JP2021166007A - コスト算出システム、コスト算出装置及びプログラム - Google Patents

コスト算出システム、コスト算出装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021166007A
JP2021166007A JP2020069945A JP2020069945A JP2021166007A JP 2021166007 A JP2021166007 A JP 2021166007A JP 2020069945 A JP2020069945 A JP 2020069945A JP 2020069945 A JP2020069945 A JP 2020069945A JP 2021166007 A JP2021166007 A JP 2021166007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cost
zone
advertising
spot
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020069945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6890697B1 (ja
Inventor
里奈 秋野
Rina Akino
大 荒川
Dai Arakawa
智博 川瀬
Tomohiro Kawase
渉 岸本
Wataru Kishimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dentsu Group Inc
Original Assignee
Dentsu Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dentsu Inc filed Critical Dentsu Inc
Priority to JP2020069945A priority Critical patent/JP6890697B1/ja
Priority to EP21784336.6A priority patent/EP4134897A4/en
Priority to US17/917,100 priority patent/US11997335B2/en
Priority to CN202180041035.8A priority patent/CN115699055A/zh
Priority to PCT/JP2021/014076 priority patent/WO2021205971A1/ja
Priority to TW110112687A priority patent/TW202207120A/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP6890697B1 publication Critical patent/JP6890697B1/ja
Publication of JP2021166007A publication Critical patent/JP2021166007A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/20Servers specifically adapted for the distribution of content, e.g. VOD servers; Operations thereof
    • H04N21/25Management operations performed by the server for facilitating the content distribution or administrating data related to end-users or client devices, e.g. end-user or client device authentication, learning user preferences for recommending movies
    • H04N21/262Content or additional data distribution scheduling, e.g. sending additional data at off-peak times, updating software modules, calculating the carousel transmission frequency, delaying a video stream transmission, generating play-lists
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0241Advertisements
    • G06Q30/0242Determining effectiveness of advertisements
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0241Advertisements
    • G06Q30/0273Determination of fees for advertising
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/20Servers specifically adapted for the distribution of content, e.g. VOD servers; Operations thereof
    • H04N21/25Management operations performed by the server for facilitating the content distribution or administrating data related to end-users or client devices, e.g. end-user or client device authentication, learning user preferences for recommending movies
