JP2023040434A - Cm枠の割当装置、割当方法及び割当プログラム - Google Patents

Cm枠の割当装置、割当方法及び割当プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023040434000001
【課題】クライアントニーズにマッチした柔軟で効果的なCMプランニングを行うことができるCM枠の割当装置、割当方法及び割当プログラムを提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係るCM枠の割当装置は、CM枠の割当要求が入力する入力部と、CM枠の割当要求に応じて、CM枠として、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得する取得部と、を有する。例えば、CM枠の割当要求は、スポットCM枠の割当要求であり、取得部は、スポットCM枠の割当候補に加えて、スポットCM枠にタイムCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得する。あるいは、CM枠の割当要求は、タイムCM枠の割当要求であり、取得部は、タイムCM枠の割当候補に加えて、タイムCM枠にスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得する。
【選択図】図4

Description

本開示は、CM枠の割当装置、割当方法及び割当プログラムに関する。
特許文献1には、複数のブランドの各々に対して単一の広告媒体における広告枠を選択するための広告枠選択システムが記載されている。この広告枠選択システムは、広告枠データ記憶手段と、入力手段と、選択手段と、出力手段とを有している。広告枠データ記憶手段は、各広告枠を獲得するための獲得費用、各広告枠の枠数及び各広告枠に展開される広告についての接触確率を表すデータが、各広告枠毎に格納される。入力手段は、各ブランドの当初の予算及び各ブランドに対する広告枠の選択を最適化するための最適化条件を、各ブランド毎に入力させる。選択手段は、入力された予算、広告枠の獲得費用、枠数及び接触確率に基づいて、入力された最適化条件に従い、各ブランドに対する広告枠を選択する。出力手段は、選択された各ブランドに対する広告枠の情報を出力する。
特開2002-150107号公報
しかしながら、特許文献1は、クライアントニーズにマッチした柔軟で効果的なCMプランニングを行うという観点において、改良の余地がある。
そこで本開示は、クライアントニーズにマッチした柔軟で効果的なCMプランニングを行うことができるCM枠の割当装置、割当方法及び割当プログラムを提供することを目的の1つとする。
本開示の一態様に係るCM枠の割当装置は、CM枠の割当要求が入力する入力部と、前記CM枠の割当要求に応じて、前記CM枠として、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得する取得部と、を有することを特徴とする。
本開示の一態様によれば、クライアントニーズにマッチした柔軟で効果的なCMプランニングを行うことができるCM枠の割当装置、割当方法及び割当プログラムを提供することができる。
一実施形態に係るCM枠の割当システムの概略構成の一例を示す図である。 CM枠の割当装置の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。 スポットCM枠のみで構成した見積もりの一例を示す図である。 図3のスポットCM枠にタイムCM枠を混合した混合CMの見積もりの第1の例を示す図である。 図3のスポットCM枠にタイムCM枠を混合した混合CMの見積もりの第2の例を示す図である。 一実施形態に係るクライアント端末、放送配信装置、視聴率管理装置、CM枠の割当装置などの機能構成の一例を示す図である。 一実施形態に係るクライアント端末、放送配信装置、視聴率管理装置、CM枠の割当装置などのハードウェア構成の一例を示す図である。
例えば、テレビ放送においては、広告としてコマーシャル(CM:Commercial Message)が放送される。テレビCMでは、音声と映像により反復してメッセージを伝達することで、商品やサービス等に関する印象を視聴者に与えることができる。
テレビCMは、通常、媒体社であるテレビ局が広告スペースとして提供する媒体枠を広告会社が広告主に販売する媒体枠取引により流通する。テレビCMは、タイムCM(time CM)及びスポットCM(spot CM)に大別される。
タイムCMは、広告主が番組制作費等を負担する代わりに番組の時間内に放送されるCM(番組と一体で売買される枠で放送されるCM)である。タイムCMは、プログラムコマーシャル(program commercial)、番組CM、提供CMなどと呼ばれてもよい。
スポットCMは、番組を提供することなく、主に番組と番組との間の時間に放送されるCM(テレビ局が定めたCM時間枠に放送されるCM)である。スポットCMは、番組間で放送されるステーションブレイク(SB:Station Break)、番組内に挿入されるが提供表示が付かないパーティシペーション(PT:Participation)(又はパーティシペーティングCM)などに分けられる。
タイムCMは、一部の大手企業を除いてほとんど経験がなく、コストの面でも、取引慣行の面でも、広告媒体として初めて利用しようとする者に対する障壁が非常に高い。
スポットCMは、タイムCMよりも比較的コストの面で有利であるため、利用の障壁が低いと言える。スポットCMのプランニング(買い付け、見積もり)は、予め定められた広告出稿パターンを想定した場合の、世帯視聴率に基づいて行われる。広告の出稿パターンとしては、例えば、逆L型、全日型、ヨの字型、コの字型、一の字型、深夜型、全日昼型などがある。
