確率の増加値
    が当該最小値を下回った段階で、前記獲得希望広告枠の
    選択処理の方法を変更し、又は、当該選択処理を終了す
    ることを特徴とする請求項5又は6に記載の広告枠選択
    システム。
  11. 【請求項11】 前記入力手段は、前記合算接触確率の
    増加値を前記獲得費用で除した値の最小値を入力させ、 前記第1の選択処理手段は、前記合算接触確率の増加値
    を前記獲得費用で除した値が当該最小値を下回った段階
    で、前記獲得希望広告枠の選択処理の方法を変更し、又
    は、当該選択処理を終了することを特徴とする請求項7
    又は8に記載の広告枠選択システム。
  12. 【請求項12】 前記入力手段は、前記接触確率が前記
    和集合を形成するための第1の重複回数値を入力させ、 前記第1の選択処理手段は、当該第1の重複回数値を満
    たす前記接触確率の和集合を前記合算接触確率と判断す
    ることを特徴とする請求項5〜11のいずれかに記載の
    広告枠選択システム。
  13. 【請求項13】 前記入力手段は、前記各広告枠の属性
    に対応させた前記接触確率に対する第1の重み付け条件
    を入力させ、 前記第1の選択処理手段は、当該重み付け条件をもとに
    重み付け処理を行なった前記接触確率に基づいて前記獲
    得希望広告枠の選択処理を行なうことを特徴とする請求
    項1〜12のいずれかに記載の広告枠選択システム。
  14. 【請求項14】 前記入力手段は、前記各広告媒体ごと
    の予算比率を入力させ、 前記第1の選択処理手段は、当該予算比率を前記上限予
    算の所定割合とした1又は複数組の前記獲得希望広告枠
    集団を導出することを特徴とする請求項1〜13のいず
    れかに記載の広告枠選択システム。
  15. 【請求項15】 前記入力手段は、前記各広告媒体ごと
    の所定の予算比率範囲内における予算比率刻みを入力さ
    せ、 前記第1の選択処理手段は、当該各予算比率刻みを前記
    上限予算の所定割合とした複数組の前記獲得希望広告枠
    集団を導出することを特徴とする請求項1〜13のいず
    れかに記載の広告枠選択システム。
  16. 【請求項16】 前記第2の選択処理手段は、前記各獲
    得希望広告枠集団に含まれる前記獲得希望広告枠の前記
    接触確率の各広告媒体についての和集合である全媒体合
    算接触確率が最大となるような前記獲得希望広告枠集団
    の組み合わせを導出することを特徴とする請求項1〜1
    5のいずれかに記載の広告枠選択システム。
  17. 【請求項17】 前記入力手段は、前記接触確率が前記
    各広告媒体についての和集合を形成するための第2の重
    複回数値を入力させ、 前記第2の選択処理手段は、当該第2の重複回数値を満
    たす前記接触確率の各広告媒体についての和集合を前記
    全媒体合算接触確率と判断することを特徴とする請求項
    16に記載の広告枠選択システム。
  18. 【請求項18】 前記入力手段は、前記各広告媒体ごと
    に前記接触確率に対する第2の重み付け条件を入力さ
    せ、 前記第2の選択処理手段は、当該重み付け条件をもとに
    重み付け処理を行なった前記接触確率に基づいて前記獲
    得希望広告枠集団の組み合わせを導出することを特徴と
    する請求項16又は17に記載の広告枠選択システム。
  19. 【請求項19】 前記第2の選択処理手段は、前記獲得
    費用の合計が前記上限予算以内となるような前記各広告
    媒体から選択された前記獲得希望広告枠集団の組み合わ
    せを複数組導出し、 前記出力手段は、当該複数組の組み合わせに含まれる前
    記各獲得希望広告枠を出力することを特徴とする請求項
    1〜18のいずれかに記載の広告枠選択システム。
  20. 【請求項20】 前記第2の選択処理手段は、前記獲得
    費用の合計が前記上限予算以内となるような前記各広告
    媒体から選択された前記獲得希望広告枠集団の組み合わ
    せを複数組導出し、 前記出力手段は、当該複数組の組み合わせを前記全媒体
    合算接触確率に基づいて順位付けして出力することを特
    徴とする請求項16〜18のいずれかに記載の広告枠選
    択システム。
  21. 【請求項21】 複数の広告媒体にわたる複数の広告枠
    から、複数の獲得希望広告枠を選択する広告枠選択方法
    であって、 前記各広告枠を獲得するための獲得費用、及び、当該各
