JP6618930B2 - スティックフィーダ - Google Patents

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    • H05K13/02Feeding of components

Description

本発明は、スティックケース内に複数の電子回路部品が1列に並んだ状態で収容される部品収容スティックから電子回路部品を供給するスティックフィーダに関するものである。
スティックフィーダは、スティックケース内に複数の電子回路部品が1列に並んだ状態で収容される部品収容スティックから電子回路部品を供給する装置である。このスティックフィーダには、部品収容スティックを保持するスティック保持部を備え、スティック保持部に保持された部品収容スティックの内部から押し出された電子回路部品を、その部品収容スティックの端部に接続された接続経路を介して、部品供給位置まで移動させる構造のものが存在する。このような構造のスティックフィーダによれば、スティック保持部をマウンタ等の装置の外部に配設することで、マウンタ等の装置が作動している際において、部品収容スティックの交換,補充等を行うことが可能となる。下記特許文献には、そのような構造のスティックフィーダの一例が記載されている。
特開平5−162844号公報 特開2008−192748号公報 特開2009−295946号公報
上記特許文献に記載のスティックフィーダによれば、マウンタ等の装置が作動している際において、部品収容スティックの交換,補充等を行うことが可能となり、便利である。しかしながら、部品収容スティックの内部から押し出された電子回路部品を部品供給位置まで移動させる接続経路は、移動させる電子回路部品のガタツキ等を抑えるために、電子回路部品の形状に応じたものである必要がある。このため、スティックフィーダにより供給される電子回路部品の種類が変更される際には、接続経路を交換する必要がある。つまり、スティックフィーダにより供給される複数種類の電子回路部品毎に、接続経路の設計、製作を行う必要があり、コスト等の無駄が非常に多い。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、コスト等の無駄を省くことである。
上記課題を解決するために、本発明に記載のスティックフィーダは、市場で流通している直線状のスティックケース内に複数の電子回路部品が1列に並んだ状態で収容される同じ種類の部品収容スティックを複数、積層して保持するスティック保持部を備え、前記スティック保持部に保持された前記部品収容スティックのスティックケースの内部から可撓性のワイヤで押し出された電子回路部品を、そのスティックケースの端部の開口一致するよう開口が接続された接続経路を介して、部品供給位置まで移動させるスティックフィーダであって、当該スティックフィーダが、前記接続経路として、前記スティック保持部に保持された前記部品収容スティックのスティックケースと同形状のスティックケースが、加工された状態、若しくは、そのままの状態で装着される装着部を備えることを特徴とする。
本発明に記載のスティックフィーダでは、接続経路として、スティック保持部に保持された部品収容スティックのスティックケースと同形状のスティックケースが、加工された状態、若しくは、そのままの状態で、装着部に装着される。このため、例えば、使用済みの部品収容スティック、つまり、部品収容スティックから全ての電子回路部品が取り出されたスティックケースを流用し、そのスティックケースを、加工された状態、若しくは、そのままの状態で装着部に装着することで、供給部品の変更に対応することが可能となる。これにより、接続経路の設計、製作の手間を相当、抑えることが可能となり、コスト等の無駄を省くことが可能となる。
部品実装機を示す斜視図である 部品実装機の部品装着装置を示す斜視図である。 部品収容スティックを示す斜視図である。 本発明のスティックフィーダを示す斜視図である。 従来のスティックフィーダを示す斜視図である。 図5のスティックフィーダのシュートを示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<部品実装機の構成>
図1に、部品実装機10を示す。部品実装機10は、回路基材12に対する部品の実装作業を実行するための装置である。部品実装機10は、装置本体20、基材搬送保持装置22、部品装着装置24、撮像装置26,28、ばら部品供給装置30、部品供給装置32を備えている。なお、回路基材12として、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板として、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
