JP6618686B2 - オイルミスト除去装置 - Google Patents

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本発明は、空気に含まれるオイルミスト及びダストを除去するオイルミスト除去装置に関する。
従来から、切削機等の工作機械の設備内で発生したミスト状の油であるオイルミスト及び切削屑等のダストを除去するための除去部を備えたオイルミスト除去装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。従来のオイルミスト除去装置は、吸気口及び排気口が開口した本体ケースの内部に、回転による吸引力を生じさせてオイルミスト及びダストを含む空気を吸気口から導入して排気口より導出させる羽根車、及び、羽根車と吸気口との間に配置され、オイルミスト及びダストを除去する除去部を備えている。除去部は、オイルミストを除去するフィルタが取替え可能に取り付けられたフィルタボックスと、フィルタボックスの前面に取り付けられ、ダストを衝突させて落下させる衝突板と、フィルタボックスの前面下部に取り付けられ、落下したダストを捕集するダストボックスとが一体的に構成されている。羽根車の回転によって本体ケースの内部に導入された空気が除去部を通過する間に、オイルミスト及びダストが捕集され、オイルミスト及びダストが除去された新鮮な空気が排気口から導出される。
特開2007−21405号公報
しかしながら、上記のような従来のオイルミスト除去装置では、フィルタの目詰まりによるフィルタの交換のためのフィルタボックスの取り出し、及び、捕集されたダストを廃棄するためのダストボックスの取り出しの際に、一方のみを行いたい場合であってもフィルタボックスとダストボックスとが一体的に構成されているため、フィルタボックスとダストボックスの両方を取り出す必要があった。そのため、取り出すものが重く、第1の課題として、フィルタボックスとダストボックスとを本体ケースから別個に取り出せ、フィルタの交換、及び、ダストの廃棄を容易にすることが要望されていた。
また、オイルミスト除去装置では、装置内部で除去しきれない僅かなオイルミストが排気口から排出され、本体ケースに付着することがある。本体ケースに付着したオイルミストは、本体ケースを伝ってオイルミスト除去装置の設置面へと落下するため、第2の課題として、オイルミスト除去装置の設置面が汚れてしまうという問題があった。
本発明は、少なくとも上記第1の課題を解決するためになされたものであり、フィルタの交換、及び、ダストボックスに捕集されたダストの廃棄を容易に行えるオイルミスト除去装置を提供する。
さらに、本発明は、上記第2の課題を解決するためにもなされ、オイルミスト除去装置から排出された空気に含まれるオイルミストを設置面へ落下させないオイルミスト除去装置を提供する。
上記第1の課題を解決する本発明は、吸気口及び排気口が開口した本体ケースの内部に、回転による吸引力を吸気口に生じさせてオイルミスト及びダストを含む空気を吸気口から導入して排気口より導出させる羽根車が配置されるとともに、吸気口と羽根車との間の空気の流路にオイルミスト及びダストを除去する除去部が設けられたオイルミスト除去装置である。除去部は、オイルミストを除去するフィルタが取替え可能に取り付けられたフィルタボックスと、フィルタボックスの前方でダストを衝突させて落下させる衝突板と、落下したダストをフィルタボックスの前面の近接した位置で捕集するダストボックスとを備えている。フィルタボックスは、ダストボックスと切り離されて互いに独立しており、本体ケースには、除去部の上方又は側方の少なくとも一部に、フィルタボックスとダストボックスとを個別に取り出すことが可能な取出部が設けられている。
本発明のオイルミスト除去装置では、オイルミストを除去するフィルタを備えたフィルタボックスとダストを捕集するダストボックスとが切り離されて別個に形成されている。そのため、フィルタを交換する際にはフィルタボックスのみを本体ケースから取り出すことが可能であり、ダストを廃棄する際にはダストボックスのみを本体ケースから取り出すことが可能である。これにより、フィルタボックスとダストボックスとが一体に形成されている場合に比べて、取り出すものが軽くなるため、フィルタの交換、及び、ダストの廃棄を容易に行うことができる。
なお、前後方向は、オイルミスト除去装置の内部の空気の流れる方向に基づいており、上流側つまり吸気口側が前で、下流側つまり排気口側が後である。すなわち、「前方」及び「前面」とは、吸気口側を意味する。この点は、本明細書を通じて同義である。
好ましい実施形態のオイルミスト除去装置においては、本体ケースには、取出部のダストボックスの外周に位置する部分にストッパが設けられる。