    • H04N21/254Management at additional data server, e.g. shopping server, rights management server
    • H04N21/2543Billing, e.g. for subscription services
    • H04N21/2547Third Party Billing, e.g. billing of advertiser
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/80Generation or processing of content or additional data by content creator independently of the distribution process; Content per se
    • H04N21/81Monomedia components thereof
    • H04N21/812Monomedia components thereof involving advertisement data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】より柔軟なプランニングを好適に実現すること。
【解決手段】本開示の一態様に係るコスト算出システムは、スポットCM(Commercial Message)を重点的に放送することが希望される広告枠から構成される有効ゾーンを識別するための情報を取得する取得部と、前記有効ゾーンに重点的にスポットCMを割り当てる場合の1GRP(Gross Rating Point)あたりのコストを算出する制御部と、を有する。
【選択図】図2

Description

本開示は、コスト算出システム、コスト算出装置及びプログラムに関する。
テレビ放送においては、広告としてコマーシャル(CM:Commercial Message)が放送される。CMは、タイムCM(time CM)及びスポットCM(spot CM)に大別される。タイムCMは、番組と一体で売買される枠で放送されるCMであって、プログラムコマーシャル(program commercial)、番組CM、提供CMなどと呼ばれてもよい。
スポットCMは、テレビ局が定めたCM時間枠に放送されるCMに該当する。スポットCMは、番組間で放送されるステーションブレイク(SB:Station Break)、番組内に挿入されるが提供表示が付かないパーティシペーション(PT:Participation)(又はパーティシペーティングCM)などに分けられる。
既存のスポットCMのプランニング(広告枠選択、作案、買い付け、見積もり、スポットプランニングなどと呼ばれてもよい)は、予め定められた広告出稿パターンに基づいて行われる(例えば、特許文献1)。
特開2000−124867号公報
しかしながら、既存のスポットCMプランニング(スポットプランニングと呼ばれてもよい)は、既存の出稿パターンに従わなければならないという制約があるため、柔軟なプランニングは提供できていないという課題がある。
そこで本開示は、より柔軟なプランニングを好適に実現できるコスト算出システム、コスト算出装置及びプログラムを提供することを目的の1つとする。
本開示の一態様に係るコスト算出システムは、スポットCM(Commercial Message)を重点的に放送することが希望される広告枠から構成される有効ゾーンを識別するための情報を取得する取得部と、前記有効ゾーンに重点的にスポットCMを割り当てる場合の1GRP(Gross Rating Point)あたりのコストを算出する制御部と、を有する。
本開示の一態様によれば、より柔軟なプランニングを好適に実現できる。
図1は、一実施形態に係るコスト算出システムの概略構成の一例を示す図である。 図2は、一実施形態に係るコスト算出方法のフローチャートの一例を示す図である。 図3は、ESPゾーンの設定の一例を示す図である。 図4は、ゾーンバイアスの一例を示す図である。 図5は、ESPゾーンを考慮したコスト導出に用いられる係数の一例を示す図である。 図6は、一実施形態に係る算出装置の機能構成の一例を示す図である。 図7は、一実施形態に係る算出装置などのハードウェア構成の一例を示す図である。
従来、スポットCMプランニング(買い付け、見積もり、スポットプランニングなどと呼ばれてもよい)は、予め定められた広告出稿パターンを想定した場合の、世帯視聴率に基づいて行われる。広告の出稿パターンとしては、例えば、逆L型、全日型、ヨの字型、コの字型、一の字型、深夜型、全日昼型などがある。なお、本開示において、広告出稿パターンは、出稿パターン、展開パターン、広告パターン、販売パターンなどで読み替えられてもよい。
スポットCMプランニングは、一般的に、延べ視聴率(Gross Rating Point(GRP))単位で行われる。1GRPあたりのコストはパーコストと呼ばれる。一般に、出稿パターンごとにパーコストが異なる。ある出稿パターンを選択した場合のスポットCMの料金は、GRP×パーコストに基づいて算出されてもよい。
しかしながら、従来のスポットCMプランニングは、予め定められる出稿パターンに従わなければならないという制約があるため、柔軟なプランニングは提供できていないという課題がある。例えば、特定のターゲットに対してスポットCMを重点的に流したい場合、特定のジャンルの番組だけにCMを割り当てられれば効果的と考えられるが、そのような割り当てに対応したパーコストの算出方法はない。
そこで、本発明者らは、柔軟なスポットCM割り当てに対応したコスト算出方法を着想した。
以下、本開示の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、同一の部には同一の符号が付される。同一の部は名称、機能などが同じであるため、詳細な説明は繰り返さない。
(コスト算出システム)
図1は、一実施形態に係るコスト算出システムの概略構成の一例を示す図である。図1に示すコスト算出システム1は、コスト算出装置10と、放送配信装置20と、視聴率管理装置30と、を含む。