装置本体20は、フレーム部40と、そのフレーム部40に上架されたビーム部42とによって構成されている。基材搬送保持装置22は、フレーム部40の前後方向の中央に配設されており、搬送装置50とクランプ装置52とを有している。搬送装置50は、回路基材12を搬送する装置であり、クランプ装置52は、回路基材12を保持する装置である。これにより、基材搬送保持装置22は、回路基材12を搬送するとともに、所定の位置において、回路基材12を固定的に保持する。なお、以下の説明において、回路基材12の搬送方向をX方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY方向と称し、鉛直方向をZ方向と称する。つまり、部品実装機10の幅方向は、X方向であり、前後方向は、Y方向である。
部品装着装置24は、ビーム部42に配設されており、2台の作業ヘッド60,62と作業ヘッド移動装置64とを有している。各作業ヘッド60,62は、チャック,吸着ノズル等の部品保持具(図2参照)66を有しており、部品保持具66によって部品を保持する。また、作業ヘッド移動装置64は、X方向移動装置68とY方向移動装置70とZ方向移動装置72とを有している。そして、X方向移動装置68とY方向移動装置70とによって、2台の作業ヘッド60,62は、一体的にフレーム部40上の任意の位置に移動させられる。また、各作業ヘッド60,62は、図2に示すように、スライダ74,76に着脱可能に装着されており、Z方向移動装置72は、スライダ74,76を個別に上下方向に移動させる。つまり、作業ヘッド60,62は、Z方向移動装置72によって、個別に上下方向に移動させられる。
撮像装置26は、下方を向いた状態でスライダ74に取り付けられており、作業ヘッド60とともに、X方向,Y方向およびZ方向に移動させられる。これにより、撮像装置26は、フレーム部40上の任意の位置を撮像する。撮像装置28は、図1に示すように、フレーム部40上の基材搬送保持装置22と部品供給装置32との間に、上を向いた状態で配設されている。これにより、撮像装置28は、作業ヘッド60,62の部品保持具66に保持された部品を撮像する。
ばら部品供給装置30は、フレーム部40の前後方向での一方側の端部に配設されている。ばら部品供給装置32は、ばらばらに散在された状態の複数の部品を整列させて、整列させた状態で部品を供給する装置である。つまり、任意の姿勢の複数の部品を、所定の姿勢に整列させて、所定の姿勢の部品を供給する装置である。
部品供給装置32は、フレーム部40の前後方向での他方側の端部に配設されている。部品供給装置32は、トレイ型部品供給装置78とフィーダ型部品供給装置80とを有している。トレイ型部品供給装置78は、トレイ上に載置された状態の部品を供給する装置である。フィーダ型部品供給装置80は、スティックフィーダ82によって部品を供給する装置である。以下に、スティックフィーダ82について詳しく説明する。なお、ばら部品供給装置30および、部品供給装置32によって供給される部品として、電子回路部品,太陽電池の構成部品,パワーモジュールの構成部品等が挙げられる。また、電子回路部品には、リードを有する部品,リードを有さない部品等が有る。
スティックフィーダ82は、フレーム部40の他方側の端部に固定的に設けられたフィーダ保持台86に着脱可能に装着されている。スティックフィーダ82は、部品収容スティック(図3参照)88から電子回路部品を押し出し、押し出した電子回路部品を部品供給位置において供給する装置である。
部品収容スティック88は、図3に示すように、スティックケース90と複数の電子回路部品92とによって構成されている。スティックケース90は、樹脂により形成されており、内部が空洞のスティック状とされている。つまり、スティックケース90は、両端部が開口するチューブ状とされている。スティックケース90の内部の形状は、電子回路部品92の形状と略同形状をなし、スティックケース90の内寸は、電子回路部品92の外寸より僅かに大きくされている。そして、スティックケース90の内部に、複数の電子回路部品92が一列に並んだ状態で収容されている。これにより、電子回路部品92は、スティックケース90の内部において、殆どガタツクことなく、スティックケース90の軸方向に沿って移動する。なお、部品収容スティック88は、一般的に、スティックケース90内に複数の電子回路部品92が収容された状態で、市場で流通しているが、ユーザが、市場で流通しているスティックケース90を購入し、そのスティックケース90の内部に電子回路部品92を収容した部品収容スティック88もある。また、スティックケース90内に収容される電子回路部品92には、コネクタ,DIP(Dual Inline Packageの略)等が有る。
また、スティックフィーダ82は、図4に示すように、フィーダ本体部100と、スティック保持部102と、スティック装着部104と、部品供給部106と、部品送り装置108とによって構成されており、スティック保持部102により保持された部品収容スティック88から電子回路部品92を送り出し、送り出された電子回路部品92を部品供給部106において供給する装置である。