フィルタボックスとダストボックスとは互いに近接して配置されているため、本体ケースの内部に導入される空気に含まれるオイルミストがフィルタボックス及びダストボックスに付着すると、フィルタボックスとダストボックスとはオイルミストによってくっつくことがある。特にダストボックスは落下したダストを捕集するものであり、フィルタボックスに比べて相対的に小さいものとなるため、フィルタボックスのみを取り出そうとしてもダストボックスがくっついてくる可能性がある。しかしながら、本発明のようにストッパを設けることで、フィルタボックスを取り出す際にダストボックスの取り出しが阻止されるため、容易にフィルタボックスのみを取り出すことができる。
好ましい実施形態のオイルミスト除去装置においては、衝突板は、フィルタボックスと切り離され、本体ケースに取り付けられる。
このように衝突板をフィルタボックスと切り離すことで、フィルタボックスの重さをより軽くすることができ、フィルタの交換をより容易に行うことができる。
さらに第2の課題も解決する本発明は、上記オイルミスト除去装置であって、本体ケースには、少なくとも1つの外周側面にオイルミストを受けるための溝状の樋部がさらに設けられており、樋部は、少なくとも一箇所で本体ケースの内部に設けられるオイル流通部と連通する。
オイルミスト除去装置では、装置内部で除去しきれない僅かなオイルミストが排気口から排出される可能性があり、この場合に、排出されたオイルミストが本体ケースの外周面に付着することがある。本体ケースの外周面に付着したオイルミストは、本体ケースを伝ってオイルミスト除去装置の設置面へと落下するが、本発明のように本体ケースの内部のオイル流通部と連通する樋部を本体ケースの外周側面に設けることで、本体ケースの外周面を伝って落下するオイルミストを樋部で受けて本体ケース内へ戻すことができる。これにより、排気口から排出されたオイルミストの回収も行うことが可能となり、さらに設置面へ落下するオイルミストが減少し、設置面を汚すことを防止することができる。
本発明に係るオイルミスト除去装置によれば、フィルタの交換、及び、ダストボックスに捕集されたダストの廃棄を容易に行うことができる。さらに第2の課題も解決する本発明に係るオイルミスト除去装置によれば、オイルミスト除去装置から排出された空気に含まれるオイルミストを設置面へ落下させず、オイルミスト除去装置へ戻すことができる。
本発明のオイルミスト除去装置の一実施形態を示す一部分を破断した斜視図である。 図1のオイルミスト除去装置の内部構造を正面側から示した説明図である。 図1のオイルミスト除去装置の取出部付近を拡大して示す斜視図である。 図1のオイルミスト除去装置の隔壁の正面図である。 図1のオイルミスト除去装置の樋部を外して示す正面図である。 図1のオイルミスト除去装置の樋部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。本実施形態のオイルミスト除去装置1は、オイルミスト及びダストを含む空気からオイルミスト及びダストを除去する装置であり、図1及び図2に示すように、吸気口11及び排気口12が開口した本体ケース10を備えている。本体ケース10の内部には、オイルミスト及びダストを除去する除去部20、回転による吸引力を吸気口11に生じさせてオイルミスト及びダストを含む空気を吸気口11から導入して排気口12より導出させる羽根車30、及び、羽根車30を回転駆動する電動機40が設けられている。以下では、吸気口11側(上流側)を前側、排気口12(下流側)を後側として前後方向を定義する。また、オイルミスト除去装置1の設置状態において、重力方向を上下方向とし、前後方向及び上下方向に直交する方向を左右方向とする。
本体ケース10は、筒状の胴部カバー13と、胴部カバー13の前端部に固定されるフロントカバー14と、胴部カバー13の後端部に固定されるリヤカバー15と、内部に配置された隔壁16とを備えている。胴部カバー13の下面は、前方へ傾斜して形成されている。フロントカバー14の中央部に吸気口11が形成され、リヤカバー15の中央部に排気口12が形成されている。本体ケース10の内部は、胴部カバー13に固定された隔壁16により、除去部20が設けられる前方室101と、羽根車30及び電動機40等が配置される後方室102とに区切られている。前方室101の除去部20の下部、及び、後方室102の前方部分の下部は、オイル流通部18a,18bとなっており、前方室101及び後方室102の内部で除去されたオイルミストがオイル流通部18a,18bに集合し、胴部カバー13の下面の傾斜によって前方へオイルが流下するように構成されている。