このように、タイムCMとスポットCMの性質の違いから、タイムCMを利用するクライアントとスポットCMを利用するクライアントが明確に区分される傾向がある。そして、タイムCMとスポットCMのそれぞれに売れ残りの媒体枠が発生した場合、広告会社の売上という観点でも、媒体枠の有効利用という観点でも、不十分な事態となってしまう。
そこで、本発明者は、クライアントニーズにマッチした柔軟で効果的なCMプランニングを行うべく、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠(SPOT&TIME mix Planning)の割当候補をクライアントに提示することを着想した。混合CM枠の割当候補をクライアントに採用(選択)して貰うことで、タイムCM枠とスポットCM枠の売れ残りを削減するとともに、タイムCM枠とスポットCM枠を有効活用することができる。
例えば、広告会社の媒体枠のセールスパーソンにとって、媒体枠としてのタイムCM枠を売り切るための負担が大きく、どうしても、タイムCM枠の一部に売れ残りの媒体枠が発生してしまう場合がある。この点、本開示によれば、スポットCM枠に混合したタイムCM枠を利用することで、タイムCM枠の売れ残りを防止して、タイムCM枠を有効利用することができる。
以下、本開示の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、同一の部には同一の符号が付される。同一の部は名称、機能などが同じであるため、詳細な説明は繰り返さない。
図1は、一実施形態に係るCM枠の割当システム1の概略構成の一例を示す図である。図1に示すCM枠の割当システム1は、クライアント端末(ユーザ端末)10と、放送配信装置20と、視聴率管理装置30と、CM枠の割当装置40とを有している。クライアント端末10と放送配信装置20と視聴率管理装置30とCM枠の割当装置40は、ネットワーク50によって互いに接続されている。また、一実施形態に係るCM枠の割当方法及び割当プログラムは、CM枠の割当システム1に含まれるコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)に各種の処理ステップを実行させることによって実現される。
なお、上記のシステム構成は一例であり、これに限られない。例えば、各装置は、図1ではそれぞれ1つずつ含まれる構成としたが、各機器の数はこれに限られず、複数存在してもよい。CM枠の割当システム1は、一部の装置を含まない構成としてもよいし、1つの装置の機能が複数の装置により実現される構成としてもよい。
複数の装置の機能が1つの装置により実現される構成としてもよい。例えば、放送配信装置20と視聴率管理装置30とCM枠の割当装置40の少なくとも2つが、1つのサーバ上で実装されてもよい。
クライアント端末10は、CM枠、とりわけ、後述するタイムCM枠、スポットCM枠、及び、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当、選択、購入などに関する各種の入力操作を行うためのものである。
クライアント端末10は、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などの携帯端末(移動通信端末)であってもよいし、パソコン(PC:Personal Computer)、サーバなどの固定通信端末であってもよい。つまり、本開示におけるクライアント端末10は、通信デバイスで読み替えることができる。
クライアント端末10は、有線及び/又は無線(例えば、LTE(Long Term Evolution)、NR(New Radio)、Wi-Fi(登録商標)など)を介して、ネットワーク(インターネットなど)と通信してもよい。
放送配信装置20は、テレビ(TV:television)に対して放送を配信する装置である。ここで、テレビ(テレビ受像機)は、地上波放送、放送衛星(BS:Broadcasting Satellite)/通信衛星(CS:Communications Satellite)による放送、インターネット放送(インターネットテレビ)などの少なくとも1つを受信する機能を有する装置であってもよい。例えば、テレビは、多機能テレビ、スマートTV、IP(Internet Protocol)TV、セットトップボックスなどであってもよい。
なお、放送は、公衆によって直接受信されることを目的とする電気通信の送信を意味し、無線放送、インターネット放送などを含んでもよい。
視聴率管理装置30は、テレビにおいて放送される番組の実際の視聴率を集計する装置である。視聴率は、所定の時間単位(例えば、秒、分、時)で記憶されてもよい。視聴率管理装置30は、ネットワークを介して他の装置(例えば、CM枠の割当装置40)に対して視聴率に関する情報を送信してもよい。
視聴率管理装置30は、例えばテレビ視聴率調査者によって管理される装置であってもよい。視聴率管理装置30は、所定の世帯(例えば、調査協力世帯)のテレビに接続された測定機器から視聴履歴のデータを取得して管理してもよい。なお、当該データから視聴率が算出又は予測されてもよい。
視聴率管理装置30には、所定のターゲット(所定の属性に該当するユーザ)ごとの視聴率(ターゲットの個人視聴率)が記録されてもよい。
なお、本開示において、ターゲットは、マーケティングの分野で用いられる性・年齢別区分(C(Child)層、T(Teen)層、M(Male)1-M3層、F(Female)1-F3層)であると想定するが、この分類に限られない。