詳しくは、フィーダ本体部100は、部品実装機10のフレーム部40の端部に設けられたフィーダ保持台86に装着されるものである。フィーダ本体部100がフィーダ保持台86に装着された状態において、フィーダ本体部100の部品供給部106が設けられている前方側の部分は、部品実装機10の内部に位置し、フィーダ本体部100のスティック保持部102が設けられている後方側の部分は、部品実装機10の外部に位置する。
スティック保持部102は、1対の挟持部材110,112と保持装置114とによって構成されている。1対の挟持部材110,112の一方の挟持部材110は、フィーダ本体部100の後方側端部の上面に立設されており、他方の挟持部材112は、フィーダ本体部100の概して中央部の上面に立設されている。それら1対の挟持部材110,112は、互いに向かい合っており、それら1対の挟持部材110,112の間に、複数の部品収容スティック88が略水平に積層された状態で、フィーダ本体部100の上面に配設されている。
保持装置114は、1対の挟持部材110,112の間に配設された複数の部品収容スティック88を保持する装置であり、第1保持機構(図示省略)と第2保持機構(図示省略)とを含む。第1保持機構は、1対の挟持部材110,112の間で積層された複数の部品収容スティック88のうちの一番下の部品収容スティック88を保持するものであり、第1保持機構による部品収容スティック88の保持が解除されると、その部品収容スティック88は、フィーダ本体部100の上面に形成された穴(図示省略)を介して、フィーダ本体部100の下方に離脱する。
また、第2保持機構は、1対の挟持部材110,112の間で積層された複数の部品収容スティック88のうちの下から2番目の部品収容スティック88を、1番下の部品収容スティック88と離間した状態で保持するとともに、その2番目の部品収容スティック88の上に積層された部品収容スティック88も保持する機構である。そして、第1保持機構による部品収容スティック88の保持が解除され、その部品収容スティック88がフィーダ本体部100の下方に離脱した後に、第2保持機構による部品収容スティック88の保持が解除されると、下から2番目の部品収容スティック88が下方に移動し、第1保持機構により保持される。また、下から3番目以降の部品収容スティック88は、1段ずつ下方に移動した状態で、第2保持機構により保持される。
スティック装着部104は、2個の装着ブロック116,118によって構成されている。装着ブロック116は、フィーダ本体部100の挟持部材112の前方側の上面に配設されており、装着ブロック118は、装着ブロック116から前方に向かって離れた状態で、フィーダ本体部100の上面に配設されている。それら2個の装着ブロック116,118の各々の上面には、ロック機構120が設けられている。ロック機構120は、任意の幅の部材を狭持することが可能であり、挟持した部材を固定的にロックする。また、ロック機構120は、挟持した部材のロックを解除することが可能である。つまり、ロック機構120の作動により、装着ブロック116,118の上面に、任意の幅の部材を着脱可能に装着することが可能である。
それら2個の装着ブロック116,118には、スティックケース122が装着されている。このスティックケース122は、スティック保持部102によって保持されている部品収容スティック88のスティックケース90と同じものを所定の長さに切断したものである。つまり、例えば、スティック保持部102によって保持されている部品収容スティック88と同じものを用意し、その部品収容スティック88の内部から全ての電子回路部品92を取り出す。これにより、電子回路部品92が収容されていないスティックケース90が用意され、そのスティックケース90が、任意の長さに切断されることで、スティックケース122となる。そして、そのスティックケース122が、2個の装着ブロック116,118の上面に装着される。この際、1対の挟持部材110,112の間で積層された複数の部品収容スティック88のうちの1番下の部品収容スティック88のスティックケース90の前方側の開口と、2個の装着ブロック116,118の上面に装着されたスティックケース122の後方側の開口とが一致する。
また、部品供給部106は、概して、ブロック状をなし、フィーダ本体部100の上面において、スティックケース122の前方側に配設されている。部品供給部106は、フィーダ本体部100の前後方向にスライド可能とされており、電磁モータ(図示省略)の作動によりスライドする。そして、部品供給部106は、後方にスライドした際に、スティックケース122の前方側端部に接触し、前方にスライドした際に、スティックケース122から離間する。