コスト算出装置10は、後述の方法に従ってコストを導出する装置である。コスト算出装置10は、以下、単に算出装置10とも呼ぶ。
算出装置10は、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などの携帯端末(移動通信端末)であってもよいし、パソコン(PC:Personal Computer)、サーバなどの固定通信端末であってもよい。つまり、本開示における算出装置10は、通信デバイスで読み替えることができる。
算出装置10は、有線及び/又は無線(例えば、LTE(Long Term Evolution)、NR(New Radio)、Wi−Fi(登録商標)など)を介して、ネットワーク(インターネットなど)と通信してもよい。
放送配信装置20は、テレビ(TV:television)に対して放送を配信する装置である。ここで、テレビ(テレビ受像機)は、地上波放送、放送衛星(BS:Broadcasting Satellite)/通信衛星(CS:Communications Satellite)による放送、インターネット放送(インターネットテレビ)などの少なくとも1つを受信する機能を有する装置であってもよい。例えば、テレビは、多機能テレビ、スマートTV、IP(Internet Protocol)TV、セットトップボックスなどであってもよい。
なお、放送は、公衆によって直接受信されることを目的とする電気通信の送信を意味し、無線放送、インターネット放送などを含んでもよい。
視聴率管理装置30は、テレビにおいて放送される番組の実際の視聴率を集計する装置である。視聴率は、所定の時間単位(例えば、秒、分、時)で記憶されてもよい。視聴率管理装置30は、ネットワークを介して他の装置(例えば、算出装置10)に対して視聴率に関する情報を送信してもよい。
視聴率管理装置30は、例えばテレビ視聴率調査者によって管理される装置であってもよい。視聴率管理装置30は、所定の世帯(例えば、調査協力世帯)のテレビに接続された測定機器から視聴履歴のデータを取得して管理してもよい。なお、当該データから視聴率が算出又は予測されてもよい。
視聴率管理装置30には、所定のターゲット(所定の属性に該当するユーザ)ごとの視聴率(ターゲットの個人視聴率)が記録されてもよい。
なお、本開示において、ターゲットは、マーケティングの分野で用いられる性・年齢別区分(C(Child)層、T(Teen)層、M(Male)1−M3層、F(Female)1−F3層)であると想定するが、この分類に限られない。
算出装置10など各装置の機能構成及びハードウェア構成の一例については、後述する。
なお、当該システム構成は一例であり、これに限られない。例えば、各装置は、図1ではそれぞれ1つずつ含まれる構成としたが、各機器の数はこれに限られず、複数存在してもよい。コスト算出システム1は、一部の装置を含まない構成としてもよいし、1つの装置の機能が複数の装置により実現される構成としてもよい。
複数の装置の機能が1つの装置により実現される構成としてもよい。例えば、算出装置10と、放送配信装置20と、視聴率管理装置30と、の少なくとも2つが、1つのサーバ上で実装されてもよい。
(コスト算出方法)
本開示の一実施形態に係るコスト算出方法について、以下で説明する。各コスト算出方法は、上述のコスト算出システムに適用されてもよい。
図2は、一実施形態に係るコスト算出方法のフローチャートの一例を示す図である。
ステップS101において、算出装置10は、ある放送局(チャンネルで読み替えられてもよい)の所定の期間(例えば、一週間)におけるスポットCMの出稿パターンごとのコストを取得する。ここで、本開示におけるコストは、視聴率1GRP(1%)あたりの料金を示すパーコスト(Cost Per Rating)を意味してもよい。
当該出稿パターンは、以下のような既存の出稿パターンを含んでもよい(「出稿パターン名:時間帯の一例」を示す):
・オールタイムテーブル(All Time Table(ATT)):放送時間全て、
・全日:任意の日の6−26時、
・ヨの字:平日の6−9時、12−14時、19−26時と、土日の6−26時、
・コの字:平日の6−9時、19−26時と、土日の6−26時、
・逆L:平日の19−26時と、土日の6−26時、
・一の字:平日及び土日の19−26時、
・Aタイムのみ:平日及び土日の19−23時、
・Aタイム1枠:Aタイムに含まれる1枠のみ。
算出装置10は、外部からの入力(例えば、放送局による設定)に基づいて、各出稿パターンについてのコスト、出稿パターンを構成する時間帯などを取得してもよい。本開示では、上述の各出稿パターンのコストが以下のように取得されたと想定して説明するが、これに限られない:
・ATT:\150,000、
・全日: \160,862、
・ヨの字:\177,758、
・コの字:\195,386、
・逆L: \215,327、
・一の字:\258,146、
・Aタイムのみ:\274,906、
・Aタイム1枠:\300,000(ここでは、Aタイム1枠の単価(Aタイム1本単価と呼ばれてもよい)が¥3,900,000であり、視聴率13%の枠を想定)。
算出装置10は、上記コスト導出のための情報を取得(例えば、受信)してもよい。例えば、算出装置10は、各広告枠に関する視聴率の情報(例えば、世帯視聴率、個人視聴率、個人全体視聴率であってリアルタイム視聴及び放送後7日目までのタイムシフト視聴を合算した視聴率(「All&P+C7(Program + Commercial 7)」などと呼ばれてもよい)など)を、視聴率管理装置30から取得(受信)してもよい。
算出装置10は、例えば、放送局によるAタイム1本単価の設定と、視聴率管理装置30から取得された視聴率の情報と、に基づいて、Aタイム1枠のコストを導出してもよい。
ステップS102において、算出装置10は、上記放送局の所定の期間についての、ある広告主のスポットCMを重点的に放送することが希望される広告枠を特定する。当該広告枠は、有効スポットプランニング(Effective Slot Planning(ESP))ゾーン、有効ターゲットゾーン、有効ゾーン、有効領域などと呼ばれてもよい(以下、ESPゾーンと呼ぶ)。なお、本開示において、広告枠は、時間帯、ゾーンなどで読み替えられてもよい。