図2は、CM枠の割当装置40の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
CM枠の割当装置40は、入力部41と、取得部42と、提示部43と、割当部44とを有している。
入力部41は、例えば、クライアント端末10からのCM枠の割当要求が入力する。CM枠の割当要求は、例えば、タイムCM枠の割当要求、及び、スポットCM枠の割当要求の少なくとも一方であってもよい。CM枠の割当要求には、目標GRP(Gross Rating Point)が含まれる。目標GRPは、指定GRPと読み替えられてもよい。GRPとは、延べ視聴率(世帯視聴率)を意味しており、テレビCMが放送された時間帯の世帯視聴率を、テレビCMが放送される毎に計測し、一定期間(例えば一週間)の世帯視聴率を合計して算出される。本明細書において、CM枠(タイムCM枠、スポットCM枠、混合CM枠)の価格(コスト)とは、視聴率1GRP(1%)あたりの料金を示すパーコスト(Cost Per Rating)を意味してもよい。タイムCM枠の割当要求には、対象となる番組名および購入価格その他の特定情報が含まれていてもよい。スポットCM枠の割当要求には、例えば、地域毎および局毎の購入価格の比率その他の特定情報が含まれていてもよい。
取得部42は、入力部41に入力したCM枠の割当要求に応じて、CM枠として、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠(SPOT&TIME mix Planning)の割当候補を取得する。
より具体的に、取得部42は、スポットCM枠の割当要求が入力部41に入力した場合、スポットCM枠の割当候補に加えて、スポットCM枠にタイムCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得する。その際、取得部42は、目標GRPに到達又はこれと同等の要件が達成されることを前提として、混合CM枠の割当候補の価格がスポットCM枠の割当候補の価格より低くなるように、混合CM枠の割当候補を取得することができる。これにより、スポットCM枠の割当要求の入力時にクライアントが想定したよりも、目標GRPを獲得するためのトータルコストを下げることができる。あるいは、取得部42は、混合CM枠の割当候補の価格がスポットCM枠の割当候補の価格の所定範囲内(例えば±5%)に収まるように、混合CM枠の割当候補を取得することもできる。
さらに、取得部42は、スポットCM枠の割当要求に含まれる地域毎および局毎の購入価格の比率に基づいて、スポットCM枠にどのようなタイムCM枠を混合するかを決定し、スポットCM枠にタイムCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得することができる。
一方、取得部42は、タイムCM枠の割当要求が入力部41に入力した場合、タイムCM枠の割当候補に加えて、タイムCM枠にスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得する。その際、取得部42は、目標GRPに到達又はこれと同等の要件が達成されることを前提として、混合CM枠の割当候補の価格がタイムCM枠の割当候補の価格より低くなるように、混合CM枠の割当候補を取得することができる。これにより、タイムCM枠の割当要求の入力時にクライアントが想定したよりも、目標GRPを獲得するためのトータルコストを下げることができる。あるいは、取得部42は、混合CM枠の割当候補の価格がタイムCM枠の割当候補の価格の所定範囲内(例えば±5%)に収まるように、混合CM枠の割当候補を取得することもできる。
このように、混合CM枠(SPOT&TIME mix Planning)では、CM枠の割当要求時にクライアントが想定したよりも、目標GRPを獲得するためのトータルコストを下げることができる。これは例えば、特定の番組のタイムCM枠の価格が、スポットCM枠の価格よりも低い場合に、スポットCM枠にタイムCM枠を混合(置換)することで実現される。また、それとは別に、スポットCM枠はテレビ局の比率(購入価格のシェア)を指定するため、GRPあたりの単価(費用)が上がりやすいことも理由の1つである。つまり、スポットCMのテレビ局毎のシェアを指定するため、相対的に価格の高いスポットCM枠も購入することになる。そのため、スポットCM枠の全体のGRP単価(1GRPあたりの価格)が高めになる。これと比較して、タイムCM枠の価格が低ければ、そのタイムCM枠を混合(置換)することで、目標GRPを獲得するためのトータルコストを下げることが可能になる。
取得部42が取得する混合CM枠の割当候補において、タイムCM枠における単位CMあたりの割当時間は、スポットCM枠における単位CMあたりの割当時間よりも長く設定されていてもよい。例えば、タイムCM枠における単位CMあたりの割当時間が30秒であり、スポットCM枠における単位CMあたりの割当時間が15秒であってもよい。
提示部43は、例えば、クライアント端末10のディスプレイに情報を表示することにより、取得部42が取得した混合CM枠の割当候補を提示する。提示部43は、タイムCM枠の割当要求が入力部41に入力した場合、タイムCM枠の割当候補と混合CM枠の割当候補を比較可能に提示する。その際、タイムCM枠の割当候補の価格と混合CM枠の割当候補の価格を比較可能に提示してもよい。提示部43は、スポットCM枠の割当要求が入力部41に入力した場合、スポットCM枠の割当候補と混合CM枠の割当候補を比較可能に提示する。その際、スポットCM枠の割当候補の価格と混合CM枠の割当候補の価格を比較可能に提示してもよい。