図4に示すように、隔壁16には、本体ケース10の内部に設置した際に羽根車30と対向する位置に空気連通口161が形成されており、空気連通口161を介して前方室101から後方室102へ空気が流れるように構成されている。また、隔壁16には、オイル流通部18a,18bに当たる位置にオイル連通口162が形成されており、オイル連通口162を介して前方室101のオイル流通部18aと、後方室102のオイル流通部18bとが連通するように構成されている。このオイル連通口162を通って、オイル流通部18bに集合したオイルが流通部18aへ流下される。また、フロントカバー14には、オイル流通部18aに当たる位置に、オイルを外部に排出するための排油口19が形成されている。
本体ケース10の除去部20の側方、つまり前方室101となる部分の側面には、開閉可能な扉50が設けられており、この扉50により開閉される開放部分が、除去部20が備えるフィルタボックス21及びダストボックス23の取出部51となっている。
また、本体ケース10には、少なくとも1つの外周側面にオイルミストを受けるための溝状の樋部60が設けられている。樋部60は、少なくとも一箇所で本体ケース10の内部に設けられるオイル流通部18a,18bと連通するように構成されている。本実施形態では、胴部カバー13の両側面、及び、リヤカバー15に樋部60が設けられている。樋部60は、図6に示すように底面61と、底面61の外側の辺に立設される側壁62とから構成され、本体ケースの下部において、底面61の内側の辺が本体ケース10の外表面に取り付けられている。そして、本体ケース10の外表面と底面61と側壁62とで溝状が形成されている。この樋部60は、胴部カバー13の両側面では、胴部カバー13の前端部から後端部まで前後方向に延びており、リヤカバー15では、リヤカバー15の左端部から右端部まで左右方向に延びている。樋部60の内部に集合したオイルが前方へ流れるように、樋部60は前方が下側へ傾くようにして本体ケース10に取り付けられている。図5に示すように、樋部60の前方部分では、本体ケース10にオイル流通部18aと連通する開口63が形成されており、前方へと流れたオイルミストが開口63を通過してオイル流通部18aに戻されるようになっている。
除去部20は、吸気口11と羽根車30との間の空気の流路、具体的には隔壁16によって区切られた前方室101に設けられている。この除去部20は、オイルミストを除去するフィルタ211が取替え可能に取り付けられたフィルタボックス21、フィルタボックス21の前方でダストを衝突させて落下させる衝突板22、及び、落下したダストをフィルタボックス21の前面の近接した位置で捕集するダストボックス23を備えている。フィルタボックス21、衝突板22及びダストボックス23はそれぞれ切り離されて互いに独立して設けられている。
フィルタボックス21は、例えば金属製で、前面部212と、後面部213と、後面部213の上辺及び底辺から後面部213と直交して延びる断面略L字状の保持部214とから構成されている。前面部212及び後面部213は、格子状に形成されており、オイル流通部18aの上部の空間の前後方向に直交する断面を覆う形状となっている。フィルタ211は、フィルタボックス21の前面部212及び後面部213の大きさと略同等の大きさの面状を呈しており、多層構造となっている。フィルタ211には、例えばポリエステル繊維のマットを用いることができる。保持部214は撓むことで間隔を広げられるようになっており、保持部214の間隔を広げ、フィルタ211及び前面部212を保持部214で嵌め込むことで、フィルタ211が取り付けられたフィルタボックス21が組み立てられる。このフィルタボックス21は、オイル流通部18aの上部において、両端部が胴部カバー13に固定されて左右方向に延びるレール17上に載置されている。
衝突板22は、例えば金属板で形成されており、吸気口11を覆う大きさに形成されている。衝突板22は、金属板の四隅に設けられる脚部221によって本体ケース10に取り付けられている。このとき、ダストボックス23に向かってダストを落下させられるように、上部が前方に位置し、下部が後方に位置するように傾斜させて取り付けられることが好ましい。
ダストボックス23は、例えば金属製で、上方が開放されている箱状となっている。ダストボックス23は、本体ケース10の左端部から右端部まで延びており、衝突板22の下方に配置できる高さとなっている。このダストボックス23は、オイル流通部18aの上部において、レール17上に、フィルタボックス21の前方に近接させて配置されている。
図3に示すように、ダストボックス23の側端部において、本体ケース10の取出部51に、ダストボックス23の取り出しを阻止するストッパ70が設けられている。ストッパ70は、板状部材であり、胴部カバー13上に立設されている。