部品供給部106の上面には、部品受け部126が形成されている。部品受け部126は凹部形状とされており、それの幅方向の寸法および、長さ方向の寸法は、電子回路部品92の幅方向の寸法および、長さ方向の寸法より僅かに大きくされている。これにより、部品受け部126内に1個の電子回路部品92を収納することが可能となっている。なお、部品供給部106には、センサ(図示省略)が設けられており、そのセンサによって、部品受け部126への電子回路部品92の収納が検出される。また、部品受け部126のスティックケース122側の側面は開口しており、部品供給部106が、部品供給部106のスライドによって、スティックケース122の端部に接触した際に、部品受け部126のスティックケース122側の側面の開口と、スティックケース122の端部の開口とが一致する。
また、部品送り装置108は、ワイヤ130と、ワイヤ送り機構132とによって構成されている。ワイヤ130は、可撓性を有しており、それの先端部が、フィーダ本体部100の後方から、1対の挟持部材110,112の間で積層された複数の部品収容スティック88のうちの1番下の部品収容スティック88のスティックケース90の内部に挿入されている。そして、そのワイヤ130は、フィーダ本体部100の後方において、フィーダ本体部100の下方に向かって湾曲されており、フィーダ本体部100の下方において、フィーダ本体部100の前方に向かって延在している。さらに、ワイヤ130の前方に向かう側の端部は、フィーダ本体部100の内部に挿入されている。
ワイヤ送り機構132は、ワイヤ130の端部が挿入されたフィーダ本体部100の内部に配設されており、2個のローラ(図示省略)を有している。そして、フィーダ本体部100の内部に挿入されたワイヤ130が、それら2個のローラによって挟持されており、それら2個のローラは、電磁モータ(図示省略)の作動により回転する。これにより、2個のローラが回転することで、それら2個のローラに挟持されたワイヤ130が送り出される。この際、部品収容スティック88のスティックケース90の内部に挿入されているワイヤ130の先端部は、スティックケース90の内部に向かって進入する。つまり、スティックケース90の内部に挿入されているワイヤ130の先端部は、スティックフィーダ82の前方に向かって移動する。一方、電磁モータの作動により2個のローラが逆回転することで、それら2個のローラに挟持されたワイヤ130が、フィーダ本体部100の内部に引き戻される。この際、部品収容スティック88のスティックケース90の内部に挿入されているワイヤ130の先端部は、部品収容スティック88の内部から後退する方向に移動する。つまり、スティックケース90の内部に挿入されているワイヤ130の先端部は、スティックフィーダ82の後方に向かって移動する。
<部品実装機の作動>
部品実装機10では、上述した構成によって、基材搬送保持装置22に保持された回路基材12に対して部品の装着作業が行われる。具体的には、回路基材12が、作業位置まで搬送され、その位置において、クランプ装置52によって固定的に保持される。また、ばら部品供給装置30若しくは、部品供給装置32は、所定の供給位置において、部品を供給する。そして、ばら部品供給装置30若しくは、部品供給装置32により供給された部品が、作業ヘッド60,62の部品保持具66により保持され、その部品が回路基板に装着される。以下に、部品供給装置32のフィーダ型部品供給装置80による部品の供給について、詳しく説明する。
フィーダ型部品供給装置80では、スティックフィーダ82において、部品送り装置108の2個のローラが、電磁モータの作動により回転することで、ワイヤ130がフィーダ本体部100の内部から送り出される。この際、1対の挟持部材110,112の間で積層された複数の部品収容スティック88のうちの1番下の部品収容スティック88のスティックケース90の内部において、ワイヤ130の先端部が、そのスティックケース90の内部に向かって進入する。これにより、スティックケース90内に収容されている複数の電子回路部品92が前方に向かって押し出される。
スティックケース90の内部において前方に向かって押し出された複数の電子回路部品92のうちの最も前方側に位置する電子回路部品92は、スティックケース90の前方側端部の開口から押し出される。この際、スティックケース90の前方側端部の開口とスティックケース122の後方側端部の開口とが一致しているため、スティックケース90の前方側端部の開口から押し出された電子回路部品92は、スティックケース122の後方側端部の開口から、スティックケース122の内部に進入する。