割当部44は、提示部43が提示した混合CM枠の割当候補のうち、クライアント端末10の操作によって選択された混合CM枠の割当候補を正式に割り当てる(購入を確定させる)。割当部44は、タイムCM枠の割当要求が入力部41に入力した場合、提示部43が提示したタイムCM枠と混合CM枠の割当候補のうち、クライアント端末10の操作によって選択されたCM枠の割当候補を正式に割り当てる(購入を確定させる)。割当部44は、スポットCM枠の割当要求が入力部41に入力した場合、提示部43が提示したスポットCM枠と混合CM枠の割当候補のうち、クライアント端末10の操作によって選択されたCM枠の割当候補を正式に割り当てる(購入を確定させる)。
ここまで、クライアント端末10からのCM枠の割当要求がタイムCM枠の割当要求あるいはスポットCM枠の割当要求である場合を例示して説明した。これに対して、クライアント端末10からのCM枠の割当要求がタイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠要求であり、この混合CM枠要求に対して、タイムCM枠とスポットCM枠の混合度合い、比率、価格などのパラメータを種々の観点に基づいて最適化した複数の混合CM枠の割当候補を取得・提示して、その中から選択された混合CM枠を正式に割り当ててもよい(購入を確定させてもよい)。
ここで、15秒素材と30秒素材の広告リーチ率の関係について説明する。一般的に、30秒素材(主にタイムCM枠で使われることが多い)の比率を上げると、広告リーチ率が下がる傾向がある。また、15秒素材と30秒素材の有効フリークエンシーに着目すると、30秒素材の方が15秒素材よりもインパクトが強いため、CM認知までに必要な接触回数が少なくなる傾向がある(例えば、15秒素材で5~6回のところ、30秒素材で3回)。
また、15秒素材と30秒素材の広告認知率の関係について説明する。一般的に、15秒素材の方が30秒素材よりも広告認知率を獲得しやすいが、有効フリークエンシーが少ない分、15秒素材と30秒素材の広告認知率の差が縮まる傾向がある。また、15秒素材と30秒素材のテレビCM認知率(%)と好意度(%)の関係に着目すると、30秒素材の方が15秒素材よりも、テレビCMの認知が好意に与えるインパクトが大きくなる。
このように、主にタイムCM枠で使われることが多い30秒素材と、主にスポットCM枠で使われることが多い15秒素材とでは、広告リーチ率、有効フリークエンシー、広告認知率、テレビCM認知率、好意度などの各観点から違いがある。また、一般的に、30秒素材の方が15秒素材より高コストとなる。従って、15秒素材と30秒素材は、それぞれ特有のメリットとデメリットを内包している。
ところで、製作したCM素材をテレビ局に搬入する手法は、記憶媒体を物理的に搬入する方法と、CMデータファイルをオンラインで投稿する方法があるが、各方法で、テレビ局への搬入期日や搬入素材の作成時の留意点などが異なっている。またCMのOA形式には、タイムとスポットの二形式が存在するが、各形式で、決定しなければならない情報、提供しなければならない情報が異なっている。
さらに、CM素材の完成後、テレビ局に搬入するまでに発生する費用について説明する。タイムCMの場合、提供番組の発局1局に搬入すれば、同番組が放送される各局でCMが放映されるが、スポットCMの場合、CMを放送する全局に対して個別にCM素材を搬入する必要がある。このため、搬入局が少ないケースが多いタイムCMでは、物理的搬入の方が安価になる場合が多く、搬入局が多くなるスポットCMでは、データ搬入の方が安価になる場合が多い。
そこで、CM枠の割当装置40の取得部42は、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得する際に、物理的搬入とデータ搬入とこれらの組み合わせに場合分けして、タイムCM枠とスポットCM枠のそれぞれについて搬入コストを算出することが好ましい。この場合、CM枠の割当装置40の提示部43が、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を提示する際に、各混合CM枠の割当候補(タイムCM枠とスポットCM枠のそれぞれ)についての搬入コストを併記して提示することが好ましい。このように、混合CM枠の割当候補の価格(CM本体の価格)に加えて、混合CM枠の割当候補の搬入コストを判断材料として、混合CM枠の割当候補のいずれかを選択(購入)できるようにすることで、クライアントの利便性をより一層向上させることが可能になる。
図3は、スポットCM枠のみで構成した見積もりの一例を示す図である。図3の例では、Xエリア(例えば都道府県単位)に存在する5つのテレビ局AAA、BBB、CCC、DDD、EEE、及び、Yエリア(例えば都道府県単位)に存在する5つのテレビ局FFF、GGG、HHH、III、JJJのスポットCM枠の見積もりを描いている。図3の例では、目標GRPを1000GRPに設定している。各エリアのテレビ局毎に、コスト(1GRPあたりの単価)と、発注GRP(目標GRPに対する実際のGRP)と、発注金額(コストと発注GRPの乗算で求められる)と、シェア(地域毎および局毎の購入価格の比率)とが規定されている。シェア(どの地域のどの局にどれだけの資金を投入するか)は、スポットCM枠の割当要求に含まれて指定される。
スポットCM枠の割り当ては、例えば、次のようにして行われる。広告のために割り当てられた予算、及び、スポット枠などのテレビジョン放送の広告枠の選択を最適化するための最適化条件が、ブランド毎に入力され、予算、広告枠の獲得費用、枠数及び接触確率に基づいて、最適化条件に従い、各ブランドに対する広告枠を選択する。また、予算、広告枠の獲得費用、広告枠の枠数といった条件の下で、最適化条件にしたがったとき、リーチ、GRP(累積視聴率)、TRP(ターゲット視聴率)などの最適化指標が最も大きくなるように、各ブランドに対する広告枠を自動的に選択する。