    広告枠に展開される広告の接触確率を示すデータを前記
    各広告媒体ごとに広告枠データベースに格納するデータ
    格納ステップと、 電子計算機に上限予算を入力する入力ステップと、 前記電子計算機上で、前記各広告媒体につき、前記接触
    確率に基づいて前記複数の広告枠から前記獲得希望広告
    枠を順次選択する処理を1又は複数回行なうことによっ
    て、前記獲得費用の合計が前記上限予算の所定割合以内
    となるような1又は複数組の獲得希望広告枠集団を導出
    する第1の選択処理ステップと、 前記電子計算機上で、導出された前記獲得希望広告枠集
    団を前記各広告媒体につき1つずつ選択することによっ
    て、前記獲得費用の合計が前記上限予算以内となるよう
    な前記獲得希望広告枠集団の組み合わせを導出する第2
    の選択処理ステップと、 前記電子計算機から、導出された前記獲得希望広告枠集
    団の組み合わせに含まれる前記各獲得希望広告枠を出力
    する出力ステップとを備えることを特徴とする広告枠選
    択方法。
  22. 【請求項22】 前記複数の広告媒体として、テレビジ
    ョン放送、ラジオ放送、新聞、雑誌及び交通機関のうち
    少なくとも2以上を含むことを特徴とする請求項21に
    記載の広告枠選択方法。
  23. 【請求項23】 前記データ格納ステップでは、前記複
    数の広告枠のうち特定の広告枠群を単一の広告枠とみな
    したデータを格納し、 前記第1の選択処理ステップでは、当該特定の広告枠群
    を単一の広告枠とみなして前記獲得希望広告枠の選択処
    理を行なうことを特徴とする請求項21又は22に記載
    の広告枠選択方法。
  24. 【請求項24】 前記データ格納ステップでは、前記接
    触確率を示すデータを複数の視聴者種別ごとに分類可能
    に格納し、 前記入力ステップでは、当該複数の視聴者種別のうち一
    の視聴者種別を入力し、 前記第1の選択処理ステップでは、入力された当該一の
    視聴者種別の前記接触確率に基づいて前記獲得希望広告
    枠を選択することを特徴とする請求項21〜23のいず
    れかに記載の広告枠選択方法。
  25. 【請求項25】 前記第1の選択処理ステップでは、前
    記複数の広告枠から、前記接触確率の和集合である合算
    接触確率の増加値が最大となるように前記獲得希望広告
    枠を順次選択することを特徴とする請求項21〜24の
    いずれかに記載の広告枠選択方法。
  26. 【請求項26】 前記第1の選択処理ステップでは、前
    記複数の広告枠から2以上の広告枠を前記獲得希望広告
    枠として選択したと仮定した際に、前記接触確率の和集
    合である合算接触確率の増加値が最大となるような当該
    2以上の広告枠のうち一の広告枠を前記獲得希望広告枠
    として順次選択することを特徴とする請求項21〜24
    のいずれかに記載の広告枠選択方法。
  27. 【請求項27】 前記第1の選択処理ステップでは、前
    記複数の広告枠から、前記接触確率の和集合である合算
    接触確率の増加値を前記獲得費用で除した値が最大とな
    るように前記獲得希望広告枠を順次選択することを特徴
    とする請求項21〜24のいずれかに記載の広告枠選択
    方法。
  28. 【請求項28】 前記第1の選択処理ステップでは、前
    記複数の広告枠から2以上の広告枠を前記獲得希望広告
    枠として選択したと仮定した際に、前記接触確率の和集
    合である合算接触確率の増加値を前記獲得費用で除した
    値が最大となるような当該2以上の広告枠のうち一の広
    告枠を前記獲得希望広告枠として順次選択することを特
    徴とする請求項21〜24のいずれかに記載の広告枠選
    択方法。
  29. 【請求項29】 前記入力ステップでは、前記合算接触
    確率の目標値を入力し、 前記第1の選択処理ステップでは、前記合算接触確率が
    当該目標値に達した段階で、前記獲得希望広告枠の選択
    処理の方法を変更し、又は、当該選択処理を終了するこ
    とを特徴とする請求項25〜28のいずれかに記載の広
    告枠選択方法。
  30. 【請求項30】 前記入力ステップでは、前記合算接触
    確率の増加値の最小値を入力し、 前記第1の選択処理ステップでは、前記合算接触確率の
    増加値が当該最小値を下回った段階で、前記獲得希望広