算出装置10は、外部からの入力(例えば、広告主による設定)に基づいて、上記ESPゾーンを特定してもよい。ESPゾーンは、特定のターゲットの個人視聴率が高い枠に該当してもよい。ターゲットの個人視聴率は、あるターゲット層に該当する個人全体に対する当該ターゲット層の視聴者の割合を意味してもよい。
図3は、ESPゾーンの設定の一例を示す図である。図3のテーブル(タイムテーブル)は、ある放送局の広告枠に設定されたESPゾーンを示している。
本例では、曜日別(月曜−日曜)及び一時間ごと(5時台−28時台)の広告枠に分けられているが、広告枠の位置、分け方などは、これに限られない。なお、以降でも、図3に示したタイムテーブルに基づく例を説明する。
図3では、木−金曜の17時台−19時台(17時から20時まで)の広告枠が、ESPゾーンであると指定されている。その他の広告枠は、ESPゾーンに該当しないゾーン(非ESPゾーン)である。
ステップS103において、算出装置10は、上記放送局の所定の期間についての各広告枠のゾーンバイアスを導出する。ここで、ある広告枠のゾーンバイアスは、当該広告枠をESPゾーンから非ESPゾーンにする場合のコストアップ率に該当し、アップバイアスなどと呼ばれてもよい。
ゾーンバイアスは、ステップS101で取得される出稿パターンのコスト(及び出稿パターンを構成する時間帯)に基づいて導出されてもよい。算出装置10は、ある出稿パターン(第1の出稿パターン)から広告枠を除くと別の出稿パターン(第2の出稿パターン)になる場合、これらの除かれる広告枠1つあたりのゾーンバイアスを、当該第1の出稿パターンのコストと、当該第2の出稿パターンのコストと、当該除かれる広告枠の個数と、に基づいて導出してもよい。これらの除かれる広告枠1つあたりのゾーンバイアスは、例えば、以下の式1で導出されてもよい。
(式1)
ゾーンバイアス=(第2の出稿パターンのコスト/第1の出稿パターンのコスト)^(1/除かれる広告枠の個数)
ここで、「^」はべき乗を示す記号である。なお、ゾーンバイアスの導出式はこれに限られず、例えば除かれる広告枠の個数が大きくなるほど大きく又は小さくなるように決定されてもよい。
図4を参照してゾーンバイアスを具体的に説明する。図4は、ゾーンバイアスの一例を示す図である。本例では、各広告枠のゾーンバイアスの値が示されている。図4では、説明のため、破線によって時間帯が区分されている。便宜上、以下のように呼ぶ。
・第1の時間帯:平日及び土日の5時台、26時台−28時台(上述の第1の出稿パターン=ATT、第2の出稿パターン=全日、の除かれる広告枠に該当)、
・第2の時間帯:平日の9時台−11時台、14時台−18時台(上述の第1の出稿パターン=全日、第2の出稿パターン=ヨの字、の除かれる広告枠に該当)、
・第3の時間帯:平日の12時台−13時台(上述の第1の出稿パターン=ヨの字、第2の出稿パターン=コの字、の除かれる広告枠に該当)、
・第4の時間帯:平日の6時台−8時台(上述の第1の出稿パターン=コの字、第2の出稿パターン=逆L、の除かれる広告枠に該当)、
・第5の時間帯:土日の6時台−18時台(上述の第1の出稿パターン=逆L、第2の出稿パターン=一の字、の除かれる広告枠に該当)、
・第6の時間帯:平日及び土日の23時台−25時台(上述の第1の出稿パターン=Aタイムのみ、第2の出稿パターン=Aタイム1枠、の除かれる広告枠に該当)。
図4の例では、第1−第6の時間帯のゾーンバイアスは、それぞれ、1.0025、1.0025、1.0095、1.0065、1.0070、1.0030、1.0032である。
例えば、全ての時間帯から第1の時間帯に属する28枠を除外すれば出稿パターンはATTから全日になるため、式1に当てはめると、第1の時間帯のゾーンバイアスは、(160,862/150,000)^(1/28)=1.0025と求められる。
また、Aタイムのみの時間帯から第6の時間帯に属する28枠のうち27枠を除外すれば出稿パターンはAタイムのみからAタイム1枠になるため、式1に当てはめると、第1の時間帯のゾーンバイアスは、(300,000/274,906)^(1/27)=1.0032と求められる。
次に、ステップS104において、算出装置10は、ステップS102で特定されたESPゾーンを考慮したコストを導出する。
図5は、ESPゾーンを考慮したコスト導出に用いられる係数の一例を示す図である。本例に示すように、当該係数のセットは、図4のゾーンバイアスのセットにおいて、図3に示したESPゾーンのゾーンバイアスの値を1にし、非ESPゾーンのゾーンバイアスの値をそのままとしたセットに該当する。
算出装置10は、図5に示される全ての値を乗算した値に、ATTのコスト(\150,000)を乗算した値を、ESPゾーンを考慮したコストとして導出してもよい。本例では、ESPゾーンを考慮したコスト=¥291.014と求められる。
なお、ステップS104のコスト導出は、ATTのコストを直接用いなくてもよい。例えば、ESPゾーンを考慮したコストは、図5から第1の時間帯を除いた全ての値を乗算した値に、全日のコストを乗算した値で求められてもよい。
ゾーンバイアスは、どの出稿パターンを基準としてもステップS104のコスト導出が行えるように決定されていると想定される。つまり、ESPゾーンを考慮したコストは、ある出稿パターンのコストと、当該出稿パターンに対応する時間帯に含まれる非ESPゾーンのゾーンバイアスの値を全て乗算した値と、の積で導出されてもよい。
ステップS105において、算出装置10は、必要に応じてステップS104で求められたコストを補正(調整)してもよい。例えば、ステップS104で求められたコストは、ESPゾーンにのみスポットCMを割り当て可能(非ESPゾーンには全くスポットCMを割り当てない)ことを前提としたコストであったが、仮に非ESPゾーンにもいくらかスポットCMを割り当て可能だとすると、放送局の観点からはCM調整の自由度が高くなるため、コストを安くすることができる。
スポットCMをESPゾーンにどれくらい割り当てるか(ESPゾーン及び非ESPゾーンに割り当てるスポットCMのうち、ESPゾーンに割り当てるスポットCMの割合)は、ESPゾーン含有率などと呼ばれてもよい。算出装置10は、外部からの入力(例えば、放送局による設定)に基づいて、ESPゾーン含有率を取得してもよい。例えば、発注GRPが1000GRPな場合に、ESPゾーン含有率=70%とすると、ESPゾーンに700GRP、非ESPゾーンに300GRPの割合でスポットプランニングが行われることになる。