さらに、部品送り装置108の2個のローラが回転されることで、ワイヤ130の先端部は、さらにスティックケース90の内部に侵入し、スティックケース90内の複数の電子回路部品92が、順次、スティックケース122の内部に侵入する。そして、スティックケース122内に侵入した複数の電子回路部品92のうちの最も前方側に位置する電子回路部品92が、スティックケース122の前方側の端部に至ると、その端部の開口から押し出される。この際、部品供給部106は、後方側にスライドされており、スティックケース122の前方側端部と接触している。そのスティックケース122の前方側端部の開口と、部品供給部106の部品受け部126の後方側の側面の開口とが一致しているため、スティックケース122の前方側端部の開口から押し出された電子回路部品92は、部品供給部106の部品受け部126内に収容される。
そして、電子回路部品92が部品受け部126内に収容されると、センサの検出が行われ、センサの検出により、部品送り装置108の2個のローラが僅かに逆回転される。つまり、ワイヤ130の先端部が僅かに後方に向かって引き戻される。そして、部品供給部106が前方に向かってスライドされ、スティックケース122と離間させられる。これにより、部品供給部106は部品供給位置に移動し、部品受け部126に収容された電子回路部品92が、部品供給位置において供給される。
なお、スティックフィーダ82が、部品実装機10のフレーム部40の端部に設けられたフィーダ保持台86に装着された際に、フィーダ本体部100の部品供給部106が設けられている前方側の部分は、部品実装機10の内部に位置している。これにより、部品実装機10の作業ヘッド60,62の可動範囲において、部品を供給することが可能となる。一方、スティックフィーダ82がフィーダ保持台86に装着された際に、フィーダ本体部100のスティック保持部102が設けられている後方側の部分は、部品実装機10の外部に位置する。これにより、スティックフィーダ82をフィーダ保持台86から取り外すことなく、スティック保持部102への部品収容スティック88の補充等を行うことが可能となる。
また、スティックフィーダ82により供給される電子回路部品92の種類が変更される際には、スティック保持部102に保持される部品収容スティック88が変更される。そして、スティック装着部104に装着されているスティックケース122が取り外され、そのスティック装着部104に、変更後の部品に応じた形状のスティックケースが装着される。詳しくは、変更後の部品収容スティックと同じものを用意し、その部品収容スティックの内部から全ての電子回路部品を取り出す。そして、スティックケースを任意の長さに切断し、そのスティックケースが、スティック装着部104に装着される。また、供給部品の変更時には、部品供給部106も、供給部品の形状に応じて変更される。部品供給部106は、比較的小さく、形状もシンプルであるため、3Dプリンタにより、複数の種々の形状の部品供給部106が作成されており、部品供給部106変更時には、それら複数の部品供給部106から、供給部品の形状に応じたものに変更される。
<従来のスティックフィーダとの比較>
従来のスティックフィーダ150を図5に示す。従来のスティックフィーダ150は、シュート152および、シュート装着部154を除いて、スティックフィーダ82と同じ構成である。このため、シュート152および、シュート装着部154について説明し、スティックフィーダ82と同じ構成物については、スティックフィーダ82と同じ符号を用いて、説明を省略する。
シュート152は、図6に示すように、本体部160と蓋部162とによって構成されている。本体部160は、概して四角棒形状のアルミ製の部材の側面に、それの軸方向に延びるように凹部164が形成されたものである。凹部164は、スティックフィーダ150のスティック保持部102に保持される部品収容スティック88のスティックケース90の内部の形状と同じ形状とされている。つまり、概して四角棒状のアルミ製の部材の側面が、それの軸方向に延びるように、スティックケース90の内部の形状と同形状に削り出されることで、凹部164が形成される。また、蓋部162は、平板状の部材であり、本体部160の凹部164を覆うように、本体部160に固定されている。
シュート装着部154は、図5に示すように、2個の装着ブロック166,168によって構成されている。装着ブロック166は、フィーダ本体部100の挟持部材112の前方側の上面に配設されており、装着ブロック168は、装着ブロック166から前方に向かって離れた状態で、フィーダ本体部100の上面に配設されている。そして、それら2個の装着ブロック166,168の上面に、シュート152が固定されている。ただし、シュート152は、装着ブロック166,168に、ねじ等により着脱可能とされている。
なお、装着ブロック166,168の上面に固定されたシュート152の後方側の凹部164の開口と、スティック保持部102に保持された複数の部品収容スティック88のうちの1番下の部品収容スティック88のスティックケース90の前方側の開口とが一致する。また、装着ブロック166,168の上面に固定されたシュート152の前方側の凹部164の開口と、後方に向かってスライドした際の部品供給部106の部品受け部126の開口とが一致する。