図4は、図3のスポットCM枠にタイムCM枠を混合した混合CM(SPOT&TIME mix Planning)の見積もりの第1の例を示す図である。
図4の例では、Xエリアに存在する5つのテレビ局AAA、BBB、CCC、DDD、EEEへのスポットCMについて、コストとシェアは変更せずに、発注GRPと発注金額を圧縮している(発注GRPを1000.0から900.0に圧縮し、発注金額を100,000,000から90,000,000に圧縮している)。その代わりに、タイムCM枠として、番組KKKと番組LLLを追加しており、番組KKKの獲得GRP(70.0)及び発注金額(7,000,000)、並びに、番組LLLの獲得GRP(30.0)及び発注金額(3,000,000)がスポットCMの圧縮分を補填している。
また、図4の例では、Yエリアに存在する5つのテレビ局FFF、GGG、HHH、III、JJJへのスポットCMについて、コストとシェアは変更せずに、発注GRPと発注金額を圧縮している(発注GRPを1000.0から900.0に圧縮し、発注金額を50,000,000から45,000,000に圧縮している)。その代わりに、タイムCM枠として、番組MMMと番組NNNを追加しており、番組MMMの獲得GRP(40.0)及び発注金額(2,000,000)、並びに、番組NNNの獲得GRP(60.0)及び発注金額(3,000,000)がスポットCMの圧縮分を補填している。
図5は、図3のスポットCM枠にタイムCM枠を混合した混合CM(SPOT&TIME mix Planning)の見積もりの第2の例を示す図である。
図5の例では、Xエリアに存在する5つのテレビ局AAA、BBB、CCC、DDD、EEEへのスポットCMについて、コストとシェアは変更せずに、発注GRPと発注金額を圧縮している(発注GRPを1000.0から800.0に圧縮し、発注金額を100,000,000から80,000,000に圧縮している)。その代わりに、タイムCM枠として、番組OOOと番組PPPと番組QQQを追加しており、番組OOOの獲得GRP(90.0)及び発注金額(9,000,000)、番組PPPの獲得GRP(70.0)及び発注金額(7,000,000)、並びに、番組QQQの獲得GRP(40.0)及び発注金額(4,000,000)がスポットCMの圧縮分を補填している。
また、図5の例では、Yエリアに存在する5つのテレビ局FFF、GGG、HHH、III、JJJへのスポットCMについて、コストとシェアは変更せずに、発注GRPと発注金額を圧縮している(発注GRPを1000.0から800.0に圧縮し、発注金額を50,000,000から40,000,000に圧縮している)。その代わりに、タイムCM枠として、番組RRRと番組SSSと番組TTTを追加しており、番組RRRの獲得GRP(30.0)及び発注金額(1,500,000)、番組SSSの獲得GRP(120.0)及び発注金額(6,000,000)、並びに、番組TTTの獲得GRP(50.0)及び発注金額(2,500,000)がスポットCMの圧縮分を補填している。
CM枠の割当装置40の取得部42は、例えば、スポットCM枠の割当要求が入力部41に入力したとき、図3に示したようなスポットCM枠の割当候補(見積もり)に加えて、図4、図5に示したような、スポットCM枠にタイムCM枠を混合した混合CM枠の割当候補(見積もり)を取得する。このとき、CM枠の割当装置40の取得部42は、混合CM枠の割当候補の価格(見積もり)(例えば図4、図5)が、スポットCM枠の割当候補の価格(見積もり)(例えば図3)より低くなるように、混合CM枠の割当候補を取得する。
また図3~図5において、CM枠の割当装置40の取得部42は、スポットCM枠の割当要求に含まれる地域毎および局毎の購入価格の比率(シェア)に基づいて、スポットCM枠にどのようなタイムCM枠を混合するかを決定し、スポットCM枠にタイムCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得することができる。
このように、本実施形態のCM枠の割当装置、割当方法及び割当プログラムでは、CM枠の割当要求に応じて、CM枠として、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠(SPOT&TIME mix Planning)の割当候補を取得する。これにより、クライアントニーズにマッチした柔軟で効果的なCMプランニングを行うことができる。
また、本開示によれば、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当候補をクライアントに提示してこれを採用(選択)して貰うことで、以下の(1)~(4)のサイクルを構築することが可能になる。
(1)クライアントニーズにマッチした効果的なTVプランニング(CMプランニング)を行う。
(2)広告会社の媒体枠のセールスパーソンにとって、タイムCM枠の売れ残りによる赤字解消と、それまでタイムCM枠の売り切りに要していた時間の創出が可能になる。
(3)時間が創出できることで、広告会社の媒体枠のセールスパーソンにとって、媒体枠の買付力・調達力の向上が期待できる。
(4)TVプランニング(CMプランニング)に対するクライアントの満足度を高め、広告会社の全体として生産性の向上を図ることができる。