上述したように、ESPゾーン含有率が低いとコストは下がると期待されるため、ステップS105の補正はこれを考慮してもよい。例えば、算出装置10は、ESPゾーン含有率に基づいてコストダウンバイアスを導出し、ステップS104で導出されたコストに当該コストダウンバイアスを乗算して最終的なコストを求めてもよい。
当該コストダウンバイアスは、例えば、上記含有率=100%のときは100%であり、含有率がX%(例えば、X=10)下がるごとにY%(例えば、Y=5)減少する関数で与えられてもよい。
また、ESPゾーン数(ESPゾーンに該当する広告枠の数)が少ないとCM調整の自由度は減りコストは上がるため、ステップS105の補正はこれを考慮してもよい。例えば、算出装置10は、ESPゾーン数に基づいてコストアップバイアスを導出し、ステップS104で導出されたコストに当該コストアップバイアスを乗算して最終的なコストを求めてもよい。
当該コストアップバイアスは、例えば、上記ESPゾーン数>40のときは100%であり、当該ESPゾーン数が40以下、30以下、20以下、10以下についてそれぞれ、105%、110%、115%、120%などで与えられてもよい。バイアスの値は、これらに限られない。
なお、ステップS105のコストアップバイアスの補正と、コストダウンバイアスの補正と、は一方が適用されてもよいし、両方が適用されてもよいし、両方が適用されなくてもよい。
算出装置10は、1つ以上のESPゾーンの設定が与えられた場合に、ステップS105の補正を受けた最終的なコストを比較し、好ましい広告出稿(例えば、各放送局に対する予算配分、適切なESPゾーン、広告出稿パターンなど)を決定してもよい。算出装置10は、決定した広告出稿に基づいてスポットCMを放送するための制御情報を、放送配信装置20に送信してもよい。
以上説明した一実施形態によれば、柔軟なスポットCMの割り当てためのコストを好適に決定できる。
<その他>
上述の実施形態に示したコスト算出方法は、テレビCMに適用する例を示したが、これに限られない。本開示の上述の実施形態は、例えば、ラジオCM、インターネット配信のCMなどに適用されてもよい。当業者であれば、必要に応じて上述の実施形態の説明を読み替えて理解できる。例えば、ラジオCMに適用される場合、本開示の視聴率は聴取率で読み替えられてもよい。
本開示の「GRP」は、その他の延べ視聴率に関する指標によって読み替えられてもよい。
なお、本開示は、「視聴率」を特定の指標(又は特定の指標の向上度合、オフセットなど)で読み替えた内容もカバーしている。当該特定の指標は、広告効果を判断するための指標、広告主の重要業績指標(KPI:Key Performance Indicators)を向上するための中間指標などであってもよく、例えば、認知率、リーチ、ROAS(Return On Advertising Spend)、ROI(Return on Investment)などを含んでもよい。「視聴率」という記載の少なくとも一部が上記特定の指標のいずれかで読み替えられてもよい。
(機器の構成)
図6は、一実施形態に係る算出装置の機能構成の一例を示す図である。本例に示すように、算出装置10は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、入力部140と、出力部150と、を有する。なお、本例では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、算出装置10は、他の処理に必要な他の機能ブロックも有してもよい。また、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
制御部110は、算出装置10の制御を実施する。制御部110は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置により構成することができる。
記憶部120は、算出装置10において利用する情報を記憶(保持)する。記憶部120は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるメモリ、ストレージ、記憶装置などにより構成することができる。
通信部130は、ネットワークを介した他の通信デバイス(機器、サーバなど)との通信を行う。通信部13は、受信した種々の情報を制御部110に出力してもよい。
通信部130は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置により構成することができる。なお、通信部130は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
入力部140は、ユーザからの操作により入力を受け付ける。また、入力部140は、所定の機器、記憶媒体などと接続され、データの入力を受け付けてもよい。入力部140は、入力結果を例えば制御部110に出力してもよい。
入力部140は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるキーボード、マウス、ボタンなどの入力装置、入出力端子、入出力回路などにより構成することができる。また、入力部140は、表示部と一体となった構成(例えば、タッチパネル)としてもよい。
出力部150は、ユーザに対して知覚できる形式でデータ、コンテンツなどの出力を行う。例えば、出力部150は、画像を表示する表示部、音声を出力する音声出力部などを含んで構成されてもよい。
表示部は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるディスプレイ、モニタなどの表示装置により構成することができる。また、音声出力部は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるスピーカーなどの出力装置により構成することができる。