    告枠の選択処理の方法を変更し、又は、当該選択処理を
    終了することを特徴とする請求項25又は26に記載の
    広告枠選択方法。
  31. 【請求項31】 前記入力ステップでは、前記合算接触
    確率の増加値を前記獲得費用で除した値の最小値を入力
    し、 前記第1の選択処理ステップでは、前記合算接触確率の
    増加値を前記獲得費用で除した値が当該最小値を下回っ
    た段階で、前記獲得希望広告枠の選択処理の方法を変更
    し、又は、当該選択処理を終了することを特徴とする請
    求項27又は28に記載の広告枠選択方法。
  32. 【請求項32】 前記入力ステップでは、前記接触確率
    が前記和集合を形成するための第1の重複回数値を入力
    し、 前記第1の選択処理ステップでは、当該第1の重複回数
    値を満たす前記接触確率の和集合を前記合算接触確率と
    判断することを特徴とする請求項25〜31のいずれか
    に記載の広告枠選択方法。
  33. 【請求項33】 前記入力ステップでは、前記各広告枠
    の属性に対応させた前記接触確率に対する第1の重み付
    け条件を入力し、 前記第1の選択処理手段は、当該重み付け条件をもとに
    重み付け処理を行なった前記接触確率に基づいて前記獲
    得希望広告枠の選択処理を行なうことを特徴とする請求
    項21〜32のいずれかに記載の広告枠選択方法。
  34. 【請求項34】 前記入力ステップでは、前記各広告媒
    体ごとの予算比率を入力し、 前記第1の選択処理ステップでは、当該予算比率を前記
    上限予算の所定割合とした1又は複数組の前記獲得希望
    広告枠集団を導出することを特徴とする請求項21〜3
    3のいずれかに記載の広告枠選択方法。
  35. 【請求項35】 前記入力ステップでは、前記各広告媒
    体ごとの所定の予算比率範囲内における予算比率刻みを
    入力し、 前記第1の選択処理ステップでは、当該各予算比率刻み
    を前記上限予算の所定割合とした複数組の前記獲得希望
    広告枠集団を導出することを特徴とする請求項21〜3
    3のいずれかに記載の広告枠選択方法。
  36. 【請求項36】 前記第2の選択処理ステップでは、前
    記各獲得希望広告枠集団に含まれる前記獲得希望広告枠
    の前記接触確率の各広告媒体についての和集合である全
    媒体合算接触確率が最大となるような前記獲得希望広告
    枠集団の組み合わせを導出することを特徴とする請求項
    21〜35のいずれかに記載の広告枠選択方法。
  37. 【請求項37】 前記入力ステップでは、前記接触確率
    が前記各広告媒体についての和集合を形成するための第
    2の重複回数値を入力し、 前記第2の選択処理ステップでは、当該第2の重複回数
    値を満たす前記接触確率の各広告媒体についての和集合
    を前記全媒体合算接触確率と判断することを特徴とする
    請求項36に記載の広告枠選択方法。
  38. 【請求項38】 前記入力ステップでは、前記各広告媒
    体ごとに前記接触確率に対する第2の重み付け条件を入
    力し、 前記第2の選択処理ステップでは、当該重み付け条件を
    もとに重み付け処理を行なった前記接触確率に基づいて
    前記獲得希望広告枠集団の組み合わせを導出することを
    特徴とする請求項36又は37に記載の広告枠選択方
    法。
  39. 【請求項39】 前記第2の選択処理ステップでは、前
    記獲得費用の合計が前記上限予算以内となるような前記
    各広告媒体から選択された前記獲得希望広告枠集団の組
    み合わせを複数組導出し、 前記出力ステップでは、当該複数組の組み合わせに含ま
    れる前記各獲得希望広告枠を出力することを特徴とする
    請求項21〜38のいずれかに記載の広告枠選択方法。
  40. 【請求項40】 前記第2の選択処理ステップでは、前
    記獲得費用の合計が前記上限予算以内となるような前記
    各広告媒体から選択された前記獲得希望広告枠集団の組
    み合わせを複数組導出し、 前記出力ステップでは、当該複数組の組み合わせを前記
    全媒体合算接触確率に基づいて順位付けして出力するこ
    とを特徴とする請求項36〜38のいずれかに記載の広
    告枠選択方法。
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