上述の実施形態に示したCM枠の割当装置、割当方法及び割当プログラムは、テレビCMに適用する例を示したが、これに限られない。本開示の上述の実施形態は、例えば、ラジオCM、インターネット配信のCMなどに適用されてもよい。当業者であれば、必要に応じて上述の実施形態の説明を読み替えて理解できる。例えば、ラジオCMに適用される場合、本開示の視聴率は聴取率で読み替えられてもよい。
本開示の「GRP」は、その他の延べ視聴率に関する指標によって読み替えられてもよい。
なお、本開示は、「視聴率」を特定の指標(又は特定の指標の向上度合、オフセットなど)で読み替えた内容もカバーしている。当該特定の指標は、広告効果を判断するための指標、広告主の重要業績指標(KPI:Key Performance Indicators)を向上するための中間指標などであってもよく、例えば、認知率、リーチ、ROAS(Return On Advertising Spend)、ROI(Return on Investment)などを含んでもよい。「視聴率」という記載の少なくとも一部が上記特定の指標のいずれかで読み替えられてもよい。
図6は、一実施形態に係るクライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40の機能構成の一例を示す図である。図6に示すように、クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、入力部140と、出力部150と、を有する。なお、図6では、クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40の機能ブロックの一例を示しており、図6に描いていない他の機能ブロックを有していてもよい。また、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
制御部110は、クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40の制御を実施する。制御部110は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置により構成することができる。
記憶部120は、クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40で利用する情報を記憶する。記憶部120は、例えば、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるメモリ、ストレージ、記憶装置などにより構成することができる。
通信部130は、クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40の通信(例えば両者の相互通信)を行う。通信部130は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置により構成することができる。なお、通信部130は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
入力部140は、クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40における入力を受け付ける。また、入力部140は、所定の機器、記憶媒体などと接続され、データの入力を受け付けてもよい。入力部140は、入力結果を例えば制御部110に出力してもよい。入力部140は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるキーボード、マウス、ボタンなどの入力装置、入出力端子、入出力回路などにより構成することができる。また、入力部140は、表示部と一体となった構成(例えば、タッチパネル)としてもよい。
出力部150は、クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40における出力を行う。例えば、出力部150は、画像を表示する表示部、音声を出力する音声出力部などを含んで構成されてもよい。表示部は、例えば、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるディスプレイ、モニタなどの表示装置により構成することができる。また、音声出力部は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるスピーカーなどの出力装置により構成することができる。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線によって接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本開示の一実施形態における装置(クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40など)は、本開示のCM枠の割当処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、一実施形態に係るクライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40などのハードウェア構成の一例を示す図である。上述のクライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40などは、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、本開示において、装置、回路、デバイス、ユニット、サーバなどは、互いに読み替えることができる。クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40などのハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40などにおける各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みなどを制御することによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。なお、上述の制御部110などの各部は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、一実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD-ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。なお、上述の記憶部120は、メモリ1002及び/又はストレージ1003によって実現されてもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、SIMカードを含んでもよい。なお、上述の通信部130は、通信装置1004によって実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカーなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。なお、上述の入力部140及び出力部150は、それぞれ入力装置1005及び出力装置1006によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1008によって接続される。バス1007は、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、クライアント端末10、放送配信装置20、視聴率管理装置30、CM枠の割当装置40などは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(変形例)
なお、本開示において説明した用語及び/又は本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。また、本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体及び信号波形の少なくとも1つを介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びこれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。
1 CM枠の割当システム
10 クライアント端末(ユーザ端末)
20 放送配信装置
30 視聴率管理装置
40 CM枠の割当装置
41 入力部
42 取得部
43 提示部
44 割当部
50 ネットワーク

Claims (8)

  1. CM枠の割当要求が入力する入力部と、
    前記CM枠の割当要求に応じて、前記CM枠として、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得する取得部と、
    を有することを特徴とするCM枠の割当装置。
  2. 前記CM枠の割当要求は、前記スポットCM枠の割当要求であり、
    前記取得部は、前記スポットCM枠の割当候補に加えて、前記スポットCM枠に前記タイムCM枠を混合した前記混合CM枠の割当候補を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のCM枠の割当装置。
  3. 前記取得部は、前記混合CM枠の割当候補の価格が前記スポットCM枠の割当候補の価格より低くなるように、前記混合CM枠の割当候補を取得する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のCM枠の割当装置。
  4. 前記CM枠の割当要求は、前記タイムCM枠の割当要求であり、
    前記取得部は、前記タイムCM枠の割当候補に加えて、前記タイムCM枠に前記スポットCM枠を混合した前記混合CM枠の割当候補を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のCM枠の割当装置。
  5. 前記取得部は、前記混合CM枠の割当候補の価格が前記タイムCM枠の割当候補の価格より低くなるように、前記混合CM枠の割当候補を取得する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のCM枠の割当装置。
  6. 前記タイムCM枠における単位CMあたりの割当時間は、前記スポットCM枠における単位CMあたりの割当時間よりも長い、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のCM枠の割当装置。
  7. CM枠の割当要求が入力する入力ステップと、
    前記CM枠の割当要求に応じて、前記CM枠として、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得する取得ステップと、
    を有することを特徴とするCM枠の割当方法。
  8. CM枠の割当要求が入力する入力ステップと、
    前記CM枠の割当要求に応じて、前記CM枠として、タイムCM枠とスポットCM枠を混合した混合CM枠の割当候補を取得する取得ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするCM枠の割当プログラム。
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