出力部150は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される演算器、演算回路、演算装置、プレイヤー、画像/映像/音声処理回路、画像/映像/音声処理装置、アンプなどを含んで構成することができる。
なお、通信部130又は入力部140は、取得部と呼ばれてもよい。取得部は、 スポットCM(Commercial Message)を重点的に放送することが希望される広告枠から構成される有効ゾーン(ESPゾーン)を識別するための情報(例えば、例えば、広告主によって与えられる設定情報)を取得してもよい。
制御部110は、図2で示したステップに基づく処理を実施してもよい。例えば、制御部110は、前記有効ゾーンに重点的にスポットCMを割り当てる場合のコスト(例えば、1GRP(Gross Rating Point)あたりのコスト)を算出してもよい。
制御部110は、前記コストを、ある出稿パターンのコストと、当該出稿パターンに対応する時間帯に含まれる前記有効ゾーン以外の各広告枠のゾーンバイアスの値を全て乗算した値と、の積で導出してもよい。ここで、ある広告枠のゾーンバイアスは、当該広告枠を有効ゾーンから非有効ゾーンにする場合のコストアップ率に該当してもよい。
制御部110は、第1の出稿パターンから広告枠を除くと第2の出稿パターンになる場合に、これらの除かれる広告枠1つあたりのゾーンバイアスを、前記第1の出稿パターンのコストと、前記第2の出稿パターンのコストと、前記除かれる広告枠の個数と、に基づいて導出してもよい(例えば、上述の式1に基づいて)。
制御部110は、前記コストを、全広告枠のうち前記有効ゾーンにスポットCMを割り当てる割合に基づいて調整してもよい。
制御部110は、前記コストを、前記有効ゾーンに該当する広告枠の数に基づいて調整してもよい。
放送配信装置20、視聴率管理装置30などについても、図6と同様の構成を有してもよい。当業者であれば、図6の説明における算出装置10関連の記載を、適宜読み替えて理解できる。
以下、いくつかの部について例示的に説明する。なお、図6の各機能ブロックに対応する各装置の符号は、各装置を示す符号の最初の一桁の数字(例えば、放送配信装置20であれば「20」の最初の一桁の「2」)を図6の最初の一桁の数字に適用して表す。
放送配信装置20の通信部230は、算出されたコストを用いて決定された広告出稿に基づいてスポットCMを放送するための制御情報を、算出装置10から受信してもよい。放送配信装置20の制御部210は、上記制御情報に基づいて、所定の時間帯に放送するスポットCMを決定してもよい。放送配信装置20の通信部230は、当該スポットCMを配信(送信)してもよい。
視聴率管理装置30の制御部310は、図示しないテレビの視聴ログなどに基づいて、視聴率に関する情報を導出してもよい。視聴率管理装置30の通信部330は、視聴率に関する情報を算出装置10に送信してもよい。
(ハードウェア構成)
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線によって接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本開示の一実施形態における装置(算出装置10など)は、本開示のコスト算出方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、一実施形態に係る算出装置などのハードウェア構成の一例を示す図である。上述の算出装置10、放送配信装置20などは、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、本開示において、装置、回路、デバイス、ユニット、サーバなどは、互いに読み替えることができる。算出装置10、放送配信装置20などのハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
算出装置10、放送配信装置20などにおける各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みなどを制御することによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。なお、上述の制御部110などの各部は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、一実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD−ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。なお、上述の記憶部120は、メモリ1002及び/又はストレージ1003によって実現されてもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、SIMカードを含んでもよい。なお、上述の通信部130は、通信装置1004によって実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカーなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。なお、上述の入力部140及び出力部150は、それぞれ入力装置1005及び出力装置1006によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1008によって接続される。バス1007は、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、算出装置10などは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(変形例)
なお、本開示において説明した用語及び/又は本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。また、本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体及び信号波形の少なくとも1つを介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びこれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。