電動機40は、ハウジング41と、ハウジング41から突出する回転軸42とを備えており、回転軸42が前後方向を向いた状態で後方室102の中央部に配置され、ハウジング41が胴部カバー13に固定されている。この電動機40は、電力により回転軸42が回転し、羽根車30を回転駆動する。
羽根車30は、後方室102に配置され、電動機40の前側で電動機40の回転軸42に固定されている。回転軸42の回転により回転し、オイルミスト及びダストを含む空気を回転によって生じる吸引力で吸気口11から導入し、排出口12より導出させている。羽根車30としては、特に限定されるものではないが、空気流に遠心力を加える観点から遠心式のものを好ましく用いることができる。
また、本体ケース10の内部には、除去部20で除去できなかったオイルミストを除去するための、デミスタ81及びエンドフィルタ82を設けることができる。このデミスタ81及びエンドフィルタ82は、羽根車30の後方の空気の流路に設けられており、既知の任意のものを使用することができる。
次に、本実施形態のオイルミスト除去装置1によりオイルミスト及びダストを除去する方法について説明する。オイルミスト及びダストを除去するときは、まず電動機40を作動させることにより、回転軸42に取り付けられた羽根車30を回転させる。そうすると、羽根車30の回転により外部の空気を本体ケース10の内部に吸引する空気流が生じ、外部の空気が吸気口11を介して本体ケース10の内部に導入される。この空気にはオイルミスト及びダストが含まれており、このオイルミスト及びダストも空気と共に本体ケース10の内部に導入される。本体ケース10の内部に導入された空気は、衝突板22に衝突し、その後、フィルタボックス21に設けられているフィルタ211を通過して、空気連通口161から後方室102へ流れていく。このとき、衝突板22に空気が衝突した衝撃により、空気に含まれるダストが空気から分離して下方に落下する。落下したダストはダストボックス23に捕集される。また、フィルタ211を通過する際に、空気に含まれるオイルミストが除去される。
その後、後方室102へ流れた空気は、羽根車30の回転により排出口12へと流され、排出口12から導出される。その間にデミスタ81及びエンドフィルタ82を通過することで、さらにオイルミストが除去される。フィルタ211、デミスタ81及びエンドフィルタ82内ではオイルミストが集合し、粒へと成長し、浮遊に耐えられず自重で落下していき、本体ケース10の下部に設けられているオイル流通部18a,18bに流下する。胴部カバー13の下面が前方へ傾斜しているため、オイル流通部18a,18bに流下したオイルミストは、前方へと集合していく。本体ケース10の内部は、前方室101が吸込側のため、オイル流通部18bに流下したオイルミストは前方室101側に吸引され、オイル流通部18aに流下したオイルミストと一緒になって排油口19から本体ケース10の外部へと排出される。
また、オイルミスト除去装置1の内部で除去しきれずに排出されたオイルミストで、オイルミスト除去装置1の外部で排出された空気中に浮遊していたオイルミストは、時間をかけて落下し本体ケース10の外表面へと付着し油粒へと成長し本体ケース10を伝って樋部60に流下する。樋部60は、本体ケース10の内部に設けられるオイル流通部18aと開口63を介して連通しているため、樋部60に流下したオイルはオイル流通部18aへと流下する。そして、オイル流通部18aに流下したオイルは前方へと流れ、排油口19から本体ケース10の外部へと排出される。
フィルタ211が除去したオイルミストにより目詰まりとなりフィルタ211を交換する場合、及び、捕集されたダストを廃棄する場合には、扉50を開き、取出部51からフィルタボックス21及びダストボックス23を取り出す。フィルタボックス21は、スライドさせて取り出すことができ、このときダストボックス23は、ストッパ70によりその取り出しが阻止される。一方、ダストボックス23は、ストッパ70を超えるように持ち上げてから引き出すことで取り出すことができる。これにより、フィルタボックス21とダストボックス23とは個別に取り出すことができる。
以上のように、本実施形態では、オイルミストを除去するフィルタ211を備えたフィルタボックス21、衝突板22、及び、ダストを捕集するダストボックス23が切り離されて別個に形成されている。そのため、フィルタ211を交換する際にはフィルタボックス21のみを本体ケース10から取り出すことが可能であり、ダストを廃棄する際にはダストボックス23のみを本体ケース10から取り出すことが可能である。これにより、フィルタボックス21とダストボックス23とが一体に形成されている場合に比べて、取り出すものが軽くなるため、フィルタ211の交換、及び、ダストの廃棄を容易に行うことができる。