上記構造の従来のスティックフィーダ150では、スティック保持部102に保持された複数の部品収容スティック88のうちの1番下の部品収容スティック88内の電子回路部品92が、部品送り装置108の作動により、シュート152の凹部164内に押し出される。そして、シュート152の凹部164を経由して、電子回路部品92が、部品供給部106の部品受け部126に収容され、部品受け部126において電子回路部品92が供給される。
このように、従来のスティックフィーダ150においても、スティックフィーダ82と同様に、部品収容スティック88から電子回路部品92が押し出され、部品供給部106において、電子回路部品92が供給される。しかしながら、従来のスティックフィーダ150では、供給部品の種類が変更される際には、変更後の部品の形状に応じて、新たにシュート152を製作する必要がある。シュート152は、上述したように、概して四角棒形状のアルミ製の部材の側面に削り出し加工を施したものであり、供給部品の形状に応じてシュート152の設計および、製作が行われる。このため、供給部品の形状毎にシュート152の設計、製作を行っていては、コスト、シュート152の納期等を考慮すると、非常に無駄が多い。なお、供給部品の変更時には、部品供給部106も、供給部品の形状に応じて変更されるが、上述したように、部品供給部106は、3Dプリンタにより、複数の種々の形状の部品供給部106が作成されている。このため、部品供給部106の変更に関しては、シュート152の変更のように、コスト等の問題は殆ど無い。
一方、スティックフィーダ82では、上述したように、スティック装着部104に装着されている空のスティックケース122が、別の空のスティックケースに変更されることで、スティックフィーダ82による供給部品の変更に対応している。これにより、スティックフィーダ82では、供給部品の変更の際に、シュート152の設計、製作を行う必要がなくなり、コスト等の無駄を省くことが可能となる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、スティック保持部102に保持されている部品収容スティック88のスティックケース90と同形状のものが、切断された状態でスティック装着部104に装着されているが、スティック保持部102に保持されている部品収容スティック88のスティックケース90と同形状のものが、そのままの状態でスティック装着部104に装着されてもよい。
また、上記実施例では、スティック保持部102に保持されている部品収容スティック88のスティックケース90と同形状のものが切断により、長さ調整されているが、切断以外の加工、例えば、溶融等により、長さ調整することが可能である。さらに、スティックケース90と同形状のものが切断されるだけでなく、スティックケース90と同形状のものに、切り欠き、変形等の種々の加工を施したものを、スティック装着部104に装着することが可能である。
82:スティックフィーダ 88:部品収容スティック 90:スティックケース 102:スティック保持部 104:スティック装着部 122:スティックケース(接続経路)

Claims (3)

  1. 市場で流通している直線状のスティックケース内に複数の電子回路部品が1列に並んだ状態で収容される同じ種類の部品収容スティックを複数、積層して保持するスティック保持部を備え、
    前記スティック保持部に保持された前記部品収容スティックのスティックケースの内部から可撓性のワイヤで押し出された電子回路部品を、そのスティックケースの端部の開口一致するよう開口が接続された接続経路を介して、部品供給位置まで移動させるスティックフィーダであって、
    当該スティックフィーダが、
    前記接続経路として、前記スティック保持部に保持された前記部品収容スティックのスティックケースと同形状のスティックケースが、加工された状態、若しくは、そのままの状態で装着される装着部を備えることを特徴とするスティックフィーダ。
  2. 前記接続経路としてのスティックケースが、前記スティック保持部に保持された部品収容スティッックのスティックケース内に収容された電子回路部品の種類に応じて着脱可能に前記装着部に装着されることを特徴とする請求項1に記載のスティックフィーダ。
  3. 前記接続経路としてのスティックケースが、任意の長さに加工された状態で前記装着部に装着されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスティックフィーダ。
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