本開示の一態様に係るコスト算出システムは、スポットCM(Commercial Message)を重点的に放送することが希望される広告枠から構成される有効ゾーンを識別するための情報を取得する取得部と、前記有効ゾーンに重点的にスポットCMを割り当てる場合の1GRP(Gross Rating Point)あたりのコストを、ある出稿パターンのコストと、当該出稿パターンに対応する時間帯に含まれる前記有効ゾーン以外の各広告枠のゾーンバイアスの値を全て乗算した値と、の積で算出する、ここで、ある広告枠のゾーンバイアスは、当該広告枠を有効ゾーンから非有効ゾーンにする場合のコストアップ率に該当する

Claims (7)

  1. スポットCM(Commercial Message)を重点的に放送することが希望される広告枠から構成される有効ゾーンを識別するための情報を取得する取得部と、
    前記有効ゾーンに重点的にスポットCMを割り当てる場合の1GRP(Gross Rating Point)あたりのコストを算出する制御部と、を有するコスト算出システム。
  2. 前記制御部は、前記コストを、ある出稿パターンのコストと、当該出稿パターンに対応する時間帯に含まれる前記有効ゾーン以外の各広告枠のゾーンバイアスの値を全て乗算した値と、の積で導出し、
    ここで、ある広告枠のゾーンバイアスは、当該広告枠を有効ゾーンから非有効ゾーンにする場合のコストアップ率に該当する請求項1に記載のコスト算出システム。
  3. 前記制御部は、第1の出稿パターンから広告枠を除くと第2の出稿パターンになる場合に、これらの除かれる広告枠1つあたりのゾーンバイアスを、前記第1の出稿パターンのコストと、前記第2の出稿パターンのコストと、前記除かれる広告枠の個数と、に基づいて導出する請求項2に記載のコスト算出システム。
  4. 前記制御部は、前記コストを、全広告枠のうち前記有効ゾーンにスポットCMを割り当てる割合に基づいて調整する請求項1から請求項3のいずれかに記載のコスト算出システム。
  5. 前記制御部は、前記コストを、前記有効ゾーンに該当する広告枠の数に基づいて調整する請求項1から請求項4のいずれかに記載のコスト算出システム。
  6. スポットCM(Commercial Message)を重点的に放送することが希望される広告枠から構成される有効ゾーンを識別するための情報を取得する取得部と、
    前記有効ゾーンに重点的にスポットCMを割り当てる場合の1GRP(Gross Rating Point)あたりのコストを算出する制御部と、を有するコスト算出装置。
  7. コンピュータに、
    スポットCM(Commercial Message)を重点的に放送することが希望される広告枠から構成される有効ゾーンを識別するための情報を取得する手順と、
    前記有効ゾーンに重点的にスポットCMを割り当てる場合の1GRP(Gross Rating Point)あたりのコストを算出する手順と、を実行させるためのプログラム。
JP2020069945A 2020-04-08 2020-04-08 コスト算出システム、コスト算出装置及びプログラム Active JP6890697B1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020069945A JP6890697B1 (ja) 2020-04-08 2020-04-08 コスト算出システム、コスト算出装置及びプログラム
EP21784336.6A EP4134897A4 (en) 2020-04-08 2021-03-31 COST CALCULATION SYSTEM AND DEVICE, AND PROGRAM
US17/917,100 US11997335B2 (en) 2020-04-08 2021-03-31 Cost calculation system, cost calculation apparatus and program
CN202180041035.8A CN115699055A (zh) 2020-04-08 2021-03-31 成本计算系统、成本计算装置以及程序
PCT/JP2021/014076 WO2021205971A1 (ja) 2020-04-08 2021-03-31 コスト算出システム、コスト算出装置及びプログラム
TW110112687A TW202207120A (zh) 2020-04-08 2021-04-08 成本算出系統、成本算出裝置及程式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020069945A JP6890697B1 (ja) 2020-04-08 2020-04-08 コスト算出システム、コスト算出装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6890697B1 JP6890697B1 (ja) 2021-06-18
JP2021166007A true JP2021166007A (ja) 2021-10-14

Family

ID=76429610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020069945A Active JP6890697B1 (ja) 2020-04-08 2020-04-08 コスト算出システム、コスト算出装置及びプログラム

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP4134897A4 (ja)
JP (1) JP6890697B1 (ja)
CN (1) CN115699055A (ja)
TW (1) TW202207120A (ja)
WO (1) WO2021205971A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003022381A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Generation Create Inc Cm枠斡旋システム