また、フィルタボックス21とダストボックス23とは互いに近接して配置されているため、本体ケース10の内部に導入される空気に含まれるオイルミストがフィルタボックス21及びダストボックス23に付着すると、フィルタボックス21とダストボックス23とがオイルミストによってくっつくことがある。特にダストボックス23は落下したダストを捕集するものであり、フィルタボックス21に比べて相対的に小さいものとなるため、フィルタボックス21のみを取り出そうとしてもダストボックス23がくっついてくる可能性がある。しかしながら、本体ケース10には取出部51にダストボックス23の取り出しを阻止するストッパ70が設けられているため、フィルタボックス21を取り出す際にダストボックス23の取り出しが阻止される。これにより、より容易にフィルタボックス21のみを取り出すことができる。
さらに、オイルミスト除去装置1では、装置内部で除去しきれない僅かなオイルミストが排気口から排出される可能性があり、この場合に、排出されたオイルミストが本体ケース10の外周面に付着することがある。本体ケース10の外周面に付着したオイルミストは、本体ケース10を伝ってオイルミスト除去装置1の設置面へと落下するが、本体ケース10の内部のオイル流通部18a,18bと開口63を介して連通する樋部60を本体ケース10の外周側面に設けることで、本体ケース10の外周面を伝って落下するオイルミストを樋部60で受けて本体ケース10内へ戻すことができる。これにより、オイルミスト除去装置1で除去しきれなかったオイルミストの回収も可能となり、さらに設置面へ落下するオイルミストが減少し、設置面を汚すことを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
上記実施形態では、取出部51は、本体ケース10の除去部20の側方に設けられているが、例えば、本体ケース10の除去部20の上方に設けることもできる。この場合には、ダストボックス23には、ダストボックス23を上方へ引き上げるための引上棒が取り付けられ、引上棒を引き上げることで出し入れできるようにすることができる。このとき、ストッパ70はフィルタボックス21にくっついて引上棒が上昇しないように取出部51に設けられればよい。
また、上記実施形態では、ストッパ70は、板状部材を胴部カバー13上に立設させているが、ストッパ70は、フィルタボックス21を取り出す際にはダストボックス23の移動が阻止され、ダストボックス23を取り出す際には簡単な操作でダストボックス23を取り出せることができれば、任意の形態を取り得ることができる。
1 オイルミスト除去装置
10 本体ケース
11 吸気口
12 排気口
18a,18b オイル流通部
20 除去部
21 フィルタボックス
211 フィルタ
22 衝突板
23 ダストボックス
30 羽根車
51 取出部
60 樋部
70 ストッパ

Claims (3)

  1. 吸気口及び排気口が開口した本体ケースの内部に、回転による吸引力を前記吸気口に生じさせてオイルミスト及びダストを含む空気を前記吸気口から導入して前記排気口より導出させる羽根車が配置されるとともに、前記吸気口と前記羽根車との間の空気の流路にオイルミスト及びダストを除去する除去部が設けられたオイルミスト除去装置であって、
    前記除去部は、オイルミストを除去するフィルタが取替え可能に取り付けられたフィルタボックスと、前記フィルタボックスの前方でダストを衝突させて落下させる衝突板と、
    前記衝突板に衝突したことにより落下したダストを前記フィルタボックスの前面の近接した位置で捕集するダストボックスとを備え、
    前記フィルタボックスは、前記ダストボックスと切り離されて互いに独立しており、
    前記本体ケースには、前記除去部の上方又は側方の少なくとも一部に、前記フィルタボックスと前記ダストボックスとを個別に取り出すことが可能な取出部が設けられており、
    前記本体ケースには、少なくとも1つの外周側面にオイルミストを受けるための溝状の樋部がさらに設けられており、
    前記樋部は、少なくとも一箇所で前記本体ケースの内部に設けられるオイル流通部と連通するオイルミスト除去装置。
  2. 前記本体ケースには、前記取出部の前記ダストボックスの外周に位置する部分にストッパが設けられる請求項1に記載のオイルミスト除去装置。
  3. 前記衝突板は、前記フィルタボックスと切り離され、前記本体ケースに取り付けられる請求項1又は2に記載のオイルミスト除去装置。
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