JP2010262508A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 広告配信支援装置、広告配信支援方法および広告配信支援プログラム
JP6619116B1 (ja) * 2019-06-20 2019-12-11 株式会社電通 スポットプランニング評価システム、スポットプランニング評価装置及びプログラム
JP2020030671A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 株式会社ビデオリサーチ 広告枠取引支援装置、及び広告枠取引支援方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000124867A (ja) 1998-10-19 2000-04-28 Okinawa Television Broadcasting Co Ltd スポット自動作案システム、作案方法及び記憶媒体
JP2020069945A (ja) 2018-11-01 2020-05-07 株式会社今仙電機製作所 シートスライド装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003022381A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Generation Create Inc Cm枠斡旋システム
JP2010262508A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 広告配信支援装置、広告配信支援方法および広告配信支援プログラム
JP2020030671A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 株式会社ビデオリサーチ 広告枠取引支援装置、及び広告枠取引支援方法
JP6619116B1 (ja) * 2019-06-20 2019-12-11 株式会社電通 スポットプランニング評価システム、スポットプランニング評価装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
TW202207120A (zh) 2022-02-16
EP4134897A1 (en) 2023-02-15
JP6890697B1 (ja) 2021-06-18
US20230156255A1 (en) 2023-05-18
WO2021205971A1 (ja) 2021-10-14
EP4134897A4 (en) 2024-01-03
CN115699055A (zh) 2023-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11323772B2 (en) Methods and apparatus to estimate population reach from different marginal rating unions
JP6730046B2 (ja) 装置、方法、および、プログラム
WO2020256078A1 (ja) スポットプランニング評価システム、スポットプランニング評価装置及びプログラム
CN114501063B (zh) 使用覆盖的定向内容放置
WO2021157474A1 (ja) 広告素材アロケーションシステム、広告素材アロケーション装置及びプログラム
JP6890697B1 (ja) コスト算出システム、コスト算出装置及びプログラム
JP7212707B2 (ja) 広告効果測定システム、広告効果測定装置、広告効果測定方法及びプログラム
US11900411B2 (en) Dynamic ad insertion decision-making for linear live TV
US11997335B2 (en) Cost calculation system, cost calculation apparatus and program
WO2021205762A1 (ja) 情報処理装置、改案支援方法、および改案支援プログラム
TWI836099B (zh) 檔次規劃評價系統、檔次規劃評價裝置及程式
WO2024052982A1 (ja) 広告効果測定システム、広告効果測定装置、広告効果測定方法及びプログラム
WO2023233855A1 (ja) 広告素材アロケーションシステム、広告素材アロケーション装置、広告素材アロケーション方法及び広告素材アロケーションプログラム
WO2020153498A1 (ja) 枠交換評価システム、枠交換評価装置及びプログラム
JP7265082B2 (ja) 広告効果測定システム、広告効果測定装置、広告効果測定方法及びプログラム
TW202416199A (zh) 廣告素材分派系統、廣告素材分派裝置、廣告素材分派方法及廣告素材分派程式
JP2023040434A (ja) Cm枠の割当装置、割当方法及び割当プログラム
JP2022074563A (ja) Id連携システム、id連携方法及びプログラム
JP2024010757A (ja) 予測装置、予測方法及び予測プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200729

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200729

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210311

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210311

TRDD Decision of grant or rejection written
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210311

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6890697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250